JP2006078415A - トータルステーション - Google Patents

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Abstract

【課題】 他の反射ターゲットを誤認識することなく、指定の反射ターゲットを自動的に視準できる自動視準機能を備えたトータルステーションを提供。
【解決手段】 計測制御機200に入力されたコマンドにより自動視準範囲140を縮小自動視準範囲141に変更する設定が行われた後、トータルステーション110から反射ターゲット90a1を視準点として自動視準する過程で、2つの反射ターゲット90a1、90b1が自動視準範囲140に入った場合でも、自動視準範囲が自動視準範囲140から縮小自動視準範囲141に変更されているので、反射ターゲット90a1のみが縮小自動視準範囲141に入り、自動視準範囲141外の反射ターゲット90b1を誤認識することがないので、目的とする反射ターゲット90a1だけを視準点として自動視準できる。
【選択図】 図7

Description

本発明は、測距・測角手段を備えた測距・測角儀であるモータドライブ駆動のトータルステーションに係り、特に、望遠鏡でターゲットを視準するときに、ターゲットを自動的に視準する自動視準機能を備えたトータルステーションに関する。
従来、トンネルを掘削するに際しては、レーザ光照射手段であるレーザポインタを備えたモータドライブ駆動のトータルステーションを用いて、被掘削面や切羽面にトンネル穴の輪郭に沿って間欠的にレーザ光をスポット照射し、レーザ光照射点にペイントなどでマーキングを施した後、トンネル穴の輪郭に対応するこのマーキングに沿って掘削することが行われている。即ち、トータルステーションは、路線に沿った工事計画物に関する計画情報(工事計画物の線形データと路線位置に対応する工事計画物の鉛直断面データ)および所定の駆動プログラムが記憶部に記憶された外部パソコンなどの遠隔制御装置からの制御信号によって駆動し、例えば、予め所定の駆動プログラムにおいて設定されている所定の路線位置におけるトンネル穴設計値に沿ってレーザ照射光が間欠的にスポット照射されるようになっている(特許文献1参照)。
また、トンネルの掘削現場において、レーザポインタ付きトータルステーションは、このようなマーキング作業のために使用される他、トンネルの切羽面やトンネル穴内周面の所定位置を計測(測距・測角)したり、切羽面やトンネル穴内周面の所定位置にマーキングをするためにも使用され、トータルステーションの視準軸やレーザ光照射軸を任意位置に向けて動かすには、外部パソコンやリモコンなどの遠隔操作によってトータルステーションを任意の位置に向けることが行われている(特許文献2参照)。
さらに、トンネルの掘削現場においては、地盤沈下などにより崩落事故につながらないように、トンネル穴長手方向所定間隔でトンネル穴周方向所定位置に反射ターゲット(または反射プリズム)を設置し、複数の反射ターゲット全体を視準できるトンネル内所定位置に設置したトータルステーションによって、反射ターゲットを順次自動視準して計測(測距、測角)し、トンネル穴内周面の圧力による変化などを監視することが行われている。各反射ターゲットをトータルステーションで視準するに際しては、各反射ターゲットを自動的に視準するために、例えば、自動視準の受光部である十字ラインセンサの中心と反射ターゲットからの反射光とを自動的に一致させる自動視準機能(自動視準装置)を備えたものが用いられている(特許文献3参照)。
特開2001−133264号公報(第3頁から第5頁、図1から図4) 特開2001−12950号公報(第3頁から第6頁、図1から図3) 特開平11−14357号公報(第3頁から第6頁、図1から図5)
従来技術においては、トンネルの路線の所定位置毎に設置された複数の反射ターゲットを順次視準するに際して、自動視準機能を備えたトータルステーションを用いているので、各反射ターゲットを即座に視準することができる。
しかし、反射ターゲットは、路線の所定位置毎に設置されているとともに、トンネルの内周面に沿って分散して配置されているので、例えば、図7(a)に示すように、ある所定位置に配置された反射ターゲット90a1を視準するときに、この反射ターゲット90a1よりも遠方の反射ターゲット90b1も望遠鏡の視野内に入るため、2つの反射ターゲット90a1,90b1が自動視準装置の自動視準範囲内に入ることによるトラブルが発生する。即ち、このような場合、自動視準装置には、各反射ターゲット90a1,90b1双方からの反射光が入射されるので、反射ターゲット90a1,90b1の中間点を自動視準してしまう等、自動視準装置が反射ターゲットを誤認識し、反射ターゲット90a1の位置を正確に自動視準できず、監視システムが停止するとか、監視のための正確な計測ができないという問題があった。
本発明は、従来技術の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、視準望遠鏡の視野内に複数の反射ターゲットが接近して入るときであっても誤認識することなく指定の反射ターゲットを正確に視準できる自動視準機能を備えたトータルステーションを提供することにある。
前記目的を達成するために、請求項1に係るトータルステーションにおいては、視準望遠鏡から視準点に向けて出射した測距光とその戻り光により器械点から視準点までの距離を測距する測距手段と、視準望遠鏡の視準軸に対する前記視準点の水平角と鉛直角を測角する測角手段と、前記望遠鏡に入射した光の入射位置を認識するための領域であって、その領域の中心が前記望遠鏡の視準軸に対応した認識領域を有し、前記望遠鏡に入射した光に応答して前記認識領域における光の入射位置を示す入射位置信号を出力する入射位置センサと、前記望遠鏡から視準点の反射ターゲットに向けて出射した照明光による反射光の入射位置を示す入射位置信号を前記入射位置センサから取り込み、前記反射光の入射位置と前記認識領域の中心との水平方向偏差と垂直方向偏差を求め、前記両偏差をそれぞれ0にするための制御信号を生成する演算制御手段と、前記演算制御手段の演算による制御信号にしたがって視準望遠鏡の水平軸および鉛直軸を回転駆動制御する回転制御手段と、を備えたトータルステーションにおいて、
前記入射位置センサの認識領域のうち一部の領域を縮小自動視準範囲として可変に設定する自動視準範囲設定手段を備えた構成とした。
(作用)視準点に反射ターゲットを設置して、トータルステーションから反射ターゲットの方向を照明し、反射ターゲットでの反射光が視準望遠鏡から入射位置センサに入射した場合に、このスポット反射光の入射位置センサ上における入射位置と入射位置センサの中心とのズレを求め、このズレをなくすように視準望遠鏡の水平軸および鉛直軸を回転駆動制御することで、視準軸を反射ターゲットの中心に一致させる自動視準が行われるが、所定の視準点(測定点)を視準する際に複数の反射ターゲットが同時に望遠鏡の視野に入る場合のように、例えば遠近複数の反射ターゲットでの反射光が接近した形態で入射位置センサの認識領域に同時に入射する場合がある。しかし、このような場合は、自動視準範囲設定手段により、入射位置センサの認識領域のうち指定の反射ターゲットの反射光だけに対応する一部の領域を縮小自動視準範囲として設定することで、指定の反射ターゲットからの反射光のみが縮小自動視準範囲内に入り、他の反射ターゲットからの反射光は縮小自動視準範囲外となる。このため、縮小自動視準範囲に入った反射光による入射位置信号と入射位置センサの認識領域の中心との水平方向偏差および垂直方向偏差を求め、両偏差を0にするための制御信号を生成し、この制御信号に従って視準望遠鏡の水平軸と鉛直軸を回転駆動することで、指定の視準点以外に設置された反射ターゲットを誤認識することなく、指定の反射ターゲットを自動的に視準することができる。
特に、トータルステーションの駆動制御部(CPU)の記憶部(メモリ)、またはトータルステーションの遠隔制御機に内蔵されたパソコン(CPU)の記憶部(メモリ)には、トンネル掘削用の計画情報(工事計画物であるトンネルの線形データおよび路線位置に対するトンネル鉛直断面に関するデータ)と、「トンネルの所定の路線位置におけるトンネル鉛直断面外形上の複数の指定位置(例えば、図8における符号P11〜P14,P21〜P24,P31〜P34,…)を順次自動視準して計測(測距・測角)するようにトータルステーションの駆動を制御する」という所定の駆動プログラムとが記憶されており、トンネルの掘削現場において、前記プログラムに設定されているトンネル穴長手方向所定間隔でトンネル穴周方向所定位置(図8における符号P11〜P14,P21〜P24,P31〜P34,…)に反射ターゲット(または反射プリズム)を設置し、視準望遠鏡を水平方向または/および鉛直方向に回動することで各反射ターゲットを視準できるトンネル内所定位置に設置したトータルステーションを前記駆動プログラムに従って動作させることで、視準望遠鏡が反射ターゲットを順次自動視準し計測(測距、測角)して、トンネル穴内周面の圧力による変化などを監視する監視システムを構築した場合に、有効である。
即ち、前記駆動プログラムには、各指定位置(例えば、図8における符号P11〜P14,P21〜P24,P31〜P34,…)の座標データとともに、視準望遠鏡の視準軸が各指定位置に概略一致した時に、入射位置センサを介して複数の反射ターゲットの反射光の入射位置信号が同時に取り込まれることなく指定位置に対応する反射ターゲットの反射光の入射位置信号だけが演算制御部に取り込まれるように、各指定位置に最適な縮小自動視準範囲(自動視準範囲設定手段による縮小自動視準範囲)が各指定位置の座標データに関連付けて設定されている。このため、この駆動プログラムに基づいて視準望遠鏡の視準軸が各指定位置(P11〜P14,P21〜P24,P31〜P34,…)に概略一致するように移動すると、指定位置に対応する反射ターゲットでの反射光による入射位置信号だけが演算制御部に取り込まれるので、自動視準装置が指定位置に対応する反射ターゲットだけを正確に認識し、視準望遠鏡の視準軸が指定位置に対応する反射ターゲットの中心に一致する。即ち、各指定位置において正確な自動視準と計測(測距・測角)が行われる。
請求項2においては、請求項1に記載のトータルステーションにおいて、前記自動視準範囲設定手段は、前記望遠鏡の視準軸を中心として水平方向および鉛直方向にそれぞれ所定角度をもつ前記縮小自動視準範囲を設定できるように構成した。
(作用)入射位置センサの認識領域が視準望遠鏡の視準軸に一致し、しかも望遠鏡の視準軸に一致する入射位置センサの中心に対し左右方向(水平方向)および上下方向(鉛直方向)にそれぞれ所定角度で縮小自動視準範囲を設定できるので、指定位置(反射ターゲット)に対する縮小自動視準範囲の設定が容易である。
請求項3においては、請求項1または2に記載のトータルステーションにおいて、前記自動視準範囲設定手段を、前記演算制御手段に出力される自動視準範囲設定コマンドで構成し、前記演算制御手段は、前記コマンドを受けると、前記入射位置センサの認識領域における前記コマンドに対応する特定の領域における入射位置信号だけを入力させるように構成した。
(作用)演算制御手段は、認識領域の中心を含む特定の領域に入射した光に基づく入射位置信号のみを入力させることで、縮小自動視準範囲に入った反射光による入射位置信号と入射位置センサの認識領域の中心との水平方向偏差と垂直方向偏差を正確に求めることができ、指定の視準点以外に設置された反射ターゲットを誤認識することなく、指定の反射ターゲットを自動的に視準することができる。
請求項4においては、請求項1または2に記載のトータルステーションにおいて、前記自動視準範囲設定手段を、前記演算制御手段に出力される自動視準範囲設定コマンドで構成し、前記演算制御手段は、前記コマンドを受けると、前記入射位置センサの認識領域の特定の領域以外の領域を機械的シャッターで覆うか、特定の領域以外の領域の出力を電気的シャッターで停止させることで、前記入射位置センサの認識領域における前記コマンドに対応する特定の領域だけが入射位置信号を出力するように構成した。
(作用)入射位置センサが、認識領域の中心を含む特定の領域に入射した光に基づく入射位置信号のみを演算手段に出力することで、縮小自動視準範囲に入った反射光による入射位置信号と入射位置センサの認識領域の中心との水平方向偏差と垂直方向偏差を正確に求めることができ、指定の視準点以外に設置された反射ターゲットを誤認識することなく、指定の反射ターゲットを自動的に視準することができる。
以上の説明から明らかなように、請求項1に係るトータルステーションによれば、指定の視準点以外に設置された反射ターゲットを誤認識することなく、指定の反射ターゲットを自動的に視準することができる。
請求項2によれば、指定位置(の反射ターゲット)に対し適正な縮小自動視準範囲を簡単に設定できるので、指定の反射ターゲットを正確に自動視準できる。
請求項3によれば、入射位置信号が出力される演算制御手段側において、また 請求項4によれば、入射位置信号を出力する入射位置センサ側において、それぞれ縮小自動視準範囲を設定できるように構成されて、指定の視準点以外に設置された反射ターゲットを誤認識することなく、指定の反射ターゲットを自動的に視準することができる。特に、請求項3によれば、ソフトウェア処理だけで縮小自動視準範囲を設定できるので、装置構成が簡潔である。
以下、本発明の好ましい実施の形態に付き、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明の一実施例を示すレーザポインタ付きトータルステーションの全体構成を説明するためのブロック図であり、図2はこのトータルステーションの光学系と自動視準装置を説明するブロック図であり、図3(a)はこのトータルステーションの正面図であり、図3(b)は同じくこのトータルステーションの背面図であり、図4はこのトータルステーションの自動視準装置に用いられる十字形ラインセンサを説明する図、図5は計測制御機に用いられるディスプレイの構成を説明する図、図6はトンネル掘削断面を示す図、図7(a)は複数の反射ターゲットが自動視準範囲140内に入ったときの作用を説明するための図、図7(b)は縮小自動視準範囲141を設定したときの作用を説明するための図、図7(c)は縮小自動視準範囲142を設定したときの作用を説明するための図、図7(d)縮小自動視準範囲143を設定したときの作用を説明するための図、図7(e)は、縮小自動視準範囲144を設定したときの作用を説明するための図、図8はトータルステーションを用いて複数の反射ターゲットを視準点として自動視準するときの作用を説明するための図、図9はトータルステーション設置点から監視しようとするトンネル穴全体を見た遠近投影図である。
これらの図において、本実施例のレーザポインタ付きトータルステーション110は、図3にその外観全体を示すが、例えば暗い工事現場などで工事計画物であるトンネルを掘削する場合のトンネル切羽面に掘削基準となるマーキングを施す際のマーキング位置をレーザ照射光で照射するために使用されるもので、トータルステーション110に備わっている視準望遠鏡46は、図3(a)に示したように、視準望遠鏡46の光学系の中心に視準軸Oが設定されており、この視準軸Oからオフセットした位置(δx,δy)には、レーザ光照射手段であるレーザポインタのレーザ光照射軸O1が視準軸Oと平行に設定されている。また図3(a),(b)に示したように、整準台40上に水平回転可能な水平回転軸(鉛直軸)43Aを取り付け、この水平回転軸(鉛直軸)43Aに一体化したトータルステーション本体部(以下、本体部という)42の一対の柱部44間に、鉛直回転軸(水平軸)43Bにより視準望遠鏡46が鉛直回転可能に取り付けられている。即ち、望遠鏡46は、整準台40に対し、水平回転軸(鉛直軸)43Aにより水平回転でき、鉛直回転軸(水平軸)43Bにより鉛直回転できる。
また、整準台40は、自動整準台として下盤34、定盤35、3本の整準ねじ部36を備えており、3本の整準ねじ36のうち2本の整準ねじ36は回転駆動軸として、駆動モータ(図示省略)に連結されている。定盤35上部には本体部42が固定され、下盤34は三脚またはベース盤(図示省略)に固定されるようになっている。また本体部46内には、制御回路が内蔵されたX−Y座標傾斜センサ(図示省略)が固定されている。この傾斜センサは、本体部42の傾斜量(θx,θy)を検出し、この検出出力を、2本の整準ねじ36に設けられた駆動モータに供給するようになっている。各駆動モータは、傾斜量(θx,θy)を0にする方向に整準ねじ36を回転駆動して、本体部42を自動的に水平状態に維持するように構成されている。即ち、トータルステーション110を設置した際に、トータルステーション110が振動などで傾いた状態のときでも常に水平状態を保つことができるように構成されている。この自動整準装置については、例えば特許第2655276号,特許第2688933号において詳しく開示されている。
本実施例のトータルステーション110は、視準望遠鏡46で捕らえた測定対象、例えば、トンネルの切羽面に設置した反射ターゲット90に向けて照明光を照射する照明装置を有する自動視準型トータルステーションとして構成されている。具体的には、図1,図3に示したように、視準望遠鏡46を介しての視準により、器械点から測定点までの距離を測定する測距手段としての測距部(光波距離計)48と、視準望遠鏡46(視準軸O)の水平角を測定する水平測角部(水平エンコーダ)50と、視準望遠鏡46(視準軸O)の垂直角(鉛直角)を測定する垂直測角部(垂直エンコーダ)52と、視準望遠鏡46の水平角を制御する水平制御部(水平サーボモータ)54と、視準望遠鏡46の垂直角(鉛直角)を制御する垂直制御部(垂直サーボモータ)56と、これら各部を制御するとともに、測定結果を算定するためのCPU(演算制御部)58とを備えている。もちろん、視準望遠鏡46は、手動で容易に回転させることもできる構成としている。
さらに、本実施例のトータルステーション110は、反射ターゲット(反射プリズム)90を用いた自動視準のためにタッチペン68または指などの測定点指定手段で触れることにより測定点を指定したり、各種データやコマンドなどを入力することができるタッチパネルディスプレイ64と、トータルステーション110とは別体の遠隔操作器としての計測制御機(パーソナルコンピュータ)200などの外部機器と無線または有線で情報の授受(データの入出力)を行うための入出力装置66とを備えている。
タッチパネルディスプレイ64は、図3(b)に示すように、本体部42の下部背面に取り付けられており、ここには、視準カメラ光学系の視準軸(光軸)Oの方向を示すレチクル線(十字線)92、各種のコマンドを入力するためのアイコン、データを入力するためのテンキー、測距部48や測角部(測角手段)50、52で得た測定結果などを表示できるようになっている。レチクル線92は視準望遠鏡46の焦点板の十字線に対応してタッチパネルディスプレイ64に設定された十字線で、視準望遠鏡46を上下左右に移動しても、ディスプレイ64上のレチクル線(十字線)92は移動しない。なお、測定点に設置された反射ターゲット90を視準した状態では、タッチパネルディスプレイ64上には、後述する視準カメラ光学系47によって撮像された反射ターゲット90の画像(反射ターゲット)90が表示される。図3(b)のディスプレイ64には、反射ターゲット像90がレチクル線(十字線)92に対しずれた状態で表示されている。
もちろん、タッチパネルディスプレイ64の代わりに、液晶ディスプレイなどの表示装置と、種々のコマンドやデータ入力のためのキーボードとを別体にして備えたものを用いたり、測定点指定手段としては、カーソル移動キー、マウス、トラックボール、ジョイスティックなどを用いてもよい。
視準カメラ光学系47は、その視準軸O上に、対物レンズ11、反射プリズム70、ダイクロイックミラー72、ビームスプリッタ120、合焦レンズ19、視準CCDカメラ素子45が設置されて構成されている。また、視準カメラ光学系47は、測距光を出射する赤外線LEDなどの発光素子74と、この測距光を集光する集光レンズ76と、集光された測距光を反射プリズム70に向けて反射するダイクロイックミラー78とで構成される測距部光学系を有し、この測距部光学系の光軸O2は、視準軸Oと共役の光学系で視準軸Oと同軸測距部光学系とされ、対物レンズ11から略平行光が出射される。なお、レンズ76から拡散光を送光するようにしてもよい。
さらに、視準カメラ光学系47は、可視光で照明するLEDなどの光源80と、この照射光を集光する集光レンズ82と、集光された照明光を反射プリズム70に向けて反射するミラー84とで構成される照明装置を有している。この照明装置の光軸O3は、視準軸Oと共役の光学系で視準軸Oと同軸照明光学系とされ、対物レンズ11からは略平行光が出射される。
さらに、視準カメラ光学系47は、測定点に設置した反射ターゲット90で反射され拡散された測距光がダイクロイックミラー72で反射してフォトダイオードなどの受光素子86に入射し、CPU58において距離計測される。また、反射ターゲット90の像はビームスプリッタ120を通過し合焦レンズ19を経て、デジタル画像に変換する視準CCDカメラ素子45上に結像し、タッチパネルディスプレ64上に反射ターゲット像90として表示される。光源80が点滅する場合には、ディスプレイ64上に現れる反射ターゲット像90も点滅する。なお、反射ターゲット90で反射された光源80の光の一部は、ビームスプリッタ120を介して十字形ラインセンサ122上において受光スポット130として結像する(図4参照)。なお、光源80の結像(受光スポット)130がラインセンサ122(123,124)のピクセル上に来ない場合もあるので、視準望遠鏡46を鉛直方向および水平方向に回動して、光源80の結像(受光スポット)130の少なくとも一部がラインセンサ123,124のピクセル上に来るようにすることで、光源80の結像中心131位置を認識できる。そして、光源80の結像中心131がラインセンサ122の中心125に一致するように、視準望遠鏡46が鉛直方向,水平方向に回動される(自動視準される)ことになる。なお、視準カメラ光学系47において、視準CCDカメラ素子45の代わりに、その他の適当な撮像素子を用いてもよく、十字形ラインセンサ122の代わりに4分割センサなどのセンサを適宜用いてもよい。
照明光としては、赤外線レーザ光でもよいが、本実施例では、視野全体に照明光が広がりやすいように、LEDなどの光源80による可視光の照明光を出射する照明装置を備えた。
また、本実施例では、光源80をCPU58からのオン/オフ切替指令により点滅可能にしている。もちろん、適当な変調回路により光源80を点滅可能にしてもよい。光源80を点滅させると、暗所で直接見る反射ターゲット90も、タッチパネルディスプレイ64上の反射ターゲット像90も点滅するので、一層反射ターゲット90を視認し易く測定点の指定が容易になる。
また発光素子74から出射された測距光(LEDまた赤外線レーザ光)は、集光レンズ76、ダイクロイックミラー78、反射プリズム70、対物レンズ11を経て、測定対象のターゲット90に向けて送光される。そして、反射ターゲット90で反射された測距光は、今来た光路を逆進し、対物レンズ11を透過して、ダイクロイックミラー72で直角方向に反射され、受光素子86に入射する。反射ターゲット90までの距離は、従来と同様に、発光素子74から図示しない光ファイバにより直接受光素子86へ入射する参照光と、反射ターゲット90で反射してから受光素子86に入射する測距光と基準信号とのそれぞれの位相差から算出される。
一方、光源80から出射された照明光は、集光レンズ82、ミラー84、反射プリズム70、対物レンズ11を経て、測定対象の測定点に設置された反射ターゲット90に向けて送光される。そして、反射ターゲット90で反射された拡散照明光は、今来た光路を逆進し、対物レンズ11とダイクロイックミラー72とを透過してビームスプリッタ120により2つに分けられ、分割された光の一方は合焦レンズ19を経て、照明されたターゲット像を結像するべく視準CCDカメラ素子45に入射して、この結像がデジタル画像に変換され、分割された光の他方は十字形ラインセンサ122に集光される。視準CCDカメラ素子45で得られたデジタル画像はタッチパネルディスプレイ64に表示されるので、ディスプレイ64におけるレチクル線(十字線)92と反射ターゲット像90の中心を示す十字線との合致によって視準を確認することができる。
また、本実施例の視準望遠鏡46には、視準軸Oと平行なレーザ光視準軸O1をもち、レンズ88と赤色レーザ光源89で構成されレーザ光照射手段であるレーザポインタ87が内蔵されており、レーザ光視準軸O1に沿って赤色レーザ光を照射できるように構成されている。
また本実施例では、十字形ラインセンサ122、CPU58、水平制御部54、垂直制御部56からなる自動視準装置69を備えて構成されており、この十字形ラインセンサ122を有する自動視準装置について、図2および図4に基づいて説明する。
十字形ラインセンサ122は、図4に示したように、2本のラインセンサ123、124を十字形に組み合わせたもので、その中心125と視準カメラ光学系47の視準軸Oに沿う光線が入射する位置とが一致するようになっており、両ラインセンサ123、124からの出力信号は、光線の入射位置を示す入射位置信号として、増幅器、波形整形器、A/D変換器などで構成した信号処理部91を経て、CPU58に入力される。すなわち、十字形ラインセンサ122は、入射位置センサとして、視準望遠鏡46の視準カメラ光学系47に入射した光の入射位置を認識するための領域であって、その領域の中心が視準望遠鏡46の視準軸Oの中心に対応した認識領域を有し、視準望遠鏡46の視準カメラ光学系47に入射した光に応答して認識領域における光の入射位置を示す入射位置信号を出力するようになっている。この認識領域は、鉛直方向として、ラインセンサ124の長さに相当する90’(±45’)の長さが割り当てられており、水平方向として、ラインセンサ123の長さに相当する90’(±45’)の長さに割り当てられている。また、認識領域は、図7(b)に示すように、ラインセンサ123、124で囲まれる円形の領域を最大の領域とする自動視準範囲140として設定されている。
CPU58は、図4に示すように、照射スポット130に感応した両ラインセンサ123、124の光電変換素子群の出力による入射位置信号を取り込み、両ラインセンサ123、124の各受光部分126、127それぞれの中点128、129を求めることにより、十字形ラインセンサ122の中心125と光源80の照明光による反射ターゲット90からの反射光の受光スポット130の中心131との水平方向偏差h1および垂直方向偏差v1を求める。両偏差h1、v1は、視準軸Oと反射ターゲット90(視準点)とのなす角に対応するので、CPU58は、両偏差h1、v1に応じた制御信号をそれぞれ水平制御部54,垂直制御部56に送り、両偏差h1、v1を共に0とするようにモータ駆動により鉛直軸43Aおよび水平軸43Bを回転させることにより、本体部42の視準望遠鏡46(視準軸O)を反射ターゲット90の中心に向かせる、即ち反射ターゲット90を自動視準する。
また、本実施例では、入射位置センサであるラインセンサ123、124による認識領域のうち一部の領域は、図7(b)、(c)に示すような縮小自動視準範囲141、142として設定できるようになっている。縮小自動視準範囲141、142は、ラインセンサ123、124の中心125を含む特定の領域であって、いずれも最大自動視準範囲140よりも狭い円形領域であり、トータルステーション110から視準点までの距離が短いときには、例えば図7(b)に示すような幾分大きめの縮小自動視準範囲141を設定し、トータルステーションから視準点までの距離が長いときには、縮小自動視準範囲141よりも狭い範囲として、例えば図7(c)に示すような縮小自動視準範囲142を設定する。また、図7(d)に示すように、複数の反射ターゲット90a、90b、90c、90d、90eが鉛直方向に接近して配置されている場合は、ラインセンサ123、124の中心125を含む特定の領域であって、ラインセンサ123に沿った一部の領域を最大自動視準範囲140よりも狭い縮小自動視準範囲143として設定したり、図7(e)に示すように、複数の反射ターゲット90a、90b、90c、90d、90eが水平方向に接近して配置されている場合は、ラインセンサ123、124の中心125を含む特定の領域であって、ラインセンサ124に沿った一部の領域を自動視準範囲140よりも狭い縮小自動視準範囲144として設定することもできる。
具体的には、これらの自動視準範囲140〜144は、ラインセンサ122の中心125に対し光電変換素子群の範囲を左右方向(水平方向)および上下方向(鉛直方向)にそれぞれ最大認識領域90’(±45’)内で自由に設定できるもので、後述する計測制御機200からの通信コマンドを受けたCPU58が、信号処理部91からの出力のうち、コマンドに対応する光電変換素子群の範囲の出力のみを読みとって、複数の反射ターゲットの反射スポット光の影響を受けることがないように構成されている。この場合、計測制御機200は、ラインセンサ123、124の認識領域の一部の領域であって、認識領域の中心125を含む特定の領域141〜144を縮小自動視準範囲として設定する自動視準範囲設定手段の一要素を構成することになる。
したがって、所定の指定位置を視準した場合に、同時に複数の反射ターゲットが自動視準範囲140内に入る場合には、適切な縮小自動視準範囲141〜144を設定して、指定の反射ターゲットだけが自動視準範囲(縮小自動視準範囲)に入るようにすることで、視準対象を誤認識することなく確実に自動視準装置が動作できる。
即ち、トータルステーション110の自動視準機能として、図7(a)に示すように、ラインセンサ123、124の認識領域の最大領域をそのまま自動視準範囲140として用いると、前後方向に離間する遠近2つの反射ターゲット90a1,90b1が接近した形態で自動視準範囲140に入る場合があり、反射ターゲット90a1の位置を視準点(測定点)として自動視準するときに、反射ターゲット90b1を反射ターゲット90a1と誤認識したり、双方90a1,90b1を視準点(測定点)として認識してしまう等、反射ターゲット90a1,90b1については視準点として自動視準できない場合があるので、本実施例では、計測制御機200においてコマンドを入力することで、例えば図7(b)〜(e)の符号141〜144に示すように、自動視準範囲140より狭い所定の大きさの縮小自動視準範囲を設定することで、確実に指定の反射ターゲットだけを自動視準できるようになっている。
また本実施例における計測制御機200は、トータルステーション本体と入出力装置66を介して情報の授受を行いながらトータルステーション110を遠隔操作するためのパーソナルコンピュータ(CPU)202を内蔵するとともに、タッチパネルディスプレイ64と同様な機能を備え、図5に示したように、表示手段としてのディスプレイパネル210を備えている。
CPU202の記憶手段である記憶部(メモリ)203には、トンネル掘削用の計画情報(工事計画物であるトンネルの線形データおよび路線位置に対するトンネル鉛直断面に関するデータ)と、「トンネルTの切羽面Aに対応する所定の路線位置におけるトンネル鉛直断面外形上の複数の指定位置(図6における符号P1〜P7参照)に順次レーザ照射光を向けるようにトータルステーション110の駆動を制御する」という所定の駆動プログラムとが記憶されている。このため、図6に示すように、トンネルTの切羽面Aに正対するように設置したトータルステーション110を使って、切羽面Aにトンネル穴掘削用のマーキングを施す場合には、CPU202は、この駆動プログラムにしたがって、トータルステーション110のレーザ光照射装置(レーザポインタ)87から赤色レーザ光を照射しつつ水平軸43Bおよび鉛直軸43Aを所定角度ずつ間欠回転駆動させるための制御信号をトータルステーション110の入出力装置66に無線で送信する。この制御信号が入出力装置66からCPU58に転送されると、CPU58は、レーザ光源89を起動させるための信号を出力するとともに、水平軸43Bおよび鉛直軸43Aを間欠回転駆動するための制御信号を垂直制御部56および水平制御部54に出力する。これにより、トンネルの切羽面A上では、図6における符号P1→P2→…P6→P7に示すように、レーザ照射光がこれから掘削しようとするトンネル掘削断面の外形に沿って所定間隔でスポット的に順次移動することになるので、作業員がレーザ照射光のスポット照射位置(P1,P2,…P6,P7)に順次ペイントでマーキングを施せば、切羽面Aにトンネル掘削断面外形に対応したペイントマークが施された状態となる。マーキング作業終了後は、トータルステーション110の駆動を停止するとともに、トンネル鉛直断面外形に対応したペイントマークを基準として、掘削を継続する。
そして、所定長さにわたる掘削が終了すると、再び、トータルステーション110を新たな切羽面と正対する所定位置に設置するとともに、トータルステーション110の器械点位置を後方の基準点から後方交会法により求め、計測制御機200にこの器械点位置をセットした後、再び計測制御機200の駆動プログラムに基づいてトータルステーション110の駆動を制御する。前記したと同様、切羽面上では、レーザ照射光がトンネル掘削断面の外形に沿って所定間隔でスポット的に順次移動するので、作業員がレーザ照射光のスポット照射位置にマーキングを施した上で、ペイントマークを基準として切羽面の掘削を継続する。このような作業を繰り返すことで、工事計画物であるトンネルが完成する。
また、計測制御機200のディスプレイパネル210には、図5に示すように、器械点から路線L上の任意の位置までの距離を入力する距離入力手段としての路線上位置指定エリア220と、距離入力手段(路線上位置指定エリア220)で入力した路線L上の任意の位置におけるトンネルの掘削断面に関する画像を表示する表示手段である掘削断面上位置指定エリア230とが設けられている。
路線上位置指定エリア220には、トータルステーション110の器械点位置222から路線L上の任意の位置までの距離(m)が目盛り付けされており、作業者が入力手段であるタッチペンなどを用いて器械点222から路線L上の任意の位置までの距離として、例えば、80メートルの目盛りをタッチすると、路線上位置表示線224がペンタッチした80メートルの目盛り位置224aまで移動するとともに、演算手段であるCPU202には、器械点位置から路線L上の任意の位置までの距離として80メートルの距離情報が入力されるようになっている。この場合、器械点222から路線L上の任意の位置までの距離を指定したあと、距離増減エリアキー226を操作することで、器械点222から任意の位置までの距離を1m,0.1m,0.01mの所定単位に切替設定して増減(調整)できる。
器械点222から路線L上の任意の位置までの距離が入力されたときには、記憶部(メモリ)203に記憶されているトンネル掘削用の計画情報(工事計画物であるトンネルの線形データおよび路線位置に対するトンネル鉛直断面に関するデータ)に基づいて、画面上のエリア230には、器械点222から入力距離相当位置(例えば、80メートルの位置)におけるトンネルの掘削断面画像(計画掘削断面画像)232が表示される。この計画掘削断面画像232は画面上の直交座標軸x’y’に沿って表示されるとともに、計画掘削断面画像232には計画高としてのフォーメーションラインFLとスプリングラインSLも併せて表示される。
符号234は、レーザ光照射モードと自動視準モードとを択一的に切替えるモード切替エリアキーであり、作業員がタッチペンなどを用いてディスプレイパネル210の画面上の計画掘削断面画像232内の所定点233aを、視準望遠鏡46を移動した後の視準点またはレーザ光照射点として指定するとともに、モード切替エリアキー234をクリックして自動視準モードを選択すると、CPU202は、演算手段として、画面上のx’y’座標(図5参照)と計画掘削断面(鉛直断面)のxy座標(図6参照)との対応づけを行うとともに、画面上の指定点座標(x’,y’)に対するトンネルの計画掘削断面上の座標(x,y)と、視準望遠鏡46の視準軸Oとのずれ量として鉛直角(θa)と水平角(θb)とを演算し、計画掘削断面上の座標値(x,y)をモード切替エリアキー234に隣接して設けられた座標表示エリア235a、235bにおいて表示する。
すなわち、CPU202は、視準軸Oを計画掘削断面上の指定位置(x,y)に一致させるための鉛直角(θa)と水平角(θb)を演算し、この演算結果を、入出力装置66を介してCPU58に転送するようになっている。CPU58は、CPU202の演算結果によるずれ量を0にするための制御信号を生成して垂直制御部56、水平制御部54に出力するようになっている。
一方、作業員が画面上のモード切替エリアキー234をクリックしてレーザ光照射モードを選択したときには、画面上の指定点座標(x’,y’)に対するトンネルの計画掘削断面上の座標(x,y)と、視準望遠鏡46のレーザ光照射軸O1とのずれ量として鉛直角(θ’V)と水平角(θ’H)とを演算し、座標(x,y)値およびずれ量(θ’V,θ’H)を座標表示エリア235a、235bにおいて表示する。すなわち、CPU202は、レーザ光照射軸O1を掘削断面上の指定の位置(x,y)に一致させるための鉛直角(θ’V)と水平角(θ’H)とを演算する。
なお、視準軸Oとレーザ光照射軸O1は水平方向にδx,鉛直方向にδyだけオフセットしているため、路線距離Lzにおける視準軸Oとレーザ光照射軸O1間のズレは、水平方向にδx/Lz、鉛直方向にθy/Lzであるから、計画掘削断面上の指定位置(x,y)とレーザ光照射軸O1のズレ量(鉛直角θ’V,水平角θ’H)は、計画掘削断面上の指定位置(x,y)と視準軸Oのズレ量(鉛直角θV,水平角θH)に対し、水平方向にδx/Lz、鉛直方向にθy/Lzだけ補正してやればよい。即ち、計画掘削断面上の指定位置とレーザ光照射軸O1のズレ量(鉛直角θ’V,水平角θ’H)は、θ’V=θV+δy/Lz、θ’H=θH+δx/Lzとして求める(補正する)ことができ、レーザ光照射モードが選択されたときには、演算手段であるCPU202は、指定位置とレーザ光照射軸O1のズレ量(鉛直角θ’V,水平角θ’H)を演算する。
また、作業員がディスプレイパネル210の画面上で視準点(またはレーザ光照射点)233aをタッチペンなどを用いて指定したあと、画面左下の指定位置調整エリアキー236a、236bをそれぞれ操作することで、視準点(またはレーザ光照射点)233aの位置を1m,0.1m,0.01mの所定単位に切替設定して増減(調整)しx,y方向にその位置を修正することができる。
このあと、CPU202は、演算結果を無線でトータルステーション110の入出力装置66に送信する。計測制御機200のCP202の演算結果がトータルステーション110のCPU58に転送されると、計測制御機200のCPU202とともに演算手段を構成するCPU58により水平軸43Bと鉛直軸43Aを回転駆動するための制御信号(制御指令)が生成される。すなわち、CPU58は、指定された点の座標(x,y)と視準望遠鏡46の視準軸O(またはレーザ光照射軸O1)とのずれ量である鉛直角θH,水平角θV(または鉛直角θ’H,水平角θ’V)を0にするための制御信号を生成して、垂直制御部56および水平制御部54に出力する。垂直制御部56および水平制御部54は回転制御手段として、CPU58からの制御信号にしたがって水平軸43Bと鉛直軸43Aを回転駆動する。
この結果、視準望遠鏡46の視準軸O(またはレーザ光視準軸O1)は、トータルステーション110から目視距離80メートルにあるトンネルの計画掘削断面上の所定位置(xy座標における(x,y)位置)に向けられる。
したがって、トンネル掘削現場において、図6に示すように、切羽面Aにおける所定位置233a1の計測(三次元座標値の測定)を行いたい場合は、まず計測したい切羽面Aの所定位置233a1に反射ターゲット90を設置する。ついで、計測制御機200において、トータルステーション110からトンネルの切羽面Aまでの概略目視距離(例えば80メートル)を入力し、画面上のエリア230に表示されたトンネル計画掘削断面画像232内で切羽面Aの反射ターゲット設置点233a1(x,y)に概略相当する所定位置233a2(x’,y’)を視準点として指定し、さらに自動視準モードを選択することで、路線距離80メートルのトンネル計画掘削断面上の指定点233a2(x’,y’)と視準軸Oとのずれ量(鉛直角θaと水平角θb)が求まる。ついで、計測制御機200からトータルステーション110に、このずれ量(鉛直角θaと水平角θb)を送信することで、トータルステーション110では、このずれ量(鉛直角θaと水平角θb)を0にするように水平軸43Bおよび鉛直軸43Aが回転駆動し、視準望遠鏡46の視準軸Oが概略反射ターゲット90(反射ターゲット設置点233a1)の方を向く。
次に、ディスプレイパネル210の自動視準エリアキー237aおよびプリズム使用キー237bをクリックして、トータルステーション110における自動視準装置69を作動させると、光源80からの照射光がトンネルTの切羽面Aの反射ターゲット90に向けて照射され、その反射光の受光スポット130の中心131と十字型ラインセンサ122の中心125との水平方向偏差h1および垂直方向偏差v1が0になるように水平軸43Bおよび鉛直軸43Aが回転駆動され、視準望遠鏡46の視準軸OをトンネルTの切羽面Aにおける反射ターゲット90の中心位置に正確に向けることができる。そこで、ディスプレイパネル210の計測エリアキー238をクリックして、トータルステーション110における測距・測角手段を作動させて、反射ターゲット90までの距離および角度(水平角及び鉛直角)を求める。
なお、 ディスプレイパネル210において、自動視準モードを選択する際に、視準軸を中心とする水平方向(x’方向)および鉛直方向(y’方向)の可能最大範囲内で自動視準範囲を自由に入力設定することができ、これによって、複数の反射ターゲットが接近して設けられている場合であっても目的とする反射ターゲットを自動視準することができる。即ち、図6符号90,90’で示すように、複数の反射ターゲットが接近して設けられている場合には、一方の反射ターゲット90を概略視準すると他方の反射ターゲット90’も自動視準装置の視準範囲内に入って、自動視準装置が誤って認識し(反射ターゲット90を正確に記載できず)、自動視準装置が正確に動作できないおそれがある。そこで、目的とする反射ターゲット90を概略視準した場合に目的とする反射ターゲット90だけが入り、他の反射ターゲット90’が入らない所定の大きさの縮小自動視準範囲を設定することで、目的とする反射ターゲット90だけを正確に自動視準できる。
また、トンネル掘削現場において、発破を仕掛けるためにトンネル切羽面A上の所定点233b1にマーキングしたい場合は、計測制御機200において、トータルステーション110からトンネルの切羽面Aまでの概略目視距離(例えば80メートル)を入力し、画面上のエリア230に表示されたトンネル計画掘削断面画像232におけるトンネル切羽面A上の所定点233b1(x,y)に概略相当する位置をレーザ光照射点233b2(x’,y’)として指定し、さらにレーザ光照射モードを選択することで、路線距離80メートルのトンネル計画掘削断面上の指定点233b1(x,y)とレーザ光照射軸O1とのずれ量(鉛直角θ’V2と水平角θ’H2)が求まる。ついで、計測制御機200からトータルステーション110に、このずれ量(鉛直角θ’V2と水平角θ’H2)を送信することで、トータルステーション110では、このずれ量(鉛直角θ’V2と水平角θ’H2)を0にするように水平軸43Bおよび鉛直軸43Aが回転駆動し、レーザ光照射軸O1が指定点位置233b1(x,y)の方を向く。次に、ディスプレイパネル210のレーザ光照射エリアキー239をクリックして、トータルステーション110におけるレーザ光照射手段(レーザポインタ)87を作動させると、目的とするトンネル切羽面A上の所定位置233b1(x,y)にレーザ光が照射されるので、ここにペイントでマーキングを施す。
また、図6に示すように、掘削途中のトンネルT内後方のトンネル穴内周面所定位置233c1にロックボルト等の補強材を配設したい場合には、計測制御機200において、トータルステーション110から補強材配設予定位置233c1までの概略目視距離(例えばマイナス20メートル)を入力し、画面上のエリア230に表示されたトンネル計画掘削断面画像(路線距離マイナス20メートル地点のトンネル計画掘削断面画像)232A内における補強材配設予定位置233c1に概略対応する位置233c2をレーザ光照射点として指定し、さらにレーザ光照射モードを選択することで、路線距離マイナス20メートル地点のトンネル計画掘削断面上の指定点233c2とレーザ光照射軸O1とのずれ量(鉛直角θeと水平角θf)を求めることができる。ついで、計測制御機200からトータルステーション110に、このずれ量(鉛直角θeと水平角θf)を送信することで、トータルステーション110では、このずれ量(鉛直角θeと水平角θf)を0にするように水平軸43Bおよび鉛直軸43Aが回転駆動し、レーザ光照射軸O1が指定点位置233c1の方を向く。次に、ディスプレイパネル210上のレーザ光照射エリアキー239をクリックして、トータルステーション110におけるレーザ光照射手段を作動させると、目的とするトンネル穴内周面所定位置233c1にレーザ光が照射されるので、ここに補助材配設位置を示すペイントでマーキングを施す。
また、計測制御機200のCPU202の記憶部(メモリ)203には、トンネル掘削用の計画情報(工事計画物であるトンネルの線形データおよび路線位置に対するトンネル鉛直断面に関するデータ)と、「トンネルの所定の路線位置におけるトンネル鉛直断面外形上の複数の指定位置(例えば、図8における符号P11〜P14,P21〜P24,P31〜P34,…)を順次自動視準して計測(測距・測角)するようにトータルステーションの駆動を制御する」という所定の駆動プログラムとが記憶されており、トンネルの掘削現場において、前記プログラムにおいて設定されているトンネル穴長手方向所定間隔でトンネル穴周方向所定位置(図8における符号P11〜P14,P21〜P24,P31〜P34,…)に反射プリズム(図8における符号90a1〜90a4,90b1〜90b4,90c1〜90c4,…)を設置するとともに、視準望遠鏡を水平方向または/および鉛直方向に回動することで各反射プリズムを視準できるトンネル内所定位置に設置したトータルステーション110を前記駆動プログラムに従って動作させることで、トータルステーション(視準望遠鏡)が反射プリズムを順次自動視準し計測(測距、測角)して、トンネル穴内周面の圧力による変化などを監視する監視システムが構築されている。
そして、この自動監視用駆動プログラムには、各指定位置(例えば、図8における符号P11〜P14,P21〜P24,P31〜P34,…)における座標データとともに、視準望遠鏡の視準軸Oが各指定位置に概略一致した時に、ラインセンサ122を介して複数の反射プリズムの反射光の入射位置信号が同時に取り込まれることなく各指定位置に対応する反射プリズムの反射光の入射位置信号だけがCPU58に読みとられるように、各指定位置に最適な自動視準範囲(図7(a)〜(e)における符号140〜144参照)が各指定位置の座標データに関連付けてコマンドとして設定されている。このため、この駆動プログラムに基づいて視準望遠鏡の視準軸Oが各指定位置(P11〜P14,P21〜P24,P31〜P34,…)に概略一致するように移動すると、指定位置に対応する反射プリズムでの反射光による入射位置信号だけがCPU58に読みとられるので、自動視準装置が各指定位置に対応する反射プリズムだけを正確に認識し、視準望遠鏡の視準軸Oが各指定位置に対応する反射プリズムの中心に一致するように自動視準されて、各指定位置の正確な計測(測距・測角)を入手できる。
また、図9は、トータルステーション110設置位置からトンネル穴全体を眺めた図8に示す形態を示す図であるが、前記トンネル壁面自動監視用駆動プログラムを入力設定するには、壁面に設置した反射プリズム90a1〜90a4,90b1〜90b4,90c1〜90c4,…を順次視準してその座標データとともに、自動視準範囲を入力設定する方法が考えられる。そして、反射プリズムを視準する際に、前後方向には離間するが左右に接近する視準点P24,P34に設置した反射プリズム90b4,90c4のように、その一方を概略視準すると自動視準装置の自動視準範囲内に反射プリズム90b4,90c4の双方が入って、反射プリズム90b4,90c4のいずれについても自動視準できないおそれ(自動視準装置が誤動作するおそれ)があるものに対しては、指定位置P24,P34の座標とともに、指定の反射プリズム90b4または90c4だけが入る縮小自動視準範囲141(142)を入力設定(図7(b),(c)参照)する。
また、前記したトンネル壁面自動監視用駆動プログラムを入力設定する作業をトンネル内の作業現場において行うことは、非常に困難であることから、CADで作成した図9に示すようなトンネル内の三次元画像において、所定の位置にセットした各反射プリズム90a1〜90a4,90b1〜90b4,90c1〜90c4,…を視準した場合に自動視準装置の自動視準範囲が重なるか否か、そして重なる場合には重ならないようにするための所定の縮小自動視準範囲をシミュレーションすることで、望ましい監視用駆動プログラムを作成しておき、これを計測制御機200のCPU202の記憶部203にインストールして使用する。
なお、前記実施例においては、通信コマンドを受けたCPU58が、入射位置センサであるラインセンサ122全体の出力に対して読みとる光電変換素子群の範囲を設定(選択)することで、出力を読みとるCPU58側において縮小自動視準範囲141〜144を設定できるように自動視準範囲設定手段が構成されていたが、通信コマンドを受けたCPU58が、入射位置センサであるラインセンサ122の特定の領域以外の領域を機械的シャッターで覆うか、特定の領域以外の領域の出力を電気的シャッターで停止させることで、出力するラインセンサ122側において縮小自動視準範囲を設定できるように自動視準範囲設定手段を構成してもよい。
また、前記実施例においては、計測制御機200から無線によってトータルステーション110を遠隔制御するように構成されているが、有線によって遠隔制御する構造であってもよい。
また、前記実施例においては、計測制御機200のディスプレイパネル210上に路線上位置指定エリア220、掘削断面上位置指定エリア230および各種操作エリアキーを設定し、計測制御機200によってトータルステーション110を遠隔制御する構成として説明したが、トータルステーション110のタッチパネルディスプレイ64上に同様のエリア220、230および各種操作エリアキーを設定し、トータルステーション110単独で操作できる構造であってもよい。
本発明の一実施例であるトータルステーション全体のブロック図である。 同トータルステーションの光学系および自動視準装置を説明するブロック図である。 (a)は、同トータルステーションの正面図であり、(b)は、同トータルステーションの背面図である。 十字形ラインセンサを説明する図である。 計測制御機に用いられるディスプレイの構成を説明する図である。 トンネル掘削断面を示す図である。 (a)は複数の反射ターゲットが自動視準範囲140内に入ったときの作用を説明するための図、(b)は縮小自動視準範囲141を設定したときの作用を説明するための図、(c)は縮小自動視準範囲142を設定したときの作用を説明するための図、(d)は縮小自動視準範囲143を設定したときの作用を説明するための図、(e)は縮小自動視準範囲144を設定したときの作用を説明するための図である。 トータルステーションを用いて複数の反射ターゲットを視準点として自動視準するときの作用を説明するための図である。 トータルステーション設置点から監視しようとするトンネル穴全体を見た遠近投影図である。
符号の説明
T トンネル
A トンネルの切羽面
O 視準軸
46 視準望遠鏡
47 視準カメラ光学系
48 測距部
54 水平制御部
56 垂直制御部
58 CPU
64 トータルステーションのタッチパネルディスプレイ
69 自動視準装置
80 光源(照明装置)
87 レーザ光照射装置(レーザポインタ)
O1 レー光照射軸
89 レーザ光源
90、90a1〜90a4、90b1〜90b4、90c1〜90c4 反射ターゲット
90 タッチパネルディスプレイ上の反射ターゲット像
91 信号処理部
110 レーザポインタ付きトータルステーション
122 入射位置センサである十字形ラインセンサ
125 ラインセンサの中心
130 十字形ラインセンサ上の受光スポット
140 自動視準範囲
141,142,143,144 縮小自動視準範囲
200 計測制御機
202 演算手段であるCPU
203 記憶手段である記憶部(メモリ)
210 ディスプレイパネル
220 路線上位置指定エリア
230 掘削断面上位置指定エリア
222 器械点
L 路線
232、232A トンネルの計画掘削断面画像
FL フォーメーションライン
SL スプリングライン
233a1 切羽面上の指定点(視準点)
233b1 切羽面上の指定点(レーザ照射点)
233c1 トンネル内周面上の指定点(レーザ照射点)
233a2、233b2、233c2 トンネル計画掘削断面画像上の指定点

Claims (4)

  1. 視準望遠鏡から視準点に向けて出射した測距光とその戻り光により器械点から視準点までの距離を測距する測距手段と、視準望遠鏡の視準軸に対する前記視準点の水平角と鉛直角を測角する測角手段と、前記望遠鏡に入射した光の入射位置を認識するための領域であって、その領域の中心が前記望遠鏡の視準軸に対応した認識領域を有し、前記望遠鏡に入射した光に応答して前記認識領域における光の入射位置を示す入射位置信号を出力する入射位置センサと、前記望遠鏡から視準点の反射ターゲットに向けて出射した照明光による反射光の入射位置を示す入射位置信号を前記入射位置センサから取り込み、前記反射光の入射位置と前記認識領域の中心との水平方向偏差と垂直方向偏差を求め、前記両偏差をそれぞれ0にするための制御信号を生成する演算制御手段と、前記演算制御手段の演算による制御信号にしたがって視準望遠鏡の水平軸および鉛直軸を回転駆動制御する回転制御手段と、を備えたトータルステーションにおいて、
    前記入射位置センサの認識領域の一部の領域を縮小自動視準範囲として可変に設定する自動視準範囲設定手段を備えたことを特徴とするトータルステーション。
  2. 請求項1に記載のトータルステーションにおいて、前記自動視準範囲設定手段は、前記望遠鏡の視準軸を中心として水平方向および鉛直方向にそれぞれ所定角度をもつ前記縮小自動視準範囲を設定できるように構成されたことを特徴とするトータルステーション。
  3. 請求項1または2に記載のトータルステーションにおいて、前記自動視準範囲設定手段は、前記演算制御手段に出力される自動視準範囲設定コマンドで構成され、前記演算制御手段は、前記コマンドを受けると、前記入射位置センサの認識領域における前記コマンドに対応する特定の領域における入射位置信号だけを入力させるように構成されたことを特徴とするトータルステーション。
  4. 請求項1または2に記載のトータルステーションにおいて、前記自動視準範囲設定手段は、前記演算制御手段に出力される自動視準範囲設定コマンドで構成され、前記演算制御手段は、前記コマンドを受けると、前記入射位置センサの認識領域の特定の領域以外の領域を機械的シャッターで覆うか、外特定の領域以外の領域の出力を電気的シャッターで停止させることで、前記入射位置センサの認識領域における前記コマンドに対応する特定の領域における入射位置信号だけが出力されるように構成されたことを特徴とするトータルステーション。
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