JP2006092484A - 設計支援システム - Google Patents

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Kenichirou Yomogihara
健一郎 艾原
Koichi Shinkai
弘一 新開
Masanori Tsunoda
真規 角田
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Abstract

【課題】製造コストの低減と設計の効率化とを図る。
【解決手段】製品の設計仕様を入力する設計仕様入力部3と、過去に設計した製品の情報を設計仕様値と構成する部品毎に製造に必要な設備と関連付けて格納する設計事例データベース51と、設備毎に、対応仕様の範囲と対応範囲の仕様の製品を製造するために必要な付加設備の情報を関連付けて格納する設備情報データベース52と、入力された設計仕様から既存の基本設備のみで製造可能か、既存の基本設備と付加設備(治具、金型パーツなど)を用いて製造可能かの条件で設計事例データベースから類似品を選択する事例検索部2と、類似品検索結果を表示する結果表示部4とからなる。製品を構成する部品単位で製造する設備の対応状況で類似度を判定する事で、要求仕様を満たすために必要な設備の投資の必要性が判断できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、類似した事例が多数存在している製品の設計支援のための設計支援システムに関するものである。
受注品の設計支援のためのシステムとして、設計事例データベースを用意し、要求仕様で設計事例を検索して類似案を回答するものが多数提案されている。例えば特開平9−179892号公報にはある範囲の要求仕様として満足する部品をパラメトリックなCADデータとして定義しておく事で、自動的にCADデータを連動変形させて組合わせて製品を設計する仕組みが提案されており、十分な設計知識を持たない設計者でも容易に流用設計できる。
この場合、要求仕様の範囲を満たす設計を自動的にできるが、その際、製造のために必要な設備(たとえば金型)を新たなに作成しなくてもすむかどうかの判断ができず、いたずらに新しい設備を増やしてしまうばかりで製造コストの低減にはつながらない。
特開平9−179892号公報
本発明は上記の従来の問題点に鑑みて発明したものであって、製造コストの低減と設計の効率化とを図ることができる設計支援システムを提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために本発明に係る設計支援システムは、製品の設計仕様を入力する設計仕様入力部と、過去に設計した製品の情報を設計仕様値と構成する部品毎に製造に必要な設備と関連付けて格納する設計事例データベースと、設備毎に、対応仕様の範囲と対応範囲の仕様の製品を製造するために必要な付加設備の情報を関連付けて格納する設備情報データベースと、入力された設計仕様から既存の基本設備のみで製造可能か、既存の基本設備と付加設備(治具、金型パーツなど)を用いて製造可能かの条件で設計事例データベースから類似品を選択する事例検索部と、類似品検索結果を表示する結果表示部とからなることに特徴を有している。
製品を構成する部品単位で製造する設備の対応状況で類似度を判定する事で、要求仕様を満たすために必要な設備の投資の必要性が判断できるようにしたものである。
上記事例検索部は、入力された設計仕様に対応するために既存の基本設備に、新たな付加設備を追加すれば製造可能になる場合も設計事例データベースから類似品として選択する機能を備えていることが好ましく、また、入力された設計仕様に対応した類似品を選択する際に、既存の基本設備のみで製造可能であるか、既存の基本設備に既存の付加設備を追加すれば製造可能であるか、既存の基本設備に新規に付加設備を追加すれば製造可能であるかの夫々の場合に対して類似度決定用の重み付け部を備えて、製品を構成する各々の部品毎に設定された重み値の合計を類似度とするものであることが好ましい。特に後者の場合、事例検索部は、入力された設計仕様に対応した類似品を選択する際に、製品を構成する各々の部品毎に類似度への関与度合いの重み付けを行う重み付け部を備えて、部品毎に合計した重み値に部品毎の類似度への関与度合いの重み値を乗算した値を類似度とするものであると、より好ましいものとなる。
設備情報データベースが、保有台数および製造能力を関連付けで格納しており、事例検索部が、各設備稼動状況から該当設備の転用可能かどうかを判定する設備転用可能判断機能を備えていたり、設備製造や付加設備製造の概算費用を格納した設備製造費用データベースを有するとともに、入力された設計仕様に応じて類似度を判定する際に、上記設備製造費用データベースを参照して各々の部品の概算製造費用を算出する製造費用概算演算部を備えていてもよい。
また製品を構成する部品を製造する設備や付加設備を製作し製造可能になるまでの日数を格納した製造準備日数データベースを備えているとともに、入力された設計仕様に応じて類似度を判定する際に、上記製造準備日数データベースを参照して部品の製造準備に要する日数を算出する製造準備日数算出部を備えていることも好ましい。
設備情報データベースが設備の修繕時の概算費用および修繕にかかる日数を格納しているとともに、事例検索部は修繕が必要な設備について修繕にかかる費用および日数を考慮して類似度を判定する修繕対応機能を備えているものであってもよい。
更には、設計事例データベースは、製品の仕様を示す設計パラメータと、各々の製品を作成するために使用する設備のうち、付加設備を利用する事で他品番を製造できる設備に関して、製品を構成する部品毎に使用する設備を識別する値を格納しており、設備データベースは、製品を構成する部品の製造をする設備単位に、その設備が対象となる設計仕様の基準値と付加設備を使用する事により対応可能となる仕様の範囲とその設備が付加設備を使用することにより対応可能となる仕様に関して既に付加設備作成している場合には、その仕様値及びその仕様値に対応する付加設備の識別用値を格納しているものも好ましい。
本発明は、類似例の提示の際に要求仕様を満たすために必要な設備の投資の必要性が判断できるために、些細な仕様の相違により新たに製造のための設備を作成する必要がある場合には、ユーザに既に設備を保有している類似仕様の商品を代替で提案する事ができ、ユーザに対しての短納期と低価格での提案、およびメーカとして既存設備を使用することによる製造コストの低減と設計の効率化を実現することができる。
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明すると、この設計支援システムは、図1に示すように、設計仕様入力部3と事例検索部2、結果表示部4、そして各種データベース51〜54から構成されたもので、事例検索部2は設備転用可能判断機能部20と、製造費用概算機能部21と、製造準備日数算出機能部22、そして修繕対応機能部23とを備えたものとなっており、ハードウェア的には図2に示すように、事例検索部2を構成する制御回路(CPU)、上記データベース51〜54を格納した記憶装置5、結果表示部7であるディスプレー7及び印刷装置6、設計仕様入力部3を構成する入力装置で形成されている。なお、ディスプレー7や入力装置はLANやインターネットで制御回路に接続された別のパーソナルコンピュータ上にあってもよい。
図3は上記設計支援システムが対象としている製品の一例を示しており、複数の信号端子10bと本体ケース10aで構成される本体10と、バッテリ端子12bとバッテリ端子ボディ12aで構成されるバッテリ端子12、そして本体10をカバーする金属カバー11からなる図示の製品は、例えば信号端子10bが8芯用の本体ケース10aを製造するための設備(金型)が図4(a)に示すように左右二つ割の金型15a,15bで構成され、10芯用の本体ケース10aは図4(b)に示すように、上記の金型15a,15b間に付加設備(付加金型)16を配設することで、対応できるようになっている。
上記データベース中における設計事例データベースは、図5に示すように、過去に設計した製品の情報を設計仕様値と構成する部品毎に製造に必要な設備と関連付けて格納しているもので、図中の商品品番A0310112(信号端子:10芯/ハ゛ッテリ端子:1−1芯/バッテリ:5.5)は、その信号端子部金型が、上記例のように8芯の基本金型に10芯対応用のパーツ(付加金型)を付加したものとなっている場合を示している。
ちなみに、商品品番A0308111は、信号端子部が基本金型KA081で製造可能なので、パーツ1の項目は値が入っていない。
他のデーターベースのうち、設備(金型)情報データベース52は、設備毎に対応仕様の範囲と対応範囲の仕様の製品を製造するために必要な付加設備(パーツ)の情報を関連付けて格納しているもので、図6(a)は信号端子部用の設備についてのものを、図6(b)はバッテリ端子部用の設備についてのものを示している。
そして事例検索部2は、設計仕様入力部3から入力された入力された設計仕様を、設計事例データベース(DB)51の中から、各部品毎に製造可能かどうかを調べ、1つでも製造可能である既存商品が類似事例として選択する。つまり、図7に示す3つの円で囲まれる領域に入るを類似事例として選択し、さらには選択したものについて図8に示すように類似度を判定して、類似事例を類似度と共に結果表示部4に表示する。
処理詳細を図示例のデータベース51,52を備えたものについて説明すると、入力された設計仕様が信号端子数12、バッテリ芯数1−2、バッテリ高さが5.5である場合、事例検索部2は信号端子部製造可能金型を抽出する。これは設備情報データベース52より信号端子の情報を読み込んで、基準芯数=12か基準芯数<12≦対応範囲のデータを選択する。図6(a)に示すものでは3行目(KA0811)と10行目(KA1411)以外の8つの金型が選択される。
また、バッテリ製造可能金型の抽出も行う。これは設備情報データベース52よりバッテリの情報を読み込んで、入力仕様のバッテリ芯数が1−2であることから、基準芯数=1−2か、基準芯数<1−2≦対応範囲であり、且つバッテリ高さが5.5のデータを選択する。図6(b)に示すものでは、1、2、5行目の3つの金型(KB111,KB1111,KB121)が選択されることになる。
そして事例検索部2は、同様にして製品を構成する部品の製造可能な設備という条件で設備情報データベース52から該当の部品のデータを選択し、全部品について製造可能設備のチェックが完了した時点で、製造可能設備(金型)を使用している既存品番を設計事例データベース51から選択する。上記で選択された信号端子用金型とバッテリ用金型を使用している品番は、設計事例データベース51中の使用金型の項目(信号端子部、バッテリ部)に一致するレコードを選択することで行う。
図5に示した設計事例データベース51では、図12に示すように信号端子製造可能な金型を使用している品番は、4行目(A0308211)以外の9つの品番が、またバッテリ部では、1,2,4,5,8行目(A0308111,A0308121,A0308211,A0310111,A0312121)の品番が該当し選択されるとともに、これらの選択されたデータの和集合をとることから、この場合、1から10行目全てのレコードが対象として選択されることになる。
次いで事例検索部2は選択したデータの並び替えを行う。この並び替えについて、各種の例を提示するが、基本的な並び替えは次のようになる。すなわち、それぞれの部品(信号端子部、バッテリ部)について、入力仕様の設計仕様と、設備情報データベース51のの基本仕様(基準芯数、バッテリの場合は高さも)が等しい場合、基本金型のみで製造可能と判断し、図13に示すように類似度◎を付与する。
上記以外の場合で、設備情報データベース52中の対応芯数(信号端子、バッテリ)が等しい(バッテリの場合は高さも等しい)場合、付加設備を使用して製造可能と判断し、図13に示すように類似度○を付与する。上記に合致しない場合は、既存の設備で製造できない部品として×を付与する。例えば A0312121の信号端子部金型KA102は、基準芯数10で、対応芯数1が12となっているので、付加設備で製造可能で信号端子類似度は○になり、A0312112の信号端子部金型KA121は、基準芯数12なので類似度は◎となる。一方、A0310111の信号端子部金型KA101は、基準芯数10で、対応芯数に14しかないので、既存設備では製造不可能なので×となる。
このように類似度が事例検索部2によって判定されて判定結果が付与されるとともにこの判定結果も同時に表示されるために、該システムのオペレータは新たな設計事例に適用することができる過去の設計事例を適切に選び出すことができる。特に上記で◎であれば評点2を、○であれば評点1を、×であれば評点0を付与し、各々の品番についての評点を加算して総合類似度を算出し、合計の評点が大きい順に総合類似度が高いとして並び替えると、過去の設計事例をより適切に選び出すことができる。
ちなみに同一仕様になっている個数が多い順で並び替えるだけでは、つまりは図14に示すように、信号端子芯数とバッテリ芯数とバッテリ芯数の3つの仕様が合致するものを最上位に、信号端子芯数とバッテリ高さの2つが合致するものを次点にというように並び替えた場合、8行目のA0308211はバッテリ高さが一致して8番目の類似度となっているが、実際は信号端子部の金型KA0811(3行目)は、基準芯数10で且つ対応範囲10なので、12芯の信号端子を作るためには新たな金型投資が必要となり、過去事例としては選択しない方が良いのであるが、これが類似度で上位に位置してしまうことは好ましくない。
選択されたデータの並び替えの他例について説明すると、これは請求項2の発明に係るもので、それぞれの部品(信号端子部、バッテリ部)について、入力仕様の設計仕様に対し既存の基本設備のみ、あるいは既存の付加設備を利用して製造可能かどうかを判定するこの処理は上述の通りである。次いで入力仕様が設備情報データベース52の対応範囲内(信号端子の場合:基準芯数<12≦対応範囲)ではあるが、既存の付加設備のない場合(対応芯数1≠12 and 対応芯数2≠12and ・・・)は、新たに付加設備を作成すれば製造可能になる。この時の類似度を上記の◎、○、×に追加して△とする。そして、◎であれば評点3、○であれば評点2、△であれば評点1、×であれば評点を0として、各々の品番について加算して総合類似度として計算し、合計の評点が大きい順に総合類似度が高いとして並び替える。図15にこの場合の例を示す。
既存の設備の有無だけで判定している場合、同じ設計パラメータを持つ既存品番が類似度において当然上位にくるが、上記のようにすれば、付加設備で対応できる範囲のものが対応できないものより上位に位置させることが可能であり、この場合、例えば4行目の品番A0308111は、設計者が類似品を選択して流用設計する場合に有効である。
また、類似度の各々に応じた評点を、例えば◎や○は既存設備があるので△よりもかなり優位となるように、×は対応不可能なのでできるだけ不利にする重み付けをして付与することで、より実情に応じた類似度の判定をする事が可能となる。図16は◎に対して10の評点を、○には9、△には5、×には0付与するという重み付けを行った場合を示している。総合類似度での順番は図15に示したものと変わらないが、総合類似度の点で選択された各々間での類似度の違いを明確にすることができる。
つまり、図15に示したものでは、1行目A0312121と2行目A038121とが同じ総合類似度と判定されているが、実際は1行目のA0312121の方が、信号端子部、バッテリ部共に既存の設備を有しており、製造可能性の類似度でいうと、2行目より優位になるはずである。よって、製造可能性の低いほうの重みを、高いほうに比べてより低く設定する事で、上表のように、1行目と2行目との間で、総合類似度として明確な差異をつける事が可能で、設計者に優位な類似例を的確に知らせる事が可能となる。
次に請求項4の発明について説明すると、これは類似度の重みつけを各々の部品間での類似度への関与の度合いに応じたものとすることを可能にする。例えば、信号端子部の金型を製造するのはバッテリ部の金型を製造する場合に比べてはるかに手間がかかる場合、製造性に関して信号端子部への重み付けを大きく設定しておく事で、信号端子部の類似度合いの大きな品番程、類似度が高いと判定されるようにするのである。図17は信号端子部に0.7の重み付けを、バッテリ部には0.3の重み付けをして、並び替えた例である。なお、◎、○、△、×の評点は前記の例の場合と同じである。
図16に示したものでは、その2〜4行目のように、信号端子部かバッテリ部のいずれかが製造可能な場合に高い類似度と判定されている。しかし、製造性に関する重み付けを付加することで、信号端子を既存設備のみで製造可能であるものを優位とすることができる。
次に請求項5に係る発明について説明する。設備情報データベース51に、保有している設備の台数と、稼動状況を関連付けて格納しておく。図19に示す例では、それぞれの金型に連番をつけて、それぞれの製造中の芯数と使用するパーツとを格納している。例えば、23,24行目はKA101の金型が2台あり、1台目(23行目)は10芯製造に対応し、2台目(24行目)はパーツP0401を使用して14芯製造に対応していることを示しており、また25〜27行目はKA102金型で、この3台の金型は現在10芯製造に対応している。ここで、このKA102はP022のパーツを使用すれば12芯に対応できる。また、金型パーツの稼動状況(先の1週間単位で対象の金型が使用可能かどうか(○または×))を、設備情報データベース52中に格納している。図20は設備稼働状況を格納したパーツ用の金型についての設備情報データベース52を示している。図19に示す例では、25〜27行目のKA102は、連番1と連番2の金型が3W(3週間)後まで×となっているために使用できないことを、連番3の金型が逆に3W後まで使用可能であることを示している。
類似度判定による並べ替えで図18に示すものが得られた時、類似度ではA0312121が最上位と判定されているが、この品番はその信号端子が金型KA102とパーツP022を使用して製造されており、図19から金型KA102は連番3のものを使用でき、パーツP022も図20(a)の状態であれば、同様に使用可能であることから、この品番は確実に製造に使用することができると判定される。しかし、パーツP022が図20(b)に示すように3W後まで使用不可であれば、結局A0312121の品番は類似度は高いが、製造する金型が使用できず、新たに金型を作成するか、空くまで待つ必要があることになる。この場合は、2行目以降の品番の方が即対応できる可能性があることがわかる。
請求項6の発明について次に説明する。これは部品毎にそれぞれの金型(設備)と基本設備(基準芯数)の製造費用と付加設備にて対応可能な芯数と、その付加設備を製造する費用とを格納した製造費用データベース53を設けておく。図21は信号端子部に関する製造費用データベース53の一例を、図22はバッテリ部に関する製造費用データベース53の一例を示しており、信号端子部では、KA081の金型は基準芯数が8芯で、その製造費用が100万円、そして10芯に対応する付加設備(パーツ)の製造費用が10万円で、12芯に対応するパーツを作成するには10万円であり、バッテリ部ではKB111が基準芯数1−1でその製造費用が25万円、1−2芯に対応するパーツの製造費用が2万円、2−1芯のパーツも同じく2万円であることが示されている。なお、図中の−の部分は、それ以上に対応できる範囲が無いことを示している。
そして事例検索部2が事例を検索する際に、その品番を製造する金型から製造費用データベース53をを検索する事で“その品番を製造する費用”=“全部品についてΣ(基準金型製造費用+(付加設備が必要なら付加設備の製造費用)”を計算し、類似度の判定に該当の設備の製造が必要となる場合の製造費用の概算を算出して決定する。
なお、製造費用の集計には、評点が△の場合の部品のみ新規に必要な製造費用として算出してもいいし、設備が使用中であるために新たに作成しないといけない場合を考慮して算出してもいいし、全部品の設備を製造する場合の費用概算として算出しても構わない。
請求項7の発明においては、部品毎にそれぞれの金型(設備)と基本設備(基準芯数)の製造や調整などの製造準備に要する日数(以降、製造準備日数)と付加設備にて対応可能な芯数と、その付加設備の製造準備日数とを格納した製造準備日数データベース54を設けておく。図23は信号端子部についての製造準備日数データベース54の一例を示しており、KA081の金型は基準芯数は8芯で、その製造準備日数は21日、10芯に対応する付加設備(パーツ)の製造準備日数は7日で、12芯に対応するパーツを作成するには12日かかることを示している。図24はバッテリ部についての製造準備日数データベース54の一例を示しており、パーツKB111は、基準芯数1−1でその製造準備日数は10日であり、1−2芯に対応するパーツの製造準備日数は5日、2−1芯のパーツは4日であることを示している。なお、−の部分は、それ以上に対応できる範囲が無いことを示している。
そして事例検索部2が事例を検索する際に、その品番を製造する金型から製造準備日数データベース54も検索する事で、“その品番の製造準備に要する日数”=“全部品についてΣ(基準金型製造準備日数+(付加設備が必要なら付加設備の製造準備日数)”を計算し、類似度の判定に該当の設備の製造が必要となる場合の製造準備日数の概算を算出して決定する。
そして請求項8の発明では、設備情報データベース51に、保有している設備の台数と、現在の状態(稼動中か修繕中か)と修繕に要する日数と費用とを関連付けて格納する。図25に示す信号端子(基準金型)では、23行目KA101が、3W目までは使用不可能であるが、これは同レコードの状態の項目を見ると“修繕中”になっているので故障のため使用不可能になっている事がわかる。状態としては“稼動中”、“故障中”、“修繕中”などが考えられる。そして、修繕中の状態に対して、修繕に要する費用と日数が関連付けられて格納されており、23行目の例では修繕日数が10日で費用が20万円である。また、図26に示す付加パーツの設備情報データベース51を見ると、パーツP022は“故障中”で、修繕する場合には10日、3万円かかる事が分かる。
事例検索して類似度を判定する際に、これらの情報も参照すれば、故障中や修繕中の設備を使用すると、何日かかりいくらの費用が必要かという事がわかることになる。
以上の各例を全て実施する場合のフローチャートを図10及び図11に示す。
本発明の実施の形態の一例のブロック図である。 同上のハードウェア的なブロック図である。 製品の一例を示すもので、(a)は斜視図、(b)は分解斜視図である。 (a)(b)は同上の製造用の金型の構成例を示す斜視図である。 設計事例データベースの一例の説明図である。 (a)(b)は設備情報データベースの一例の説明図である。 図7は抽出に関する説明図である。 事例検索結果の一例を示す説明図である。 基本フローを示すフローチャートである。 詳細フローを示すフローチャートである。 詳細フローを示すフローチャートである。 事例検索結果の他例を示す説明図である。 事例検索結果の更に他例を示す説明図である。 事例検索結果の他例を示す説明図である。 事例検索結果の別の例を示す説明図である。 事例検索結果の更に別の例を示す説明図である。 事例検索結果の他の例を示す説明図である。 事例検索結果の他例を示す説明図である。 設備稼働状況も格納した設備情報データベースの一例の説明図である。 (a)(b)は設備稼働状況も格納した設備情報データベースの他例の説明図である。 製造費用データベースの一例の説明図である。 製造費用データベースの他の例を示す説明図である。 製造準備日数データベースの一例の説明図である。 製造準備日数データベースの他の例を示す説明図である。 他例の説明図である。 他例の説明図である。
符号の説明
2 事例検索部
3 設計仕様入力部
4 結果表示部
51 設計事例データベース
52 設備情報データベース

Claims (9)

  1. 製品の設計仕様を入力する設計仕様入力部と、過去に設計した製品の情報を設計仕様値と構成する部品毎に製造に必要な設備と関連付けて格納する設計事例データベースと、設備毎に、対応仕様の範囲と対応範囲の仕様の製品を製造するために必要な付加設備の情報を関連付けて格納する設備情報データベースと、入力された設計仕様から既存の基本設備のみで製造可能か、既存の基本設備と付加設備を用いて製造可能かの条件で設計事例データベースから類似品を選択する事例検索部と、類似品検索結果を表示する結果表示部とからなることを特徴とする設計支援システム。
  2. 事例検索部は、入力された設計仕様に対応するために既存の基本設備に、新たな付加設備を追加すれば製造可能になる場合も設計事例データベースから類似品として選択する機能を備えていることを特徴とする請求項1記載の設計支援システム。
  3. 事例検索部は、入力された設計仕様に対応した類似品を選択する際に、既存の基本設備のみで製造可能であるか、既存の基本設備に既存の付加設備を追加すれば製造可能であるか、既存の基本設備に新規に付加設備を追加すれば製造可能であるかの夫々の場合に対して類似度決定用の重み付け部を備えて、製品を構成する各々の部品毎に設定された重み値の合計を類似度とするものであることを特徴とする請求項1または2記載の設計支援システム。
  4. 事例検索部は、入力された設計仕様に対応した類似品を選択する際に、製品を構成する各々の部品毎に類似度への関与度合いの重み付けを行う重み付け部を備えて、部品毎に合計した重み値に部品毎の類似度への関与度合いの重み値を乗算した値を類似度とするものであることを特徴とする請求項3記載の設計支援システム。
  5. 設備情報データベースは、保有台数および製造能力を関連付けで格納しており、事例検索部は、各設備稼動状況から該当設備の転用可能かどうかを判定する設備転用可能判断機能を備えていることを特徴とする請求項1または2記載の設計支援システム。
  6. 設備製造や付加設備製造の概算費用を格納した設備製造費用データベースを有するとともに、入力された設計仕様に応じて類似度を判定する際に、上記設備製造費用データベースを参照して各々の部品の概算製造費用を算出する製造費用概算演算部を備えていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の設計支援システム。
  7. 製品を構成する部品を製造する設備や付加設備を製作し製造可能になるまでの日数を格納した製造準備日数データベースを備えているとともに、入力された設計仕様に応じて類似度を判定する際に、上記製造準備日数データベースを参照して部品の製造準備に要する日数を算出する製造準備日数算出部を備えていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の設計支援システム。
  8. 設備情報データベースが設備の修繕時の概算費用および修繕にかかる日数を格納しているとともに、事例検索部は修繕が必要な設備について修繕にかかる費用および日数を考慮して類似度を判定する修繕対応機能を備えていることを特徴とする請求項6または7記載の設計支援システム。
  9. 設計事例データベースは、製品の仕様を示す設計パラメータと、各々の製品を作成するために使用する設備のうち、付加設備を利用する事で他品番を製造できる設備に関して、製品を構成する部品毎に使用する設備を識別する値を格納しており、設備データベースは、製品を構成する部品の製造をする設備単位に、その設備が対象となる設計仕様の基準値と付加設備を使用する事により対応可能となる仕様の範囲とその設備が付加設備を使用することにより対応可能となる仕様に関して既に付加設備作成している場合には、その仕様値及びその仕様値に対応する付加設備の識別用値を格納していることを特徴とする請求項1記載の設計支援システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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