JP2006083885A - 流体ホース - Google Patents

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Abstract

【課題】 蛇腹形状部を有する柔軟な流体ホースの耐久性を向上する。
【解決手段】 管状に形成されたゴム層22の外面側に、ゴム層22の内圧による変形を抑制する補強糸層23を配置する、柔軟性を有する流体ホースにおいて、ゴム層22は、内周直管形状部221と、内周直管形状部221の外周側に形成され、山部222aと谷部222bとを有する蛇腹形状部222とを有している。これによると、ホース内圧により補強糸層23が伸びた際にも、ゴム層22の蛇腹形状部222がホース内圧により変形することを内周直管形状部221により抑制できる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、蛇腹形状部を有する柔軟な流体ホースに関するもので、車両用空調装置の冷媒ホースとして好適なものである。
本出願人は、先に、蛇腹形状を有する柔軟な流体ホースを特許文献1にて提案している。この従来技術では、山部と谷部を有する蛇腹形状部をゴム材料にて形成するとともに、この山部と谷部に金属線や硬質樹脂製の棒状材等で形成された補強部材を蛇腹形状部の円周方向に沿ってリング状に埋設して蛇腹形状部を補強している。
特開2004−68887号公報
ところで、本発明者らは上記従来技術について具体的に実験検討したところ、以下の理由で耐久性に難点があることが分かった。
図8は上記従来技術の流体ホースにおいて、ゴム層22の蛇腹形状部222の非加圧時における断面形状を示し、図9は上記従来技術の加圧時における蛇腹形状部222の断面形状を示す。
上記従来技術では、蛇腹形状部222が一定の厚みで山部222aと谷部22bを交互に繰り返す断面形状になっているので、ホース内部に圧力を印加すると、図9に示すようにホース内圧により補強部材23がホース軸方向に伸びるとともに、蛇腹形状部222の山部222aも補強部材23の伸びに追従してホース軸方向に伸びる。
このため、蛇腹形状部222の山部222a付近の断面形状は、図8に示す三角状の形状から図9に示す平らな形状に変形することになる。その際に、蛇腹形状部222の山部222a付近のゴム材料の伸長量が過大となって過大な応力を発生し、ゴム材料の耐久性に悪影響を及ぼすことが分かった。
本発明は上記点に鑑み、蛇腹形状部を有する流体ホースの耐久性を向上することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、管状に形成されたゴム層(22)の外面側に、ゴム層(22)の内圧による変形を抑制する補強部材(23)を配置する、柔軟性を有する流体ホースであって、
ゴム層(22)は、内周直管形状部(221)と、内周直管形状部(221)の外周側に形成され、山部(222a)と谷部(222b)とを有する蛇腹形状部(222)とを有していることを特徴としている。
これによると、ホース内圧により補強部材(23)が伸びた際にも、ゴム層(22)の蛇腹形状部(222)がホース内圧により変形することを内周直管形状部(221)により抑制できるので、蛇腹形状部(222)を有する流体ホースの耐久性を向上できる。
また、直管形状の流体ホースに比較すれば、蛇腹形状部(222)の形成による柔軟性を発揮できるので、振動吸収性が高いとともに、車両等の狭いスペースへの搭載に際しても流体ホースの曲げが容易であるので、搭載性が高い。
請求項2に記載の発明では、管状に形成されたゴム層(22)の外面側に、ゴム層(22)の内圧による変形を抑制する補強部材(23)を配置する、柔軟性を有する流体ホースであって、
ゴム層(22)は、山部(222a)と谷部(222b)とを有する蛇腹形状部(222)と、蛇腹形状部(222)よりもばね常数の大きい弾性体からなり、谷部(222b)に充填される谷部充填材(223)とを有していることを特徴としている。
これによると、蛇腹形状部(222)よりもばね常数の大きい弾性体からなる谷部充填材(223)は蛇腹形状部(222)よりも弾性変形しにくいから、ホース内圧により補強部材(23)が伸びた際にも、谷部充填材(223)により蛇腹形状部(222)の変形を抑制できる。これにより、蛇腹形状部を有する流体ホースの耐久性を向上できる。
また、直管形状の流体ホースに比較すれば、蛇腹形状部(222)の形成による柔軟性を発揮できるとともに、谷部充填材(223)も弾性体であるので、振動吸収性が高いとともに、流体ホースの曲げが容易であるので、車両等の狭いスペースへの搭載性が高い。
請求項3に記載の発明のように、請求項2に記載の流体ホースにおいて、ゴム層(22)と谷部充填材(223)を一体成形にて形成すれば、ゴム層(22)と谷部充填材(223)との一体構造を効率よく低コストにて製造できる。
請求項4に記載の発明では、管状に形成されたゴム層(22)の外面側に、ゴム層(22)の内圧による変形を抑制する補強部材(23)を配置する、柔軟性を有する流体ホースであって、
ゴム層(22)は山部(222a)と谷部(222b)とを有する蛇腹形状に形成され、
谷部(222b)に蛇腹形状の変形を抑制する別体のリング(224)を装着することを特徴としている。
これによると、ホース内圧により補強部材(23)が伸びた際にも、ゴム層(22)の蛇腹形状部(222)がホース内圧により変形することを別体のリング(224)により抑制できるので、蛇腹形状部(222)を有する流体ホースの耐久性を向上できる。
また、直管形状の流体ホースに比較すれば、蛇腹形状部(222)の形成による柔軟性を発揮できるので、振動吸収性が高いとともに、流体ホースの曲げが容易であるので、車両等の狭いスペースへの搭載性が高い。
請求項5に記載の発明のように、請求項4に記載の流体ホースにおいて、リング(224)は、谷部(222b)上に直接装着され、補強部材(23)は別体のリング(224)の外面側に配置される構成を採用できる。
請求項6に記載の発明のように、請求項4に記載の流体ホースにおいて、補強部材(23)の外面側に外面ゴム層(24)が配置され、
別体のリング(224)は、外面ゴム層(24)の外面側において谷部(222b)に対応する部位に装着するようにしてもよい。
請求項7に記載の発明のように、請求項4ないし6のいずれか1つに記載の流体ホースにおいて、別体のリング(224)は剛体であり、この剛体のリング(224)の断面形状を、滑らかな曲面を形成する断面形状にすれば、剛体のリング(224)によるゴム層(22)の傷つきを防止できる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
(第1実施形態)
図1〜図3は、本発明の第1実施形態を示すもので、本実施形態は本発明を車両空調用冷凍サイクルの冷媒ホースに適用した例を示す。図1は車両空調用冷凍サイクルのうち車両エンジンルーム内に搭載される機器を示す概略図であって、圧縮機10は図示しない車両エンジンに装着され、車両エンジンの回転動力によりベルト等を介して駆動される。
この圧縮機10の吐出側は、金属製の冷媒配管11、高圧側冷媒ホース12および金属製の冷媒配13を介して凝縮器14の冷媒入口部14aに接続される。凝縮器14は車両ボディに搭載される。
凝縮器14の冷媒出口部14bは高圧側の金属製冷媒配管15、図示しない膨張弁等で構成される減圧装置等を介して、車室内側に配置される室内ユニット部の蒸発器(図示せず)の冷媒入口部に接続される。
室内ユニット部の蒸発器の冷媒出口部は図1の低圧側の金属製冷媒配管16に接続され、更に、低圧側冷媒ホース17および低圧側の金属製冷媒配管18を介して圧縮機10の吸入側に接続される。
図2は高圧側および低圧側の冷媒ホース12、17部分を取り出して拡大図示するもので、金属製冷媒配管11、18、13、16の一端部の外周面上にそれぞれ円筒状の金属スリーブ19を所定間隙を開けて嵌合装着し、そして、冷媒ホース12、17の両端部を、それぞれ金属製冷媒配管11、18、13、16の一端部の外周面と金属スリーブ19の内周面との間に挿入する。
その後に、金属スリーブ19をその径寸法が縮小するようにかしめ加工して、冷媒ホース12、17の両端部を金属製冷媒配管11、18、13、16の一端部に強固に結合する。金属製冷媒配管11、18、13、16の他端部にはそれぞれコネクタ部20を設け、このコネクタ部20によって金属製冷媒配管11、18、13、16の他端部をそれぞれ接続相手部に接続する。なお、冷媒配管11、18、13、16、金属スリーブ19およびコネクタ部20の材質は通常アルミニウムである。
高圧側および低圧側の冷媒ホース12、17は、要求される耐圧強度、ホース径寸法等は異なるものの、ホース構造自体は同一でよいので、以下の説明は高圧側および低圧側の冷媒ホース12、17の区別をせず、まとめて行う。
図3(a)は第1実施形態による冷媒ホース12、17の軸方向断面図で、図3(b)は図3(a)のうちゴム層単体の断面図である。本実施形態による冷媒ホース12、17は、その内周側から外周側へ向かって4層の積層構造になっている。
最内周部に位置する内面樹脂層21は、サイクル内封入冷媒が透過して大気側へ洩れることを防止するもので、ナイロン等の樹脂で直管形状に成形されている。この内面樹脂層21の外側には内面ゴム層22が積層される。
この内面ゴム層22は、封入冷媒の大気側への洩れおよび大気側からの水分侵入を防止する役割と、冷媒ホース12、17に加わる振動を減衰する役割とを果たすものである。このため、内面ゴム層22の材質としては、気体や水分の透過性が低いとともに、衝撃吸収性が高くて防振性に優れたゴム材を選択する。具体的には、ブチルゴムが内面ゴム層22の材質として好適である。
内面ゴム層22は図3(b)に示すように、内周直管形状部221と、内周直管形状部221の外周側に形成された蛇腹形状部222とを有する管状に形成されている。
蛇腹形状部222は山部222aと谷部222bとを交互に繰り返す形状である。内周直管形状部221の径方向の所定厚み寸法tと蛇腹形状部222の山部222aの内側部がすべてゴム材で充満した断面形状になっている。このような断面形状を有する内面ゴム層22は型成形にて一体物として成形できる。
内面ゴム層22の外面側には補強糸層23が配置される。この補強糸層23は、内面ゴム層22がホース内圧(冷媒圧力)によって変形することを抑制する補強部材をなす。この補強糸層23は、機械的強度が高い樹脂、例えば、PET樹脂(ポリエチレンテレフタレート)で製造された繊維糸を内面ゴム層22の外面側の全周にわたって網状に編組したものである。
補強糸層23の外面側には最外層をなす外面ゴム層24が配置される。この外面ゴム層24は冷媒ホース12、17の外面保護層としての役割、すなわち、補強糸層23が外部機器に直接接触して傷つくことを防止する役割、あるいはホースの耐油性、耐候性を向上する等の役割を果たす。外面ゴム層24の具体的材質としては、EPDM(エチレン・プロピレン・ジエン共重合ゴム)、EPM(エチレン・プロピレン・共重合ゴム)等が好適である。
次に、第1実施形態による作用効果を説明すると、車両空調用冷凍サイクルの運転状態では、冷媒ホース12、17内部に冷媒圧力が作用する。特に、高圧側冷媒ホース12では圧縮機10の冷媒吐出圧による高い冷媒圧力が作用する。
この冷媒圧力、すなわち、ホース内圧の印加によって、従来技術では、蛇腹形状部の山部付近の断面形状が、前述のごとく図8に示す三角状の形状から図9に示す平らな形状に変形して、山部付近のゴム材料の伸長量が過大となって、ゴム材料の耐久性に悪影響を及ぼしていた。
これに対し、第1実施形態では、内面樹脂層21を介してホース内圧が印加される内面ゴム層22を、内周側に位置する内周直管形状部221と、この内周直管形状部221の外周側に形成された蛇腹形状部222とを有する管状の一体形状にしているから、蛇腹形状部222の内周側(谷部222b側)を内周直管形状部221で補強するとともに山部222aの内部をゴム材料で充満した構造になっている。
これにより、蛇腹形状部222の山部222aを直接押し広げる方向にホース内圧が作用することがない。従って、従来技術のごとく内面ゴム層22の山部222a付近のゴム材料の伸長量が過大となることが発生せず、内面ゴム層22、ひいては冷媒ホース12、17の耐久性を向上できる。
また、第1実施形態による内面ゴム層22の蛇腹形状であると、従来技術の蛇腹形状に比較して、ホース軸方向の伸縮性、曲げ柔軟性等がある程度低下することになるが、蛇腹形状部222は山部222aと谷部222bによる蛇腹形状(波形状)を形成しているから、図4の比較例のように内面ゴム層22を完全な直管形状に形成するものに比較して、第1実施形態はホース軸方向の伸縮性、曲げ柔軟性を十分高めることができる。
従って、車両空調用冷凍サイクルの運転状態では、車両エンジン側の振動系と車両ボディ側の振動系との振動差等に起因して冷媒ホース12、17に加わる振動の減衰作用を図4の比較例より十分高めることができる。
また、冷媒ホース12、17は、狭隘な車両エンジンルーム内にて非常にスペース的制約の強い条件下で搭載しなければならないが、第1実施形態によると、蛇腹形状部222の存在により曲げ柔軟性を図4の比較例よりも十分高めることができる。この結果、冷媒ホース12、17を容易に曲げることができるので、狭隘な車両エンジンルーム内でも、図4の比較例に比して冷媒ホース12、17の搭載作業性が良好となる。
(第2実施形態)
第1実施形態では、内面ゴム層22を内周直管形状部221と蛇腹形状部222とからなる形状に形成しているが、第2実施形態では図5に示すように、第1実施形態の内周直管形状部221を廃止し、その代わりに、蛇腹形状部222の谷部222bに充填される谷部充填材223を設けている。
この谷部充填材223は、蛇腹形状部222とは異なる材質であって、蛇腹形状部222よりもばね常数の大きい弾性体、すなわち、蛇腹形状部222よりも弾性変化しにくい弾性体、具体的には弾性を有する樹脂で構成される。ここで、蛇腹形状部222と谷部充填材223は、型成形による2色成形の手法で一体成形できる。
なお、内面樹脂層21は内面ゴム層22の蛇腹形状部222に対応した蛇腹形状に成形されている。そして、蛇腹形状部222と谷部充填材223の外面側に補強糸層23が配置され、補強糸層23の外面側に外面ゴム層24が配置される。
第2実施形態によると、蛇腹形状部222が厚み一定の比較的薄肉構造であっても、谷部222bに蛇腹形状部222より弾性変化しにくい谷部充填材223を充填しているので、蛇腹形状部222の山部222aが内圧によって平らになるように変形することを抑制できる。
第2実施形態においても、冷媒ホース12、17の振動減衰作用および曲げ柔軟性は第1実施形態と同程度のレベルを確保できる。
なお、図5では、谷部充填材223を、谷部222bの全深さの1/2付近まで充填する例を図示しているが、これは一例であり、谷部充填材223の充填深さは、山部222aの変形抑制作用と、振動減衰作用および曲げ柔軟性等とのバランスを考慮して増減してよい。
(第3実施形態)
第2実施形態では、内面ゴム層22の蛇腹形状部222の谷部222bに充填される谷部充填材223を設けているが、第3実施形態では図6に示すように、谷部充填材223の代わりに別体リング224を谷部222bに装着する。
この別体リング224は、内面ゴム層22のゴム材質に比較して十分大きい機械的強度を有する樹脂または金属製の剛体であって、閉じた環状の形状になっている。別体リング224は蛇腹形状部222の各谷部222bごとにそれぞれ独立して装着される。
別体リング224の内径は、内面ゴム層22の谷部222bの部分の外径と同等に設定するから、内面ゴム層22の山部222aを径内方へ弾性変形させて別体リング224を各谷部222bに装着する。
また、別体リング224の断面形状は、円形あるいは長円状のごとく滑らかな曲面を形成する断面形状に設定する。これにより、別体リング224の装着時およびホース使用状態において内面ゴム層22が傷つくことを回避できる。
第3実施形態によると、蛇腹形状部222の谷部222bに別体リング224を装着することにより、内面ゴム層22の蛇腹形状の変形を抑制できるので、第2実施形態と同等の作用効果を発揮できる。
(第4実施形態)
第3実施形態では、内面ゴム層22の蛇腹形状部222の谷部222b上に別体リング224を直接装着する例を図示しているが、第4実施形態では図7に示すように、内面ゴム層22の蛇腹形状部222の外面側に補強糸層23を配置し、補強糸層23の外面側に外面ゴム層24を配置し、そして、外面ゴム層24の外面側において谷部222bの対応部位に別体リング224を装着する。
つまり、第4実施形態は、別体リング224を蛇腹形状部222の谷部222b上に間接的に装着するものである。
このようにしても、別体リング224によって内面ゴム層22の蛇腹形状の変形を抑制でき、第2、第3実施形態と同等の作用効果を発揮できる。
(他の実施形態)
なお、上記の各実施形態では、内面ゴム層22に形成する蛇腹形状部222として、大径部である山部222aと、小径部である谷部222bとをホース軸方向に交互に繰り返す波状の形状を形成しているが、蛇腹形状部222として、山部222aと谷部222bとをホース軸方向に螺旋状に連続して形成する形状を採用してもよい。
このように、蛇腹形状部222として螺旋状の形状を採用する場合には別体リング224として螺旋状の谷部222bに対応して延在するコイル状の部材を用いればよい。
また、別体リング224の形状を上記実施形態では閉じた環状の形状にしているが、別体リング224の形状はこれに以外に種々変形可能である。例えば、別体リング224として、各谷部222bごとにそれぞれ対応した独立の部材であって、端部が接合されることなく、所定距離に渡って重複して配置されたコイル状の部材であってもよい。
また、別体リング224として、各谷部222bごとにそれぞれ対応した独立の部材であって、端部が接合されることなく対向配置されている部材か、あるいは端部が所定距離離れて配置されたC状の部材であってもよい。
また、上記の各実施形態では、いずれも内面樹脂層21を設置しているが、内面ゴム層22により必要な冷媒洩れ防止作用を確保できる場合もあり、この場合は内面樹脂層21を廃止できる。
また、本発明は車両空調用冷凍サイクルの冷媒ホースに限定されることなく、種々な用途の流体ホース一般に広く適用できる。
本発明の具体的適用例を示す車両空調用冷凍サイクルの部分説明図である。 図1における冷媒ホース部分の正面図である。 (a)は本発明の第1実施形態による冷媒ホースの軸方向断面図、(b)は(a)の内面ゴム層単体の断面図である。 本発明の比較例による冷媒ホースの軸方向断面図である。 本発明の第2実施形態による冷媒ホースの軸方向断面図である。 本発明の第3実施形態による冷媒ホースの軸方向断面図である。 本発明の第4実施形態による冷媒ホースの軸方向断面図である。 従来技術の流体ホースの非加圧時における断面形状を示す部分断面図である。 従来技術の流体ホースの加圧時における断面形状を示す部分断面図である。
符号の説明
22…内面ゴム層、23…補強糸層(補強部材)、221…内周直管形状部、
222…蛇腹形状部、222a…山部、222b…谷部、223…谷部充填材、
224…別体リング。

Claims (7)

  1. 管状に形成されたゴム層(22)と、前記ゴム層(22)の外面側に配置され、前記ゴム層(22)の内圧による変形を抑制する補強部材(23)とを備える柔軟性を有する流体ホースであって、
    前記ゴム層(22)は、内周直管形状部(221)と、前記内周直管形状部(221)の外周側に形成され、山部(222a)と谷部(222b)とを有する蛇腹形状部(222)とを有していることを特徴とする流体ホース。
  2. 管状に形成されたゴム層(22)と、前記ゴム層(22)の外面側に配置され、前記ゴム層(22)の内圧による変形を抑制する補強部材(23)とを備える柔軟性を有する流体ホースであって、
    前記ゴム層(22)は、山部(222a)と谷部(222b)とを有する蛇腹形状部(222)と、前記蛇腹形状部(222)よりもばね常数の大きい弾性体からなり、前記谷部(222b)に充填される谷部充填材(223)とを有していることを特徴とする流体ホース。
  3. 前記ゴム層(22)と前記谷部充填材(223)は一体成形にて形成されることを特徴とする請求項2に記載の流体ホース。
  4. 管状に形成されたゴム層(22)と、前記ゴム層(22)の外面側に配置され、前記ゴム層(22)の内圧による変形を抑制する補強部材(23)とを備える柔軟性を有する流体ホースであって、
    前記ゴム層(22)は山部(222a)と谷部(222b)とを有する蛇腹形状に形成され、
    前記谷部(222b)に前記蛇腹形状の変形を抑制する別体のリング(224)を装着することを特徴とする流体ホース。
  5. 前記別体のリング(224)は、前記谷部(222b)上に直接装着され、前記補強部材(23)は前記別体のリング(224)の外面側に配置されることを特徴とする請求項4に記載の流体ホース。
  6. 前記補強部材(23)の外面側に外面ゴム層(24)が配置され、
    前記別体のリング(224)は、前記外面ゴム層(24)の外面側において前記谷部(222b)に対応する部位に装着されることを特徴とする請求項4に記載の流体ホース。
  7. 前記別体のリング(224)は剛体であり、前記別体のリング(224)の断面形状は、滑らかな曲面を形成する断面形状であることを特徴とする請求項4ないし6のいずれか1つに記載の流体ホース。
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