JP2006099563A - 生体情報による認証装置、顔画像による認証装置、生体情報による認証装置の制御方法、および、顔画像による認証装置の制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 通常の運用モードとしての生体情報による認証処理モードで動作している認証装置において複数人数分の生体情報の登録を容易かつ効率的に行うことができる。
【解決手段】 通常の運用モードで動作している認証装置に対して特殊アクションを与えて複数人数分の登録処理を行う登録モードを設定し、これにより設定された登録モードにおいて、通常の運用モードと同様な手順にて顔検出処理及び顔画像の取り込みを行うことによって複数人数分の顔画像の登録を行い、設定された複数人数分の顔画像の登録が完了した際に、上記通常の運用モードへ戻るようにしたものである。
【選択図】 図1
【解決手段】 通常の運用モードで動作している認証装置に対して特殊アクションを与えて複数人数分の登録処理を行う登録モードを設定し、これにより設定された登録モードにおいて、通常の運用モードと同様な手順にて顔検出処理及び顔画像の取り込みを行うことによって複数人数分の顔画像の登録を行い、設定された複数人数分の顔画像の登録が完了した際に、上記通常の運用モードへ戻るようにしたものである。
【選択図】 図1
Description
この発明は、例えば、予め記憶部に登録されている顔画像などの生体情報と被認証者から取得した顔画像などの生体情報とを照合することにより人物の認証を行う生体情報による認証装置、顔画像による認証装置、生体情報による認証装置の制御方法および顔画像による認証装置の制御方法に関する。
従来、生体情報を用いた認証装置としては、顔画像、指紋、手形、声紋、筆跡、網膜、虹彩などの生体情報(バイオメトリクス)を用いて人物を認証するものが提案されている。これらの生体情報を認証装置では、登録モードにおいて予めユーザの生体情報を登録しておき、通常の運用モードにおいて予め登録された生体情報とユーザから取得した生体情報とを照合することにより認証を行うようになっている。
このような従来の認証装置では、通常の運用モードとしての認証処理モードと登録モードとが完全に別の制御ルーチンで行われるようになっている。従って、従来の認証装置では、運用開始後(運用中)に生体情報の登録処理を行う場合、管理者の操作等によって一旦通常の運用モードとしての認証処理モードを中断してから通常の運用モードとは異なる登録モードへ移行した後、1人の登録者から1人分の登録用の生体情報を取得し、登録用の生体情報を記憶する記憶装置に登録するような流れとなっている。
従って、上記のような従来の認証装置では、運用中に生体情報の登録を行う場合は、通常の運用モードとしての認証処理モードから登録モードに切り替えて行うようにする必要がある。このため、管理者は、認証装置の動作モードを認証処理モードから登録モードへ移行させるための操作手順を理解し覚えて操作を行う必要がある。このような認証処理モードから登録モードへの移行させるための操作は、操作が煩雑な上に、登録操作に特別なノウハウが必要となるとう問題点がある。
また、従来の認証装置の登録モードでは、認証処理モードとは完全に異なる制御ルーチンで動作するため、管理者だけでなく、ユーザ(被登録者)側も登録処理の流れを理解させて、生体情報の取り込み及び登録を行う必要があることも多い。このように、登録モードでの生体情報の登録処理においてユーザが通常の運用モードとは全く異なる操作や動作を行う必要があると、ユーザの操作に混乱をまねき、生体情報の登録処理をスムーズに行うことができないという問題点もある。
(何か公知例がありましたら、お知らせ(加筆して)下さい)
この発明は、上記のような問題点を解決するものであり、生体情報の登録処理を効率良く、かつ、分かりやすい動作で行うことができる生体情報による認証装置、顔画像による認証装置、生体情報による認証装置の制御方法および顔画像による認証装置の制御方法を提供することを目的とする。
この発明の生体情報を用いた認証装置は、登録者の生体情報を記憶しておく記憶手段と、生体情報を入力する生体情報入力手段と、特定の操作を検出する特定操作検出手段と、この特定操作検出手段により特定操作を検出した場合、前記記憶手段への生体情報の登録モードであることを設定する設定手段と、この設定手段により登録モードであることが設定されている場合、前記生体情報入力手段により入力した生体情報を前記記憶手段に登録する登録手段と、前記設定手段により登録モードが設定されていない場合、前記生体情報入力手段により入力した生体情報と前記記憶手段に記憶されている生体情報とを照合することにより人物を認証する認証手段とを有する。
この発明の顔画像による認証装置は、登録者の顔画像を記憶しておく記憶手段と、画像を撮影する撮影手段と、この撮影手段にて撮影した画像から人物の顔画像を検出する顔検出手段と、特定の操作を検出する特定操作検出手段と、この特定操作検出手段により特定の操作を検出した場合、前記記憶手段への顔画像の登録モードであることを設定する設定手段と、この設定手段により登録モードであることが設定されている場合、前記撮影手段にて撮影した画像から前記顔検出手段により検出した顔画像を前記記憶手段に登録する登録手段と、前記設定手段により登録モードが設定されていない場合、前記撮影手段にて撮影した画像から前記顔検出手段により検出した顔画像と前記記憶手段に記憶されている顔画像とを照合することにより前記撮影手段により撮影した人物を認証する認証手段とを有する。
この発明の生体情報による認証装置の制御方法は、登録者の生体情報を記憶しておく記憶手段と、生体情報を入力する生体情報入力手段とを有する認証装置に用いられる方法であって、特定の操作を検出する特定操作検出処理を行い、前記特定操作検出処理により特定の操作を検出した場合、前記記憶手段への生体情報の登録モードであることを設定し、前記登録モードであることが設定されている場合、前記生体情報入力手段により入力した生体情報を前記記憶手段に登録し、前記登録モードが設定されていない場合、前記生体情報入力手段により入力した生体情報と前記記憶手段に記憶されている生体情報とを照合することにより人物を認証することを特徴とする。
この発明の顔画像による認証装置の制御方法は、登録者の顔画像を記憶しておく記憶手段と、画像を撮影する撮影手段と、この撮影手段にて撮影した画像から人物の顔画像を検出する顔検出手段とを有する認証装置に用いられる方法であって、特定の操作を検出する特定操作検出処理を行い、前記特定操作検出処理により特定の操作を検出した場合、前記記憶手段への顔画像の登録モードであることを設定し、前記登録モードであることが設定されている場合、前記撮影手段にて撮影した画像から前記顔検出手段により検出した顔画像を前記記憶手段に登録し、前記登録モードが設定されていない場合、前記撮影手段にて撮影した画像から前記顔検出手段により検出した顔画像と前記記憶手段に記憶されている顔画像とを照合することにより前記撮影手段にて撮影した人物を認証することを特徴とする。
この発明によれば、生体情報の登録処理を効率良く、かつ、分かりやすい動作で行うことができる生体情報による認証装置、顔画像による認証装置、生体情報による認証装置の制御方法および顔画像による認証装置の制御方法を提供できる。
この発明を実施するための最良の形態について図面を参照しつつ説明する。
図1は、この発明の実施の形態に係る生体情報を用いた認証装置1の構成例を概略的に示すブロック図である。なお、本実施の形態では、生体情報として顔画像を用いた認証装置1について説明する。
この認証装置1は、図1に示すように、制御部11、生体情報入力部(カメラ)12、表示部13、情報入力部14、メモリ15、登録情報記憶部16、登録モード設定部17、生体情報検出部(顔検出部)18、および生体情報認識部(顔認識部)19などから構成されている。
また、上記認証装置1の装置構成としては、例えば、上記生体情報入力部12、表示部13および情報入力部14がユーザインターフェース装置として構成され、制御部11、メモリ15、登録情報記憶部16、登録モード設定部17、生体情報検出部(顔検出部)18、および、生体情報認識部(顔認識部)19およびが処理装置として構成される。また、上記認証装置1の処理装置にドアの開閉などを制御する通行制御部を設けることにより通行制御装置が実現される。
上記生体情報入力部12は、CCDセンサなどの撮像素子を用いたテレビジョンカメラにより構成され、動画や連続した静止画を撮影する。上記生体情報入力部12としてのカメラは、認識対象者、生体情報を登録する登録者、あるいは当該認証装置を管理する管理者などの生体情報としての顔画像(少なくとも顔を含んでいる画像)を取得する生体情報入力手段として機能する。
上記表示部13は、登録者、認識対象者あるいは管理者に対する操作案内や上記カメラ12にて撮影している画像などを表示する表示装置である。例えば、上記表示部13には、上記カメラ12に対する登録者あるいは認識対象者の距離や左右方向の位置が最適になるようなガイダンスを表示する。また、上記表示部13には、認証処理の結果、あるいは登録処理の結果なども表示される。
上記情報入力部14は、テンキーなどのハードキー、あるいは、上記表示部13と一体的に形成されるタッチパネル等で構成される。上記情報入力部14では、例えば、認識対象者あるいは管理者のID情報、パスワードあるいは後述する特殊アクションのトリガーとなる情報などが入力される。
上記制御部11は、当該認証装置全体の制御を司るものである。上記制御部11は、予めメモリ15等に記憶されている制御プログラムに基づいて種々の処理を行う処理手段として機能する。たとえば、上記制御部11は、上記登録情報記憶部16に生体情報を登録する登録処理を行う登録手段、あるいは、上記登録情報記憶部16に登録する生体情報に対する管理情報を生成する生成手段として機能する。
上記メモリ15は、揮発性メモリ(RAM)、書き換え不能な不揮発性メモリ(RAM)、書き換え可能な不揮発性メモリ(NVRAM)等の記憶装置により構成される。上記メモリ15のROMやNVRAM等の不揮発性メモリには、例えば、上記制御部11により実行される制御プログラムや制御データなどが記憶される。また、上記メモリ15のRAMには、例えば、作業用のデータなどが一時的に格納される。
上記登録情報記憶部16は、ハードディスク装置などの記憶装置により構成され、予め登録者の生体情報としての顔画像及び生体情報に対応する管理情報などが登録されるものである。上記登録情報記憶部16に登録される管理情報は、たとえば、登録者のID情報やパスワードなどであり、登録者の生体情報と対応して登録される。また、生体情報として顔画像が用いられる場合、例えば、上記登録情報記憶部16には、登録者の顔画像と当該登録者の管理情報のほかに、登録者の顔画像から抽出された顔の特徴量を対応づけて登録するようにしても良い。
上記登録モード設定部17は、動作モードが登録モードであることを設定する設定手段として機能する。上記登録モード設定部17は、予め定められている登録モードへ移行するための特定の操作(特殊アクションと称する)を検出する特殊アクション検出部17aを有し、上記特殊アクション検出部17aにより特殊アクションを検出した場合に登録モードでの動作であることを示す設定を行う。すなわち、上記登録モード設定部17は、特殊アクション検出部17aにより特殊アクションを検出した際に、上記生体情報入力部12により入力した生体情報を登録者の生体情報として上記登録情報記憶部16に登録する登録処理(登録モード)で動作するような設定を行うものである。
上記特殊アクション検出部17aは、特殊の操作(特殊アクション)を検出する特定操作検出処理を行う特定操作検出手段として機能する。また、上記特殊アクション検出部17aにより検出される特殊アクションは、通常の運用モードで動作中の認証装置を登録モードで動作させるためのトリガーとなるアクションである。この特殊アクション検出部17aが検出する特殊アクションとしては、例えば、管理者のみが知っている特定の情報が上記情報入力部14により入力されたこと、管理者が所持している特定のICカードを読み取ったこと、あるいは、管理者の顔を認識したことなどが想定される。
たとえば、上記情報入力部14により特定の情報が入力されたこと(つまり、管理者としては特定の情報を入力すること)を特殊アクションとする場合、上記特殊アクション検出部17aでは、上記情報入力部14により入力された情報が特殊アクションとしての情報であるか否かを判定することにより特殊アクションを検出する。
また、特定のICカードを読み取ったこと(つまり、管理者としては特定のICカードが投入されたこと)を特殊アクションとする場合、上記特殊アクション検出部17aは、ICカードのリーダライタを具備し、そのリーダライタにより読み取ったICカードが特定のICカードであるか否かを判定することにより特殊アクションを検出する。
また、予め設定されている管理者の顔を認識したこと(つまり、管理者としては自身の顔を上記カメラ12にて撮影すること)を特殊アクションとする場合、上記特殊アクション検出部17aでは、上記カメラ12により撮影した顔画像が管理者の顔画像であるか否かを判定することにより特殊アクションを検出する。
上記生体情報検出部(顔検出部)18は、上記生体情報入力部(カメラ)12にて取得した入力した情報(画像)から生体情報(顔画像)を検出するものである。例えば、生体情報検出部としての顔検出部18における顔の検出方法は、予め用意されたテンプレートと画像中を移動させながら相関値を求めることにより、最も高い相関値をもった場所を顔領域として検出し、その顔領域の画像を顔画像とするものである。その他、上記顔検出部18としては、固有空間法あるいは部分空間法を利用した顔領域抽出法などの顔領域の検出方法を用いるようにしても良い。
上記生体情報認識部(顔認識部)19は、上記カメラ110にて撮影した認証対象者を認証(認識)する処理を行うものである。上記生体情報認識部(顔認識部)19は、上記登録情報記憶部16に登録されている登録者の生体情報(顔画像)と上記生体情報検出部(顔検出部)18により検出された生体情報(顔画像)とを照合することにより認証対象者が登録者であるか否かを認証する。例えば、生体情報認識部としての顔認識部19では、上記顔検出部18により上記カメラ12にて撮影した画像から検出した顔画像について濃淡情報あるいは部分空間情報などの顔の特徴量を抽出し、上記登録情報記憶部16に登録されている登録者の顔画像との照合を行う。
また、上記顔認識部19では、上記顔検出部18にて検出した顔画像から目、鼻孔などの顔の特徴点の位置を検出し、それらの顔の特徴点の位置を基に、顔領域を一定の大きさ、形状に切り出し、その濃淡情報を顔の特徴量として抽出する。たとえば、上記顔の特徴量は、mピクセル×nピクセルの領域の濃淡値をそのまま情報として用いて、m×n次元の情報を特徴ベクトルとして抽出される。
次に、上記のように構成される認証装置1の動作について概略的に説明する。
なお、以下の説明では、上記認証装置1は、生体情報として顔画像を用いて認証を行うものとして説明する。
まず、上記認証装置1は、通常の運用モードとしての認証処理モードで定常状態になっているものとする。この状態において、上記カメラ12にて撮影した画像から上記顔検出部18が人物の顔を検出すると、上記認証装置1は、検出した人物の顔画像と登録者の顔画像との照合することにより上記カメラ12にて撮影した人物の認証処理を行い、この認証結果を処理結果として出力する。このような顔画像による認証処理は、通常の運用モードとして認証処理モードの動作であり、人物の顔を検出したこと(これを通常アクションとも称する)をトリガーとして実施される。
なお、以下の説明では、上記認証装置1は、生体情報として顔画像を用いて認証を行うものとして説明する。
まず、上記認証装置1は、通常の運用モードとしての認証処理モードで定常状態になっているものとする。この状態において、上記カメラ12にて撮影した画像から上記顔検出部18が人物の顔を検出すると、上記認証装置1は、検出した人物の顔画像と登録者の顔画像との照合することにより上記カメラ12にて撮影した人物の認証処理を行い、この認証結果を処理結果として出力する。このような顔画像による認証処理は、通常の運用モードとして認証処理モードの動作であり、人物の顔を検出したこと(これを通常アクションとも称する)をトリガーとして実施される。
これに対して、上記のような認証処理モードで定常状態となっている状態において、上記のような特殊アクションが上記特殊アクション検出部17aにより検出されると、上記認証装置1は、複数人数(N人)分の顔画像を登録する登録モードが設定され、上記カメラ12にて撮影した人物の顔画像を登録情報として上記登録情報記憶部16に登録する登録処理をN人分について行う。なお、登録人数としてのN人は、予め特殊アクションに関連づけて設定しておいても良いし、特殊アクションを検出した際に登録人数を上記情報入力部14により入力するようにしても良い。
すなわち、上記のような認証処理モードの定常状態において特殊アクションを検出すると、上記認証装置1は、N人分の顔画像の登録モードを設定し、登録人数がN人分になるまで上記認証処理モードと同様な顔検出処理及び顔画像の取り込み処理を行い、取込んだ顔画像の上記登録情報記憶部16に登録を繰返し行う。さらに、N人分の顔画像の登録が完了すると、上記認証装置1は、前記登録モードを解除し、通常の運用モードとしての認証処理モードの定常状態に移行する。
このような動作により、本認証装置1によれば、登録者にとっては、通常の運用モードとしての認証処理モードの場合と同様な動作で登録用の顔画像を上記カメラ12にて撮影させることができ、顔画像の登録を管理する管理者にとっても、特殊アクション(あるいは特殊アクションと登録人数の指定)を行うだけで、複数人数分の顔画像を連続して登録する登録モードへ移行させることができる。
次に、上記のように構成される認証装置1の動作例について詳細に説明する。
図3は、本認証装置1の動作例を説明するためのフローチャートである。
まず、上記認証装置1は、通常の運用モードとしての認証処理モードで定常状態になっているものとする。この状態において、上記認証装置1は、上記特殊アクション検出部17aによる特殊アクションの検出処理と(ステップS11)、上記顔検出部18による上記カメラ12の撮影画像から顔画像を検出する顔検出処理と(ステップS12)を行っている。
図3は、本認証装置1の動作例を説明するためのフローチャートである。
まず、上記認証装置1は、通常の運用モードとしての認証処理モードで定常状態になっているものとする。この状態において、上記認証装置1は、上記特殊アクション検出部17aによる特殊アクションの検出処理と(ステップS11)、上記顔検出部18による上記カメラ12の撮影画像から顔画像を検出する顔検出処理と(ステップS12)を行っている。
このような状態において、上記特殊アクション検出部17aにより特殊アクションが検出されずに(ステップS11、NO)、上記顔検出部18により顔を検出すると(ステップS12、YES)、上記制御部11は、上記カメラ12により撮影した画像から上記顔検出部18が検出した顔画像を取り込む(ステップS13)。
この場合には特殊アクションによる登録モード(特殊モード)が設定されていないため(ステップS14、NO)、上記制御部11は、通常の運用モード(認証処理モード)として上記顔認識部19により上記ステップS13で取込んだ顔画像と上記登録情報記憶部16に記憶されている顔画像との照合を行うことにより上記カメラ12にて撮影した人物の認証処理を行う(ステップS15)。この認証処理による認証結果は、上記制御部11の制御により上記表示部13等に表示される(ステップS16)。なお、本認証装置1が通行制御装置として用いられる場合には、上記制御部11は、上記認証結果に基づいて当該人物に対する通行制御を行う。
また、通常の運用モードとしての認証処理モードでの定常状態において、上記特殊アクション検出部17aにより特殊アクションを検出すると(ステップS11、YES)、上記制御部11は、上記登録モード設定部17により複数人数分(N人分)の顔画像の登録を行う登録モード(特殊モード)の設定を行う(ステップS17)。
この際、上記登録モード設定部17では、動作モードを登録モードに設定するとともに、当該登録モードで登録する登録人数(登録処理を行う残りの人数)を示す数値(n=N)を設定する。このような設定情報は、例えば、上記メモリ15などの記憶手段に記憶される。なお、上記したように登録モードで登録する登録人数Nは、特殊アクションに予め対応づけられている登録人数を設定するようにしても良いし、特殊アクションを行う管理者が上記情報入力部14にて指定する登録人数に従って設定するようにしても良い。
このような設定によりN人分の登録モードが設定されると、上記制御部11は、上記顔検出部18により人物の顔を検出するごとに当該人物の顔画像を上記登録情報記憶部16に登録する登録処理をN人分について行う。すなわち、N人分の登録モードが設定されている状態において上記顔検出部18により人物の顔が検出されると、上記制御部11は、上記カメラ12にて撮影した画像から上記顔検出部18が検出した顔画像を取り込む(ステップS13)。
この場合には特殊アクションによる登録モード(Mode=特殊)が設定されており、登録処理を行う人数を示すnがn≠0となっているため(ステップS14、YES)、上記制御部11は、上記ステップS13で取込んだ顔画像を上記登録情報記憶部16に登録するための管理情報を生成する(ステップS18)。この管理情報は、ID番号などの顔画像を識別するための情報や顔画像による認証が失敗した場合に利用されるパスワードなどの情報である。
また、本実施の形態では、上記管理情報は、上記制御部11により自動的に作成されるものとする。例えば、上記制御部11では、日付や登録人数に対する通し番号などにより管理情報としてのID情報などが生成される。なお、上記管理情報としてのパスワードやID情報等は、ユーザ(登録者)自身が上記情報入力部14により指定するようにしても良い。
上記のような管理情報を生成すると、上記制御部11は、上記ステップS13で取込んだ顔画像と上記ステップS14で生成した管理情報とを対応させて上記登録情報記憶部16に登録(記憶)する(ステップS19)。上記登録情報記憶部16に登録した情報などの登録結果は、上記表示部13に表示される(ステップS20)。これにより、上記登録情報記憶部16に顔画像及び管理情報が登録された登録者あるいは当該認証装置1の管理者は、上記登録情報記憶部16に登録された情報を上記表示部13に表示された内容によって確認することができる。
上記のような処理により1人分の登録処理が完了すると、上記制御部11は、上記メモリ15に記憶されている登録処理の残り人数を示す数値nを1人分減算(n=n−1)する(ステップS21)。これにより数値nを1人分減算すると、上記制御部11は、上記ステップS12へ戻り、次の人物の顔画像の登録処理を行う。また、上記ステップS21にて数値nが0となった場合、上記制御部11は、登録モードを終了し、通常の運用モードとしての認証処理モードへ移行する。
上記のように、本実施の形態によれば、通常の運用モードで動作している認証装置に対して特殊アクションを与えて複数人数分の登録処理を行う登録モードを設定し、これにより設定された登録モードにおいて、通常の運用モードと同様な手順にて顔検出処理及び顔画像の取り込みを行うことによって複数人数分の顔画像の登録を行い、設定された複数人数分の顔画像の登録が完了した際に、上記通常の運用モードへ戻るようにしたものである。これにより、通常の運用モードとしての認証処理モードで動作している生体情報による認証装置において複数人数分の生体情報の登録を容易かつ効率的に行うことができる。
上記のような運用形態することにより、認証装置の運用中に、生体情報を追加登録する場合、あるいは、一時的に当該認証装置による認証を可能とする人物の生体情報を登録する場合などであっても、簡単、かつ効率的に登録処理を行うことができる。例えば、認証装置の運用形態として認証装置が通行制御装置に適用される場合には、当該通行制御装置にて通行を許可する人物の生体情報の追加登録や当該通行制御装置にて一時的に通行を許可する人物の生体情報の登録を容易、かつ迅速に行うことができる。
1…認証装置、11…制御部、12…生体情報入力部(カメラ)、13…表示部、14…情報入力部、15…メモリ、16…登録情報記憶部、17…登録モード設定部、17a…特殊アクション検出部、18…生体情報検出部(顔検出部)、19…生体情報認識部(顔認識部)
Claims (8)
- 登録者の生体情報を記憶しておく記憶手段と、
生体情報を入力する生体情報入力手段と、
特定の操作を検出する特定操作検出手段と、
この特定操作検出手段により特定操作を検出した場合、前記記憶手段への生体情報の登録モードであることを設定する設定手段と、
この設定手段により登録モードであることが設定されている場合、前記生体情報入力手段により入力した生体情報を前記記憶手段に登録する登録手段と、
前記設定手段により登録モードが設定されていない場合、前記生体情報入力手段により入力した生体情報と前記記憶手段に記憶されている生体情報とを照合することにより人物を認証する認証手段と、
を有することを特徴とする生体情報による認証装置。 - 前記設定手段は、複数人数分の生体情報の登録を行う登録モードであることを設定し、設定した人数分の生体情報の前記記憶手段への登録が完了した際に前記登録モードの設定を解除する、
ことを特徴とする前記請求項1に記載の生体情報による認証装置。 - さらに、前記設定手段により登録モードであることが設定されている場合、前記生体情報入力手段により入力した生体情報に対する管理情報を生成する生成手段を有し、
前記登録手段は、前記生体情報入力手段により入力した生体情報と前記生成手段により生成した管理情報とを対応づけて前記記憶手段に登録する、
ことを特徴とする前記請求項1に記載の生体情報による認証装置。 - 登録者の顔画像を記憶しておく記憶手段と、
画像を撮影する撮影手段と、
この撮影手段にて撮影した画像から人物の顔画像を検出する顔検出手段と、
特定の操作を検出する特定操作検出手段と、
この特定操作検出手段により特定の操作を検出した場合、前記記憶手段への顔画像の登録モードであることを設定する設定手段と、
この設定手段により登録モードであることが設定されている場合、前記撮影手段にて撮影した画像から前記顔検出手段により検出した顔画像を前記記憶手段に登録する登録手段と、
前記設定手段により登録モードが設定されていない場合、前記撮影手段にて撮影した画像から前記顔検出手段により検出した顔画像と前記記憶手段に記憶されている顔画像とを照合することにより前記撮影手段により撮影した人物を認証する認証手段と、
を具備することを特徴とする顔画像による認証装置。 - 前記設定手段は、複数人数分の人物の顔画像の登録を行う登録モードであることを設定し、設定した人数分の人物の顔画像の前記記憶手段への登録が完了した際に前記登録モードの設定を解除する、
ことを特徴とする前記請求項4に記載の顔画像による認証装置。 - さらに、前記設定手段により登録モードであることが設定されている場合、前記撮影手段にて撮影した画像から前記顔検出手段により検出した顔画像に対する管理情報を生成する生成手段を有し、
前記登録手段は、前記撮影手段にて撮影した画像から前記顔検出手段により検出した顔画像と前記生成手段により生成した管理情報とを対応づけて前記記憶手段に登録する、
ことを特徴とする前記請求項4に記載の顔画像による認証装置。 - 登録者の生体情報を記憶しておく記憶手段と、生体情報を入力する生体情報入力手段とを有する認証装置に用いられる制御方法であって、
特定の操作を検出する特定操作検出処理を行い、
前記特定操作検出処理により特定の操作を検出した場合、前記記憶手段への生体情報の登録モードであることを設定し、
前記登録モードであることが設定されている場合、前記生体情報入力手段により入力した生体情報を前記記憶手段に登録し、
前記登録モードが設定されていない場合、前記生体情報入力手段により入力した生体情報と前記記憶手段に記憶されている生体情報とを照合することにより人物を認証する、
ことを特徴とする生体情報による認証装置の制御方法。 - 登録者の顔画像を記憶しておく記憶手段と、画像を撮影する撮影手段と、この撮影手段にて撮影した画像から人物の顔画像を検出する顔検出手段とを有する認証装置に用いられる制御方法であって、
特定の操作を検出する特定操作検出処理を行い、
前記特定操作検出処理により特定の操作を検出した場合、前記記憶手段への顔画像の登録モードであることを設定し、
前記登録モードであることが設定されている場合、前記撮影手段にて撮影した画像から前記顔検出手段により検出した顔画像を前記記憶手段に登録し、
前記登録モードが設定されていない場合、前記撮影手段にて撮影した画像から前記顔検出手段により検出した顔画像と前記記憶手段に記憶されている顔画像とを照合することにより前記撮影手段にて撮影した人物を認証する、
ことを特徴とする顔画像による認証装置の制御方法。
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