JP2006078367A - 測定用プローブ - Google Patents

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政博 浦田
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Abstract

【課題】 空気軸受から流れ出る空気による影響を少なくして、安定した測定のできる測定用プローブを提供する。
【解決手段】 空気軸受31の中央部に軸に吹き付けた空気の溜り部47と、この空気の溜り部から空気を排出する排出口48と、この空気の溜り部の両側に軸への空気の吹出口45および吹出口46を形成しているので、可動部材11と空気軸受の隙間から被測定物2やレーザ光Fzを反射する反射面13のある空間に流れ出る空気の量が少なくなり、計測に与える影響を少なくすることができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光学部品や金型等の被測定面の位置情報を得る形状測定装置の接触式のプローブに関する。
光学部品や金型などの非球面物体の表面形状を高精度に測定する方法として、3次元形状測定機の利用が広く知られている。一般に接触式の測定用プローブを有する3次元形状測定機は、測定用プローブの先端を被測定物に接触させ、両者がほぼ一定の力になるようにプローブ位置を制御し、被測定物の表面に沿って移動させ、測定用プローブと基準面の位置関係から被測定物の表面形状を測定するものである。このような測定機のひとつとして、レーザ測長器と基準平面ミラーを利用した3次元形状測定機がある。
ここで、従来の3次元形状測定機について、図9を用いて説明する。図9は、従来の3次元形状測定機の概略構成図である。図9において、石定盤1上に設置されたレンズ等の被測定物2の測定面2aに、移動体3に取り付けられた測定用プローブ5aの先端を追従させて、被測定物2の表面形状を測定するように構成されている。詳細には、被測定物2が搭載されている石定盤1には、支持部を介してX参照ミラー6、Y参照ミラー7、Z参照ミラー8が配置されている。
プローブ5が設けられた移動体3には、Xステージ9およびYステージ10が設けられており、被測定物2の測定面2aの表面形状に追従してX軸方向、Y軸方向に移動体3とプローブ5を走査できる構成となっている。
さらに、移動体3にはレーザ測長光学系4が設けられており、光干渉法によりX参照ミラー6を基準とした測定用プローブ5aのX座標、Y参照ミラー7を基準とした測定用プローブ5aのY座標、Z参照ミラー8を基準とした測定用プローブ5aのZ座標がそれぞれ測長されることにより、被測定物の表面形状を測定し位置情報を得ることができる(例えば、特許文献1参照)。
次に、プローブに加わる力がほぼ一定の力になるようにプローブ位置を制御するオートフォーカス制御する構成例を図10を参照して説明する。
測定用プローブ5aは、ガイド部15にて空気軸受31を介してZ座標方向に移動可能に支持された可動部材11と、この可動部材11の−Z方向端部に付けられたスタイラス12と、この可動部材11のZ座標を測定する。このために、可動部材11の他端を反射面13とし、この反射面13にレーザ光Fzを照射し、反射光から反射面13の位置を測定するように構成されている。
可動部材11とスタイラス12及び反射面13は、Z方向の移動を弾性的に規制する弾性材、具体的には板ばね14によって支えられ、可動部材11とスタイラス12は板ばね14に吊るされた状態で被測定面2aに追従して上下する。また、可動部材11は空気軸受31によりXY方向には動きにくく、Z方向には自由に動く構成となっている。
さらに、可動部材11とガイド部15の相対位置を測定し、この測定結果に基づいて可動部材11とガイド部15の相対位置がほぼ一定になるように、ガイド部15をZ方向に駆動する手段が設けられている。この構成により可動部材11のガイド部15に対するZ方向の相対位置が所定位置に規制されることで、被測定面2aに対して常に一定の測定押圧で測定が行われる。
上記の各構成は、ガイド部15が連結されかつZ方向に移動可能なプローブ本体16に配設されている。その構成を説明すると、半導体レーザ17から発したレーザ光Gが、コリメートレンズ18、偏光ビームスプリッタ19、λ/4波長板20を通過した後、ダイクロックミラー21で反射し、集光レンズ22によって可動部材11の反射面13上に集光する。
集光レンズ22に戻ったレーザ光Gの反射光は、ダイクロックミラー21及び偏光ビームスプリッタ19で全反射し、レンズ23で集光されるとともにハーフミラー24で2つに分離され、それぞれピンホール25a、25bを通過して2つの光検出器26a、26bで受光される。
2つの光検出器26a、26bによる検出出力は誤差信号発生部27に入力される。誤差信号発生部27からはフォーカス誤差信号がサーボ回路28に出力され、サーボ回路28にてリニアモータ29が駆動制御され、プローブ本体16の位置が所定の測定力が得られる位置にフォーカシングされる。なお、プローブ本体16を含むZ移動部の自重分は、ばね30により支持される(例えば、特許文献2参照)。
上記の具体的な実施例を図11で説明する。プローブ本体16を箱状のケーシングで形成し、プローブ本体16の下部に円筒のハウジング32で形成したプローブ先部5を装着している。ハウジング32の先端部に空気軸受31を装着し、その上部にリング状の突起部材33を設け、その上部に可動部材11を吊るした板ばね14を載置していた。ハウジング32の上端部にはレンズ取付け部材34を固着し、レンズ22を挿入した後レンズ固定部材35の外周部に設けた雄ネジを、レンズ取付け部材34の内周部に設けた雌ネジに挿入して固定していた。
上記と同様な形状測定装置で、先端に被測定面に接触するスタイラスを設け他端部にレーザ光を反射する反射面を形成された可動部材と、この可動部材を軸の中心部に保持する空気軸受とを有する。この軸受として、特許文献3では、多孔質材で形成された空気軸受や、バネでスタイラスを装着した可動部材を保持する構成が開示されている。また、特許文献4では、上下の2ケ所に複数の吹出口を有する空気軸受や、スタイラスを装着した可動部材を引張りコイルバネで支持している構成が開示されている。また、特許文献5では、可動部材5の側面に光の反射板を設け、反射光を検出して測定圧を一定に保つ構成が開示されている。
特開平10−170243号公報 特開平6−265340号公報 特開平9−96518号公報 特開平11−166823号公報 特開平11−304463号公報
上記に示した従来の方法では、空気軸受に送風した空気が、可動部材と空気軸受の隙間から被測定物や、レーザ光を反射する反射面のある空間に流れ込み、被測定物のある空間に流れた時には、被測定物に当たって反射した空気が再度スタイラス部に当たって測定誤差が生じる。また、反射面のある空間に流れた時には、レーザ光に揺らぎが生じ測定が不安定となる欠点があった。本発明はこの欠点を無くした測定用プローブを提供することを目的としている。
また、プローブを移動させて被測定面を測定するとき、スタイラス先端部と被測定物との摩擦抵抗により生じるスタイラスの横方向の変位を少なくし、可動部材の傾きにより生じる測定誤差を少なくできる測定用プローブを提供することを目的としている。
また、可動部材を弾性材で支持する方式のもので小さい測定力で測定するには薄い板状の弾性材が必要であるが、この様な薄い板状の弾性材でも捻りなどを発生させずに、可動部材を円滑に軸の中心部に移動できるようにして、生産性がよく品質の安定した測定用プローブを提供することを目的としている。
また、レーザ光を反射する反射面が弾性材の上部に戴置している場合には、弾性材が変位すると反射面の角度が変位し、反射光が入射光と同じ軸に戻らないと言う測定器としては致命的な欠点が生じるので、被測定物の設置や取り外しの時に、被測定物がスタイラスに当たって板状の弾性材が変位や破損を防ぐことができる測定用プローブを提供することも目的としている。
本発明は、上記技術的課題を解決するために、以下の構成の測定用プローブを提供する。
本発明の第1態様にかかる測定用プローブは、スタイラスを被測定物の表面に沿って相対的に移動させて前記被測定物の形状を測定する形状測定装置に用いられ、一端に前記被測定面に接触する前記スタイラスが設けられレーザ光を反射する反射面とを備える棒状の可動部材を軸孔に挿入し軸方向に移動可能に保持する空気軸受本体を備える空気軸受をケーシングの先端部分に固定したものである。前記空気軸受は、前記可動部材と前記空気軸受本体との当接面の軸方向中間部に設けられ、前記可動部材へ吹き付けられた空気が溜まる凹状の空気溜め部と、前記空気溜め部から空気を前記ケーシングの外へ排出する空気排出用貫通穴と、前記空気溜め部の軸方向両側に可動部材への空気の吹出口とを備える。
本発明の第2態様にかかる測定用プローブは、スタイラスを被測定物の表面に沿って相対的に移動させて前記被測定物の形状を測定する形状測定装置に用いられ、一端に前記被測定面に接触する前記スタイラスが設けられレーザ光を反射する反射面とを備える棒状の可動部材を軸孔に挿入し軸方向に移動可能に保持する空気軸受本体を備える空気軸受をケーシングの先端部分に固定したものである。前記空気軸受は、空気軸受本体の外周面に外周面の両端近傍に全周にわたって延在する周溝と、前記2つの周溝に連通し軸方向に延在する複数の縦溝と、を備え前記ケーシングの外側から供給される空気が吹き込まれる空気吹き込み溝と、前記空気吹き込み溝の軸方向に異なる位置に設けられた前記可動部材への空気の吹出口と、前記空気軸受本体と前記可動部材との当接面に設けられ、前記空気軸受本体の空気の吹出口の中間位置に全周にわたって形成され、前記吹き込み口から前記可動部材へ吹き付けられた空気が溜まる凹状の空気溜め部と、前記空気溜め部に前記外周面にまで貫通し前記吹出口の中間位置に設けられ前記空気溜め部内の空気を前記ケーシング外に排出する空気排出用貫通穴と、を備える。
上記構成において、空気軸受は、可動部材をその軸孔に挿入した状態で保持する空気軸受本体を備え、その軸方向に異なる位置に吹出口を備える。吹出口は、軸孔に保持されている可動部材に空気を吹き付けるためのものであり、可動部材に吹き付けられた空気は、空気溜め部に溜められる。空気溜め部は、可動部材と空気軸受本体との当接面の吹出口の中間位置に設けられる。空気溜め部は、凹状に形成された空間であり、可動部材に形成してもよいし、空気軸受本体の内周面に形成してもよい。空気溜め部には、空気を外部に排出する空気排出用貫通穴が形成されており、空気を外部に排出することによって、空気軸受本体の軸孔を通って外部に排出される空気の量を少なくする。
本発明の第3態様は、前記縦溝は、前記空気軸受けの外周面に対して略均等角度になるように設けられている第2態様の測定用プローブを提供する。
本発明の第4態様は、前記空気軸受は、前記可動部材の前記スタイラスが設けられている側の軸受内圧力が前記反射面が設けられている側の軸受内圧力よりも高くなるように構成されている第1から第3態様のいずれかの測定用プローブを提供する。
上記構成において、可動部材の前記スタイラスが設けられている側の軸受内圧力が前記反射面が設けられている側の軸受内圧力よりも高くなるように構成するには、例えば、可動部材と空気軸受本体の内表面との間の隙間を、スタイラスが設けられている側を反射面が設けられている側よりも狭く構成するか、反射面が設けられている側を自制絞りにし、スタイラスが設けられている側をオリフィス絞りに構成する。
本発明の第5態様は、スタイラスを被測定物の表面に沿って相対的に移動させて前記被測定物の形状を測定する形状測定装置に用いられ、一端に前記被測定面に接触する前記スタイラスが設けられレーザ光を反射する反射面とを備える棒状の可動部材を軸孔に挿入し軸方向に移動可能に保持する空気軸受本体を備える空気軸受をケーシングの先端部分に固定した測定用プローブであって、前記空気軸受の上端面に前記可動部材の軸中心に対して略対称位置に固定された2つ支持部と、前記可動部材の他端側に固着しかつ前記2つの支持部上にまで延伸する板状の弾性材とを備え、前記可動部材を空気軸受の軸孔に貫通して前記弾性体の両端を前記球上に載置する構成とした第1から第4態様のいずれか1つの測定用プローブを提供する。
本発明の第6態様は、前記空気軸受けは、その上端面に凹部を可動部材の軸中心に対して略対称位置に備え、前記支持部は、球体で構成され、前記凹部に嵌入されて保持される第5態様の測定用プローブを提供する。
本発明の第7態様は、前記可動部材は、少なくとも1端を軸受の端面上にまで延伸した延伸部材をその他端部に備え、前記空気軸受は、その上端面に前記延伸部材を係合し前記可動部材が軸中心に回転することを規制する規制部材を備える第5又は第6態様の測定用プローブを提供する。
本発明の第8態様は、スタイラスを被測定物の表面に沿って相対的に移動させて前記被測定物の形状を測定する形状測定装置に用いられ、一端に前記被測定面に接触する前記スタイラスが設けられレーザ光を反射する反射面とを備える棒状の可動部材を軸孔に挿入し軸方向に移動可能に保持する空気軸受本体を備える空気軸受をケーシングの先端部分に固定した測定用プローブであって、前記可動部材は、前記スタイラスが設けられている側に前記空気軸受の軸孔の内径寸法よりも大きな鍔部を備える第1から7態様のいずれかの測定用プローブを提供する。
本発明の第9態様は、前記鍔部は、スタイラスに設けられ、楕円形状である第9態様の測定用プローブを提供する。
本発明の第10態様は、前記空気軸受本体は、前記空気の吹き出し口から空気溜め部までの軸方向寸法L1が、前記空気の吹き出し口から空気軸受本体上端までの軸方向寸法L2よりも短くなるように構成されていることを特徴とする、第2態様の測定用プローブを提供する。
本発明の第11態様は、第1から第10態様のいずれか1つの測定用プローブを有する形状測定装置を提供する。
本発明によれば、空気軸受の中央部からも空気を排出できるので、可動部材と空気軸受本体部の隙間から流出する空気量が少なくなり、被測定物側の空間に流れた時に、被測定物に当たって反射した空気が再度スタイラスに当たって生じる測定誤差や、反射面のある空間に流れた時に、レーザ光に揺らぎが生じて測定が不安定となる欠点を取り除くことができる。
また、本発明の第3態様によれば、空気軸受けの外周面に対して均等角度になるように縦溝が設けられているため、空気軸受に保持されている可動部材の外周に均等に空気が吹き付けられ、空気軸受けと可動部材との間の軸方向への動きをスムーズにすることができる。
また、本発明の第4態様によれば、空気軸受の軸方向の両端部に空気の吹出口を設けるとともに先端側の軸受内圧力を反射面側の軸受内圧力よりも強くしているので、測定時のスタイラス先端と被測定面とに働く摩擦抵抗によるスタイラス及び可動部材の横方向の回転モーメントの中心位置がスタイラス側に移動し、回転モーメントの中心位置からスタイラス先端部までの距離が短くなるので、測定時の摩擦抵抗によるスタイラス及び可動部材の横方向の変位は少なくなり、測定精度が向上する。
本発明の第5態様によれば、板状の弾性材を二個の支持部により、それぞれ点で支持することとなるので摩擦抵抗が小さくなり、可動部材を円滑に軸の中心部に移動して保持することができる。また、支持部を球とすれば、加工精度が良くなるため、可動部材から球と弾性材の接触部までの距離を一定に保つことができる。さらに、板状の弾性材を二個の球により、それぞれ点で支持することとなるので、2個の球上で板状の弾性材に働く抗力の方向が常に同じ方向となるため、板状の弾性材に捻り等が発生しない。これらにより、常に一定の小さい測定力で測定が可能となる。また、点で支持しているので弾性材の端部切断面のバリに対する管理をする必要がなく、かつ、球としているので生産性が良くて精度が高く均一で安定した品質を得ることができ、プローブ間のバラツキを少なくできる。
本発明の第7態様によれば、延伸部材を規制部材で位置を規制する構成としているので、端部に雄ネジが設けられているスタイラスを可動部材に螺合させる場合でも、板状の弾性体に無理な力が掛からず損傷することがない。従って、板状の弾性体を必要なだけ薄くすることができるので、被測定物に対し小さな測定力で測定が可能となる。
本発明の第8態様によれば、可動部材のスタイラス側に軸受の内径よりも大きな鍔部を設けているので、スタイラスをつけた状態で逆さまに持っても可動部材が落ちることが無く、板状の弾性体を損傷することがない。またスタイラスが何かに衝突したときにも可動部材の動きが規制されるので、板状の弾性体を損傷することがない。また、空気軸受の隙間から漏れる空気を遮蔽し、略直角方向に案内するため、被測定物に当たって反射しスタイラスに当たる空気を大幅に少なくすることができる。
以下、本発明の各実施形態に係る測定用プローブについて、図面を参照しながら説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態にかかる測定用プローブの先端部分の拡大断面図であり、図2は図1のII−II断面矢視図であり、図3は図1の測定用プローブの先端部分の分解斜視図である。
測定用プローブ5は、形状測定装置に用いられるものである。形状測定装置は、測定用プローブの構成以外は図9に示した従来の形状測定装置100とほぼ共通し、保持台1に載置された被測定物2の測定面2aに測定用プローブ1の先端が接触した状態で、相対的に移動することによって、被測定物2における測定面2aの形状について3次元測定を行う装置である。
可動部材11は、一端に被測定面2aに接触するスタイラス12を装着し、他端部にはレーザ光Fzを反射する反射面13を装着する。可動部材は、空気軸受31の軸孔に挿入された状態で保持されており、その軸方向にのみ移動可能である。
空気軸受31は、軸としての可動部材11を軸孔に挿入した状態で支持し、軸孔に挿入された可動部材11に空気を誘導し吹き付けるための空気通路を設けた筒形状の空気軸受本体41、他部品に装着したり結合する外壁とを備えている。本実施形態では、空気軸受31の外壁は、測定用プローブのハウジング40で形成されている。
ハウジング40は、測定用プローブの先端に設けられた筒状の容器であり、先端に空気軸受本体を保持する。ハウジング40には、空気軸受け本体に空気を送り込むための空気継ぎ手42が設けられており、図示しないコンプレッサなどから圧縮空気が吹き込まれる。
図2,図3A,図3Bに示すように、空気軸受本体41は、その表面に溝が形成されており、ハウジング40の内側壁と溝とで画定された空間が空気を流すための経路として形成される。空気軸受本体41の表面に設けられた溝は、外周面の両端近傍に全周にわたって延在する周溝43と、2つの周溝43との間を連通させる軸方向に延在する縦溝44とを備える。周溝43には、可動部材11に空気を吹き込む吹出口45及び吹出口46が空気軸受本体の軸方向のことなる位置にそれぞれ設けられている。吹出口45及び吹出口46は、空気軸受本体41の周面に略均等角度になるように4組設けられている。
吹出口45および吹出口46からそれぞれ可動部材11に空気を吹き付けることにより、可動部材11を軸の中心部に保持する。吹出口45および吹出口46の数は可動部材11に対して対称位置あればその数は問わないが、あまりに多くすると加工上の問題がある。
空気軸受本体41の内周面の中央部分には、可動部材11に吹き付けられた空気を溜める空気溜め部47が全周にわたって設けられており、空気溜め部47に設けられた4つの排出口48から空気軸受本体41の外部に放出される。
なお、空気軸受31の外壁となるハウジング40と空気軸受本体41との接触部64は空気漏れの無いように密閉されている。本実施形態では、可動部材11と空気軸受本体41の隙間49は10μm(マイクロメートル)程度、排出口48はミリメートル単位の大きさで構成されているので、排出口48の総面積は隙間49の面積に比して比較にならないほど大きい。また、空気溜め部47の切り込み深さD1はミリメートル単位或はそれに近い深さに加工でき、隙間49と比較すると比較にならないほど大きくできるので、空気溜め部47から外部へは空気抵抗はほぼ無くなる。また、空気溜め部47は環状に設けているので隙間49での空気の流れに乱れが生じない。
従って、吹出口45および吹出口46から外部までの空気抵抗は可動部材11と空気軸受本体41の隙間49の長さで決まる。図1に示すように、吹出口45から空気溜め部47までの距離L1を吹出口45からレーザ光の反射面13のある空間50まで(すなわち、空気軸受本体の上端まで)の距離L2よりも短くすれば、空間50に漏れる空気は吹出口45からでた空気量の半分以下になり、レーザ光の揺らぎを殆んど無くすることができる。
また、被測定物側の吹出口46も同様に、可動部材11と空気軸受本体41の隙間49から被測定物2側に漏れる空気量を少なくなるため、被測定面2aに当たって反射した空気がスタイラス12に当たってスタイラス12を持ち上げる力を無視できる程度に小さくできる。なお、スタイラス12が被測定面2aと接触する測定圧は、0.3mN(ミリニュートン)程度で極めて小さく、空気軸受31の隙間49から流れ出る空気の反射でも無視できない状態となっている。
なおこの状態は、凸レンズのように上に凸の被測定物を計測している場合は、空気がスタイラスから離れる方向に分散するので、隙間49から被測定物2側に漏れる空気でスタイラス12を持ち上げることは少ない。しかし、図1に示すように凹レンズのように、下に凸の形状の被測定物を計測している場合は、被測定面2aに当たって反射した空気がスタイラス12に当たり易く、空気溜め部47とこれに結合された排出口48を設けることにより、スタイラス12にあたる空気を少なくし、スタイラスのがたつき及びスタイラスが上方に持ち上げられることによる測定誤差の発生を少なくすることができる。
図3Bに示すように、空気軸受本体41の上端面52には、可動部材11の軸中心から略対称位置に凹部63が設けられており、当該2つの凹部63にそれぞれ鋼球53が固定されている。可動部材11の上端部には、図1に示すように当該2つの鋼球53上にまで延伸した板状の弾性材14が固着される。可動部材11を空気軸受本体41の軸孔に貫通したとき、弾性材14の両端部が空気軸受本体41の上面に位置する2つの鋼球53上に接触するように載置される。
上記のように構成することで、板状の弾性材14を点で支持することになるので摩擦抵抗が小さくなり、可動部材11を円滑に軸の中心部に移動して保持することができ、また、2つの球上で板状の弾性材に働く抗力の方向が常に同じ方向となるため、板状の弾性材に捻り等が発生しない。また、可動部材を支持する支持部を球形としているので、支持部の加工精度が良くなり、可動部材11の軸の中心点から球53と弾性材14の接触部までの距離を一定に保つことができる。これらにより、常に一定の小さい測定力で測定が可能となる。なお、従来のように空気軸受本体41の上面の支持部をリング状の突起のごとく構成した場合は、可動部材に設けられた弾性材と突起部とは線で接触することとなり、突起の線上でその高さに高低が生じ、両側の突起上での板状の弾性材に働く抗力の方向が異なる方向となるため、板状の弾性材に捻りが生じ弾性材14の弾性力が不安定となりやすい。また、支持部を針状の突起で構成すると、先端部の形状や寸法のバラツキにより、可動部材の軸の中心点から弾性材と突起部との接触部までの距離にバラツキが生じ、弾性材14の弾性力にバラツキが生じるおそれがある。
また、リング状の突起のごとく、弾性材と突起部と線で接触するものにあっては、弾性材の端部切断面のバリがリング状の突起に引っ掛かり、スムーズな動きができない場合が生じる。弾性材は極めて薄いので端部切断面のバリを取ることができないため、従前は、バリ方向を管理して対応していたが、弾性材を2つの鋼球53上に載置することにより、この様な管理をする必要が無くなる。また、球としているので生産性が良く加工することができるので、均一で安定した品質を得ることができ、プローブ間のバラツキを少なくできる。
図4は、本発明の第1実施形態の変形例にかかる測定用プローブの先端部の拡大断面図である。図1に示した第1実施形態においては、L1とL2とが略同じ長さとしているので空間49から漏れる量は空気溜め部がない時の約半分になるが、さらに少なくしたいときには、図4に示すように、空気溜め部47aに傾斜部51を設けL1をL2よりも小さくすればよい。このように構成することにより、空間49からレーザ光の反射面のある空間50や、被測定物2側に漏れる空気の量を少なくすることができる。
また、図5に示すさらなる変形例では、可動部材11側に空気溜め部47bを設けていている。この場合、吹出口45の近くまで加工でき、吹出口45から空気溜め部47までの距離L1を極めて小さくできるので空間50に漏れる空気は殆んど無くすることができる。なお、空気溜め部を空気軸受本体41と可動部材11の両方に設けられた凹部によって形成してもよい。
上記構成によれば、空気軸受31は、軸としての可動部材11と、他部品に装着あるいは結合するハウジング40と、空気を任意の場所に誘導する空気軸受本体41とで構成されており、前記空気軸受31の外壁はハウジング40で形成されているので、空気の誘導部を簡単に加工することができ生産性が良く経済的である。
また、図6を用いてさらに別の変形例を説明する。図6は、図1の断面図に本発明の空気分布を記載した図である。図1の空気軸受31と相違している点は、スタイラス12を装着した先端側の吹出口46からの軸受内圧力が、反射面13を固着した上側の吹出口45からの軸受内圧力よりも強くなるように形成したことである。先端側の軸受内圧力を反射面側の軸受内圧力より強くするために、可動部材11と空気軸受本体41の隙間49を上端部側隙間49xよりも先端側を狭くするように構成するようにした。図6において、吹出口45と吹出口46の近傍に矢印で記載しているのは、可動部材11の一断面で可動部材11に加わる軸受内圧力の分布を示している。なお、可動部材11の空気溜め部47cに面した部分では、空気溜め部47cに排出口48が繋がれているので可動部材11に加わる軸受内圧力はきわめて小さくなる。
また、スタイラス12を装着した先端側の吹出口46からの軸受内圧力が、反射面13を固着した上側の吹出口45からの軸受内圧力よりも強くなるようにするための別の構成としては、上端部側を自制絞りにし、先端側をオリフィス絞りに構成するようにしてもよい。
ここで、吹出口45から空気軸受本体41の端部までの距離と、吹出口46から空気軸受本体41の端部までの距離を共にL2とした状態で、吹出口45および吹出口46からの軸受内圧力が同じの場合について考える。図6に示すように、可動部材11の軸方向にプローブ5を移動させて測定している時に、スタイラス12の先端に摩擦抵抗による抗力Fが加わった時のスタイラス12及び可動部材11の横方向の回転モーメントの中心位置は、軸受部の長さL3の中心位置である点イである。ところが、先端側の吹出口46からの軸受内圧力を反射面側の吹出口45からの軸受内圧力よりも強くすると、前記の回転モーメントの中心位置はスタイラス12側の点ロに移動する。従って、回転モーメントの中心位置からスタイラスの先端部までの距離はL4からL5に短くなる。この時の摩擦抵抗による抗力Fによるスタイラス12の先端部の横方向の変位(図示せず)は、この距離L4およびL5に比例するので、スタイラス12の先端部の横方向の変位は少なくなり、測定精度が向上する。
このように、スタイラス12を装着した先端側の吹出口46からの軸受内圧力を、反射面13が固着された側の吹出口45からの軸受内圧力よりも強くすることにより、スタイラス12の先端部の変位を少なくし測定精度を向上させることは、空気軸受の中央部に空気溜め部のないものでも同じ効果を得ることができる。
また、図1から図6までの説明では、可動部材11を垂直方向に装着している例で記述してきたが、上記の空気軸受構造を可動部材11が水平方向に装着している空気軸受に使用しても上記と同じ効果を得ることができる。また、可動部材11を断面円形として記載したが、断面四角形の可動部材であっても前述の効果と同じ効果を得ることができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について、図7と図8を用いて説明する。第2実施形態の測定用プローブは、第1実施形態の測定用プローブと大略同じ構成であるため、相違点を中心に説明する。図7は、可動部材11と空気軸受31部の部分断面図であり、図8は同部分の分解斜視図である。
空気軸受本体41の上端面52には、第1実施形態と同様に、可動部材11の軸中心から略対称位置に2つの鋼球53を固定している。本実施形態では、図8に示すように、2つの鋼球53上の両側にピン等の位置規制部材54を固着し、板状の弾性材14の位置規制をしている。従って、板状の弾性材14は確実に2つの鋼球53上に載置できる。
位置規制部材54の高さHは、可動部材11が動くことができる距離L6(図7参照)よりも高くして、弾性材14が2ケの突起物である球53上以外の場所に移動しないようにしている。
また、図8に示すように、可動部材11の弾性材14に対して略垂直方向に延在し、空気軸受本体41の上端面52上にまで延伸した延伸部材57を備える。一方、軸受の上端面にはピン等の位置規制部材58を装着している。この延伸部材57は樹脂で成形することにより軽くて強いものができるので、スタイラス12を回転させても、板状の弾性材14に損傷を与えることはない。なお、延伸部材57の位置規制部材58も弾性材14の位置規制部材54と同様に、高さHは可動部材11が動くことができる距離L6よりも高くしている。また、端部に雄ネジ60のあるスタイラス12を雌ネジのある可動部材11にネジ止めする時のように、大きな回転力が可動部材に加わった場合には、弾性材14の位置規制部材54だけでは弾性材14が簡単に破損するおそれがあるが、延伸部材57の位置規制部材58は充分な強度を持たせて構成することができるので、弾性材14が破損することを防止することができる。
なお、弾性材14が位置規制部材54内での移動可能範囲を、延伸部材57が位置規制部材58内での移動可能範囲よりも小さくしているのは、可動部材11が回転すると弾性材14が位置規制部材54に先に当たるが弾性限界内にしているので破損することはなく、弾性材14の弾力で弾性材14および延伸部材57を位置規制部材の中央に復元させるためである。
この様に、スタイラス12を雄ネジ止めする時の様に、大きな回転力が可動部材11に加わっても、位置規制部材58を設けているので、板状の弾性材14に損傷を与えることは無い。従って、弾性材が変位することによる反射面の角度の変位で反射光が入射光と同じ軸に戻らないという測定器としての致命的な欠点をなくすることができる。
なお上記は空気軸受本体41の上端面52に位置規制部材を設けて位置規制をしている例を説明しているが、空気軸受本体41の下端面56で可動部材11の回転防止の位置規制をしても、同じ効果を得ることができる。
なお、上記記載の図面では、可動部材11を全て断面円形の筒状部材で、筒状部材の内壁に雌ネジ59を形成し、スタイラス12には前記雌ネジ59に挿入する雄ネジ60を形成していてネジ止めする構成で記載してきたが、円形の代わりに三角や四角の角形のものであっても、更に内部をくり抜いていないものであっても棒状であれば良い。なお、スタイラス12の先端部にはルビーやダイヤモンドの接触子61を固着している。
また、図7,図8に示すように、スタイラス12には、軸受の内径D2よりも大きな長さD3を有する鍔部55が設けられている。このよう構成された鍔部により、スタイラス12を装着した状態で逆さまに持っても可動部材11が落ちることが無く、板状の弾性材14を損傷することが無くなる。また、可動部材11の動ける範囲は、鍔部55と空気軸受本体41の下端面56との距離L6(図7参照)以内に規制されるので、スタイラス11が被測定物2等に衝突した時にも板状の弾性材14を損傷することが無くなる。従って、弾性材が変位することによる反射面の角度の変位で反射光が入射光と同じ軸に戻らないという測定器としての致命的な欠点をなくすることができる。
また、鍔部55は可動部材11と空気軸受本体41の隙間49から漏れる空気の方向を遮蔽することができるので、被測定物2に当たって反射する空気をきわめて少なくし、スタイラス11が持ち上げられることによる測定誤差を小さくすることができる。さらに、図8に示すように鍔部55を楕円形状等にすることにより、スタイラス12を着脱する時に用いる回転用のノブとしても使用することができる。また、鍔部は、スタイラス12と一体的に構成されている必要はなく、可動部材11とスタイラス12の間に、軸受の内径D2よりも大きなワッシャのような部材を挿入して、鍔部とすることもできる。
また、図7及び図8の説明では、可動部材11を垂直方向に装着している例で記述してきたが、上記の空気軸受構造を可動部材11が水平方向に装着している空気軸受に使用しても上記と同じ効果を得ることができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その他種々の態様で実施可能である。なお、第2実施形態でそれぞれ示した、スタイラス12に軸受の内径D2よりも大きな長さD3を有する鍔部55を設けた構成及び、弾性材14の両端を2つの鋼球53上に載置し、位置規制部54を備えた構成は、同じ測定用プローブにおいてそれぞれ設けられている必要はない。
本発明の測定用プローブは、光学部品や金型等の非球面物体の表面形状を測定する三次元形状測定装置だけでなく、半導体製造用のウエハや磁気記憶ディスクなどの薄板材の平坦度や厚み等を測定する形状測定装置等の測定用プローブに適用できる。
本発明の第一の実施の形態における可動部材と空気軸受部の部分断面図である。 図1のA−B断面矢視図である。 図1の可動部材と空気軸受部の分解斜視図である。 図1の空気軸受本体の部分断面斜視図である。 図1の変形例にかかる測定用プローブを示す図である。 図1の他の変形例にかかる測定用プローブを示す図である。 図1のさらに他の変形例にかかる測定用プローブの部分断面図である。 本発明の第2実施形態にかかる測定用プローブの部分断面図である。 本発明の第2の実施の形態における分解斜視図である。 従来の三次元形状測定装置の全体概略斜視図である。 従来の三次元形状測定装置におけるオートフォーカス制御部の構成図である。 従来の三次元形状測定装置のプローブの一例を示す構成図である。
符号の説明
2 被測定物
2a 被測定面
5 プローブ
11 可動部材
12 スタイラス
13 反射面
31 空気軸受
45、46 吹出口
47 空気溜め部
48 排出口

Claims (11)

  1. スタイラスを被測定物の表面に沿って相対的に移動させて前記被測定物の形状を測定する形状測定装置に用いられ、一端に前記被測定面に接触する前記スタイラスが設けられレーザ光を反射する反射面を備える棒状の可動部材を軸孔に挿入し軸方向に移動可能に保持する空気軸受本体を備える空気軸受をケーシングの先端部分に固定した測定用プローブであって、
    前記空気軸受は、
    前記可動部材と前記空気軸受本体との当接面の軸方向中間部に設けられ、前記可動部材へ吹き付けられた空気が溜まる凹状の空気溜め部と、
    前記空気溜め部から空気を前記ケーシングの外へ排出する空気排出用貫通穴と、
    前記空気溜め部の軸方向両側に可動部材への空気の吹出口とを備えることを特徴とする、測定用プローブ。
  2. スタイラスを被測定物の表面に沿って相対的に移動させて前記被測定物の形状を測定する形状測定装置に用いられ、一端に前記被測定面に接触する前記スタイラスが設けられレーザ光を反射する反射面とを備える棒状の可動部材を軸孔に挿入し軸方向に移動可能に保持する空気軸受本体を備える空気軸受をケーシングの先端部分に固定した測定用プローブであって、
    前記空気軸受は、
    空気軸受本体の外周面に外周面の両端近傍に全周にわたって延在する周溝と、前記2つの周溝に連通し軸方向に延在する複数の縦溝と、を備え前記ケーシングの外側から供給される空気が吹き込まれる空気吹き込み溝と、
    前記空気吹き込み溝の軸方向に異なる位置に設けられた前記可動部材への空気の吹出口と、
    前記空気軸受本体と前記可動部材との当接面に設けられ、前記空気軸受本体の空気の吹出口の中間位置に全周にわたって形成され、前記吹き込み口から前記可動部材へ吹き付けられた空気が溜まる凹状の空気溜め部と、
    前記空気溜め部に前記外周面にまで貫通し前記吹出口の中間位置に設けられ前記空気溜め部内の空気を前記ケーシング外に排出する空気排出用貫通穴と、を備えることを特徴とする、測定用プローブ。
  3. 前記縦溝は、前記空気軸受けの外周面に対して略均等角度になるように設けられていることを特徴とする、請求項2に記載の測定用プローブ。
  4. 前記空気軸受は、前記可動部材の前記スタイラスが設けられている側の軸受内圧力が前記反射面が設けられている側の軸受内圧力よりも高くなるように構成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の測定用プローブ。
  5. スタイラスを被測定物の表面に沿って相対的に移動させて前記被測定物の形状を測定する形状測定装置に用いられ、一端に前記被測定面に接触する前記スタイラスが設けられレーザ光を反射する反射面とを備える棒状の可動部材を軸孔に挿入し軸方向に移動可能に保持する空気軸受本体を備える空気軸受をケーシングの先端部分に固定した測定用プローブであって、
    前記空気軸受の上端面に前記可動部材の軸中心に対して略対称位置に固定された2つ支持部と、
    前記可動部材の他端側に固着しかつ前記2つの支持部上にまで延伸する板状の弾性材とを備え、
    前記可動部材を空気軸受の軸孔に貫通して前記弾性体の両端を前記球上に載置する構成とした請求項1から4のいずれか1つに記載の測定用プローブ。
  6. 前記空気軸受けは、その上端面に凹部を可動部材の軸中心に対して略対称位置に備え、
    前記支持部は、球体で構成され、前記凹部に嵌入されて保持されることを特徴とする、請求項5に記載の測定用プローブ。
  7. 前記可動部材は、少なくとも1端を軸受の端面上にまで延伸した延伸部材をその他端部に備え、
    前記空気軸受は、その上端面に前記延伸部材を係合し前記可動部材が軸中心に回転することを規制する規制部材を備えることを特徴とする、請求項5又は6に記載の測定用プローブ。
  8. スタイラスを被測定物の表面に沿って相対的に移動させて前記被測定物の形状を測定する形状測定装置に用いられ、一端に前記被測定面に接触する前記スタイラスが設けられレーザ光を反射する反射面とを備える棒状の可動部材を軸孔に挿入し軸方向に移動可能に保持する空気軸受本体を備える空気軸受をケーシングの先端部分に固定した測定用プローブであって、
    前記可動部材は、前記スタイラスが設けられている側に前記空気軸受の軸孔の内径寸法よりも大きな鍔部を備えることを特徴とする、請求項1から7のいずれか1つに記載の測定用プローブ。
  9. 前記鍔部は、スタイラスに設けられ、楕円形状であることを特徴とする、請求項9に記載の測定用プローブ。
  10. 前記空気軸受本体は、前記空気の吹き出し口から空気溜め部までの軸方向寸法L1が、前記空気の吹き出し口から空気軸受本体上端までの軸方向寸法L2よりも短くなるように構成されていることを特徴とする、請求項2に記載の測定用プローブ。
  11. 請求項1から10のいずれか1つに記載の測定用プローブを有することを特徴とする、形状測定装置。
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