JP2006110775A - 液体吐出ヘッドの特性評価方法および液体吐出記録装置 - Google Patents

液体吐出ヘッドの特性評価方法および液体吐出記録装置 Download PDF

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Abstract

【課題】インクジェットプリンタの記録ヘッド等の液滴の着弾特性を適正に評価するための信頼性の高い特性評価パターンを作成する。
【解決手段】記録媒体Mを吸着した回転ドラム17を、通常のプリント条件より速い走査速度になるように回転制御し、記録ヘッド15から吐出されるインク滴を記録媒体M上に着弾させて特性評価パターンP1 を作成する。吐出タイミングを変更する代わりに、走査速度を速くすることで、例えばインクドッドa11、a12間およびインクドットa11、a21間の間隔を広くするものであるため、あらゆる吐出周波数に対応させて評価することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、インクジェットプリンタ等、液体吐出記録装置に搭載される液体吐出ヘッドの液滴の着弾性能を評価するために、複数の吐出エネルギー発生素子にそれぞれ対応するドットが互いに重ならないように形成された特性評価パターンを用いる液体吐出ヘッドの特性評価方法および液体吐出記録装置に関するものである。
従来、複数の吐出エネルギー発生素子を複数のブロックに分割し、ブロック毎に時分割駆動するインクジェットプリンタの記録ヘッド等において着弾性能を評価する場合、隣接するドットを分離して紙面上にプリントされた特性評価パターンを撮像し、画像処理によって着弾性能評価を行う方法が知られている。
例えば特許文献1の提案によれば、ドットが互いに接しないよう配置した特性評価パターンを記録媒体上にプリントし、プリントされたパターンを撮像装置で撮像して画像データに変換し、各ドットに関する位置データや形状データを抽出し、それらのデータに応じてパターンの状態を表わすパターン評価値を算出し、理想的なドット位置と実際のドットの位置との差である理想位置からのずれ量を用いて着弾性能評価を行うようにしている。この着弾性能評価を行うための特性評価パターンを記録媒体上にプリントする方法としては、インクドットが互いに重ならないように画像データを間引いてプリントする方法や、ノズル(吐出口)の吐出周波数を変更して、ノズルの吐出タイミングを遅らせる方法が知られている。
具体的に説明すると、例えば256個のノズルが600dpiピッチで配列されたインクジェットプリンタの記録ヘッドにおいては、図4に示すように、256個のノズルのそれぞれに吐出エネルギー発生素子である電気熱変換素子H1102−1〜256が設けられ、各電気熱変換素子を駆動することによりノズル内のインクを発泡させ、インク滴を吐出する。電気熱変換素子は16個づつ、16の駆動ブロックに分割されており、時分割で駆動される。
図5のタイミングチャートにおけるPRINT信号は1カラムの吐出を開始するタイミングを与えるパルス信号で、パルスの立ち上がりタイミングで駆動回路の動作が開始する。駆動回路が動作を開始すると最初にLTCLKが生成され、それから数100ns後に転送クロックDCLKが20クロック出力される。IDATAの信号にはDCLKに同期して転送データが出力され、20ビットシフトレジスタE1101にシリアル転送され、LTCLKのタイミングで20ビットラッチE1102に記憶される。
ここで転送されるデータ内容は、駆動されるブロックの番号BENB0〜3が4ビット、続いてそのブロックで駆動される電気熱変換素子H1102の駆動データが16ビットの合計20ビットである。ここで指定ブロックの番号により、16個のトランジスタE1105−1〜16の内、1個だけが駆動されることになる。一方、電気熱変換素子H1102−1〜256のもう一端はセグメント毎に16個づつ並列接続されて、これらのトランジスタE1106−1〜16はANDゲートE1104−1〜16の出力により制御される16ビットの駆動データ信号と、電気熱変換素子を実際に駆動するタイミングを与えるパルス信号HEATのANDで制御されることになり、その結果16ビットの駆動データによって指定されたセグメントに対してHEATのパルスタイミングで駆動されることになる。
以上のようにして、PRINT信号が発効すると駆動回路が動作を開始し、最初に0ブロック目が駆動され順次1、2、・・・となって、最後に15ブロック目の駆動が完了して、記録ヘッドの全ノズルの吐出が制御される。
このような駆動回路の駆動タイミングやPRINT信号の間隔に相当する吐出周波数などの吐出タイミングを変更することなく、通常のプリント条件(定格プリント条件)のときのキャリッジの走査速度でプリントすると、図6の(b)に示すように全吐出パターン(100%ベタパターン)P0 となる。
図6では説明を簡単にするためノズル数を12個とし、駆動ブロック数を4としており、ドッドaが各ノズルから吐出されたインクドットを示している。最初に0ブロック目が駆動され、ノズル1とノズル5とノズル9が吐出され、各位置にドットaが形成される。続いて1ブロック目が駆動され、ノズル2とノズル6とノズル10が吐出され、各位置にドットaが形成される。その後図6のノズル数が12個であるので、3ブロック目まで繰り返し駆動され、全ノズルの吐出が行われる。これらの0ブロックから3ブロックまでの駆動を1カラムとして、図6では12カラムの駆動を行った場合を表しており、ドッドaが全て隣接した位置に着弾形成されることになる。
定格プリント条件のキャリッジ速度では、このように100%ベタプリントとなるため、各ドットが互いに重ならないようにするには、図7に示すように画像データを間引いてプリントした特性評価パターンP101 を用いるか、あるいは図8に示すようにノズルの吐出周波数を低くして、ブロック間隔を広げるような吐出タイミングにしてプリントした特性評価パターンP102 を用いるようにしている。
すなわち、図7では最初に0ブロック目が駆動され、ドットaが形成される。続いて1ブロック目が駆動されるが、ここでは各ノズルから吐出しないようにしている。つまり○印部分eがドットの着弾しない位置を示している。このようにしてドッドaが互いに接しないように画像データを間引いてプリントする。
また図8では前述と同様に最初に0ブロック目が駆動され、ドッドaが形成される。続いて1ブロック目が駆動され、少し離れた位置のドッドaが形成される。これはノズル1の吐出周波数を通常のプリント条件のときより低くすることで、ブロック間隔が広がり、図6では距離Xであったノズル1のドット間隔が、図8の場合は、例えばノズル1の吐出周波数を通常のプリント条件のときの1/4とすると距離4Xとなり、4倍の離間距離でドットaを形成するようにしているからである。このように吐出タイミングを変更してプリントした特性評価パターンを用いて液体吐出ヘッドの特性を評価している。
特開平4−338577号公報
しかしながら、複数の電気熱変換素子を複数のブロックに分割し、ブロック毎に時分割駆動する液体吐出方式の液体吐出ヘッドの着弾性能を評価する場合、特性評価パターンをプリントする方法として、図7に示したように画像データを間引いてプリントした場合でも、あるいは図8に示したようにノズルの吐出周波数を低くしてプリントした場合でも、結局はノズルの吐出タイミングを変更してプリントしたことになる。
また、インクジェットプリンタ等記録装置に液体吐出ヘッドを装填し、画像などをプリントする場合のような通常のプリント条件では、例えば最大吐出周波数20kHzのプリンタでは、あるノズルに着目すると、全く吐出しない0Hzから最大吐出周波数である20kHzでプリントする場合があるため、吐出周波数によって吐出状態が変化して着弾特性に影響が出る可能性もある。従って、ノズルの吐出周波数を高くしてプリントしたときの着弾特性も着弾性能の評価には大変重要である。
本発明は上記従来の技術の有する未解決の課題に鑑みてなされたものであり、各ノズルの吐出タイミングを変更することなく、いかなる吐出周波数においても着弾特性を正確に評価できる信頼性の高い液体吐出ヘッドの特性評価方法および液体吐出記録装置を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するため、本発明の液体吐出ヘッドの特性評価方法は、液体を吐出する複数の吐出口にそれぞれ対応する複数の吐出エネルギー発生素子を複数のブロックに分割し、各ブロック毎に時分割駆動して液滴着弾性能を評価する液体吐出ヘッドの特性評価方法であって、定格プリント条件による吐出タイミングを変更することなく、前記液体吐出ヘッドの記録媒体に対する相対的な走査速度を定格プリント条件による走査速度より速くして時分割駆動することにより、前記記録媒体上に形成されるドットを所定の間隔に分離させた特性評価パターンを作成する工程と、前記特性評価パターンを用いて前記液体吐出ヘッドの液滴着弾性能を評価する工程と、を有することを特徴とする。
複数の電気熱変換素子を複数のブロックに分割し、ブロック毎に時分割駆動する液体吐出ヘッドにおいて、着弾性能の評価に用いる特性評価パターンをプリントする方法として、ドットが互いに重ならないよう配置するために画像データを間引いてプリントしたり、吐出周波数を低くしたりしてプリントするのではなく、液体吐出ヘッドと記録媒体との間の相対的な走査速度を定格プリント条件による通常のプリント稼動のときより速くするものであるため、液体吐出ヘッドを例えば、インクジェットプリンタ本体に装填し、画像などをプリントするような通常のプリント稼動のときとほぼ同じ状態で特性評価を行うことが可能になる。
また、高吐出周波数でプリントされたときの各吐出口から吐出される液滴の着弾ドットよれを、より正確に評価することができる。
(実施例1)
図1は、実施例1による液体吐出ヘッドの特性評価方法において用いる特性評価パターンP1 と、これをプリントするためのプリント装置の制御系を示すもので、プリント装置は、同図の(a)に示すように、CPU10に接続されたヘッド制御部11、CR用モータドライバ12、CRリニアモータ13、ヘッドドライバ14を有し、ヘッドドライバ14によって駆動される液体吐出ヘッドである記録ヘッド15は、真空ポンプ16により回転ドラム17内の空気を吸引し大気圧と回転ドラム17内の圧力差を利用して記録媒体Mを吸着した回転ドラム17の軸方向に移動自在である。この回転ドラム17は、サーボモータ18によるサーボ制御で回転精度を向上しており、CPU10により、モータコントローラ19および回転ドラム用モータドライバ20を介して制御される。ここで、図1に示されたプリント装置は、上記の制御系によって吐出特性の評価手段を構成し、記録ヘッドの走査系や通常のプリント条件で記録がなされる記録媒体の搬送系等を具備する液体吐出記録装置である。
一般にインクジェット方式の記録装置は、記録ヘッドを搭載する記録ヘッドキャリッジを往復移動させて記録媒体に画像をプリントするように構成されている。しかし、本実施例では記録ヘッドキャリッジを往復移動するのではなく、記録媒体Mが吸着されている回転ドラム17を回転させるようにしている。これは走査速度を一定に保つ際、その制御が記録ヘッドキャリッジによる往復移動の場合に比べて、回転ドラム17の方が簡単で、安定性が高いからである。また、回転ドラム17の下側にはLDV(ドップラー速度計)21が配置されており、記録媒体Mの表面にレーザ光を当てて、ドップラーシフトを受けた散乱光を検出することによって記録媒体Mの表面の移動速度を測定している。このドップラー速度計21の出力はヘッド制御部11に接続されており、記録媒体Mの表面の移動速度により、記録媒体Mの位置情報を得ることができる。
ヘッド制御部11は、LDV21から記録媒体Mの位置情報を受けて、所定のプリント位置を通過したことを検知すると、CPU10から渡されるプリント画像に従って駆動信号を作成し、ヘッドドライバ14を介して、記録ヘッド15の吐出エネルギー発生素子である電気熱変換素子の駆動を行う。CR用モータドライバ12は、モータコントローラ19からの指令により記録ヘッド15のCRリニアモータ13を制御し、記録媒体M上に特性評価パターンをプリントする際に記録ヘッド15を移動させるパルスモータ等のドライバである。次に、上記の装置によって特性評価パターンをプリントする方法を説明する。
図1の(b)は、記録媒体M上に着弾されたドット位置を表わした図である。図1の(b)では、図6と同様に説明を簡単にするため吐出口であるノズルの数を12個とし、駆動ブロック数を4としている。図1の(a)に示すヘッド制御部11では、プリント動作に必要な図6に示したような全吐出パターン(100%ベタパターン)となるように駆動信号を作成する。このとき吐出タイミングを変更することなく、通常プリント稼動のときの定格プリント条件によるキャリッジの走査速度でプリントすると、図6で示したようなすべてのドットが隣接した位置に形成されてしまう。このため本実施例では、回転ドラム17の回転速度を通常プリント条件のときのキャリッジの走査速度より速くすることにより、ドットが互いに接しないように配置した特性評価パターンP1 を形成する。
具体的に説明すると、図1の(b)では、図6と同様にインクドットa11、a21・・・が各ノズル1〜12からの液滴(インク滴)の着弾によるドットを示しており、最初に0ブロック目が駆動されると、ノズル1とノズル5とノズル9が吐出され、各位置にインクドットa11、a51、a91が形成される。その後3ブロック目まで繰り返し駆動され、全ノズル1〜12の吐出が行われる。ここで図6と異なる点は、0ブロック目が駆動されたときに各ノズルから吐出されて記録媒体上に着弾して形成されたインクドットと、1ブロック目が駆動されたときに各ノズルから吐出されて記録媒体上に着弾して形成されたインクドット(例えば、インクドットa11とインクドットa21)が離れた位置に形成されていることであり、順次ブロックが駆動されると各ノズルから吐出されて記録媒体M上に着弾して形成されたインクドットが互いに重ならないようになる。
これは、通常のプリント条件のときのキャリッジの走査速度より速くしたことで、0ブロック目駆動時のノズル列から吐出されて形成されたインクドットの位置から、1ブロック目駆動時のノズル列から吐出されて形成されたインクドットの位置までの距離が長くなったためである。つまり、記録ヘッド15の吐出タイミングを変えることなく、回転ドラム17の回転速度を速くすることにより、インクドットを互いに接しないように配置した特性評価パターンP1 をプリントするようにしている。次に、実際にインクドットを互いに接しないように配置した特性評価パターンP1 をプリントするには、回転ドラム17の回転速度を定格プリント条件によるキャリッジの走査速度よりどの位速くすれば良いかを図2を用いて説明する。
図2の(a)は定格プリント条件によるキャリッジの走査速度でプリントしたときの同一ノズルから吐出されて記録媒体上に着弾して形成されたインクドットの様子を拡大したものである。通常のプリント稼動でノズル1の1番目のインクドットa11と2番目のインクドットa12を隙間のないように着弾させるため、各ドットはノズルの配列ピッチ(間隔)dの√2倍の大きさの直径を持っている。このように、隙間のないようにプリントするために間隔dでドットを着弾させるようにキャリッジの走査速度Vを計算して走査している。
これに対して本実施例では、図2の(b)に示すように、ノズル1の2番目のインクドットa12が1番目のインクドットa11に重ならないようにするため、定格プリント条件による間隔dのn倍の位置に着弾するように走査速度nVを計算して走査させることになる。
すなわち、図2の(b)に示すように、ノズル1の1番目のインクドットa11のドット中心から2番目のインクドットa12のドット中心までの間隔Dが、ドットの直径√2d以上になれば、ドットが重ならないようになる。さらにインクドットの着弾が正しい位置に形成されないようなドットずれを考慮すると、ドットずれ量のノズル配列ピッチdに対する割合をZとして、インクドットが互いに接近する方向にずれることも考えて、ドットずれ量2Zdの距離も加える必要がある。以上のことから、前記間隔Dとドットずれ量2Zdも考慮に入れ、隣接するインクドットが互いに重ならないようになる関係は、以下の式で表わされる。
nd>√2d+2Zd ・・・(1)
式(1)からnを求めると、
n>√2+2Z ・・・(2)
となる。
次に同一ノズルからの吐出だけでなく、全ノズルから吐出した場合についても説明する。図2の(c)は通常のプリント条件のときのキャリッジの走査速度Vでプリントしたときのノズル1とノズル2から吐出されて記録媒体上に着弾して形成されたインクドットの様子を拡大したものであり、ノズル1とノズル2のインクドットa11、a21を隙間のないように形成するため、各ドットはノズルの配列ピッチdの√2倍の大きさの直径を持っている。このように隙間のないようにプリントするため、ノズルを少し傾けた状態で駆動ブロック数をbとした場合、d/bの距離にドットが着弾するようにキャリッジの走査速度Vを計算して走査している。これに対して、図2の(d)に示すように、ノズル2のインクドットa21がノズル1のインクドットa11に重ならないようにするためには、通常のプリント条件のときの距離d/bに対して、n倍の位置に達するように走査速度を計算して走査することになる。
すなわち、図2の(d)においてノズル1のインクドットa11のドット中心からノズル2のインクドットa21のドット中心までの距離Lがドットの直径√2d以上になれば、互いのドットが重ならないようになる。この距離Lは、以下の式で表わされる。
Figure 2006110775
さらにインクドットの着弾が正しい位置に形成されないようなドットずれを考慮すると、ドットずれ量のノズル配列ピッチdに対する割合をZとして、インクドットが互いに接近する方向にずれることも考えてドットずれ量2Zdも加える必要がある。以上のことから、前記距離Lとドットずれ量2Zdも考慮に入れ、インクドットが互いに重ならないようになる関係は、以下の式で表わされる。
Figure 2006110775
式(4)からnを求めると、
Figure 2006110775
となる。
なお、上記の式を満足した定格プリント条件のn倍の走査速度nVは、全吐出パターン(100%ベタパターン)でプリントした場合を想定しているため、50%千鳥パターンやそれ以下でプリントした場合は、上記条件を満足した走査速度でも構わないが、走査速度を少し遅くしても、インクドットが互いに接しない位置に配置できることは言うまでもない。
また、本実施例ではノズルを少し傾けた状態で走査した例を説明したが、図3の(a)に示すようにノズル列が真直ぐに配置されている場合や、図3の(b)に示すようにノズル列がある規則に従った配置となっている場合でも、上記の式を満足した定格プリント条件のn倍のキャリッジ走査速度でプリントすれば、インクドットが互いに接しない位置に配置できることは言うまでもない。さらに駆動ブロックも0、1、2と言った具合に順番に駆動した例を説明したが、駆動順番は不規則であっても構わない。
(実施例2)
本実施例では、図1のサーボモータ18によって高速で回転する回転ドラム17の代わりに、一般に使用されている紙送り機構を設け、記録ヘッド15を搭載する記録ヘッドキャリッジを紙送り方向と直交する方向に往復移動させる際、記録ヘッドキャリッジの往復移動時の走査速度を定格プリント条件による走査速度より速くする。この方法によって、実施例1と同様に、ドットを互いに接しないように配置した特性評価パターンをプリントすることができる。
実施例1による液体吐出ヘッドの特性評価方法を示すもので、(a)はプリント装置の制御系の構成を示すブロック図、(b)は特性評価パターンを説明する図である。 走査速度を速くするための具体例を説明する図である。 ノズル列の変形例を説明する図である。 ノズル列の駆動回路を説明する図である。 駆動タイミングを示すチャートである。 100%ベタパターンを説明する図である。 一従来例による、画像を間引いて着弾されたドット位置を示す図である。 別の従来例による、ノズルの吐出周波数を低くして着弾されたドット位置を示す図である。
符号の説明
H1102 電気熱変換素子
E1100 ノズル列の駆動回路
E1101 シフトレジスタ
E1102 20ビットラッチ
E1103 デコーダ
E1104 ANDゲート
E1105 トランジスタ
E1106 トランジスタ
10 CPU
11 ヘッド制御部
12 CR用モータドライバ
13 CRリニアモータ
14 ヘッドドライバ
15 記録ヘッド
16 真空ポンプ
17 回転ドラム
18 サーボモータ
19 モータコントローラ
20 回転ドラム用モータドライバ
21 レーザードップラ速度計

Claims (6)

  1. 液体を吐出する複数の吐出口にそれぞれ対応する複数の吐出エネルギー発生素子を複数のブロックに分割し、各ブロック毎に時分割駆動して液滴着弾性能を評価する液体吐出ヘッドの特性評価方法であって、
    定格プリント条件による吐出タイミングを変更することなく、前記液体吐出ヘッドの記録媒体に対する相対的な走査速度を定格プリント条件による走査速度より速くして時分割駆動することにより、前記記録媒体上に形成されるドットを所定の間隔に分離させた特性評価パターンを作成する工程と、
    前記特性評価パターンを用いて前記液体吐出ヘッドの液滴着弾性能を評価する工程と、を有することを特徴とする液体吐出ヘッドの特性評価方法。
  2. 前記特性評価パターンを撮像して画像データに変換し、パターン評価を行う工程を有することを特徴とする請求項1記載の液体吐出ヘッドの特性評価方法。
  3. 前記記録媒体を液体吐出ヘッドに対して回転させることによって走査させ、特性評価パターンをプリントすることを特徴とする請求項1または2記載の液体吐出ヘッドの特性評価方法。
  4. 同一吐出口から連続して吐出されて記録媒体上に着弾したドットが互いに重ならないようにするために、特性評価パターンを作成するときの走査速度を定格プリント条件の走査速度のn倍とし、ドットずれ量の吐出口配列ピッチに対する割合をZとしたとき、以下の式で表わされる関係が成立することを特徴とする請求項1ないし3いずれか1項記載の液体吐出ヘッドの特性評価方法。
    n>√2+2Z
  5. 全吐出口から連続して吐出されて記録媒体上に着弾したドットが互いに重ならないようにするために、特性評価パターンを作成するときの走査速度を定格プリント条件の走査速度のn倍とし、駆動ブロック数をb、ドットずれ量の吐出口配列ピッチに対する割合をZとしたとき、以下の式で表わされる関係が成立することを特徴とする請求項1ないし4いずれか1項記載の液体吐出ヘッドの特性評価方法。
    Figure 2006110775
  6. 液体を吐出する複数の吐出口にそれぞれ対応する複数の吐出エネルギー発生素子を有する液体吐出ヘッドと、前記複数の吐出エネルギー発生素子を複数のブロックに分割し、各ブロック毎に時分割駆動して前記液体吐出ヘッドの液滴着弾性能を評価する評価手段と、を具備する液体吐出記録装置であって、
    前記評価手段は、定格プリント条件による吐出タイミングを変更することなく、前記液体吐出ヘッドの記録媒体に対する相対的な走査速度を定格プリント条件による走査速度より速くして時分割駆動することにより、前記記録媒体上に形成されるドットを所定の間隔に分離させた特性評価パターンを作成し、前記特性評価パターンを用いて前記液体吐出ヘッドの液滴着弾性能を評価することを特徴とする液体吐出記録装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015009463A (ja) * 2013-06-28 2015-01-19 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置及び画像読取方法

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