JP2006097209A - 日除け付き帽子 - Google Patents

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Abstract

【課題】女性でも男性でも着用者の頭の大きさや髪形に関係なく着用でき、それによって製作コストを安くできると共に、被り心地が良く、外観上の体裁も良好な日除け付き帽子を提供する。
【解決手段】着用者の前頭部から天頂部にわたる部分を覆い、後頭部は覆わないように形成された帽子本体2に前方へ突出するヒサシ3が取り付けられ、このヒサシ3を除く帽子本体2の周縁部5は、後方へ斜め上がりの状態に形成されていて、この後方斜め上がり周縁部5に、可撓性材料よりなる日除け4が帽子本体2から垂れ下がるように取り付けられている日除け付き帽子1。
【選択図】図5

Description

本発明は、日除け付き帽子に関するもので、特に着用者の後ろ首筋部分を日差しから遮ることができるようにした帽子に関する。
従来、麦藁帽子のように日除けのために作られた帽子は、帽子の全周にわたって鍔部、即ちヒサシが設けられているので、炎天下における日除けのためには最適である。一方、ヒサシが前方しか設けられていない野球帽のような帽子は、炎天下における前方からの日差しを遮ることはできるが、後方や側面からの日差しを遮ることができず、日除け帽としては不向きであった。
そこで、前部にヒサシを設けた帽子本体の後側周縁部に、日除けを帽子本体から垂れ下がる状態に取り付けた日除け付き帽子が考えられ、例えば特許文献1に記載されている。この日除け付き帽子によれば、首筋部分を太陽光線から守ることができる。
特開2002−275722号公報
上記特許文献1に記載された日除け付き帽子を含め、従来の殆どの日除け付き帽子は、帽子本体が、着用者の頭部の上半分を覆うように、即ち前頭部から天頂部及び後頭部にわたる頭部の上半分全体を覆うように略半球状に形成されていることから、着用者の頭の大きさによってサイズが異なる帽子を何種類も作る必要があって、必然的に製作コストが高くなる。また特に女性の場合は、頭の後ろで髪を束ねるなどして後頭部の髪が大きく盛り上がっていることがあり、そうすると頭の大きさは比較的小さいのに、帽子は可なり大きめのものを着用しなければならず、そのために被り心地が悪い上に、外観上の体裁も悪くなる、と云った問題があった。
本発明は、上記の課題に鑑み、1種類の帽子で、女性でも男性でも着用者の頭の大きさや髪形に関係なく着用でき、それによって製作コストを安くできる上、被り心地が良く、外観上の体裁も良好となる日除け付き帽子を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための手段を、後述する実施形態の参照符号を付して説明すると、請求項1に係る発明の日除け付き帽子は、着用者の前頭部Aから天頂部Bにわたる部分を覆い、後頭部Cは覆わないように形成された帽子本体2に前方へ突出するヒサシ3が取り付けられ、このヒサシ3を除く帽子本体2の周縁部5は、後方へ斜め上がりの状態に形成されていて、この後方斜め上がり周縁部5に、可撓性材料よりなる日除け4が帽子本体2から垂れ下がるように取り付けられてなることを特徴とする。
請求項2は、請求項1に記載の日除け付き帽子において、前記日除け4は、着用者の後頭部Cと耳部Dと首部Eの左右両側及び後部とを覆う日除け本体部7と、この日除け本体部7の左右両端部から下方へ一体に延びる一対の帯状部8,8とからなることを特徴とする。
請求項3は、請求項2に記載の日除け付き帽子において、前記日除け本体部7の内面には着用者の首筋部分に対面する部位に、涼冷媒体10を収納するためのポケット11が設けられてなることを特徴とする。
請求項4は、請求項3に記載の日除け付き帽子において、前記ポケット11には、ポケット底の位置を上げ下げ変更するためのポケット底位置変更手段16が設けられてなることを特徴とする。
請求項5は、請求項2〜4の何れかに記載の日除け付き帽子において、前記一対の帯状部8,8の何れか一方の内面には当該帯状部8を着用者の首部Eに巻き付けた時に着用者の顎下の首前部に対面する箇所に、涼冷媒体10を収納するためのポケット12が設けられてなることを特徴とする。
請求項6は、請求項5に記載の日除け付き帽子において、前記ポケット12には、ポケット底の位置を上げ下げ変更するためのポケット底位置変更手段17が設けられてなることを特徴とする。
請求項7は、請求項1〜6の何れかに記載の日除け付き帽子において、前記帽子本体2の少なくとも左右両側面部がメッシュ部材6により形成されてなることを特徴とする。
請求項8は、請求項1〜7の何れかに記載の日除け付き帽子において、前記日除け4は、その上端部が帽子本体2の周縁部5に着脱自在に取り付けられてなることを特徴とする。
上記解決手段による発明の効果を、後述する実施形態の参照符号を付して説明すると、請求項1に係る発明の日除け付き帽子は、着用者の前頭部Aから天頂部Bにわたる部分を覆い、後頭部Cは覆わないように形成された帽子本体2に前方へ突出するヒサシ3が取り付けられ、このヒサシ3を除く帽子本体2の周縁部5が後方へ斜め上がりの状態に形成されていて、この後方斜め上がり周縁部5に日除け4が帽子本体2から垂れ下がるように取り付けられたものであるから、帽子本体2は着用者の前頭部Aから天頂部Bにわたる部分に被せればよく、従って特に女性の場合に、後ろで髪を束ねるなどして後頭部の髪が大きく盛り上がっていても、その盛り上がった部分は日除け4で覆うようにすればよいため、体裁良く、しかも心地よく着用することができる。
しかして、この日除け付き帽子1は、女性でも男性でも、また着用者の頭の大きさや髪形に関係なく着用可能であって、帽子本体2及び日除け4の何れも、夫々ある一定大きさのものを製作すればよいから、1種類の帽子で済むことになり、従って製作コストを従来の日除け付き帽子に比べ大幅に安くすることが可能となる。
請求項2に係る発明によれば、日除け4が、着用者の後頭部Cと耳部Dと首部Eの左右両側及び後部とを覆う日除け本体部7と、この日除け本体部7の左右両端部から下方へ一体に延びる一対の帯状部8,8とからなるため、着用者の後方や側面からの日差しや斜め前方からの日差しは日除け本体部7によって十分に遮ることができ、一対の帯状部8,8は首に巻き付けたり、例えば蝶々結びをすることにより、装飾効果を発揮して、オシャレな外観を呈することができる。
請求項3に係る発明によれば、日除け本体部7の内面の、着用者の首筋部分に対面する部位に、涼冷媒体10を収納するポケット11が設けてあるから、このポケット11に涼冷媒体10を収納することによって、着用者の後頭部から首筋部分を冷やしてヒンヤリ涼感をもたらし、作業の持続及び熱中病や日射病の予防に大きな効果がある。
請求項4に係る発明によれば、頭や顔の小さい人の場合には、ポケット底位置変更手段16でポケット11の底位置を上げ、また頭や顔の小さい人の場合は、ポケット11の底位置を下げることによって、涼冷媒体10を首筋部分にうまく位置させることができ、着用者の頭や顔の大きいに対応させることができる。
請求項5に係る発明によれば、何れか一方の帯状部8の内面には当該帯状部8を着用者の首部Eに巻き付けた時に着用者の顎下の首前部に対面する箇所に、涼冷媒体10を収納するポケット12が設けられているから、このポケット12に涼冷媒体10を収納した状態で帯状部8を首部Eに巻き付けることにより、着用者の首前部を冷やして涼しくさせることができ、それによって作業をより快適に行うことができる。
請求項6に係る発明によれば、頭や顔の小さい人の場合には、ポケット底位置変更手段17でポケット12の底位置を上げ、また頭や顔の大きい人の場合は、ポケット12の底位置を下げることによって、涼冷媒体10を顎下の首前部にうまく位置させることができ、着用者の頭や顔の大きいに対応させることができる。
請求項7に係る発明によれば、帽子本体2の少なくとも左右両側面部がメッシュ部材6で形成されているから、着用時に帽子本体2の内部がむれず、被り心地がよくなる。
請求項8に係る発明によれば、日除け4が帽子本体2に対し着脱自在に取り付けられるから、汚れやすい日除け4を帽子本体2から取り外して、簡単容易に洗濯することができる。
以下に本発明の好適実施形態を図面に基づいて説明すると、図1は本発明に係る日除け付き帽子1を示す斜視図、図2は帽子本体2と日除け4とを分離した状態で示す側面図、図3は日除け4を展開した状態の平面図、図3は帽子本体2と日除け4とを分離した状態で示す斜視図である。この日除け付き帽子1は、帽子本体2と、この帽子本体2の前部に取り付けられたヒサシ3と、帽子本体2の後側周縁部に、帽子本体2から垂れ下がる状態に取り付けられた日除け4とからなる。
上記日除け付き帽子1の構造について詳細に説明すれば、帽子本体2は、図2に示すように、着用者の前頭部Aから天頂部Bにわたる部分を覆い、後頭部Cは覆わないように、図2の実線で示すような非半球形状に形成され、つまり従来の帽子本体の形状である半球形状から図2の仮想線で示される部分Zを切除した形状に形成され、しかしてこの帽子本体2の前部側に前方へ突出するヒサシ3が取り付けられ、このヒサシ3を除く帽子本体2の周縁部5は、図2から分かるように後方へ斜め上がりの状態に形成されていて、この後方斜め上がり周縁部5に日除け4が帽子本体2から垂れ下がるように取り付けられる。
帽子本体2は、左右両側面部を除いて、比較的厚手の布地により形成され、その左右両側面部は夫々通気性の良好なメッシュ部材6によって形成されている。尚、この実施形態では、帽子本体2の左右両側面部のみをメッシュ部材6によって形成しているが、帽子本体2の全部をメッシュ部材6で形成してもよい。
日除け4は、図2及び図3から分かるように、着用者の後頭部Cと両側頭部である耳部Dと首部Eの左右両側及び後部とを十分に覆うことができる大きさの日除け本体部7と、この日除け本体部7の左右両端部から下方へ一体に延びる一対の帯状部8,8とからなるもので、例えばポリエステルと綿との混紡からなる織物布地によって形成される。
尚、図示は省略するが、上記のように布地で形成された日除け4の縁部は、内側に折り曲げられて縁縫いされている。また、日除け本体部7は、外面側が僅かに凸面状に膨らむように、上端部の複数箇所に襞9が付けられている。
図4に示すように、日除け本体部7の内面には着用者の首筋部分に対面する部位に、保冷剤等の涼冷媒体10を収納するためのポケット11が設けられ、また一対の帯状部8,8の何れか一方の内面には当該帯状部8を着用者の首部Eに巻き付けた時に着用者の顎下の首前部に対面する箇所に、同じく保冷剤等の涼冷媒体10を収納するためのポケット12が設けられている。
日除け本体部7側のポケット11は、図1及び図4から分かるように、矩形状の布片13を日除け本体部7の内面所要部位に縫い付けて(縫糸をS1で示す)、矩形状布片13の上部側から出し入れできるようにしたもので、涼冷媒体10を十分深く収納できる大きさに形成されている。また、帯状部8側のポケット12は、帯状部8の上部側においてこの帯状部8の左右両端縁部どうしを縫い合わせて袋状とし、この袋状部の底辺を縫い付けて(縫糸をS2で示す)、前記ポケット11と同様に上部側から出し入れできるようにしたもので、涼冷媒体10を十分深く収納できる大きさに形成されている。
また日除け本体部7側のポケット11には、ポケット底の位置を上げ下げ変更するためのポケット底位置変更手段16が設けられている。このポケット底位置変更手段16は、頭や顔の大きい人でも小さい人でも、ポケット11に収納した涼冷媒体10がその人の首筋部分にうまく位置するようにするためのもので、ポケット11の深さを例えば10cmとすれば、ポケット底から例えば2〜3cm上がった所にボタン18を付けることにより、ポケット底の位置を上げ下げできるようにしている。即ち、図4の(b) に示すように、ポケット底(縫糸S1の位置)から2〜3cm上方位置で日除け本体部7の内側にボタン18を横一列状に複数個縫い付けると共に、矩形状布片13には各ボタン18と対応する位置にボタン穴19を設けたもので、同図(b) の仮想線図示のようにボタン18をボタン穴19に通すと、ポケット底位置が上がり、ボタン18をボタン穴19から外すと、実線図示のようにポケット底位置が下がった状態となる。
従って、頭や顔の小さい人の場合は、図4の(b) の仮想線図示のように、ボタン18をボタン穴19に通してポケット11の底位置を上げた状態で、ポケット11内に涼冷媒体10を収納しておくと、帽子1を被った時に、涼冷媒体10が首筋部分にうまく位置するようになり、また頭や顔が大きい場合には、ボタン18をボタン穴19から外してポケット11の底位置を下げた状態で、涼冷媒体10を収納すると、帽子1を被った時に涼冷媒体10が首筋部分にうまく位置するようになる。
帯状部8側のポケット12にも、上記手段16と同じ様なポケット底位置変更手段17が設けられており、このポケット底位置変更手段17は、図1及び図4に概略示すように、ポケット底(縫糸S2の位置)から2〜3cm上方位置で帯状部8の内側にボタン18を横一列状に複数個縫い付けると共に、各ボタン18と対応する位置にボタン穴(図示省略)を設けたもので、図示のようにボタン18をボタン穴に通すと、ポケット底位置が上がり、ボタン18を外すと、ポケット底位置が下がった状態となる。従って、頭や顔が小さい場合はポケット12の底位置を上げ、頭や顔が大きい場合はポケット12の底位置を下げることによって、帽子1を被った時に涼冷媒体10が顎下の首前部にうまく位置するようになる。
上記ポケット底位置変更手段16,17では、横一列状の複数のボタン18を一段のみ設けて、ポケット底位置を上下の二位置に変更するようにしたが、横一列状の複数のボタン18を二段に又はそれ以上に設けると、ポケット底位置を上中下の三位置又はそれ以上に変更できる。また、このポケット底位置変更手段16,17は、夫々ボタンとボタン穴とによって構成しているが、このようなボタン式に限らず、ホック式に開閉するようにしてもよく、あるいはマジックテープ(登録商標名)よりなる帯状片をポケット11,12の内側所要位置に一段又は複数段に取り付けることによって、ポケット底位置を上下複数位置に変更するようにしてもよい。
また日除け4は、帽子本体2に対し着脱自在に取り付けられている。即ち、図2及び図3に示すように、日除け本体部7の外側面にはその上端縁部に沿ってマジックテープ(登録商標名)よりなる係止布14が取り付けられ、帽子本体2の裏面には後方斜め上がり周縁部5に沿った位置に、同じくマジックテープ(登録商標名)よりなり、上記日除け本体部側の係止布14に係止可能な係止布15が取り付けられている。
従って、日除け4を帽子本体2に取り付ける時には、図4に示す状態から日除け本体部7側の係止布15を帽子本体2側の係止布14に係止させればよく、図1に示すような取付状態となる。また日除け4を取り外すには日除け本体部7側の係止布15を帽子本体2側の係止布14から引き剥がせばよく、図4に示すような状態となる。
また、前記涼冷媒体10としては、密封包装された市販の保冷剤や蓄冷剤、あるいは家庭用冷蔵庫で作られるような氷塊片等が使用される。保冷剤や蓄冷剤を使用する場合は、これを冷蔵庫の冷凍室で冷凍した後、例えば発泡スチロール製シート等の断熱包装材で包装し、日除け本体部7側のポケット11及び帯状部8側のポケット12に収納すればよいし、氷塊片を使用する場合は、この氷塊片を例えばポリエチレンの袋に入れて密封し、これをポケット11,12に収容すればよい。
上記のように構成される日除け付き帽子1の使用にあたっては、先ず、帽子本体2に日除け4を取り付け、日除け本体部7側のポケット11及び帯状部8側のポケット12に夫々涼冷媒体10を収納して、図1に示すような状態とする。この状態から、着用者は、帽子本体2及び日除け本体部7を頭から被り、そして図5及び図6に示すように一対の帯状部8,8の一方を首の前部から後部へ回して首に巻き付ける状態で前部側へ引き下ろし、他方の帯状部8は前記一方の帯状部8とは反対方向から首に巻き付けるようにして前部側へ引き下ろす。
この時、図5及び図6から分かるように、一方の帯状部8側のポケット12に収納された涼冷媒体10が着用者の顎下の首前部に対面するように位置すると共に、日除け本体部7側のポケット11に収納された涼冷媒体10が着用者の首筋部分に対面するように位置し、これによって着用者の顎下の首前部及び首筋部分が冷やされることになる。
このような状態で日除け付き帽子1を着用することによって、例えば真夏の炎天下における、庭等ガーディニングの草むしり作業時、田畑での農作業時、サッカースタジアムや野球場でのスポーツ観戦時、アミューズメントパーク等での遊園時等々には、着用者の後方や側面からの日差しを遮ることができると共に、斜め前方からの日差しも遮ることが可能となり、そしてまた着用者の顎下の首前部及び首筋部分が夫々涼冷媒体10によって冷やされるから、着用者をヒンヤリと涼しくさせることができ、従って着用者は炎天下でも殆ど汗をかくことなく、上記のような草むしり作業等やスポーツ観戦等を長時間にわたって気持ち良く、快適に行うことができるようになる。
また、上記のように日除け4の日除け本体部7から延びた一対の帯状部8,8を互いに逆向きに首に回すように着用することによって、極めてスマートでオシャレな外観を呈することができるものである。
上記涼冷媒体10として保冷剤や蓄冷剤を使用する場合、その有効時間は2時間程度であるため、冷蔵庫に複数個の保冷剤や蓄冷剤を予め冷凍保存しておいて、ポケット11,12に収容した涼冷媒体10を適宜に新しい涼冷媒体10と交換することにより、日除け本体部7側及び帯状部8側での涼冷媒体10による涼冷効果を長時間維持させることができる。尚、この涼冷媒体10は、炎天下時などの必要な時のみにポケット11,12に収容して使用すればよいものである。
図7は、日除け付き帽子1の他の使用例を示すもので、日除け4の日除け本体部7は、図5及び図6の使用例と同様に着用者の後頭部Cと両側頭部である耳部Dと首部Eの左右両側及び後部とを覆って、本来の日除け機能をもたせたものであるが、一対の帯状部8,8は、互いに結んで装飾効果をもたせるようにした使用例である。両帯状部8,8を結ぶ場合、蝶々結びやリボン結びにすることにより、一層ファッション効果を発揮させることができる。
以上説明したように、この日除け付き帽子1は、帽子本体2が従来の帽子本体とは全く異なる構造であって、着用者の前頭部Aから天頂部Bにわたる部分を覆い、後頭部Cは覆わないように形成された帽子本体2に前方へ突出するヒサシ3が取り付けられ、このヒサシ3を除く帽子本体2の周縁部5が後方へ斜め上がりの状態に形成されていて、この後方斜め上がり周縁部5に日除け4が帽子本体2から垂れ下がるように取り付けられたものであるから、帽子本体2は着用者の前頭部Aから天頂部Bにわたる部分に被せればよく、特に女性の場合に、頭の後ろで髪を束ねるなどして後頭部の髪が大きく盛り上がっていても、その盛り上がった部分は日除け4の日除け本体部7で覆うようにすればよいから、体裁良く、しかも心地よく着用することができる。
そしてまた、この日除け付き帽子1は、女性でも男性でも、また着用者の頭の大きさや髪形に関係なく着用可能であって、帽子本体2及び日除け4の何れも、夫々ある一定大きさのものを製作すればよいから、1種類の帽子で済むことになり、従って製作コストを大幅に安くすることができるものである。
また、この日除け付き帽子1は、日除け4が、着用者の後頭部Cと耳部Dと首部Eの左右両側及び後部とを覆う日除け本体部7と、この日除け本体部7の左右両端部から下方へ一体に延びる一対の帯状部8,8とからなるため、着用者の後方や側面からの日差しや斜め前方からの日差しは日除け本体部7によって十分に遮ることができ、そして一対の帯状部8,8は首に巻き付けたり、互いに結び合わせるなどすることにより、装飾効果を発揮して、スマートでオシャレな外観を呈することができる。
また、この日除け付き帽子1では、日除け本体部7の内面の、着用者の首筋部分に対面する部位に、涼冷媒体10を収納するためのポケット11が設けられているから、このポケット11に保冷剤等の涼冷媒体10を収納することによって、着用者の首筋部分を冷やしてヒンヤリ涼感をもたらし、作業の持続及び熱中病、日射病等の予防に大きな効果がある。また、一対の帯状部8,8のうちの何れか一方の帯状部8の内面には当該帯状部8を着用者の首部Eに巻き付けた時に着用者の顎下の首前部に対面する箇所に、涼冷媒体10を収納するポケット12が設けられているから、このポケット12に涼冷媒体10を収納した状態で帯状部8を首部Eに巻き付けることにより、着用者の首前部を冷やして涼しくさせることができ、それによって作業をより一層快適に行うことができる。この場合に、ポケット11,12にはポケット底位置変更手段16,17が設けてあるから、前述したように着用者の頭や顔の大きいにうまく対応させることが可能となる。
また、帽子本体2の左右両側面部がメッシュ部材6で形成されているから、着用時に帽子本体2の内部がむれず、被り心地がよくなる。尚、帽子本体2の全部をメッシュ部材6によって形成することもでき、そうすれば帽子本体2の通気性が極めて良好で、被り心地が非常に良くなる。
また、この日除け付き帽子1は、日除け4が帽子本体2に対し着脱自在に取り付けられているから、汚れやすい日除け4を帽子本体2から取り外して、簡単容易に洗濯することができる。
本発明に係る日除け付き帽子を示す斜視図である。 帽子本体と日除けとを分離した状態で示す側面図である。 日除けを展開した状態の平面図である。 (a) は帽子本体と日除けとを分離した状態で示す斜視図、(b) は日除け本体部側のポケットの拡大縦断面図である。 日除け付き帽子の使用例を示す側面図である。 同使用例の正面図である。 日除け付き帽子の他の使用例を示す側面図である。
符号の説明
A 着用者の前頭部
B 着用者の天頂部
C 着用者の後頭部
1 日除け付き帽子
2 帽子本体
3 ヒサシ
4 日除け
5 帽子本体の後方斜め上がり周縁部
6 メッシュ部材
7 日除けの日除け本体部
8 日除けの帯状部
10 涼冷媒体
11,12 ポケット
16,17 ポケット底位置変更手段
18 ボタン
19 ボタン穴

Claims (8)

  1. 着用者の前頭部から天頂部にわたる部分を覆い、後頭部は覆わないように形成された帽子本体に前方へ突出するヒサシが取り付けられ、このヒサシを除く帽子本体の周縁部は、後方へ斜め上がりの状態に形成されていて、この後方斜め上がり周縁部に、可撓性材料よりなる日除けが帽子本体から垂れ下がるように取り付けられてなる日除け付き帽子。
  2. 前記日除けは、着用者の後頭部と耳部と首部の左右両側及び後部とを覆う日除け本体部と、この日除け本体部の左右両端部から下方へ一体に延びる一対の帯状部とからなる請求項1に記載の日除け付き帽子。
  3. 前記日除け本体部の内面には着用者の首筋部分に対面する部位に、涼冷媒体を収納するためのポケットが設けられてなる請求項2に記載の日除け付き帽子。
  4. 前記ポケットには、ポケット底の位置を上げ下げ変更するためのポケット底位置変更手段が設けられてなる請求項3に記載の日除け付き帽子。
  5. 前記一対の帯状部の何れか一方の内面には当該帯状部を着用者の首部に巻き付けた時に着用者の顎下の首前部に対面する箇所に、涼冷媒体を収納するためのポケットが設けられてなる請求項2〜4の何れかに記載の日除け付き帽子。
  6. 前記ポケットには、ポケット底の位置を上げ下げ変更するためのポケット底位置変更手段が設けられてなる請求項5に記載の日除け付き帽子。
  7. 前記帽子本体の少なくとも左右両側面部がメッシュ部材により形成されてなる請求項1〜6の何れかに記載の日除け付き帽子。
  8. 前記日除けは、その上端部が帽子本体の周縁部に着脱自在に取り付けられてなる請求項1〜7の何れかに記載の日除け付き帽子。
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