JP2006099608A - 接触検出機能付き表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 画質の劣化や操作の際の違和感がなく、かつ、表示装置としての機能の安定性がよい、接触検出機能付き表示装置を提供する。
【解決手段】 表示部3の表示面に用いられたガラス基板2に、音響波型接触検出機能(超音波方式タッチパネル)用のデバイスである、音響波生成手段および検出手段としてのトランスデューサ(10、80)と、トランスデューサを構成する圧電素子10と制御手段としてのコントローラとを接続するための導電線(54a、54b)とを基板2に配して一体化させ、基板2を表示部3と接触検出装置とで兼用して使用する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、超音波方式によるタッチパネルのような音響的に接触位置を検出する音響波型接触検出機能を有する表示装置に関するものである。
従来、超音波による音響波型接触検出装置が様々な分野で使用されており、例えば、パーソナルコンピュータの操作画面、駅の切符の自動販売機、コンビニエンスストアに設置された複写機、或いは金融機関の無人端末機等に使用されている。これらの音響波型接触検出装置においては、ガラス等の基板上に配置された圧電素子(ピエゾ素子)を含むトランスデューサが使用されている。このトランスデューサは、音響波を生成する手段として使用されるとともに、タッチパネルにタッチした指等により散乱された音響波を検出するセンサとしても使用される。そしてこれらのトランスデューサと制御回路であるコントローラとが導電線を介して接続される。
ところで、これらトランスデューサが配置された接触検出装置の基板は、一般的に、CRT等の表示装置の画面に上から重ねるようにして設置され(例えば、特許文献1、図5参照)、操作者は、当該基板越しに表示装置の画面を見ながら、その画面に表示されるアイコン等を押す感覚で、その上の基板を指等で接触して入力操作を行う。
しかし、この場合、表示装置の画面の上にさらに接触検出装置の基板が重なるので、表示面から発せられた光の透過率が悪くなり、画面に表示された画像が暗く見辛くなるという画質劣化の問題が生じる。また、表示装置の画面と接触検出装置の基板表面との間隔が少なくとも2.8ミリメートル程度は空いてしまうので、操作者は画面を直接接触している感覚が無く、違和感を覚える場合もある。
一方、このような問題を解消し得る一手段として、電界放出ディスプレイ(FED)の表面のガラス薄板に可撓性を与え、接触によるガラス薄板の変形を電気的に捕らえて接触位置を検出するという、ガラス薄板そのものをタッチパネルとしたFEDが提案されている(例えば、特許文献2、図1,図2,図4参照)。このFEDでは、表示面であるガラス薄板に別体のタッチパネル(基板)を付加していないので、画質劣化が生じない。
特開平11−65765号公報 特開平9−134685号公報
しかしながら、上記のガラス薄板をタッチパネルとしたFEDでは、ガラス薄板が可撓性を有するので、操作者が画面をタッチする際に、FEDにおけるエミッタおよび蛍光体間の距離が変化して放電の安定性を阻害するおそれがあり、また、ガラス薄板の変形により内部の密閉性が低下するおそれがある。すなわち、表示装置としての機能の安定性に欠けるという問題がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、画質の劣化や操作の際の違和感がなく、かつ、表示装置としての機能の安定性がよい、接触検出機能付き表示装置を提供することを目的とするものである。
本発明の接触検出機能付き表示装置は、音響波が伝播する表面を有する透明な基板を表示面に用いた表示部と、入力される電気信号に基づいて音響波を生成する音響波生成手段と、基板表面での物体の接触位置に応じて変化する音響波を検出して検出電気信号を出力する検出手段と、音響波生成手段および検出手段と制御手段とを電気的に接続するための導電線とを備え、音響波生成手段、検出手段および導電線が上記基板に配され、当該基板と一体化されてなることを特徴とするものである。
ここでいう「音響波」は、基板表面上を伝播する弾性表面波を含む。
また、「音響波生成手段」および「検出手段」は、それぞれ、圧電素子とグレーティングとを含むものであってもよいし、圧電素子と一対のくし型電極とを含むものであってもよい。
また、「表示部」は、電界放出ディスプレイ(FED)であってもよいし、蛍光表示管(VFD)であってもよい。
本発明の接触検出機能付き表示装置において、生成された音響波を上記基板表面に沿って伝播させる反射アレイをさらに有してもよい。
「反射アレイ」は、ガラスペーストを焼結することにより形成してもよいし、エッチングにより形成してもよい。
また、「制御手段」は、音響波生成手段に電気信号を入力するとともに検出手段から受信した検出電気信号に基づいて上記接触位置を検出するものであり、当該制御手段をさらに有してもよい。
本発明の接触検出機能付き表示装置によれば、当該表示装置は表示部の表示面に用いられた基板に、制御手段を除く音響波型接触検出機能用のデバイスを配して一体化されており、当該基板を表示部と接触検出装置とで兼用して使用しているので、表示装置用の表示面に接触検出装置用の基板を重ねて設置する必要がなくなり、これにより、画質の劣化や操作の際の違和感がない。また、当該接触検出方式は音響波型であるから、表示面を可撓性にする必要がなく、表示装置としての機能の安定性がよい。
以下、本発明の接触検出機能付き表示装置(以下、単に表示装置という)の好ましい実施の形態について、添付図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係る表示装置1aが有する表示部3の正面図である。図1に示すように、表示部3は、矩形のガラス基板2を表示面とするFED方式の表示部であり、ガラス基板2に取り付けられたケーブルアセンブリ(導電線の一部)4zと、このケーブルアセンブリ4zと電気的に連結されたコントローラ(制御手段)6とから構成されている。
このガラス基板2は、2.8ミリメートル厚のソーダガラスであり、変形が少なく、弾性表面波(音響波)の伝播に好適である。
ケーブルアセンブリ4zには、ガラス基板2に設けられた、バルク波(超音波振動)を発生する振動子となる圧電素子8、10と、バルク波を検出するセンサとなる圧電素子12、14が、ガラス基板2上に配線された導電線4a〜4hを介して取り付けられている。
また、ガラス基板2の表面すなわち図1において手前側には、Y軸に沿って多数の斜めの傾斜線16からなる反射アレイ18と、この反射アレイ18に対向して、多数の傾斜線20からなる反射アレイ22が、ガラス基板2の側縁44近傍に各々形成されている。さらにX軸に沿って、ガラス基板2の上縁24近傍に多数の傾斜線26からなる反射アレイ28と、この反射アレイ28に対向して多数の傾斜線30からなる反射アレイ32が、ガラス基板2の下縁45近傍に沿って形成されている。これらの反射アレイ18、22、28、32のパターンは、特開昭61−239322号および特開2001−14094号の各公報に開示されたものである。なお反射アレイ18、22、28、32を総括して反射アレイ33という。この反射アレイ33によって弾性表面波が反射されて、ガラス基板2の表面上を伝搬するようになっている。
前述の圧電素子8、10、12、14は、ガラス基板2の裏面に配されており、この圧電素子8、10、12、14に対向して、ガラス基板2の表面にモード変換要素であるグレーティング78、80、82、84がそれぞれ形成されている。この構成について、図2を参照して、代表としてグレーティング80を取り上げて説明する。図2は、図1の表示部3を矢印A方向から見たときの部分拡大断面図である。図2に示すように、表示部3は、アノードガラス基板として機能する上記ガラス基板2と、ガラス基板2と平行に空間を隔てて配されたカソードガラス基板41とを備え、さらに、表示領域において、カソードガラス基板41の内側の面(表面)に設けられたゲート電極42およびエミッタ43と、ガラス基板2の内側の面(裏面)に塗布された蛍光体層44とを備え、表示領域外縁の非表示領域において、ガラス基板2の裏面に圧電素子10が配され、ガラス基板2の表面にグレーティング80と反射アレイ32が形成されている。図2のグレーティング80は、ガラスペーストを焼結してあるいはエッチングによりガラス基板2上に形成され、互いに離隔した平行な複数の突条80aから構成されている。図2に示す突条80aは、実際は紙面と直交方向に延びている。
この突条80aの幅は、約400マイクロメートル、高さは、約35マイクロメートル以上になるように設定されている。この突条80aの相互の間隔を変えることによって、バルク波の反射方向が変わる。本実施形態では、突条80aの真横に弾性表面波が発生するような間隔に形成されている。このグレーティング80の反対側には、ガラス基板2の裏面上に電極部54aを端部に有する導電線4cが導電性材料でスクリーン印刷されており、その電極部54a上に圧電素子10が接着され、さらに圧電素子10の上から電極部54bを端部に有する導電線4dがスクリーン印刷されている。
他のグレーティング78、82、84および圧電素子8、12、14も、同様の構成を有しており、圧電素子8には電極部52aを端部に有する導電線4aおよび電極部52bを端部に有する導電線4bが、圧電素子12には電極部56aを端部に有する導電線4eおよび電極部56bを端部に有する導電線4fが、圧電素子14には電極部58aを端部に有する導電線4gおよび電極部58bを端部に有する導電線4hが、それぞれスクリーン印刷され電気的に接続される。これら導電線4a〜4hは相交わることのないようにガラス基板2上に配線され、これら導電線4a〜4hの他方(圧電素子と反対側)の端部は、ガラス基板2の所定の位置にある外部配線接続部4kに集められる。この外部配線接続部4kはカードエッジコネクタになっており、当該コネクタを介してケーブルアセンブリ4zに接続される。
グレーティング78、80、82、84のうち、78、80で示すグレーティングは、発信側の圧電素子8、10から生成されたバルク波を弾性表面波に変換するものである。一方、グレーティング82、84は、ガラス基板2の表面を伝搬した弾性表面波を再度バルク波に変換するものである。つまり、本発明における音響波生成手段と検出手段は、圧電素子とグレーティングとの組合せから構成される。そして、コントローラ6は、ガラス基板2上にスクリーン印刷された導電線4a〜4h、外部配線接続部4kおよびケーブルアセンブリ4zを介して、圧電素子8、10に励振用の電気信号(本発明における電気信号)を入力するとともに、圧電素子12、14から出力される電気信号(本発明における検出電気信号)を受信することとなる。
圧電素子10から発した約5.5MHzのバルク波は、ガラス基板2の裏面から内部を通ってガラス基板2の表面にあるグレーティング80に達すると、グレーティング80により弾性表面波に変換されて、グレーティング80の突条80aと直角に反射アレイ32の方向に伝搬(反射)される。そして、反射アレイ32の、内側に傾斜した多数の傾斜線30により反射され、反射アレイ28に向けてガラス基板2の表面を伝搬し、反射アレイ28の、内側に傾斜した傾斜線26に達する。
反射アレイ28に達した弾性表面波は、さらに反射されてグレーティング84に向けて伝搬される。グレーティング84に達した弾性表面波は、このグレーティング84により、バルク波に変換されてガラス基板2の裏面にある、センサとなる受信側の圧電素子14にその振動が伝搬されて、圧電素子14により電気信号に変換される。
圧電素子8から発したバルク波も同様にして、グレーティング78により弾性表面波に変換されて、反射アレイ18と反射アレイ22を経てグレーティング82に入射される。弾性表面波はこのグレーティング82によりバルク波に変換されてセンサとなる圧電素子12に伝搬され、電気信号に変換される。
このように、弾性表面波は、反射アレイ18、22、28、32によってカバーされるガラス基板2上の領域全てに満遍なく伝搬するので、この領域内に、例えば、指等の物体により、ガラス基板2に接触(タッチ)すると、この指により遮られた弾性表面波は、消えるか、或いは減衰する。そして、この弾性表面波の変化に伴う信号の変化は、センサとしての圧電素子12、14から、センサに組み合わされているコントローラ6のタイミング回路(図示せず)へ送られて、コントローラ6により、指が接触した位置の幾何学的座標が決定される。
なお、弾性表面波は、反射アレイ33における各傾斜線16、20、26、30の1つ1つにより反射されるが、1つの傾斜線においては到達した弾性表面波の0.5%〜1%が反射され、他は隣接する後続の傾斜線に向けて透過し、後続の傾斜線で順次反射するようになっている。
このように、本実施形態による接触検出機能付き表示装置1aによれば、表示装置1aは表示部3の表示面に用いられたガラス基板2に、コントローラ6を除く音響波型接触検出機能用のデバイスを配して一体化されており、ガラス基板2を表示部3と接触検出装置とで兼用して使用しているので、表示装置の表示面に接触検出装置用の基板を重ねて設置する必要がなくなり、これにより、画質の劣化や操作の際の違和感がない。また、当該接触検出方式は音響波型であるから、表示面を可撓性にする必要がなく、表示装置としての機能の安定性がよい。また、表示部3を電界放出ディスプレイ(FED)タイプとしているので、CRT等の表示部と比較して薄型化が可能となる。
なお、接触検出機能用のコントローラ6を表示部3の駆動回路(図示せず)と同一基板上に搭載するようにすれば、コスト低減、小型化を図ることも可能である。
また、本実施形態は、グレーティング78、80、82、84を有するいわゆるグレーティングタイプの弾性表面波発生(検出)手段(トランスデューサ)を用いる場合の一例について説明したが、本発明はこの実施形態に限定されるものではない。
例えば、同じグレーティングタイプのトランスデューサを用いる場合の他の例として、圧電素子8、10、12、14をガラス基板2の裏面ではなく、表面に配する例も考えられる。図3は、上記のように圧電素子をガラス基板2の表面に配したグレーティングタイプのトランスデューサを用いた表示装置1a′が有する表示部3の正面図、図4は、図3の表示部3を矢印A方向から見たときの部分拡大断面図である。この例では、グレーティング80の上に電極部54aを端部とする導電線4cがスクリーン印刷されており、その上に圧電素子10が接着され、さらにその上に電極部54bを端部とする導電線4dがスクリーン印刷されている。
また、例えば、アクリル製のプリズムを使用したウェッジ型圧電素子によるトランスデューサを用いることもできる。或いは、グレーティングまたはウェッジを有さない、基板上に形成された1対のくし形電極部と当該電極部上に固着した圧電素子とによるトランスデューサ(以下、くし型電極タイプのトランスデューサという)を用いることもできる。
図5は、くし型電極タイプのトランスデューサを用いた表示装置1bが有する表示部3の正面図である。図5に示す表示部3は、図1に示す表示部3と略同様の形態であるが、グレーティング78、80、82、84がなく、また、圧電素子8、10、12、14もガラス基板2の裏面に接着されておらず、その代わりに、グレーティングタイプのトランスデューサを用いた表示装置1aの表示部3においてグレーティング78、80、82、84があった各位置に、一対のくし型電極部(52a、52b)、(54a、54b)、(56a、56b)、(58a、58b)と、その各一対のくし型電極部上に固着された圧電素子8、10、12、14とがそれぞれ設けられている点で異なる。
図6は、図5の表示部3を矢印A方向から見たときの部分拡大断面図である。ガラス基板2の表面に一対のくし型電極部54a、54bがスクリーン印刷によって形成されており、その上に圧電素子10が固着されている。図7(1)は、一対のくし型電極部54a、54bの正面拡大図であり、図7(2)は、そのくし型電極部54a、54b上に固着される圧電素子10の正面拡大図である。図7(1)に示す一対のくし型電極部54a、54bは、一方のくし型電極部54aの各分岐パターンと他方のくし型電極部54bの各分岐パターンとが、互い違いになるような形態で配置されている。なお、このくし型電極部において圧電素子10と電気的に接続される部分は、記号Rで示したくし型形状の部分だけである。くし型電極タイプのトランスデューサは、励振用のある周波数の電気信号が圧電素子に入力されると、その圧電作用によりくし型電極付近が歪んで励振され、弾性表面波を生成する。電極の各分岐パターンの間隔、本数、形状等を変えることにより弾性表面波の伝播特性を変化させることができるものである。
このように、くし型電極タイプのトランスデューサを用いた場合であっても、グレーティングタイプのトランスデューサを用いた場合と同様に、接触検出機能を有する表示装置を実現できる。
なお、上記の各実施形態は、電界放出ディスプレイ(FED)タイプの表示部を用いた場合について説明したが、この他に、例えば、蛍光表示管(VFD)タイプの表示部を用いることもできる。
VFDタイプの表示部を用いた場合も、FEDタイプの表示部を用いた場合と同様に、いわゆるグレーティングタイプのトランスデューサを用いる場合と、くし形電極タイプのトランスデューサを用いる場合を考えることができる。
VFDタイプの表示部を用いた場合において、グレーティングタイプのトランスデューサを用いる場合には、その表示部3の正面図は図1または図3と同様であり、くし型電極タイプのトランスデューサを用いる場合には、その表示部3の正面図は、図5と同様であるが、一方、表示部の内部構造はそれぞれ異なる。図8、図9は、それぞれ、グレーティングタイプのトランスデューサを用いた表示装置1cの表示部3を、矢印A方向から見たときの部分拡大断面図と、くし形電極タイプのトランスデューサを用いた表示装置1dの表示部3を、矢印A方向から見たときの部分拡大断面図である。各トランスデューサの構成は、FEDタイプの表示部を用いた表示装置1aの場合と同様であり、ここでは説明を省略する。VFDタイプの表示部は、ガラス基板2と平行に空間を隔てて設けられた基板61と、基板61の表面に形成されたアノード電極62と、アノード電極62の上に塗布された蛍光体層63と、その上部に基板61と平行に張られた複数のワイヤーグリッド64と、ワイヤーグリッド64のさらに上部に、基板61と平行かつワイヤーグリッド64と直交する方向に張られた複数のワイヤーカソード電極65とから構成されている。
このように、VFDタイプの表示部を用いた場合であっても、FEDタイプの表示部を用いた場合と同様に、グレーティングタイプのトランスデューサおよびくし型電極タイプのトランスデューサを用いて、接触検出機能を有する表示装置を実現できる。VDFタイプの表示部を用いた場合には、その構造から、安価な接触検出機能付き表示装置を実現することが可能となる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、変形・変更が可能であることはもちろんである。例えば、細長のFEDまたはVFDにおいて、反射アレイを設けないで、対向する長辺に発信側の圧電素子および受信側の圧電素子をそれぞれ1個または複数個配置してもよい。また、コントローラ6は、表示装置1aと結合された状態で、また、分離した状態で出荷されてもよく、或いは、表示部3上に一体化されてもよい。
接触検出機能付き表示装置1aが有する表示部3の正面図である。 表示装置1aが有する表示部3の部分拡大断面図である。 表示装置1a′が有する表示部3の正面図である。 表示装置1a′が有する表示部3の部分拡大断面図である。 表示装置1bが有する表示部3の正面図である。 表示装置1bが有する表示部3の部分拡大断面図である。 一対のくし型電極部54a、54bと、当該電極部に固着される圧電素子10の正面拡大図である。 表示装置1cが有する表示部3の部分拡大断面図である。 表示装置1dが有する表示部3の部分拡大断面図である。
符号の説明
1a〜1d 接触検出機能付き表示装置
2 ガラス基板
3 表示部
4a〜4h、4z 導電線
6 コントローラ
8、10、12、14 圧電素子
18、22、26、32 反射アレイ
52、54、56、58 電極部
78、80、82、84 グレーティング

Claims (7)

  1. 音響波が伝播する表面を有する透明な基板を表示面に用いた表示部と、
    入力される電気信号に基づいて音響波を生成する音響波生成手段と、
    前記表面での物体の接触位置に応じて変化する前記音響波を検出して検出電気信号を出力する検出手段と、
    前記音響波生成手段および前記検出手段と制御手段とを電気的に接続するための導電線とを備え、
    前記音響波生成手段、前記検出手段および前記導電線が前記基板に配され、該基板と一体化されてなることを特徴とする接触検出機能付き表示装置。
  2. 前記音響波生成手段および前記検出手段が、それぞれ、圧電素子とグレーティングとを含むものであることを特徴とする請求項1記載の接触検出機能付き表示装置。
  3. 前記音響波生成手段および前記検出手段が、それぞれ、圧電素子と一対のくし型電極とを含むものであることを特徴とする請求項1記載の接触検出機能付き表示装置。
  4. 前記表示部が、電界放出ディスプレイであることを特徴とする請求項1、2または3記載の接触検出機能付き表示装置。
  5. 前記表示部が、蛍光表示管であることを特徴とする請求項1、2または3記載の接触検出機能付き表示装置。
  6. 生成された前記音響波を前記基板表面に沿って伝播させる反射アレイを、さらに具備することを特徴とする請求項1記載の接触検出機能付き表示装置。
  7. 前記制御手段が、前記音響波生成手段に前記電気信号を入力するとともに、前記検出手段から受信した前記検出電気信号に基づいて前記接触位置を検出するものであり、
    前記制御手段をさらに具備することを特徴とする請求項6記載の接触検出機能付き表示装置。
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