JP2006073268A - 電子機器のスイッチ機構 - Google Patents
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Abstract
【課題】外装部の材料が非導電性であったとしても外部から静電気がスイッチング部材に落ちるのを防止することができる電子機器のスイッチを提供する。
【解決手段】デジタルカメラのダイヤル式スイッチ機構は、デジタルカメラ本体の外装部2に設けられた軸穴部9と、軸が外装部2の軸穴部9に軸支されている操作部材1と、外装部2の内側において操作部材1の先端にネジ留めされた金属製のブラシ5とを備える。外装部2には、その外側面に軸穴部9と同軸的に環状溝部10を設け、操作部材1には、その背面に環状溝部10に嵌合する環状リブ7が設けられている。外装部2には、溝部10の底部において6つの***11が設けられている。***11の対応部において、外装部2とブラシ5の間には、アース板3が配されており、アース板3とブラシ5の間には、絶縁部材4が配されている。
【選択図】 図4
【解決手段】デジタルカメラのダイヤル式スイッチ機構は、デジタルカメラ本体の外装部2に設けられた軸穴部9と、軸が外装部2の軸穴部9に軸支されている操作部材1と、外装部2の内側において操作部材1の先端にネジ留めされた金属製のブラシ5とを備える。外装部2には、その外側面に軸穴部9と同軸的に環状溝部10を設け、操作部材1には、その背面に環状溝部10に嵌合する環状リブ7が設けられている。外装部2には、溝部10の底部において6つの***11が設けられている。***11の対応部において、外装部2とブラシ5の間には、アース板3が配されており、アース板3とブラシ5の間には、絶縁部材4が配されている。
【選択図】 図4
Description
本発明は、電子機器のスイッチ機構に関する。
デジタルカメラ等の電子機器のスイッチは、外装部に取付けられた操作部材と、操作部材に連動する金属スイッチング部材とから成る。この場合、静電気が外装部と操作部材の隙間より回路基板及び操作部材の金属スイッチング部材に落ち、回路基板に誤動作及び破損を生じさせる場合がある。
外装部が金属又は導電性部材で構成されている場合は、静電気は、外装部に流れるため、外装部をGNDに接続する構成にすればよいが、近年、設計の自由度、デザイン性、コストの面で多用されている非導電性のプラスチック部材が外装部に使用されている場合は、静電気が外装部に流れないので、外装部の背面に導電性材料の塗装をしたり、外装部開口付近内側に金属板を貼り付けて、それらをGNDに接続したり、非導電性部の沿面距離を十分にとったり、回路基板にヒューズ等電気製品を設けて破損を防ぐ等の静電気対策をとっていた(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−19639号公報
しかしながら、導電性材料の塗装や、ヒューズ等電気部品の配設は、コスト的に不利であり、外装部開口付近内側に金属板を貼り付ける手法は、操作部材背面及び操作部に連動した金属スイッチング部材を直接回路基板のパターンに接触させてスイッチングするような構成の機器の場合、静電気対策のための金属板が金属スイッチング部材に接触してショートするという問題がある。
また、沿面距離を十分にとる手法は、小型の電子機器に適さず、電子機器が小型である場合は、以下に説明するように、静電気が金属スイッチング部材に落ちるのを確実に防止できるわけではない。
図6は、従来の電子機器のスイッチ機構の縦断面図である。
図6において、デジタルカメラ本体の外装部2に設けられた軸穴部9と、軸が外装部2の軸穴部9に回動自在に嵌合している操作部材1と、外装部2の内側において操作部材1の軸にネジ止めされた金属製のブラシ5とを備える。操作部材1の軸を軸穴部9を介して軸支する外装部2には、その外側面に軸穴部2と同軸的に環状溝部10が設けられ、操作部1には、その背面に環状溝部10に嵌合する環状リブ7が操作部材1の背面に設けられている。これにより、操作部材1の外装部2に対するガタツキを抑制すると共に、沿面距離を稼ぐ。しかし、操作部材1の半径dや軸長を、装置の小型化により小さくした場合、溝やリブを有していても沿面距離が不足し、静電気は操作部材1と外装部2の隙間からブラシ5に落ちる(経路a−a)。
本発明の目的は、外装部の材料が非導電性であったとしても外部から静電気がスイッチング部材に落ちるのを防止することができる電子機器のスイッチを提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1記載のスイッチ機構は、外装部に設けられた軸穴部と、前記軸穴部に嵌合する操作部材と、前記外装部の内側において前記操作部材に固定されたスイッチング部材とを備える電子機器のスイッチ機構において、前記軸穴部の近傍において前記外装部に設けられた少なくとも1つの***と、前記***の対向位置において前記外装部の内側且つ前記スイッチング部材の外側に配された導電性部材と、前記導電性部材と前記スイッチング部材の間に配された絶縁部材とを備えることを特徴とする。
請求項2記載のスイッチ機構は、請求項1記載のスイッチ機構において、前記導電性部材は前記軸穴部に回転自在に嵌合しており、前記***は、前記操作部材の対向位置に配されていることを特徴とする。
請求項3記載のスイッチ機構は、請求項2記載のスイッチ機構において、前記導電性部材は、前記***内において、前記操作部材に向かって突出していることを特徴とする。
請求項4記載のスイッチ機構は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載のスイッチ機構において、前記外装部は、前記軸穴部と同軸的な環状溝部を有し、前記***は、前記環状溝部の底部に開口していることを特徴とする。
請求項1記載のスイッチ機構によれば、軸穴部の近傍において前記外装部に設けられた少なくとも1つの***の対向位置において外装部の内側且つスイッチング部材の外側に導電性部材が配され、且つ、導電性部材と前記スイッチング部材の間に絶縁部材が配されているので、外装部の材料が非導電性であったとしても、外装部と操作部材の隙間から静電気がスイッチング部材に落ちるのを防止することができる。
請求項2記載のスイッチ機構によれば、操作部材は軸穴部に回転自在に嵌合しており、***は、操作部材の対向位置に配されているので、外装部と操作部材の隙間からの静電気を導電性部材に落とすことにより、静電気がスイッチング部材に落ちるのを確実に防止することができる。
請求項3記載のスイッチ機構によれば、導電性部材は、***内において、操作部材に向かって突出しているので、外装部と操作部材の隙間からの静電気を導電性部材に確実に落とすことにより、外装部と操作部材の隙間から静電気がスイッチング部材に落ちるのをより確実に防止することができる。
請求項4記載のスイッチ機構によれば、外装部は、軸穴部と同軸的な環状溝部を有し、穴は、環状溝部の底面に開口しているので、***を容易に配置することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら詳述する。
図1は、本発明の実施の形態に係る電子機器のスイッチ機構の部分断面図であり、図2は、図1の電子機器のスイッチ機構の部分分解斜視図である。
図1において、デジタルカメラのダイヤル式スイッチ機構は、デジタルカメラ本体の外装部2に設けられた軸穴部9と、軸が外装部2の軸穴部9に軸支(回動自在に嵌合)されており、ユーザーがダイヤルスイッチを操作する操作部材1と、外装部2の内側において操作部材1にネジ留めされた金属製のブラシ5(スイッチング部材)とを備える。ブラシ5は、操作部材1に連動して回転する。ブラシ5は、回路パターンが形成された回路基板6にバネ性を持ってチャージする形式で接しており、デジタルカメラ本体のスイッチングを行う。また、ブラシ5は、スリットを有し、操作部材1を回転するときにボール8と協働してクリック感をもたせる(図2)。そして、静電気対策のために、ブラシ5と外装部2の間には、アース板3を取り付ける。また、アース板3とブラシ5の間には、絶縁部材4を配することにより、アース板3とブラシ5の干渉を防ぎ、ショートによる基板6の誤動作や破損を防ぐ。
図3は、図1の電子機器のスイッチ機構の拡大図であり、図4は、図1の電子機器のスイッチ機構の縦断面図である。
図3及び図4において、操作部材1の軸を軸穴部9を介して軸支する外装部2には、その外側面に軸穴部9と同軸的に環状溝部10が設けられ、操作部材1には、その背面に環状溝部10に嵌合する環状リブ7が設けられている。これにより、操作部材1の外装部2に対するガタツキを抑制すると共に、沿面距離を稼ぐ。また、静電気対策のため、外装部2には、溝部10の底部において6つの***11が設けられている。
図4において、操作部材1は、その軸の先端にブラシ5を有する。***11の対応部において、外装部2とブラシ5の間には、アース板3が配されており、アース板3とブラシ5の間には、絶縁部材4が配されている。
この場合、外装部2に***11が開けられているので、外部の静電気の***11を介した経路はa−aであり、***が開けられていない場合の経路(c−c)に対して(図6)、経路a−a<経路c−cのときは、外部の静電気は、沿面距離がブラシ5より近いアース板3に落ち(a−a)、経路a−a>経路c−cのときは、図5に示すように、アース板3を***11内に延長してアンテナを立てることにより、経路b−bのように沿面距離を短くすることができ、静電気がブラシ5に落ちるのを防止することができる。
上記構成により、外装部2に金属製以外のプラスチック等の非導電性の材料を使用し、且つ電子機器本体内部に導電性のあるスイッチを配置したとしても、静電気はアース板3に落ち、基板の誤動作、破損を防止することができ、また、スイッチング部材に金属等の導電性部材を使用しても、スイッチング部材、基板等はショートせずに配置可能となる。そして、外装部2にプラスチック等を使用可能なことは、設計の自由度、デザインの自由度を増やし、コスト面でも有利である。また、アース板を使用し、直接基板に静電気が落ちなくなるため、ヒューズ等の電子部品を追加せずに済みコストダウンすることができる。
1 操作部材
2 外装部
3 アース板
4 絶縁部材
5 ブラシ
7 溝部
9 軸穴部
10 リブ
11 小孔
2 外装部
3 アース板
4 絶縁部材
5 ブラシ
7 溝部
9 軸穴部
10 リブ
11 小孔
Claims (4)
- 外装部に設けられた軸穴部と、前記軸穴部に嵌合する操作部材と、前記外装部の内側において前記操作部材に固定されたスイッチング部材とを備える電子機器のスイッチ機構において、
前記軸穴部の近傍において前記外装部に設けられた少なくとも1つの***と、前記***の対向位置において前記外装部の内側且つ前記スイッチング部材の外側に配された導電性部材と、前記導電性部材と前記スイッチング部材の間に配された絶縁部材とを備えることを特徴とする電子機器のスイッチ機構。 - 前記操作部材は前記軸穴部に回転自在に嵌合しており、前記***は、前記導電性部材の対向位置に配されていることを特徴とする請求項1記載の電子機器のスイッチ機構。
- 前記導電性部材は、前記***内において、前記操作部材に向かって突出していることを特徴とする請求項2記載の電子機器のスイッチ機構。
- 前記外装部は、前記軸穴部と同軸的な環状溝部を有し、前記***は、前記環状溝部の底部に開口していることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の電子機器のスイッチ機構。
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JP2004253096A JP2006073268A (ja) | 2004-08-31 | 2004-08-31 | 電子機器のスイッチ機構 |
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JP2004253096A JP2006073268A (ja) | 2004-08-31 | 2004-08-31 | 電子機器のスイッチ機構 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013030121A (ja) * | 2011-07-29 | 2013-02-07 | Canon Inc | 入力検出装置及びその制御方法、プログラム、及び記録媒体 |
CN110915021A (zh) * | 2017-10-16 | 2020-03-24 | 株式会社Lg化学 | 电池模块和电池组 |
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CN110915021A (zh) * | 2017-10-16 | 2020-03-24 | 株式会社Lg化学 | 电池模块和电池组 |
JP2020528649A (ja) * | 2017-10-16 | 2020-09-24 | エルジー・ケム・リミテッド | バッテリーモジュール及びバッテリーパック |
US11688911B2 (en) | 2017-10-16 | 2023-06-27 | Lg Energy Solution, Ltd. | Battery module and battery pack |
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