JP2006074835A - 基地局装置 - Google Patents
基地局装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006074835A JP2006074835A JP2005330287A JP2005330287A JP2006074835A JP 2006074835 A JP2006074835 A JP 2006074835A JP 2005330287 A JP2005330287 A JP 2005330287A JP 2005330287 A JP2005330287 A JP 2005330287A JP 2006074835 A JP2006074835 A JP 2006074835A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- base station
- station apparatus
- field strength
- mobile station
- electric field
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02D—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
- Y02D30/00—Reducing energy consumption in communication networks
- Y02D30/70—Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks
Landscapes
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
Abstract
【解決手段】無線ゾーンを形成し、その無線ゾーンに位置する移動局装置に通信サービスを提供する基地局装置において、該移動局装置から受信された信号の受信電界強度を測定する上り電界強度測定手段と、測定された受信電界強度が閾値以上の場合に、該移動局装置宛にその旨を示す通知を送信し、該測定された受信電界強度が該閾値より小さいときに、該移動局装置宛にその旨を示す不可通知を送信する応答手段とを備えて構成される。
【選択図】 図1
Description
図において、送信用のアンテナ51と受信用のアンテナ52とはそれぞれ増幅装置53の対応する空中線端子に接続され、その増幅装置53の各ポートは分配合成器541〜543を介して送受信シェルフ551〜553に接続される。送受信シェルフ551〜553の制御用入出力は基地局制御装置56の対応する入出力に接続され、その送受信シェルフのPCM入出力端子はPCMインタフェース部57、同期端局装置58および伝送路を介して対向する制御センタ(図示されない。)に接続される。
なお、送受信シェルフ552、553の構成については、送受信シェルフ551 の構成と同じであるから、ここではその説明を省略する。
図17は、従来の移動局装置の構成例を示す図である。
しかし、反対に少なくとも1つのとまり木周波数が蓄積されている場合には、制御部83は、その蓄積されているとまり木周波数を上述した受信電界強度が高い順にソーティングする(図18(8))。さらに、制御部83は、このようにしてソーティングされたとまり木周波数の内、受信電界強度が高いものを優先して選択してシンセサイザ82に設定し(図18(9))、かつそのとまり木周波数の下で受信される報知信号の受信電界強度L2を受信部731 を介して計測する(図18(10))。
制御部83は、このようにして与えられる報知情報の内容について正規性を判断することにより、その報知信号が正常に受信されたか否か判別する(図18(11))。また、制御部83は、このような判別により報知情報が正常に受信されなかったと認識した場合には、受信電界強度が高い順にメモリに蓄積された後続のとまり木周波数について図18(9)〜(11) に示す処理を順次反復する(図18(12))。 さらに、制御部83は、このような処理の下で報知信号が正常に受信された場合には、受信部731 を介してその報知信号の受信電界強度L2を再び計測し、その受信電界強度と自局の待ち受けを許容すべき最小の電界強度Lth2 (以下、「下り待ち受け許可レベル」という。)とを比較する(図19(13))。制御部83は、このような比較の下で前者が後者を上回ることを認識した場合には後述の待ち受け状態に移行するが、反対に下回ったときには該当するとまり木周波数の下で報知信号が正常に受信されなかった場合と同様にして、受信電界強度が高い順にメモリに蓄積された後続のとまり木周波数について図18(9)〜(11) に示す処理を順次反復する(図18(12))。なお、以下では、上述したように電源の投入時点あるいは圏外状態から待ち受け状態に移行する過程で制御部83が行う処理(図19(1)〜(12))については、単に「入圏処理」と称することとする。
また、上述した下り待ち受け許可レベルLth2 と下り待ち受け劣化レベルLth3 とについては、基地局装置がこれらの値あるいは識別情報を報知情報に盛り込んで送信することにより移動局に通知することもできるが、ここでは、簡単のため、移動局装置がこのような下り待ち受け許可レベルLth2 と下り待ち受け劣化レベルLth3 とを既知の値として適用するものと仮定する。
本発明では、該送信手段は、自局に生起した呼の消滅時に、該閾値に対する該受信電界強度に応じて該基地局に該信号を送信することを特徴とする。
本発明は、自局が在圏ゾーンの圏外に移行した状態、あるいは始動後における該待ち受けの開始前の状態を検出する状態検出手段を備え、該送信手段は、該状態検出手段によって検出された状態で、該閾値に対する該受信電界強度に応じて該基地局に該信号を送信することを特徴とする。
本発明では、該送信手段によって送信される信号は、その信号を示す識別情報と自局の識別情報とを含む先行フレームと、該自局の識別情報を示す後続フレームとして構成されることを特徴とする。
本発明では、該応答手段は、該測定された受信電界強度が該閾値より小さいときに、該移動局装置宛にその旨を示す不可通知を送信することを特徴とする。
本発明では、該閾値は、該無線ゾーンの圏内に対する該移動局装置の移行が許可可能な最小の受信電界強度より低いことを特徴とする。
(作用)
本発明にかかわる移動局装置では、下り電界測定手段は、基地局からの受信波の受信電界強度を測定する。送信手段は、測定された受信電界強度が闇値以上の場合に、該基地局に信号を送信する。受信手段は、該送信手段により送信された信号に応じて該基地局から送信される通知を受信する。待ち受け制御手段は、該通知の受信により該基地局での待ち受けを開始する。
本発明にかかわる移動局装置では、該送信手段は、自局に生起した呼の消滅時に、該閾値に対する該受信電界強度に応じて該基地局に該信号を送信する。
本発明にかかわる移動局装置では、状態検出手段は、自局が在圏ゾーンの圏外に移行した状態、あるいは始動後における該待ち受けの開始前の状態を検出する。該送信手段は、該状態検出手段によって検出された状態で、該閾値に対する該受信電界強度に応じて該基地局に該信号を送信する。
本発明にかかわる基地局装置では、無線ゾーンを形成し、その無線ゾーンに位置する移動局装置に通信サービスを提供する基地局装置において、上り電界強度測定手段は、該移動局装置から受信された信号の受信電界強度を測定する。応答手段は、測定された受信電界強度が閾値以上の場合に、該移動局装置宛にその旨を示す通知を送信する。
本発明にかかわる基地局装置では、該閾値は、該移動局装置が該無線ゾーンから圏外へ移行したと判断可能な最大の受信電界強度より高い。
本発明にかかわる基地局装置では、該閾値は、該無線ゾーンの圏内に対する該移動局装置の移行が許可可能な最小の受信電界強度より低い。
したがって、基地局に上りの無線チャネルの伝送品質を確認すべきタイミングを通知してその確認を促すことができる。
したがって、不可通知に応じて待ち受けが速やかに保留され、かつ在圏ゾーンの他の無線チャネルにおける待ち受けの試行や他の無線ゾーンにおける新たに圏内に移行する試行が促進される。
本発明では、待ち受け中に予め決められた頻度で基地局に待ち受け許可が送信されるので、移動や周囲の地物の位置によって生じる上下の無線チャネルの伝送特性の変動が適宜確認され、かつ待ち受けるべき無線ゾーンや無線チャネルを選定する契機が得られる。
本発明では、圏内に移行する時に上下の無線伝送路の伝送品質を確認して待ち受けが開始され、サービス品質が高く保たれる。
本発明では、許可要求が複数のフレームに分割されて伝送されるので、上りの無線チャネルの伝送品質の劣化に起因して基地局の受信端で受信電界強度を測定できない可能性が低減され、待ち受けの開始に先行してその伝送品質を確認できる確度が高められて伝送速度が高いディジタル伝送方式にも柔軟に適応可能となる。
本発明では、ゾーン内に位置する移動局から到来した受信波の受信電界強度が閾値より小さい場合にその受信電界強度が測定された無線チャネルに不可通知を送信するので、その移動局に対して、上りの無線チャネルの伝送品質が通信サービスを提供可能な基準に達していない旨が速やかに通知される。
本発明では、自局が形成する無線ゾーンについて、上下の無線チャネルの伝送品質を確認しつつ新たに圏内に移行しようとする移動局装置に対してその移行の許否を的確に判断することができる。
図1は、本発明にかかわる移動局装置の原理ブロック図である。
本発明にかかわる第一の移動局装置は、基地局によって形成された無線ゾーンとのインタフェースをとる無線インタフェース手段11と、無線ゾーンを構成する無線チャネルから無線インタフェース手段11を介して受信される受信波を復調して伝送情報を抽出し、その伝送情報の正規性を判別する判別手段12と、受信波の受信電界強度を測定する下り電界測定手段13と、判別手段12によって判別された正規性と予め設定された閾値に対する下り電界測定手段13によって測定された受信電界強度との組み合わせに応じて、無線インタフェース手段11を介して基地局に待ち受けの許可要求を送信する問い合わせ手段14と、許可要求に応じて基地局から送信される許可通知を無線インタフェース手段11を介して監視し、その許可通知が受信されたときに無線ゾーンにおける待ち受けを開始する待ち受け制御手段15と、待ち受けの状態で生起する呼を監視し、無線インタフェース手段11を介して基地局と相互にその呼にかかわる制御情報を送受して通信サービスを提供する接続制御手段16とを備えたことを特徴とする。
本発明にかかわる第一の基地局装置は、移動局装置が位置する無線ゾーンを形成してその無線ゾーンを介する通信路を構成する基地局装置において、その無線ゾーンを構成する無線チャネルから受信される許可要求を監視してその許可要求の受信電界強度を測定する上り電界強度測定手段21と、上り電界強度測定手段21によって測定された受信電界強度と予め設定された閾値との大小関係を判別し、前者が後者より大きいときに無線チャネルに許可通知を送信する許否応答手段23とを備えたことを特徴とする。
本発明にかかわる第二の移動局装置は、上述した第二の基地局装置が構成する基地局によって形成された無線ゾーンとのインタフェースをとる無線インタフェース手段31と、無線ゾーンを構成する無線チャネルから無線インタフェース手段31を介して受信される受信波を復調して伝送情報を抽出し、その伝送情報の正規性を判別する判別手段32と、受信波の受信電界強度を測定する下り電界測定手段33と、判別手段32によって判別された正規性と予め設定された閾値に対する下り電界測定手段33によって測定された受信電界強度との組み合わせに応じて、無線インタフェース手段31を介して基地局に待ち受けの許可要求を送信する問い合わせ手段34と、許可要求に応じて基地局から送信される許可通知および不可通知を無線インタフェース手段31を介して監視し、その許可通知が受信されたときに無線ゾーンにおける待ち受けを開始して不可通知が受信されたときに圏外とする待ち受け制御手段35と、待ち受けの状態で生起する呼を監視し、無線インタフェース手段31を介して基地局と相互にその呼にかかわる制御情報を送受して通信サービスを提供する接続制御手段36とを備えたことを特徴とする。
本発明にかかわる第五の移動局装置は、上述した第一または第二の移動局装置において、問い合わせ手段には、接続制御手段が提供する通信サービスの終了を監視し、その終了の時点に判別手段によって判別された正規性と、予め設定された閾値に対する下り電界測定手段によって測定された受信電界強度との組み合わせに応じて、無線インタフェース手段を介して基地局に待ち受けの許可要求を送信する手段を含むことを特徴とする。
本発明にかかわる第八の移動局装置は、上述した第一または第二の移動局装置において、問い合わせ手段によって送信される許可要求は、その許可要求を示す識別情報と自局の識別情報とを含む先行フレームと、その識別情報を示す後続フレームとから構成されることを特徴とする。
本発明にかかわる第四の基地局装置は、上述した第一または第二の基地局装置において、許否応答手段23が上り電界強度測定手段21によって測定された受信電界強度との大小関係を判別する基準となる閾値は、無線ゾーンに対する移動局装置の圏内への移行を許可すべき受信電界強度より低いことを特徴とする。
本発明にかかわる第一の移動局装置では、判別手段12は自局が位置する無線ゾーンを構成する無線チャネルから無線インタフェース手段11を介して受信される受信波を復調して伝送情報を抽出すると共に、その伝送情報の正規性を判別し、下り電界測定手段13はその受信波の受信電界強度を測定する。問い合わせ手段14は、このようにして測定された受信電界強度と閾値とを比較して前者が後者を上回ることを認識し、かつ上述した正規性を確認したときに、無線インタフェース手段11を介して上述した無線ゾーンを形成する基地局に待ち受けの許可要求を送信する。待ち受け制御手段15は、このような許可要求に対して基地局から送信された許可通知を無線インタフェース手段11を介して受信して認識すると、上述した無線ゾーンにおける待ち受けを開始する。
したがって、基地局には上りの無線チャネルの伝送品質を確認すべきタイミングを通知してその確認を促すことができ、かつ接続制御手段16は待ち受けの開始に先行したこのような上下の無線チャネルの伝送品質の確認の下で良好な品質の通信サービスを確度高く提供することができる。
すなわち、基地局装置は、上りの無線チャネルの伝送品質が通信サービスを提供するために満足すべき基準に達した旨をその無線チャネルを介して対向する移動局に通知し、その移動局に生起する呼にかかわる通信路の伝送品質を確度高く良好に保つことができる。
したがって、上りの無線チャネルの伝送品質が通信サービスを提供するために満足すべき基準に達していない旨が、許可要求を送信した移動局に対して速やかに通知される。
待ち受け制御手段35は、問い合わせ手段34が送信した許可要求に対して既述の第二の基地局装置から送信された不可通知を許可通知と共に監視し、その不可通知が受信されたときには待ち受けを保留し、反対に許可通知が受信されたときには待ち受けを開始する。
本発明にかかわる第三の移動局装置では、隣接ゾーン電界強度測定手段41は在圏ゾーンに隣接する無線ゾーンの受信電界強度を測定し、ゾーン移行監視手段42はその受信電界強度と下り電界測定手段によって測定された在圏ゾーンの受信電界強度との差分と下限値とを比較し、前者が後者を上回ったときにその隣接する無線ゾーンを新たな在圏ゾーンと認識する。無線インタフェース手段、判別手段および待ち受け手段は、既述の第一または第二の移動局と同様に、その新たな在圏ゾーンを形成する基地局と対向して許可要求の送信および許可通知あるいは不可通知の受信を行うことにより、新たな在圏ゾーンにおける待ち受けを開始しあるいは保留する。
本発明にかかわる第四の移動局装置では、待ち受け中に問い合わせ手段が予め決められた頻度で基地局に待ち受け許可を送信するので、移動や周囲の地物によって生じる上下の無線チャネルの伝送特性の変動に対して適宜伝送品質が確認され、かつ待ち受けるべき無線ゾーンや無線チャネルを選定する契機が得られる。
したがって、通話中の移動に応じた無線伝送路の損失の増加と、終話時における周囲の地物によって生じるその無線伝送路の特性の劣化とに対して伝送品質が適宜確認され、かつ待ち受けるべき無線ゾーンや無線チャネルを選定する契機が得られる。
本発明にかかわる第七の移動局装置では、問い合わせ手段によって送信される許可要求は、その許可要求を示す識別情報と自局の識別情報とを含む複数のフレームから構成される。
本発明にかかわる第八の移動局装置では、問い合わせ手段によって送信される許可要求は、その許可要求を示す識別情報と自局の識別情報とを含む先行フレームと、その自局の識別情報を示して許可要求を示す識別情報を含まない後続フレームとから構成される。
本発明にかかわる第三の基地局装置では、許否応答手段23は、自局が形成する無線ゾーンで受信される受信波の受信電界強度についてその無線ゾーンに位置する移動局装置が圏外に移行すべき値より大きい閾値と、上り電界強度測定手段21によって測定された受信電界強度との大小関係に基づいて許可通知あるいは不可通知を送信する。
本発明にかかわる第四の基地局装置では、許否応答手段23は、自局が形成する無線ゾーンで受信される受信波の受信電界強度についてその無線ゾーンの周辺に位置する移動局装置が圏内に移行すべき値より小さい閾値と、上り電界強度測定手段21によって測定された受信電界強度との大小関係に基づいて許可通知あるいは不可通知を送信する。
以下、図面に基づいて本発明の実施例について詳細に説明する。
図3は、本発明の第一の実施例の動作フローチャートである。
本実施例の特徴は、移動局装置において制御部83が行う処理と基地局装置において基地局制御装置56が行う処理の手順とにあり、ハードウエアの構成については、従来例と同じである。
なお、以下に示す各実施例と図1および図2に示すブロック図との対応関係については、アンテナ711 、送受共用器72、受信部731 、復調器74、シンセサイザ82、TDMA部75、波形整形部79、直交変調器80および電力増幅器81は無線インタフェース手段11、31に対応し、受信部731 および制御部83は下り電界測定手段13、33に対応し、制御部83、表示操作部84、TDMA部75、コーデック76、レシーバ77およびマイク78は接続制御手段16、36に対応し、制御部83は判別手段12、32、問い合わせ手段14、34、待ち受け制御手段15、35、ゾーン移行監視手段62および状態検出手段45に対応し、アンテナ712 、受信部732 および制御部83は隣接ゾーン電界強度測定手段41に対応し、アンテナ51、52、増幅装置53、分配合成器541〜543、送受信シェルフ551〜553は上り電界強度測定手段21に対応し、基地局制御装置56は許否応答手段23に対応する。
移動局装置では、制御部83は、電源が投入されると従来例と同じ手順(図18(1)〜(12))に基づいて圏外状態から脱却するが、待ち受け状態に移行する前に図3に示す手順に基づいて後述の処理を行う。また、基地局装置では、移動局から何らかの制御情報が受信されるとその内容を解析し、その解析の結果に適応した処理を起動する(図19(1)〜(3))が、図4に示す手順に基づく処理はこのような処理の一態様として基地局制御装置56によって実行される。
移動局装置では、制御部83は、圏外状態から脱却すると、受信部731 によって計測された受信電界強度L3を取り込んで下り待ち受け劣化レベルLth3 と比較し(図3(13)、(14))、前者が後者を下回った場合には速やかに圏外状態に復帰する(図5(a))が、反対に上回った場合には、図5に示す「下り方向待ち受け許可要求」を生成し、TDMA部75、波形整形部79、直交変調器80、電力増幅器81、送受共用器72およびアンテナ711 を介して基地局に送信する(図3(1))。
なお、本実施例では、特に移動局装置の移動速度が大きい場合や、「下り方向待ち受け許可要求」が送信された時点から「上り方向待ち受け許可通知」が受信された時点に至る期間の長さが大きい場合には、待ち受け状態に移行する時点で再度下りの無線回線の受信電界強度が待ち受け劣化レベル以上であるか否か判定してもよい。
図において、図3に示す処理と同じ処理については、同じ番号を付与して示し、ここではその説明を省略する。
以下、図4、図8、図16および図17を参照して本発明の第二の実施例の動作を説明する。
移動局装置では、制御部83は、受信電界強度の変動幅の上限を示す閾値が与えられ、待ち受け状態においても圏外状態の場合と同様にして基地局から受信される報知信号の受信電界強度L3を反復して計測する(図8(13))。さらに、制御部83は、このようにして計測された受信電界強度の変動分(先行して計測された受信電界強度との差分)と上述した閾値とを比較し(図8(a))、前者が後者を下回った場合には待ち受け状態に止まる。しかし、反対に上回った場合には、制御部83は、計測された受信電界強度L3と下り待ち受け劣化レベルLth3 とを比較し(図8(14))、前者が後者を下回った場合には圏外状態に移行するが、反対に上回った場合には、基地局に「下り方向待ち受け許可要求」を送信する(図8(b))。
このように本実施例によれば、移動局では、受信電界強度が大幅に減少した時点で上りの無線伝送路の伝送品質が著しく劣化したか否かの確認が行われ、その確認の下で待ち受け状態に止まるか反対に圏外状態に移行するかの判断が適宜行われるので、通信サービスの品質が高く保持される。
図において、図3に示す処理と同じ処理については、その詳細の図示を省略する。
以下、図4、図9、図16および図17を参照して本発明の第三の実施例の動作を説明する。
本実施例の特徴は、待ち受け状態の移動局装置が他の無線ゾーンに移行する際にその移動局装置の制御部83が行う以下の処理の手順にある。
このように本実施例によれば、待ち受け状態の移動局装置が隣接する無線ゾーンに移動しあるいは移動しつつあるときに、その無線ゾーンを形成する基地局との間に形成された上下の無線伝送路の伝送品質に大きな格差がないことを確認して無線ゾーンの移行が行われるので、移行先の無線ゾーンにおいても良好な伝送品質が確保される。
図において、図8に示す処理と同じ処理については、同じ番号を付与して示し、ここではその説明を省略する。
以下、図4、図10、図16および図17を参照して本発明の第四の実施例の動作を説明する。
移動局装置では、制御部83は、待ち受け状態において所定の時間幅のタイマを起動し(図10(1))、そのタイマのカウント値が最終値に到達するまでの期間に渡って基地局から受信される報知信号の受信電界強度を計測する(図10(2))。さらに、制御部83は、このような期間の経過時点で上り伝送品質確認処理を開始し、その処理が完結すると再び上述したタイマの起動と受信電界強度の計測とを行い(図10(1)、(2))、以下同様の処理を反復する。
このように本実施例によれば、移動局装置は、他の無線ゾーンに移行せず、かつ下りの無線伝送路に著しい伝送品質の劣化が発生しなくても、所定の周期で基地局の受信端における受信電界強度が上り待ち受け許可レベルLth3 以上となっているか否か確認し、その結果に応じて待ち受け状態に止まるべきか圏外状態に移行すべきかの判断を行う。したがって、上り無線伝送路の伝送品質の劣化に起因する不完了呼の発生や通話品質の劣化が、さらに効率的に抑圧される。
図において、図9に示す処理と同じ処理については、同じ番号を付与して示し、ここではその説明を省略する。
以下、図4、図11、図16および図17を参照して本発明の第五の実施例の動作を説明する。
移動局装置では、制御部83は、自局に生起した発信呼または着信呼の内、所定の処理手順(ここでは、本願に直接関係ないので、その説明を省略する。)に基づいて完了呼となった呼について終話を監視し、その終話を認識した時点で上述した待ち受けチャネル探索処理を開始する。
以下、図4、図12、図16および図17を参照して本発明の第六の実施例の動作を説明する。
本実施例と従来例との相異点は、制御部83が図18に示す入圏処理の完了(電源投入後あるいは圏外状態において待ち受けるべき無線チャネルを確定した)後に上り伝送品質確認処理を行い、その処理に基づいて上下の無線伝送路の伝送品質に大きな格差が無いことを確認した後に待ち受け状態に移行する点と、このような上り伝送品質確認処理の過程において、基地局制御装置56が「上り待ち受け劣化レベル」より高い値に設定された「上り待ち受け許可レベル」に基づいて受信電界強度の閾値判定を行う点にある。なお、上り伝送品質確認処理の手順については、上述した各実施例と同じであるから、ここではその詳細な説明を省略する。
以下、図4、図12、図16および図17を参照して本発明の第七の実施例の動作を説明する。
移動局装置では、制御部83は、上り伝送品質確認処理の過程において、図13に示すように、自局(送信元)を示す移動局番号と「上り方向待ち受け許可要求」であることを示す識別情報とからなる「上り方向待ち受け許可要求」を先ず送出し、続いてこのような識別情報を含まず、かつ移動局番号のみを含むダミーバーストを所定の回数(ここでは、簡単のため「n−1」とする。)に渡って一定の間隔で連送する。
すなわち、受信電界強度が精度よく得られるので、特に伝送速度が速く、かつ基地局の送受信部の応答時間に対して十分なマージンが確保できない程度に短いバースト信号が無線伝送されるディジタル移動通信システムでは、上りの伝搬特性の変動に起因して上述したダミーバーストの一部が受信されない状態であっても、先頭の「上り方向待ち受け許可要求」が基地局に正常に受信された場合には、伝送品質が精度よく求められて上下の伝送品質が高い値に確保される。
本実施例と上述した第七の実施例との相異点は、「上り方向待ち受け許可要求」の構成にある。
移動局装置では、制御部83は、上り伝送品質確認処理の過程において、図15に示すように、自局(送信元)を示す移動局番号と「上り方向待ち受け許可要求」であることを示す識別情報とからなる「上り方向待ち受け許可要求」を複数(ここでは、簡単のため「n」とする。)回に渡って一定の間隔で連送する。
このように本実施例によれば、基地局では、同一の移動局装置から受信された複数の「上り待ち受け許可要求」について精度よく受信電界強度が得られる。したがって、特に伝送速度が速く、かつ基地局の送受信部の応答時間に対して十分なマージンが確保できない程度に短いバースト信号が無線伝送されるディジタル移動通信システムでは、上りの伝搬特性の変動に起因して上述した「上り待ち受け許可要求」の何れか受信されない状態であっても伝送品質が精度よく求められ、上下の伝送品質が高い値に確保される。
12,32 判別手段
13,33 下り電界測定手段
14,34 問い合わせ手段
15,35 待ち受け制御手段
16,36 接続制御手段
21 上り電界強度測定手段
23 許否応答手段
41 隣接ゾーン電界強度測定手段
42 ゾーン移行監視手段
43 状態検出手段
51,52,71 アンテナ
53 増幅装置
54 分配合成器
55 送受信シェルフ
56 基地局制御装置
57 PCMインタフェース部
58 同期端局装置
59 送受信部
60 シェルフ制御部
72 送受共用器
73 受信部
74 復調器
75 TDMA部
76 コーデック
77 レシーバ
78 マイク
79 波形整形部
80 直交変調器
81 電力増幅器
82 シンセサイザ
83 制御部
84 表示操作部
Claims (3)
- 無線ゾーンを形成し、その無線ゾーンに位置する移動局装置に通信サービスを提供する基地局装置において、
該移動局装置から受信された信号の受信電界強度を測定する上り電界強度測定手段と、
測定された受信電界強度が閾値以上の場合に、該移動局装置宛にその旨を示す通知を送信し、該測定された受信電界強度が該閾値より小さいときに、該移動局装置宛にその旨を示す不可通知を送信する応答手段と
を備えたことを特徴とする基地局装置。 - 請求項1に記載の基地局装置において、
該閾値は、
該移動局装置が該無線ゾーンから圏外へ移行したと判断可能な最大の受信電界強度より高い
ことを特徴とする基地局装置。 - 請求項1に記載の基地局装置において、
該閾値は、
該無線ゾーンの圏内に対する該移動局装置の移行が許可可能な最小の受信電界強度より低い
ことを特徴とする基地局装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005330287A JP3834055B2 (ja) | 2005-11-15 | 2005-11-15 | 基地局装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005330287A JP3834055B2 (ja) | 2005-11-15 | 2005-11-15 | 基地局装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04393595A Division JP3776942B2 (ja) | 1995-03-03 | 1995-03-03 | 移動局装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006074835A true JP2006074835A (ja) | 2006-03-16 |
JP3834055B2 JP3834055B2 (ja) | 2006-10-18 |
Family
ID=36154843
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005330287A Expired - Lifetime JP3834055B2 (ja) | 2005-11-15 | 2005-11-15 | 基地局装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3834055B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010223536A (ja) * | 2009-03-25 | 2010-10-07 | Panasonic Corp | 無線システム、無線システムの通信制御方法、およびプログラム |
WO2014027436A1 (ja) * | 2012-08-17 | 2014-02-20 | ソフトバンクモバイル株式会社 | 通信装置、通信方法、通信システム、およびプログラム |
JP5453562B1 (ja) * | 2013-04-18 | 2014-03-26 | ソフトバンクモバイル株式会社 | 通信装置及び通信システム |
-
2005
- 2005-11-15 JP JP2005330287A patent/JP3834055B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010223536A (ja) * | 2009-03-25 | 2010-10-07 | Panasonic Corp | 無線システム、無線システムの通信制御方法、およびプログラム |
WO2014027436A1 (ja) * | 2012-08-17 | 2014-02-20 | ソフトバンクモバイル株式会社 | 通信装置、通信方法、通信システム、およびプログラム |
US9769853B2 (en) | 2012-08-17 | 2017-09-19 | Softbank Corp. | Communication apparatus, communication system, and computer-readable recording medium |
JP5453562B1 (ja) * | 2013-04-18 | 2014-03-26 | ソフトバンクモバイル株式会社 | 通信装置及び通信システム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3834055B2 (ja) | 2006-10-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3776942B2 (ja) | 移動局装置 | |
US9369946B2 (en) | Methods and devices for providing system information of a cellular communication network | |
CN101904200B (zh) | 用于快速移动无线设备的网络发起的主动切换过程 | |
CN101483927B (zh) | 检测无线链路失败的方法及设备 | |
KR101013261B1 (ko) | 이동 통신 시스템과 이동국, 기지 송수신국 및 그 이용 방법 | |
US6757550B1 (en) | Mobile station and base station | |
US9775133B2 (en) | Broadcast and multicast service communication method, base station, and mobile station | |
WO2010070862A1 (ja) | 携帯端末および地震津波警報システム | |
JP2009246508A (ja) | 無線通信用中継局、無線通信システムおよび中継局の制御方法 | |
KR101967566B1 (ko) | 사용자 장비, 통신 시스템, 및 사용자 장비 제어 방법 | |
JP4534807B2 (ja) | 通信装置及びマルチホップによる基地局への接続方法 | |
US9344532B2 (en) | Method and apparatus for operating a radio communication device to efficiently propagate emergency signals | |
JP3834055B2 (ja) | 基地局装置 | |
US20100240374A1 (en) | method for reducing the risk of dropped calls in a mobile communications network | |
KR20120104146A (ko) | 사용자 장비와 무선 네트워크 제어기 간의 통신 처리 방법과 그 무선 네트워크 제어기를 제어하는 프로그램 | |
CN109417433B (zh) | 控制蜂窝网络中的无线电传输的方法、无线电装置和基站 | |
JP5561321B2 (ja) | 無線通信装置 | |
US20040071117A1 (en) | Method for avoiding interferences in cellular cdma radio networks caused by defective mobile stations | |
CN101784101B (zh) | 移动无线终端装置和基站搜索方法 | |
KR100842275B1 (ko) | Mmr 통신 시스템에서의 최적 경로 선택 방법 | |
JP2008252308A (ja) | 無線通信端末の制御方法および無線通信端末 | |
JP3033768B1 (ja) | デジタル移動通信システム | |
JP2009296194A (ja) | 移動端末、並びにその通信制御方法及びプログラム | |
EP2490476B1 (en) | Method and system for reporting quality statistic information of call link | |
US20240214900A1 (en) | Relay communication management in response to cellular connection radio link failure (rlf) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060516 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060609 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20060718 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20060720 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100728 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100728 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110728 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110728 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120728 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120728 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130728 Year of fee payment: 7 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |