JP2006098540A - 現像装置 - Google Patents

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Takeshi Takayama
武史 高山
Hiroshi Kubota
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Abstract

【課題】攪拌ローラにおける小粒径のトナーであっても磁性粒子との攪拌性能を維持しつつ搬送性能も確保する。
【解決手段】磁性粒子及びトナーを含む現像剤を収容する現像剤収容器21aと、回転軸の周面に螺旋羽根41aを有し、回転軸の軸方向に平行な搬送方向(矢印Y方向)に現像剤を攪拌しつつ搬送する攪拌ローラ22a,23aとを備える。また、攪拌ローラ23aに、現像剤を攪拌する攪拌面42aが軸方向に平行な複数のフィン41aであって、矢印Y方向の下流側に位置するフィン41aほど攪拌面42aの面積が大きい複数のフィン41aを配置する。
【選択図】 図4

Description

この発明は、トナー像を形成する像担持体にトナーを供給する現像装置に関する。
電子写真記録方式や静電記録方式を利用する画像形成装置においては、像担持体である感光体ドラム表面に静電潜像を形成し、この静電潜像に現像装置からトナーを付着させることにより顕像化する。そして、このように形成されたトナー像を記録媒体である記録用紙等に転写・定着することにより所望の画像を形成する。
像担持体表面の静電潜像をトナーによって顕像化する現像装置として、トナー及び磁性粒子(キャリア)からなる現像剤を現像装置内で攪拌し、トナー粒子を表面に静電潜像させたキャリアによって現像ローラの周面における磁力線方向の磁気ブラシを形成する磁気ブラシ現像法の2成分現像方式がある。2成分現像方式では、像担持体にトナーを供給することにより理想的には現像装置内のトナーのみが減少するため、トナーカートリッジ等のトナー供給部から新たなトナーを現像装置内に補充しなければならない。
図8は、従来の2成分現像方式の現像装置とトナーカートリッジとの構成を示す側面断面図である。同図に示すように、従来の現像装置は、現像剤収容器211内に軸方向が平行に配置された攪拌ローラ212a,212bと、攪拌ローラ212a,212bの軸方向に平行であって感光体ドラム203に当接する現像ローラ213と、該現像ローラ213に当接するドクターブレード214等から構成されている。
また、現像剤収容器211の現像ローラ213側と対向する端部側の上面には、トナーカートリッジ202が接続されるトナー補給口230が形成されている。そして、このトナー補給口230にトナーカートリッジ202が接続されている。トナーカットリッジ202から現像剤収容器211内に供給されたトナーは、現像装置の現像剤収容器211内で攪拌ローラ212a,212bにより現像剤と攪拌されつつ現像ローラ213に供給される。
ここで、攪拌ローラ212a及び212bには、攪拌性能、搬送性能を向上させるために従来から様々な形状のものがある。例えば、図6(A)に示すような回転軸に螺旋羽根(攪拌羽根)を1条備えた構成のものや、螺旋羽根220を3条以上備えた構成のもの(例えば、特許文献1参照。)がある。また、図6(B),(C)に示すように螺旋羽根220の間にフィン221を配置した構成のものもある。
特に近年は、高画質化によりトナーが小粒径化(5〜8ミクロン以下)しているので、補給後のトナーを現像剤に混合する(攪拌する)ことが従来よりも難しくなり、より一層トナーが遊離し易くなっている。小粒径のトナーは、質量も従来のトナーに比べて少ないので、現像剤収容器211に収容されている現像剤の上面に落下しても現像剤の内部に潜り込み難いためである。そのため、搬送性能を維持しつつ攪拌性能の向上させることが必要とされている。
特開平9−120201号公報
しかしながら、上述した図6(A)〜図6(C)に示すような形状を有する攪拌ローラを備えた現像装置では、図7に示すように適切な攪拌性能及び搬送性能の両方を確保することができない。図7は、図6(A)〜(E)に示す攪拌ローラの現像剤の攪拌性能及び搬送性能を示している。
したがって、攪拌性能が良好でも搬送性能が不良であるために現像ローラに供給する現像剤の量が不足して画像濃度が十分でない等の問題が生じ、また搬送性能が良好でも攪拌性能が不良であるために現像剤に含まれるトナーが十分に帯電せずに現像ローラを介して感光体ドラムに付着するため、感光体ドラムから遊離してしまう等の問題が生じる。
この発明の目的は、小粒径のトナーであっても攪拌ローラにおける磁性粒子との適切な搬送性能を確保しつつ攪拌性能を向上させることができる現像装置及びこの現像装置を備えた画像形成装置を提供することにある。
この発明は、上記の課題を解決するために、以下の構成を備えている。
(1)磁性粒子及びトナーを含む現像剤を収容する現像剤収容器と、
前記現像剤収容器内に位置し、回転軸の周面に羽根部材を有する攪拌ローラであって、前記回転軸の軸方向に現像剤を攪拌しつつ搬送する攪拌ローラと、
前記攪拌ローラの上方における前記軸方向の一端側に位置するトナー補給口と、を備え、
前記攪拌ローラは、前記現像剤を攪拌する攪拌面が前記軸方向に平行な又は傾斜した複数のフィンであって、前記軸方向の下流側に位置するフィンほど前記攪拌面の面積が大きい複数のフィンを有することを特徴とする。
この構成においては、攪拌面が軸方向に平行な又は傾斜した複数のフィンが、羽根部材とともに攪拌ローラに備えられているので、羽根部材とフィンとによって現像剤収容器に収容された現像剤が攪拌される。フィンは、攪拌羽根による現像剤の攪拌を補助する。
また、複数のフィンのうち軸方向の下流側に位置するフィンほど攪拌面の面積が大きく形成されている。フィンは攪拌面の面積が大きいものほど攪拌性能が高いが、通常現像剤収容器に収容された現像剤の上面はフィンの配置位置よりも高いので、フィンの攪拌面の面積が大きくても現像剤の上面に落下したばかりの新たなトナーと現像剤とを十分に攪拌した状態にするにはある程度時間がかかる。しかも、攪拌面の面積が大きいと、現像剤を攪拌ローラの回転方向に搬送する力が大きくなって現像剤の搬送に時間がかかってしまう。
そのため、攪拌面の面積の大きなフィンを用いて攪拌するのは、現像剤の上面に落下した新たなトナーがある程度現像剤と攪拌された(現像剤に潜り込んだ)状態で行うのが有効である。
したがって、軸方向の上流側においては攪拌性能のそれほど高くない攪拌面の面積が小さいフィンが配置され、搬送方向の下流側において攪拌性能の高い攪拌面の面積が大きいフィンが配置されているので、フィンによって現像剤の搬送性能が低下しすぎることなく、搬送性能が向上する。
(2)前記フィンは、前記回転軸からの前記法線方向における前記攪拌面の長さが前記羽根部材よりも短いことを特徴とする。
この構成においては、攪拌ローラの回転軸の法線方向における攪拌面の長さが羽根部材よりも短くされている。したがって、現像剤の搬送性能が低下し過ぎることがない。
(3)前記攪拌ローラは、前記軸方向が互いに平行な複数の攪拌ローラを、それぞれの間に前記軸方向に平行な仕切板を挟んだ状態で備え、
複数の前記攪拌ローラのうちの一部の攪拌ローラに対向する現像を行う現像手段を有し、
複数の前記攪拌ローラのうち少なくとも前記現像手段に対向する攪拌ローラには、前記フィンが備えられていないことを特徴とする。
この構成においては、軸方向が互いに平行な複数の攪拌ローラの間に仕切板が配置され、現像剤の搬送経路が仕切板を中心に循環するように形成されている。また、複数の攪拌ローラのうち現像手段に対向する攪拌ローラにはフィンが備えられていない。したがって、現像手段に対向する攪拌ローラは、上流側の攪拌ローラによって十分に攪拌された現像剤を軸方向の全域に素早く搬送する。また、攪拌ローラのコストアップが抑制される。
(4)前記羽根部材は、螺旋形状を呈していることを特徴とする。
この構成においては、羽根部材が螺旋形状を呈しているので、フィンが現像剤を攪拌する性能が向上する。螺旋形状の羽根部材によって少なくとも現像剤の一部は螺旋方向に搬送されるが、フィンは攪拌面が回転軸の軸方向に平行な又は傾斜しているので、螺旋方向に傾斜した状態で対向するので、現像剤が攪拌面に向かってくるような方向で搬送され、フィンが現像剤を攪拌面において捕らえ易くなるからである。
この発明によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)複数のフィンのうち搬送方向の下流側のフィンほど攪拌面の面積を大きくすることによって、現像剤の搬送性能の低下を抑制しつつ、攪拌性能の向上を図ることができるので、小粒径のトナーであっても十分に現像剤と攪拌しつつ適切な搬送速度で搬送できる。
(2)攪拌ローラの回転軸の法線方向における攪拌面の長さを羽根部材よりも短くすることによって、現像剤の搬送性能の低下を抑制できる。
(3)少なくとも現像手段に対向する攪拌ローラにフィンを配置しないことによって、現像剤の搬送性能の低下の抑制及び攪拌性能の向上を図りつつ攪拌ローラのコストアップを抑制できる。
(4)羽根部材を螺旋形状に形成することによって、フィンの現像剤の攪拌性能を向上させることができる。
以下、この発明の最良の実施形態に係る現像装置を備えた画像形成装置を図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、この発明の実施形態に係る画像形成装置の簡単な構成を示す説明図である。本体装置である画像形成装置100は、読み取った原稿の画像データやネットワーク等を介して送信された画像データに基づいて用紙に対して多色および単色の画像を形成する。このため、画像形成装置100は、露光ユニットE、感光体ドラム(本発明の像担持体に相当する。)101(101a〜101d)、現像装置102(102a〜102d)、帯電ローラ103(103a〜103d)、クリーニングユニット104(104a〜104d)、中間転写ベルト11、一次転写ローラ13(13a〜13d)、二次転写ローラ14、定着装置15、用紙搬送路P1,P2,P3、給紙カセット16、手差し給紙トレイ17及び排紙トレイ18等を備えている。
画像形成装置100は、ブラック(K)及びカラー画像を色分解して得られる減法混色の3原色であるシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の4色の各色相に対応した画像データを用いて画像形成部Pa〜Pdにおいて画像形成を行う。画像形成部Pa〜Pdは、同様の構成であり、例えばブラックの画像形成部Paは、感光体ドラム101a、現像装置102a、帯電ローラ103a、転写ローラ13a及びクリーニングユニット104a等から構成される。この画像形成部Pa〜Pdは、中間転写ベルト11の移動方向(副走査方向)に一列に配列されている。
帯電ローラ103は、感光体ドラム101の表面を所定の電位に均一に帯電させる接触方式の帯電器である。帯電ローラ103に代えて、帯電ブラシを用いた接触方式の帯電器、又は、帯電ワイヤを用いた非接触方式の帯電器を用いることもできる。この発明の露光装置である露光ユニットEは、図示しない半導体レーザ、ポリゴンミラー4及び第1反射ミラー7及び第2反射ミラー8等を備えており、ブラック、シアン、マゼンタ及びイエローの各色相の画像データによって変調されたレーザビーム等の光ビームのそれぞれを感光体ドラム101a〜101dのそれぞれに照射する。感光体ドラム101a〜101dのそれぞれには、ブラック、シアン、マゼンタ及びイエローの各色相の画像データによる静電潜像が形成される。
現像装置102は、静電潜像が形成された感光体ドラム101の表面にトナーを供給し、静電潜像をトナー像に現像する。現像装置102a〜102dのそれぞれは、ブラック、シアン、マゼンタ及びイエローの各色相のトナーを収納しており、感光体ドラム101a〜101dのそれぞれに形成された各色相の静電潜像をブラック、シアン、マゼンタ及びイエローの各色相のトナー像に顕像化する。クリーニングユニット104は、現像・画像転写後における感光体ドラム101上の表面に残留したトナーを除去・回収する。
感光体ドラム101の上方に配置されている中間転写ベルト11は、駆動ローラ11aと従動ローラ11bとの間に張架されてループ状の移動経路を形成している。中間転写ベルト11の外周面は、感光体ドラム101d、感光体ドラム101c、感光体ドラム101b及び感光体ドラム101aにこの順に対向する。この中間転写ベルト11を挟んで各感光体ドラム101a〜101dに対向する位置に、一次転写ローラ13a〜13dが配置されている。中間転写ベルト11が感光体ドラム101a〜101dに対向する位置のそれぞれが一次転写位置である。また、中間転写ベルト11は、厚さ100〜150μm程度のフィルムで形成されている。
一次転写ローラ13a〜13dには、感光体ドラム101a〜101dの表面に担持されたトナー像を中間転写ベルト11上に転写するために、トナーの帯電極性と逆極性の一次転写バイアスが定電圧制御によって印加される。これによって、感光体ドラム101(101a〜101d)に形成された各色相のトナー像は中間転写ベルト11の外周面に順次重ねて転写され、中間転写ベルト11の外周面にフルカラーのトナー像が形成される。
但し、イエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの色相の一部のみの画像データが入力された場合には、4つの感光体ドラム101a〜101dのうち、入力された画像データの色相に対応する一部の感光体101のみにおいて静電潜像及びトナー像の形成が行われる。例えば、モノクロ画像形成時には、ブラックの色相に対応した感光体ドラム101aのみにおいて静電潜像の形成及びトナー像の形成が行われ、中間転写ベルト11の外周面にはブラックのトナー像のみが転写される。
各一次転写ローラ13a〜13dは、直径8〜10mmの金属(例えばステンレス)を素材とする軸の表面を導電性の弾性材(例えばEPDM,発泡ウレタン等)により被覆して構成されており、導電性の弾性材によって中間転写ベルト11に均一に高電圧を印加する。
各一次転写位置において中間転写ベルト11の外周面に転写されたトナー像は、中間転写ベルト11の回転によって、二次転写ローラ14との対向位置である二次転写位置に搬送される。二次転写ローラ14は、画像形成時において、内周面が駆動ローラ11aの周面に接触する中間転写ベルト11の外周面に所定のニップ圧で圧接されている。給紙カセット16又は手差し給紙トレイ17から給紙された用紙が二次転写ローラ14と中間転写ベルト11との間を通過する際に、二次転写ローラ14にトナーの帯電極性とは逆極性の高電圧が印加される。これによって、中間転写ベルト11の外周面から用紙の表面にトナー像が転写される。
なお、感光体ドラム101から中間転写ベルト11に付着したトナーのうち用紙上に転写されずに中間転写ベルト11上に残存したトナーは、次工程での混色を防止するために、クリーニングユニット12によって回収される。
トナー像が転写された用紙は、定着装置15に導かれ、加熱ローラ15aと加圧ローラ15bとの間を通過して加熱及び加圧を受ける。これによって、トナー像が、用紙の表面に堅牢に定着する。トナー像が定着した用紙は、排紙ローラ18aによって排紙トレイ18上に排出される。
画像形成装置100には、用紙カセット16に収納されている用紙を二次転写ローラ14と中間転写ベルト11との間及び定着装置15を経由して排紙トレイ18に送るための略垂直方向の用紙搬送路P1が設けられている。用紙搬送路P1には、用紙カセット16内の用紙を一枚ずつ用紙搬送路P1内に繰り出すピックアップローラ16a、繰り出された用紙を上方に向けて搬送する搬送ローラr、搬送されてきた用紙を所定のタイミングで2次転写ローラ14と中間転写ベルト11との間に導くレジストローラ19、及び、用紙を排紙トレイ18に排出する排紙ローラ18aが配置されている。
また、画像形成装置100の内部には、手差し給紙トレイ17からレジストローラ19に至る間に、ピックアップローラ17a及び搬送ローラrを配置した用紙搬送路P2が形成されている。さらに、排紙ローラ18aから用紙搬送路P1におけるレジストローラ19の上流側に至る間には、用紙搬送路P3が形成されている。
排紙ローラ18aは、正逆両方向に回転自在にされており、用紙の片面に画像を形成する片面画像形成時、及び、用紙の両面に画像を形成する両面画像形成における第2面画像形成時に正転方向に駆動されて用紙を排紙トレイ18に排出する。一方、両面画像形成における第1面画像形成時には、排出ローラ18aは、用紙の後端が定着装置15を通過するまで正転方向に駆動された後、用紙の後端部を挟持した状態で逆転方向に駆動されて用紙を用紙搬送路P3内に導く。これによって、両面画像形成時に片面のみに画像が形成された用紙は、表裏面及び前後端を反転した状態で用紙搬送路P1に導かれる。
レジストローラ19は、用紙カセット16若しくは手差し給紙トレイ17から給紙され、又は、用紙搬送路P3を経由して搬送された用紙を、中間転写ベルト11の回転に同期したタイミングで2次転写ローラ14と中間転写ベルト11との間に導く。このため、レジストローラ19は、感光体ドラム101や中間転写ベルト11の動作開始時には回転を停止しており、中間転写ベルト11の回転に先立って給紙又は搬送された用紙は、前端をレジストローラ19に当接させた状態で用紙搬送路P1内における移動を停止する。この後、レジストローラ19は、2次転写ローラ14と中間転写ベルト11とが圧接する位置で、用紙の前端部と中間転写ベルト11上に形成されたトナー像の前端部とが対向するタイミングで回転を開始する。
なお、画像形成部Pa〜Pdの全てにおいて画像形成が行われるフルカラー画像形成時には、一次転写ローラ13a〜13dが中間転写ベルト11を感光体ドラム101a〜101dの全てに圧接させる。一方、画像形成部Paのみにおいて画像形成が行われるモノクロ画像形成時には、一次転写ローラ13aのみを中間転写ベルト11を感光体ドラム101aに圧接させる。
図2は、上記画像形成装置に備えられる本発明の実施形態に係る現像装置102aの側面断面図である。図3は、図2に示すX−X′断面を示す断面図である。例えば、ブラックの現像装置102aは、現像剤収容器21aを有し、現像剤収容器21a内にキャリア及びトナーの現像剤を収容し、画像形成時に感光体ドラム101aにトナーを供給する。また、現像装置102aは、現像剤収容器21a内に位置する2本の攪拌ローラ22a,23a、現像ローラ(本発明の現像手段に相当する。)24a、層規制部材25a等から構成される。
現像剤収容器21aは、上面にトナーカットリッジ30aを接続するトナー補給口26aを有している。また、現像剤収容器21aは、感光体ドラム101aの軸方向を幅方向として、感光体ドラム101aに面する側に開口部を有している。
現像剤収容器21aの内部には、幅方向の両端が現像剤収容器21aの内壁まで達していない、両端が現像剤収容器21aの幅方向の内壁から所定距離だけ離れた位置までの長さの仕切板27aが攪拌ローラ22a,23aの間に配置されている。
この仕切板27aは、幅方向の両端で連通する凹状の2つの部屋であるA室,B室を形成している。この仕切板27aは、B室内の現像剤がA室内に溢れない程度に現像剤収容器21aの上内壁との間に隙間を設けた構成となっている。なお、本実施例では仕切板27aと現像剤収容器21aの上内壁との間に隙間を有しているが、隙間を有していなくても仕切板27aと現像剤収容器21aの上内壁とを接続させてもよい。
攪拌ローラ22a,23aは、螺旋羽根(本発明の羽根部材に相当する。)40aを有する回転体であり、その軸方向が現像剤収容器21aの幅方向と一致する方向で設置されている。また、攪拌ローラ22aはA室内に配置され、攪拌ローラ23aはB室内に配置されている。さらに、攪拌ローラ22a,23aは、それぞれ現像剤収容器21aの外部においてギア列29aを介して接続され、互いに逆方向に回転する。
また、攪拌ローラ22a,23aは、回転によりA室内及びB室内のそれぞれに収容されている現像剤を攪拌しつつ搬送方向である矢印Y方向に搬送し、現像ローラ24aに供給する。なお、現像剤は、現像ローラ24aに供給されるまでは攪拌ローラ22a,23aの回転によりA室内及びB室内を仕切板27aを中心に循環する搬送経路内を搬送される。
現像ローラ24aは、一部が現像剤収容器21a開口部から外部に露出して感光体ドラム101aに所定のギャップ(距離)を有して対向し、軸方向が攪拌ローラ22a,23aの軸方向と平行に配置されている。また、現像ローラ24aは、攪拌ローラ22aと同方向に回転する。
層規制部材25aは、所定のギャップを有し、現像剤収容器21a内のトナーが必要以上に現像ローラ24aに付着しないように規制する。トナーカートリッジ30aは、補給用ローラ31aを有する補給口32a、内部に位置する攪拌羽根33a等から構成され、補給口32aをトナー補給口26aに接続した状態で現像剤収容器21aの上方に配置される。また、トナーカートリッジ30aは、補給用ローラ31aの回転によりトナー補給口26aを介して現像剤収容器21aにトナーを供給する。攪拌羽根33aは、トナーカートリッジ30a内部に収容されているトナーを攪拌する。
図4及び図6(E)は、この発明の実施形態に係る現像装置に備えられる攪拌ローラ23aを拡大した外観図である。攪拌ローラ23aは、図4及び図6(E)に示すようにフィン41aを備えている。フィン41aは、攪拌面42aが攪拌ローラ23aの軸方向に平行になるように攪拌ローラ23aの回転軸に複数配置され、螺旋羽根40aとともに現像剤の攪拌を行う。フィン41aは、現像剤の攪拌を補助する。
また、複数のフィン41aは、矢印Y方向の下流側に配置されたフィン41aほど攪拌面42aの面積が大きい。これによって、図7に示す結果のように、現像剤の搬送性能の低下を抑制しつつ、攪拌性能の向上を図ることができるので、小粒径のトナーであっても十分に現像剤と攪拌しつつ適切な搬送速度で搬送できる。
フィン41aは、攪拌面42aの面積が大きいものほど攪拌性能が高いが、通常現像剤収容器21aに収容された現像剤の上面はフィン41aの配置位置よりも高いので、攪拌面42aの面積が大きくても現像剤の上面に落下したばかりの新たなトナーと現像剤とを十分に攪拌した状態にするにはある程度時間がかかる。しかも、攪拌面41aの面積が大きいと、現像剤を攪拌ローラ23aの回転方向に搬送する力が大きくなって現像剤の搬送に時間がかかってしまう。
そのため、本実施形態のように攪拌面41aの面積の大きなフィン41aを用いて攪拌するのは、現像剤の上面に落下した新たなトナーがある程度現像剤に攪拌された(現像剤に潜り込んだ)状態で行うのが有効である。
本実施形態とは逆に図6(D)に示す矢印Y方向の下流側に配置されたフィン231ほど攪拌面232の面積が小さい複数のフィン231を備えた攪拌ローラ230の構成では、図7に示すように搬送性能は確保(可)されたが、上述したように矢印Y方向の上流側において攪拌面232の面積が大きいフィン231が配置されていても新しいトナーと現像剤とを十分に攪拌するには時間がかかるので、攪拌性能は向上せずに不良となった。
なお、フィン41aの配置位置、配置間隔や攪拌面42aの面積の大きさは、螺旋羽根40aの攪拌性能及び搬送性能等を考慮して設定するのがよい。
また、本実施形態では、攪拌ローラ23aにのみフィン41aが備えられている。これは、トナー補給口26aから新たなトナーが落下して現像剤とともに攪拌・搬送され、現像ローラ24aに対向する攪拌ローラ22aに到達する時には、攪拌ローラ23aによって十分に新たなトナーと現像剤とが攪拌されているので、攪拌ローラ22aにフィン41aが備えられていなくても、トナー補給口26aから落下した新たなトナーは十分に現像剤と攪拌された状態となっているからである。これによって、攪拌性能及び搬送性能を確保しつつ攪拌ローラ22aのコストアップを抑制できる。また、フィン41aを備えた攪拌ローラ22aを用いてもよい。
フィン41aは、図4及び図6(E)に示すように、攪拌ローラ23aの回転軸の法線方向における攪拌面41aの長さTが螺旋羽根40aよりも短く形成されているので、現像剤の搬送性能の低下を抑制できる。螺旋羽根40aは現像剤の搬送及び攪拌を行うが、フィン41aの攪拌面42aの回転軸の法線方向の長さが螺旋羽根40a以上に長いと、フィン41aによる現像剤の攪拌性能が高くなり過ぎて螺旋羽根40aによる現像剤の搬送を阻害されてしまうからである。
また、フィン41aは、螺旋形状を呈する螺旋羽根40aを備えた攪拌ローラ23aに配置されているので、フィン41aによる現像剤の攪拌性能をより向上させることができる。螺旋羽根40aによって少なくとも現像剤の一部は螺旋方向に搬送されるが、フィン41aは攪拌面42aが回転軸の軸方向に平行であるので、螺旋方向に傾斜した状態で対向し、現像剤が攪拌面42aに向かってくるような状態で搬送されるので、フィン41aが現像剤を攪拌面42aにおいて捕らえ易くなるからである。
なお、本実施形態では、フィン41aの攪拌面42aが、攪拌ローラ23aの軸方向に平行となるように配置されているが特にこれに限定されるものではなく、図5に示すように軸方向に傾斜していても同様の効果を得ることができる。
また、本実施形態では、ブラックの現像装置102aを用いて説明したが、その他の現像装置102b〜102dについても同様の構成であるので、上述と同様の効果を得ることができる。
この発明の実施形態に係る画像形成装置の簡単な構成を示す側面断面図である。 この発明の実施形態に係る現像装置の簡単な構成を示す側面断面図である。 図2に示すX−X′断面を示す断面図である。 この発明の実施形態に係る現像装置に備えられる攪拌ローラの外観図である。 同現像装置に備えられる攪拌ローラの外観図である。 従来攪拌ローラ及び本実施形態の攪拌ローラの外観図である。 攪拌ローラと攪拌性能及び搬送性能との関係を示す図である。 従来の2成分現像方式の現像装置とトナーカートリッジとの構成を示す側面断面図である。
符号の説明
21−現像剤収容器
22,23−攪拌ローラ
24−現像ローラ
26−トナー補給ローラ
27−仕切板
40−螺旋羽根
41−フィン
42−攪拌面
100−画像形成装置
101−感光体ドラム
102−現像装置

Claims (4)

  1. 磁性粒子及びトナーを含む現像剤を収容する現像剤収容器と、
    前記現像剤収容器内に位置し、回転軸の周面に羽根部材を有する攪拌ローラであって、前記回転軸の軸方向に現像剤を攪拌しつつ搬送する攪拌ローラと、
    前記攪拌ローラの上方における前記軸方向の一端側に位置するトナー補給口と、を備え、
    前記攪拌ローラは、前記現像剤を攪拌する攪拌面が前記軸方向に平行な又は傾斜した複数のフィンであって、前記軸方向の下流側に位置するフィンほど前記攪拌面の面積が大きい複数のフィンを有することを特徴とする現像装置。
  2. 前記フィンは、前記回転軸からの前記法線方向における前記攪拌面の長さが前記羽根部材よりも短いことを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記攪拌ローラは、前記軸方向が互いに平行な複数の攪拌ローラを、それぞれの間に前記軸方向に平行な仕切板を挟んだ状態で備え、
    複数の前記攪拌ローラのうちの一部の攪拌ローラに対向する現像を行う現像手段を有し、
    複数の前記攪拌ローラのうち少なくとも前記現像手段に対向する攪拌ローラには、前記フィンが備えられていないことを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  4. 前記羽根部材は、螺旋形状を呈していることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
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