JP2006102685A - 熱溶融粘性剤塗布装置 - Google Patents

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成明 名和
Tadashi Yasue
匡史 安江
Takahiro Yoneyama
高宏 米山
Toshihiro Takahashi
俊裕 高橋
Kazushige Sato
和茂 佐藤
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Abstract

【課題】版胴における粘性剤の移動経路が短くなり、版胴の表面での粘性剤の温度低下を少なくし、また粘性剤供給部での粘性剤の練りが充分に行われて被塗布材への粘性剤の塗布をムラなく行う。
【解決手段】版胴2とこの版胴2の下側に位置する圧胴8との間を通る被塗布材9に、版胴表面に粘性剤供給部の着ローラ5より膜状に供給された熱溶融性の粘性剤を版胴の回転に従って塗布するようにした熱溶融粘性剤塗布装置において、接離可能にした壷ローラ3と呼出しローラ4と、この呼出しローラ4に転接する着ローラ5と、着ローラ5の上記版胴2との転接部の回転方向上流側に接離可能に対設したならし部材6とにて粘性剤供給部1を構成し、この粘性剤供給部1の着ローラ5を、版胴2の圧胴8との接触部より回転方向上流側で、かつ圧胴との接触部から版胴の横側部の間の位置で接触させる。
【選択図】図2

Description

本発明は、粘性剤供給部から版胴へ膜状に供給されたホットメルト等の熱溶融性の粘性剤を、この版胴と圧胴間を通る被塗布材に塗布するようにした熱溶融粘性剤塗布装置に関するものである。
図1は従来の熱溶融粘性剤塗布装置(以下、塗布装置と略称する)の一例を示すもので、それぞれの内部に加熱部材を内蔵して表面が所定温度になるように加熱された壷ローラaと着ローラbとからなる粘性剤供給部cは版胴dの上側に配設されていて、これの着ローラbは版胴dの上側面に転接されるようになっている。そしてこの版胴dに供給された粘性剤は、版胴dの下側に位置する圧胴eとの間を通る被塗布材fに塗布されるようになっている(特許文献1,2参照)。
特開昭49−58125号公報 特開平8−336955号公報
このような構成では、版胴dに転写された粘性剤は被塗布材fに塗布される間に、版胴の略1/2周にわたって大気に触れた状態で移動するため、この間に粘性剤の温度が低下してしまい、被塗布材fに対する塗布にムラが発生してしまうことがあった。
この版胴dの回転範囲での粘性剤の温度低下を防ぐために、図1で示すように、版胴表面を加熱する加熱装置gを設けて、版胴表面に供給された粘性剤を加熱する手段もあるが、この場合、加熱可能範囲が版胴dの回転方向の半面以下に制限されてしまい、また加熱装置gに対向しない方の表面が放熱範囲となるため充分な蓄熱効果が得られないという問題がある。
また、版胴dの回転による粘性剤の温度低下については、版胴dの内部に加熱装置を設ける方法もあるが、交換胴方式の場合、交換胴の数だけ加熱装置も必要となり、製造費用の増大が問題になる。
さらに、粘性剤の調量がインク壷を構成する壷ローラaと着ローラbの2本にて行われるため、インク壷を構成する上でこの両ローラa,bの最小径に制限が生じ、あまり細かくできないこともあり、このような壷ローラaと着ローラbが版胴dの上側に位置することと、版胴dの側面にヒータ等の加熱装置gを設けた場合には、これらがサイズ変更等により行われる版胴交換の障害になると共に、作業スペースや操作性の面でも問題があった。
本発明は上記のことに鑑みなされたもので、版胴における粘性剤の移動経路を短くして版胴の表面上での粘性剤の温度低下を少なくすると共に、粘性剤供給装置側から版胴表面へ供給される粘性剤の供給膜厚を一定にできて被塗布材へムラなく粘性剤を塗布でき、その上この被塗布材への粘性剤の塗布量調整を簡単に行うことができ、さらに版胴の周辺を広くでき、さらに粘性剤を充分練ることができるようにした熱溶融粘性剤塗布装置を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するために、本発明に係る構成は、版胴とこの版胴の下側に位置する圧胴との間を通る被塗布材に、版胴表面に粘性剤供給部の着ローラより膜状に供給された熱溶融性の粘性剤を版胴の回転に従って塗布するようにした熱溶融粘性剤塗布装置において、接離可能にした壷ローラと呼出しローラと、この呼出しローラに転接する着ローラと、着ローラの上記版胴との転接部の回転方向上流側に接離可能に対設したならし部材とにて粘性剤供給部を構成し、この粘性剤供給部の着ローラを、版胴の圧胴との接触部より回転方向上流側で、かつ圧胴との接触部から版胴の横側部の間の位置で接触させた構成となっている。
本発明によれば、粘性剤供給部から版胴への粘性剤の供給が、版胴の圧胴との接触部に対して回転方向上流側で、かつ圧胴との接触部から版胴の横側部の間の位置にて行われることにより、版胴において、粘性剤が供給されてから被塗布材への塗布までの距離が版胴の周長の略1/4より短くなって版胴へ供給されてからの粘性剤の温度低下を小さくでき、温度低下による被塗布材への粘性剤の塗布ムラの発生を防止でき、均一に塗布することができる。
また、粘性剤供給部の着ローラの表面にならし部材と対向間隔を調整可能に設けたことにより、着ローラから版胴への粘性剤の供給量を上記ならし部材の位置調整により任意に調整できる。また、このならし部材を用いたことにより、及びこのならし部材の着ローラとの対向部を鋭くすることにより、着ローラに付着する粘性剤に絞り効果により強い局圧をかけることができ、これにより粘性剤の版胴への供給膜厚範囲の薄膜側調整範囲を広げることができる。
また、本発明によれば、粘性剤供給部が版胴の側方に位置されることにより、版胴の圧胴との接触部から下流側の側面から上方にわたる周面の対向部分を広くすることができ、これにより版胴が交換胴式である場合の作業性を向上することができる。また、この部分に加熱装置を対向して版胴の広い範囲にわたって加熱することができ、版胴の温度低下を少なくして、版胴上での粘性剤の溶融状態を良好に維持して被塗布材へのムラのない粘性剤塗布を行うことができる。
さらに、粘性剤供給部では、壷ローラと呼出しローラの間と、呼出しローラと着ローラの間、さらに着ローラとならし部材の間の3箇所にて粘性剤が充分に練られるため、着ローラから版胴へムラのない均一な膜厚で粘性剤を供給できると共に、このときの粘性剤は、壷ローラ、呼出しローラ、着ローラ、さらにならし部材に保持されて版胴側へ安定して供給されるため、版胴から被塗布材への粘性剤の塗布膜厚が常時一定に保つことができる。
本発明に係る塗布装置を図2を参照して説明する。
図中1は版胴2の表面に粘性剤を供給する粘性剤供給部であり、この粘性剤供給部1は、接離可能にして水平方向に並設された壷ローラ3と呼出しローラ4と、呼出しローラ4の側方部で転接する着ローラ5と、この着ローラ5の上側面に対して接離可能にして設けたならし部材6とからなっている。
そして上記壷ローラ3と呼出しローラ4は対向部での回転方向が同一で、かつ下側へ向く方向に回転され、この両ローラ3,4の対向部にて構成される溜り部の上方に、この溜り部に粘性剤を滴下する粘性剤滴下ノズル7が設けてある。
粘性剤供給部1の着ローラ5は版胴2と圧胴8との接触部に対して回転方向上流側の略90度の位置で接触されている。着ローラ5は呼出しローラ4及び版胴2に対して、それぞれの対向部では同一方向へ向くように回転されている。
ならし部材6には回転しない円筒部材が用いられていて着ローラ5との対向側形状が円弧状になっている。なお、このならし部材6の着ローラ5との対向部の形状は先端を小さな円弧状にした三角形状であってもよい。
図中9は上記版胴2と圧胴8との接触部を通り、版胴2にて粘性剤を塗布される被塗布材、10はこの被塗布材9に張り付ける張り付け材である。
上記粘性剤が熱溶融性のものであることにより、上記構成において圧胴8を除く壷ローラ3、呼出しローラ4、着ローラ5、版胴2の各ローラ部材及びあるいはならし部材6は内部に加熱ヒータを内蔵した加熱構成になっている。
版胴2の圧胴8との対接部より回転方向下流側は版胴2の真下部から真上を超える部分の180度以上にわたって開放されていて、この部分に対向する位置に、版胴2の周面を加熱する加熱装置11が版胴2の周面に対して接離可能にして設けてある。版胴2の加熱装置11に対向する範囲は、圧胴8との対接部から版胴2の上側にわたる180度以上となる。
上記構成において、版胴2、圧胴8の回転に同期して粘性剤供給部1の各ローラが同期回転される。そしてこの間に、粘性剤滴下ノズル7から滴下した粘性剤は壷ローラ3と呼出しローラ4の対向部にて構成される溜り部に溜められ、この粘性剤は呼出しローラ4の表面に付着して着ローラ5に転写されて版胴2の表面に供給される。
このとき、着ローラ5から版胴2に供給される粘性剤の膜厚は着ローラ5とならし部材6との間の隙間によって調整される。すなわち、版胴2への粘性剤の供給量はならし部材6の着ローラ5に対する位置調整により調量される。また、この間の粘性剤は、壷ローラ3と呼出しローラ4との間、呼出しローラ4と着ローラ5との間、さらに着ローラ5とならし部材6の間を通って版胴4に至る間に4本のローラと1つのならし部材によって練り合わされてムラがない状態で供給される。
版胴2は、圧胴8との接触部に対して回転方向上流側の略90度の位置である略真横で粘性剤を受け取り、この粘性剤を略90度回転した略真下部分で圧胴8と版胴2間を通る被塗布材9に塗布する。
これにより、版胴2に供給された粘性剤の供給経路は版胴2の略1/4周長となり、着ローラ5から供給された粘性剤の版胴2の周面上での粘性剤供給経路が短くなり、この供給経路での粘性剤の温度低下が少なくなる。
また、ならし部材6は、これに円筒材を用いた場合にこれの径を細くでき、また円筒材以外の場合も着ローラ5に対向する部分を鋭くすることができることにより、調量のための練り部において粘性剤に強い局圧を作用することができ、版胴2への供給膜厚範囲の調整範囲を広げることができる。
回転する版胴2の圧胴8との接触部より回転方向下流側では、180度以上にわたる周面が加熱装置11にて加熱され、被塗布材9へ粘性剤を塗布してから再び着ローラ5から粘性剤が付着される間にわたる版胴表面に熱が加えられ、この部分での温度低下がなく、粘性剤を溶融するに足る温度を保つことができる。
また上記構成において、粘性剤供給部1の壷ローラ3を単独に駆動し、本機速度に追随した回転制御をできるようにすることにより溜り部に溜められる粘性剤の呼出しローラ4側への供給量を調整できる。なお呼出しローラ4は、ならし部材6によるならし作用の結果、着ローラ3の表面に残存した粘性剤を壷ローラ側へ戻す働きも持っているため、着ローラ5より少し速い速度にて回転するように駆動する。また、溜り部への粘性剤の供給は、粘性剤滴下ノズル7にて行われるため粘性剤供給系が簡素化でき、また必要量を常時供給できることから、高速時においての粘性剤の撹拌による問題なども発生せず広範な速度範囲で均一な塗布ができる。
さらに、版胴2の上方には粘性剤供給部1がなく広く開放されていることにより、加熱装置11を移動すれば、交換胴の交換スペースが確保でき、版胴2に交換胴を用いたときの仕事内容の切り替えの作業性を良くすることができる。
また上記実施の形態では、版胴2に対する着ローラ5の接触位置を、版胴2と圧胴8との接触部より上流側の略90度の位置とした例を示したが、この版胴2と着ローラ5との接触位置は版胴2と圧胴8との接触部になるべく近いことが望ましい。このことから、版胴2と着ローラ5との接触位置は、版胴2と圧胴8との接触部から、この接触部から90度を大きく(例えば10度以上)越えない版胴2の横側部までの間であればよい。
従来の技術を示す概略的な構成説明図である。 本発明の実施例を示す概略的な構成説明図である。
符号の説明
1…粘性剤供給部、2…版胴、3…壷ローラ、4…呼出しローラ、5…着ローラ、6…ならし部材、7…粘性剤滴下ノズル、8…圧胴、9…被塗布材、10…張り付け材。

Claims (1)

  1. 版胴とこの版胴の下側に位置する圧胴との間を通る被塗布材に、版胴表面に粘性剤供給部の着ローラより膜状に供給された熱溶融性の粘性剤を版胴の回転に従って塗布するようにした熱溶融粘性剤塗布装置において、
    接離可能にした壷ローラと呼出しローラと、この呼出しローラに転接する着ローラと、着ローラの上記版胴との転接部の回転方向上流側に接離可能に対設したならし部材とにて粘性剤供給部を構成し、
    この粘性剤供給部の着ローラを、版胴の圧胴との接触部より回転方向上流側で、かつ圧胴との接触部から版胴の横側部の間の位置で接触させたことを特徴とする熱溶融粘性剤塗布装置。

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