JP2006080699A - 固体撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 モニタリングモード時において、複雑な補正処理を必要とせず且つ出力信号線の特性劣化のない固体撮像装置を提供する。
【解決手段】 複数の画素が2次元に配列された撮像部1と、前記撮像部を垂直方向に走査し、映像信号を出力させる前記画素を選択する垂直走査回路7と、前記撮像部を水平方向に走査し、映像信号を出力させる前記画素を選択する水平走査回路8と、前記撮像部の全画素に係る映像信号を出力するための、出力する画素群が各々異なる第1及び第2の水平信号線4−1,4−2と、前記撮像部の特定の画素のみに係る前記映像信号を出力するためのモニタリングモード用水平信号線4−3と、前記第1及び第2の水平信号線を選択する全画素読み出しモード及び前記モニタリングモード用水平信号線を選択するモニタリングモードを設定するモード設定制御部11とで固体撮像装置を構成する。
【選択図】 図 1

Description

この発明は、固体撮像装置に関し、特にその読み出し手法を改良した固体撮像装置に関する。
従来の一般的なMOS型固体撮像装置は、撮像部、垂直走査回路、列回路、及び水平走査回路から構成されている。そして、撮像部は2次元マトリックス状に配置された複数の画素から構成されており、特に撮像部が高画素数である場合、それらの全画素の映像信号を単一の出力信号線から順次出力すると、高い動作周波数が必要となる。それを回避するためには、撮像部からの映像信号を複数の出力信号線により並列に出力する必要がある。
このように高画素数の固体撮像装置では、動作周波数を抑えるために、複数の出力信号線を設け、該出力信号線から映像信号を並列に出力する構成となるが、該固体撮像装置において、撮像部の一部の領域からの映像信号のみを読み出すモニタリングモード読み出しを行う場合には、前記複数の出力信号線のいずれかの出力信号線を使用することになる。なお、モニタリングモードとは、間引き読み出し・間引き加算読み出し・ブロック読み出しあるいはそれらを組み合わせた読み出し手法のことである。
ここで、間引き読み出しとは、撮像部内の特定された行(あるいは列)からの画素信号のみを周期的に読み出し、それ以外の画素信号の読み出しは省き、間引いて読み出す読み出し手法である。間引き加算読み出しとは、間引き読み出しされた画素信号を更に行(あるいは列)加算して読み出す読み出し手法である。ブロック読み出しとは、撮像部内の行(あるいは列)方向に連続した部分的な撮像領域からの画素信号のみを読み出す読み出し手法である。
図7〜9は、出力信号線を2本有する固体撮像装置において、モニタリングモード読み出し機能を設けた場合の従来技術による構成を示したものである。
例えば、特開平11−191891号公報に開示されているような、図7に示す従来の2線出力の固体撮像装置は、2次元マトリクス状に配置された複数の画素Px1-1〜Px3-8からなる、図示例では3×8画素構成の撮像部1と、列方向に配列された画素に共通に接続された垂直信号線2−1〜2−8と、各垂直信号線2−1〜2−8に接続された列回路3−1〜3−8からなる列回路部3と、奇数列の垂直信号2−1,2−3,・・・を列回路3及び列選択トランジスタS1-SW1〜S1-SW4を介して接続した第1の水平信号線4−1と、偶数列の垂直信号線2−2,2−4,・・・を列回路部3及び列選択トランジスタS2-SW1〜S2-SW4を介して接続した第2の水平信号線4−2と、偶数列の垂直信号線2−2,2−4,・・・を第1の水平信号線4−1に接続するモニタリングモード用列選択トランジスタM−SW2〜M−SW8と、第1及び第2の水平信号線4−1,4−2に接続された第1及び第2の出力回路5−1,5−2と、行方向に配列された画素に共通に接続された行選択線6−1,6−2,6−3と、該行選択線6−1,6−2,6−3を介して画素を駆動する垂直走査回路7と、前記各列選択トランジスタS1-SW1〜S1-SW4,S2-SW1〜S2-SW4,M−SW2〜M−SW8を駆動する水平走査回路8とで構成されている。
このように構成されている固体撮像装置において、全画素読み出しをする場合には、垂直走査回路7から行選択線6−1,6−2,6−3を介して供給される行選択信号により読み出し行を選択し、選択された読み出し行の画素からの映像信号を垂直信号線2−1〜2−8を介して各列回路3−1〜3−8に保持し、水平走査回路8から供給される列選択/非選択信号により、列選択トランジスタM−SW2,4,6,8を非選択状態とし、列選択トランジスタS1-SW1〜4及びS2-SW1〜4を順次選択することにより、奇数列の画素からの映像信号は第1の水平信号線4−1に、偶数列の画素からの映像信号は第2の水平信号線4−2に転送し、第1及び第2の出力回路5−1,5−2から通常読み出し用出力S1-OUT,S2-OUTとして並列に出力する。
次に、モニタリングモード読み出しをする場合には、モニタリングモードで読み出される領域内において、垂直走査回路7から供給される行選択信号により読み出し行を選択し、選択された読み出し行の画素からの映像信号を各列回路3−1〜3−8に保持し、水平走査回路8から供給される列選択/非選択信号により、列選択トランジスタS1-SW1〜4,及びS2-SW1〜4を非選択状態とし、列選択トランジスタM−SW2,4,6,8,・・・を順次選択することにより、この例では偶数列の画素からの映像信号を第1の水平信号線4−1に転送し、第1の出力回路5−1からモニタリングモード用出力M−OUTとして出力する。
図8に示す構成の従来の固体撮像装置は、列選択トランジスタS1-SW1〜8及びS2-SW1〜8と第1及び第2の水平信号線4−1,4−2との接続態様、及び列回路部3の各列回路3−1〜3−8が映像信号を保持する2つの保持部(図示せず)を有している点が、図7に示した従来例と異なるだけで、他の部分の構成は同様である。すなわち、この従来例では、各列回路3−1〜3−8の一方の保持部が列選択トランジスタS1-SW1〜S1-SW8を介して第1の水平信号線4−1に接続され、各列回路3−1〜3−8の他方の保持部が列選択トランジスタS2-SW1〜S2-SW8を介して第2の水平信号線4−2に接続されている。
このように構成されている固体撮像装置において、全画素読み出しをする場合には、垂直走査回路7から行選択線6−1〜6−3を介して供給される第1の行選択信号により第1の読み出し行を選択し、選択された画素からの映像信号を垂直信号線2−1〜2−8を介して列回路3−1〜3−8の一方の保持部に、次に、第2の行選択信号により第2の読み出し行を選択し、選択された画素からの映像信号を垂直信号線2−1〜2−8を介して列回路3−1〜3−8の他方の保持部に、それぞれ保持させる。そして、水平走査回路8から供給される列選択/非選択信号により、列選択トランジスタS1-SW1〜8及びS2-SW1〜8を順次選択することにより、各列回路の一方の保持部に保持されている第1の読み出し行に係る画素からの映像信号は第1の水平信号線4−1に、他方の保持部に保持されている第2の読み出し行に係る画素からの映像信号は第2の水平信号線4−2に、それぞれ転送し、第1及び第2の出力回路5−1,5−2から通常読み出し用出力S1-OUT,S2-OUTとして並列に出力する。
次に、モニタリングモード読み出しをする場合には、モニタリングモードで読み出される領域内において、垂直走査回路7から供給される行選択信号により読み出し行を選択し、選択された画素からの映像信号を垂直信号線2−1〜2−8を介して列回路3−1〜3−8の一方の保持部に保持し、水平走査回路8から供給される列選択/非選択信号により、列選択トランジスタS2-SW1〜8を非選択状態とし、列選択トランジスタS1-SW1〜8を順次選択することにより、各列回路部の一方の保持部に保持されている映像信号を第1の水平信号線4−1に転送し、第1の出力回路5−1からモニタリングモード用出力M−OUTとして出力する。
図9に示す従来の固体撮像装置では、撮像部1が複数の領域、この図示例では第1及び第2の2つの領域1−1,1−2に水平方向に分割されて構成されており、各領域1−1,1−2に対応させて第1及び第2の水平信号線4−1,4−2が設けられている。また、列選択トランジスタS1-SW1〜4及びS2-SW1〜4と第1及び第2の水平信号線4−1,4−2との接続もそれに対応した接続構成となっている。更に水平走査回路8もそれに対応して、2つの領域8−1,8−2に分割されている。それ以外の構成は図7に示した従来例と同様である。
このように構成された固体撮像装置において、全画素読み出しをする場合には、垂直走査回路7から行選択線6−1〜6−3を介して供給される行選択信号により読み出し行を選択し、選択された画素からの映像信号を列回路3−1〜3−8に保持し、2つの領域8−1,8−2に分割されている水平走査回路8から供給される列選択/非選択信号により、撮像部1の各領域1−1,1−2毎に対応して設けられた第1及び第2の水平信号線4−1,4−2に接続された各列選択トランジスタS1-SW1〜4,S2-SW1〜4を並列に順次選択することにより、各列回路3−1〜3−8に保持されている画素からの映像信号を第1及び第2の水平信号線4−1,4−2に転送し、第1及び第2の出力回路5−1,5−2から通常読み出し用出力S1-OUT,S2-OUTとして並列に出力する。
この従来例において、モニタリングモード読み出しをする場合には、モニタリングモードで読み出される領域内において、垂直走査回路7から行選択線6−1〜6−3を介して供給される行選択信号により読み出し行を選択し、選択された画素からの映像信号を列回路3−1〜3−8に保持し、2つの領域8−1,8−2に分割されている水平走査回路8から供給される列選択/非選択信号により、撮像部1の各領域1−1,1−2毎に対応して設けられた第1及び第2の水平信号線4−1,4−2に接続された各列選択トランジスタS1-SW1〜4あるいはS2-SW1〜4を並列に順次選択することにより、各列回路3−1〜3−8に保持されている画素からの映像信号を第1及び第2の水平信号線4−1,4−2に転送し、第1及び第2の出力回路5−1,5−2からモニタリングモード用出力M1-OUT,M2-OUTとして並列に出力する。
特開平11−191891号公報
ところで、図9に示した従来例のように、撮像部が複数の領域に分割されて構成されている固体撮像装置においては、モニタリングモード読み出しを行う場合は、映像信号が複数に分割された撮像領域に各々接続された複数の出力信号線(水平信号線)から出力されることになり、出力信号線間の寄生容量バラツキに起因する利得バラツキにより映像信号バラツキが発生する。このような、モニタリングモード時における出力信号線間の寄生容量バラツキに起因する利得バラツキによる映像信号バラツキを抑えるためには、複雑な補正処理を必要とするという問題があった。
また、図7及び図8に示した従来例のように、撮像部が複数の領域に分割されていない構成の固体撮像装置において、モニタリングモード読み出しを行う場合は、複数の出力信号線(水平信号線)のうちの特定の出力信号線をモニタリングモード読み出しにも使用することになり、該出力信号線のみを過度に使用することによる使用頻度の差に起因する出力信号線の特性劣化の発生を避けられないという問題点がある。
更に、前記モニタリングモード時において間引き加算読み出し処理を行う場合、列回路内で加算処理が行われるが、その場合、一般的に複雑な列回路を必要とし、その駆動方法も必然的に複雑となる。また、加算された映像信号をそのまま出力回路に転送すると信号レベルが大きくなり、出力回路の有効な入出力レンジを容易に超えてしまうという問題点がある。
本発明は、従来の固体撮像装置における上記問題点を解消するためになされたものであり、複雑な補正処理を必要とせず、且つ、出力信号線の特性劣化の生じない固体撮像装置を提供することを目的とする。請求項毎の目的を述べると、請求項1〜3に係る発明は、モニタリングモード時において撮像部が複数の領域に分割されて構成されている場合でも複雑な補正処理を必要とせず、また撮像部が複数の領域に分割されていない構成の場合であっても、出力信号線の特性劣化の発生をなくした固体撮像装置を提供することを目的とする。請求項4及び5に係る発明は、複雑な列回路及びその駆動方法を必要とせず、且つ信号レベルの制御を容易にすることが可能な固体撮像装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に係る発明は、複数の画素が2次元に配列された撮像部と、前記撮像部を垂直方向に走査し、映像信号を出力させる前記画素を選択する垂直走査回路と、前記撮像部を水平方向に走査し、映像信号を出力させる前記画素を選択する水平走査回路と、前記撮像部の全画素に係る映像信号を出力するための、出力する画素群が各々異なる複数の出力信号線からなる第1の出力信号線と、前記撮像部の特定の画素のみに係る前記映像信号を出力するための第2の出力信号線と、前記第1の出力信号線を選択する第1のモード及び前記第2の出力信号線を選択する第2のモードを設定するモード設定制御部とで固体撮像装置を構成するものである。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る固体撮像装置において、前記第2のモードに係る、前記特定の画素を選択するための水平あるいは垂直走査回路の少なくとも一方を更に有することを特徴とするものである。
請求項3に係る発明は、請求項1に係る固体撮像装置において、前記モード設定制御部は、前記第2のモードとして、映像信号を出力する前記撮像部の画素を水平又は垂直方向の少なくとも一方の方向で間引いて選択する間引き読み出し走査モード、該間引き読み出し走査モードにて出力された、複数の異なる画素の映像信号を加算する間引き加算読み出し走査モード、あるいは、前記撮像部の特定の領域の画素群を選択するブロック読み出し走査モードの少なくとも一つを設定することを特徴とするものである。
請求項4に係る発明は、請求項1又は2に係る固体撮像装置において、前記モード設定制御部は、前記第2のモードとして、映像信号を出力する前記画素を水平又は垂直方向の少なくとも一方の方向で間引いて選択し、出力された、複数の異なる画素の映像信号を加算する間引き加算読み出し走査モードを有し、前記第2の出力信号線は、前記間引き加算読み出し走査モードにおける、加算される画素数と同一の本数の出力信号線を有することを特徴とするものである。
請求項5に係る発明は、請求項1〜3のいずれか1項に係る固体撮像装置において、前記第2の出力信号線は、出力する画素群が各々異なる複数の出力信号線からなり、入力端子に前記第2の出力信号線に係る複数の出力信号線が接続され、その出力端子に、各出力信号線の映像信号を加算又は減算した映像信号を出力する信号演算部を更に有することを特徴とするものである。
請求項6に係る発明は、請求項4に係る固体撮像装置において、入力端子に前記第2の出力信号線に係る複数の出力信号線が接続され、その出力端子に、各出力信号線の映像信号を加算又は減算した映像信号を出力する信号演算部を更に有することを特徴とするものである。
請求項1〜3に係る発明によれば、第2のモード選択時においては、第1のモード選択時に使用する出力信号線を使用することがなく、したがって、出力信号線の使用頻度の差に起因する出力信号線の特性劣化の発生を防止し、また各出力信号線間の寄生容量バラツキに起因する利得バラツキによる映像信号バラツキを補正するための複雑な補正処理を必要としないため、信号処理が容易で低消費電力化が可能となる。特に、請求項2に係る発明によれば、撮像部が複数の領域に分割された固体撮像装置においては、各領域に共通に接続された第2のモード用出力信号線から映像信号を容易に取り出すことができる。請求項4に係る発明によれば、間引き加算読み出し走査モード時において、列回路内で加算する等の複雑な回路構成及びその駆動手段を必要としないという利点が得られる。請求項5及び6に係る発明によれば、信号演算部で映像信号を加算又は減算することで、容易に信号レベルの制御が可能となる。
次に、発明を実施するための最良の形態について図を参照しながら説明する。
図1は、本発明に係る固体撮像装置の実施例1の構成を示す回路構成図である。この実施例は、請求項1に係る発明の実施例に対応するもので、モニタリングモード用水平信号線4−3、及び各列回路3−1〜3−8を前記モニタリングモード用水平信号線4−3に接続するためのモニタリングモード用列選択トランジスタM−SW1〜8を設け、更に垂直走査回路7,水平走査回路8及び列回路部3へモード設定制御信号を送出するモード設定制御部11と、該モード設定制御部11へのモード切換信号を送出するモード切換信号発生部12とを設けた以外の構成は、図7に示した従来例と同様な構成である。
このように構成された固体撮像装置において、モード設定制御部11からのモード設定制御信号により設定された全画素読み出しの動作に関しては、図7に示した従来例と同様であり、その説明は省略する。この構成の固体撮像装置においてモニタリングモード読み出しをする場合には、モード設定制御部11により設定されたモニタリングモードで読み出される領域内において、垂直走査回路7から行選択線6−1〜6−3を介して供給される行選択信号により読み出し行を選択し、選択された読み出し行の画素からの映像信号を垂直信号線2−1〜2−8を介して列回路3−1〜3−8に保持し、水平走査回路8から供給される列選択/非選択信号により、列選択トランジスタS1-SW1〜4及びS2-SW1〜4を非選択状態にし、列選択トランジスタM−SW1〜8を順次選択することにより、モニタリングモード用水平信号線4−3に列回路3−1〜3−8に保持されている前記モニタリングモード映像信号を転送し、該モニタリングモード用水平信号線4−3に接続されたモニタリングモード用出力回路5−3から映像信号をモニタリングモード用出力M−OUTとして出力する。
このように構成することにより、モニタリングモード時において全画素読み出し用の水平信号線4−1,4−2を使用する必要がなくなる。モニタリングモード時に全画素読み出しに使用する水平信号線を重複して使用すると、全画素読み出し用水平信号線を過度に使用することになり、前記水平信号線間での使用頻度の差に起因する水平信号線の特性劣化が発生する。これに対して、本実施例のようにモニタリングモード用水平信号線4−3を別個に設けることで、この特性劣化の発生をなくすことができる。
図2は、本発明に係る固体撮像装置の実施例2の構成を示す回路構成図である。この実施例も、請求項1に係る発明の実施例に対応するもので、モニタリングモード用水平信号線4−3及び各列回路3−1〜3−8の一方の保持部を前記モニタリングモード用水平信号線4−3に接続するためのモニタリングモード用列選択トランジスタM−SW1〜8を設け、更に実施例1と同様にモード設定制御部11とモード切換信号発生部12とを設けた以外の構成は、図8に示した従来例と同様な構成である。
このように構成された固体撮像装置において、モード設定制御部11からのモード設定制御信号により設定された全画素読み出しの動作に関しては、図8に示した従来例と同様であり、その説明は省略する。この構成の固体撮像装置においてモニタリングモード読み出しをする場合には、モード設定制御部11により設定されたモニタリングモードで読み出される領域内において、垂直走査回路7から行選択線6−1〜6−3を介して供給される行選択信号により読み出し行を選択し、選択された読み出し行の画素からの映像信号を垂直信号線2−1〜2−8を介して列回路3−1〜3−8の一方の保持部に保持し、水平走査回路8から供給される列選択/非選択信号により、列選択トランジスタS1-SW1〜4及びS2-SW1〜4を非選択状態にし、列選択トランジスタM−SW1〜8を順次選択することにより、モニタリングモード用水平信号線4−3に列回路3−1〜3−8の一方の保持部に保持されている前記モニタリングモード映像信号を転送し、該モニタリングモード用水平信号線4−3に接続されたモニタリングモード用出力回路5−3から映像信号をモニタリングモード用出力M−OUTとして出力する。
このように構成することにより、モニタリングモード時において全画素読み出し用の水平信号線4−1,4−2を使用する必要がなくなる。モニタリングモード時に全画素読み出しに使用する水平信号線を重複して使用すると、全画素読み出し用水平信号線を過度に使用することになり、前記水平信号線間での使用頻度の差に起因する水平信号線の特性劣化が発生する。これに対して、本実施例のようにモニタリングモード用水平信号線4−3を別個に設けることで、この特性劣化の発生をなくすことができる。
図3は、本発明に係る固体撮像装置の実施例3の構成を示す回路構成図である。この実施例は、請求項1及び2に係る発明の実施例に対応するもので、モニタリングモード用水平信号線4−3,各列回路3−1〜3−8をモニタリングモード用水平信号線4−3に接続するためのモニタリングモード用列選択トランジスタM−SW1〜8,及び該モニタリングモード用列選択トランジスタM−SW1〜8を駆動するモニタリングモード用水平走査回路9を設け、更に実施例1と同様にモード設定制御部11とモード切換信号発生部12とを設けた構成になっている。それ以外の構成は、図9に示した従来例と同様な構成である。
このように構成された固体撮像装置において、モード設定制御部11からのモード設定制御信号により設定された全画素読み出しの動作に関しては、図9に示した従来例と同様であり、その説明は省略する。この構成の固体撮像装置においてモニタリングモード読み出しをする場合には、モード設定制御部11により設定されたモニタリングモードで読み出される領域内において、垂直走査回路7から行選択線6−1〜6−3を介して供給される行選択信号により読み出し行を選択し、選択された読み出し行の画素からの映像信号を垂直信号線2−1〜2−8を介して列回路3−1〜3−8に保持し、水平走査回路8から供給される列選択/非選択信号により、列選択トランジスタS1-SW1〜4及びS2-SW1〜4を非選択状態とし、列選択トランジスタM−SW1〜8をモニタリングモード用水平走査回路9により順次選択することにより、モニタリングモード用水平信号線4−3に列回路3−1〜3−8に保持されているモニタリングモード映像信号を転送し、前記モニタリングモード用水平信号線4−3に接続されたモニタリングモード用出力回路5−3から映像信号をモニタリングモード用出力M−OUTとして出力する。
このように構成することにより、モニタリングモード時において、図9に示した従来例のように複数の水平信号線を使用する必要がなくなる。複数の水平信号線を用いて映像信号を出力すると、水平信号線間の寄生容量バラツキに起因する利得バラツキによる映像信号バラツキが発生する。これに対して、本実施例のようにモニタリングモード用の別個の水平信号線4−3及び別個の水平走査回路9を設けることで、映像信号バラツキを補正するための複雑な補正処理をなくすことができる。
図4は、本発明に係る固体撮像装置の実施例4の構成を示す回路構成図である。この実施例は、請求項3及び4に係る発明の実施例に対応するもので、モニタリングモードの間引き加算(この実施例では、2行加算)読み出しに対応するように構成したものである。図4から明らかなように、2本のモニタリングモード用の第1及び第2の水平信号線4−3−1,4−3−2が設けられており、各列回路3−1〜3−8の一方の保持部をモニタリングモード用の第1の水平選択線4−3−1に接続するためのモニタリングモード用列選択トランジスタM1-SW1〜8,及び各列回路3−1〜3−8の他方の保持部をモニタリングモード用の第2の水平選択線4−3−2に接続するためのモニタリングモード用列選択トランジスタM2-SW1〜8が設けられている。それ以外の構成は図3に示した実施例3と同様な構成である。
このように構成された固体撮像装置において、モード設定制御部11からのモード設定制御信号により設定された全画素読み出しの動作に関しては、図9に示した従来例と同様であり、その説明は省略する。この構成の固体撮像装置においてモニタリングモードの間引き加算読み出しを行う場合には、モード設定制御部11により設定されたモニタリングモードで読み出される領域内において、垂直走査回路7から行選択線6−1〜6−3を介して供給される第1の行選択信号により第1の読み出し行を選択し、選択された読み出し行の画素からの映像信号を垂直信号線2−1〜2−8を介して列回路3−1〜3−8の一方の保持部に、次に、第2の行選択信号により第2の読み出し行を選択し、選択された読み出し行の画素からの映像信号を垂直信号線2−1〜2−8を介して列回路3−1〜3−8の他方の保持部に、それぞれ保持し、水平走査回路8から供給される列選択/非選択信号により、列選択トランジスタS1-SW1〜4及びS2-SW1〜4を非選択状態とし、列選択トランジスタM1-SW1〜8及びM2-SW1〜8をモニタリングモード用水平走査回路9により順次選択することにより、列回路3−1〜3−8の一方及び他方の保持部に保持されているモニタリングモード映像信号を、モニタリングモード用の第1及び第2の水平信号線4−3−1,4−3−2にそれぞれ転送し、該水平信号線4−3−1,4−3−2に接続されたモニタリングモード用の第1及び第2の出力回路5−3−1,5−3−2から該映像信号を、モニタリングモード用出力M1-OUT,M2-OUTとして並列に出力する。図示してはいないが該出力回路5−3−1,5−3−2の後段に増幅器等を共通に接続することにより容易に(2行)加算された信号を得ることができる。
このように構成することにより、間引き加算読み出し時に行加算される各行からの映像信号を、それぞれ対応したモニタリングモード用の第1及び第2の水平信号線から並列に取り出すことができる。なお、本例ではモニタリングモード用の水平信号線を2本設けた例を示したが、更に増やしても構わない。また、本実施例においては、モード設定制御部11の制御や出力信号の取り出し方により、通常の間引き読み出し、あるいはブロック読み出しを行うことができる。
次に、本発明に係る固体撮像装置の実施例5について説明する。この実施例は、モニタリングモード用の水平信号線に接続される出力回路部の構成に関するもので、請求項1〜4に係る発明の実施例に対応するものである。図5は、図1〜図3に示した実施例1〜3に対するモニタリングモード用の出力回路部の構成を示す回路構成図である。この実施例に係るモニタリングモード用の出力回路部は、図5に示すように、モニタリングモード用水平信号線4−3にモニタリングモード用出力回路5−3を介して電流を(加)減算できる電流電圧変換部13が接続されている。この電流電圧変換部13は、可変電流源13−1と増幅器13−2と抵抗13−3とからなる一般的な電流電圧増幅器で構成されている。
このように構成されたモニタリングモード用の出力回路部においては、モニタリングモード用水平信号線4−3に転送された映像信号は、モニタリングモード用出力回路5−3を介して電流電圧変換部13の入力部に転送されて読み出される。
このような構成にすることにより、列加算(水平方向の画素信号の加算)をした場合においても、電流を(加)減算することで容易に信号レベルを制御し、有効な入出力レンジ内におさめることが可能となる。なお、画素からの信号が電流モードである場合には、モニタリングモード用出力回路5−3は省略可能である。
次に、本発明に係る固体撮像装置の実施例6について説明する。この実施例は、図4に示した実施例4におけるモニタリングモード用の間引き加算(この実施例では2行加算)読み出しに対応した出力回路部の構成に関するもので、請求項5及び6に係る発明の実施例に対応するものである。この実施例に係るモニタリングモード用の出力回路部は、図6に示すように、モニタリングモード用の第1及び第2の水平信号線4−3−1,4−3−2にモニタリングモード用の第1及び第2の出力回路5−3−1,5−3−2を介して電流を(加)減算できる電流電圧変換部14が接続されて構成されている。この電流電圧変換部14は、図5に示した実施例5と同様な、可変電流源14−1と増幅器14−2と抵抗14−3の他に、モニタリングモード用の第2の出力回路5−3−2の出力端をモニタリングモード用の第1の出力回路5−3−1の出力端に接続するためのスイッチ15とで構成されている。なお、スイッチ15はモード設定制御部11からモードに応じて出力される駆動信号ΦMIXでON・OFF制御されるようになっている。
このように構成された実施例6における出力回路部においては、モニタリングモード用の第1及び第2の水平信号線4−3−1,4−3−2及びモニタリングモード用の第1及び第2の出力回路5−3−1,5−3−2を介して転送された映像信号は、電流電圧変換部14の入力部に入力され、駆動信号ΦMIXによりスイッチ15をONすることにより2行加算されて読み出される。
このように構成することにより、行加算をした場合においても、電流を(加)減算することで容易に信号レベルを制御し、有効な入出力レンジ内におさめることが可能となる。なお、画素からの信号が電流モードである場合には、モニタリングモード用の第1及び第2の出力回路5−3−1,5−3−2は省略可能である。
本発明に係る固体撮像装置の実施例1の構成を示す回路構成図である。 本発明の実施例2の構成を示す回路構成図である。 本発明の実施例3の構成を示す回路構成図である。 本発明の実施例4の構成を示す回路構成図である。 本発明の実施例5に係る固体撮像装置のモニタリングモード用の出力回路部の構成を示す回路構成図である。 本発明の実施例6に係る固体撮像装置のモニタリングモード用の出力回路部の構成を示す回路構成図である。 従来の固体撮像装置の構成例を示す回路構成図である。 従来の固体撮像装置の他の構成例を示す回路構成図である。 従来の固体撮像装置の更に他の構成例を示す回路構成図である。
符号の説明
1 撮像部
2−1〜2−8 垂直信号線
3 列回路部
3−1〜3−8 列回路
4−1 第1の水平信号線
4−2 第2の水平信号線
4−3 モニタリングモード用水平信号線
4−3−1 モニタリングモード用の第1の水平信号線
4−3−2 モニタリングモード用の第2の水平信号線
5−1 第1の出力回路
5−2 第2の出力回路
5−3 モニタリングモード用出力回路
5−3−1 モニタリングモード用の第1の出力回路
5−3−2 モニタリングモード用の第2の出力回路
6−1〜6−3 行選択線
7 垂直走査回路
8 水平走査回路
9 モニタリングモード用水平走査回路
11 モード設定制御部
12 モード切換信号発生部
13,14 電流電圧変換部
15 スイッチ

Claims (6)

  1. 複数の画素が2次元に配列された撮像部と、前記撮像部を垂直方向に走査し、映像信号を出力させる前記画素を選択する垂直走査回路と、前記撮像部を水平方向に走査し、映像信号を出力させる前記画素を選択する水平走査回路と、前記撮像部の全画素に係る映像信号を出力するための、出力する画素群が各々異なる複数の出力信号線からなる第1の出力信号線と、前記撮像部の特定の画素のみに係る前記映像信号を出力するための第2の出力信号線と、前記第1の出力信号線を選択する第1のモード及び前記第2の出力信号線を選択する第2のモードを設定するモード設定制御部とを有する固体撮像装置。
  2. 前記第2のモードに係る、前記特定の画素を選択するための水平あるいは垂直走査回路の少なくとも一方を更に有することを特徴とする請求項1に係る固体撮像装置。
  3. 前記モード設定制御部は、前記第2のモードとして、映像信号を出力する前記撮像部の画素を水平又は垂直方向の少なくとも一方の方向で間引いて選択する間引き読み出し走査モード、該間引き読み出し走査モードにて出力された、複数の異なる画素の映像信号を加算する間引き加算読み出し走査モード、あるいは、前記撮像部の特定の領域の画素群を選択するブロック読み出し走査モードの少なくとも一つを設定することを特徴とする請求項1に係る固体撮像装置。
  4. 前記モード設定制御部は、前記第2のモードとして、映像信号を出力する前記画素を水平又は垂直方向の少なくとも一方の方向で間引いて選択し、出力された、複数の異なる画素の映像信号を加算する間引き加算読み出し走査モードを有し、前記第2の出力信号線は、前記間引き加算読み出し走査モードにおける、加算される画素数と同一の本数の出力信号線を有することを特徴とする請求項1又は2に係る固体撮像装置。
  5. 前記第2の出力信号線は、出力する画素群が各々異なる複数の出力信号線からなり、入力端子に前記第2の出力信号線に係る複数の出力信号線が接続され、その出力端子に、各出力信号線の映像信号を加算又は減算した映像信号を出力する信号演算部を更に有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に係る固体撮像装置。
  6. 入力端子に前記第2の出力信号線に係る複数の出力信号線が接続され、その出力端子に、各出力信号線の映像信号を加算又は減算した映像信号を出力する信号演算部を更に有することを特徴とする請求項4に係る固体撮像装置。
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