JP2006079475A - 印刷処理システム、プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

印刷処理システム、プログラムおよび記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】 データを描画する際にハードウェアとソフトウェアを効率よく使用して、プリンタ記述言語による印刷の高速化が図れる印刷処理システムを提供する。
【解決手段】 この印刷処理システムは、レンダリング処理を行ってバンドメモリに描画してから印刷する印刷処理システムであって、印刷するための印刷データを送信するホストコンピュータと、該ホストコンピュータから送られてきた印刷データを解釈して、解釈された印刷データのうちの描画コマンドの並び替えと、ハードとソフトの図形描画処理とに振り分けてディスプレイリストを作成するディスプレイリスト作成部を有する印刷装置とを備えている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、印刷処理システム、プログラムおよび記録媒体に関し、プリンタ記述言語の最適化による印刷の高速化に関するものである。
プリンタで印刷を行う場合、パーソナルコンピュータにおいてプリンタ言語により作成された印刷データをプリンタが受信して画像を形成することにより印刷を実行している。
プリンタでは、パーソナルコンピュータからのプリンタ言語による印刷データをインタープリタで解釈してディスプレイリストに変換し、さらにディスプレイリストを解釈して、図形描画部でビットマップデータに変換して、変換されたビットマップデータを用紙に印刷する。
プリンタ言語では、図形の種類、原点、大きさ、前景色、背景色、パターン、塗りつぶしの有無等の情報をそれぞれ別のコマンドで設定するようになっている。そのため、1つの図形(オブジェクトという)をビットマップデータへ変換するためには、複数のコマンドを参照しなければならない。このため、インタープリタでは、プリンタ言語を解釈し、各々のオブジェクトに対して必要となる図形の情報を1つにまとめた形のディスプレイリストに変換する。また、ラスタライズを複数のバンドに分割して行う場合、バンドとそのバンドに描画されるべきオブジェクトの対応表をも合わせて作成する。
図形描画部は、バンドに分割してラスタライズを行う。インタープリタから出力されたディスプレイリストと対応表は、図形描画部の中間データメモリに一時記憶される。中間データメモリに格納された対応表により、現在ラスタライズを行っているバンドに描画されるオブジェクトを求め、中間データメモリよりディスプレイリストを読み出して、ディスプレイリストを解釈して図形の種類を決定し、楕円、矩形、水平な直線等の図形をビットマップ化してページメモリへ描画する。
なお、先行文献としては、特許文献1にはハードウェアまたはソフトウェアのいずれかにおいて処理をすることが開示されている。
また特許文献2には、ネットワーク内のプリンタをサーバで管理して効率良く印刷処理を行う技術が開示されている。
また特許文献3には、コマンドフォーマットをハードウェア向けに変換した後、必要に応じてソフトウェア向けに再変換する技術が開示されている。
特開2003−179767公報 特開平11−259258号公報 特許第3158101号
ところで、近年、プリンタエンジンの高速化に伴い、文字や図形などの画像情報からビットマップに展開するためのメモリが増加し、展開に要する処理時間が増加している。この処理時間を短縮する方法として、専用のハードウェアを使用することが多くなってきた。ソフトウェアで描画するよりもハードウェアで描画する方が処理時間は短くなるが、反面全描画をハードウェアに任せることはコストの面、設計段階での難しさなどからできないことが多い。そのため両者を使い分けることになるが、コマンド毎にハードウェアで処理可能、不可能を判別していくと、ハードウェアへの切り替えに必要な割り込み待ち時間のために、思ったより高速に描画できないことがある。
そこで、本発明は、このような点を鑑みてなされたものであり、データを描画する際にハードウェアとソフトウェアを効率よく使用して、プリンタ記述言語による印刷の高速化を図ることができる印刷処理システム、プログラムおよび記録媒体を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、印刷データをバンドメモリに描画してから印刷処理を行う印刷処理システムにおいて、前記印刷データを送信するホストコンピュータと、該ホストコンピュータから送られてきた印刷データを解釈し、解釈した印刷データから図形描画のための描画データを作成する際に、ハードウェアウェアから成る図形描画手段またはソフトウェアからなる図形描画手段の画像処理にあわせて、ディスプレイリストを作成するディスプレイリスト作成部を有する印刷装置と、を備えることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、印刷データをバンドメモリに描画してから印刷処理を行う印刷処理システムにおいて、ハードウェアまたはソフトウェアから成る図形描画手段を有する印刷装置と、印刷データを解釈し、解釈した印刷データから図形描画のための描画データを作成する際に、前記ハードウェアまたはソフトウェアから成る図形描画手段の画像処理にあわせて、ディスプレイリストを作成するディスプレイリスト作成部を有し、該ディスプレイリストを印刷装置に送信するプリンタドライバを備えるホストコンピュータとを備え、前記印刷装置は、前記ホストコンピュータから送られてきたディスプレイリストの描画コマンドをハードウェアまたはソフトウェアから成る図形描画手段により印刷することを特徴とする。
請求項3記載の発明は、印刷データをバンドメモリに描画してから印刷処理を行う印刷処理システムにおいて、印刷データを解釈し、解釈した印刷データから図形描画のための描画データを作成する際に、ハードウェアまたはソフトウェアから成る図形描画手段にあわせて、ディスプレイリストを作成するディスプレイリスト作成部を有し、該ディスプレイリストをプリンタサーバに送信するプリンタドライバを備えるホストコンピュータと、該ホストコンピュータから送られてきたディスプレイリストを印刷装置へ送信するプリンタサーバと、該プリンタサーバから送られてきたディスプレイリストの描画コマンドをハードウェアまたはソフトウェアから成る図形描画手段により印刷する印刷装置と、を備えることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、印刷データをバンドメモリに描画してから印刷処理を行う印刷処理システムにおいて、ハードウェアまたはソフトウェアから成る図形描画手段を有する印刷装置と、印刷データを解釈し、解釈した印刷データから図形描画のための描画データを作成する際に、前記ハードウェアまたはソフトウェアから成る図形描画手段の画像処理にあわせて、ディスプレイリストを作成するディスプレイリスト作成部を有し、該ディスプレイリストをプリンタサーバに送信するプリンタドライバを有するホストコンピュータと、該ホストコンピュータから送られてきたディスプレイリストを印刷装置へ送信するプリンタサーバと、を備え、前記印刷装置は、前記プリンタサーバから送られてきたディスプレイリストの描画データを前記ハードウェアまたはソフトウェアから成る図形描画手段により印刷する印刷装置と、を備えることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1乃至請求項4の何れか一項に記載の印刷処理システムにおいて、前記ディスプレイリスト作成部は、前記描画データを作成する際に、前記ハードウェアまたはソフトウェアから成る図形描画手段による描画処理の画像処理を、最も高速で行うことができる描画データの形式を選択することを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項1乃至請求項5の何れか一項に記載の印刷処理システムにおいて、前記ディスプレイリスト作成部は、前記描画データを作成する際に、前記バンドメモリのメモリ容量に応じて描画データの形式を選択することを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項1乃至請求項6の何れか一項に記載の印刷処理システムにおいて、前記ディスプレイリスト作成部は、前記描画データを作成する際に、前記ハードウェアまたはソフトウェアから成る図形描画手段による描画処理を行うことができない描画データが存在する場合は、その描画データが存在する印刷データを処理する装置において中間データの形式を選択することを特徴とする。
請求項8記載の発明は、請求項1乃至請求項7の何れか一項に記載の印刷処理システムにおいて、前記印刷データをバンド単位で分割して処理することを特徴とする。
請求項9記載の発明は、請求項1乃至請求項8の何れか一項に記載の印刷処理システムにおいて、前記印刷データをスプールする場合に、スプールの段階で前記ハードウェアまたはソフトウェアから成る図形描画手段のどちらに割り振るか判断し、前記ディスプレイリストを生成することを特徴とする。
請求項10記載の発明は、請求項1乃至請求項9の何れか一項に記載の印刷処理システムにおいて、前記ハードウェアまたはソフトウェアから成る図形描画手段のいずれで処理するかを印刷データの経路上のいずれかで判断し、印刷データ中の前記描画データをいくつかのブロックに分けてディスプレイリストを生成することを特徴とする。
請求項11記載の発明は、印刷データをバンドメモリに描画してから印刷処理を行う印刷処理システムにおいて、ホストコンピュータ、プリンタサーバ、印刷装置の夫々にディスプレイリスト作成部を設け、いずれかのディスプレイリスト作成部においてディスプレイリストを生成することを特徴とする。
請求項12記載の発明は、コンピュータに、請求項1乃至11の何れか一項に記載の印刷処理システムの機能を実行させるためのプログラムであることを特徴とする。
請求項13記載の発明は、請求項12に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であることを特徴とする。
本発明によれば、描画データをハードウェアにより構成される図形描画手段またはソフトウェアで構成される図形描画手段の画像処理にあわせてディスプレイリストを作成することで印刷処理を高速化することができる。
以下、図面を参照して、本発明の印刷処理システムに係る好適な実施形態を説明する。
図1は、第1の実施形態としての印刷処理システムの構成を示すブロック図である。
この図1において、ホストコンピュータ(以下、「ホストPC」という)1上のプリンタドライバにおいて生成された描画コマンドからなる印刷データは印刷装置に送られて、印刷装置においてその印刷データが受信される。
印刷装置ではプリンタコントローラ2内のインタープリタ10により印刷データを受け取り、中間コマンド形式に変換して中間データメモリ20に保存する。
ディスプレイリスト作成部3は、中間データメモリ20に記憶された中間コマンド形式から図形描画部12または図形描画回路22に渡すディスプレイリストを生成して、ディスプレイリスト保存用データメモリ21のそれぞれの処理用領域(メモリ)に保存する。ここで、ディスプレイリストとは、実際に印刷する用紙サイズに応じて図形やフォントなどを印刷するための展開開始座標およびそのデータの先頭アドレス等からなる印刷前の中間言語のことである。さらに、ソフトウェア側の処理においては、ディスプレイリストを描画コマンドではなく、関数コールとするようにしてもよい。
このとき、コマンド振分判定部11は、中間データメモリ20に記憶された中間コマンドを解釈しながら、図形描画部12で処理するか、または図形描画回路22で処理するかを判断してディスプレイリストを生成する。また、描画範囲により描画するべきかどうかの判定も同時に行う。さらに、描画コマンドの並び替えを行っても描画結果に影響がなければディスプレイリスト上のコマンド順を入れ替えて、ハードウェア側で処理可能なコマンドをまとめるようにしてもよい。
コマンド振分判定部11の振り分けは、図形描画部12で処理するよりも図形描画回路22で処理する方が高速にバンドメモリへの描画が行えるので、基本的には図形描画回路22を割り振ることになる。これにより、図形描画回路22は、生成されたビットマップデータをページメモリ23へ出力し、このページメモリ23に書き込まれた内容がプリンタエンジン4に渡されて紙面へ印刷される。
ところで、このように構成される第1の実施形態の印刷処理システムにおいては、図形描画処理として、図形描画部12、図形描画回路22とも多くの場合において同じ形式のコマンドを処理できる場合には、両方に対して同じ形式の描画コマンドを含む中間データを生成するのが一番簡単とされる。しかし、例えばRGB24bitイメージデータと、CMYK32bitイメージデータのように印刷結果は同じでも、ディスプレイリストの描画コマンド形式が異なるものが存在する場合がある。
そこで、第1の実施形態の印刷処理システムでは、描画コマンドが、ハードウェアにより構成される図形描画回路22またはソフトウェアで構成される図形描画部12のいずれかで処理されるかによって、最も処理効率が良くなるように、描画コマンド形式を選択する事で、印刷システム全体の効率を良くするようにした点に特徴がある。
具体的には、図形描画回路22にイメージ描画コマンド処理が搭載されており、さらに描画コマンドに対してガンマ、BG/UCRなどの色変換処理などが可能であった場合は、図形描画回路22で描画した方が、図形描画部12で処理するよりも高速に描画できる。そこで、図形描画に向けた中間データを生成する際には、図形描画部12向けには色変換処理を行い、図形描画回路22向けには行わないようにデータの作り分けるようにしている。ただし、図形描画回路22が処理できないような特殊な色変換を行う必要があるとき、より高速に描画する必要があるとき、もしくはプリンタコントローラ用のメモリに余裕があるなどの条件を判断して、色変換処理までを図形描画部12で行うか、ページメモリ23への描画までを図形描画部12で行うかを選択するようにしている。
このディスプレイ保存用データメモリ21にあるディスプレイリストは、バンド単位、もしくはそれよりも小さな描画コマンドの集合で構成され、スプールデータとして中間データメモリ20上に格納されるときに図形描画回路22、図形描画部12どちらに向けるべきか判定する。
なお、本実施形態では、ソフトウェアとしての図形描画部12及びハードウェアとしての図形描画回路22がそれぞれ1つ設けられているものとして説明するが、例えば異なる図形描画回路22を複数設けることも可能である。
ここで、上記した印刷処理システムの描画処理を、図2に示すフローチャートを用いて説明する。
先ず、ステップS1において、描画処理がハードウェアで処理可能かを判断し、処理可能であれば、ステップS2においてハードウェア側で処理するディスプレイリストに追加する。次にステップS3においてより高速なコマンド形式にするか否かの判断を行い、高速なコマンド形式にすると判断したときは、ステップS4においてハードウェアからなる図形描画回路に向けた処理を行ってステップS8に進む。またステップS4において高速なコマンド形式にしない場合はステップS3の処理を行うことなくステップS8に進む。
なお、高速なコマンド形式にしない場合としては、使用できるメモリが少なく、速度を優先させずに消費メモリがより少ない描画コマンドの形式を選択する場合などが考えられる。
一方、ステップS1において、ハードウェアでの処理が可能でないと判断したときは、ステップS5においてソフトウェア側で処理するディスプレイリストに追加する。次いでステップS6においてより高速なコマンド形式にするか否かの判断を行い、高速なコマンド形式にすると判断したときは、ステップS7においてソフトウェアからなる図形描画部に向けた処理を行ってステップS8に進む。またステップS6において高速なコマンド形式にしない場合はステップS7の処理を行うことなくステップS8に進む。なお、高速なコマンド形式にしない場合としては、使用できるメモリが少なく、速度を優先させずに消費メモリがより少ない描画コマンドの形式を選択する場合などが考えられる。
そしてステップS8において最後の描画コマンドかどうかの判断を行い、最後の描画コマンドであれば処理を終了し、そうでなければステップS1に戻って処理を行うことになる。
このようにすれば上記第1の実施形態に係る印刷処理システムを実現することができる。
図3は、第2の実施形態としての印刷処理システムの構成を示すブロック図である。
この図3に示す印刷処理システムは、ホストPC1から送られた印刷データをインタープリタ10で中間データ形式に変換し、その変換結果を直接ディスプレイリスト作成部3へ供給する構成としたものである。このように印刷処理システムに中間データメモリ20が設けられていないときにも、ホストPC1側、印刷データ転送系路上、インターフェース部分において、図形描画回路22もしくは図形描画部12のどちらで処理するか決定できていれば、上記した第1実施形態と同様の処理を実現することができる。
図4は、第3の実施形態としての印刷処理システムの構成を示す図である。
この図4に示す印刷処理システムは、図形描画処理のハードウェアまたはソフトウェアによる処理の振分をプリンタドライバで行うようにした構成を示すブロック図である。
この図4に示すように、印刷装置41のプリンタコントローラが直接ディスプレイリストを処理できる場合には、アプリケーション40からの印刷データを受信したホストPC1側のプリンタドライバ30がディスプレイリストを生成し、この生成したディスプレイリストを印刷装置41へ送るようにする。
プリンタドライバ30は、アプリケーション40から受信した印刷データをPDL言語生成部31において抽象度の高い描画コマンド群に変換する。ディスプレイリスト作成部32において、この描画コマンド群を解釈して、コマンド振分判定部33によって、ハードウェアによる図形描画処理もしくはソフトウェアによる図形描画処理のいずれで処理するかを判断して、いずれの処理部で処理させるかを示す処理部選択情報を持たせたディスプレイリストを構成してディスプレイリスト保存用データメモリ34のハードウェア処理用のメモリおよびソフトウェアの処理用メモリのそれぞれへ保存し、ディスプレイリスト出力部35でこのディスプレイリスト保存用データメモリ34に記憶したディスプレイリストを印刷装置41へ送信する。
ここで、ディスプレイリスト作成部32、コマンド振分判定部33およびディスプレイリスト保存用データメモリ34は、それぞれ上述のディスプレイリスト作成部3、コマンド振分判定部11およびディスプレイリスト保存用データメモリ21と機能は同じであるが、ディスプレイリストにハードウェアもしくはソフトウェアのどちらで処理するかを示す処理部選択情報を持たせておく点が相違している。
印刷装置41では、プリンタコントローラ上のディスプレイリスト作成部がこのディスプレイリスト中の処理部選択情報を参照して、ソフトウェアによる描画処理部もしくはハードウェアによる描画処理回路のどちらで処理するかを決定して印刷する。
または、プリンタドライバ30ではPDL言語生成部31で生成したコマンド群に対し、コマンド振分判定部33でハードウェア、ソフトウェアのいずれの描画処理部で処理するかの判定だけを行って、処理部選択情報をコマンド群に付加した状態で、印刷装置41へ送信するようにしてもよい。
この場合には、印刷装置41のプリンタコントローラのディスプレイリスト作成部が処理部選択情報を参照して、それぞれの描画処理部へのディスプレイリストを作成することになる。
さらに図5は、ディスプレイリストの構築をプリンタサーバ上で行う場合の構成を示すブロック図である。
図5において、印刷装置41のプリンタコントローラが直接ディスプレイリストを処理できる場合には、ホストPC1から送られてきたPDL言語によるコマンド群を受信したプリンタサーバ50がディスプレイリストを生成し、この生成したディスプレイリストを印刷装置41へ送るようにする。
このプリンタサーバ50では、送られてきたPDL言語によるコマンド群をPDL言語入力部51で受信し、ディスプレイリスト作成部52でディスプレイリストに構成し直して、ディスプレイリスト出力部55でディスプレイリストを印刷装置41へ送信する。
このディスプレイリスト作成部52において、このコマンド群を解釈して、コマンド振分判定部53によって、ハードウェアによる図形描画処理もしくはソフトウェアによる図形描画処理のいずれで処理するかを判断し、いずれの処理部で処理させるかを示す処理部選択情報を持たせたディスプレイリストを構成してディスプレイリスト保存用データメモリ54のハードウェア処理用のメモリおよびソフトウェアの処理用メモリのそれぞれへ保存し、ディスプレイリスト出力部55でこのディスプレイリスト保存用データメモリ54に記憶したディスプレイリストを印刷装置41へ送信する。
ここで、ディスプレイリスト作成部52、コマンド振分判定部53およびディスプレイリスト保存用データメモリ54は、それぞれ上述のディスプレイリスト作成部3、コマンド振分判定部11およびディスプレイリスト保存用データメモリ21と機能は同じであるが、ディスプレイリストにハードウェアもしくはソフトウェアのどちらで処理するかを示す処理部選択情報を持たせておく点が相違している。
印刷装置41では、プリンタコントローラ上のディスプレイリスト作成部がこのディスプレイリスト中の処理部選択情報を参照して、ソフトウェアによる描画処理部もしくはハードウェアによる描画処理回路のどちらで処理するかを決定して印刷する。
また、図6に示すように、どの装置(ホストPC、プリンタサーバ或いは印刷装置)でディスプレイリストを作成すればもっとも効率がよくなるかを判断して、それぞれに存在するディスプレイリスト作成部を切り替えるようにしてもよい。
この場合、ホストPC、プリンタサーバ、印刷装置におけるCPU性能(クロック数、加算演算1万回に要する時間などを指標とする)を相互に交換し、また、CPUの負荷率を一定時間毎に相互に連絡して、これから処理を行おうとするときにCPU性能とCPUの負荷率の積で、もっとも大きな値をとる装置で処理するようにする。
ここで、プリンタドライバでディスプレイリストを作成するようにした場合には、プリンタサーバのディスプレイ作成部では、そのままディスプレイリストを印刷装置へ引き渡し、印刷装置のディスプレイ作成部ではディスプレイリストに付加されている処理部選択情報によりハードウェアあるいはソフトウェアによる図形描画処理部を選択して、描画処理を行わせるようにする。
あるいは、プリンタサーバでディスプレイリストを作成するようにした場合には、プリンタドライバのディスプレイ作成部では、アプリケーションからの印刷データをPDL言語によるコマンド群へ変換してプリンタサーバへ引き渡す。プリンタサーバのディスプレイリスト作成部はPDL言語によるコマンド群に処理部選択情報を付加して印刷装置へ渡し、印刷装置のディスプレイ作成部ではディスプレイリストに付加されている処理部選択情報によりハードウェアあるいはソフトウェアによる図形描画処理部を選択して、描画処理を行わせるようにする。
あるいは、印刷装置でディスプレイリストを作成するようにした場合には、プリンタドライバのディスプレイ作成部では、アプリケーションからの印刷データをPDL言語によるコマンド群へ変換してプリンタサーバへ引き渡す。プリンタサーバのディスプレイリスト作成部はそのままディスプレイリストを印刷装置へ引き渡し、印刷装置のディスプレイ作成部ではPDL言語によるコマンド群を解釈してハードウェアあるいはソフトウェアによる図形描画処理部に振り分けて、描画処理を行わせるようにする。
さらに、本発明は上述した実施形態のみに限定されたものではなく、上述した実施形態のホストコンピュータ、印刷装置あるいはプリンタサーバを構成する各機能をプログラム化し、ホストコンピュータ、印刷装置あるいはプリンタサーバに搭載されたマイクロプロセッサでこのプログラムを実行することによって、本発明の目的を達成することができる。
なお、記録媒体としては半導体媒体(例えば、ROM、不揮発性メモリカード等)、光媒体(例えば、DVD、MO、MD、CD−R等)、磁気媒体(例えば、磁気テープ、フレキシブルディスク等)のいずれであってもよい。
また、ロードしたプログラムの指示に基づき、オペレーティングシステム等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
さらに、上述したプログラムが、機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるメモリにロードされ、そのプログラムの実行によって、上述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
また、上述したプログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークで接続された利用者のコンピュータからダウンロードして頒布する場合、また、サーバコンピュータから配信して頒布する場合、このサーバコンピュータの記憶装置も本発明の記録媒体に含まれる。
このように、本発明の機能を有するプログラムを記録媒体に記録して頒布することによって、コスト、可搬性、汎用性を向上させることができる。
本発明の第1の実施形態に係る印刷処理システムの構成を示すブロック図。 ディスプレイリストを用いて描画処理するときの処理手順を示すフローチャート。 第2の実施形態に係る印刷処理システムの構成を示すブロック図。 第3の実施形態に係る印刷処理システムの構成を示すブロック図。 第4の実施形態に係る印刷処理システムの構成を示すブロック図。 もっとも効率のよい装置でディスプレイリストを作成するときの説明図。
符号の説明
1 ホストコンピュータ(ホストPC)、2 プリンタコントローラ、3 ディスプレイリスト作成部、10 インタープリタ、11 コマンド振分判定部、21 ディスプレイリスト保存用データメモリ、20 中間データメモリ、12 図形描画部、22 図形描画回路、23 ページメモリ、14 CPU、4 プリンタエンジン、40 アプリケーション、30 プリンタドライバ、31 PDL言語生成部、32 ディスプレイリスト作成部、33 コマンド振分判定部、34 ディスプレイリスト保存用データメモリ、35 ディスプレイリスト出力部、36 CPU、41 印刷装置、50 プリンタサーバ、51 PDL言語入力部、52 ディスプレイリスト作成部、53 コマンド振分判定部、54 ディスプレイリスト保存用データメモリ、55 ディスプレイリスト出力部、56 CPU

Claims (13)

  1. 印刷データをバンドメモリに描画してから印刷処理を行う印刷処理システムにおいて、前記印刷データを送信するホストコンピュータと、該ホストコンピュータから送られてきた印刷データを解釈し、解釈した印刷データから図形描画のための描画データを作成する際に、ハードウェアから成る図形描画手段またはソフトウェアからなる図形描画手段の画像処理にあわせて、ディスプレイリストを作成するディスプレイリスト作成部を有する印刷装置と、を備えることを特徴とする印刷処理システム。
  2. 印刷データをバンドメモリに描画してから印刷処理を行う印刷処理システムにおいて、ハードウェアまたはソフトウェアから成る図形描画手段を有する印刷装置と、印刷データを解釈し、解釈した印刷データから図形描画のための描画データを作成する際に、前記ハードウェアまたはソフトウェアから成る図形描画手段の画像処理にあわせて、ディスプレイリストを作成するディスプレイリスト作成部を有し、該ディスプレイリストを印刷装置に送信するプリンタドライバを備えるホストコンピュータとを備え、前記印刷装置は、前記ホストコンピュータから送られてきたディスプレイリストの描画コマンドをハードウェアまたはソフトウェアから成る図形描画手段により印刷することを特徴とする印刷処理システム。
  3. 印刷データをバンドメモリに描画してから印刷処理を行う印刷処理システムにおいて、ハードウェアまたはソフトウェアから成る図形描画手段を有する印刷装置と、印刷データを解釈し、解釈した印刷データから図形描画のための描画データを作成する際に、前記ハードウェアまたはソフトウェアから成る図形描画手段の画像処理にあわせて、ディスプレイリストを作成するディスプレイリスト作成部を有し、該ディスプレイリストをプリンタサーバに送信するプリンタドライバを有するホストコンピュータと、該ホストコンピュータから送られてきたディスプレイリストを印刷装置へ送信するプリンタサーバと、を備え、前記印刷装置は、前記プリンタサーバから送られてきたディスプレイリストの描画データを前記ハードウェアまたはソフトウェアから成る図形描画手段により印刷する印刷装置と、を備えることを特徴とする印刷処理システム。
  4. 請求項2または3に記載の印刷処理システムにおいて、前記ホストコンピュータ上のプリンタドライバでディスプレイリストの作成を行う場合には、印刷データをハードウェアまたはソフトウェアから成る図形描画手段のいずれで処理するかを示す情報を付加し、前記印刷装置では印刷データがハードウェアまたはソフトウェアから成る図形描画手段のいずれで処理するかを判別して、それぞれの図形描画手段に振り分けることを特徴とする印刷処理システム。
  5. 請求項1乃至請求項4の何れか一項に記載の印刷処理システムにおいて、前記ディスプレイリスト作成部は、前記描画データを作成する際に、前記ハードウェアまたはソフトウェアから成る図形描画手段による描画処理の画像処理を、最も高速で行うことができる描画データの形式を選択することを特徴とする印刷処理システム。
  6. 請求項1乃至請求項5の何れか一項に記載の印刷処理システムにおいて、前記ディスプレイリスト作成部は、前記描画データを作成する際に、前記バンドメモリのメモリ容量に応じて描画データの形式を選択することを特徴とする印刷処理システム。
  7. 請求項1乃至請求項6の何れか一項に記載の印刷処理システムにおいて、前記ディスプレイリスト作成部は、前記描画データを作成する際に、前記ハードウェアまたはソフトウェアから成る図形描画手段による描画処理を行うことができない描画データが存在する場合は、その描画データが存在する印刷データを処理する装置において効率の良い中間データの形式を選択することを特徴とする印刷処理システム。
  8. 請求項1乃至請求項7の何れか一項に記載の印刷処理システムにおいて、前記印刷データをバンド単位で分割して処理することを特徴とする印刷処理システム。
  9. 請求項1乃至請求項8の何れか一項に記載の印刷処理システムにおいて、前記ディスプレイリスト作成手段は、前記印刷データをスプールする場合に、スプールの段階で前記ハードウェアまたはソフトウェアから成る図形描画手段のどちらに割り振るか判断し、前記ディスプレイリストを生成することを特徴とする印刷処理システム。
  10. 請求項1乃至請求項9の何れか一項に記載の印刷処理システムにおいて、前記ハードウェアまたはソフトウェアから成る図形描画手段のいずれで処理するかを印刷データの経路上のいずれかで判断し、印刷データ中の前記描画データをいくつかのブロックに分けてディスプレイリストを生成することを特徴とする印刷処理システム。
  11. 印刷データをバンドメモリに描画してから印刷処理を行う印刷処理システムにおいて、ホストコンピュータ、プリンタサーバ、印刷装置の夫々にディスプレイリスト作成部を設け、いずれかのディスプレイリスト作成部においてディスプレイリストを生成することを特徴とする印刷処理システム。
  12. コンピュータに、請求項1乃至11の何れか一項に記載の印刷処理システムの機能を実行させるためのプログラム。
  13. 請求項12に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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