JP2006111489A - 固化方法及びこれに用いる固化剤 - Google Patents

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和美 廣橋
Yoshiaki Takahashi
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Abstract

【課題】
固化作業時の作業性を向上すると共に、多様な固化対象資材に対しても適切な固化強度を容易に達成することが可能な、固化方法及びこれに用いる固化剤を提供すること。
【解決手段】
固化対象資材とカルシウム系組成物とに対し、リグニン系組成物及び珪酸ナトリウムを主成分として調製された溶液Aと、リグニン系組成物及び塩化カルシウムを主成分として調製された溶液Bとを順次又は同時に添加し、攪拌混合して固化対象資材を固化することを特徴とする固化方法である。
【選択図】なし

Description

本発明は、固化方法及びこれに用いる固化剤に関し、特に、建材の製造、道路敷設、さらには産業廃棄物の固化などのように、各種の固化対象資材を固化するための固化方法及びこれに用いる固化剤に関する。
従来より、汚泥や焼却灰などの産業廃棄物をセメントなどで固化し、ブロックや壁板などの建材として利用したり、固化した状態で隔離保管することが行われている。また、道路の敷設において、敷設現場の土砂や補修道路の表面材などを利用し、固化することで新たな道路を敷設することが行われている。
これらの各種の固化対象資材を固化する際には、例えば、特許文献1に示すように、固化剤として、セメント、リグニンスルホン酸、及び塩化カルシウムなどを利用する方法や、特許文献2に示すように、セメント、リグニンスルホン酸、及び珪酸ナトリウムなどを利用するように、セメントに加え、各種の添加剤が利用されている。
特開2003−171160号公報 特許平5−339935号公報
特に、リグニン系組成物は、セメントの流動性を向上するため減水剤として利用され、珪酸ナトリウムは急結剤として、さらに塩化カルシウムは早強剤として利用されている。これらの添加剤は、通常、固化作業時において、所定の分量だけ計量し、セメントと共に汚泥などの固化対象資材に添加されている。その後、材料全体を攪拌混合することで固化反応を発生させている。
このように、固化作業時に、これらの添加剤を計量添加することは、作業自体を煩雑なものとなるだけでなく、添加剤の添加量は数%〜10数%程度であるため、添加剤が固化対象資材又はセメント全体に均一に行き渡らないという問題を生じていた。
これに対し、予め、全ての添加剤を混合し、作業現場において必要量だけ計量し使用することも可能であるが、この場合には、添加剤間で化学反応が進行し、溶液がゲル状となり易く、固化対象資材への添加も同時となるため、固化反応が急速に進み、固化作業に係る時間を十分に確保することが出来ないなどの不具合を生じることとなる。
さらに、固化対象資材は多様であるため、固化作業現場において、各種添加剤の量を適切に調整しないと、所要の強度を達成することが出来ないという問題もある。
本発明の目的は、上述した問題を解決し、固化作業時の作業性を向上すると共に、多様な固化対象資材に対しても適切な固化強度を容易に達成することが可能な、固化方法及びこれに用いる固化剤を提供することである。
上記課題を解決するために、請求項1に係る発明は、固化対象資材とカルシウム系組成物とに対し、リグニン系組成物及び珪酸ナトリウムを主成分として調製された溶液Aと、リグニン系組成物及び塩化カルシウムを主成分として調製された溶液Bとを順次又は同時に添加し、攪拌混合して固化対象資材を固化することを特徴とする固化方法である。
また、請求項2に係る発明では、請求項1に記載の固化方法において、固化対象資材に該溶液A又は該溶液Bのいずれかを添加し、攪拌混合する第1攪拌工程と、その後該溶液A又は該溶液Bのうち残りの溶液を添加し、再度攪拌混合する第2攪拌工程と有することを特徴とする。
また、請求項3に係る発明では、請求項2に記載の固化方法において、該第1攪拌工程後、攪拌混合した半製品をサイズ毎に選別し、各サイズ毎に所定割合で配合し、第2攪拌工程を行うことを特徴とする。
また、請求項4に係る発明では、請求項2又は3に記載の固化方法において、該第2攪拌工程において、該第1攪拌工程で攪拌混合する固化対象資材より粒径の小さい他の固化対象資材を追加投入することを特徴とする。
また、請求項5に係る発明では、請求項1乃至4のいずれかに記載の固化方法において、カルシウム系組成物がセメント、石膏又は石灰であり、添加量が混合される材料の総重量に対し、3〜20重量%であることを特徴とする。
また、請求項6に係る発明では、請求項1乃至5のいずれかに記載の固化方法において、該固化対象資材は、有機質又は無機質あるいは有機及び無機混合の廃棄物を含むことを特徴とする。廃棄物としては、例えば、土砂、石炭灰、フライアッシュ、火山灰、汚泥、陸海のヘドロ、焼却灰、木材チップ、解体物廃材などが該当する。
また、請求項7に係る発明では、請求項1乃至6のいずれかに記載の固化方法において、該溶液A又は溶液Bのいずれかにアスファルト乳化剤が含まれていることを特徴とする。
また、請求項8に係る発明では、請求項1乃至7のいずれかに記載の固化方法において、該攪拌混合が、混練工程を有することを特徴とする。
また、請求項9に係る発明では、請求項1乃至8のいずれかに記載の固化方法において、攪拌混合した後、形状型枠への圧縮又は流し込みにより成形し、固化することを特徴とする。
また、請求項10に係る発明では、請求項1乃至8のいずれかに記載の固化方法において、該固化対象資材が、道路や路盤の表面材料を粉砕した材料を含み、攪拌混合した後、路面に再敷設し固化させることを特徴とする。
また、請求項11に係る発明では、請求項10に記載の固化方法において、攪拌混合を路面上で行うことを特徴とする。
また、請求項12に係る発明では、請求項10又は11に記載の固化方法において、再敷設した後、該溶液A又は該溶液Bの少なくとも一方の溶液を路面に撒布し養生させることを特徴とする。
また、請求項13に係る発明は、請求項1乃至12のいずれかに記載の固化方法に用いるリグニン系組成物及び珪酸ナトリウムを主成分として調整された固化剤である。
また、請求項14に係る発明は、請求項1乃至12のいずれかに記載された固化方法に用いるリグニン系組成物及び塩化カルシウムを主成分として調整された固化剤である。
また、請求項15に係る発明では、請求項13又は14に記載の固化剤において、リグニン系組成物は、リグニンスルホン酸化合物、リグニンスルホン酸塩、オキシカルボン酸塩、ポリカルボン酸化合物、ポリカルボン酸エーテル化合物、ナフタレンスルホン酸化合物、スルホン酸塩、グリシトール誘導体、ポリオールの少なくとも一つを含むことを特徴とする。
また、請求項16に係る発明では、請求項13乃至15のいずれかに記載の固化剤において、アスファルト乳化剤が添加されていることを特徴とする。
また、請求項17に係る発明では、請求項13乃至16のいずれかに記載の固化剤において、セルロース系又はグリコース系の増粘剤と界面活性剤との混和剤が添加されていることを特徴とする。
請求項1に係る発明により、固化対象資材とカルシウム系組成物とに添加する添加剤を、リグニン系組成物及び珪酸ナトリウムを主成分として調製された溶液Aと、リグニン系組成物及び塩化カルシウムを主成分として調製された溶液Bとに分け、これらを予め調整しておき、作業現場においては、これらの溶液を順次又は同時に添加し、材料全体を攪拌混合するだけで、固化対象資材を固化することが可能となるため、極めて作業性が良い固化方法を提供することが可能となる。しかも、溶液A及びBは、各々化学的安定性が高く、長期保存が可能な上、溶液A及びBの添加量を調整するだけで、固化強度が調整でき、所要の強度を容易に得ることができる。また、溶液A及びBは、水により希釈化することが可能であり、使用時には、水で希釈化して利用することにより、固化対象資材やカルシウム系組成物全体に、添加剤を行き渡らせることが可能であると共に、予め所定の倍率に希釈化した溶液を準備することも可能となる。特に、溶液の濃度調合は、作業固化時間の長短の調整や強度の高低の調整に寄与し、固化対象資材の含水率及びカルシウムの多少も考慮し、調整を行う。
請求項2に係る発明により、固化対象資材に溶液A又は溶液Bのいずれかを添加し、攪拌混合する第1攪拌工程と、その後該溶液A又は該溶液Bのうち残りの溶液を添加し、再度攪拌混合する第2攪拌工程との2段階に攪拌工程を分けるため、固化反応が急速に進行するのを調整でき、材料全体での強度のばらつきも抑制することが可能となる。また、第1攪拌工程で固化した半製品を新たな骨材として利用することも可能となる。
請求項3に係る発明により、第1攪拌工程後、攪拌混合した半製品をサイズ毎に選別し、各サイズ毎に所定割合で配合し、第2攪拌工程を行うため、固化した材料の強度や形状を常に適切なものに制御することが可能となる。
請求項4に係る発明により、第2攪拌工程において、第1攪拌工程で攪拌混合する固化対象資材より粒径の小さい他の固化対象資材を追加投入するため、第1攪拌工程で固化した半製品を新たな骨材とし、その周りに粒径の小さな他の固化対象資材が付着した状態で固化することが可能となり、粒径の小さな固化対象資材が含まれる場合も、効率よく固化を行うことができる。
請求項5に係る発明により、カルシウム系組成物がセメント、石膏又は石灰であり、添加量が混合される材料の総重量に対し、3〜20重量%であるため、セメント又は石灰の使用量を抑制しながら、発現強度の高い固化を実現できる。
請求項6に係る発明により、固化対象資材は、有機質又は無機質あるいは有機及び無機混合の廃棄物であり、例えば土砂、石炭灰、フライアッシュ、火山灰、汚泥、陸海のヘドロ、焼却灰、木材チップ、解体物廃材などのうち少なくとも一つを含むため、産業廃棄物などの各種資材を固化対象資材として利用することが可能となる。
請求項7に係る発明により、溶液A又は溶液Bのいずれかにアスファルト乳化剤が含まれているため、固化状態における防水性を付与することが可能となり、路面等の防水処理を施す際に有用である。
請求項8に係る発明により、攪拌混合が混練工程を有するため、溶液A又は溶液Bが存在する中で、固化対象資材及びカルシウム系組成物を、密度を上げて均一に混合することが可能となり、結合強度の向上や均質な強度を実現することが可能となる。
請求項9に係る発明により、攪拌混合した後、形状型枠への圧縮又は流し込みにより成形し、固化するため、ブロックや壁材など所定の形状を必要とする物を加工・製造することが可能となる。
請求項10に係る発明により、固化対象資材が、道路や路盤の表面材料を粉砕した材料を含み、攪拌混合した後、路面に再敷設し固化させるため、道路の補修などにおいて、既存の道路や路盤の表面材料を再利用でき、廃棄物の発生を抑制すると共に、新たな原料・資材の調達・運搬も抑制でき、環境への負荷が少なく、コストの低下も実現可能となる。
請求項11に係る発明により、攪拌混合を路面上で行うため、道路や路盤などの大量の材料を処理する場合でも、作業場所を確保できると共に、既存のスタビライザーなどを利用して効率的な作業を行うことが可能となる。
請求項12に係る発明により、再敷設した後、溶液A又は溶液Bの少なくとも一方の溶液を路面に撒布し養生させるため、路面の強度をより高めることが可能となる。
請求項13に係る発明により、請求項1乃至12のいずれかに記載の固化方法において、リグニン系組成物及び珪酸ナトリウムを主成分として調整された固化剤を用いることで、作業現場における添加剤の調製作業を簡略化することが可能となる。しかも、このような固化剤は、化学的安定性が高く、長期保存も可能となる。なお、この固化剤は、水により希釈化することが可能であり、使用時には、水で希釈化して利用したり、予め所定の倍率に希釈化した溶液として準備することも可能である。
請求項14に係る発明により、請求項1乃至12のいずれかに記載された固化方法において、リグニン系組成物及び塩化カルシウムを主成分として調整された固化剤を用いることで、作業現場における添加剤の調製作業を簡略化することが可能となる。しかも、このような固化剤は、化学的安定性が高く、長期保存も可能となる。なお、この固化剤は、水により希釈化することが可能であり、使用時には、水で希釈化し利用するため、予め所定の倍率に希釈化した溶液として準備することも可能である。
請求項15に係る発明により、リグニン系組成物は、リグニンスルホン酸化合物、リグニンスルホン酸塩、オキシカルボン酸塩、ポリカルボン酸化合物、ポリカルボン酸エーテル化合物、ナフタレンスルホン酸化合物、スルホン酸塩、グリシトール誘導体、ポリオールの少なくとも一つを含むため、セメントなどのカルシウム系組成物の流動性を向上し、カルシウム系組成物の使用量を抑えると共に、減水作用を高めることが可能となる。
請求項16に係る発明により、アスファルト乳化剤が添加されているため、固化状態における防水性を付与することが可能となる。また、アスファルト乳化剤は、固化剤中に均質に分散するため、固化剤の取扱いが容易となり、固化作業も円滑に行うことが可能となる。
請求項17に係る発明により、セルロース系又はグリコース系の増粘剤と界面活性剤との混和剤が添加されているため、固化剤の増粘保水性や硬化遅延性を高め、塗布適性の向上、たれ防止、水中不分離性や成形工程での腑形性の向上などを付加し、また、固化剤の分散性を向上することが可能となる。
以下、本発明について好適例を用いて詳細に説明する。
本発明の固化方法は、固化対象資材とカルシウム系組成物とに対し、リグニン系組成物及び珪酸ナトリウムを主成分として調製された溶液Aと、リグニン系組成物及び塩化カルシウムを主成分として調製された溶液Bとを順次又は同時に添加し、攪拌混合して固化対象資材を固化することを特徴とする。
特に、本発明の固化方法においては、固化対象資材とカルシウム系組成物とに添加する添加剤である固化剤を、リグニン系組成物及び珪酸ナトリウムを主成分として調製された溶液Aと、リグニン系組成物及び塩化カルシウムを主成分として調製された溶液Bとに分け、これらを予め調整しておき、作業現場においては、これらの溶液を順次又は同時に添加し、材料全体を攪拌混合するだけで、固化対象資材を固化することが可能となるため、極めて作業性が良い固化方法を提供することが可能となる。
(固化剤)
本発明に係る固化剤は、リグニン系組成物及び珪酸ナトリウムを主成分として調整された固化剤A、及びリグニン系組成物及び塩化カルシウムを主成分として調整された固化剤Bを、主として用いる。
リグニン系組成物は、リグニンスルホン酸化合物、リグニンスルホン酸塩、オキシカルボン酸塩、ポリカルボン酸化合物、ポリカルボン酸エーテル化合物、ナフタレンスルホン酸化合物、スルホン酸塩、グリシトール誘導体、ポリオールの少なくとも一つ又はこれらを組合わせて利用される。リグニン系組成物は、セメントなどのカルシウム系組成物の流動性を向上し、カルシウム系組成物の使用量を抑えると共に、減水作用を高める作用がある。
リグニン系組成物と、珪酸ナトリウム、及び塩化カルシウムを同時に混合した場合には、化学反応により溶液がゲル状となるため、長期保存が困難であり、作業時においても固化反応が急速に進行しやすくなるため、充分な作業時間を確保できないなどの問題を生じる。このため、本発明では、リグニン系組成物及び珪酸ナトリウムを主成分として調製された固化剤Aと、リグニン系組成物及び塩化カルシウムを主成分として調製された固化剤Bとに分けて調整している。各固化剤の成分比率は、リグニン系組成物が30〜65重量%に対し、珪酸ナトリウム又は塩化カルシウムが各々30〜70重量%程度、混合されている。特に、固化対象資材に固化剤A,Bを添加する際には、珪酸ナトリウムより塩化カルシウムの含有量をより多くすることが好ましい。
固化剤A,Bには、必要に応じて各種添加剤が添加され、道路、路盤表面の表層剤や、建材の防水処理剤として利用可能なアスファルト乳化剤、土やフライアッシュなどの資材を混入する場合の拡散・分散作用を促進すると共に、カルシウム系組成物の反応を均一化し、早強及び早結作用を高める界面活性剤、また、固化剤の増粘保水性や硬化遅延性を高め、塗布適性の向上、たれ防止、水中不分離性や成形工程での腑形性の向上などを付加する増粘剤、さらには、固化対象資材内からの各種物質の溶出を防止するためのキレート剤などがある。
アスファルト乳化剤は、水を添加しない状態における固化剤の総重量に対し、3〜20%程度の割合で添加することが好ましい。また、界面活性剤は、陰イオン系、非イオン系、両性系など各種ものが利用可能であるが、アルキルスルホン酸系又はアルキルカルボン酸系のいずれかを利用することが好ましい。この場合の添加量は、同様に総重量に対し、0.001〜0.01重量%である。また、増粘剤としては、固化剤Aに対しては水溶性セルロースを、固化剤Bに対してはグリコース系化合物を添加することが好ましい。増粘剤の添加量は、総重量に対し1〜2重量%程度である。
溶水性については、固化剤A,B又は両者の併用により、溶出防止及びキレートの効果は、環境基本法に基く土壌環境基準を90%以上満足している。しかし、完全溶出防止の必要性や経年時変化による溶出を防止するため、他のキレート剤を併用して使用することも可能である。
キレート剤としては、キレート樹脂、フェノール系、活性炭、ステレン系などがあり、特に焼却灰に含まれる有害重金属などの溶出を完全に防止するには、高分子液体キレートが好適である。キレート剤の添加量は、総重量に対し1〜5重量%程度である。
固化剤A,Bの製造方法は、リグニン系組成物に対し、珪酸ナトリウム又は塩化カルシウムを添加すると共に、これらを断続的に混合・攪拌しながら数日間養生を行う。必要に応じ、アスファルト乳化剤などの各種添加剤を添加する場合も、断続的に混合・攪拌しながら数日間養生を行う。これにより、固化剤の性質が安定化し、長期保存を可能とすると共に、固化作業時の性能の発現性も向上する。
さらに、本発明に係る固化剤は、水溶性であるため、固化剤A,Bは、単に原液のみを意味するのではなく、原液を数十倍〜数百倍に希釈したものを含むものである。
(固化対象資材及び固化製品)
本発明に係る固化方法が適用可能な固化対象資材としては、有機質又は無機質あるいは有機及び無機混合の廃棄物が利用可能であり、例えば、土砂、石炭灰、フライアッシュ、火山灰、汚泥、陸海のヘドロ、焼却灰、木材チップ、解体物廃材などのうち少なくとも一つ又はこれらの組合せが、利用可能である。例えば、生活汚泥や焼却灰を利用した非燃焼煉瓦・ブロック・プランタンなどの固化製品を製造することが可能であり、さらには、下水し尿処理汚泥を利用した下層路盤・埋め戻し材・非燃焼煉瓦など、廃油を利用した植木鉢・プランタンなど、石炭焼却灰を利用した砂利・耐火ボード・道路用路盤材など、火山灰を利用した着色非焼却煉瓦・ブロック・道路用路盤材など、水中ヘドロを利用した漁礁・テトラポット・護岸工事用素材など、おが屑を利用した建築用ボードなど、石粉末・石ヘドロを利用した墓石・線香立て・石板・玉石・骨材など、各種固化対象資材を多様な用途の固化製品に利用することが可能である。
(固化方法)
本発明の固化方法は、固化対象資材とカルシウム系組成物とに対し、リグニン系組成物及び珪酸ナトリウムを主成分として調製された固化剤Aと、リグニン系組成物及び塩化カルシウムを主成分として調製された固化剤Bとを順次又は同時に添加し、攪拌混合して固化対象資材を固化することを特徴とする。特に、固化剤A及びBの添加時期や、カルシウム系組成物の混合時期を調整することにより、多様な固化方法を提供することが可能となる。また、攪拌混合工程において、混練工程を併用することで、固化剤A又はBが存在する中で、固化対象資材又はカルシウム系組成物を、密度を上げて均一に混合することが可能となり、結合強度の向上や均質な強度を実現することが可能となる。
カルシウム系組成物は、セメント、石膏又は石灰であり、固化対象資材に対するカルシウム系組成物の添加量は、混合される材料の総重量に対し、3〜20重量%である。通常、セメントを用いた固化方法の場合、砂、砂利、砕石などを固化する場合には、混合される材料の総重量に対し約40重量%のセメントが混入されるが、本発明の固化方法においては、セメントなどのカルシウム系組成物の添加量を減少させることが可能となる。
本発明の固化方法においては、固化対象資材に固化剤A又はBのいずれかを添加し、攪拌混合する第1攪拌工程と、その後、固化剤A又はBのうち残りの溶液を添加し、再度攪拌混合する第2攪拌工程と有する固化方法も可能である。
このように、固化剤の添加工程と攪拌工程を、2段階の攪拌工程に分けることにより、固化反応が急速に進行するのを調整でき、材料全体での強度のばらつきも抑制することが可能となる。特に、第1攪拌工程で固化した半製品を新たな骨材として利用することも可能となる。このような2段階の攪拌工程においては、カルシウム系組成物を各攪拌工程に分けて添加する方法や、第1又は第2のいずれかの工程のみにおいて添加する方法も可能である。
また、第1攪拌工程後、攪拌混合した半製品を、例えば、2mm以下、2〜10mm、10mm以上の各サイズ毎に選別し、各サイズ毎に所定割合で配合し、第2攪拌工程を行うことで、固化後の材料の強度や形状を常に適切なものに制御することも可能となる。
さらに、第2攪拌工程において、第1攪拌工程で攪拌混合する固化対象資材より粒径の小さい他の固化対象資材を追加投入することで、第1攪拌工程で固化した半製品を新たな骨材とし、追加投入した粒径の小さな他の固化対象資材を、該骨材の周りに付着・固化することも可能となる。これにより、粒径の小さな固化対象資材が含まれる場合も、セメントなどの使用量を抑制しながら効率よく固化を行うことができる。
上述のように攪拌・混合した資材は、形状型枠への圧縮又は流し込みにより成形し、固化され、ブロックや壁材など所定の形状を必要とする固化製品に、加工・製造される。
次に、本発明の固化方法を道路の敷設に用いる場合について説明する。
道路敷設においても、上述したように固化対象資材にセメントや固化剤A及びBを添加したものを、混練機付アスファルトフィニッシャーまたは混練機付グレーダーなどの混練機で練り上げたものを、道路に落下させ、ロードローラーで転圧することも可能である。
この際には、固化対象資材に、道路や路盤の表面材料を粉砕した材料を利用することにより、既存の道路や路盤の表面材料を再利用でき、廃棄物の発生を抑制すると共に、新たな原料・資材の調達・運搬も抑制でき、環境への負荷が少なく、コストの低下も実現可能となる。
また、次のように、攪拌混合工程も含め、路面上で作業を行うことも可能である。
(1)路面の不陸修正、
(2)掘削、スタビライザー又はグレーダーブルドーザーなど(路盤の雑石除去)、
(3)切り込み砂利所定圧(例えば3cm厚)、所定粒径(例えば40mm)以下均敷(砂利道では不要)、
(4)ポルトランドセメント撒布(例えば、1m2当たり15kg程度)、
(5)スタビライザーで攪拌混合、
(6)固化剤A又はB撒布(例えば1m2当たり8liter程度。ただし、25〜50倍程度に希釈化した溶液を使用)(モノフレックスのポンプを利用して撒布可能)、
(7)再度スタビライザーで攪拌混合、
(8)不陸修正、
(9)ローラ処理(最初転圧軽め、後は重め)、
(10)軽ローラ後、砕石5〜6号少量撒布、重ローラで締め固め、
(11)固化剤A又はB撒布(例えば、1m2当たり1liter程度。ただし、25〜50倍程度に希釈化した用を液を使用。また、アスファルト乳化剤を添加した固化剤が好ましい。)
(12)撒布後、修正養生。
このように、道路敷設においては、攪拌混合を路面上で行うため、道路や路盤などの大量の材料を処理する場合でも、作業場所を確保できると共に、既存のスタビライザーなどを利用して効率的な作業を行うことが可能となる。
また、上述した道路敷設のように、再敷設した後、固化剤A又はBを路面に撒布し養生させるため、路面の強度をより高めることが可能となる。また、撒布する固化剤にアスファルト乳化剤を添加したものを用いることにより、路面の防水性を向上されることも可能となる。
さらに、海砂を固化対象資材として用いる場合には、砂に付着した塩分を取り除くことが好ましく、その際には、固化剤A又はBを40倍程度に希釈し、該希釈液で、砂を洗浄することで、塩分を効果的に除去できるだけでなく、固化作業時の結着能力を高めることが可能となる。なお、洗浄に使用した希釈液は、他の海砂の洗浄に再利用するのが好ましい。なお、海水汲み上げヘドロの固化実験では、塩分濃度は海水の5倍濃度まで固化を確認している。
以下に、本発明の固化方法を用いたブロックの実施例について説明する。
焼却灰(飛灰。鹿児島県川辺郡川辺町清掃センターから採取)30kgに対し、セメント(製品名:ポルトランド、太平洋セメント株式会社製)2.4kgを混合すると共に、固化剤A(リグニンスルホン酸塩61%,珪酸ナトリウム36%,セルロースを含む添加剤3%)を20倍に希釈した溶液を60cc添加し、混練機(装置名:ペレガイヤ、北川鉄工株式会社製)で4分間混練し、次に、固化剤B(リグニンスルホン酸塩55%,塩化カルシウム42%,グリコースを含む添加剤3%)を30倍に希釈した溶液を30cc添加し、再度、混練機で混練し、型枠内に混練物を流し込み、縦50mm×横50mm×高さ50mmのブロック体を成形した。
製造したブロック体の圧縮強度は233kg/cm2、曲げ強度60fkg/cm2が得られた。また、金属等の溶出試験(昭和48年環境庁告示第13号)を行った結果、カドミウム0.005mg/l未満(JIS K0102 55.1,フレーム原子吸光法)、鉛0.01mg/l未満(JIS K0102 54.1,フレーム原子吸光法)、六価クロム0.04mg/l未満(JIS K0102 65.2.2,フレーム原子吸光法)、砒素0.01mg/l未満(JIS K0102 61.2,水素化物発生原子吸光法)、総水銀0.0005mg/l未満(昭和46年環境庁告示第59号付表1,還元気化原子吸光法)、アルキル水銀検出されず(昭和46年環境庁告示第59号付表2,ガスクロマトグラフ法)、セレン0.01mg/l未満(JIS K0102 67.2,水素化合物発生原子吸光法)であり、極めて安定したブロック体を得ることができた。
焼却灰(石炭灰、九州火力発電所から採取)2kg、焼却灰より造粒した骨材0.25kgに、固化剤A(リグニンスルホン酸塩62%,珪酸ナトリウム35%,セルロースを含む添加剤3%)を25倍に希釈した溶液を20cc添加し、混練機(装置名:ペレガイヤ、北川鉄工株式会社製)で4分間混練し半製品を得た。該半製品を粒径が2mm以下、2〜10mm、10mm以上の3つのサイズ毎に選別し、各サイズ毎の重量の比が、1.8:1:1となるように再度混合し、セメント(製品名:ポルトランド、太平洋セメント株式会社製)0.3kgを添加すると共に次に、固化剤B(リグニンスルホン酸塩52%,塩化カルシウム45%,グリコースを含む添加剤3%)を30倍に希釈した溶液を18cc添加し、再度、混練機で混練し、型枠内に混練物を流し込み、プレス圧力55kg/cm2で圧縮し、縦50mm×横50mm×高さ50mmのブロック体を成形した。
製造したブロック体の圧縮強度は352kg/cm2、曲げ強度74fkg/cm2が得られた。
ヘドロ(東田子の浦から採取)30kg(含水率50%)、ヘドロより造粒した骨材(粒径5mm程度)0.25kgに、セメント(製品名:ポルトランド、太平洋セメント株式会社製)3kgを添加すると共に、固化剤A(リグニンスルホン酸塩62%,珪酸ナトリウム35%,セルロースを含む添加剤3%)及び固化剤B(リグニンスルホン酸塩55%,塩化カルシウム42%,グリコースを含む添加剤3%)を添加し、混練機(装置名:25A、デビットソン社製)で30分間混練し、型枠内に混練物を流し込み、縦198mm×横98mm×高さ60mmのブロック体を成形した。
製造したブロック体の圧縮強度は285kg/cm2、曲げ強度60fkg/cm2が得られた。
福岡県大牟田トラックターミナルの敷地内において、コンクリート道路の再敷設を、本発明の固化方法を用いて行った。路面深さ約25cmをグレーダーブルドーザー(株式会社小松製作所製)を用いて、不陸修正を行うと共に、100mm以上の雑石を除去し、スタビライザー(株式会社小松製作所製)により路面を攪拌し、セメント(製品名:ポルトランド、麻生セメント株式会社製)を1m2当たり15kg撒布し、再度、スタビライザーで攪拌混合した。次に、固化剤A(リグニンスルホン酸塩63%,珪酸ナトリウム35%,セルロースを含む添加剤2%)を30倍に希釈し、1m2当たり8リットル撒布し、再度、スタビライザーで攪拌した後、ロードローラー(装置名:BW13AW、ボーマク社製)により自重量3600kgで転圧及び不陸修正を行い、砕石5号を182kg/m2を路面に撒布し、ロードローラーで転圧(自重量9000kg)した。固化剤B(リグニンスルホン酸塩48%,塩化カルシウム40%,グリコースを含む添加剤2%,アスファルト乳化剤10%)を25倍に希釈し、1m2当たり1リットル撒布し、養生を行った。
敷設した道路の強度・加重試験を行ったところ、一軸圧縮強度30.2kg/cm2が得られ、通常の道路として十分に機能することが確認された。
以上、説明したように、本発明によれば、固化作業時の作業性を向上すると共に、多様な固化対象資材に対しても適切な固化強度を容易に達成することが可能な、固化方法及びこれに用いる固化剤を提供することが可能となる。

Claims (17)

  1. 固化対象資材とカルシウム系組成物とに対し、リグニン系組成物及び珪酸ナトリウムを主成分として調製された溶液Aと、リグニン系組成物及び塩化カルシウムを主成分として調製された溶液Bとを順次又は同時に添加し、攪拌混合して固化対象資材を固化することを特徴とする固化方法
  2. 請求項1に記載の固化方法において、固化対象資材に該溶液A又は該溶液Bのいずれかを添加し、攪拌混合する第1攪拌工程と、その後該溶液A又は該溶液Bのうち残りの溶液を添加し、再度攪拌混合する第2攪拌工程と有することを特徴とする固化方法。
  3. 請求項2に記載の固化方法において、該第1攪拌工程後、攪拌混合した半製品をサイズ毎に選別し、各サイズ毎に所定割合で配合し、第2攪拌工程を行うことを特徴とする固化方法。
  4. 請求項2又は3に記載の固化方法において、該第2攪拌工程において、該第1攪拌工程で攪拌混合する固化対象資材より粒径の小さい他の固化対象資材を追加投入することを特徴とする固化方法。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載の固化方法において、カルシウム系組成物がセメント、石膏又は石灰であり、添加量が混合される材料の総重量に対し、3〜20重量%であることを特徴とする固化方法。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載の固化方法において、該固化対象資材は、有機質又は無機質あるいは有機及び無機混合の廃棄物を含むことを特徴とする固化方法。
  7. 請求項1乃至6のいずれかに記載の固化方法において、該溶液A又は溶液Bのいずれかにアスファルト乳化剤が含まれていることを特徴とする固化方法。
  8. 請求項1乃至7のいずれかに記載の固化方法において、該攪拌混合が、混練工程を有することを特徴とする固化方法。
  9. 請求項1乃至8のいずれかに記載の固化方法において、攪拌混合した後、形状型枠への圧縮又は流し込みにより成形し、固化することを特徴とする固化方法。
  10. 請求項1乃至8のいずれかに記載の固化方法において、該固化対象資材が、道路や路盤の表面材料を粉砕した材料を含み、攪拌混合した後、路面に再敷設し固化させることを特徴とする固化方法。
  11. 請求項10に記載の固化方法において、攪拌混合を路面上で行うことを特徴とする固化方法。
  12. 請求項10又は11に記載の固化方法において、再敷設した後、該溶液A又は該溶液Bの少なくとも一方の溶液を路面に撒布し養生させることを特徴とする固化方法。
  13. 請求項1乃至12のいずれかに記載の固化方法に用いるリグニン系組成物及び珪酸ナトリウムを主成分として調整された固化剤。
  14. 請求項1乃至12のいずれかに記載された固化方法に用いるリグニン系組成物及び塩化カルシウムを主成分として調整された固化剤。
  15. 請求項13又は14に記載の固化剤において、リグニン系組成物は、リグニンスルホン酸化合物、リグニンスルホン酸塩、オキシカルボン酸塩、ポリカルボン酸化合物、ポリカルボン酸エーテル化合物、ナフタレンスルホン酸化合物、スルホン酸塩、グリシトール誘導体、ポリオールの少なくとも一つを含むことを特徴とする固化剤。
  16. 請求項13乃至15のいずれかに記載の固化剤において、アスファルト乳化剤が添加されていることを特徴とする固化剤。
  17. 請求項13乃至16のいずれかに記載の固化剤において、セルロース系又はグリコース系の増粘剤と界面活性剤との混和剤が添加されていることを特徴とする固化剤。
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