JP2006111080A - シートベルト一括解除装置 - Google Patents

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seat belt
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Toshio Fukuzawa
利雄 福澤
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CHUO KAIHATSU
Chuo Kaihatsu Corp
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CHUO KAIHATSU
Chuo Kaihatsu Corp
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【目的】 乗り物の各座席のバックルにそれぞれ装着されたシートベルトを運転手などが一回の操作により一括に解除することができるシートベルト一括解除装置を提供する。
【構成】 各シートベルトにそれぞれ摺動可能に取り付けられたタングプレートの先端の係止穴と、前記各シートベルトがそれぞれ装着されるバックル内に設けられ前記係止穴と係止される係止片と、前記バックル内にそれぞれ設けられ、前記各係止片が前記各係止穴に係止されているとき、前記各係止片の前記各係止穴への係止を外すように駆動するための駆動部と、前記各係止片が前記各係止穴から外れるように前記駆動部を制御するための制御部と、前記乗り物の運転席又はその近傍に備えられ、前記制御部による前記各駆動部の制御を開始させるための信号を前記制御部に送るための解除ボタンと、を備えたシートベルト一括解除装置である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、乗り物の各座席に設けられたシートベルトを運転手などが一回の操作により一括して解除することができるシートベルト一括解除装置に関する。
従来より、自動車や航空機などの各座席にそれぞれシートベルトが設けられ、乗員はそれぞれ自分でシートベルトを装着したり解除したりしている。このシートベルトの装着及び解除に関しては、その操作の簡易化が課題とされており、様々な提案がなされている(例えば、乗員がレリーズボタンを視認しやすくするための工夫を提案するものとして特許文献1参照)。
特開平05−228008号公報
しかしながら、シートベルトの操作、特にその解除の操作は、高齢者、幼児、障害者などが利用する場合、操作が困難であり客室乗務員などの手助けが必要となる場合が少なくない。また、通常の大人でも、事故や災害などの緊急時には冷静さを欠いてしまうため、シートベルトを迅速に解除することが困難になることが少なくない。
本発明はこのような従来技術の問題点に着目してなされたものであって、乗り物の各座席のバックルにそれぞれ装着されたシートベルトを運転手などが一回の操作により一括に解除することができるシートベルト一括解除装置を提供することを目的とする。
乗り物の複数の座席にそれぞれ設置された各シートベルトの装着を一括して解除するためのシートベルト一括解除装置であって、前記各シートベルトにそれぞれ摺動可能に取り付けられたタングプレートの先端の係止穴と、前記各シートベルトがそれぞれ装着されるバックル内に設けられ前記係止穴と係止される係止片と、前記バックル内にそれぞれ設けられ、前記各係止片が前記各係止穴に係止されているとき、前記各係止片の前記各係止穴への係止を外すように駆動するための駆動部と、前記各係止片が前記各係止穴から外れるように前記駆動部を制御するための制御部と、前記乗り物の運転席、客室乗務員席、又はそれらの近傍の場所(特に運転手や客室乗務員が操作しやすい場所)に備えられ、前記制御部による前記各駆動部の制御を開始させるための信号を前記制御部に送るための解除ボタンと、を備えたことを特徴とするシートベルト一括解除装置。
また、本発明のシートベルト一括解除装置においては、前記制御部は、前記解除ボタンからの信号に基づいて、前記乗り物の各座席において装着されている全てのシートベルトの係止片を前記係止穴から同時に外すように前記駆動部を制御するものである、ことが望ましい。
さらに、本発明のシートベルト一括解除装置においては、前記駆動部は前記制御部からの信号により所定時間だけ電源が供給されて前記係止片を吸引する電磁石である、ことが望ましい。
本発明によれば、運転手やパイロットなどが一回の操作を行うだけで乗り物内において装着されている全てのシートベルトを一括に解除させることができるので、従来のように高齢者、幼児、障害者などがシートベルトの解除に戸惑ってしまい降車がスムーズにできないという不都合を回避することができる。
また、本発明によれば、事故や災害などの緊急時において、運転手やパイロットなどが一回の操作を行うだけで乗り物内において装着されている全てのシートベルトを一括に解除させることができるので、従来のように乗員が緊急事態発生のために冷静さを欠いてしまいシートベルトがうまく解除できず避難行動が遅れてしまうなどの不都合を回避することができる。
本発明を実施するための最良の形態においては、例えば、運転席の近傍に備えられたボタンを運転手が操作することにより、各座席のシートベルトが一括して解除される。
図1は本発明の実施例1による自動車用のシートベルト一括解除装置を説明するための断面図である。図1において、1はシートベルト2が摺動可能に連結された金属製のタングプレート(図3の斜視図参照)、3は自動車本体に固定されたバックルである。前記タングプレート1の図示下端部には係止穴1aが形成されている。この図1は、前記タングプレート1が前記バックル3内に挿入されることによりシートベルト2が装着(係止)されている状態を示している。
次に、前記バックル3の内部構造を図1を参照して説明する。図1において、3aはバックルの筐体、5は回動軸4を中心に回動可能に設けられた係止片、6は乗員が手動でシートベルトの装着を解除するためレリーズボタン、である。前記レリーズボタン6は、前記バックル3の筐体3aの一部の開口部から露出されている。また、前記レリーズボタン6は、前記バックル筐体3aに、板バネ7により、図示左右方向に所定距離だけ移動可能に、取り付けられている。
また、図1において、8は前記レリーズボタン6を図示左方向に付勢するためのスプリング(図示右側端部が前記筐体3aに固定されている)、9は前記係止片5を図示時計回り方向に付勢するためのスプリング(図示右側端部が前記筐体3aに固定されている)、10は前記筐体3aに固定されたストッパであって前記係止片5が前記スプリング9により図示時計回り方向に付勢されるとき、図1に示す位置よりも図示時計回り方向に回動しないようにするためのストッパ、である。
また、図1において、11は前記タングプレート1が前記バックル3に挿入されたとき、前記タングプレート1の下端部を受けるための受け部、12はその図示下端部が前記ストッパ10に固定されており前記受け部11を図示上方に付勢するためのスプリング、である。
また、図1において、13は前記筐体3aに固定された電磁石である。前記電磁石13は、前記係止片5を図示反時計回り方向に回動させるために前記係止片5の図示下端部5bを吸引するためのものである。
また、図1において、14は前記電磁石13に電源を供給するための電源、15は前記電源14から前記電磁石13への電源の供給及びその切断を所定のタイミングで行うためのスイッチ、16は前記スイッチ15を制御するためのCPU(中央処理装置)、17は運転席の近傍に設けられ運転手が自動車内の各座席の全ての装着されたシートベルトを一括して解除するために操作する解除ボタン、である。
次に、図1を参照して本実施例1によるシートベルト装着時の動作を説明する。シートベルト2が装着されていないときは、前記バックル3内の係止片5は、前記スプリング9と前記ストッパ10の作用により、図1に示す位置に止まっている。その後、前記タングプレート1が前記バックル3内に挿入されたときは、前記タングプレート1の下端部が前記係止片5の上端部5aの傾斜面5cを摺動しながら下降するため、前記係止片5は少しだけ図示反時計回り方向に回動する。その後、前記タングプレート1がさらに下降して、その係止穴1aが前記係止片5の鉤状先端部5aと対向する位置まで下降したとき(このとき前記タングプレート1の下端部が前記受け部11に当接する)、前記タングプレート1の係止穴1aに前記係止片5の鉤状先端部5aが挿入される。この「前記タングプレート1の係止穴1aへの前記係止片5の鉤状先端部5aの挿入」により、前記係止片5は前記スプリング9の作用(付勢)により少しだけ図示時計回り方向に回動して、図1に示す位置に復帰する。以上により、前記タングプレート1及びシートベルト2の3バックルへの装着が完了する。
次に、図2を参照して本実施例1においてシートベルト2を装着した(図1参照)後に、運転手が手元の解除ボタン17を操作することにより複数のシートベルト2を一括に解除するときの動作を説明する。今、運転手が手元の解除ボタン17を操作すると、その操作信号がCPU16に送信される。この信号を受けたCPU16は、前記スイッチ15を制御して、前記電源14からの電源を所定の時間だけ、例えば1秒間だけ各座席の各バックル3内にそれぞれ備えられた前記電磁石13に供給する。すると、前記電磁石13は前記係止片5の図示下端部5bを強く吸引する。この吸引により、前記係止片5は、前記スプリング9の力に抗して図示反時計回り方向に回動する。この回動により、前記係止片5の鉤状先端部5aが前記タングプレート1の係止穴1aから外れて、図2に示すような状態となる。このとき、前記タングプレート1は、その下端部が当接している前記受け部11及びこの受け部11を図示上方に付勢しているスプリング12により、図示上方に勢いよく跳ね上げられるので、前記タングプレート1が前記バックル3から抜け出す。以上により、前記シートベルト2の装着の一括解除が完了する。
なお、以上は運転手が手元の解除ボタン17を操作したときの一括解除動作であるが、各座席の乗員は前記レリーズボタン6をバックル3の内部方向に押すことによって、自分の座席のシートベルトだけを個別に解除することが可能である。この場合は、各乗員が自分の座席に在る前記レリーズボタン6を前記スプリング8の力に抗してバックル3の内部方向に押すことにより、前記係止片5の下端部5bが図示右方向(前記電磁石13の方向)に移動し、前記係止片5が図示反時計回り方向に回動する。この過程で、前記係止片5の鉤状先端部5aが前記タングプレート1の係止穴1aから外れて、図2に示すような状態となる。以後は、前記と同様に、前記タングプレート1が、前記受け部11及びこの受け部11を図示上方に付勢しているスプリング12により図示上方に勢いよく跳ね上げられ、前記バックル3から抜け出す。
次に、図4は本実施例1の電気的構成をより詳細に説明するための概略ブロック図である。図4に示すように、本実施例1では、自動車の各座席のバックル3内にそれぞれ電磁石13a,13b,13c,13d,13eが備えられている。これらの各電磁石13a−13eは、前記CPU16及びスイッチ15により、電源供給の有無や電源供給のタイミングが一括に制御されている。よって、本実施例1においては、例えば運転手が手元の解除ボタン17を操作するだけで、前記CPU16及びスイッチ15により、前記の各座席の全てのバックル3内の電磁石13a−13eを一括に制御・駆動して、前記の各座席の装着された全てのシートベルトを一括に解除することができる。
以上、本発明の各実施例について説明したが、本発明及び本発明を構成する各構成要件は、それぞれ、前記の実施例及び前記の実施例を構成する各要素として述べたものに限定されるものではなく、様々な変更が可能である。例えば、前記実施例1では自動車を例にした説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、例えば飛行機やバスなどの各座席に備えられたシートベルトの解除のためにも適用できる。また、前記の実施例においては、シートベルト装着用の係止片を係止穴から外すための駆動部として電磁石を利用しているが、本発明においては、電磁石以外の構成、例えば機械的な構成を使用してもよいことは勿論である。
本発明の実施例1によるシートベルト一括解除装置を説明するための断面図。 本実施例1のシートベルトの解除動作を説明するための断面図。 本実施例1のシートベルト及びタングプレートを示す斜視図。 本実施例1の電気的構成を説明するための概略ブロック図。
符号の説明
1 タングプレート
1a 係止穴
2 シートベルト
3 バックル
3a バックル筐体
4 回動軸
5 係止片
5a 鉤状先端部
5b 下端部
5c 傾斜面
6 レリーズボタン
7 板バネ
8,9,12 スプリング
10 ストッパ
13,13a,13b,13c,13d,13e 電磁石
14 電源
15 スイッチ
16 CPU
17 解除ボタン

Claims (3)

  1. 乗り物の複数の座席にそれぞれ設置された各シートベルトの装着を一括して解除するためのシートベルト一括解除装置であって、
    前記各シートベルトにそれぞれ摺動可能に取り付けられたタングプレートの先端の係止穴と、
    前記各シートベルトがそれぞれ装着されるバックル内に設けられた係止片であって前記係止穴に係止される係止片と、
    前記バックル内にそれぞれ設けられ、前記各係止片が前記各係止穴に係止されているとき、前記各係止片を前記各係止穴から外すように駆動するための駆動部と、
    前記各係止片が前記各係止穴から外れるように前記駆動部を制御するための制御部と、
    前記乗り物の運転席、客室乗務員席、又はそれらの近傍に備えられ、前記制御部による前記各駆動部の制御を開始させるための信号を前記制御部に送るための解除ボタンと、
    を備えたことを特徴とするシートベルト一括解除装置。
  2. 請求項1において、前記制御部は、前記解除ボタンからの信号に基づいて、前記乗り物において装着されている全てのシートベルトの係止片を前記係止穴から同時に外すように前記駆動部を制御するものである、ことを特徴とするシートベルト一括解除装置。
  3. 請求項1又は2において、前記駆動部は前記制御部からの信号により所定時間だけ電源が供給されて前記係止片を吸引する電磁石である、ことを特徴とするシートベルト一括解除装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009537398A (ja) * 2006-05-24 2009-10-29 ノエル、ブランドン スキーリフト設備の座席用の安全システム及びその実施方法

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