JP2006106950A - 画像表示装置、画像表示方法、及びプログラム - Google Patents

画像表示装置、画像表示方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】仮想三次元対象物をその周囲の環境物に連動した映り込みとともに表示する。
【解決手段】画像を表示するための画像表示部と、仮想三次元対象物の画像を画像表示部に表示させるための対象物情報を記憶する対象物情報記憶部と、画像表示部の周囲における環境物の映像情報を取得するための映像情報取得部と、対象物情報記憶部に記憶された対象物情報と、映像情報取得部により取得された映像情報とに基づいて、画像表示部に表示すべき仮想三次元対象物の画像に対する環境物の映り込みを示す映り込み情報を生成する映り込み情報生成部と、対象物情報記憶部に記憶された対象物情報と、映り込み情報生成部により生成された映り込み情報とを用いて、環境物の映り込みを含む仮想三次元対象物の画像を画像表示部に表示させる画像表示制御部と、を備えたことを特徴とする画像表示装置。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば仮想的なロボットを動的に表示する画像表示装置及び画像表示方法、並びに当該画像表示装置に当該画像表示方法を実施させるプログラムに関する。
人間の日常生活の場で活動するロボットは、人間にとって違和感無く意思疎通のし易い姿かたちを有することが望ましいとされている。このように、人間や動物等の生物の姿を模して作成され、あたかも生物どうしの如く違和感の無い意思疎通が可能なロボットが比較的多く知られている。特に、人間が意思疎通を行う際に最も重要な要素は顔の表情であるため、ロボットの顔に関する研究及び開発が比較的多く行われている。例えば、画像表示部に人間や生物等の頭部を周囲の状況に応じて変化させて表示させることにより、その頭部を違和感無く表現できる比較的安価なロボットが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
また、生物にとって顔の印象を大きく左右する目は、「心の鏡」や「目は口ほどにものを言う」等と言われるほど、意思疎通を行う上で極めて重要な要素であるため、ロボットの目を生物の目の如く精密に動作させることは、人間とロボットとの意思疎通を円滑にする上で有効であるとされている。例えば、透明凸状体を設けてなる電子表示素子を用い、感情に対応した電気信号に基づく目に類似したパターン表示により感情表現を行うべく構成された人工目及びこれを用いたロボットが知られている(例えば、特許文献2参照。)。
特開2003−187267号公報 特開2003−205489号公報
ところで、一般に実世界に散在する物体の表面には、その周囲の景色(環境物)や光源(環境物)の映り込みが生じるはずである。よって、実在する生物の目、髪、顔の皮膚等も同じくその表面に映り込みが生じるはずである。特に、生物どうしが意思疎通を行う上で重要な目には、周囲の景色や光源の映り込みが鮮明に生じるはずである。
しかしながら、例えば、特許文献1に開示されたロボットの場合、画像表示部に表示されたロボットの頭部に対する周囲の景色の映り込みは考慮されていない。また、例えば、特許文献2に開示された人工目及びこれを用いたロボットの場合にもやはり周囲の景色や光源の映り込みは考慮されていない。このような映り込みの生じないロボットに対して、人間は意思疎通を行う上で心理的抵抗を抱く虞がある。特にロボットの目が、生きた人間や動物の如き光沢感や透明感を欠く場合、静的で生気がないこのようなロボットに対して、人間は意思疎通を行う上でより心理的抵抗を抱く虞がある。
本発明はかかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、仮想三次元対象物を、その周囲の景色や光源等の環境物に連動した映り込みとともに表示可能な画像表示装置、画像表示方法、及びプログラムを提供することにある。
前記課題を解決するための発明は、画像を表示するための画像表示部と、仮想三次元対象物の画像を前記画像表示部に表示させるための対象物情報を記憶する対象物情報記憶部と、前記画像表示部の周囲における環境物の映像情報を取得するための映像情報取得部と、前記対象物情報記憶部に記憶された対象物情報と、前記映像情報取得部により取得された映像情報とに基づいて、前記画像表示部に表示すべき仮想三次元対象物の画像に対する前記環境物の映り込みを示す映り込み情報を生成する映り込み情報生成部と、前記対象物情報記憶部に記憶された対象物情報と、前記映り込み情報生成部により生成された映り込み情報とを用いて、前記環境物の映り込みを含む前記仮想三次元対象物の画像を前記画像表示部に表示させる画像表示制御部と、を備えたことを特徴とする画像表示装置である。
この画像表示装置によれば、画像表示部に表示すべき仮想三次元対象物の画像に対して、例えば周囲の景色や光源等の映り込みを実現できる。ここで、例えば、映像情報取得部が所定頻度で映像情報を取得する都度これにともなう映り込み情報が映り込み情報生成部により更新されれば、仮想三次元対象物に対して周囲の景色の変化の様子が映り込んだ動的な画像を表示できる。同様に、仮想三次元対象物に対して光源が移動したり点滅したりする様子が映り込んだ動的な画像を表示できる。つまり、仮想三次元対象物をその周囲の景色や光源等の環境物に連動した映り込みとともに表示可能な画像表示装置を提供できる。
また、かかる画像表示装置において、前記映り込み情報生成部により生成された映り込み情報を記憶する映り込み情報記憶部を更に備え、前記映像情報取得部は、前記映像情報を所定頻度で取得し、前記映り込み情報生成部は、前記映像情報取得部により前記映像情報が新たに取得される都度、前記新たに取得された映像情報に基づいて新たな前記映り込み情報を生成し、前記映り込み情報記憶部に記憶された過去の前記映り込み情報を前記新たな映り込み情報により更新し、前記画像表示制御部は、前記映像情報取得部により前記映像情報が新たに取得される都度、前記映り込み情報記憶部に記憶された前記新たな映り込み情報を用いる、ことが好ましい。
また、かかる画像表示装置において、前記環境物は、前記画像表示部に表示すべき仮想三次元対象物の画像の周囲にある景色を含み、前記対象物情報は、該当の仮想三次元対象物の形状を示す形状情報を含み、前記映り込み情報生成部は、前記仮想三次元対象物の形状情報と、前記景色の映像情報とに基づいて、前記仮想三次元対象物に対する前記景色の映り込みの位置を示す景色位置情報を前記映り込み情報として生成する、ことが好ましい。
また、かかる画像表示装置において、前記対象物情報は、該当の仮想三次元対象物の鏡面反射率及び/又は透明度を示す光学情報を含み、前記映り込み情報生成部は、前記光学情報に更に基づいて、前記仮想三次元対象物の色及び前記景色の色を混色する割合を示す混色割合情報を前記映り込み情報として生成する、ことが好ましい。
また、かかる画像表示装置において、前記映り込み情報生成部は、前記映像情報取得部により取得された映像情報に基づいて、テクスチャデータを生成する、ことが好ましい。
また、かかる画像表示装置において、前記画像表示制御部はテクスチャマッピング処理を実施する、ことが好ましい。
また、かかる画像表示装置において、前記環境物は、前記画像表示部に表示すべき仮想三次元対象物の画像の周囲にある光源を含み、前記映り込み情報生成部は、前記光源の映像情報に基づいて、前記光源の位置を示す光源位置情報、前記光源の大きさを示す光源サイズ情報、前記光源の色合いを示す光源色合い情報、及び前記光源の明るさを示す光源明るさ情報のうちの少なくとも1つを前記映り込み情報として生成する、ことが好ましい。
また、かかる画像表示装置において、前記映り込み情報生成部は、前記映像情報取得部により取得された映像情報に二値化処理及びラベリング処理を実施して、前記光源位置情報、前記光源サイズ情報、前記光源色合い情報、及び前記光源明るさ情報のうちの少なくとも1つを前記映り込み情報として生成する、ことが好ましい。
また、かかる画像表示装置において、前記画像表示制御部はシェーディング処理を実施する、ことが好ましい。
また、かかる画像表示装置において、前記仮想三次元対象物は生物の目であってもよい。
また、かかる画像表示装置において、前記仮想三次元対象物は生物の目を含む当該生物の頭部であってもよい。
また、かかる画像表示装置において、前記画像表示部は、多面体をなすディスプレイを有してなり、前記映像情報取得部は、前記多面体の各面の周囲における前記環境物の前記映像情報を取得すべく複数のカメラを有してなってもよい。
また、かかる画像表示装置において、前記画像表示部は、曲面で形成されるディスプレイを有してなり、前記映像情報取得部は、前記曲面の周囲における前記環境物の前記映像情報を取得すべく1つ又は複数のカメラを有してなってもよい。
また、かかる画像表示装置において、前記画像表示部は、投影型ディスプレイを有してなり、前記映像情報取得部は、前記投影型ディスプレイの投影面の周囲における前記環境物の前記映像情報を取得すべく1つ又は複数のカメラを有してなってもよい。
また、前記課題を解決するための発明は、画像を表示するための画像表示部と、仮想三次元対象物の画像を前記画像表示部に表示させるための対象物情報を記憶する対象物情報記憶部と、を有する画像表示装置の画像表示方法であって、前記画像表示部の周囲における環境物の映像情報を取得する映像情報取得ステップと、前記対象物情報記憶部に記憶された対象物情報と、前記映像情報取得ステップにおいて取得された映像情報とに基づいて、前記画像表示部に表示すべき仮想三次元対象物の画像に対する前記環境物の映り込みを示す映り込み情報を生成する映り込み情報生成ステップと、前記対象物情報記憶部に記憶された対象物情報と、前記映り込み情報生成ステップにおいて生成された映り込み情報とを用いて、前記環境物の映り込みを含む前記仮想三次元対象物の画像を前記画像表示部に表示させる画像表示制御ステップと、を備えてなる。
また、前記課題を解決するための発明は、画像を表示するための画像表示部と、仮想三次元対象物の画像を前記画像表示部に表示させるための対象物情報を記憶する対象物情報記憶部と、を有する画像表示装置に画像表示方法を実施させるプログラムであって、前記画像表示部の周囲における環境物の映像情報を取得する映像情報取得ステップと、前記対象物情報記憶部に記憶された対象物情報と、前記映像情報取得ステップにおいて取得された映像情報とに基づいて、前記画像表示部に表示すべき仮想三次元対象物の画像に対する前記環境物の映り込みを示す映り込み情報を生成する映り込み情報生成ステップと、前記対象物情報記憶部に記憶された対象物情報と、前記映り込み情報生成ステップにおいて生成された映り込み情報とを用いて、前記環境物の映り込みを含む前記仮想三次元対象物の画像を前記画像表示部に表示させる画像表示制御ステップと、を備えてなる。
仮想三次元対象物を、その周囲の景色や光源等の環境物に連動した映り込みとともに表示可能な画像表示装置、画像表示方法、及びプログラムを提供できる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の画像表示装置、画像表示方法、及びプログラムの実施の形態について説明する。
===画像表示装置===
<<<全体構成>>>
図1は、本実施の形態のロボット表示装置(画像表示装置)100の構成例を示すブロック図である。同図に例示されるように、ロボット表示装置100は、主として、表示装置(画像表示部)1と、カメラ(映像情報取得部)6と、計算機7とを備えて構成されている。ここで、表示装置1及びカメラ6は、計算機7と通信可能に接続されている。本実施の形態のロボットとは、例えば人間に模した頭部を表現する三次元モデル(仮想三次元対象物)9のことであり、表示装置1に画像として表示される概念的なものである。一方、本実施の形態のロボット表示装置100とは、頭部を中心とした実在的なロボットの一部をなすものとみなしてよい。尚、以後「頭部」なる記載は、人間の首から上の顔及び頭を意味するものとする。
表示装置1は、例えば略平面体の液晶カラーディスプレイであり、本実施の形態のロボットの例えば頭部全体の画像を表示するものである。この場合、この略平面体が本実施の形態のロボットの頭部正面つまり顔であるとみなしてよい。
カメラ6は、表示装置1の近傍に設けられその周囲の映像を電子的なデータとして取得する例えばCCDカメラである。後述するように、本実施の形態のカメラ6は、表示装置1のディスプレイ面の側、つまりおよそ2πの立体角の映像を取得可能に方向付けられているものとする。また、映像情報取得部はカメラに限定されるものではなく、例えば、CMOS等で構成されているイメージセンサ、光センサ等であってもよい。
計算機7は、表示装置1及びカメラ6の周囲の景色及び光源の映り込みをともなうロボットの画像を表示するためのデータを生成し、この画像を表示装置1に表示させる機能を有する情報処理装置である。また、計算機7は、表示装置1及びカメラ6を制御する機能を有する情報処理装置でもある。以降、「周囲」なる記載は、表示装置1及びカメラ6と相対する周囲を意味するものとする。
上記の機能を実現すべく、計算機7は後述する三次元モデルデータ(対象物情報)3及び後述する映り込みデータ(映り込み情報)4を記憶するための記憶部(対象物情報記憶部、映り込み情報記憶部)34を備えている。この記憶部34としては、例えば計算機7に対してその内部又は外部に接続可能なハードディスク等が好ましい。三次元モデルデータ3は、人間に模したロボットの頭部を表現した三次元モデル9の形状及び材質に関するデータであり、映り込みデータ4は、三次元モデル9に生じる映り込みに関するデータである。また、後述するように、映り込みデータ4は、三次元モデル9に生じる景色の映り込みに関するデータ14と、三次元モデル9に生じる光源の映り込みに関するデータ15とを備えて構成されている(図6参照)。更に、後述するように、三次元モデル9に生じる景色の映り込みに関するデータ14は、テクスチャの画像データ17と、テクスチャをマッピングする位置に関するデータ(景色位置情報)18と、テクスチャと三次元モデル9の表面の色とを混色する割合に関するデータ(混色割合情報)19とを備えて構成されている(図6参照)。更にまた、後述するように、テクスチャの画像データ17は、画素数のデータ20と、RGB値のデータ21と、輝度値のデータ22とを備えて構成されている(図6参照)。加えて、後述するように、三次元モデル9に生じる光源の映り込みに関するデータ15は、周囲の光源の位置データ23(光源位置情報)と、周囲の光源の大きさデータ(光源サイズ情報)24と、周囲の光源の色データ(光源色合い情報)25と、周囲の光源の明るさデータ(光源明るさ情報)26とを備えて構成されている。
また、上記の機能を実現すべく、計算機7は、記憶部34に記憶された三次元モデルデータ3と、カメラ6により取得された周囲の映像に関するデータ(映像情報)16(図6参照)とに基づいて映り込みデータ4を生成し且つこの映り込みデータ4を記憶部34に上書きさせるためのプログラム(不図示)を記憶する適宜なメモリ(不図示)を備えている。このプログラムは、計算機7が備える適宜なCPU(不図示)に上記の処理を実施させるものである。以降、このプログラム及びCPUを映り込みデータ生成部(映り込み情報生成部)5と称する。尚、計算機7は、このような処理を実施する独立したモジュールを映り込みデータ生成部5として備えていてもよい。
更に、上記の機能を実現すべく、計算機7は、記憶部34に記憶された三次元モデルデータ3と映り込みデータ4とを用いて、周囲の景色及び光源が映り込んだ三次元モデル9の画像を表示装置1に表示させるプログラム(不図示)を記憶する適宜なメモリ(不図示)を備えている。このプログラムは、計算機7が備える適宜なCPU(不図示)に上記の処理を実施させるものである。以降、このプログラム及びCPUを、三次元モデル表示部(画像表示制御部)2と称する。尚、計算機7は、このような処理を実施する独立したモジュールを三次元モデル表示部2として備えていてもよい。
<<<映像情報取得部の構成>>>
図2はカメラ6(映像情報取得部)の方向及びその視野角について説明するための三次元空間の模式図である。カメラ6は、表示装置1の周辺に設置されてこの表示装置1の周囲の映像を取得できるように構成されている。一般に、カメラ6の向く方向は、三次元空間座標のy軸からx軸の方向に角度αをなし、三次元空間座標のy軸からz軸の方向に角度βをなすベクトルAにより記述できる。また、カメラ6の水平方向の視野角は2γ、垂直方向の視野角は2δで記述できる。図3及び図4の模式図は、それぞれ、図2の三次元空間のx−y平面への投影図及び図2の三次元空間のy−z平面への投影図である。
尚、図2において、三次元モデル9の三次元空間座標は、表示装置1の表示面に相対して水平左向きを正とするx軸と、手前向きを正とするy軸と、垂直上向きを正とするz軸と、表示面の中心に対応する原点O(0、0、0)とからなるものとする。
<<<画像表示制御部の構成及びこれにより処理されるデータの構成>>>
図5は、本実施の形態の三次元モデル表示部(画像表示制御部)2の構成、及びこれにより処理されるデータの構成を説明するための模式図である。同図の中央の白抜きの矢印で示されるように、三次元モデル表示部2は、三次元モデルデータ3と映り込みデータ4とに基づいて、映り込み8をともなう三次元モデル9の画像を表示装置1に表示させる機能を有する。前述したように、映り込みデータ4は、三次元モデル9に生じる景色の映り込みに関するデータ14と、三次元モデル9に生じる光源の映り込みに関するデータ15とを備えて構成されている。
三次元モデル9に生じる景色の映り込みについて、本実施の形態の三次元モデル表示部2が、該当するデータ14と三次元モデルデータ3とに基づいて、景色の映り込みをともなう画像を表示装置1に表示させる方法として、テクスチャマッピングが採用されている。テクスチャマッピングは、コンピュータグラフィクスにおいて仮想的な物体の表面に画像を仮想的に貼り付けることにより、物体の質感を高める公知の方法である。ここで、貼り付ける画像をテクスチャと称する。物体の表面を構成する単位片に対応する各頂点にテクスチャ内の任意の点を対応付けることで、テクスチャが貼り付けられた物体の画像を表示できる。また、テクスチャを物体に貼り付ける際、テクスチャの各画素の色を物体表面の色に混ぜ合わせた画像を表示できる。尚、テクスチャマッピングの詳細は、「OpenGLによる3次元CGプログラミング」、林武文・加藤清敬著/コロナ社発行のp.107等で開示されている。
このように、本実施の形態の三次元モデル表示部2は、周囲の映像をテクスチャとして三次元モデル9にマッピングすることにより、周囲の状況に応じた映り込みを生じる三次元モデル9の画像を表示するように構成されている。
三次元モデル9に生じる光源の映り込みについて、本実施の形態の三次元モデル表示部2が、該当するデータ15と三次元モデルデータ3とに基づいて、光源の映り込みをともなう画像を表示装置1に表示させる方法として、シェーディングが採用されている。シェーディングは、コンピュータグラフィクスにおいて仮想的な光源と仮想的な物体の色や形等とに応じて物体表面の色や明るさ等を変化させることにより、物体の表面の光沢感、透明感、立体感等を表現する公知の方法である。光源の位置、向き、色、明るさ等を設定することにより、物体の形状及び材質に関するデータに基づいて陰影のついた物体の画像を表示できる。尚、シューディングの詳細は、「OpenGLによる3次元CGプログラミング」、林武文・加藤清敬著/コロナ社発行のp.79等で開示されている。
このように、本実施の形態の三次元モデル表示部2は、仮想空間における光源の位置等を周囲の光源の位置等に応じて変化させつつ、このシェーディングを行うことにより、周囲の光源が反映された三次元モデル9の画像を表示するように構成されている。
尚、図5における三次元モデルデータ3の三次元空間座標の構成は、図2乃至図4に例示されるものと同じである。また、テクスチャ即ち、景色の映り込みに関するデータ14及び光源の映り込みに関するデータ15の二次元座標(u,v)は、テクスチャに相対して水平右向きを正とするu軸と、垂直上向きを正とするv軸と、テクスチャの左下隅に対応する原点C(0、0)とからなる。また、二次元座標(u,v)は、映像の大きさに拠らず、0≦u≦1且つ0≦v≦1の範囲に映像全体が収まるように構成されている。
<<<映り込み情報生成部の構成及びこれにより処理されるデータの構成>>>
図6は映り込みデータ生成部(映り込み情報生成部)5の構成、及びこれにより処理されるデータの構成を説明するための模式図である。同図の中央の白抜きの矢印で示されるように、映り込みデータ生成部5は、三次元モデルデータ3と周囲の映像に関するデータ16とに基づいて、映り込みデータ4を生成する機能を有する。
前述したように、映り込みデータ4を構成する三次元モデル9に生じる景色の映り込みに関するデータ14は、三次元モデル9にマッピングするテクスチャの画像データ17と、テクスチャをマッピングする位置に関するデータ18と、テクスチャと三次元モデル9の表面の色とを混色する割合に関するデータ19とを備えて構成されている。このテクスチャの画像データ17は、テクスチャのサイズを表す縦横の画素数のデータ20と、各画素の色を表すRGB値のデータ21と、明るさを表す輝度値のデータ22とを備えて構成されている。
図7の模式図に例示されるように、テクスチャ内の点の座標を二次元座標(u,v)で表わし、三次元モデル9の表面を構成する単位片(図7の挿入図の斜線部)に対応する頂点の座標を三次元空間座標(x、y、z)で表す場合を考える。この三次元モデル9の頂点(x、y、z)は、三次元モデルデータ3(図6)に含まれ三次元モデル9の形状を示す形状データ(形状情報、不図示)に基づくものである。また、テクスチャ内の点の座標(u、v)は、周囲の映像に関するデータ16(図6)に基づくものである。映り込みデータ生成部5は、三次元モデル9の頂点(x、y、z)に対応するテクスチャ内の点の座標(u,v)を算出することにより、テクスチャをマッピングする位置に関するデータ18(図6)を生成するように構成されている。
三次元空間座標(x、y、z)と二次元座標(u、v)とは、前述したカメラ6の方向を示すための極座標(θ、φ)を通じて関係付けられる。図2乃至図4に例示された三次元空間においてα−γ≦θ≦α+γ及びβ−δ≦φ≦β+δなるカメラ6の視野角で規定される領域の映像のデータをテクスチャのデータとする場合、二次元座標(u、v)と極座標(θ、φ)との関係は、後記の「数1」及び「数2」により表わされる。これより、二次元座標のu軸上の変数uは、後記の「数3」の如く表わされる。また、二次元座標のv軸上の変数vは、後記の「数4」の如く表わされる。ここで、前述した通り、u及びvは、0≦u≦1且つ0≦v≦1のように規格化されている。一方、極座標(θ、φ)は、三次元空間座標(x、y、z)により、後記の「数5」及び「数6」の如く表わされる。以上から、三次元空間座標における三次元モデル9の頂点の座標(x、y、z)と二次元座標におけるテクスチャ内の点の座標(u、v)との関係は、後記の「数7」及び「数8」により表わされる。

また、映り込みデータ生成部5は、前述した形状データと、三次元モデルデータ3(図6)に含まれ三次元モデル9の鏡面反射率及び透明度を示す光学データ(光学情報、不図示)とに基づき、テクスチャと三次元モデル9の表面の色とを混色する割合に関するデータ19を生成するように構成されている(図6)。
一方、前述したように、映り込みデータ4を構成する三次元モデル9に生じる光源の映り込みに関するデータ15は、周囲の光源の位置データ23と、大きさデー24と、色データ25と、明るさデータ26とを備えて構成されている。
映り込みデータ生成部5は、周囲の映像に関するデータ16を二値化処理し、輝度の高い画素の集合毎にラベリング処理を行うように構成されている。ラベリング処理とは、所定の閾値よりも輝度の高い画素の集合を抽出してこれを光源とみなし、このような集合のそれぞれを識別するための番号(ラベル)を付す処理である。また、映り込みデータ生成部5は、ラベリングした各部分を光源とみなし、その位置座標と面積とから、光源の位置データ23と大きさデータ24とをそれぞれ生成するように構成されている。更に、映り込みデータ生成部5は、ラベリングした各部分に含まれる全画素のRGB値の平均と輝度値の平均とから、光源の色データ25と明るさデータ26とをそれぞれ生成するように構成されている。
===画像表示方法===
<<<全体の処理の流れ>>>
図8は、前述した構成を備えたロボット表示装置100が本実施の形態の画像表示方法を実施する際の計算機7(図1)の処理の手順を示すフローチャートである。
先ず、計算機7は、記憶部34(図1)に記憶された三次元モデルデータ3(図1)に基づいて、仮想空間を表示装置1に表示する際の方向及び位置の設定、仮想空間において三次元モデル9を照らし出す初期の光源の設定といった環境設定や三次元モデル9の形成等の初期化を実施する(S101)。
次に、計算機7は、カメラ6(図1)に、周囲の映像に関するデータ16(図6)を取得させる(S102)。後述するように、本実施の形態では、このステップS102は適宜な頻度で繰り返し実施される。
次に、計算機7の映り込みデータ生成部5(図1)は、記憶部34に記憶された三次元モデルデータ3と、カメラ6により取得された周囲の映像に関するデータ16とに基づいて、三次元モデル9にこの映像を反映させる位置を算出し、三次元モデル9に生じる景色の映り込みに関するデータ14(図6)を生成する(S103)。
また、この映り込みデータ生成部5は、主として周囲の映像に関するデータ16に基づいて、周囲の光源の位置、大きさ、色合い、及び明るさを推定し、三次元モデル9に生じる光源の映り込みに関するデータ15(図6)を生成する(S104)。
更に、この映り込みデータ生成部5は、ステップS103及びS104で新しく生成された映り込みデータ4により、記憶部34に記憶された過去の映り込みデータ4を更新する(S105)。
最後に、計算機7の三次元モデル表示部2(図1)は、記憶部34において更新された映り込みに関するデータ4と、三次元モデルデータ3とに基づいて、映り込みをともなう三次元モデル9の画像を表示装置1(図1)に表示させる(S106)。
以上、計算機7がステップS102乃至S106の処理を所定頻度で繰り返し実施することにより、表示装置1に画像が表示されたロボットの頭部に対して、周囲の景色や光源の映り込みを実現できる。例えば、表示装置1の周りの景色が変化すると、ロボットの頭部に対して景色の変化の様子が映り込む。また、表示装置1の周りの光源が移動したり点滅したりすると、ロボットの頭部に対して光源が移動したり点滅したりする様子が映り込む。つまり、本実施の形態では、ロボットの頭部の画像を表示しているため、例えばロボットの上半身や体全体等の画像を表示する場合に比べて、映り込みによるロボットの実在性の効果がより顕著になっている。また、本実施の形態では、ロボットの画像は動的に表示しているため、例えば静的な画像の場合に比べて、動的な変化をともなう映り込みによるロボットの実在性の効果がより顕著になっている。
<<<景色の映り込みに関するデータ生成処理の流れ>>>
図9は、図8に例示された画像表示方法のステップS103における計算機7の処理の手順をより詳細に示すフローチャートである。
先ず、映り込みデータ生成部5は、前述したように、周囲の映像に関するデータ16に基づいてテクスチャの画像データ17を生成する(S1031)。
次に、映り込みデータ生成部5は、前述したように、三次元モデル9の頂点(x、y、z)に対応するテクスチャ内の点の座標(u、v)を2つの等式「数7」及び「数8」を用いて算出し、テクスチャをマッピングする位置に関するデータ18(図6)を生成する(S1032)。
次に、映り込みデータ生成部5は、前述したように、三次元モデルデータ3に含まれ三次元モデル9の形状を示す形状データと、三次元モデルデータ3に含まれ三次元モデル9の鏡面反射率及び透明度を示す光学データとに基づき、テクスチャと三次元モデル9の表面の色とを混色する割合に関するデータ19(図6)を生成する(S1033)。
<<<光源の映り込みに関するデータ生成処理の流れ>>>
図10は、図8に例示された画像表示方法のステップS104における計算機7の処理の手順をより詳細に示すフローチャートである。
先ず、映り込みデータ生成部5は、前述したように、周囲の映像に関するデータ16に対して二値化処理を実施する(S1041)。
次に、映り込みデータ生成部5は、前述したように、輝度の高い画素の集合毎にラベリング処理を実施する(S1042)。
次に、映り込みデータ生成部5は、前述したように、ラベリングした各部分を光源として、その位置座標と面積とから光源の位置データ23と大きさデータ24とをそれぞれ生成する(S1043)。
また、映り込みデータ生成部5は、前述したように、ラベリングした各部分に含まれる全画素のRGB値の平均と輝度値の平均とから、光源の色データ25と明るさデータ26とをそれぞれ生成する(S1044)。
<<<仮想三次元対象物の画像表示処理の流れ>>>
図11は、図8に例示された画像表示方法のステップS106における計算機7の処理の手順をより詳細に示すフローチャートである。
先ず、三次元モデル表示部2は、ステップS1031において生成されたテクスチャの画像データ17をテクスチャデータとして記憶部34に記憶させる(S1061)。
次に、三次元モデル表示部2は、ステップS1032において生成されたテクスチャをマッピングする位置に関するデータ18に基づいて、三次元モデル9の各頂点にテクスチャの座標を設定する(S1062)。
また、三次元モデル表示部2は、ステップS1033において生成されたテクスチャと三次元モデル9の表面の色とを混色する割合に関するデータ19に基づいて、テクスチャの鮮明さを設定する(S1063)。
更に、三次元モデル表示部2は、ステップS1043及びS1044において生成された光源の位置データ23、大きさデータ24、色データ25、及び明るさデータ26に基づいて、三次元空間における光源の位置、大きさ、色、及び明るさを設定する(S1064)。
最後に、三次元モデル表示部2は、前述した各データに基づいて、テクスチャマッピングとシェーディングとを施した三次元モデル9の画像を表示装置1に表示させる(S1065)。
図12の模式図に例示されるように、本実施の形態のロボット表示装置100によれば、その周囲の景色及び光源に応じて映り込み8が生じる三次元モデル9の画像が表示装置1に表示される。周囲が明るい場合(図12(a))及び周囲が暗い場合(図12(b))のそれぞれに応じて、目元の拡大図10のように鏡面反射率の高い眼球の部分11は、特に映り込みが鮮明に表れる。また、鏡面反射率の低い皮膚の部分12でも周囲の景色や光源が反映され単調な肌色一色ではなく、微細な色合いの変化が生じる。更に、光源13からの強い光を受けた部分は、明るく輝いて表示される。
このように、本実施の形態のロボット表示装置100によれば、ロボットの目の透明感、髪の光沢感など頭部全体の質感を高めることができる。特に生物が意思疎通を行う上で非常に重要である「目」をより精巧に実現できるため、人とロボットとが意思疎通を行う際、人のロボットに対する心理的抵抗が和らげられることが期待できる。
尚、前述した実施の形態の表示装置1は、ロボットの頭部全体の画像を表示するため人間の頭部程度の大きさのものが用いられているが、これに限定されるものではなく、例えば目の大きさ程度の小型なものを使用しこれに1つの眼球のみの画像を表示させてもよい。
また、前述した実施の形態の表示装置1は略平面体のディスプレイであるが、これに限定されるものではない。例えば、図13の模式図に例示されるように、薄型の液晶ディスプレイを曲げ成型してなる筒状体のディスプレイであってもよい。この場合、この筒状体のディスプレイがロボットの頭部であるとみなしてよい。このような4面の平面体(多面体)のディスプレイからなる360°の表示範囲を有する表示装置200に対応するためには、図13に例示されるように、複数(例えば4つ)のカメラ300を用いることが好ましい。この場合のカメラ300の個数も4つに限定されるものではなく、要するに360°の視野角を実現するような個数であれば、2個以上の如何なる個数であってもよい。
或いは、表示装置は、液晶やLED等からなるフレキシブルディスプレイが曲げられて、例えば図13の筒状体と類似の円筒状をなすもの(曲面で形成されるディスプレイ)であってもよい。このようなフレキシブルディスプレイとしては、例えば公知の低温ポリシリコンTFT液晶ディスプレイを使用すればよい。また、表示装置は、例えば、球状型や人間の顔型等の投影面を有しこれに画像が投影される半透明スクリーン(投影型ディスプレイ)であってもよい。カメラの個数は、上記円筒状をなす曲面、上記球状型や顔型等の投影面に対応する視野角を実現するような個数であればよい。
===その他の実施の形態===
前述した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物も含まれる。
前述した実施の形態では、人間に模したロボットの頭部を三次元モデル9としたが、これに限定されるものではなく、例えばロボットの体全体を三次元モデル9としてもよい。このようにすれば、例えば1つのディスプレイによりロボットの体全体の画像をあたかも実在するかの如く表示できるため、コストの面で有利になり得る。
また、前述した実施の形態では、ロボットの三次元モデル9の画像が動的に表示されるものであったが、これに限定されるものではなく、例えば、所定時期に撮影された周囲の映像に基づく画像が静的に表示されてもよい。このようにすれば、情報処理速度の比較的遅い一般の計算機を用いたロボットを実現できるため、コスト面で有利になり得る。
本実施の形態のロボット表示装置の構成例を示すブロック図である。 本実施の形態のカメラの方向及びその視野角について説明するための三次元空間座標の模式図である。 図2の三次元空間座標のx−y平面への投影図である。 図2の三次元空間座標のy−z平面への投影図である。 本実施の形態の三次元モデル表示部及びこれにより処理されるデータの構成を説明するための模式図である。 本実施の形態の映り込みデータ生成部及びこれにより処理されるデータの構成を説明するための模式図である。 本実施の形態の三次元モデルの頂点の座標と、テクスチャ内の点の座標との関係を示す模式図である。 本実施の形態の計算機の全体処理の手順を示すフローチャートである。 本実施の形態の計算機の映り込みデータ生成部の処理の手順を示すフローチャートである。 本実施の形態の計算機の映り込みデータ生成部の処理の手順を示すもう一つのフローチャートである。 本実施の形態の計算機の三次元モデル表示部の処理の手順を示すフローチャートである。 (a)は周囲が明るい場合の本実施の形態の映り込みをともなう3次元モデルの画像表示の状態を示す模式図であり、(b)は周囲が暗い場合の本実施の形態の映り込みをともなう3次元モデルの画像表示の状態を示す模式図である。 本実施の形態の表示装置及びカメラのもう一つの構成例を示す模式図である。
符号の説明
1、200 表示装置 2 三次元モデル表示部
3 三次元モデルデータ 4 映り込みデータ
5 映り込みデータ生成部 6、300 カメラ
7 計算機 8 三次元モデルに生じる映り込み
9 三次元モデル 10 目元の拡大図
11 眼球の部分 12 皮膚の部分
13 光源 14 景色の映り込みに関するデータ
15 光源の映り込みに関するデータ 16 周囲の映像に関するデータ
17 テクスチャの画像データ
18 テクスチャをマッピングする位置に関するデータ
19 テクスチャと三次元モデルの表面の色とを混色する割合に関するデータ
20 画素数のデータ 21 RGB値のデータ
22 輝度値のデータ 23 光源の位置データ
24 光源の大きさデータ 25 光源の色データ
26 光源の明るさデータ 100 ロボット表示装置

Claims (16)

  1. 画像を表示するための画像表示部と、
    仮想三次元対象物の画像を前記画像表示部に表示させるための対象物情報を記憶する対象物情報記憶部と、
    前記画像表示部の周囲における環境物の映像情報を取得するための映像情報取得部と、
    前記対象物情報記憶部に記憶された対象物情報と、前記映像情報取得部により取得された映像情報とに基づいて、前記画像表示部に表示すべき仮想三次元対象物の画像に対する前記環境物の映り込みを示す映り込み情報を生成する映り込み情報生成部と、
    前記対象物情報記憶部に記憶された対象物情報と、前記映り込み情報生成部により生成された映り込み情報とを用いて、前記環境物の映り込みを含む前記仮想三次元対象物の画像を前記画像表示部に表示させる画像表示制御部と、
    を備えたことを特徴とする画像表示装置。
  2. 前記映り込み情報生成部により生成された映り込み情報を記憶する映り込み情報記憶部を更に備え、
    前記映像情報取得部は、前記映像情報を所定頻度で取得し、
    前記映り込み情報生成部は、前記映像情報取得部により前記映像情報が新たに取得される都度、前記新たに取得された映像情報に基づいて新たな前記映り込み情報を生成し、前記映り込み情報記憶部に記憶された過去の前記映り込み情報を前記新たな映り込み情報により更新し、
    前記画像表示制御部は、前記映像情報取得部により前記映像情報が新たに取得される都度、前記映り込み情報記憶部に記憶された前記新たな映り込み情報を用いる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 前記環境物は、前記画像表示部に表示すべき仮想三次元対象物の画像の周囲にある景色を含み、
    前記対象物情報は、該当の仮想三次元対象物の形状を示す形状情報を含み、
    前記映り込み情報生成部は、前記仮想三次元対象物の形状情報と、前記景色の映像情報とに基づいて、前記仮想三次元対象物に対する前記景色の映り込みの位置を示す景色位置情報を前記映り込み情報として生成する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像表示装置。
  4. 前記対象物情報は、該当の仮想三次元対象物の鏡面反射率及び/又は透明度を示す光学情報を含み、
    前記映り込み情報生成部は、前記光学情報に更に基づいて、前記仮想三次元対象物の色及び前記景色の色を混色する割合を示す混色割合情報を前記映り込み情報として生成する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の画像表示装置。
  5. 前記映り込み情報生成部は、前記映像情報取得部により取得された映像情報に基づいて、テクスチャデータを生成する、ことを特徴とする請求項3又は4に記載の画像表示装置。
  6. 前記画像表示制御部はテクスチャマッピング処理を実施する、ことを特徴とする請求項5に記載の画像表示装置。
  7. 前記環境物は、前記画像表示部に表示すべき仮想三次元対象物の画像の周囲にある光源を含み、
    前記映り込み情報生成部は、前記光源の映像情報に基づいて、前記光源の位置を示す光源位置情報、前記光源の大きさを示す光源サイズ情報、前記光源の色合いを示す光源色合い情報、及び前記光源の明るさを示す光源明るさ情報のうちの少なくとも1つを前記映り込み情報として生成する、
    ことを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の画像表示装置。
  8. 前記映り込み情報生成部は、前記映像情報取得部により取得された映像情報に二値化処理及びラベリング処理を実施して、前記光源位置情報、前記光源サイズ情報、前記光源色合い情報、及び前記光源明るさ情報のうちの少なくとも1つを前記映り込み情報として生成する、ことを特徴とする請求項7に記載の画像表示装置。
  9. 前記画像表示制御部はシェーディング処理を実施する、ことを特徴とする請求項8に記載の画像表示装置。
  10. 前記仮想三次元対象物は生物の目である、ことを特徴とする請求項1乃至9の何れかに記載の画像表示装置。
  11. 前記仮想三次元対象物は生物の目を含む当該生物の頭部である、ことを特徴とする請求項1乃至9の何れかに記載の画像表示装置。
  12. 前記画像表示部は、多面体をなすディスプレイを有してなり、
    前記映像情報取得部は、前記多面体の各面の周囲における前記環境物の前記映像情報を取得すべく複数のカメラを有してなる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  13. 前記画像表示部は、曲面で形成されるディスプレイを有してなり、
    前記映像情報取得部は、前記曲面の周囲における前記環境物の前記映像情報を取得すべく1つ又は複数のカメラを有してなる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  14. 前記画像表示部は、投影型ディスプレイを有してなり、
    前記映像情報取得部は、前記投影型ディスプレイの投影面の周囲における前記環境物の前記映像情報を取得すべく1つ又は複数のカメラを有してなる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  15. 画像を表示するための画像表示部と、仮想三次元対象物の画像を前記画像表示部に表示させるための対象物情報を記憶する対象物情報記憶部と、を有する画像表示装置の画像表示方法であって、
    前記画像表示部の周囲における環境物の映像情報を取得する映像情報取得ステップと、
    前記対象物情報記憶部に記憶された対象物情報と、前記映像情報取得ステップにおいて取得された映像情報とに基づいて、前記画像表示部に表示すべき仮想三次元対象物の画像に対する前記環境物の映り込みを示す映り込み情報を生成する映り込み情報生成ステップと、
    前記対象物情報記憶部に記憶された対象物情報と、前記映り込み情報生成ステップにおいて生成された映り込み情報とを用いて、前記環境物の映り込みを含む前記仮想三次元対象物の画像を前記画像表示部に表示させる画像表示制御ステップと、
    を備えたことを特徴とする画像表示方法。
  16. 画像を表示するための画像表示部と、仮想三次元対象物の画像を前記画像表示部に表示させるための対象物情報を記憶する対象物情報記憶部と、を有する画像表示装置に画像表示方法を実施させるプログラムであって、
    前記画像表示部の周囲における環境物の映像情報を取得する映像情報取得ステップと、
    前記対象物情報記憶部に記憶された対象物情報と、前記映像情報取得ステップにおいて取得された映像情報とに基づいて、前記画像表示部に表示すべき仮想三次元対象物の画像に対する前記環境物の映り込みを示す映り込み情報を生成する映り込み情報生成ステップと、
    前記対象物情報記憶部に記憶された対象物情報と、前記映り込み情報生成ステップにおいて生成された映り込み情報とを用いて、前記環境物の映り込みを含む前記仮想三次元対象物の画像を前記画像表示部に表示させる画像表示制御ステップと、
    を備えたことを特徴とするプログラム。

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