JP2006084079A - 加湿器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 給水槽からあふれ出た水を確実に貯溜できるだけの容量を確保できるようにする。
【解決手段】 加湿器本体1に対して着脱自在とされる水タンク2と、前記加湿器本体1に設けられ、前記水タンク2からの水Wが供給される蒸気発生手段3とを備え、該蒸気発生手段3から発生した水蒸気Sを外部へ放出させて室内を加湿する加湿器において、前記加湿器本体1に、前記水タンク2の下部に位置する給水槽8と、該給水槽8から前記蒸気発生手段3に至る通水路10と、前記給水槽8の回りに位置して前記給水槽8からあふれ出た水を貯溜する貯水槽11とを設けて、水タンク2から給水槽8へ余分な水Wが供給されるという現象が生じても、給水槽8からあふれ出た水Wは、貯水槽11に溜め込まれるようにしている。
【選択図】 図1

Description

本願発明は、加湿器に関し、さらに詳しくは、加湿器本体に対して着脱自在とされる水タンクと、前記加湿器本体に設けられ、前記水タンクからの水が供給される蒸気発生手段とを備え、該蒸気発生手段から発生した水蒸気を外部へ放出させて室内を加湿する加湿器に関するものである。
この種の加湿器は、主として家庭用に使用されており、冬季などの室内暖房時の乾燥防止用として使用されてきている。
このような使用形態をとっていると、加湿器に隣接して暖房器具がある状態で使用されることがあり、加湿器本体に対して着脱自在とされる水タンクが暖房器具の熱影響を受けて温度上昇することがある。すると、水タンク内の水がある程度減った状態においては、水タンク内の空気の膨張による圧力上昇により水タンク内の水が押し出されて、水タンク下方に位置する給水槽からあふれ出てしまうおそれがある。また、蒸気発生手段側からの熱水の逆流により、給水槽の水位が上昇する場合もあり、その場合にも、給水槽から水があふれ出るおそれがある。
このような事態に対処するために、給水槽の蒸気発生手段の反対側に位置して電気装備部に隣接するように給水槽からあふれ出た水を溜める貯水槽を設けたものが提案されている(特許文献1参照)。
特開2003−329271号公報(段落番号0042、0043)
ところが、上記特許文献1に開示されている技術の場合、給水槽の蒸気発生手段の反対側に位置して電気装備部に隣接するように給水槽からあふれ出た水を溜める貯水槽を設けるようにしているため、貯水槽の容量が限定されることとなり、給水槽からあふれ出る水の量が多いときに、対処できない場合が生ずるおそれがある。
本願発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、給水槽からあふれ出た水を確実に貯溜できるだけの容量を確保できるようにすることを目的とするものである。
本願発明では、上記課題を解決するための第1の手段として、加湿器本体に対して着脱自在とされる水タンクと、前記加湿器本体に設けられ、前記水タンクからの水が供給される蒸気発生手段とを備え、該蒸気発生手段から発生した水蒸気を外部へ放出させて室内を加湿する加湿器において、前記加湿器本体に、前記水タンクの下部に位置する給水槽と、該給水槽から前記蒸気発生手段に至る通水路と、前記給水槽の回りに位置して前記給水槽からあふれ出た水を貯溜する貯水槽とを設けている。
上記のように構成したことにより、加湿器を暖房器具に近い場所で使用した場合に、水タンクが暖房器具の熱影響を受けて、水タンク内の空気が膨張することによって水タンク内の圧力が上昇し、水タンクから給水槽へ余分な水が供給されるという現象が生ずるが、その時には、給水槽からあふれ出た水が、貯水槽に溜め込まれることとなる。従って、給水槽からあふれ出た水が加湿器本体の外方へ洩れ出て、周辺を汚すということがなくなる。
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第2の手段として、上記第1の手段を備えた加湿器において、前記給水槽に、前記通水路の入口となる切欠開口を設けるとともに、前記貯水槽と前記給水槽とを、前記切欠開口より高い隔壁によって区画することもでき、そのように構成した場合、正常な使用状態においては、水タンクから給水槽に供給された水は、通水路を介して蒸気発生手段側へ誘導されるが、異常使用状態(例えば、水タンク内の圧力が上昇するような使用状態)においては、給水槽からあふれ出た水が隔壁を乗り越えて貯水槽へ溜め込まれることとなり、正常使用状態と異常使用状態とに良好な対応できることとなる。
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第3の手段として、上記第2の手段を備えた加湿器において、前記給水槽の開口縁部に、前記加湿器本体の外郭の一部を形成し且つ前記貯水槽の開口縁部となる段部を設けることもでき、そのように構成した場合、給水槽の開口縁部からあふれ出た水は、貯水槽へ流れ込むが、貯水槽内に流れ込んだ水は、貯水槽の開口縁部となる段部を超える水位とならない限り、加湿器本体の外方へ流れ出るということがなくなる。
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第4の手段として、上記第1、第2又は第3の手段を備えた加湿器において、前記貯水槽を、前記給水槽の前記蒸気発生手段の反対側全域と前記給水槽の両側部位にかけて形成することもでき、そのように構成した場合、貯水槽の容積を可及的に大きくできることとなり、給水槽からあふれ出る水を確実に貯溜することができる。
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第5の手段として、上記第1、第2、第3又は第4の手段を備えた加湿器において、前記通水路に、前記蒸気発生手段側から前記給水槽への熱水の逆流を防止する逆流防止手段を着脱自在に設けるとともに、該逆流防止手段に、前記通水路における前記蒸気発生手段側において熱水の逆流を防止する第1の逆流防止壁と、前記通水路における前記給水槽側において熱水の逆流を防止すべく前記逆流防止壁より深い位置まで到達する第2の逆流防止壁とを設けることもでき、そのように構成した場合、蒸気発生手段からの熱水逆流は、第1の逆流防止壁である程度防止されるが、第1の逆流防止壁を通過した熱水は、第2の逆流防止壁によって防止されることとなり、蒸気発生手段から給水槽への熱水の逆流を確実に防止することができ、結果として給水槽から水があふれ出るのを未然に防止することができる。
本願発明の第1の手段によれば、加湿器本体に対して着脱自在とされる水タンクと、前記加湿器本体に設けられ、前記水タンクからの水が供給される蒸気発生手段とを備え、該蒸気発生手段から発生した水蒸気を外部へ放出させて室内を加湿する加湿器において、前記加湿器本体に、前記水タンクの下部に位置する給水槽と、該給水槽から前記蒸気発生手段に至る通水路と、前記給水槽の回りに位置して前記給水槽からあふれ出た水を貯溜する貯水槽とを設けて、加湿器を暖房器具に近い場所で使用した場合に、水タンクが暖房器具の熱影響を受けて、水タンク内の空気が膨張することによって水タンク内の圧力が上昇し、水タンクから給水槽へ余分な水が供給されるという現象が生じても、給水槽からあふれ出た水は、貯水槽に溜め込まれるようにしたので、給水槽からあふれ出た水が加湿器本体の外方へ洩れ出て、周辺を汚すということがなくなるという効果がある。
本願発明の第2の手段におけるように、上記第1の手段を備えた加湿器において、前記給水槽に、前記通水路の入口となる切欠開口を設けるとともに、前記貯水槽と前記給水槽とを、前記切欠開口より高い隔壁によって区画することもでき、そのように構成した場合、正常な使用状態においては、水タンクから給水槽に供給された水は、通水路を介して蒸気発生手段側へ誘導されるが、異常使用状態(例えば、水タンク内の圧力が上昇するような使用状態)においては、給水槽からあふれ出た水が隔壁を乗り越えて貯水槽へ溜め込まれることとなり、正常使用状態と異常使用状態とに良好な対応できることとなる。
本願発明の第3の手段におけるように、上記第2の手段を備えた加湿器において、前記給水槽の開口縁部に、前記加湿器本体の外郭の一部を形成し且つ前記貯水槽の開口縁部となる段部を設けることもでき、そのように構成した場合、給水槽の開口縁部からあふれ出た水は、貯水槽へ流れ込むが、貯水槽内に流れ込んだ水は、貯水槽の開口縁部となる段部を超える水位とならない限り、加湿器本体の外方へ流れ出るということがなくなる。
本願発明の第4の手段におけるように、上記第1、第2又は第3の手段を備えた加湿器において、前記貯水槽を、前記給水槽の前記蒸気発生手段の反対側全域と前記給水槽の両側部位にかけて形成することもでき、そのように構成した場合、貯水槽の容積を可及的に大きくできることとなり、給水槽からあふれ出る水を確実に貯溜することができる。
本願発明の第5の手段におけるように、上記第1、第2、第3又は第4の手段を備えた加湿器において、前記通水路に、前記蒸気発生手段側から前記給水槽への熱水の逆流を防止する逆流防止手段を着脱自在に設けるとともに、該逆流防止手段に、前記通水路における前記蒸気発生手段側において熱水の逆流を防止する第1の逆流防止壁と、前記通水路における前記給水槽側において熱水の逆流を防止すべく前記逆流防止壁より深い位置まで到達する第2の逆流防止壁とを設けることもでき、そのように構成した場合、蒸気発生手段からの熱水逆流は、第1の逆流防止壁である程度防止されるが、第1の逆流防止壁を通過した熱水は、第2の逆流防止壁によって防止され、蒸気発生手段から給水槽への熱水の逆流を確実に防止することができ、結果として給水槽から水があふれ出るのを未然に防止することができる。
以下、添付の図面を参照して、本願発明の好適な実施の形態について詳述する。
この加湿器は、図1および図2に示すように、加湿器本体1に対して着脱自在とされる水タンク2と、前記加湿器本体1に設けられ、前記水タンク2からの水Wが供給される蒸気発生手段3とを備え、該蒸気発生手段3から発生した水蒸気Sを外部へ放出させて室内を加湿する基本構成を有している。
前記加湿器本体1は、上面および側面上部を構成する合成樹脂製の上カバー部材4と、底面および側面下部を構成する合成樹脂製の下カバー部材5とからなっており、該上下カバー部材4,5は、ボルト装着筒6,7に装着されるボルト(図示省略)を介して一体的に結合されることとなっている。
前記上カバー部材4の上面には、前記水タンク2が着脱自在に装着される給水槽8、前記蒸気発生手段3を構成する蒸気発生容器9、該蒸気発生容器9と前記給水槽8とを連通する通水路10および後述する貯水槽11が形成されている。
一方、前記水タンク2は、内部の水Wの水位が外部から視認できるように透明な合成樹脂材料からなっており、その給水口12を下向きとして前記給水槽8に装着されることとなっている。該給水口12には、前記給水槽8の開口部より若干小さく形成されている。そして、中央部にスプリング14の付勢力により常閉とされる逆止弁15を上下摺動自在に支持する内向きの筒体16を備えたキャップ13が螺着脱自在に取り付けられている。また、このキャップ13の内面には、前記筒体16を囲繞するようにしてペットボトル17の口部17a(図1の仮想線参照)が螺着脱自在に取り付けられるネジ筒18が一体に立設されている。つまり、本実施の形態におけるキャップ13は、水タンク2用とペットボトル17用とに共用できることとなっているのである。さらに、前記キャップ13において装着時に下面となる部位外周縁には、水タンク2を給水槽8に装着した姿勢を安定させるための3個の円弧状突起19が等間隔で一体に突設されている。符号20は前記キャップ13の内面に貼設されたシールパッキンである。
前記給水槽8の内底面には、該内底面の中心部に位置して前記水タンク2の装着時において前記逆止弁15をスプリング14の付勢力に抗して押し上げることにより開弁状態となす中心突起21と、該中心突起21の回りの同一円周上に位置して前記水タンク2の装着時において前記キャップ13に当接される3個の突起22とが一体に突設されている。該突起22は、前記中心突起21より低くなっており、水タンク2の装着時においてそのキャップ13が突起22に当接した時、中心突起21により逆止弁15が押し上げられることとなっている。
また、この給水槽8の内底面には、前記突起22,22,22を囲むようにして該突起22,22,22と略同一高さのリング体23が一体に突設されている。該リング体23における蒸気発生手段3の反対側部位には、切欠部24が形成されている。このようにしたことにより、水タンク2から流出した水Wは、図2に示すように、リング体23の切欠24から出た後、リング体23の外側を通って通水路10へと流入する。つまり、水タンク2からの水Wが整流状態で通水路10へ流入することとなるのである。
前記蒸気発生手段3は、給水槽8から通水路10を介して供給された水Wを収容する蒸気発生容器9と、該蒸気発生容器9に収容された水Wを加熱する加熱手段として作用する電気ヒータ25と、前記蒸気発生容器9の上部に着脱蒸気に装着される蒸気排出筒26とからなっている。
前記電気ヒータ25は、熱良導体からなる熱盤27と、該熱盤27内に埋設されて発熱体として作用するシーズヒータ28とからなっている。前記熱盤27には、延設部27aが一体に形成されており、該延設部27aには、熱盤27の温度が異常上昇した時(換言すれば、空焚き状態となった時)に該温度を検知して熱応動して前記電気ヒータ25への通電を停止するサーモスタット29が設けられている。符号30はサーモスタット29をリセットするためのリセットスイッチであり、前記上カバー部材4の前部(換言すれば、蒸気発生手段3の反給水槽側)に上下摺動可能に取り付けられている。符号31は耐熱性のシールパッキンである。
前記蒸気排出筒26は、加湿器本体1の外郭を形成するカバー部26aと、該カバー部26aの下面から一体に垂設される筒部26bとからなっており、前記カバー部26aには、蒸気排出口32が形成されている。
前記通水路10は、前記給水槽8において前記蒸気発生容器9側に形成された切欠開口33を入口とし、前記蒸気発生容器9において前記給水槽8側に形成された切欠開口34を出口として構成されており、その中間部には、加湿器本体1の幅方向に広がりをもち、前記切欠開口34より深く且つ前記切欠開口33にまで連続する容積拡大部35が形成されている。そして、前記通水路10には、前記蒸気発生手段3側から前記給水槽8への熱水の逆流を防止する逆流防止手段36が着脱自在に設けられている。該逆流防止手段36には、前記通水路10における前記蒸気発生手段3側において熱水の逆流を防止する第1の逆流防止壁36aと、前記通水路10における前記給水槽8側において熱水の逆流を防止すべく前記第1の逆流防止壁36aより深い位置まで到達する第2の逆流防止壁36bとが設けられている。前記第1の逆流防止壁36aは、前記切欠開口34(即ち、出口)の前記給水槽8側に沿って設けられる一方、前記第2の逆流防止壁36bは、前記切欠開口33(即ち、入口)の前記蒸気発生手段3側に沿って設けられている。このようにすると、蒸気発生手段3からの熱水逆流は、第1の逆流防止壁36aである程度防止されるが、第1の逆流防止壁36aを通過した熱水は、第2の逆流防止壁36bによって防止され、蒸気発生手段3から給水槽8への熱水の逆流を確実に防止することができ、結果として給水槽3から水があふれ出るのを未然に防止することができる。符号37は逆流防止手段36の装着時に第2の逆流防止壁36bが挿入される縦溝であり、該縦溝37への第2の逆流防止壁36bの挿入により逆流防止手段36が安定状態で装着されることとなっている。
ところで、加湿器を暖房器具に近い場所で使用した場合には、水タンク2が暖房器具の熱影響を受けて、水タンク2内の空気が膨張することによって水タンク2内の圧力が上昇し、水タンク2から給水槽8へ余分な水が供給されるという現象が生じて、給水槽8から水があふれ出るおそれがある。また、特に、本実施の形態におけるように、サーモスタット29により電気ヒータ25をOFFするタイプの加湿器の場合、蒸気発生手段3側からの熱水の逆流により、給水槽8の水位が上昇する場合もあり、その場合にも、給水槽8から水があふれ出るおそれがある。
上記事態に対処するために、本実施の形態においては、前記給水槽8の回り(例えば、給水槽8の反蒸気発生手段側から給水槽8の両側部位にかけての部位)に、該給水槽8からあふれ出た水を貯溜するための貯水槽11が設けられている。そして、前記貯水槽11と前記給水槽8とは、前記切欠開口33(即ち、通水路10の入口)より高い隔壁38によって区画されており、前記給水槽8の開口縁部には、前記加湿器本体1の外郭の一部を形成し且つ前記貯水槽11の開口縁部となる段部39が設けられている。
水タンク2内の水Wが空気の膨張による圧力上昇によって排出される現象は、水タンク2内の水Wが約1/3以下に減った時に発生することが多いところから、前記貯水槽11の容量は、水タンク2の容量の1/3の水を貯溜し得る容量とするのが望ましい。そこで、本実施の形態におけるように、給水槽8の反蒸気発生手段側から給水槽8の両側部位にかけての部位に貯水槽11を形成しても容量が足りない場合が想定できるので、その場合には、給水槽8の反蒸気発生手段側から給水槽8の両側部位全体にかけての部位に貯水槽11を形成するのがより望ましい。
上記のように構成された加湿器においては、次のような作用効果が得られる。
水タンク2内に水Wを収容した状態で、この水タンク2を、キャップ13を螺着した給水口12を下向きとして給水槽8に装着すると、逆止弁15が中心突起21によって押し上げられて開弁状態とされ、内部の水Wが給水槽8に流出し、その後通水路10を介して蒸気発生手段3の蒸気発生容器9に供給される。該蒸気発生容器9に供給された水Wは加熱手段として作用する電気ヒータ25によって加熱沸騰され、水蒸気Sが発生する。このようにして発生した水蒸気Sは、蒸気排出筒26を介して蒸気排出口32から室内へ排出され、室内空気を加湿する。
ところで、この種の加湿器は、暖房器具とともに使用されることが多く、その場合には、暖房器具の熱影響を受けて水タンク2内の圧力が上昇し、水タンク2内の水Wが強制的に排出されるという現象が生ずることがある。このように現象が生じた場合、給水槽8から水Wがあふれ出ることがあるが、本実施の形態にかかる加湿器の場合、給水槽からあふれ出た水は、貯水槽11に溜め込まれることとなる。従って、給水槽8からあふれ出た水Wが加湿器本体1の外方へ洩れ出て、周辺を汚すということがなくなる。
また、本実施の形態においては、給水槽8に、通水路10の入口となる切欠開口33を設けるとともに、前記貯水槽11と前記給水槽8とを、前記切欠開口35より高い隔壁38によって区画するようにしているので、正常な使用状態においては、水タンク2から給水槽8に供給された水Wは、通水路10を介して蒸気発生手段3側へ誘導されるが、異常使用状態(例えば、水タンク2内の圧力が上昇するような使用状態)においては、給水槽8からあふれ出た水Wが隔壁38を乗り越えて貯水槽11へ溜め込まれることとなり、正常使用状態と異常使用状態とに良好な対応できることとなる。
また、給水槽8の開口縁部に、加湿器本体1の外郭の一部を形成し且つ貯水槽11の開口縁部となる段部39を設けているので、給水槽8の開口縁部からあふれ出た水Wは、貯水槽11へ流れ込むが、貯水槽11内に流れ込んだ水Wは、貯水槽11の開口縁部となる段部39を超える水位とならない限り、加湿器本体1の外方へ流れ出るということがなくなる。
上記実施の形態においては、蒸気発生手段として、電気ヒータにより水を加熱沸騰させて水蒸気を発生させるボイラータイプのものを採用しているが、超音波発振器を用いて水蒸気を発生させるタイプのものとすることもできる。
本願発明の実施の形態にかかる加湿器の縦断面図である。 本願発明の実施の形態にかかる加湿器において水タンク、蒸気排出筒および逆流防止手段を取り外した状態を示す平面図である。
符号の説明
1は加湿器本体
2は水タンク
3は蒸気排出手段
8は給水槽
10は通水路
11は貯水槽
26は逆流防止手段
26aは第1の逆流防止壁
26bは第2の逆流防止壁
33は切欠開口(入口)
34は切欠開口(出口)
38は隔壁
39は段部
Wは水
Sは水蒸気

Claims (5)

  1. 加湿器本体に対して着脱自在とされる水タンクと、前記加湿器本体に設けられ、前記水タンクからの水が供給される蒸気発生手段とを備え、該蒸気発生手段から発生した水蒸気を外部へ放出させて室内を加湿する加湿器であって、前記加湿器本体には、前記水タンクの下部に位置する給水槽と、該給水槽から前記蒸気発生手段に至る通水路と、前記給水槽の回りに位置して前記給水槽からあふれ出た水を貯溜する貯水槽とを設けたことを特徴とする加湿器。
  2. 前記給水槽には、前記通水路の入口となる切欠開口を設けるとともに、前記貯水槽と前記給水槽とを、前記切欠開口より高い隔壁によって区画したことを特徴とする請求項1記載の加湿器。
  3. 前記給水槽の開口縁部には、前記加湿器本体の外郭の一部を形成し且つ前記貯水槽の開口縁部となる段部を設けたことを特徴とする請求項2記載の加湿器。
  4. 前記貯水槽を、前記給水槽の前記蒸気発生手段の反対側全域と前記給水槽の両側部位にかけて形成したことを特徴とする請求項1、2および3のいずれか一項記載の加湿器。
  5. 前記通水路には、前記蒸気発生手段側から前記給水槽への熱水の逆流を防止する逆流防止手段を着脱自在に設けるとともに、該逆流防止手段には、前記通水路における前記蒸気発生手段側において熱水の逆流を防止する第1の逆流防止壁と、前記通水路における前記給水槽側において熱水の逆流を防止すべく前記逆流防止壁より深い位置まで到達する第2の逆流防止壁とを設けたことを特徴とする請求項1、2、3および4のいずれか一項記載の加湿器。
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