JP2006093110A - キー及びキーボード - Google Patents

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至善 葉
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勝遠 蕭
Jyi-Shiang Jiang
吉祥 江
Chia-Ju Lin
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Abstract

【課題】奥行き効果と光拡散効果を有するキー及びキーボードを提供する。
【解決手段】本発明に係わるキー２は、キー本体２１と遮光層２３と、を備える。キー本体２１は、パターン２２が形成されたキー表面２１１と、キー表面２１１と対向するキー裏面２１２とを有する。遮光層２３が、キー裏面２１２に設けられ、部分的に透過率を有し、パターン２２の対応位置に形成されるパターン光透過領域２３１を有する。パターン光透過領域２３１の面積は、パターン２２の面積より大きいかまたはそれに等しい。
【選択図】図２

Description

本発明は、キー及びキーボードに関し、特に、奥行き効果と光拡散効果を有するキー及びキーボードに関する。
電子技術の発展により、コンピューター、携帯電話、電話などの電子製品を、キーボードにより操作することができる。キーボードの改良にあたって、より便利に利用できる外に、美観性や機能性の向上も要求される。
従来のキーは、図１Ａに示すように、一般的に不透明キー１１であり、ユーザがこのキーの機能を分かるように、必要な文字またはパターン１２を、印刷によりキー表面１１１に形成する。
また、従来のキーのもう一つの例として、図１Ｂに示すように、透明なキー１５の表面１５１上に第１のパターン１６を形成した後、表面１５１と対向する底面１５２上に第２のパターン１７を形成することにより、奥行き効果が得られた。
しかし、キーボードの外観や機能について、多様な変化が求められるため、キーまたはキーボードを工夫し、より美観を向上させ、または多機能にすることは、重要な課題となっている。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、奥行き効果と光拡散効果を有するキー及びキーボードを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係わるキーは、パターンが形成されたキー表面と、前記キー表面と対向するキー裏面とを有するキー本体と、前記キー裏面に被覆され、部分的に透過率を有し、前記パターンの対応位置に形成され前記パターンの面積より大きいかまたはそれに等しい面積をもつパターン光透過領域を有する、遮光層とを備える。
さらに、本発明に係わるキーボードは、第１の面と前記第１の面と対向する第２の面と複数の貫通孔とを有するキーボード支持体と、前記キーボード支持体の前記第１の面に配列される複数のキーと、前記キーボード支持体の前記第２の面に設けられ、前記複数の貫通孔により前記複数のキーに接続されるタッチ制御層と、を備えるキーボードであって、前記複数のキーは、パターンが形成されたキー表面と、前記キー表面と対向するキー裏面とを有するキー本体と、前記キー裏面に被覆され、部分的に透過率を有し、前記パターンの対応位置に形成され前記パターンの面積より大きいかまたはそれに等しい面積をもつパターン光透過領域を有する、遮光層とを備える。
本発明のキーによれば、パターン光透過領域をパターンの対応位置に形成し、かつパターン光透過領域の面積をパターンの面積より大きいかまたはそれに等しくにすることにより、パターンに視覚的に奥行き効果が得られる。さらに、本発明のキーを電子製品に適用される場合、光源を加えると、光線がキー裏面からキー表面に照射する際に、パターン光透過領域の透過率が比較的に高いため、キー表面のパターンに従来のキーボードと異なる光拡散効果が見られる。
以下、図面を参照しながら、本発明の好適な実施例におけるキー及びキーボードについて説明する。なお、同一の部材に同じ符号を付すことによりその説明を省略する。
本発明に係わるキー２は、図２に示すように、キー本体２１と遮光層２３と、を備える。
キー本体２１は、キー表面２１１と、キー表面２１１と対向するキー裏面２１２とを有する。キー表面２１１には、パターン２２が形成される。本実施例において、キー本体２１は、透明或いは半透明的なものであり、その材料は、必要に応じて決められ、ここで特に限定しない。また、パターン２２は、例えば、字形または図形である。
さらに、キー裏面２１２には、遮光層２３が被覆される。遮光層２３は、透明或いは半透明的なものであり、キー本体２１の背面からの光源が透過すれば、その透過率について特に限定する必要がない。遮光層２３は、パターン２２の対応位置に形成されるパターン光透過領域２３１を有する。本実施例において、パターン光透過領域２３１は、パターン２２の投影位置に形成される。ここで、投影位置とは、キー表面２１１に位置したパターン２２が、キー裏面２１２に被覆された遮光層２３上に対応する位置である。
なお、パターン光透過領域２３１とパターン２２は、形状が同じでもよく、異なってもよい。例えば、図３Ａに示すように、パターン光透過領域２３１は、形状がパターン２２の形状と同様であるが、面積がパターン２２の面積よりやや大きい。また、図３Ｂに示すように、パターン光透過領域２３１は、その周縁がパターン２２の周縁より約０.１〜２ｍｍも突出し、その面積が、パターン２２の面積より大きい。
本実施例において、遮光層２３上には、他のパターンを表示するために、さらに第２の光透過領域２３２を形成することもできる。ここで、第２の光透過領域２３２の透過率は、遮光層２３の透過率より大きいかまたはそれに等しい。
以下、図２及び図４を参照して、本発明の好適な実施例におけるキーの製造方法について説明する。
まず、ステップＳ１では、キー本体２１のキー表面２１１に、パターン２２を形成する。ここで、パターン２２は、印刷(Printing)、金めっき(Gilding)やレーザー加工(Laser carving)技術により、キー表面２１１に形成される。
次に、ステップＳ２では、キー本体２１のキー表面２１１と対向するキー裏面２１２に遮光層２３を被覆する。遮光層２３は、例えば、印刷または金めっき技術によりキー裏面２１２に被覆される。遮光層２３は、例えば透明或いは半透明的なものであり、その透過率について特に限定しない。
最後に、ステップＳ３では、遮光層２３に、パターン光透過領域２３１を形成する。パターン光透過領域２３１は、パターン２２の対応位置に形成される。本実施例において、パターン光透過領域２３１は、パターン２２の投影位置に形成される。例えば、遮光層２３のパターン２２に対応する部分を除去することにより、パターン光透過領域２３１を形成する。本実施例において、レーザー加工技術によりパターン２２の正投影位置に位置する遮光層２３の一部分を除去することより、パターン光透過領域２３１を形成する。
なお、遮光層２３上には、他のパターンを表示するために、例えば、レーザー加工技術により、さらに第２の光透過領域２３２を形成する。
携帯電話のキーボードを例にすると、本発明の好適な実施例におけるキーボード５は、図５に示すように、キーボード支持体５１と、複数のキー２と、タッチ制御層５３とを備える。
キーボード支持体５１は、第１の面５１１と、第１の面５１１と対向する第２の面５１２と、複数の貫通孔５４と、を有する。
複数のキー２は、キーボード支持体５１の第１の面５１１の貫通孔５４上に配列される。ここで、キー２の構成は、図２のキー２のそれと同様なので、その説明を省略する。
タッチ制御層５３は、キーボード支持体５１の第２の面５１２に設けられ、貫通孔５４によりキー２に接続される。さらに、タッチ制御層５３の一部分は、キーボード支持体５１と接触することにより、キー２をタッチする際に、タッチ制御層５３を介して、指令をタッチ制御層５３に接続された回路デバイス(図示せず)に転送することができる。
本実施例において、図６に示すように、キーボード支持体５１とタッチ制御層５３との間に、さらに、遮光体５７を設けることができる。現在、市販の電子製品、例えば携帯電話は、発光の機能を持つため、遮光体５７により光線を適切に遮ることで、さまざまな変化が得られる。
以上、本発明の実施の形態を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成は、これらの実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても、本発明に含まれる。
従来のキーを示す図であり、不透明なキーを示す。 同じく従来のキーを示す図であり、透明なキーを示す。 本発明の好適な実施例におけるキーの一例を示す図である。 本発明の好適な実施例におけるキーの他の例を示す図であり、光透過領域とパターンとの形状が同様である場合を示す。 同じく本発明の好適な実施例におけるキーの他の例を示す図であり、光透過領域とパターンとの形状が異なる場合を示す。 本発明の好適な実施例におけるキーの製造方法を示すフロー図である。 本発明の好適な実施例におけるキーボードの一例を示す図である。 本発明の好適な実施例におけるキーボードの他の例を示す図である。
符号の説明
１１ 不透明キー
１１１ キー表面
１２ 文字またはパターン
１５ 透明キー
１５１ 表面
１５２ 底面
１６ 第１のパターン
１７ 第２のパターン
２ キー
２１ キー本体
２１１ キー表面
２１２ キー裏面
２２ パターン
２３ 遮光層
２３１ 第１の光透過領域
２３２ 第２の光透過領域
５ キーボード
５１ キーボード支持体
５１１ 第１の面
５１２ 第２の面
５３ タッチ制御層
５４ 貫通孔
５７ 遮光体

Claims (5)

  1. パターンが形成されたキー表面と、前記キー表面と対向するキー裏面とを有するキー本体と、
    前記キー裏面に被覆され、部分的に透過率を有し、前記パターンの対応位置に形成され前記パターンの面積より大きいかまたはそれに等しい面積をもつパターン光透過領域を有する、遮光層と、を備えることを特徴とするキー。
  2. 前記キー本体は、透明的である、ことを特徴とする請求項１に記載のキー。
  3. 前記パターンは、字形または図形である、ことを特徴とする請求項１に記載のキー。
  4. 前記遮光層に、さらに第２の光透過領域を形成する、ことを特徴とする請求項１に記載のキー。
  5. 第１の面と前記第１の面と対向する第２の面と複数の貫通孔とを有するキーボード支持体と、前記キーボード支持体の前記第１の面に配列される複数のキーと、前記キーボード支持体の前記第２の面に設けられ、前記複数の貫通孔により前記複数のキーに接続されるタッチ制御層と、を備えるキーボードであって、
    前記複数のキーは、それぞれパターンが形成されたキー表面と、前記キー表面と対向するキー裏面とを有するキー本体と、
    前記キー裏面に被覆され、部分的に透過率を有し、前記パターンの対応位置に形成され前記パターンの面積より大きいかまたはそれに等しい面積をもつパターン光透過領域を有する、遮光層とを備える、ことを特徴とするキーボード。
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