JP2006086964A - ビットレート変換装置およびビットレート変換方法 - Google Patents

ビットレート変換装置およびビットレート変換方法 Download PDF

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Abstract

【課題】処理効率を低下させることなく、ビットレート変換処理を高精度に行うことができるビットレート変換装置を提供する。
【解決手段】ビットレート変換装置であって、ビットレート変換を統括する主プロセッサ102と、主プロセッサ102からの指示に基づいて処理を行う副プロセッサ106と、ビットレート変換に関するデータを保持するメインメモリ110とを備え、主プロセッサ102は、メインメモリ110が保持する動画像データを解析するデータ解析手段と、データ解析手段による解析結果に基づいて、変換処理に利用する解析データを作成する解析データ作成手段とを有し、副プロセッサは、主プロセッサ102から取得した解析データを利用して、動画像データの変換処理を行う変換処理手段とを有することを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、符号化された動画像データのビットレート変換を行うビットレート変換装置およびビットレート変換方法に関するものである。
近年開始された地上波ディジタル放送のMPEG−2ストリームはDVDの規格外の高ビットレートで配信されるため、直接DVDに保存できない。そこで、地上波ディジタル放送を一度ハードディスクに保存した後、DVDに保存可能なビットレートに落としたり、受信した地上波ディジタル放送のビットレートを直接変換して落としたりする必要がある。
また、はじめは高画質で視聴し、その後消去せずに保存する場合など、画質を落として(ビットレートをさげて)、より多くのコンテンツを保存できるようにするニーズがある。このように、近年ビットレート変換の技術の提供が望まれている。
しかし、ビットレート変換技術は重要な技術ではあるものの、デコーダやエンコーダに比べ需要はまだ多くないため、専用ハードウェアを設計するよりもソフトウェアで実現することが一般的である。
例えば、ソフトウェアでも付加が大きな処理を高速に実行可能なCPUモデルを利用する技術が提案されている(例えば、「特許文献1」参照)。このCPUモデルは、高速なSIMD(Single Instruction Multiple Data)プロセッサを複数用意し、それらが協調して処理を実行するものである。
同一のISA(Instruction Set Architecture)を有する8個の付加処理ユニット(APU)と、APUの処理を制御する処理ニット(PU)と、共用ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)とを備え、APUがDRAMを用いてリアルタイムに通信を行い、処理を継続していく。
また、ビットレート変換において、ビットレート制御を行う方法として1パスレート制御と2パスレート制御がある。量子化処理にかかる量子化スケールは、目標とするビットレートに到達するように、可変長符号化処理においてカウントされた発生符号量を用いて計算される。この計算精度をあげるために、例えば、可変長復号化処理において得られる事前の量子化スケールや符号量を用いて計算する場合がある。このように現時刻より過去の情報を用いて、ビットレートの制御を行う制御方法を1パスレート制御という。ビットレート変換に用いられるレート制御としては、上記1パスレート制御が一般的である(例えば、「特許文献2」参照)。
これに対し、ストリーム全体の統計情報、例えば各ピクチャにおける発生符号量や平均量子化スケールなどを解析し、その後ビットレート制御を行う方法を2パスレート制御という。当然、ストリームすべての統計情報を解析しているため、2パスレート制御は1パスレート制御に比べ性能が高く、高画質なレート制御が可能である。
特開2002−358289号公報 特開2003−264839号公報
1パスレート制御を行う場合、2パスレート制御と比べてレート制御の精度は低く、適切な量子化スケールを算出できない可能性がある。この場合、ビットレート変換の精度も低下してしまうという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、処理効率を低下させることなく、ビットレート変換処理を高精度に行うことができるビットレート変換装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、符号化された動画像データのビットレート変換装置であって、ビットレート変換を指示し、当該ビットレート変換を統括する主プロセッサと、前記主プロセッサからの指示に基づいて、前記ビットレート変換に関する変換処理を行う副プロセッサと、前記ビットレート変換に関するデータを保持するメインメモリと、前記メインメモリと前記主プロセッサとの間および前記メインメモリと前記副プロセッサとの間のデータの授受を制御するメモリアクセスコントローラとを備え、前記主プロセッサは、前記メインメモリが保持する前記動画像データを前記メモリアクセスコントローラを介して取得する動画像データ取得手段と、前記動画像データ取得手段が取得した前記動画像データを解析するデータ解析手段と、前記データ解析手段による解析結果に基づいて、前記変換処理に利用する解析データを作成する解析データ作成手段とを有し、前記副プロセッサは、前記主プロセッサの前記解析データ作成手段が作成した前記解析データを取得する解析データ取得手段と、前記解析データ取得手段が取得した前記解析データを利用して、前記動画像データの前記変換処理を行う変換処理手段とを有する。
また、本発明の他の例は、符号化された動画像データのビットレート変換方法であって、ビットレート変換を指示し、当該ビットレート変換を統括する主プロセッサが、前記ビットレート変換に関するデータを保持するメインメモリが保持する前記動画像データを解析するデータ解析ステップと、前記主プロセッサが前記データ解析ステップにおける解析結果に基づいて、前記変換処理に利用する解析データを作成する解析データ作成ステップと、前記主プロセッサからの指示に基づいて、前記ビットレート変換に関する変換処理を行う副プロセッサが、前記解析データ作成ステップにおいて作成された前記解析データを取得する解析データ取得ステップと、前記副プロセッサが、前記解析データ取得ステップにおいて取得した前記解析データを利用して、前記動画像データの前記変換処理を行う変換処理ステップとを有することを特徴とする。
本発明にかかるビットレート変換装置は、比較的演算量の少ないデータ解析処理を主プロセッサが行い、比較的演算量の大きい再量子化等の変換処理を副プロセッサが行うので、ビットレート変処理の高速化を図ることができるという効果を奏する。
以下に、本発明にかかるビットレート変換装置およびビットレート変換方法の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態により本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1にかかるビットレート変換装置10を示す図である。ビットレート変換装置10は、MPEG−2により符号化された動画像符号化データ300を再量子化により9.0Mbpsから6.0Mbpsにビットレート変換し、6.0Mbpsの動画像符号化データ310を出力する。
なお本実施の形態においては、特にMPEG−2の動画像符号化データ300を対象としているが、これに限定されるものではなく、他の方式で圧縮されたデータに対しても同様にビットレート変換を行うことができる。またビットレートの値に関しても、任意の値で変換可能である。
ビットレート変換装置10は、処理ユニット(PE)100とDRAM(Dynamic Random Access Memory)110とを有している。さらにPE100は、処理ユニット(PU)102と、DMAC(Direct Memory Access Controller)104と、複数の付加処理ユニット(APU)106を有している。本実施の形態においては、8個のAPU、すなわち第1APU106a,第2APU106b・・・,第8APU106hを有している。
ここで、本実施の形態にかかるPU102は、本発明の主プロセッサに相当する。APU106は、本発明の副プロセッサに相当する。本実施の形態のDRAM110は、それぞれ本発明のメインメモリに相当する。本実施の形態のDMAC104は、本発明のメモリアクセスコントローラに相当する。
ビットレート変換装置10は、動画像符号化データ、すなわちMPEG−2エレメンタリーストリーム(9.0Mbps)を取得し、DRAM110に格納する。PE100は、DRAM110に格納されているMPEG−2ストリームに対して再符号化処理を施しMPEG−2ストリームを6.0Mbpsに変換する。そして、出力結果、すなわち6.0Mbpsの動画像符号化データ310をDRAM110に書き込む。変換後の6.0Mbpsの動画像符号化データ310は最終的にDRAM110から読み出されて出力される。
PU102は、PE100の全体を統括する。DMAC104は、DRAM110から動画像符号化データを取得し、PU102またはAPU106に送る。さらにPU102およびAPU106から取得したデータをDRAM110に送る。このように、DMAC104は、DRAM110とPE100の間のインターフェースとして機能する。また、各APU106は、PU102からの指示により、ビットレート変換に関する処理である変換処理を行う。
また、8個のAPU106は並列処理を行う。すなわち、各APU106は、それぞれ動画像符号化データの一部である部分データを割り当てられる。そして、各APU106は、部分データに対して同一の変換処理を施す。並列処理については後に詳述する。
図2は、図1に示す第1APU106aの詳細な構成を示すブロック図である。APU106aは、ローカルメモリ1060と、レジスタ1062と、第1浮動少数点演算ユニット1064a,第2浮動小数点演算ユニット1064b,・・・と、第1整数演算ユニット1066a,第2整数演算ユニット1066b・・・とを有している。
第1APU106aは、複数の浮動小数点演算ユニットおよび複数の整数演算ユニットを有している。第1APU106aは、これらの協働により高速演算を行うことができる。
ローカルメモリ1060は、128キロバイト程度の比較的小さいSRAM(Static Random Access Memory)で構成されている。APU106は、ローカルメモリ1060が保持するプログラムおよびデータを利用して動作する。また、DMAC104に対してDRAM110とAPU106の間のデータ転送要求を行う。APU106は、DMAC104に接続されたDRAM110を直接アクセスすることはできない。
APU106がプログラムを実行する場合、PU102がDMAC104を制御し、DRAM110からAPU106のローカルメモリ1060にオブジェクトプログラムと関連するスタックフレームが転送される。次いで、PU102がAPU106にプログラムを実行させる旨のコマンドを発行する。そして、APU106は、PU102から発行されたコマンドに基づいて、プログラムの実行を開始する。APU106はまた、プログラムの結果をDMAC104を介してDRAM110に転送する。APU106は、処理が完了するとPU102に対し、処理が完了したことを示す割り込みを発生させるように指示する。
なお、図2を参照しつつ第1APU106aの詳細な構成について説明したが、第2APU106b〜第8APU106hの詳細な構成は、第1APU106aの詳細な構成と同様である。
図3は、PU102の機能構成を示すブロック図である。PU102は、動画像符号化データ取得部200と、シンタックス解析部202と、部分データ特定部204と、解析データ作成部206と、部分データ通知部208とを有している。
動画像符号化データ取得部200は、DMAC104を介してDRAM110に格納されている動画像符号化データを取得する。シンタックス解析部202は、動画像符号化データ取得部200がDRAM110から取得した動画像符号化データのシンタックス解析を行う。シンタックス解析では、ピクチャコードやスライススタートコード等を検出する。 解析データ作成部206は、シンタックス解析部202のシンタックス解析の結果を含む解析データを作成する。
部分データ特定部204は、第1APU106a〜第8APU106hのそれぞれに割り当てるべく、動画像符号化データを、複数の部分データに分割する。具体的には、部分データ特定部204は、各APU106が有するローカルメモリ1060のメモリ容量に応じて、各APU106に割り当てるデータ量を決定する。そして、決定したデータ量に応じて動画像符号化データを分割すべき分割点に対応するアドレスを特定する。
例えば、各APU106が有するローカルメモリ1060のメモリ容量が等しく、かつAPU106の処理能力が等しい場合には、部分データ特定部204は、動画像符号化データを8つのAPU106に等しく割り当ててもよい。
また例えば、ローカルメモリ1060のメモリ容量が異なる場合には、容量の大きいローカルメモリ1060を有するAPU106により多くの部分データを割り当ててもよい。また、処理能力が異なる場合には、処理能力の大きいAPU106により多くの部分データを割り当ててもよい。
部分データ通知部208は、部分データ特定部204が特定した部分データの分割点のアドレスをAPU106に通知する。
図4は、APU106の機能構成を示すブロック図である。APU106は、解析データ取得部210と、動画像符号化データ取得部214と、変換処理部216とを有している。
解析データ取得部210は、PU102の解析データ作成部206が作成した解析データを取得する。動画像符号化データ取得部214は、部分データの分割点のアドレスをDRAM110から取得し、当該部分データをDMAC104を介してDRAM110から取得する。
変換処理部216は、解析データ取得部210が取得した解析データを利用して動画像符号化データ取得部214が取得した部分データに対して変換処理を行う。
図5は、変換処理部216の変換処理を示すフローチャートである。まず、APU106は、DMAC104を介して動画像符号化データを取得し、可変長復号化を行う(ステップS110)。これにより、バイナリデータを復号化する。次に、逆量子化を行い、DCT係数を得る(ステップS112)。
次に、再量子化を行い(ステップS130)、続いて可変長符号化を行う(ステップS132)。以上で、ビットレート変換が完了する。
さらに、変換処理部216は、解析データ取得部210から取得した解析データを利用してレート制御を行う。解析データには、シンタックス解析により得られたピクチャスタートコードやスライススタートコード等の各種スタートコードが含まれている。これらのデータはレート制御に有用な情報である。
例えば、各ピクチャのスタートコードを検出することで、各ピクチャに費やされた符号量を特定することができる。各スライスや各マクロブロックのスタートコードを検出した場合には、同様に各スライスや各マクロブロックに費やされた符号量を特定することができる。
また、スタートコードの位置だけでなくヘッダ情報を解析データとして取得してもよい。例えばマクロブロック単位においては、ヘッダ情報から各マクロブロックの量子化スケールや動きベクトルなどより詳細な情報を得ることができる。
また例えば、レート変換前の量子化スケールが判明している場合には、解析データとして量子化スケールを取得してもよい。量子化スケールが特定できれば、その量子化スケールより大きな値でのみレート変換用のレート制御を行うように制御することができる。すなわち、無駄な符号量増加を減らすことができる。
また例えば、解析データとして符号化に費やした符号量と、そのときの量子化スケールとを取得してもよい。この場合、符号量と量子化スケールに基づいて符号化困難度を算出してもよい。符号化困難度は、次式で示される。
符号化困難度=符号量×量子化スケール ・・・(式1)
符号化困難度を用いることにより、符号化が容易なシーン、すなわち符号化困難度が低いシーンにおいては、目標とするビットレートよりも少ない符号を割り当てて処理を行うことができる。また、符号化が困難なシーン、すなわち符号化困難度が高いシーンでは、目標とするビットレートよりも多い符号を割り当てて処理を行うことができる。これにより、高精度な可変ビットレート制御が可能となる。
他の例としては、符号化困難度は、例えばマクロブロックの動きベクトルを解析することにより算出してもよい。動きベクトルにかかる符号量が少ない場合、すなわち各マクロブロックの動きベクトルが一定方向を向いている場合は、動き検出により物体の動きを正しく追えている状態である。したがって、符号化困難度は低いと判断できる。
逆に、動きベクトルにかかる符号量が多い場合、すなわち各マクロブロックの動きベクトルがばらばらな方向を向いている場合は、動き検出により物体の動きを正しく追えていない状態である、したがって、符号化困難度は高いと判断できる。
以上のようにDRAM110に保持されている符号化データに対するシンタックス解析で得られた解析データを利用することにより、APU106は、より高精度なビットレート変換を行うことができる。
本実施の形態のPE100では、ビットレート変換を効率的に行うためにビットレート変換に関する処理をPU102とAPU106とが分担している。具体的には、ビットレート変換のうち演算負荷の比較的小さいMPEGのシンタックス解析をPU102が担当する。PU102は、DMAC104を介してDRAM110に高速アクセス可能である。したがって、大量のMPEG−2ストリームのシンタックス解析を効率的に処理することができる。
また、ビットレート変換のうちシンタックス解析以外の処理、すなわち可変長復号化処理(ステップS110)から可変長符号化処理(ステップS132)までの処理をAPU106が担当する。再量子化処理(ステップS130)は、演算負荷が非常に大きい。図2において説明したように、APU106は、浮動小数点演算ユニット1064および整数演算ユニット1066を豊富に有している。したがって、シンタックス解析(ステップS100)以外の変換処理を高速に行うことができる。
図6は、APU106a〜106hによる並列処理を模式的に示している。PU102は、各APU106が保持するローカルメモリ1060の容量に応じて、DRAM110から取得したMPEG−2ストリーム300を分割する。そして、各APU106に分割されたMPRG−2ストリーム301,302,303・・・を割り当てる。すなわち、各APU106は、MPRG−2ストリームの一部である部分データ301,302,303・・・に対して、再量子化処理等のビットレート変換にかかる処理を行う。
具体的には、PU102の部分データ特定部204は、シンタックス解析部202によるシンタックス解析により得られたピクチャスタートコードを取得する。そして、各ピクチャ単位で、動画像符号化データを部分データに分割するためのデータ分割点を特定する。
各APU106は、データ分割点に基づいて、ピクチャ単位の部分データ301,302,303・・・を取得する。APU106が行う、再量子化処理を含む変換処理では、各ピクチャを独立に処理することが可能である。したがって、このように各動画像符号化データを分割し、各APU106に並列処理させることができる。
他の例としては、MPEG−2であれば、ピクチャ単位の分割だけでなく、スライス単位で分割してもよい。スライス単位での処理は、APU106が有するローカルメモリ1060の容量が小さく、ピクチャ単位では一度にデータをすべて格納できない場合や、敏感にレート制御を行う場合に有効である。また、ピクチャ単位でのデータ分割ではレート制御のフィードバック制御がピクチャ単位となるのに対し、スライス単位でデータを分割した場合には、スライス単位でのフィードバック制御が実現できる。したがって、より高精度なレート制御が実現できる場合がある。
(実施の形態2)
次に、実施の形態2にかかるビットレート変換装置10について説明する。実施の形態2にかかるビットレート変換装置10は、再符号化によるビットレート変換処理を行う。
図7は、APU106の変換処理部216の変換処理を示すフローチャートである。実施の形態2にかかるビットレート変換処理においては、実施の形態1において図5を参照しつつ説明した逆量子化(ステップS112)が行われると、次に、DCT係数に対して、逆離散コサイン変換を行い、残差信号を得る(ステップS114)。次に、残差信号と、可変長復号化処理(ステップS110)において得られた動きベクトルに基づいて、動き補償により復号化画像を作成する(ステップS116)。以上の符号化処理によりベースバンド映像が作成される。
さらに、以下の符号化処理を行う。すなわち、ベースバンド映像に対して、前方向動き検出(ステップS120)および後方向動き検出(ステップS122)を順に行う。次に、動き補償を行う(ステップS124)。次に、動き補償により得られた残差信号に対して離散コサイン変換を行う(ステップS126)。次に、量子化を行い(ステップS130)、続いて可変長符号化を行う(ステップS132)。以上で、ビットレート変換が完了する。
実施の形態2にかかるPE100のようにビットレート変換に関する処理が比較的多い場合には、動画像データをAPU106に分配するだけでなく、各APU106に割り当てる変換処理の種類を異ならせることにより、ビットレート変換をさらに高速に行うことができる。
図8は、APU106a〜APU106hによる分担処理を模式的に示している。このように、ビットレート変換処理のうち、復号化にかかる処理を第1APU106aが担当する。さらに、復号化にかかる処理を第2APU106bおよび第3APU106cが担当する。このように、処理を分担することにより、効率的にビットレート変換処理を行うことができる。
一般に符号化処理に比べ、復号化処理の負荷は小さい。そこで、実施の形態2においては、1つのAPU106に復号化処理を割り当て、2つのAPU106に符号化処理を割り当てている。
逆に2つのAPU106に復号化処理を割り当て、1つのAPU106に符号化処理を割り当てた場合には、復号化処理のスピードが符号化処理のスピードに比べて速くなる。したがって、復号化を担当している2つのAPU106は、待ち状態になり、非効率的である。
APU106は、復号化器または符号化器専用に設けられているものではないので、PU102からの指示によりどちらの機能も果たすことが可能である。そこで、予め各APU106に割り当てる処理を設定するのにかえて、各APU106の処理状態に応じて、各APU106に割り当てる処理を切り替えてもよい。これにより、上述のように非効率的な処理状態に陥った場合であっても、各APU106の処理を制御することにより、ビットレート変換処理の効率化を図ることができる。
なお、図6を参照しつつ説明した分担処理は一例であり、各APU106に割り当てる符号化器および復号化器の数は任意であってよい。
さらに、高速に大容量メモリ(DRAM110)にアクセスが可能なPU102がデータ解析を行い、高速に演算処理が可能なAPU106が可変長復号化、逆量子化、逆DCTおよび動き補償を行うことにより効率的かつ高速に復号化処理を行うことができる。
また、PU102がシンタックスの生成を行い、APU106が動き予測、動き補償、DCT、量子化、可変長符号化を行うことにより効率的かつ高速な符号化処理を行うことができる。
また、変換処理を符号化処理および復号化処理の2つの処理よりもさらに細分化してもよい。たとえば、変換処理を6つの処理に分割してもよい。すなわち、変換処理は、可変長復号化(ステップS110)および逆量子化(ステップS112)を行う第1ステージと、逆離散コサイン変換(ステップS114)および動き補償(ステップS116)を行う第2ステージと、前方向動き検出(ステップS120)を行う第3ステージと、後方向動き検出(ステップS122)を行う第4ステージと、動き補償(ステップS124)および離散コサイン変換(ステップS126)を行う第5ステージと、量子化(ステップS130)、可変長符号化(ステップS132)およびレート制御(ステップS134)を行う第6ステージとに分割されている。
APU106による第1ステージの処理の実行中は、ローカルメモリ1060は、第1ステージにおいて実行されるプログラム、第1ステージにおける処理の対象となる動画像符号化データおよび参照されるデータ等を保持している。そして、第1ステージにおける処理が完了すると、第1ステージにおいて実行されるプログラム等がDMAC104を介してAPU106からDRAM110に退避される。
そして、第2ステージにおいて実効されるプログラム等がDMAC104を介してDRAM110からAPU106に書き込まれる。このように、DRAM110へのアクセスは、第1ステージから第2ステージへの切り替り、第2ステージから第3ステージへの切り替りなど各ステージの切り替りのタイミングにおいてのみ行われる。
各ステージに含める処理は、APU106のローカルメモリ1060の大きさ、およびAPU106における演算速度等に基づいて定められている。すなわち、ローカルメモリ1060のメモリ容量において保持可能な最大限のデータ量の処理を1つのステージとしている。
復号化処理は、いくつもの複雑な処理を含む。従って、これらの処理をソフトウェアで実現するためのプログラムのデータ量は大きい。また、動き検出や動き補償は、参照画像、対象画像および動き補償画像などデータ量の多いデータを対象とするため大量にメモリを必要とする。また、可変長復号化は可変長復号化テーブルを保持して処理を行うため大量のメモリを必要とする。
これに対して、ローカルメモリ1060のメモリ容量は小さいので、符号化処理に利用すべきプログラムおよびデータを一度にローカルメモリ1060に保持させることはできない。従って、APU106は、必要に応じてプログラムやデータをダイナミックにDRAM110から取得し、さらにDRAM110に書き込む必要が生じる。
しかし、DRAM110へのアクセスを含む処理は長時間を要し、全体として処理の遅延を招く主な要因となる。そこで、上述のように、DRAM110にアクセスする頻度を最小限に留めることにより、DRAM110へのアクセスに起因する処理の遅延を避けることができる。
以下、図9から図13を参照しつつ、各ステージにおけるデータの授受について説明する。
図9は、第1ステージにおけるバイナリデータの流れを示す図である。第1ステージにおいては、まず、DMAC104は、DRAM110からバイナリデータを取得する。そして、DMAC104は、PU102からの指示に基づいて、バイナリデータをスライスを最少単位として各APU106に分配する。ここで、スライスとは、動画像を静止画の横方向の1ライン分のことである。なお、バイナリデータの分配については後述する。
各APU106は、DMAC104から受け取ったバイナリデータに対して可変長復号化(ステップS110)を行い、ローカルメモリ1060は、可変長復号化によって得られ量子化DCT係数を保持する。さらに、ローカルメモリ1060が保持する量子化DCT係数に対して逆量子化(ステップS112)を行う。そして、逆量子化により得られた結果、すなわちDCT係数をDMAC104を介してDRAM110に書き戻す。
可変長復号化(ステップS110)においては可変長復号化用テーブルを参照する。このテーブルのデータ容量は大きく、ローカルメモリ1060をほぼ占有する。一方、逆量子化(ステップS112)のプログラムおよびこれに必要なデータ量は小さい。そこで、逆量子化は、可変長復号化と同じステージに含めることができる。そこで、これらをまとめて1つのステージとしている。
図10は、第2ステージにおけるバイナリデータの流れを示す図である。第2ステージにおいては、まず、APU106は、DMAC104を介してDRAM110より、第1ステージにおいて得られたDCT係数を取得する。そして、APU106は、DCT係数に対して逆離散コサイン変換(ステップS114)を行い、ローカルメモリ1060は、逆離散コサイン変換により得られた残差信号を保持する。さらに、APU106は、DRAM110より動きベクトルおよび参照となるデコード画像を取得し、ローカルメモリ1060が保持する残差信号と合わせて動き補償(ステップS116)を行う。そして、作成されたデコード画像をDMAC104を介してDRAM110に書き込む。
逆離散コサイン変換(ステップS114)および動き補償(ステップS116)における処理対象となるデコード画像や残差信号は、各マクロブロックの復号化モードによって必要がないためエンコーダに比べ、処理に必要なデータ量は少ない。そこで、これらの処理をまとめて1つのステージとしている。
図11は、第3ステージにおける動画像データの流れを示す図である。第3ステージにおいて各APU106は、DMAC104を介してDRAM110から動画像データのローカルデコードを取得する。そして、前方向動き検出(ステップS120)を行う。そして、前方向動き検出(ステップS120)によって得られた動きベクトルは、DMAC104を介してDRAM110に書き戻される。
第4ステージにおける処理は、図10を参照しつつ説明した第2ステージにおける動画像データの流れと同様である。
図12は、第5ステージにおける動画像データの流れを示す図である。第5ステージにおいては、各APU106は、DMAC104を介してDRAM110から動画像データおよびローカルデコード画像、および動きベクトルを取得する。APU106は、取得した動画像データに対して動き補償を行い、ローカルメモリ1060は、動き補償により得られた残差信号を保持する。さらに、ローカルメモリ1060が保持する残差信号に対して逆離散コサイン変換処理(ステップS126)を行う。DCT処理により得られた結果、すなわちDCT係数をDRAM110に書き戻す。
動き補償(S124)においては、動画像データ、ローカルデコード画像、動きベクトル、および残差信号を対象とする。これらの処理対象のデータのデータ容量は大きく、ローカルメモリ1060の容量の多くを占有する。一方、逆離散コサイン変換処理(ステップS126)は動き補償(S124)において確保されたデータ領域を逆離散コサイン変換処理(ステップS126)の後のDCT係数の保存先としても利用することができる。また、逆離散コサイン変換処理(ステップS126)のプログラム自体は小さい。そこでこれらの処理をまとめて1つのステージとしている。
図13は、第6ステージにおける動画像データの流れを示す図である。第6ステージにおいては、各APU106は、DMAC104を介してDRAM110からDCT係数を取得する。APU106は、取得したDCT係数に対して、再量子化(ステップS130)を行う。ローカルメモリ1060は、量子化後のDCT係数を保持する。
また、各APU106は、DMAC104を介してDRAM110から動きベクトルを取得する。そして、APU106は、動きベクトルとローカルメモリ1060が保持する量子化後のDCT係数とに対して、それぞれ可変長符号化(ステップS132)を行う。
再量子化(ステップS130)および可変長符号化(ステップS132)は、いずれもプログラム量、データ容量とも小さい。ただし、可変長符号化(ステップS132)において利用されるテーブルのデータ量が比較的大きい。そこで、これら処理をまとめて1つのステージとする。
図14は、各APU106への処理の割り当てを説明するための図である。図14に示すように、APU106にはタイミングを制御するタイムバジェットが設定されている。そして、各APU106は、同一のタイムバジェットにおいて異なるスライスに対して同一の処理を施す。ここで、スライスとは、動画像を構成する静止画の横方向の1ライン分のことである。
例えば、第1APU106aには、スライス1に対する処理が割り当てられている、また、第2APU106bには、スライス2に対する処理が割り当てられている。このように、複数のAPU106が1つの動画像データに対する処理を分担することにより並列処理を行う。
例えば第1ステージでは、第1APU106aは、スライス1に対して可変長復号化および逆量子化を行う。そして、可変長復号化および逆処理が行われた後のスライス1をDRAM110に書き戻す。また、第2APU106bは、スライス2に対して可変長復号化および逆量子化を行う。そして、可変長復号化および逆量子化が行われた後のスライス2をDRAM110に書き戻す。同様に、各APU106が可変長復号化および逆量子化を行い、その結果をそれぞれDRAM110に書き戻す。
以上のように、複数のAPU106がスライス単位で処理を分担することにより、処理の高速化を図ることができる。
また、スライスの数がAPU106の数よりも多い場合には、1つの付加処理ユニットに複数のスライスを割り当ててもよい。例えば、第1APU106aにスライス1〜スライス3が割り当てられ、第2APU106bにスライス4〜スライス6が割り当てられる。
さらに、第1APU106aが第1ステージの処理を完了したときに、第2APU106bが第1ステージの処理を完了していない場合がある。例えば、第1APU106aが第1ステージの処理を完了したときに、第2APU106bがスライス4に対する処理を行っている場合がある。例えば、同一のスライスであっても、処理に要する演算量が異なる場合などである。
この場合には、第2APU106bがスライス4を処理する間に、第1APU106aは、スライス6に対する処理を行う。これにより、第2APU106bがスライス4〜スライス6に対する処理を行う場合に比べて、処理を高速化することができる。このように、各APU106における処理速度が異なる場合には、スライスを再配分することにより、さらなる処理の高速化を図ることができる。
なお、本実施の形態においては、スライス単位で動画像データが各APU106に割り当てられているが、各APU106への動画像データの割り当ての単位はこれに限定されるものではなく、これ以外の単位でもよい。例えば、スライスを構成するさらに細かい単位であるマクロブロック単位で、動画像データが各APU106に割り当てられてもよい。
図15は、APU106がそれぞれ異なる処理を担当する場合の各APU106の処理を説明するための図である。図15に示すように各APU106がそれぞれ異なる処理を担当することとすると、第1APU106aがスライス1に対し第1ステージの処理を行っている間は、第2APU106bは、スライス1に対し第2ステージの処理を行えず、スタンバイ状態となる。このように、複数のAPU106が異なる処理を行うこととすると、一のAPU106における処理が完了するまで他のAPU106は処理を開始できない場合があり効率が悪い。複数のAPU106が異なる処理を担当することとすると、複数のAPU106による並列処理を行っているにもかかわらず、十分な処理の効率化を図ることができない。
そこで、図14を参照しつつ説明したように、各APU106は、それぞれ異なるスライスに対して同一の処理を行うこととした。これにより、図14を参照しつつ説明したような各APU106におけるスタンバイ状態の頻出を避けることができ、処理の効率化を図ることができる。
なお、実施の形態2にかかるビットレート変換装置10の構成および処理は、実施の形態1にかかるビットレート変換装置10の構成および処理と同様である。
実施の形態2にかかるビットレート変換装置10においても、実施の形態1にかかるビットレート変換装置10と同様に、PU102から取得した解析データを利用してレート制御を行う。
実施の形態2にかかるビットレート変換装置10においては、第1APU106aにおいて各ピクチャ、スライスなどの符号量を特定することができる。そこで、第1APU106aは、特定した符号量を含む解析データを作成する。そして、第2APU106bおよび第3APU106cは、第1APU106aにおいて作成された解析データを利用してレート制御を行ってもよい。具体的には、第2APU106bおよび第3APU106cは、DMAC104等を介して解析データを取得する。
(実施の形態3)
次に実施の形態3にかかるビットレート変換装置10について説明する。図16は、実施の形態3にかかるビットレート変換装置10の処理を模式的に示している。実施の形態3にかかる各APU106106a〜106hは、動画像符号化データ300のうち、APU106による処理がまだ行われていない部分データに対する解析データ420を取得し、解析データ420に基づいて部分データの変換処理を行う。
PU102のシンタックス解析はAPU106が行う変換処理に比べ、演算処理がほとんどなく高速処理が可能である。したがって、動画像符号化データ300に対するPU102の処理位置がAPU106の処理位置に比べて十分に先に進むことが可能である。そこで、図16に示すように、動画像符号化データ300に対するPU102のシンタックス解析が、動画像符号化データ300に対するAPU106のビットレート変換処理の位置よりも先に進んだ場合には、APU106は、事前に動画像符号化データのうち、APU106による処理が行われていない部分データに対する解析データ420を取得することができる。
このように、ビットレート変換の処理対象となっている位置よりも先の位置のデータにかかる解析データを利用して、レート制御を行うことにより、精度を向上させることがでる。さらに、先に進めば進むほどレート制御に用いる解析データをより多く取得することができる。これにより2パスレート制御と同様な処理が可能となり、より高画質なビットレート変換を行うことができる。
特にPU102のシンタックス解析の処理スピードを上げるために、例えば、シンタックス解析部202はピクチャスタートコードのみを検出することとしてもよい。これにより、APU106による変換処理の位置よりも大きく先に進むことができる。
ピクチャスタートコードの検出のみの場合は、各ピクチャに割り当てられた符号量は取得できるが、スライス、あるいはマクロブロック単位の情報は得られない。しかし、各ピクチャにかかる符号量は、可変ビットレート制御を行ううえでは非常に重要な情報であるため、ピクチャスタートコードのみを利用した場合には、ビットレート変換を高速化することができる。
なお、実施の形態3にかかるビットレート変換装置10の構成および処理は、実施の形態1にかかるビットレート変換装置10の構成および処理と同様である。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、上記実施の形態に多様な変更または改良を加えることができる。
実施の形態1にかかるビットレート変換装置10を示す図である。 第1APU106aの詳細な構成を示すブロック図である。 PU102の機能構成を示すブロック図である。 APU106の機能構成を示すブロック図である。 変換処理部216の変換処理を示すフローチャートである。 APU106a〜106hによる並列処理を模式的に示す図である。 APU106の変換処理部216の変換処理を示すフローチャートである。 APU106a〜APU106hによる分担処理を模式的に示す図である。 第1ステージにおけるバイナリデータの流れを示す図である。 第2ステージにおけるバイナリデータの流れを示す図である。 第3ステージにおける動画像データの流れを示す図である。 第5ステージにおける動画像データの流れを示す図である。 第6ステージにおける動画像データの流れを示す図である。 各APU106への処理の割り当てを説明するための図である。 APU106がそれぞれ異なる処理を担当する場合の各APU106の処理を説明するための図である。 実施の形態3にかかるビットレート変換装置10の処理を模式的に示す図である。
符号の説明
10 ビットレート変換装置
100 プロセッサエレメント
102 処理ユニット
104 DMAC
106 付加処理ユニット
200 動画像符号化データ取得部
202 シンタックス解析部
204 部分データ特定部
206 解析データ作成部
208 部分データ通知部
210 解析データ取得部
214 動画像符号化データ取得部
216 変換処理部
1060 ローカルメモリ
1062 レジスタ
1064 浮動小数点演算ユニット
1066 整数演算ユニット

Claims (21)

  1. 符号化された動画像データのビットレート変換装置であって、
    ビットレート変換を指示し、当該ビットレート変換を統括する主プロセッサと、
    前記主プロセッサからの指示に基づいて、前記ビットレート変換に関する変換処理を行う副プロセッサと、
    前記ビットレート変換に関するデータを保持するメインメモリと、
    前記メインメモリと前記主プロセッサとの間および前記メインメモリと前記副プロセッサとの間のデータの授受を制御するメモリアクセスコントローラと
    を備え、
    前記主プロセッサは、
    前記メインメモリが保持する前記動画像データを前記メモリアクセスコントローラを介して取得する動画像データ取得手段と、
    前記動画像データ取得手段が取得した前記動画像データを解析するデータ解析手段と、
    前記データ解析手段による解析結果に基づいて、前記変換処理に利用する解析データを作成する解析データ作成手段と
    を有し、
    前記副プロセッサは、
    前記主プロセッサの前記解析データ作成手段が作成した前記解析データを取得する解析データ取得手段と、
    前記解析データ取得手段が取得した前記解析データに基づいて前記動画像データの前記変換処理を行う変換処理手段と
    を有することを特徴とするビットレート変換装置。
  2. 前記副プロセッサを複数備え、
    前記主プロセッサは、
    前記複数の副プロセッサのうち所定の副プロセッサの処理能力に基づいて、前記動画像データのうち、前記所定の副プロセッサが前記変換処理をすべき部分データを特定する部分データ特定手段と、
    前記部分データ特定手段が特定した部分データを前記所定の副プロセッサに通知する部分データ通知手段と
    をさらに有し、
    前記所定の副プロセッサは、前記部分データ通知手段によって通知された前記部分データを取得する部分データ取得手段をさらに有し、
    前記変換処理手段は、前記部分データ取得手段が取得した前記部分データの前記変換処理を行うことを特徴とする請求項1に記載のビットレート変換装置。
  3. 前記複数の副プロセッサそれぞれから直接アクセス可能であって、各副プロセッサが利用する複数のローカルメモリをさらに備え、
    前記部分データ特定手段は、前記所定の副プロセッサが利用するローカルメモリのメモリ容量に基づいて、前記所定の副プロセッサが変換処理をすべき前記部分データを特定することを特徴とする請求項2に記載のビットレート変換装置。
  4. 前記主プロセッサの前記部分データ特定手段は、前記部分データに分割する分割点に対応するアドレスを特定し、
    前記主プロセッサの前記部分データ通知手段は、前記部分データ特定手段が特定したアドレスを前記所定の副プロセッサに通知することを特徴とする請求項2または3に記載のビットレート変換装置。
  5. 前記副プロセッサの前記変換処理手段は、前記変換処理として再量子化を行うことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のビットレート変換装置。
  6. 前記副プロセッサを複数備え、
    前記複数の副プロセッサのうち第1の副プロセッサは、前記メインメモリが保持する前記動画像データを取得する動画像データ取得手段をさらに有し、
    前記第1の副プロセッサの前記変換処理手段は、前記動画像データ取得手段が取得した前記動画像データに対して、第1の変換処理を行い、
    前記複数の副プロセッサのうち第2の副プロセッサは、前記主プロセッサを介して前記第1の副プロセッサから前記第1の変換処理により得られた第1変換情報を取得する第1変換情報を取得する第1変換情報取得手段をさらに有し、
    前記第2の副プロセッサの前記変換処理手段は、前記第1変換情報取得手段が取得した前記第1変換情報を利用して、前記第1の変換処理が行われた後で、前記動画像データに対して第2の変換処理を行うことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のビットレート変換装置。
  7. 前記第1の副プロセッサの前記変換処理手段は、前記動画像データ取得手段が取得した前記動画像データに対して、前記第1の変換処理として復号化を行いベースバンド画像を作成し、
    前記第2の副プロセッサの前記変換情報取得手段は、前記ベースバンド画像を含む前記第1変換情報を取得し、
    前記第2の副プロセッサの前記変換処理手段は、前記第1変換情報取得手段が取得した前記ベースバンド画像に対して、前記第2変換処理として再符号化処理を行うことを特徴とする請求項6に記載のビットレート変換装置。
  8. 前記第1の副プロセッサの前記変換処理手段による復号化の結果に基づいて、前記動画像データを復号化するときに利用する符号量を含む解析データを作成する解析データ作成手段をさらに有し、
    前記第2の副プロセッサの前記変換処理手段は、前記第1の副プロセッサの前記解析データ作成手段によって作成された前記解析データに含まれる前記符号量に基づいて、前記ベースバンド画像に対して前記再符号化処理を行うことを特徴とする請求項7に記載のビットレート変換装置。
  9. 前記動画像データは、当該動画像データを符号化するときに利用した符号量を示す情報を含み、
    前記主プロセッサの前記データ解析手段は、前記動画像データに含まれる前記符号量を示す情報を抽出し、
    前記解析データ作成手段は、前記データ解析手段によって抽出された前記符号量を含む前記解析データを作成し、
    前記副プロセッサの前記変換処理手段は、前記解析データ取得手段によって取得された前記解析データに含まれる前記符号量に基づいて、前記動画像データに対して変換処理を行うことを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載のビットレート変換装置。
  10. 前記動画像データは、当該動画像データに含まれる各ピクチャを符号化するときに利用すべき符号量を示す情報を含み、
    前記主プロセッサの前記データ解析手段は、前記動画像データに含まれる各ピクチャを符号化するときに利用する符号量を示す情報を抽出することを特徴とする請求項9に記載のビットレート変換装置。
  11. 前記動画像データは、当該動画像データに含まれる各スライスを符号化するときに利用すべき符号量を示す情報を含み、
    前記主プロセッサの前記データ解析手段は、前記動画像データに含まれる各スライスを符号化するときに利用する符号量を示す情報を抽出することを特徴とする請求項9に記載のビットレート変換装置。
  12. 前記動画像データは、当該動画像データに含まれる各ビデオパケットを符号化するときに利用すべき符号量を示す情報を含み、
    前記主プロセッサの前記データ解析手段は、前記動画像データに含まれる各ビデオパケットを符号化するときに利用する符号量を示す情報を抽出することを特徴とする請求項9に記載のビットレート変換装置。
  13. 前記動画像データは、当該動画像データに含まれる各マクロブロックを符号化するときに利用すべき符号量を示す情報を含み、
    前記主プロセッサの前記データ解析手段は、前記動画像データに含まれる各マクロブロックを符号化するときに利用する符号量を示す情報を抽出することを特徴とする請求項9に記載のビットレート変換装置。
  14. 前記動画像データは、当該動画像データを符号化するときに利用すべき量子化スケールを示す情報を含み、
    前記主プロセッサの前記データ解析手段は、前記動画像データに含まれる前記量子化スケールを示す情報を抽出し、
    前記解析データ作成手段は、前記データ解析手段によって抽出された前記量子化スケールを含む前記解析データを作成し、
    前記副プロセッサの前記変換処理手段は、前記解析データ取得手段によって取得された前記解析データに含まれる前記量子化スケールに基づいて量子化処理を行うことにより、前記変換処理を行うことを特徴とする請求項1から13のいずれか一項に記載のビットレート変換装置。
  15. 前記動画像データは、当該動画像データに含まれる各ピクチャを符号化するときに利用すべき量子化スケールを示す情報を含み、
    前記主プロセッサの前記データ解析手段は、前記動画像データに含まれる各ピクチャを符号化するときに利用する量子化スケールを示す情報を抽出することを特徴とする請求項14に記載のビットレート変換装置。
  16. 前記動画像データは、当該動画像データに含まれる各スライスを符号化するときに利用すべき量子化スケールを示す情報を含み、
    前記主プロセッサの前記データ解析手段は、前記動画像データに含まれる各スライスを符号化するときに利用する量子化スケールを示す情報を抽出することを特徴とする請求項14に記載のビットレート変換装置。
  17. 前記動画像データは、当該動画像データに含まれる各ビデオパケットを符号化するときに利用すべき量子化スケールを示す情報を含み、
    前記主プロセッサの前記データ解析手段は、前記動画像データに含まれる各ビデオパケットを符号化するときに利用する量子化スケールを示す情報を抽出することを特徴とする請求項14に記載のビットレート変換装置。
  18. 前記動画像データは、当該動画像データに含まれる各マクロブロックを符号化するときに利用すべき量子化スケールを示す情報を含み、
    前記主プロセッサの前記データ解析手段は、前記動画像データに含まれる各マクロブロックを符号化するときに利用する量子化スケールを示す情報を抽出することを特徴とする請求項14に記載のビットレート変換装置。
  19. 前記動画像データは、当該動画像データに含まれる各マクロブロックを符号化するときに利用すべき動きベクトルを示す情報を含み、
    前記主プロセッサの前記データ解析手段は、前記動画像データに含まれる各マクロブロックを符号化するときに利用する動きベクトルを示す情報を抽出し、
    前記解析データ作成手段は、前記データ解析手段によって抽出された前記動きベクトルを含む前記解析データを作成し、
    前記副プロセッサの前記変換処理手段は、前記解析データ取得手段によって取得された前記解析データに含まれる前記動きベクトルに基づいて動き補償を行うことを特徴とする請求項1から17のいずれか一項に記載のビットレート変換装置。
  20. 前記副プロセッサの前記解析データ取得手段は、前記動画像データのうち、当該副プロセッサにおける前記変換処理が行われていない未処理部分データに対する前記解析データを取得し、
    前記副プロセッサの前記変換処理手段は、前記解析データ取得手段が取得した前記未処理部分データに対する前記解析データに基づいて前記変換処理を行うことを特徴とする請求項1から19のいずれか一項に記載のビットレート変換装置。
  21. 符号化された動画像データのビットレート変換方法であって、
    ビットレート変換を指示し、当該ビットレート変換を統括する主プロセッサが、前記ビットレート変換に関するデータを保持するメインメモリが保持する前記動画像データを解析するデータ解析ステップと、
    前記主プロセッサが前記データ解析ステップにおける解析結果に基づいて、前記変換処理に利用する解析データを作成する解析データ作成ステップと、
    前記主プロセッサからの指示に基づいて、前記ビットレート変換に関する変換処理を行う副プロセッサが、前記解析データ作成ステップにおいて作成された前記解析データを取得する解析データ取得ステップと、
    前記副プロセッサが、前記解析データ取得ステップにおいて取得した前記解析データを利用して、前記動画像データの前記変換処理を行う変換処理ステップと
    を有することを特徴とするビットレート変換方法。
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