JP2006115291A - 移動体通信システムにおける無線リソース共有制御方法 - Google Patents

移動体通信システムにおける無線リソース共有制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 移動機をその特徴に応じて分類し、分類毎に無線ネットワーク制御装置配下の無線リソースを有効に利用する方法を提供する。
【解決手段】 移動体通信網における無線ネットワーク制御装置(RNC)により、無線ネットワーク制御装置が管理する無線基地局(BS)に無線接続されている移動機(UE)の特徴を検出し、検出された特徴に応じて移動機を少なくとも1つのグループに分類可能か否かを判定し、分類可能と判定された場合に、分類されたグループに応じて、無線基地局の無線リソースが均等に使用されるように、移動機の各々が無線接続されるべき無線基地局を変更することにより、無線基地局が有する無線リソースを共有化する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、例えばW-CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)におけるRAN(Radio Access Network)上の無線ネットワーク制御装置(RNC: Radio Network Controller)配下の無線リソースを有効に利用するための無線リソース共有制御方法に関する。
近年の携帯電話の急速な普及に伴い、その利用方法においても、音声、動画像、データ通信などの様々なマルティメディアサービスを扱う利用形態へと拡張している。この中でも、とりわけデータ通信の役割が非常に高まっている。W-CDMA方式は、上記のマルティメディアサービスを高速かつ高品質に提供することを目的として標準化された方式の一つである。最近では定額制利用サービスの登場や、3GPP(3rd Generation Partnership Project)で標準化された下り最高14.4Mbpsを実現するHSDPA(High Speed Downlink Packet Access)方式の適用によりデータ通信の増加が予想されている。また、下り方向の通信技術だけでなく、TV会議などの双方向通信サービスへの適用を目的とし、上り方向の高速通信技術となるHSUPA(High Speed Uplink Packet Access)の標準化が進められている。HSUPAでは、移動機から無線基地局向けの上り方向の高速通信が実現できる。このように今後も飛躍的にデータ通信が増加することが十分に予想される。
特開2000−175243 特開平11−136255号公報
前述したように、今後のデータ通信の急激な増加に伴い、無線ネットワークにおけるデータ通信リソース、とりわけ無線ネットワーク制御装置(RNC)及びその配下の各基地局(BS)が有する無線リソースの枯渇が問題となることが明白である。無線リソースの枯渇は現在の移動体通信網においても重要な課題であり、無線リソースの効率的な利用が必要不可欠である。なお、本明細書において無線リソースとは、無線基地局に接続される移動機に割り当て可能な無線帯域量をいう。
有線を前提としたネットワークであれば、ネットワークに接続されるデータ通信を行なう機器の数はある程度固定しており、その環境に応じたネットワーク設計を行えば良い。しかしながら、移動体においては、接続される移動機の数はユーザの移動に依存しているため、輻輳時を考慮した最適な機器の設置が非常に難しい。
一つの解決方法としては、許容接続数の最大を想定してRNC及びその配下の無線基地局を設置すれば良いことになるが、莫大な設備投資が必要なため、コスト面において現実的な解決方法とは言えない。
特に、ユーザが電車やバスなど集団で移動する乗り物に乗っているような場合には、複数の移動機が一斉にハンドオーバを実施することがあり、ハンドオーバ先の無線基地局が有する無線リソースが急激に枯渇することがあり得る。
更に、イベント会場や駅などの人が集中する場所においても同様にそのエリア内の無線機地局が有する無線リソースが急激に枯渇するということがあり、データ通信が出来なくなるといった現象が発生する。従って、単に設備投資を行なうことで問題解決するだけでなく、無線リソースを効率的に使用する技術が求められている。
無線リソースを効率的に使用する技術として、特許文献1に記載の「移動体通信システムにおけるトラヒック分散方法」が知られている。この特許文献1に記載の技術では、帰属する無線基地局で使用中の通信チャネルがある閾値を超えた場合には、他の隣接基地局に移動機をハンドオーバさせる。
また、特許文献2に記載の「パケット交換網におけるパケット・データの帯域制御方法およびパケット交換システム」も知られている。この特許文献2に記載の技術では、移動体における無線ネットワーク制御装置において、予め個別の伝送帯域と共有の伝送帯域を用意し、実際に流れているトラヒック量に応じて、使用する伝送帯域を切り替えることにより、無線リソースを効率的に使用する。
しかし、これらの従来技術においても下記の課題が存在する。
特許文献1に記載の技術では、各基地局における通信チャネルの枯渇がトリガーとなり、その時点で、無線チャネルが空いている無線基地局にハンドオーバさせるものである。
しかし、大勢のユーザが電車やバスなどで移動する場合に、その大勢のユーザが一斉にハンドオーバをすることがある。この場合には、ハンドオーバ先の無線基地局において急激な輻輳が発生し、上記大勢のユーザのための無線リソースを確保出来なくなるという課題がある。
また、無線アクセスネットワーク(RAN)のトータル的な輻輳を回避するという点でも課題が残る。
特許文献2に記載の技術では、コネクション毎のトラヒックの変動により、利用する伝送帯域の使い分けを実施することにより、伝送帯域を有効利用するものである。しかし、ユーザ毎に帯域保証を行うクオリティ・オブ・サービス(QoS)クラスに分類された無線リソースの管理方法において以下の課題が残る。
(1)伝送帯域を個別の伝送帯域と共有の伝送帯域とに別々に設けることにより、QoS帯域保証ができない場合がある。即ち、伝送帯域を個別の伝送帯域と共有の伝送帯域とに別々に設けた場合において、共有帯域に移行したQoS帯域保証ユーザのトラヒック量が増加した場合、個別伝送帯域へと再度移行させる必要がある。然しながら、個別帯域の帯域が不足していた場合、帯域を保証するユーザであるにも関わらず、個別帯域へのチャネルの移行が不可能となり、帯域を保証することができない。
(2)無線基地局自体の無線リソースの輻輳を回避することが不可能である。即ち、特許文献2では、同一無線基地局内に特化した伝送帯域切替制御である為、無線基地局自体の無線リソースの輻輳が発生した場合、伝送帯域の切替制御を実施しても輻輳を回避することが不可能である。
(3)帯域保証ユーザの増加に伴う個別伝送帯域確保が増大化する。即ち、今後の帯域保証ユーザ数の増加に対応する為には、個別伝送帯域を多く準備する必要があるが、基地局全体としての無線リソースの必要量は変わらないので、無線リソースの有効的活用とはならない。
上記課題を解決するために、本発明の第1の態様により提供される方法は、移動体通信網における無線ネットワーク制御装置により、無線ネットワーク制御装置が管理する無線基地局に無線接続されている移動機の特徴を検出し、検出された特徴に応じて移動機を少なくとも1つのグループに分類可能か否かを判定し、分類可能と判定された場合に、分類されたグループに応じて、無線基地局の無線リソースが均等に使用されるように、移動機の各々が無線接続されるべき無線基地局を変更することにより、無線基地局が有する無線リソースを共有化することを特徴とする無線リソース共有制御方法である。
本発明の第2の態様によれば、移動機の特徴は、移動機が無線基地局の間を移動移動した移動履歴情報、移動機の受信電波強度、及び移動機のクオリティ・オブ・サービス情報のいずれかである。
本発明の第3の態様によれば、上記第1又は第2の態様において、無線ネットワーク制御装置は、移動機の検出された特徴を利用して、無線基地局の輻輳を回避するように移動機の接続先の無線基地局を決定し、移動機を決定された接続先の無線基地局にハンドオーバさせることを特徴する。
本発明の第1の態様によれば、移動機の特徴を検出してその特徴毎に移動機をグループ化し、移動機の特徴に応じて分類されたグループ単位に、無線リソースの状況により、無線リソースが均等に使用されるように分散制御を実施することが可能である。従って、無線アクセスネットワーク(RAN)全体において、無線リソースをトータル的に有効利用できる。
また、本発明の第2又は第3の態様によれば、イベント会場等に移動機が集中するような固定的要因による無線リソースの輻輳状況を検出することも、移動機の移動履歴情報又は移動機の受信電波強度を取得することにより可能である。この場合おいても、予め検出しておいた移動機の移動履歴情報又は移動機の受信電波強度を利用し、無線リソースの輻輳が発生した場合、遷移可能なハンドオーバ先の無線基地局を決定し、輻輳している無線基地局に在圏する移動機を他の輻輳していない無線基地局にハンドオーバさせる。この結果、イベント会場等に移動機が集中するような固定的要因による無線アクセスネットワークの輻輳回避が可能となる。また、周辺無線基地局に対して無線リソースの均等分散を行うことにより、無線アクセスネットワーク(RAN)における無線リソースの有効的利用が可能となる。
本発明の第4の態様によれば、移動機の特徴に応じた無線リソースの分散制御を実施する場合において、クオリティ・オブ・サービス情報(QoS)の帯域保証を行う移動機が存在する場合、帯域保証の移動機が実際に使用していない空リソースを、QoSの帯域保証を行う他の移動機で共有化して無線リソースの均一化を図ることが可能な為、より効果的な無線リソースの均等分散が可能となる。
QoS帯域保証の移動機は実際にリソースを使用しない場合においても帯域を保証する必要がある為、保証帯域分の無線リソースは常に確保されている。しかし、今後の帯域拡大傾向に伴い、実際には無線リソースは未使用であるが、帯域が常に確保されていることによる無線基地局の輻輳も懸念される。しかし、本発明のように未使用帯域分については、同一移動機特徴を持つ他移動機で共有化を行うことにより、未使用無線リソースが大量に存在することによる無線基地局の輻輳も回避することが可能となる。
本発明の第5の態様によれば、移動機の移動の特徴を予め検出し、グループ化しておくことにより、電車やバス等の移動時における一斉ハンドオーバの予測が可能となる。また、一斉ハンドオーバに伴う移動先無線リソースの不足を予測し、移動先無線基地局のリソース不足を検出した場合、移動機の特徴から、無線リソースの均等使用が可能となるように、移動先無線基地局以外の他のハンドオーバ先無線基地局を決定し、それらの他のハンドオーバ先無線基地局に順次ハンドオーバを実施することで、一斉ハンドオーバ時に伴う移動先無線基地局における輻輳回避が可能となり、かつ周辺無線基地局における無線リソースの均等分散が可能となる。この結果、無線アクセスネットワーク(RAN)における無線リソースの有効的利用が可能となる。
図1は周知のW-CDMAのシステム構成を示すブロック図である。同図において、W-CDMAのシステムは、無線アクセスネットワークRANと、コアネットワークCNに分類される。無線アクセスネットワークRANは、無線ネットワーク制御装置(RNC)(Radio Network Controller)11、12、…と、無線基地局(BS)(Base Sation)101〜10N、104〜10Mと、移動機(UE)(User Terminal)111、112、…とを備えている。
コアネットワークCNは、パケットデータ網との相互接続点であるゲートウェイGPRS(General Packet Radio Service)サポートノード(GGSN)(Gateway GPRS Support Node)13と、これに接続されたサービングGPRSサポートノード(SGSN)(Serving GPRS Support Node)14と、ゲートウェイMSC(GMSC)(Gateway Mobile Switching Center)15と、これに接続され且つSGSN14にも接続されたモバイル・サービス・スイッチング・センター(MSC)(Mobile Switching Center)/ビジター・ロケーティング・レジスター(VLR)(visitor Location Register)16とを備えている。SGSN14は、IP網のようなコネクションレスなバックボーンネットワークへのインターワーキングユニットであり、GPRSユーザの位置管理、セキュリティ管理やアクセス制御を行うノードである。MSCはISDNのようなコネクションオリエンテッドなバックボーネットワークへのインターワーキングユニットである。
無線ネットワーク制御装置(以下、RNCとも称する)11はその配下の複数の無線基地局101〜10Nを管理し、RNC12は、その配下の複数の無線基地局(以下、BSとも称する)104〜10Mを管理する。RNC11とRNC12とは接続されており、それぞれのRNCは、無線基地局と移動機との間との無線回線制御、無線基地局が有する無線リソースの制御、呼接続制御、移動制御(即ち、ハンドオーバ時の制御)、通信速度制御等を行なう。
RNCはまた、コアネットワークCN内のSGSN14及びMSC/VLR16にも接続されていて、コアネットワークCNにより、移動機UEの位置制御、呼制御、サービス制御等がRNC及びBSを介して行われる。
移動機UEからの発信時に、移動機UEからの呼接続要求を無線基地局(BS)経由で無線ネットワーク制御装置RNCが受信する。無線ネットワーク制御装置RNCは、移動機UEが要求する情報(速度等)を元に、無線回線制御、無線リソース制御を行う。
また、移動機UEがハンドオーバを実施する為に必要な情報として、移動機UEが在圏する無線基地局(BS)からの電波の及ぶエリア(セル)の周辺セル情報を移動機に対して通知する。着信時では、移動機の近くに存在する複数の無線基地局装置に対してページング要求を行い、移動機からの応答を正常受信した場合、発信時と同様の無線回線制御、無線リソース制御を行なう動作をとる。
移動機UEは複数の無線基地局BSの電波を受信することが可能であり、無線ネットワーク制御装置RNCから通知された周辺セル情報を元に通信品質(例えば電波強度)を測定している。移動機UEは在圏するセルよりも高品質なセルを検出した場合、該当セルへのハンドオーバ要求を在圏するセル内のBSを介して無線ネットワーク制御装置RNCに通知する。無線ネットワーク制御装置RNCは、移動機UEが通知した通信品質を元にハンドオーバ実施可否の判定を行い、ハンドオーバ可能であると判断した場合、ハンドオーバ先の無線基地局に対して、無線リンクの追加を行なう。無線リンクの設定が完了すると、ハンドオーバ要求を行なった移動機に対し、ハンドオーバ先の無線基地局との無線回線制御を行う。また、移動機の無線回線制御が完了すると、該移動機に対して、周辺セル情報の更新を実施する。
図2は本発明の全実施の形態に共通して使用される無線ネットワーク制御装置(RNC)の構成を示すブロック図である。同図において、点線のブロックは本発明により改造を行った部位であり、太線のブロックは本発明により追加された新規な部位である。
RNCは、外部IF部100と、呼制御部200と、無線リソース管理部300と、ハンドオーバ制御部400と、周辺セル所管理部500と、端末情報管理部600と、無線品質管理部700と、移動機特徴分類制御部800とを備えている。
外部IF部100は対向ノードとのメッセージの送受信を行い、各部位への通知を行う。
呼制御部200は呼設定、呼解放、ハンドオーバ要求、ハンドオーバ完了、速度変更要求等の呼制御系の処理を実施し、無線リソース制御部300にリソース確保の要求やハンドオーバ制御部400に対してハンドオーバ実施の要求を行う。
無線リソース制御部300は本発明により改造を行なった部位であり、無線リソース制御の主制御部である。無線リソース制御部300は、無線リソース割当手段310と、無線基地局リソース管理手段320と、無線リソース共有手段330とを備えている。
無線リソース割り当て手段310は、呼設定、呼解放等時のように無線リソースが変化する場合において、移動機毎、無線基地局毎のリソース管理する。
無線基地局リソース管理手段320は、本発明により、改造を行なった部位であり、無線基地局毎のリソース管理テーブルから、特定の無線基地局の輻輳を検出し、無線リソース共有手段330に無線リソース共有化の要求を行う。
無線リソース共有手段330は、本発明における新規部位であり、無線基地局リソース管理手段320もしくはハンドオーバ制御部400より、無線リソース共有化の要求を受信すると、特定の移動機の特徴に対して、無線リソースの分散配置のために個々の移動機のハンドオーバ先を決定し、ハンドオーバ制御部400に通知する。
ハンドオーバ制御部400は、本発明により、改造を行なった部位であり、ハンドオーバ制御の主制御部であって、ハンドオーバ実施判定手段410と、移動機の特徴別ハンドオーバ処理手段420と、移動遷移記録手段430と、移動特徴ハンドオーバ検出手段440とを備えている。
ハンドオーバ実施手段410は、本発明により、改造を行なった部位であり、移動機からのハンドオーバ要求に対し、ハンドオーバの実施可否を判断し、ハンドオーバが必要である場合はハンドオーバを実施する。
移動機の特徴別ハンドオーバ処理手段420は、本発明における新規部位であり、特定の移動機の特徴に対するハンドオーバ要求を受信し、その特徴により無線ネットワーク制御装置(RNC)主導にてハンドオーバを実施する。
移動遷移記録手段430は、本発明における新規部位であり、ハンドオーバ制御部400より、移動機のハンドオーバ完了の通知を受信すると、移動機毎の遷移先無線基地局と遷移時刻を履歴情報として生成し管理する。
移動特徴ハンドオーバ検出手段440は、本発明における新規部位であり、ハンドオーバ制御部400より、移動機からのハンドオーバ要求を受信すると、要求移動機が移動の特徴に応じて分類されているかを判断し、分類されている場合は、ハンドオーバ制御部400が無線リソース共有手段330に移動の特徴に対応する無線リソースの分散配置を要求する。ハンドオーバの要求移動機が移動の特徴に応じて分類されていない場合は、ハンドオーバ制御部400に移動の特徴に対応するハンドオーバの不要を通知する。
周辺セル情報管理部500は、無線ネットワーク制御装置のセル情報を周辺セル情報管理データベース(DB)510にて管理する。周辺セル情報管理部500に接続されている周辺セル情報管理データベース510は、無線ネットワーク制御装置(RNC)が管理する周辺セル情報データベースである。
端末情報管理部600は、移動機の情報を端末情報データベース(DB)610にて管理する。端末情報管理部600に接続されている端末情報管理DB610は、移動機のQoSクラスや契約サービス等を管理するデータベースである。
無線品質管理部700は、本発明により改造を行なった部位であり、移動機からの電波強度報告より、移動機の無線品質状況を管理し、電波強度特徴分類手段820に対して電波強度の特徴に応じた分類要求を通知する。無線品質管理部700に接続されている無線品質管理データベース(DB)710は、移動機からの電波強度報告を管理するデータベースである。
移動機特徴分類制御部800は、本発明における新規部位であって、移動機の特徴の分類制御を行う主制御部であって、移動特徴分類手段810と、電波強度特徴分類手段820と、QoS帯域特徴分類手段830とを備えている。
移動特徴分類手段810は、移動遷移記録手段430が生成する移動機のハンドオーバ履歴データを参照し、集団移動の特徴を検出し、移動の特徴に応じた分類データを生成する。
電波強度特徴分類手段820は、本発明における新規部位であって、無線品質管理部700で管理される電波強度等の無線品質に基づいて特徴を検出し、無線品質の特徴に応じた分類データを生成する。
QoS帯域特徴分類手段830は、本発明における新規部位であって、移動機のクオリティ・オブ・サービス(QoS)保証帯域別に特徴を抽出し、QoS特徴に応じた分類データを作成する。
実施の形態1
図3および図4は本発明の実施の形態1(請求項2に対応)による、図2に示したRNC内の移動特徴分類手段810の動作を説明するシーケンス図である。
同図において、外部IF部100が移動機UEからのハンドオーバ要求に応じてハンドオーバを完了すると、呼制御部200にハンドオーバ完了通知を送信する。呼制御部200は、移動機UEの識別番号と移動先無線基地局情報が付与されているハンドオーバ完了通知を無線リソース制御部300とハンドオーバ制御部400に送信する。
無線リソース制御部300においては、無線基地局毎の使用無線リソースの更新を行う目的で、ハンドオーバ完了通知を無線基地局リソース管理手段320に通知する。無線基地局リソース管理手段320は、このハンドオーバ完了通知を受けて、その移動機UEの移動元および移動先の無線基地局における無線リソース使用状況に応じて、ステップS31にて移動元無線基地局の無線リソース使用量の減算、及び移動先無線基地局の無線リソース使用量の加算を行う。
ハンドオーバ制御部400においては、ハンドオーバ実施手段410に対してハンドオーバ完了通知を送信する。ハンドオーバ実施手段410はハンドオーバ完了処理を行う。また、移動機UEの移動履歴を残す目的で、移動遷移記録手段430に対して移動遷移記録要求を送信する。移動遷移記録手段430は、ステップS32にて移動機毎に移動先無線基地局および移動時刻の記録を行い、移動機識別番号を付加情報とした移動遷移記録通知を移動期特徴分類制御部800に送信する。また、ハンドオーバ実施手段400には、移動遷移記録応答を送信する。
移動期特徴分類制御部800では、移動遷移記録通知を受信すると、移動特徴分類手段810に対して、移動機識別番号を付加情報とした移動の特徴に応じた分類要求を送信する。
移動特徴分類手段810は、移動遷移記録手段430が作成した移動履歴情報を参照し、図4のステップS41にて、予め規定された移動履歴回数以上で、かつ移動履歴が等しい他の移動機の存在の有無を判定する。ステップS41の判定でイエスであれば、ステップS42にて移動履歴が等しい移動機が規定数以上あるかを判定する。その判定でイエスであれば、複数の移動機に移動の特徴があると判断し、ステップS43にて移動の特徴に応じた分類データの作成を実施する。
ハンドオーバ実施手段410は、移動遷移記録手段430からの移動遷移記録応答時に、呼制御部200に対してハンドオーバ完了通知応答を行う。
実施の形態2
図5は本発明の実施の形態2(請求項3に対応)による図2に示したRNC内の電波強度特徴分類手段820の動作を説明するシーケンス図である。同図において、外部IF部100が移動機UEからの電波強度の報告を受信すると、無線品質管理部700に電波強度の報告を送信する。無線品質管理部700では、ステップS51にて移動機識別番号と移動機からの周辺セルの電波強度の情報を元に、無線品質管理DB710に該当移動機の電波強度を記録する。
無線品質管理部700は電波強度の報告を受信すると、移動機の電波強度の特徴に応じた分類を検出する目的で、移動機識別番号を付加情報とした電波強度の通知を移動機特徴分類制御部800に送信する。移動機特徴分類制御部800は電波強度の通知を受信すると、電波強度特徴分類手段820に対して電波強度の特徴に応じた分類要求を送信する。
電波強度特徴分類手段820は、無線品質管理DB710を参照し、ステップS52にて予め規定された回数以上電波強度が等しい状況にあるかどうかの判定を行う。この判定でイエスの場合、ステップS53にて同一条件の移動機が規定数以上あるかを判定する。この判定でイエスであれば、ステップS54にて複数の移動機に電波強度の特徴があると判断し、電波強度に応じた分類データの作成を実施する。
実施の形態3
図6は本発明の実施の形態3(請求項4に対応)による図2に示したRNC内のQoS帯域特徴分類手段830の動作を説明するシーケンス図である。同図において、外部IF部100は、コアネットワークCN側のSGSNまたはMSCからの呼設定要求を受信すると、その呼設定要求を呼制御部200に送信する。呼制御部200は、移動機識別番号、無線基地局情報、QoS情報、要求帯域量等の移動機情報を抽出した呼情報通知を移動機特徴分類制御部800に送信する。
移動機特徴分類制御部800は、呼情報通知を受信すると、QoS帯域特徴分類手段830に対してQoS帯域特徴に応じた分類要求を送信し、移動機が要求するQoS単位でQoS帯域特徴に応じた分類データの作成を実施する。
実施の形態4
図7および図8は本発明の実施の形態4による、移動機の一斉ハンドオーバを契機としたRNC(図2参照)による無線リソース共有化を説明するシーケンス図である。
この実施の形態は、上述の図3および図4で説明した移動の特徴による移動機の分類が実施されたことを前提としている。概略的には、移動機の分類後、移動の特徴による分類が行われた任意の移動機の1つがハンドオーバした場合、その移動機が属するグループ内の全移動機の一斉ハンドオーバが行われることを予測し、かつ一斉ハンドオーバの実行による移動先無線基地局の輻輳が発生することを予測した場合、移動の特徴で分類されたそのグループ内の移動機を、無線リソースに余裕のある遷移可能な他無線基地局にハンドオーバさせる。これにより、移動機の一斉ハンドオーバによる移動先無線基地局の輻輳回避を実現する。より詳細な説明を図7および図8により説明する。
移動機からのハンドオーバ要求時、呼制御部200は外部IF部100を通じてハンドオーバ要求を受信し、呼制御部200はハンドオーバ制御部400に対してハンドオーバ要求を送信する。
ハンドオーバ制御部400は、ハンドオーバ実施手段410に対してハンドオーバ要求を通知する。
ハンドオーバ実施手段410は、移動機から通知される周辺セルの通信品質(電波強度等)を元に、ステップS71にてハンドオーバ実施可否の判定を行う。ハンドオーバ可能であると判断した場合、移動特徴ハンドオーバ検出手段440に該当移動機の移動特徴検出要求を送信する。
移動特徴ハンドオーバ検出手段440は、ハンドオーバ実施手段410からの移動特徴検出要求の受信時に、ハンドオーバ要求を行っている移動機が既に移動の特徴に応じた分類が行われている移動機かどうかを問い合わせる問い合わせ要求を、移動機特徴分類制御部800に対して送信する。
移動機特徴分類制御部800では、受信した移動特徴検出問い合わせ要求を移動特徴分類手段810に送信し、該当移動機の移動の特徴に応じた分類が行われているかどうかを検索し、その結果を移動特徴ハンドオーバ検出手段440に返却する。応答メッセージには移動の特徴に応じた分類の有無と移動先無線基地局の有無が含まれる。移動先無線基地局が決定されている場合は移動先無線基地局IDを付加する。
移動特徴ハンドオーバ検出手段440は、移動特徴分類手段810から返却されてきた応答メッセージに基づいて、ステップS72にて移動機の移動の特徴に応じた分類が実施されているかどうかを判定する。この判定の結果、移動の特徴に応じた分類が実施されていない場合、移動特徴ハンドオーバ検出手段440はハンドオーバ実施手段410に対して移動特徴検出応答(特徴無し)を返却し、ハンドオーバ実施手段410は図8のステップS81にて通常のハンドオーバ手順を実施する。
移動の特徴に応じた分類が既に行われている場合、移動特徴ハンドオーバ検出手段440は、ステップS73にて、該当移動機の移動先無線基地局が決定されているかどうかを判定をする。この判定の結果、移動先無線基地局が決定済みの場合、ハンドオーバ実施手段410に対して決定済み無線基地局を移動先とした移動特徴検出応答(特徴有り)を送信する。
移動先無線基地局が未決定の場合でも同一移動特徴は既に決定済みである為、直後に同一移動特徴の移動機が一斉ハンドオーバ要求を行ってくることが予測できる。この為、移動特徴ハンドオーバ検出手段440は、無線基地局リソース管理手段810に対してリソース状況問い合わせ要求を送信し、無線基地局リソース管理手段810はこの要求に応じてリソース状況問い合わせ応答を移動特徴ハンドオーバ検出手段440に返す。
次いで移動特徴ハンドオーバ検出手段440は、図8のステップS81にて同一移動特徴を持つ移動機が使用する無線リソースの合計量を算出し、ステップS82にて移動先無線基地局の無線リソースの合計量が予め定められた閾値以上となるかどうかの判断を行う。
ステップS82の判定で同一移動特徴を持つ移動機が使用する無線リソースの合計量が閾値を超えない場合は、一斉ハンドオーバ実施にて、移動先無線基地局の無線リソースが輻輳しないと判断できる。この場合は、移動特徴ハンドオーバ検出手段440はハンドオーバ実施手段410に対して移動特徴検出応答(輻輳無し)を返却し、ステップS83にて通常ハンドオーバ処理を行なう。
ステップS82の判定で同一移動特徴を持つ移動機が使用する無線リソースの合計量が閾値以上になった場合は、一斉ハンドオーバにて無線リソースが輻輳すると判断し、移動特徴ハンドオーバ検出手段440は周辺セル情報管理部500に対して周辺セル情報参照要求をし、情報管理部500はから周辺セル情報を取得する。また、移動特徴ハンドオーバ検出手段440は、無線リソース共有手段330に対して、移動機識別番号と移動先無線基地局、周辺無線基地局および移動の特徴による分類を行うことを付加情報としたリソース共有を目的としたリソース共有要求を送信する。
無線リソース共有手段330では、移動特徴ハンドオーバ検出手段440からのリソース共有要求に応じて、ステップS84にて、移動先無線基地局の周辺無線基地局の無線リソースの使用リソース量を取得し、ステップS85にて、該移動機と同一移動特徴を持つ移動機の全てを対象とし、一斉ハンドオーバにより周辺無線基地局の無線リソースの使用量が均一となるような移動先無線基地局の決定を行う。
移動先無線基地局の決定後、無線リソース共有手段330から移動特徴分類手段810にデータ書き込み要求を送信し、移動特徴分類手段810ではこの要求に応じて、ステップS86にて移動特徴データに移動先無線基地局を書き込む。次いで無線リソース共有手段330は、リソース共有応答を移動特徴ハンドオーバ検出手段440に返却する。
移動特徴ハンドオーバ検出手段440は、リソース共有応答を受信すると、ハンドオーバ実施手段410に対して、決定済み無線基地局を移動先とした移動特徴検出応答(特徴有り)を送信する。ハンドオーバ実施手段410は指定された移動先無線基地局情報を元にステップS83にてハンドオーバ処理を実施する。
またその後、同一移動特徴を持つ移動機が一斉にハンドオーバ要求を実施した場合においては、決定済みの無線基地局を移動先としたハンドオーバ処理を実施することになる。
図7および図8により説明した上記の方法により、予め検出した移動の特徴に応じた分類を実施しておくことで、一斉ハンドオーバ時における移動先無線基地局の輻輳を事前に回避することが可能となる。また、周辺無線基地局に対して無線リソースの均等分散を行うことにより、結果的に無線アクセスネットワーク(RAN)における無線リソースの有効的利用が可能となる。
実施の形態5
図9および図10は本発明の実施の形態5による、呼設定時を契機とした無線基地局輻輳による無線リソース共有化を説明するシーケンス図である。
この実施の形態は、概略的には、無線基地局に固定的に在圏する移動機の特徴を抜き出して移動機の特徴として分類しておき、新規呼設定にて無線基地局が輻輳することを予測した場合、上記移動機の特徴により分類された移動機を、予め決定された他の無線基地局にハンドオーバさせることにより、新規呼設定による無線基地局の輻輳回避を実現する方法である。より詳細な説明を図9および図10により説明する。
外部IF部100はコアネットワークCN側のSGSNまたはMSCより呼設定要求を受信すると、呼処理部200に呼設定要求を送信する。呼制御部200は、移動機識別番号、無線基地局情報、QoS情報、要求帯域量等の移動機情報を抽出する。また、本情報を付加情報とするリソース獲得要求を無線リソース制御部300に送信する。
無線リソース制御部300は、移動機が要求する無線リソースの確保を行う目的で、無線リソース割当手段310にリソース獲得要求を送信する。無線リソース割当手段310は、無線基地局毎の空きリソース量と移動機の要求リソース量を比較し、リソース獲得可能かどうかの判定を行う。リソース獲得可能である場合、無線リソース割当手段310は、無線基地局リソース管理手段320に対してリソース更新要求を送信すると共に、呼制御部200に対してリソース獲得応答を送信する。リソース獲得不可である場合、無線リソース割当手段310は呼制御部200に対してリソース獲得不可応答を送信する。
無線基地局リソース管理手段320は、無線リソース割当手段310からのリソース更新要求を受信すると、無線基地局単位の無線リソース量の更新を行う。またこの時、ステップS92にて使用無線リソース量が予め定められた閾値以上の使用量となるかどうかの判定を行う。この判定がイエスの場合、該当無線基地局はリソース輻輳状態になると予測する。輻輳状態になると予測した場合、該当無線基地局の輻輳状態を回避する為、他無線基地局との無線リソースの共有化を開始する。
無線基地局リソース管理手段330における無線リソースの共有化手順として、先ず無線基地局リソース管理手段320は、周辺セル情報管理部500に接続されている周辺情報データベース510(図2参照)を参照し、輻輳無線基地局の周辺セルを形成する無線基地局の状態を調べるとともに、無線リソース共有手段330に対して、移動機識別番号、輻輳無線基地局情報とその周辺無線基地局情報および移動機特徴を付加情報としたリソース共有要求を送信する。ここで指定される移動機特徴は、抽出した移動機特徴(移動の特徴、電波強度特徴、QoS帯域特徴等々)であり、リソース共有を行う際の分類条件である。移動機特徴の指定に関しては、局条件等で予め指定されているものとし、運用中の状況に応じて変更が行われていてもよい。移動特徴ハンドオーバ検出手段440から周辺セル情報管理部500に送信された周辺セル情報参照要求に対する応答が周辺セル情報管理部500から無線基地局リソース管理手段330に渡される。
無線リソース共有手段330は、無線基地局リソース管理手段320からのリソース共有要求を受信すると、ステップS93にて輻輳無線基地局の周辺無線基地局の無線リソースの使用量を取得する。次いで、図10のステップS101にて、移動機特徴に応じた分類が行われているかを判定する。
ステップS101の判定で、無線基地局リソース管理手段320から無線基地局リソース管理手段330に対するリソース共有要求にて指定された指定特徴が既に作成されていると判定された場合、ステップS102にて、同一特徴に応じて分類されている全移動機の無線リソース使用量から、周辺無線基地局の無線リソースの使用状況が均等となるよう、個々の移動機の移動先無線基地局を選択し、移動特徴データに移動先無線基地局を追記する。また、ステップS101の判定でノーの場合は無線基地局リソース管理手段330から無線基地局リソース管理手段320にリソース共有応答(共有無し)を返却する。また、ステップS102の後は、無線基地局リソース管理手段330から無線基地局リソース管理手段320にリソース共有応答(共有有り)を返却する。
ステップS102の後で、無線基地局リソース管理手段320に対してリソース共有応答を返却した後に、無線基地局リソース管理手段320は、移動機特徴別ハンドオーバ要求手段420に対して、指定特徴と、無線基地局情報を付加情報とした特徴ハンドオーバ要求を送信する。これを受けた移動機特徴別ハンドオーバ要求手段420はステップS103にてハンドオーバ処理を行う。
また、移動機特徴別ハンドオーバ要求手段420は、ハンドオーバ実施判定手段410(図2参照)に対し、同一特徴に応じた分類されている全ての移動機を対象としたハンドオーバ要求を送信する。
移動機特徴分類制御部800(図2参照)は、特徴ハンドオーバ要求による移動機のハンドオーバ完了後において、遷移元無線基地局のリソースの輻輳が回避できた場合、該当移動機に関連付けられた移動機特徴を解除する。また、遷移先無線基地局に対するハンドオーバ完了を契機に、遷移先無線基地局で特徴に応じた分類が可能な場合は、新たな特徴の分類処理を実施する(後述のハンドオーバ完了を契機とした無線基地局輻輳による無線リソース共有化)。
図9および図10により説明した上記方法により、無線基地局に固定的に在圏する移動機を予め検出した特徴に応じて分類を実施しておくことにより、新たな呼設定を契機に発生する無線基地局の輻輳を回避することが可能となる。また、周辺無線基地局に対して無線リソースの均等分散を行うことにより、結果的に無線アクセスネットワーク(RAN)における無線リソースの有効的利用が可能となる。
実施の形態6
図11および図12は本発明の実施の形態6によるハンドオーバ完了を契機に無線基地局が輻輳する場合の無線リソース共有化を説明するシーケンス図である。
この実施の形態は、概略的には、移動機の特徴により無線基地局に固定的に在圏する移動機の特徴を抜き出して移動機の特徴として分類しておき、ハンドオーバ完了にて無線基地局が輻輳することを予測した場合、移動機の特徴に応じて分類された移動機を、予め決定された他の無線基地局にハンドオーバさせることにより、新規呼設定による無線基地局の輻輳を回避する方法である。より詳細な説明を図11および図12により説明する。
無線ネットワーク制御装置RNCにおいて、外部IF部100が任意の無線基地局BSから任意の移動機UEのハンドオーバ完了メッセージを受信すると、呼制御部200に対してハンドオーバ完了通知を行う。呼制御部200は、移動機UEと移動先の無線基地局BSを付加情報としたハンドオーバ完了通知を無線リソース制御部300に送信する。
無線リソース管理部300は、無線基地局毎の使用無線リソースの更新を行う目的で、通知内容と同様のハンドオーバ完了通知を無線基地局リソース管理手段320に通知する。無線基地局リソース管理手段320は、ステップS111にて、移動機毎の無線リソース使用状況に応じて、移動元無線基地局の無線リソースの使用量の更新および移動先の無線基地局の無線リソースの使用量の更新を行う。
次いで無線基地局リソース管理手段320は、ステップS112にて、無線リソース量が予め定められた閾値以上の使用量となったどうかを判定する。この判定結果がイエスの場合、該当無線基地局はリソース輻輳状態になると判断する。輻輳状態になると判断した場合、該当無線基地局の輻輳状態を回避する目的で、他の無線基地局との無線リソースの共有化を開始する。
以降の処理は図9および図10により説明した呼設定時を契機とした無線リソースの共有化と同一なので、ここでは説明を省略する。
実施の形態7
次に本発明の実施の形態7によるQoS保証帯域の空領域を使用した無線リソースの共有方法を説明する。この方法は、概略的には、指定の特徴を利用した無線リソースの共有化を実施する際、同一特徴の移動機の中にQoS帯域保証の移動機がある場合は、該移動機が実際に使用していない空リソースを他の移動機で共有化したうえで、移動先無線基地局を決定する方法である。
図2により更に詳細に説明すると、上述のように、無線基地局が輻輳状態となった場合、無線リソース共有手段320はリソース共有要求を受信して無線リソースの共有化を開始する。この付加情報として移動機の特徴を受信するが、この場合において、QoS帯域の共有が予め指定されている場合、無線リソース共有手段320は、移動機特徴分類制御部800に対して、QoS帯域を共有する他に指定された移動機の特徴を付加情報としたQoS保証移動機問い合わせ要求を送信する。移動機特徴分類制御部800は、QoS保証移動機問合せ要求を受信すると、QoS帯域特徴分類手段830に対して、QoS帯域共有の他に指定された移動機特徴を付加情報としたQoS保証移動機問い合わせ要求を送信する。QoS帯域の共有指定については局条件又は運用中に設定可能である。
QoS帯域特徴分類手段830は、指定された移動機特徴で分類されている全移動機に対して、QoS帯域保証の移動機を検索し、無線リソース共有手段320に対してQoS帯域保証移動機識別番号を付加情報としたQoS保証移動機問い合わせ応答を送信する。無線リソース共有手段320は、QoS帯域保証移動機が存在する場合、保証帯域移動機の空きリソース量を算出し、帯域未保証の移動機を含め、同一特徴に分類されている全移動機の無線リソース使用量から、周辺無線基地局の無線リソースの使用状況が均等となるよう、個々の移動機の移動先無線基地局を選択する。また、リソース共有要求した部位に対して、リソース共有応答を返却する。
上記実施の形態7の方法により、移動機の特徴に応じた無線リソースの共有を行う際、QoS帯域保証移動機の空リソースを同一特徴を有する帯域未保証移動機と共有することで、より効果的な無線リソースの均等分散が可能となる。
また、QoS帯域保証移動機が使用していない未使用リソースも有効に利用できる為、未使用無線リソースが大量に存在することによる無線基地局の輻輳も回避することが可能となる。
以上に記載した本発明の実施の形態を、以下の実施例により更に具体的に説明する。
実施例1は、図3および図4により説明した実施の形態1に相当するもので、移動機の移動の特徴に応じて移動機を分類する例である。
図13は、無線ネットワーク制御装置RNCが管理する無線基地局BS1〜BS14のそれぞれの電波が及ぶ範囲であるセル1〜セル14の構成例である。図示のように、セル1〜セル14が隣接して存在している。
図14は、図13に示したセル1〜14内で、移動機UEが、セル3、セル4、セル5、セル13を図示矢印の通り移動する場合を示している。本実施例では、移動機UE1、UE2、UE3、UE4の4つの移動機がバスに同乗して図示矢印の通り移動する場合を説明する。
移動機UE1、UE2、UE3、UE4は、セル3内でバスに同乗し、セル3とセル4の境界を18時00分付近に移動し、セル4とセル5の境界を18時04分付近に移動し、セル5とセル13の境界を18時07分付近に移動した場合を例として説明する。
移動の特徴の分類条件例として、ハンドオーバ履歴が等しくなければならない規定回数は3回以上、かつ同一移動機の規定台数は4台以上である場合を説明する。
図15はバス乗車前の無線基地局リソース管理手段320で管理されている無線移動機毎の無線リソースの管理テーブルの、移動機UE1、UE2、UE3、UE4が無線基地局BS3に対応するセル3内に存在する移動前の内容を示す図である。図示例では、すべてのセル1〜14の圏内にそれぞれに存在する無線基地局BS1〜BS14のそれぞれの無線リソース容量は1000であり、無線基地局BS3内に存在する移動機UE1の使用無線リソースは200、UE2の使用無線リソースは50、UE3の使用無線リソースは150、UE4の使用無線リソースは50であり、合計の使用無線リソース容量は600である。
図16はバス乗車前の無線移動機毎の移動遷移記録手段430により更新管理されているハンドオーバ履歴データを示す図である。図示例では、移動機UE1は一つ前の移動先のセル4に14時31分11秒に移動し、最新のセル3に17時23分22秒に移動したことを示す履歴が示されている。他の移動機についても図から移動履歴が読み取ることができ、移動機UE1〜UE4の最新の移動先のセルはバス乗車前のセル3である。
図17は移動機UE1がセル3からセル4にハンドオーバした後の無線リソース管理テーブルの更新例を示す図である。
同乗のバスがセル3からセル4の境界を移動する時に、移動機UE1、UE2、UE3、UE4の中から最初にUE1からセル4へのハンドオーバが処理された場合、呼制御部200は、移動機UE1のセル4へのハンドオーバ完了通知を受信する。
呼制御部200は、無線リソース制御部300とハンドオーバ制御部400にもハンドオーバ完了通知を通知する。無線リソース制御部300は無線基地局毎の無線リソース管理テーブルを更新する目的で、無線基地局リソース管理手段320に移動機UE1のセル4へのハンドオーバ完了通知する。無線基地局リソース管理手段320は、図17の太線枠部分で示すようにハンドオーバにより無線リソースが変化したセル3とセル4の無線リソースの更新を行なう。
図18は移動機UE1のハンドオーバ後の移動履歴データの更新例を示す図である。
ハンドオーバ制御部400は、ハンドオーバ実施手段410に移動機UE1のハンドオーバ完了通知を行い、ハンドオーバ完了後処理を要求する。ハンドオーバ実施手段410は、移動機UE1の移動履歴更新の目的で、移動遷移記録手段430に、移動機UE1のセル4への移動記録要求を送信する。
移動遷移記録手段430は、ハンドオーバ履歴データの移動機UE1対応のデータにセル3からセル4への移動時刻18:00:05の記録を更新すると、動機特徴分類制御部800に対し、移動機UE1の移動遷移記録通知を送信する。図18の太線枠の中が更新内容であるまた、ハンドオーバ実施手段410に対して、UE1の移動遷移記録応答を行なう。
移動機UE1の移動遷移記録通知を受信した移動機特徴分類制御部800は、移動特徴分類手段810に、移動機UE1の移動の特徴に応じた分類要求を送信する。移動機UE1の移動の特徴に応じた分類要求を受信した移動特徴分類手段810は、移動遷移記録手段430が作成した図18に示すようなハンドオーバ履歴データから移動機UE1の最新3回のハンドオーバ履歴に着眼し、移動の特徴の分類条件を満たすかどうかを判断する。この例においては、移動機UE1のハンドオーバ履歴が2回分しかないため、移動の特徴の分類は不可能と判断する。
また、移動機UE1の移動遷移記録応答を受信したハンドオーバ実施手段410は、呼制御部200に対して、移動機UE1のハンドオーバ完了通知応答を行う。
この後、移動機UE1、UE2、UE3、UE4が同乗するバスがセル4からセル5、セル5からセル13と移動する過程で、セル5とセル13の境界付近を移動する際に、UE1、UE2、UE3の順番でセル13へのハンドオーバが完了しており、最後に移動機UE4のセル13へのハンドオーバが完了する場合を例に動作を説明する。
図19は移動機UE4のハンドオーバ後の無線リソース管理テーブルの更新例を示す図である。移動機UE4のセル13へのハンドオーバ完了通知においても、無線リソース制御部300の無線基地局リソース管理手段理300で処理され、図19の太線枠内に示すように移動機毎の無線リソース管理テーブルが更新されて、セル13に移動機UE1〜UE4が存在している。セル13における使用無線リソース容量の合計は700である。
図20は移動機UE4のハンドオーバ後の移動履歴データ更新例を示す図である。図18の場合と同様に、移動機UE4のセル13へのハンドオーバ完了通知は、ハンドオーバ制御部400の移動遷移記録手段430で処理され、ハンドオーバ履歴データが更新され、この結果、図に太線枠で示すように、例えば移動機UE1は最新のセル13には18:07:11に移動し、一つ前のセル5には18:04:14に移動し、二つ前のセル4には18:00:05の移動しており、他の移動機UE2,UE3およびUE4の移動履歴も図20からわかる。
移動機UE1について説明したのと同様の流れにより、移動機UE4の移動の特徴に応じた分類要求を受信した移動特徴分類手段810は、移動遷移記録手段430が作成したハンドオーバ履歴データから移動機UE4の最新3回のハンドオーバ履歴に着眼し、移動機UE1、UE2、UE3に同一の移動の特徴を検出するとともに、UE4を含めた移動機の合計台数が4台となるため、本ハンドオーバは移動の特徴として分類可能であると判断し、移動の特徴に応じた分類データを作成する。
図21は上記のようにして作成された移動の特徴に応じた分類データを示す図である。同図において、太線枠内に示すように、移動機UE1〜UE4はセル13内に圏在しており移動機の特徴に応じた分類として“1”が割り当てられている。
以上の動作により、移動の特徴に応じた分類データの作成が可能となる。
実施例2は、図5により説明した実施の形態3に相当する実施例であり、移動機の電波強度により特徴に応じた分類する例である。
ここでは、例として、移動機UE5〜UE12がセル11に帰属中であることを前提とする。また、電波強度特徴の分類条件の例として、移動機から通知される電波強度報告の内容が3回以上等しいこと、かつ同一条件の移動機の合計台数が6台以上であることを分類の条件とする。
図22は移動機からの電波強度報告を元に無線品質管理DB710が作成するデータベースの内容を示す図である。同図において、移動機UE5〜UE12が圏在するセル11およびその周辺の隣接セル1、2、3、10、12および14内の無線基地局からの電波の最新の強度、一回前の強度、および二回前の強度がデータベースに記録されている。
図示例では、セル11内の無線機値局BS11に接続中の移動機UE5、UE6、UE8、UE9、UE10はそれぞれ最新と一回前と二回前とで既に電波強度が同一となっている。これは該移動機が移動しておらず、固定的に存在していることを示している。
一方移動機UE11の一回前と二回前とではセル11における電波強度が異なっているので、移動機UE11はセル11に固定的には存在していないことを示している。
この状態において、移動機UE11からの更に最新の電波強度報告がセル11=9、セル1=3、セル2=6、セル3=8、セル10=1、セル12=7、セル14=3であった場合、移動機UE11の過去2回電波強度報告の報告と同一となるので、UE11についてもセル11に固定したと判定される。
図23は、移動機UE11の電波強度報告後の無線品質管理DB710の更新例を示す図である。図22との相違点は、図23においては、移動機UE11への電波強度は、セル11、1、2、3、10、12および14のいずれのセルからの電波強度も過去3回で同じになっていることである。無線品質管理部700は、この電波強度報告を無線品質管理DB710に記録し、移動機UE11の電波強度通知を移動機特徴分類制御部800に送信する。移動機特徴分類制御部800は、移動機UE11の電波強度通知を受信すると、電波強度特徴分類手段820に移動機UE11の電波強度特徴に応じた分類要求を送信する。
電波強度特徴分類手段820は、無線品質記録DB710を参照し、移動機UE11の電波強度が過去3回で等しくなっていること、およびこの移動機UE11を加えて、同一特徴として電波強度が安定している移動機が併せて6台になったことにより、電波強度分類データを作成し、無線品質管理部700に移動機の受信電波強度による特徴が有ることを通知する。
図24は移動機UE11の電波強度報告後の電波強度特徴分類データの例を示す図である。図示例では、移動機UE5、6、8、9、10、および11がセル11の圏内に固定的に存在している。
以上の動作により、電波強度特徴に応じた分類データの作成が可能となる。
実施例3は、図5により説明した実施の形態4に相当する実施例であり、クオリティ・オブ・サービス(QoS)帯域により特徴に応じた分類する例である。
本実施例においては、4つの移動機UE5、UE6、UE7、UE8がセル13に帰属中であることを前提とし、帯域保証型(要求保証無線リソース=300)の移動機UE9がセル13内の無線基地局BS13より呼設定要求を受信した場合の動作を説明する。
呼制御部200は外部IF100から受信した呼設定要求から必要情報(移動機識別番号=UE9、接続先無線基地局=セル11、QoSクラス=帯域保証、要求保証無線リソース量=300)を抽出し、本付加情報にて無線リソース制御部300に対し、リソース獲得要求を送信する。
呼制御部200は、無線リソース制御部300より、リソース獲得可能の応答を受信すると、移動機UE9およびQoS情報を付加情報とした呼情報通知を移動機特徴分類制御部300に送信する。移動機特徴分類制御部300は、UE9の呼情報通知を受信すると、同様の付加情報としたQoS特徴に応じた分類要求をQoS帯域特徴分類手段830に送信する。
ここで、セル13にて通信中である移動機UE5、UE8も移動機UE9と同様に、帯域保証型の通信を行なっている場合、既にQoS特徴に応じた分類データの通りとなっており、QoS帯域特徴分類手段830は移動機UE9をこの分類に追加する。このようにQoS情報に特化した特徴に応じた分類が実現できる。
図25は移動機UE9をQoS特徴に応じた分類データに追加する前のQoS特徴に応じた分類データのデータベースの内容を示す図である。
図26は移動機UE9をQoS特徴に応じた分類データに追加した後のQoS特徴に応じた分類データのデータベースの内容を示す図である。
実施例4は、図7および図8により説明した実施の形態5に相当する実施例であり、ハンドオーバ要求契機での無線リソース共有制御の実施例である。
実施例1にて移動の特徴に応じた分類データの作成が行われていることを前提とし、また、無線基地局の輻輳を検出する条件として、無線基地局の無線リソースの使用率が80%以上であることとする。
移動の特徴の関連が行われている移動機UE1、UE2、UE3、UE4が更に移動を続け、18時10分付近に、セル13からセル14の境界を移動した場合を例にする。
ここでセル13とセル14の境界移動時に、移動機UE1がセル14の通信品質が、セル13より良いことを検出した場合、セル14へのハンドオーバ要求を行う。
呼制御部200は、移動機UE1よりハンドオーバ可能と判断したセル14、セル8、セル12をハンドオーバ先候補としたハンドオーバ要求を受信する。ハンドオーバ制御部400は、ハンドオーバ実施手段410に移動機UE1のハンドオーバ要求を通知する。ハンドオーバ実施手段410は、セル14の通信品質を元にハンドオーバ可能であることを判断すると、移動特徴ハンドオーバ検出手段440に対して、移動機UE1に対する移動特徴検出要求を送信する。
この時、ハンドオーバ実施手段410は、ハンドオーバ要求中の移動機にとって最高品質となる本来移動先として決定する無線基地局情報を保存しておき、ハンドオーバ完了後のハンドオーバ履歴データの更新時に、本来の移動先を更新するための補正データとして利用する(後述)。図27はこの移動機UE1のセル14へのハンドオーバ後のハンドオーバ履歴補正データを示す図である。
移動特徴ハンドオーバ検出手段440は、移動機UE1が移動の特徴に応じた分類されているかどうかを移動機特徴分類制御部300に対して、移動機UE1の移動特徴検出問い合わせ要求を送信する。移動機特徴分類制御部300は、移動特徴分類手段810に、移動機UE1の移動特徴検出問合せ要求を送信する。
移動特徴分類手段810は、移動の特徴に応じた分類データ(図21)から、移動機UE1が移動特徴データに分類されているかを検索する。既にセル13の移動特徴の分類1に分類されていることを検出した場合、次に移動機UE1の移動先無線基地局が既に決定済かを調査する。この場合、移動先無線基地局がまだ決定していないことになる。移動特徴分類手段810は、移動機UE1が分類1に分類されており、移動先無線基地局は未決定であることを移動特徴検出問い合わせ応答として移動特徴ハンドオーバ検出手段440に送信する。
移動特徴ハンドオーバ検出手段440は、移動機UE1が移動特徴の分類1に分類されているが、移動先無線基地局が未決定であることを認識すると、その直後に同一の移動特徴に分類されている移動機UE2、UE3、UE4が一斉にハンドオーバ要求を行なう場合を想定する目的で、 無線基地局リソース管理手段330に、移動機UE2、UE3、UE4に関するリソース状況問合せ要求を行う。この場合、移動特徴の分類1で使用している無線リソースの合計使用量が450であることがわかる。ここで合計使用量がセル14に移動した場合を想定し、予め定められた輻輳閾値を超過するかどうかの判定を行う。この場合、図19から分かるように、セル14における無線リソース使用量が、UE100により既に使用されている550と上記無線リソースの合計使用量の450とで合計1000となり、セル14の無線リソース容量は1000なので、無線リソース使用率が100%となり、予め決められた輻輳閾値である80%以上となり、無線基地局の輻輳が予測されることがわかる。
輻輳閾値を超過しているので、移動特徴ハンドオーバ検出手段440は、周辺セル情報DB510を参照し、セル14の周辺セルを形成する無線基地局の中で、移動機UE1がハンドオーバ可能な無線基地局がセル12、セル13、セル8であることを認識すると、無線リソース共有手段330に、移動機UE1、その移動先無線基地局セル14、その周辺無線基地局であるセル12、セル13、セル8および移動特徴を付加情報としたリソース共有要求を送信する。
無線リソース共有手段330は、リソース共有要求を受信すると、セル14の輻輳を回避し、更に周辺セルを形成する無線基地局セル12、セル13、セル8の無線リソースの使用量が均一となるように、移動特徴の分類1に分類された移動機(UE1、UE2、UE3、UE4)の移動先セルとしてそれぞれ、UE1はセル12、UE2はセル8、UE3はセル14、UE4はセル8とそれぞれ移動先セルを決定する。移動先セルの決定後には、移動特徴分類手段810に移動特徴データのデータ書き込み要求を送信し、移動先セルの追記を行う。図28は上記のようにして決定された移動機の移動先セルの決定後の移動特徴に応じた分類データの更新例を示す図である。同図において、太線枠内が更新された部分である。
その後、無線リソース共有手段330は、移動特徴ハンドオーバ検出手段440に対し、UE1の移動特徴に対してのリソース共有応答を行なう。移動特徴ハンドオーバ検出手段440は、ハンドオーバ実施手段410に、移動機UE1の移動先セルがセル12である移動特徴検出応答を行う。ハンドオーバ実施手段410は、移動特徴検出応答結果に従い、移動機UE1の移動先セルをセル12としたハンドオーバ処理を実施する。図29は移動機UE1のセル12へのハンドオーバ完了後の無線リソース管理テーブルの更新例を示す図である。
移動機UE1のハンドオーバ完了後、実施例1の通り、ハンドオーバ履歴データを更新することになるが、移動機UE1がセル12に移動すると、残りの移動機UE2〜4は本来の移動先であるセル14に移動した場合に、移動機UE1〜UE4のグループとしての特徴がなくなる。そこで、移動遷移記録手段430は、前述のハンドオーバ実施手段410が管理するハンドオーバ履歴補正データを参照することで、ハンドオーバ履歴データのUE1の移動先セル情報として本来選択されるはずのセルである「セル14」を登録する。この場合におけるセル毎の無線リソース管理テーブル、ハンドオーバ履歴データ、および移動特徴に応じた分類データの更新はそれぞれ、図29、図30および図31となる。
この後、移動機UE2、UE3 、UE4はUE1と同様に、セル14 を最優先候補、その他にセル8、セル12を候補としたハンドオーバ要求を行われるが、この場合、UE2、UE3 、UE4は移動特徴分類手段810にて既に移動特徴が決定済である為、決定された移動先無線基地を元にハンドオーバ処理を実施する。
またその後のUE2、UE3 、UE4のハンドオーバ完了を契機にハンドオーバ履歴データを更新するが、UE1と同様にハンドオーバ履歴補正データ(図32)を参照し、本来選択されるはずのセルで更新することにより、再び移動機UE1、UE2、UE3、UE4の継続的な移動特徴を検出する。
最終的な無線基地局毎の無線リソース管理テーブル、ハンドオーバ履歴データ、および移動特徴に応じた分類データはそれぞれ、図33、図34、および図35となる。この結果、セル14における輻輳を回避するとともに、周辺セルを形成するセル8、セル12、およびセル13の間での無線リソース使用量の均等化も実現できる。
実施例5は、本発明の実施の形態5による、呼設定時を契機とした無線基地局輻輳による無線リソース共有化の実施例である。
前提条件として、無線基地局リソース管理手段320で管理される無線移動機毎の無線リソースの管理テーブルは図36の通り、移動機UE5〜UE12とがセル11に圏在しているとし、電波強度特徴に応じた分類データは実施例2で生成された図24の通りとする。また、無線基地局の輻輳を検出する条件は実施例4と同じく無線基地局の無線リソースの使用率が80%以上であるとする。
この状況下で、移動機UE13から接続先無線基地局の存在するセルをセル11に存在する無線基地局BS11に対して、要求無線リソース量=100の呼設定要求を受信した場合の動作を説明する。
呼制御部200は外部IF部100から受信した呼設定要求から必要な情報(移動機のUEはUE13であること、接続先無線基地局の存在するセルはセル11であること、要求無線リソース量は100であること等)を付加情報とするリソース獲得要求を無線リソース制御部300に送信する。
無線リソース制御部300は、移動機が要求する無線リソース確保のために、無線リソース割当手段310にリソース獲得要求を送信する。無線リソース割当手段310は、セル11の空き無線リソース量が300と、移動機UE13の要求無線リソース量100とを比較し、リソース獲得可能と判断する。リソース獲得可能と判断した場合、無線基地局リソース管理手段320に対してリソース更新要求を送信する。また、呼制御部200に対しては、リソース獲得応答を送信する。
無線基地局リソース管理手段320は、セル11の無線リソース管理テーブルの更新時に、使用無線リソース数が合計で800となり、その結果無線リソースの使用率80%となり、予め決められた輻輳の閾値80%以上になるためセル11がリソース輻輳状態と判断する。すると、周辺セル情報DB510を参照し、セル11の周辺セルを形成するハンドオーバ可能な無線基地局がセル1、セル2、セル3、セル10、セル12、セル14であることを把握し、セル11の輻輳を回避する目的で、無線リソース共有手段330に対して、輻輳無線基地局が存在するセル11、周辺無線基地局が存在するセル1、セル2、セル3、セル10、セル12、セル14および電波強度特徴を付加情報としたリソース共有要求を送信する。この時、付加情報として指定される特徴は予め局条件等で決められているものとする。局条件において、実施例3で説明したQoS特徴に応じた分類を指定することも可能であるが、本実施例では、電波強度特徴によるリソース共有について説明する。
無線リソース共有手段330は、セル11の電波強度特徴によるリソース共有要求を受信すると、セル毎の無線リソースの管理テーブル(図36)から、付加情報に指定されているそれぞれのセルの無線リソースの使用状況、及び電波強度特徴に応じた分類データ(図24)のセル11に分類されている移動機UE5、UE6、UE8、UE9、UE10、およびUE11の無線リソースの使用状況より、輻輳したセル11と、その周辺セルであるセル1、セル2、セル3、セル10、セル12、セル14の使用無線リソースが均等になるように移動機の移動先無線基地局を決定する。また、電波強度特徴に応じた分類データの更新を行い(図37)、無線基地局リソース管理手段320にリソース共有応答を行う。
無線基地局リソース管理手段320は、無線基地局情報であるセル11と指定特徴である電波強度特徴を付加情報とした特徴ハンドオーバ要求を移動機特徴別ハンドオーバ要求手段420に送信する。
移動機特徴別ハンドオーバ要求手段420は、電波強度特徴に応じた分類データのセル11対応の分類結果情報に基づき、先ず最初に、ハンドオーバ実施手段410に対して、移動機UE5の移動先無線基地局が存在するセルをセル2とするハンドオーバ要求を行なう。
次いで、移動機特徴別ハンドオーバ要求手段420は、電波強度特徴に応じた分類データのセル11対応で分類されている移動機UE6、UE8、UE9、UE10、UE11およびUE12に対しても同様にハンドオーバを実施する。
最後の移動機UE12のハンドオーバが完了時、無線基地局毎の無線リソース管理テーブルは図38の通りとなり、セル11の輻輳を回避しただけではなくセル11の周辺セルを形成する無線基地局であるセル1、セル2、セル3、セル10、セル12、セル14の無線リソース使用状況を均一とし、結果的に無線アクセスネットワーク(RAN)における無線リソースの有効的利用が可能となる。
特徴に応じた分類データの特徴別ハンドオーバ実施後の取扱いとして、電波強度特徴によるハンドオーバの場合、ハンドオーバ完了時に、ハンドオーバが完了した移動機が電波強度特徴に応じた分類データに分類されているかどうかを調べ、分類されているならば分類から削除することも可能である。
実施例6は、本発明の実施の形態6による、ハンドオーバ完了契機での無線リソース共有制御の実施例である。
無線基地局の輻輳を検出する条件の例は、実施例4、5と同様に無線基地局の無線リソースの使用率が80%以上であることとする。
セル11では、実施例5の場合と同様に8つの移動機UE5、UE6、UE7、UE8、UE9、UE10、UE11、UE12が帰属中であり、無線基地局リソース管理手段320で管理される無線移動機毎の無線リソースの管理テーブルは図39の通りであり、電波強度特徴に応じた分類データは実施例2で生成された図24の通りとする。
この状況下で、呼制御部200が、移動機UE14のセル1からセル11へのハンドオーバ完了通知を受信したと仮定する。
呼制御部200は移動機UE14のセル11へのハンドオーバ完了通知を無線リソース制御部300とハンドオーバ制御部400に行なう。無線リソース管理部300は、セル1およびセル11の無線リソース管理テーブルの更新を行う為、通知内容と同様のハンドオーバ完了通知を無線基地局リソース管理手段320に通知する。
無線基地局リソース管理手段320は、図40に示すように無線基地局毎の無線リソース管理テーブルを更新し、この結果、セル11の無線リソース使用量が800、無線リソース使用率が80%以上となることから、セル11が輻輳すると予測する。すると、周辺セル情報DB510を参照し、セル11の周辺セルを形成するハンドオーバ可能な無線基地局がセル1、セル2、セル3、セル10、セル12、セル14であることを把握し、セル11の輻輳を回避する目的で、無線リソース共有手段330に対して、輻輳無線基地局であるセル11、周辺無線基地局であるセル1、セル2、セル3、セル10、セル12、セル14および電波強度特徴を付加情報としたリソース共有要求を送信する。
以降のリソース共有動作は、実施例5と同様である。また、ハンドオーバ完了通知を受信したハンドオーバ制御部400は、実施例1と同様の移動特徴検出動作を行なう。
最終的には、無線基地局毎の無線リソース管理テーブルは図41に示す通りとなり、セル11の輻輳を回避しただけではなくセル11の周辺セルを形成するセル1、セル2、セル3、セル10、セル12、およびセル14の無線リソース使用状況を均一とし、結果的に無線アクセスネットワーク(RAN)における無線リソースを有効に利用できることになる。
実施例7は、本発明の実施の形態7によるQoS保証帯域の空領域を使用した無線リソースの共有方法の実施例である。
無線基地局の輻輳を検出する条件は、実施例4、5、6と同様とする。
前提条件として、電波強度特徴に応じた分類データは図42に示す通りとし、QoS分類データは図43に示す通りとする。また、無線基地局リソース管理手段320で管理されている無線移動機毎の無線リソースの管理テーブルは図44の通りとする。
セル11には、移動機UE15、UE16、UE17、UE18の4台が帰属中であり、このうちUE16が帯域保証型の通信を実施しているものとする。
この状況において、移動機UE19から接続先無線基地局が存在するセルをセル11、要求無線リソース量=100とする呼設定要求を受信した場合の動作を説明する。
呼制御部200は、外部IF部100から受信した呼設定要求から必要な情報(呼設定要求をしている移動機がUE19であること、接続先無線基地局がセル11に存在すること、要求無線リソース量は100であること等)を付加情報とするリソース獲得要求を、無線リソース制御部300に送信する。
無線リソース制御部300は、移動機が要求する無線リソース確保のために、無線リソース割当手段310にリソース獲得要求を送信する。無線リソース割当手段310は、セル11の空き無線リソース量である250と、移動機UE19の要求無線リソース量100とを比較し、リソース獲得可能と判断する。すると、無線基地局リソース管理手段320に対してリソース更新要求を送信する。また、呼制御部200に対しては、リソース獲得応答を送信する。
無線基地局リソース管理手段320では、セル11の無線リソース管理テーブルの更新時に、使用無線リソース数が850となって、無線リソースの使用率85%となり、予め決められた輻輳の閾値である80%以上になるので、セル11はリソース輻輳状態と判断する。また、セル11の輻輳を回避するため、無線リソース共有手段330に対して、セル11の電波強度特徴およびQoS帯域共有によるリソース共有要求を送信する。
無線リソース共有手段330は、リソース共有要求に、QoS帯域共有も付加されているので、移動機特徴分類制御部300に対して、セル11関するQoS保証移動機問合せを送信する。
移動機特徴分類制御部300は、QoS帯域特徴分類手段830に対して、セル11のQoS保証移動機問い合わせ要求を送信する。
QoS帯域特徴分類手段830は、セル11の電波強度特徴で分類されている全移動機に対して、QoS帯域保証の移動機を検索し、検索の結果、移動機UE16を付加情報としたQoS保証移動機問い合わせ応答を無線リソース共有手段320に送信する。
無線リソース共有手段320は、帯域保証型の移動機UE16が存在することを認識すると、移動機UE16の空きリソース量150を同一の電波強度特徴である帯域未保証移動機で共有可能かどうかを判断する。判断の結果、無線リソース使用量が空きリソースに等しい移動機UE18を共有対象と決定できる。このように移動機UE16およびUE18のリソース共有を踏まえて、周辺無線基地局の無線リソースの使用状況が均等となるよう、電波強度特徴で分類された移動機UE15、UE16、UE18の移動先無線基地局を選択する。この結果、電波強度特徴に応じた分類データは図45の通りとなる。
以上より、QoS帯域保証移動機が使用していない未使用リソースも有効に利用できるので、未使用無線リソースが大量に存在することによる無線基地局の輻輳も回避することが可能となる。結果的に無線アクセスネットワーク(RAN)における無線リソースの有効的利用が可能となる。
(付記1)
移動体通信網における無線ネットワーク制御装置により、
前記無線ネットワーク制御装置が管理する無線基地局に無線接続されている移動機の特徴を検出し、
検出された特徴に応じて前記移動機を少なくとも1つのグループに分類可能か否かを判定し、
分類可能と判定された場合に、分類されたグループに応じて、前記無線基地局の無線リソースが均等に使用されるように、前記移動機の各々が無線接続されるべき無線基地局を変更することにより、前記無線基地局が有する無線リソースを共有化することを特徴とする無線リソース共有制御方法。
(付記2)
前記移動機の特徴は、前記移動機が前記無線基地局の間を移動移動した移動履歴情報である、付記1に記載の無線リソース共有制御方法。
(付記3)
前記移動機の特徴は、前記移動機の受信電波強度である、付記1に記載の無線リソース共有制御方法。
(付記4)
前記移動機の特徴は、前記移動機のクオリティ・オブ・サービス情報である、付記1に記載の無線リソース共有制御方法。
(付記5)
前記無線ネットワーク制御装置は、前記移動機の検出された特徴を利用して、前記無線基地局の輻輳を回避するように前記移動機の接続先の無線基地局を決定し、前記移動機を前記決定された接続先の無線基地局にハンドオーバさせることを特徴する付記1から4のいずれか一項に記載の無線リソース共有制御方法。
(付記6)前記移動機の特徴は、前記移動機のクオリティ・オブ・サービス情報であり、前記無線基地局の輻輳状況と前記移動機の使用帯域に応じて、前記クオリティ・オブ・サービスの保証帯域に空き帯域が存在するかを判定し、その判定の結果前記クオリティ・オブ・サービスの保証帯域に空き帯域が存在する場合は、前記移動機の特徴で分類された移動機で空き帯域の無線リソースを共有することを特徴とする付記5に記載の無線リソース共有制御方法。
(付記7)前記無線リソースの共有により決定された移動先無線基地局へのハンドオーバが完了した場合、移動先無線基地局の移動履歴を、無線リソースの共有により決定された無線基地局ではなく、移動機のクオリティ・オブ・サービス情報により本来選択する無線基地局で記憶することを特徴とする、付記5に記載の無線リソース共有方法。
(付記8)移動機の移動の特徴に応じてグループ化された移動機の一つがハンドオーバした場合、前記グループ内の全移動機が一斉にハンドオーバすると予測し、且つ、前記一斉ハンドオーバによる移動先無線基地局で輻輳が予想される場合、前記グループ内の移動機を、無線リソースに余裕のある遷移可能な他の無線基地局にハンドオーバさせることを特徴とする、付記5に記載の無線リソース共有方法。
(付記9)新規呼設定要求に対して要求された無線基地局で輻輳が予測される場合、前記移動機の移動の特徴に応じてグループ化された移動機を、予め決定された他の無線機地局にハンドオーバさせることを特徴とする、付記5に記載の無線リソース共有方法。
(付記10)移動機の特徴に応じて一つの無線基地局に固定的に在圏する移動機をグループ化しておき、一つの移動機のハンドオーバ完了により前記一つの無線基地局が輻輳すると予測される場合、前記グループ内の移動機を予め決定された他の無線基地局にハンドオーバさせることを特徴とする、請求項5に記載の無線リソース共有方法。
(付記11)
移動体通信網における無線ネットワーク制御装置において、
前記無線ネットワーク制御装置が管理する無線基地局に無線接続されている移動機の特徴を検出する移動機特徴検出手段と、
検出された特徴に応じて前記移動機を少なくとも1つのグループに分類可能か否かを判定する判定手段と、
分類可能と判定された場合に、分類されたグループに応じて、前記無線基地局の無線リソースが均等に使用されるように、前記移動機の各々が無線接続されるべき無線基地局を変更することにより、前記無線基地局が有する無線リソースを共有化するハンドオーバ制御部とを備えることを特徴とする無線リソース共有制御装置。
(付記12)
前記移動機特徴検出手段は、前記移動機が前記無線基地局の間を移動移動した移動履歴情報検手段である、付記11に記載の無線リソース共有制御方法。
(付記13)
前記移動機特徴検出手段は、前記移動機の受信電波強度検出手段である、付記11に記載の無線リソース共有制御装置。
(付記14)
前記移動機特徴検出手段は、前記移動機のクオリティ・オブ・サービス情報検出手段である、付記11に記載の無線リソース共有制御装置。
(付記15)
前記ハンドオーバ制御部は、前記移動機の検出された特徴を利用して、前記無線基地局の輻輳を回避するように前記移動機の接続先の無線基地局を決定し、前記移動機を前記決定された接続先の無線基地局にハンドオーバさせることを特徴する付記11から14のいずれか一項に記載の無線リソース共有制御装置。
(付記16)前記前記移動機特徴検出手段は、前記移動機のクオリティ・オブ・サービス情報を検出するものであり、前記無線基地局の輻輳状況と前記移動機の使用帯域に応じて、前記クオリティ・オブ・サービスの保証帯域に空き帯域が存在するかを判定し、その判定の結果前記クオリティ・オブ・サービスの保証帯域に空き帯域が存在する場合は、前記移動機の特徴で分類された移動機で空き帯域の無線リソースを共有することを特徴とする付記15に記載の無線リソース共有制御装置。
(付記17)前記ハンドオーバ制御部は、前記無線リソースの共有により決定された移動先無線基地局へのハンドオーバが完了した場合、移動先無線基地局の移動履歴を、無線リソースの共有により決定された無線基地局ではなく、移動機のクオリティ・オブ・サービス情報により本来選択する無線基地局で記憶する移動遷移記録手段を備えることを特徴とする、付記15に記載の無線リソース共有装置。
(付記18)前記ハンドオーバ制御部は、移動機の移動の特徴に応じてグループ化された移動機の一つがハンドオーバした場合、前記グループ内の全移動機が一斉にハンドオーバすると予測し、且つ、前記一斉ハンドオーバによる移動先無線基地局で輻輳が予想される場合、前記グループ内の移動機を、無線リソースに余裕のある遷移可能な他の無線基地局にハンドオーバさせることを特徴とする、付記15に記載の無線リソース共有装置。
(付記19)前記ハンドオーバ制御部は、新規呼設定要求に対して要求された無線基地局で輻輳が予測される場合、前記移動機の移動の特徴に応じてグループ化された移動機を、予め決定された他の無線機地局にハンドオーバさせることを特徴とする、付記15に記載の無線リソース共有装置。
(付記20)前記ハンドオーバ制御部は、移動機の特徴に応じて一つの無線基地局に固定的に在圏する移動機をグループ化しておき、一つの移動機のハンドオーバ完了により前記一つの無線基地局が輻輳すると予測される場合、前記グループ内の移動機を予め決定された他の無線基地局にハンドオーバさせることを特徴とする、請求項15に記載の無線リソース共有装置。
周知のW-CDMAのシステム構成を示すブロック図である。 本発明の全実施の形態に共通して使用される無線ネットワーク制御装置(RNC)の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1(請求項2に対応)による、図2に示したRNC内の移動特徴分類手段810の動作を説明するシーケンス図の一部である。 図3に続くシーケンス図である。 本発明の実施の形態2(請求項3に対応)による図2に示したRNC内の電波強度特徴分類手段820の動作を説明するシーケンス図である。 本発明の実施の形態3(請求項4に対応)による図2に示したRNC内のQoS帯域特徴分類手段830の動作を説明するシーケンス図である。 本発明の実施の形態4による、移動機の一斉ハンドオーバを契機とした図2に示したRNCによる無線リソース共有化を説明するシーケンス図の一部である。 図7に続くシーケンス図である。 本発明の実施の形態5による、呼設定時を契機とした無線基地局輻輳による無線リソース共有化を説明するシーケンス図の一部である。 図9に続くシーケンス図である。 本発明の実施の形態6によるハンドオーバ完了を契機に無線基地局が輻輳する場合の無線リソース共有化を説明するシーケンス図である。 図11に続くシーケンス図である。 無線ネットワーク制御装置RNCが管理する無線基地局BS1〜BS13のそれぞれの電波が及ぶ範囲であるセル1〜セル13の構成例である。 図13に示したセル1〜13内で、移動機UEが、セル3、セル4、セル5、セル13を図示矢印の通り移動する場合を示す図である。 本発明の実施例1の前提状況における無線リソース管理テーブルの内容を示す図図である。 本発明の実施例1の前提状況におけるハンドオーバ履歴データ例を示す図である。 本発明の実施例1における移動機UE1のハンドオーバ後の無線リソース管理テーブルの更新例を示す図である。 本発明の実施例1における移動機UE1のハンドオーバ後の移動履歴データ更新例を示す図である。 本発明の実施例1における移動機UE4のハンドオーバ後の無線リソース管理テーブルの更新例を示す図である。 本発明の実施例1における移動機UE4のハンドオーバ後の移動履歴データ更新例を示す図である。 本発明の実施例1における移動機UE4のハンドオーバ後の移動の特徴に応じた分類データ例を示す図である。 本発明の実施例2における無線品質管理DBの例を示す図である。 本発明の実施例2における移動機UE11の電波強度報告後の無線品質管理DBの更新例を示す図である。 本発明の実施例2における移動機UE11の電波強度報告後の電波強度による特徴に応じた分類データ例を示す図である。 本発明の実施例3における前提状況でのQoS帯域による特徴に応じた分類データ例を示す図である。 本発明の実施例3における移動機UE9の呼設定後のQoS帯域による特徴に応じた分類データ例を示す図である。 本発明の実施例4における移動機UE1のハンドオーバ後のハンドオーバ履歴補正データを示す図である。 本発明の実施例4における移動機の移動先無線基地局決定後の移動の特徴に応じた分類データ更新例を示す図である。 本発明の実施例4における移動機UE1の特徴ハンドオーバ完了後の無線リソース管理テーブル更新例を示す図である。 本発明の実施例4における移動機UE1の特徴ハンドオーバ完了後のハンドオーバ履歴データ更新例を示す図である。 本発明の実施例4における移動機UE1の特徴ハンドオーバ完了後の移動の特徴に応じた分類データ更新例を示す図である。 本発明の実施例4における移動機UE12,3,4のハンドオーバ時のハンドオーバ履歴補正データを示す図である。 本発明の実施例4における全移動機のハンドオーバ完了後の無線リソース管理テーブルの内容例を示す図である。 本発明の実施例4における全移動機のハンドオーバ完了後のハンドオーバ履歴データ例を示す図である。 本発明の実施例4における全移動機のハンドオーバ完了後の移動の特徴に応じた分類データの更新例を示す図である。 本発明の実施例5の前提状況である無線リソース管理テーブルの内容例を示す図である。 本発明の実施例5における呼設定契機によるセル11の輻輳時の電波強度に応じた特徴により分類したデータの更新例を示す図である。 本発明の実施例5における呼設定契機によるセル11の輻輳回避後の無線リソース管理テーブルの更新例を示す図である。 本発明の実施例6の前提状況としての無線リソース管理テーブルの内容例を示す図である。 本発明の実施例6におけるハンドオーバ契機によるセル11の輻輳時の無線リソース管理テーブルの更新例を示す図である。 本発明の実施例6におけるハンドオーバ契機によるセル11の輻輳回避後の無線リソース管理テーブル更新例を示す図である。 本発明の実施例7の前提状況としての電波強度の特徴に応じて分類したデータの例を示す図である。 本発明の実施例7の前提状況としてのQoSに応じて分類したデータの例を示す図である。 本発明の実施例7の前提状況としての無線リソース管理テーブルの内容例を示す図である。 本発明の実施例7による電波強度に応じて分類したデータの更新例を示す図である。
符号の説明
11、12 無線ネットワーク制御装置
101〜10N,104〜10M 無線基地局
111、112 移動機
300 無線リソース制御部
320 無線基地局リソース管理手段
330 無線リソース共有手段
400 ハンドオーバ制御部
410 ハンドオーバ実施判定手段
420 特徴別ハンドオーバ処理手段
430 移動遷移記録手段
440 移動特徴は検出手段
700 無線品質管理部
800 移動機特徴分類制御部
810 移動特徴分類手段
820 電波特徴分類手段
830 QoS特徴分類手段

Claims (5)

  1. 移動体通信網における無線ネットワーク制御装置により、
    前記無線ネットワーク制御装置が管理する無線基地局に無線接続されている移動機の特徴を検出し、
    検出された特徴に応じて前記移動機を少なくとも1つのグループに分類可能か否かを判定し、
    分類可能と判定された場合に、分類されたグループに応じて、前記無線基地局の無線リソースが均等に使用されるように、前記移動機の各々が無線接続されるべき無線基地局を変更することにより、前記無線基地局が有する無線リソースを共有化することを特徴とする無線リソース共有制御方法。
  2. 前記移動機の特徴は、前記移動機が前記無線基地局の間を移動移動した移動履歴情報である、請求項1に記載の無線リソース共有制御方法。
  3. 前記移動機の特徴は、前記移動機の受信電波強度である、請求項1に記載の無線リソース共有制御方法。
  4. 前記移動機の特徴は、前記移動機のクオリティ・オブ・サービス情報である、請求項1に記載の無線リソース共有制御方法。
  5. 前記無線ネットワーク制御装置は、前記移動機の検出された特徴を利用して、前記無線基地局の輻輳を回避するように前記移動機の接続先の無線基地局を決定し、前記移動機を前記決定された接続先の無線基地局にハンドオーバさせることを特徴する請求項1から4のいずれか一項に記載の無線リソース共有制御方法。
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