JP2006083917A - 部品の結合解放装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 任意のタイミングで部品を分離することができる部品の結合解放装置において、部品が結合されている場合の分離対抗力を高めた結合解放装置を提供し、また、そのような結合解放装置において部品の分離を確実にできる構成の結合解放装置を提供する。
【解決手段】 ハウジング11の内筒壁に貫通孔を設け、この貫通孔にボール14を配置する。内筒内に挿入された部品20は、その嵌合溝にボール14が嵌合されることによってハウジング11に結着される。ヒータ16への通電によって可溶融部材15が溶融すると、可動部材12は、ばね13からの応力によって、ボール14の外周方向への移動を許容する位置に移動し、部品20の解放状態が実現する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、部品を結合および解放する装置に関し、特に、任意のタイミングで部品の結合を解放できる部品結合解放装置に関する。
自動車や航空宇宙等の機械構造あるいは機構を利用する分野では、部品を結合あるいは締結すると共に、これら部品を利用状況に応じて解放したい場合がある。たとえば、航空宇宙分野では、人工衛星を宇宙空間に射出した後、畳み込んだ太陽電池パネルを展開するような場合がある。このような場合、太陽電池パネルを展開するタイミングは適正である必要があり、何らかの信号制御によって結合状態が解放される部品解放機構が必要になる。自動車産業においても同様に、何らかの信号制御によって適正なタイミングで結合状態が解放される部品解放機構の要請がある。
上記のような要請を満たし得る部品解放機構の一つとして、特許文献1に記載の締結・分離機構がある。特許文献1記載の締結・分離機構は、宇宙航行体と分離体との分離時の衝撃を小さくしかも確実な分離を行うことを目的とし、その構成として、分離体と被分離体とを有する。被分離体には、頭部とおねじ部とを有する分離ボルト、分離ボルトを(めねじ体とともに)分離体から引き抜く応力を与えるスプリング、これらを収容する収納ケースおよび連結板を有し、分離体には、分離ボルトのおねじ部に螺着されるめねじ体、めねじ体を固着する介在体、介在体を溶融する加熱ヒータとメッシュクロス、これらを収容するナットハウジングおよび取付板を有する。なお、介在体とめねじ体を共通の一部材にする例も示されている。この場合、分離ボルトとの螺着性向上のためにヘリサートを用いることが開示されている。また、介在体の材料としてパラフィン、はんだが例示されている。このような締結・分離機構によれば、従来火薬等により連結部を***して部品を分離していたのに対し、介在体を熱溶融させることにより分離を実現するので、分離時の衝撃を小さくできる効果がある。また、分離ボルトをスプリングにより引き抜くので確実な分離が実現できる効果がある。
特開平7−27119号公報
特許文献1記載の締結・分離機構では、分離体と被分離体との結着は、被分離体の一部である分離ボルトとめねじ体との螺着により実現され、めねじ体は介在体によって分離体に固着される。そして、めねじ体と介在体との固着は、介在体に形成された切り欠きがめねじ体に形成された溝に嵌合することにより実現される。つまり、分離体と被分離体との固着は、介在体の切り欠きとめねじ体の溝との嵌合によって実現され、特許文献1の図1から明らかに、分離体から被分離体が分離する方向は、介在体の切り欠き部にせん断応力を生ずる方向である。分離体からの被分離体の分離に抗するためには、介在体が、このせん断応力に十分に耐えるもので無ければならない。なお、特許文献1の図2に示されている構成では、めねじ体自体を熱溶融材料で構成する例も示されているが、この場合、熱溶融体であるめねじ体のねじ山にせん断応力が作用し、やはり、熱溶融体であるめねじ体にそのようなせん断応力に耐える特性が要求される。
しかし、熱溶融体である介在体あるいはめねじ体(同文献図2の構成の場合)は、その材料が熱溶融体であることから、一般に耐せん断性に乏しい材料にならざるを得ない。熱溶融体は融点が低く、そのような低融点材料の特徴として材料硬度は一般に低い。硬度と耐せん断性との間に明確な比例関係が存在するわけではないが、一般に硬度が高ければ耐せん断性は高く、硬度が低ければ耐せん断性は低いという相関の関係がある。よって、被分離体と分離体との分離対抗力は、締結を実現している熱溶融体の耐せん断応力によって制限され、熱溶融体の耐せん断性の低さから分離対抗力は低くならざるを得ない問題がある。
また、特許文献1記載の締結・分離機構では、熱溶融体である介在体あるいはめねじ体を溶融した後、その溶融された材料をメッシュクロスに吸収することによって、分離のための空間を確保する。しかし、メッシュクロスへの溶融材料の吸収は浸透圧を利用したものであって、確実にメッシュクロスに浸透されるとは限らない。分離体と被分離体との分離を確実にするためには、分離のための空間を積極的に確保する必要がある。
本発明の目的は、任意のタイミングで部品を分離することができる部品の結合解放装置において、部品が結合されている場合の分離対抗力を高めた結合解放装置を提供することにある。また、そのような結合解放装置において部品の分離を確実にできる構成の結合解放装置を提供することにある。
本明細書で開示する発明は、以下の通りである。すなわち、溶融が可能な可溶融部材と、前記可溶融部材を溶融させる溶融機構と、前記可溶融部材に接して配置され、前記可溶融部材が溶融した場合に前記可溶融部材が配置されていた方向に移動可能な可動部材と、前記可動部材に前記方向への応力を与える弾性部材と、分離可能な部品を結合すると共に、前記可溶融部材の溶融に起因する前記可動部材の前記方向への移動により、結合状態にあった前記分離可能な部品を解放状態にする部品結合解放機構と、を有する。
このような部品の結合解放装置によれば、分離可能部品の結合は、可溶融部材を含まない部品結合解放機構により実現される。そして、分離可能部品の解放は、可溶融部材の溶融に起因する可動部材の可溶融部材が存在した位置の方向への移動により実現する。つまり、可溶融材料には、部品の結合を維持するためのせん断応力は作用せず、その材料自体を押し潰す力が作用する。通常、材料を押し潰す力は、材料をせん断する力より大きく、よって、本部品の結合解放機構では、大きな分離対抗力が実現できる。
また、本発明の部品の結合解放機構では、可動部材を弾性部材により強制的に移動させ、結合状態を分離状態にする。このため、分離のための積極的な空間を確保することが可能になる。
具体的には、以下のような構成が提示できる。すなわち、前記分離可能な部品には、その側周面にボールの一部が嵌まり込む嵌合溝または嵌合孔を有する結合部を備え、前記部品結合解放機構には、内筒および外筒が同心筒状に形成された二重同心筒構造のハウジングと、前記内筒の周壁に形成された貫通孔に配置されるボールと、前記内筒と外筒の間をスライドする可動部材と、を備え、前記分離可能な部品の前記結合部が前記内筒の内部に挿入され、前記可動部材が第1スライド位置にあることによって前記ボールが前記内筒の中心方向に押圧され、前記ボールの前記中心方向への押圧によって前記嵌合溝または前記嵌合孔に前記ボールの一部が嵌まり込み、それにより前記分離可能な部品の前記結合部が前記ハウジングに結合され、前記可動部材が第2スライド位置にあることにより前記ボールが前記内筒の外周方向に移動することを許容され、前記ボールの前記外周方向への移動により前記ボールの前記嵌合溝または前記嵌合孔からの嵌り込みが解除され、それにより前記部品の前記結合部が前記ハウジングから解放され、前記弾性部材が、前記可動部材を前記第2スライド位置にする応力を与え、前記可溶融部材が、前記応力に抗して前記可動部材を前記第1スライド位置に維持するようなスペーサとして機能する部品の結合解放装置とすることができる。このような結合解放装置では、ボールの一部が部品側周面の嵌合溝あるいは嵌合孔に嵌合することにより結合を実現する。ボールおよび部品は十分な耐せん断性を備えた材料で構成できるから、部品の分離対抗力を十分に高めることができる。また、弾性部材からの応力により可動部材を第2スライド位置にスライドさせ、積極的に部品解放状態を実現する。この結果、部品の分離が確実に行える。
また、前記分離可能な部品には、ねじ山が螺設されたボルト部を有し、前記部品結合解放機構には、その解放状態においては前記ボルト部の外径より大きな内径になり、前記ボルト部に螺合した状態で前記ボルト部を螺着するヘリサートと、前記ヘリサートが前記ボルト部に螺合した状態での前記ヘリサートの外周に螺合する複数に分割されたヘリサートホルダと、を有し、前記ヘリサートが前記弾性部材として機能し、前記可溶融部材が、前記ヘリサートの弾性応力に抗して、前記ヘリサートが前記ボルト部に螺合しかつ前記複数のヘリサートホルダが前記ヘリサートの外周に螺合する螺合状態を維持する結合解放装置とすることができる。このような結合解放装置では、ヘリサートがボルト部に螺合しさらにそのヘリサートにリサートホルダが螺合することにより結合を実現する。ヘリサートおよびボルト部には十分な耐せん断性を備えた材料を適用できるから部品の分離対抗力を十分に高めることができる。また、可溶融部材が溶融し、ヘリサートおよびヘリサートホルダの束縛が解放されたときにはヘリサートの持つ弾性力によってその内径を拡張する。これによりねじ部には十分な解放空間が確保され、部品の確実な解放が実現できる。
なお、前記可溶融部材は、熱溶融可能な低融点材料とすることができ、前記溶融機構として、ヒータ手段または超音波発生手段を例示できる。また、低融点材料としては、錫を例示できる。
請求項1に記載の発明によれば、任意のタイミングで部品を分離することができる部品の結合解放装置において、分離可能部品の結合を可溶融部材を含まない部品結合解放機構により実現できる。このため可溶融材料には部品の結合を維持するためのせん断応力が作用せず、部品が結合されている状態での分離対抗力を高めることが可能になる。また、請求項1に記載の発明によれば、可動部材を弾性部材により強制的に移動させて結合状態を分離状態にするため、分離のための積極的な空間を確保することが可能になり、そのような結合解放装置における部品の分離を確実にすることができる。
また、請求項2に記載の発明によれば、前記した請求項1記載の発明による効果を、請求項2記載の構成によって実現できる。すなわち、ボールの一部が、分離可能な部品の側周面の嵌合溝あるいは嵌合孔に嵌合することにより結合を実現する。ボールおよび部品は十分な耐せん断性を備えた材料で構成できるから、部品の分離対抗力を十分に高めることができる。また、弾性部材からの応力により可動部材を第2スライド位置にスライドさせ、積極的に部品解放状態を実現する。この結果、部品の分離が確実に行える。
また、請求項3に記載の発明によれば、前記した請求項1記載の発明による効果を、請求項3記載の構成によって実現できる。すなわち、ヘリサートが分離可能部品のボルト部に螺合しさらにそのヘリサートにリサートホルダが螺合することにより結合を実現する。ヘリサートおよびボルト部には十分な耐せん断性を備えた材料を適用できるから部品の分離対抗力を十分に高めることができる。また、可溶融部材が溶融し、ヘリサートおよびヘリサートホルダの束縛が解放されたときにはヘリサートの持つ弾性力によってその内径を拡張する。これによりねじ部には十分な解放空間が確保され、部品の確実な解放が実現できる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1および図2は、本発明の一実施の形態である部品結合解放装置の一例を示した断面図である。図1は本実施の形態の部品結合解放装置に分離可能な部品が装着されている状態を示し、図2は本実施の形態の部品結合解放装置から分離可能な部品が抜き取られている状態を示している。図1および図2において、(a)は縦方向断面図を、(b)は、(a)におけるB−B線断面図を示す。
本実施の形態1の部品結合解放装置10は、ハウジング11と、可動部材12と、ばね13と、ボール14と、可溶融部材15と、ヒータ16と、キャップ17とを有する。部品結合解放装置10には分離可能な部品20が図の上部から挿入され、部品20を結合しあるいは解放状態にする。
図3は、ハウジング11を示した断面図である。ハウジング11は、外筒11aと内筒11bとが二重同心筒状に形成された部品結合解放装置10の一部品である。外筒11aと内筒11bの間の上面には上面板11cが形成され、後に詳述するばね13のストッパとして機能する。内筒11bの上面は開放されており、解放面の方向から部品20が挿入される。外筒11aの下面は開放されており、キャップ17によって封止される。内筒11bの下面には下面板11dが形成されているが、これは特に無くても良い。
内筒11bの周面には、貫通孔11eが形成されており、この貫通孔11eにはボール14が配置される。貫通孔11eの直径はボール14の直径より大きく、ボール14が内筒11bの厚さ方向で移動可能に構成される。また、ボール14の直径は内筒11bの厚さより大きな値であり、貫通孔11eにボール14を配置したとき、ボール14の一部分が貫通孔11eの厚さからはみ出すように構成される。なお、ボール14を貫通孔11eにセットしたときにボール14が内筒11bの内側に脱落しないよう貫通孔11eをテーパ状に形成してもよい。
ハウジング11は、前記のとおり外筒11a、内筒11b、上面板11cおよび下面板11dからなる(ただし下面板11dは無くても良い)が、これらは一体形成されたものであってもよく、別部品で構成されたものが溶接等により接着されたものであってもよい。ハウジング11の材料としては、熱で容易に溶融あるいは溶融しないステンレス、鋼等を例示できる。
図4は、可動部材12を示した断面図である。可動部材12は、外筒11aと内筒11bの間をスライドする円筒状の一部品である。可動部材12は筒の上下方向で上部12a、中間部12bおよび下部12cに分けられる。下部12cでの可動部材12の厚さは外筒11aおよび内筒11bの間隔にほぼ一致し、可動部材12が外筒11aと内筒11bの間で平行にスライドすることを担保する。
上部12aでは、その内径が大きくなるよう可動部材12の肉厚が細く形成されている。このような上部12aの内周面にボール14が当接する位置(第2スライド位置)に可動部材12がある場合、ボール14は外周方向に移動可能な余裕を有することになる。一方、可動部材12の中間部12bは上部12aより肉厚が厚く形成され、ボール14がそのような中間部12bの内周面に当接する位置(第1スライド位置)に可動部材12がある場合には、ボール14を内周方向に押圧することになる。図1では可動部材12が第1スライド位置にある状態を示し、図2では可動部材12が第2スライド位置のある状態を示す。
なお、可動部材12の外周面側にはばね13を受けるかぎ部12dを有し、ばね13の弾性応力によって可動部材12が第2スライド位置にスライドするよう常に応力を受けるようになっている。可動部材12の材料としては、熱で容易に溶融あるいは溶融しないステンレス、鋼等を例示できる。
ばね13は、可動部材12の外周面側に配置され、可動部材12が第2スライド位置にあるよう常に応力を与えるよう構成された弾性部材の一例である。ばね13としては弦巻ばねが例示できる。なお、ばね13の一例としてここでは弦巻ばねを例示しているが、可動部材12が第2スライド位置にあるよう応力を与えるものであるならば、ばね13は弦巻ばねである必要はない。ばね13の材料としては、熱で容易に溶融あるいは溶融せず、かつ弾性係数の大きな、りん青銅等を例示できる。
ボール14は、前記のとおり、貫通孔11eに配置される部品結合解放装置10の一部品である。前記のとおり、可動部材12が第1スライド位置にある状態では、ボール14が内筒11bの内周側に押圧され、後に説明する部品の嵌合孔または嵌合溝にボール14の一部が嵌まり込む。これによって部品20をハウジング11に結合する。ボール14の材料としては、熱で容易に溶融あるいは溶融しないステンレス、鋼等を例示できる。
可溶融部材15は、ばね13から可動部材12が受ける応力に抗して可動部材12を第1スライド位置に維持する部材であり、熱エネルギの印加によってそれ自体が溶融する部材である。可動部材12の第1スライド位置への維持は、可動部材12が第1スライド位置にあるときのキャップ17との間のスペースに可溶融部材15を挿入することにより実現する。可溶融部材15の溶融によって可動部材12は、ばね13からの応力に抗することができなくなり、第2スライド位置にスライドすることになる。なお、可溶融部材15は溶融前の部材であって、図1にはそれが表示されているが、図2においては可溶融部材15は既に溶融しており表示されていない。図2においては溶融した後の可溶融材料15'が表示されている。可溶融部材15の材料としては、熱で容易に溶融する錫、半田等を例示できる。
ヒータ16は、可溶融部材15への熱伝導が可能な位置に配置される可溶融部材15の溶融機構の一つである。ここでは、可溶融部材15を溶融させる溶融機構の一つとしてヒータ16を例示しているが、熱発生装置である必要はなく、たとえば可溶融部材15が超音波で溶融するような材料(たとえば半田)で構成されるなら、超音波発生装置でも良い。
キャップ17は、ハウジング11の外筒11aの下面開口を封止する一部品である。キャップ17がハウジング11の下面を封止することにより、可溶融部材15はキャップからの抗力を受けてばね13からの応力に抗することができる。キャップ17の材料としては、熱で容易に溶融あるいは溶融しないステンレス、鋼等を例示できる。
部品20は、ハウジング11の内筒11bに挿入可能な円筒状の部品であり、部品結合解放装置10に結合されあるいは部品結合解放装置10から解放される結着部品である。部品20の上面にはタップが切られており、ボルト21を螺着できるようにしている。ボルト21によって他の部品を結着することができる。また、部品20の外周面には、嵌合溝20aが形成されている。嵌合溝20aに前記ボール14の一部が嵌合することにより、部品20が部品結合解放装置10に結合され、ボール14が嵌合溝20aから外れるあるいは容易に外れる状態になって、部品20が部品結合解放装置10から解放される状態(解放状態)になる。なお、ここでは嵌合溝20aを例示するが、溝である必要はなく、孔でもよい。
上記のような構成の部品結合解放装置10の動作を以下に説明する。まず、部品20が結合された状態を実現するには、以下のように組立てを行う。まず、部品20の嵌合溝20aがハウジング11の貫通孔11eに当接するよう部品20をハウジング11の内筒11bに挿入する。そしてボール14を貫通孔11eにセットし、ばね13および可動部材12をハウジング11の外筒11aと内筒11bの間にセットする。次に、この状態では、可動部材12は、ボール14が内筒11bの中心方向に押圧されない第2スライド位置にあるため、可動部材12を第1スライド位置にスライドさせるとともに可溶融部材15をセットしてキャップ17を嵌める。この状態で、ボール14は内筒11bの中心方向に押圧されボール14の一部が嵌合溝20aに嵌合して、部品20は部品結合解放装置10に結合される。なお、ヒータ16は、予めキャップ17にセットしておくか、可溶融部材15をセットした後にセットすることにより、図1に示すように配置できる。
次に、上記の部品20が部品結合解放装置10に結合されている状態から部品20が開放される状態を説明する。ヒータ16に通電し、可溶融部材15に熱を加えることにより、可溶融部材15が溶融する。前記のとおり、可動部材12は常に可溶融部材15が存在する方向(第2スライド位置の方向)に応力を受けているので、可溶融部材15の溶融によってばね13からの応力に抗する存在がなくなり、可動部材12は第2スライド位置に移動する。可動部材12が第2スライド位置にある状態では、ボール14は内筒11bの中心方向に押圧されず、外周方向に容易に移動可能な状態にある。この状態では、ボール14は嵌合溝20aから容易に外れ、部品20が解放される状態になる。
上記した部品結合解放装置10によれば、部品20のハウジング11への結合が、ボール14により実現される。ボール14の材料は、熱等によって容易に溶融あるいは溶融する材料ではないため、その耐せん断性は極めて高い。よって、耐せん断性に優れた部品20の結合を実現できる。また、熱によって溶融する可溶融部材15は、完全に溶融される必要はなく、ばね13からの応力に抗しきれなくなった段階で部品20の解放状態が実現される。これは、ばね13と可動部材12との組み合わせによって実現できる機構であり、不完全な可溶融部材の溶融によっても確実に部品20の解放状態が実現できる。
(実施の形態2)
図5および図6は、本発明の他の実施の形態である部品結合解放装置の一例を示した断面図である。図5は本実施の形態2の部品結合解放装置に分離可能な部品が装着されている状態を示し、図6は本実施の形態2の部品結合解放装置から分離可能な部品が解放されている状態を示している。図5および図6において、(a)は縦方向断面図を、(b)は、(a)におけるB−B線断面図を示す。
本実施の形態2の部品結合解放装置30は、ハウジング31と、ヘリサートホルダ32と、ヘリサート33と、可溶融部材35と、ヒータ36と、キャップ37とを有する。部品結合解放装置30には分離可能な部品であるボルト40が螺着され、ボルト40を結合しあるいは解放状態にする。
ハウジング31は、図示するとおり他の部品を収納する筒状の部品結合解放装置30の一部品である。ハウジング31の上面にはボルト40を挿入する孔が形成され、底面は開放されている。底面はキャップ37によって封止される。ハウジング31は、その周面と上面が一体に形成されたものであるが、必ずしも一体形成される必要はなく、別部品で構成されたものが溶接等により接着されたものであってもよい。ハウジング31の材料としては、熱で容易に溶融あるいは溶融しないステンレス、鋼等を例示できる。
ヘリサートホルダ32は、その内側面にねじ山が形成された円筒状部品であり、3つのヘリサートホルダ32で1つの円筒が構成されるようにしたものである。3つのヘリサートホルダ32によって構成された円筒の内側には、ねじ山に沿ってヘリサート33が配置されることになる。ヘリサートホルダ32の材料としては、熱で容易に溶融あるいは溶融しないステンレス、鋼等を例示できる。なお、ここでは3つのヘリサートホルダ32によって1つの円筒が構成される例を示しているが、1つの円筒を構成するヘリサートホルダ32の数に特に制限はない。2つ、4つ、あるいはそれ以上でも良い。
ヘリサート33は、その自由状態における外径が前記3つのヘリサートホルダ32によって構成される円筒の内径より大きな、螺状線である。自由状態におけるヘリサート33の外径が3つのヘリサートホルダ32による円筒の内径より大きいため、3つのヘリサートホルダ32による円筒内にヘリサート33を納めるには、その外径を小さくするために、ヘリサート33をその弾性力に抗して螺状に捻る必要がある。このような状態で3つのヘリサートホルダ32による円筒に何らの束縛がなければ、ヘリサート33の弾性力によって各ヘリサートホルダ32は分離し、外周方向に押し出されることになる。この束縛を与えるのが次に説明する可溶融部材35である。なお、ヘリサート33の材料としては、熱で容易に溶融あるいは溶融しないステンレス、鋼等を例示できる。また、熱で容易に溶融あるいは溶融せず、かつ弾性係数の大きな、りん青銅等を例示できる。
可溶融部材35は、ヘリサート33から受ける応力に抗してヘリサートホルダ32を円筒状に維持する部材であり、熱エネルギの印加によってそれ自体が溶融する円筒状部材である。なお、可溶融部材35を円筒状に構成して、この円筒による締付けによってヘリサートホルダ32に束縛を与える他、円筒状に構成されたヘリサートホルダ32とヒータ36との隙間に可溶融部材35を配置し、可溶融部材35の存在方向へのヘリサートホルダ32の移動を制限することによってヘリサートホルダ32の円筒形状を維持することも可能である。この場合、可溶融部材35は、円筒状に形成される必要はなく、各ヘリサートホルダ32の移動を制限する限り、任意な形状が採用でき、また、分割して配置することも可能である。なお、可溶融部材35は溶融前の部材であって、図5にはそれが表示されているが、図6においては可溶融部材35は既に溶融しており表示されていない。図6においては溶融した後の可溶融材料35'が表示されている。可溶融部材35の材料としては、熱で容易に溶融する錫、半田等が例示できる。
ヒータ36は、可溶融部材35の外周に配置される可溶融部材35の溶融機構の一つである。ここでは、可溶融部材35を溶融させる溶融機構の一つとしてヒータ36を例示しているが、熱発生装置である必要はなく、たとえば可溶融部材35が超音波で溶融するような材料(たとえば半田)で構成されるなら、超音波発生装置でも良い。
キャップ37は、ハウジング31の下面開口を封止する一部品である。キャップ37の材料としては、熱で容易に溶融あるいは溶融しないステンレス、鋼等を例示できる。
図5に示す部品結合解放装置30は以下のように組立てることができる。ハウジング31内にヒータ36および可溶融部材35をセットし、さらに円筒形状にしたヘリサートホルダ32を配置して、その内部に捻ったヘリサート33をセットする。その後、キャップ37を配置する。このようにして組立てられた部品結合解放装置30では、その上部の開口からヘリサート33の内側面で構成されたネジ部を望むことができ、このネジ部にボルト40のねじ山を螺着することができる。これにより、部品を部品結合解放装置30に結着することが可能である。
一方、ヒータ36に通電し可溶融部材35が溶融し始めると、ヘリサートホルダ32は、ヘリサート33からの応力を受けて円筒形状が崩れ、外周方向に移動を開始する。つまり、ヘリサートホルダ32は、可動部材として機能する。ヘリサートホルダ32が外周方向に十分に押し出されると、ヘリサート33の内径が広がり、ボルト40のねじ山の外径より大きくなる。この状態は、何時でもボルト40が部品結合解放装置30から分離できる解放状態である。
上記した部品結合解放装置30によれば、ボルト40の部品結合解放装置30への結合が、ヘリサート33により実現される。ヘリサート33の材料は、熱等によって容易に溶融あるいは溶融する材料ではないため、その耐せん断性は極めて高い。よって、耐せん断性に優れたボルト40の結合を実現できる。また、熱によって溶融する可溶融部材35は、完全に溶融される必要はなく、ヘリサート33からの応力に抗しきれなくなった段階でボルト40の解放状態が実現される。これは、弾性部材として機能するヘリサート33と可動部材として機能するヘリサートホルダ32との組み合わせによって実現できる機構であり、不完全な可溶融部材の溶融によっても確実にボルト40の解放状態が実現できる。
以上、本発明を具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。たとえば、上記した実施の形態では、可溶融部材として熱溶融する部材を説明した。しかし、特定の溶剤等によって溶融する材料を用いてもよく、この場合、溶融機構としては特定の溶剤を供給する機構を例示できる。
本願発明は、機械構成部品の分離を任意のタイミングで行うことができる部品結合解放装置に関する発明であり、機械分野全般に適用することが可能な発明である。
本発明の一実施の形態である部品結合解放装置の結合状態における一例を示した断面図であり、(a)は縦方向断面図を、(b)は、(a)におけるB−B線断面図を示す。 本発明の一実施の形態である部品結合解放装置の解放状態における一例を示した断面図であり、(a)は縦方向断面図を、(b)は、(a)におけるB−B線断面図を示す。 ハウジング11を示した断面図である。 可動部材12を示した断面図である。 本発明の他の実施の形態である部品結合解放装置の結合状態における一例を示した断面図であり、(a)は縦方向断面図を、(b)は、(a)におけるB−B線断面図を示す。 本発明の他の実施の形態である部品結合解放装置の解放状態における一例を示した断面図であり、(a)は縦方向断面図を、(b)は、(a)におけるB−B線断面図を示す。
符号の説明
10…部品結合解放装置、11…ハウジング、11a…外筒、11b…内筒、11c…上面板、11d…下面板、11e…貫通孔、12…可動部材、12a…上部、12b…中間部、12c…下部、12d…かぎ部、13…ばね、14…ボール、15…可溶融部材、15'…可溶融材料、16…ヒータ、17…キャップ、20…部品、20a…嵌合溝、21…ボルト、30…部品結合解放装置、31…ハウジング、32…ヘリサートホルダ、33…ヘリサート、35…可溶融部材、35'…可溶融材料、36…ヒータ、37…キャップ、40…ボルト。

Claims (3)

  1. 溶融可能な可溶融部材と、
    前記可溶融部材を溶融させる溶融機構と、
    前記可溶融部材に接して配置され、前記可溶融部材が溶融した場合に前記可溶融部材が配置されていた方向に移動可能な可動部材と、
    前記可動部材に前記方向への応力を与える弾性部材と、
    分離可能な部品を結合すると共に、前記可溶融部材の溶融に起因する前記可動部材の前記方向への移動により、結合状態にあった前記分離可能な部品を解放状態にする部品結合解放機構と、
    を有する部品の結合解放装置。
  2. 前記分離可能な部品には、その側周面にボールの一部が嵌まり込む嵌合溝または嵌合孔を有する結合部を備え、
    前記部品結合解放機構には、内筒および外筒が同心筒状に形成された二重同心筒構造のハウジングと、前記内筒の周壁に形成された貫通孔に配置されるボールと、前記内筒と外筒の間をスライドする可動部材と、を備え、
    前記分離可能な部品の前記結合部が前記内筒の内部に挿入され、前記可動部材が第1スライド位置にあることによって前記ボールが前記内筒の中心方向に押圧され、前記ボールの前記中心方向への押圧によって前記嵌合溝または前記嵌合孔に前記ボールの一部が嵌まり込み、それにより前記分離可能な部品の前記結合部が前記ハウジングに結合され、
    前記可動部材が第2スライド位置にあることにより前記ボールが前記内筒の外周方向に移動することを許容され、前記ボールの前記外周方向への移動により前記ボールの前記嵌合溝または前記嵌合孔からの嵌り込みが解除され、それにより前記分離可能な部品の前記結合部が前記ハウジングから解放され、
    前記弾性部材が、前記可動部材を前記第2スライド位置にする応力を与え、
    前記可溶融部材が、前記応力に抗して前記可動部材を前記第1スライド位置に維持するようなスペーサとして機能する請求項1記載の部品の結合解放装置。
  3. 前記分離可能な部品には、ねじ山が螺設されたボルト部を有し、
    前記部品結合解放機構には、
    その解放状態においては前記ボルト部の外径より大きな内径になり、前記ボルト部に螺合した状態で前記ボルト部を螺着するヘリサートと、
    前記ヘリサートが前記ボルト部に螺合した状態で前記ヘリサートの外周に螺合する複数に分割されたヘリサートホルダと、を有し、
    前記ヘリサートが前記弾性部材として機能し、
    前記可溶融部材が、前記ヘリサートの弾性応力に抗して、前記ヘリサートが前記ボルト部に螺合しかつ前記複数のヘリサートホルダが前記ヘリサートの外周に螺合する螺合状態を維持する請求項1記載の部品の結合解放装置。
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