JP2006064468A - 立体形状測定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】三角測量法で高さ測定を行う場合に、測定対象が金属面などの鏡面に近く非常に強い反射光により、PSDおよびその信号処理回路で発生する飽和現象による高さ測定異常を、低減・抑制することのできる、立体形状測定装置を提供する。
【解決手段】反射光8がPSD10上での結像した像11のサイズが高さ測定方向では小さく、走査方向では大きくなるように、受光光学系9のレンズ系を構成することにより、PSD10の飽和発生頻度を低減する。さらには信号処理回路12に、特殊な飽和異常検出回路を設けることにより、飽和発生後の測定高さ異常を抑制することが出来る。
【選択図】図4

Description

本発明は立体形状測定装置で、さらに詳しくはレーザなどのスポット光を、ポリゴンミラーなどの走査手段により測定対象に照射・走査し、反射光を光位置検出素子(PSD)で計測して、三角測量の原理により測定対象の高さを測定する装置に関するものであり、特に、高速に測定を行うにあたり、測定対象が金属面などの鏡面に近く非常に強い反射光が、位置検出素子(PSD)に入射した場合、位置検出素子(PSD)およびその信号増幅回路で発生する飽和現象による高さ測定異常を、低減・抑制するものである。
従来、立体形状を幾何光学的に測定する方法として、さまざまな光を物体に投影してその反射光を光検出器で測定する方法と、自然光や一般的な照明下で物体を複数の方向からカメラで測定し複数の画像間の相関により立体形状を求める方法の、大きく分けて2つの方法が存在している。
そして前者は更に光の投影方法と光検出器の種類、さらにその間の位置関係などにより、さまざまに分類される。産業機器などによく使われている従来の立体形状測定器の例を図9に示している。光源1から出た光をポリゴンミラーなどの回転鏡2で偏向し、fθレンズなどの集光・走査レンズ3で走査光4を集光して測定対象5上へのスポット光6a形成し、回転鏡2の回転によりスポット光6aはスポット光6bまで直線(以下走査直線7とする)上を走査する。走査光4の方向zとは異なる方向の反射光8を、受光光学系9により集光して、位置検出素子10上で像を形成する。位置検出素子10の出力電気信号を信号処理回路12で処理することで像の位置情報が求まり、三角測量法により、スポット光6が照射している測定対象の高さ情報を得る。スポット光6が測定対象5を走査直線7上を走査し、更に測定対象5が走査直線7の方向である主走査方向xと走査光4を含む面に垂直な方向(副走査方向y)に回転鏡2の回転と同期して移動することにより、スポット光6は測定対象5を2次元走査し、各走査位置の高さ情報をメモリ上に保存して並べることにより、測定対象5の3次元立体形状が測定できる。
その場合,三角測量による高さ測定の問題点を図10に示す.走査光4の方向zとは異なる方向から反射光8を測定するため,測定対象5の形状や反射率分布の影響を受けて,図10(a)に示す死角の発生や図10(b)に示す多重反射による高さ測定誤差が生じる。そのため,測定対象5の形状が複雑な場合や輝度変化が激しい場合には,図10(c)に示すように複数の方向から反射光8a、8b、8cを測定し,死角や多重反射の影響がない方向から測定した高さ出力値を選択・合成する必要が有る(例えば特許文献1参照。)。
位置検出素子10としては、PSDが一般によく用いられている。その場合、図11に示すように、スポット光6の照射点における測定対象5の反射指向性が金属面などの鏡面状態に近く、かつ、スポット光6の照射点における測定対象5の傾き角度が、受光光学系9の受光方向の角度θの半分のθ/2に近い場合、反射光8の方向とが受光光学系9の受光方向と一致するため、PSD10には非常に強い光が入射して、PSD10そのものやその後の信号処理回路12が飽和して、高さ測定が不能になることがある。
その対策として、飽和現象はPSD10や、信号処理12内の信号増幅回路51で発生するので、回路図11(a)に示すように、PSD10の出力信号の強度が設定値より大きくなった場合は、PSD10あるいは信号増幅回路51が飽和状態になっていることを検出する、飽和検出回路13を設ける。飽和を検出した場合、信号増幅回路51の増幅率を変更して再測定する場合や、光源1の強度を弱めて再測定する(例えば特許文献2、3参照)。また、図11(b)に示すように、1つのPSD10に対して増幅率の異なる複数の信号増幅回路51を設けて、出力信号の強度に応じて回路で飽和が発生しない最適な信号増幅回路51の出力を選択する(例えば特許文献4参照)。
特許第3064517号公報 特許第2814389号公報 特許第2662036号公報 特許第2641820号公報
しかしながら、PSD10や信号増幅回路51が飽和した場合、図11(a)で示す対策では、再測定のため測定時間が余分にかかるという課題を有している。また、図11(b)の対策では、PSD10そのものが非常に強い反射光のため飽和した場合は、飽和検出不能になる課題を有している。
さらには、非常に強度な光が入射してPSD10や信号増幅回路51が飽和すると、入射光が弱まった後でも、飽和により貯まった電荷が放出されている間、一定時間計測不能になり、その間は出力信号が一定の比率で低下し続けることがある。そのため、図11(a)(b)両方の対策とも、出力信号が設定閾値以下の場合は飽和でないことになるので、この飽和後の測定不能時間中の異常出力信号が検出できない可能性があるという課題を有している。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、光学的な工夫によりPSD10そのものの飽和発生頻度を低減する。また、飽和が発生してもその後の測定不能時間でも飽和状態を検出でき、さらには、飽和による測定不能領域を減ずることができる、立体形状測定装置を提供することを目的とする。
前記記載の課題を解決するために、本発明の立体形状測定装置は、光束を発生する手段と、前記光束を偏向する偏向走査手段と、前記偏向走査手段を通過した光束を測定対象上にスポット光を集光する走査集光手段と、前記スポット光の前記測定対象からの反射光を集光する反射光集光手段と、前記反射光集光手段による前記反射光の集光位置を電気信号として出力する位置検出素子(PSD)と、前記位置検出素子(PSD)からの前記電気信号を増幅する信号増幅手段と、前記信号増幅手段からの信号を前記測定対象までの距離情報に変換する信号変換手段からなり、前記位置検出素子(PSD)上の前記反射光の集光像のサイズが、前記位置検出素子の前記測定対象の高さ方向に対応する位置検出方向に小さく、当該位置検出方向の直角方向に大きいことを特徴としたものである。
また、本発明の立体形状測定装置は、光束を発生する手段と、前記光束を偏向する偏向走査手段と、前記偏向走査手段を通過した光束を測定対象上にスポット光を集光する走査集光手段と、前記スポット光の前記測定対象からの反射光を集光する反射光集光手段と、前記反射光集光手段による前記反射光の集光位置を電気信号として出力する位置検出素子(PSD)と、前記位置検出素子(PSD)からの前記電気信号を増幅する信号増幅手段と、前記信号増幅手段からの信号を前記測定対象までの距離情報に変換する信号変換手段とを有し、更に、前記位置検出素子(PSD)からの出力される電気信号レベルが所定の値と比較して大きい場合に飽和信号を出力する飽和検出手段と、前記飽和信号が出力された後、所定時間前記飽和信号に連続して飽和異常信号を出力する飽和異常検出手段と、を備えたものである。
また、本発明の立体形状測定装置は、光束を発生する手段と、前記光束を偏向する偏向走査手段と、複数個の反射光受光手段とを備え、前記反射光受光手段は、前記偏向走査手段を通過した光束を測定対象上にスポット光を集光する走査集光手段と、前記スポット光の前記測定対象からの反射光を集光する反射光集光手段と、前記反射光集光手段による前記反射光の集光位置を前記測定対象の高さ方向に対応する位置検出方向に対する電気信号として出力する位置検出素子(PSD)と、前記位置検出素子(PSD)からの前記電気信号を増幅する信号増幅手段と、前記信号増幅手段からの信号を前記測定対象までの距離情報に変換する信号変換手段からなり、更に、前記位置検出素子(PSD)からの出力される電気信号レベルが所定の値と比較して飽和状態を示す飽和信号を出力する飽和検出手段と、前記飽和信号が出力された後、所定時間当該飽和信号に連続して飽和異常信号を出力する飽和異常検出手段と、を有し、前記飽和フラグが立っていない反射光受光手段からの信号を利用して距離情報を合成することを特徴としたものである。
本発明の立体形状測定装置によれば、非常に強い反射光がPSDに入射した場合でも、位置検出素子(PSD)や信号増幅回路の飽和発生の頻度を低減し、たとえ、飽和が発生しても測定不能範囲を低減することができる。
以下に、本発明の立体形状測定装置の実施の形態を図面とともに詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施例における立体形状測定装置の光学系構成図を示すものである。従来と異なる主要な点は、信号処理回路12の中に飽和異常検出回路56を内蔵することと受光光学系9の中のレンズ構成である。
図1において、光源1から出た光をポリゴンミラーなどの回転鏡2で偏向し、fθレンズなどの集光・走査レンズ3で走査光4を集光して測定対象5上へのスポット光6a形成し、回転鏡2の回転によりスポット光6aはスポット光6bまで直線(以下走査直線7とする)上を走査する。走査光4の方向zとは異なる方向の反射光8を受光光学系9を介してPSD10上に像として結像して、電気信号に変換した像の位置情報からスポット光6が照射している点の高さ情報を三角測量法により得る。スポット光6が測定対象を走査直線7上で走査することで、走査直線上の高さ情報を得ることができる。
以上のように構成された立体形状測定装置において、以下その動作、作用を説明する。
まず、受光光学系9は反射光8を、PSD10上に像11を形成する。図2(a)は走査光4〜PSD10までの位置関係を走査方向xから観た図で、受光光学系9による反射光の受光方向をwで示している。図2(a)に示すように、受光光学系9の作用により、測定対象5のスポット光6における高さがh変化して反射点が6cから6dに変化すると、PSD10上の像位置は11cから11dへH変化する。このとき、三角測量の原理から、Hとhはほぼ比例関係にある。11c〜11dの移動方向(以下像高さ方向y’)をPSD10の位置検出方向と一致させておくと、PSD10の両端からの2つの出力信号Ia、Ibは、像11の位置によりほぼ線形に変化するので、例えば、H’=Ia/(Ia+Ib)で求まるH’が、位置検出素子上の像移動Hと同等になる。つまり、H‘の導出式(以下(式1)とする。)より、スポット光6における測定対象の高さhを求めることができる。このように、受光光学系9は測定対象5の高さをPSD10の像11の移動に変換している。
測定対象までの距離が変化、即ち、高さが変化するとその高さ方向zの距離hがPSD10上の像の移動距離と比例し、PSD10の出力信号IaとIbを利用して求めることができる。従って、PSD10からの出力される電気信号を測定対象までの距離情報に信号変換することができる。
一方、図2(b)は、図2(a)と同じ対象を、副走査方向yから眺めた図であるが、図2(b)に示すように、走査位置が走査直線7上をスポット光6aからスポット光6bへ移動した場合、受光光学系9の作用により、PSD10上を像が11aから11bへ移動する。この像の移動方向11a〜11b(以下像走査方向x’)は、像高さ方向y’(つまりPSD10の位置検出方向)とほぼ直角方向になるため、測定対象5の高さhが変化しない限り、像走査方向x’に像が移動しても、PSD10の位置検出方向に像位置が変化しないので、(式1)で求まる高さH’はほぼ一定の値になる。
ここで、PSD10上の像11の像高さ方向y’のサイズは0ではなく、図3(a)のように有限の大きさ21となっている。そのため、(式1)で求まるH’は、PSDを正面から眺めた図3(b)で示すように、像内の光強度分布が一様の場合は、像高さ方向y’の像サイズ21の重心位置23aを示すことになる。もし、像11内の強度分布が一様でない場合、たとえば、図3(c)に示すように、受光光学系9が受光できる範囲のうち一部のみ光が通過している場合は、像12(d)に示すように像11中の一部22のみ明るくなる。このとき、(式1)で求まるH’は、像22の重心位置23bを示しているため、23a〜23bの距離のうち、像高さ方向y’の距離24に相当する高さの測定誤差が発生する。
つまり、像高さ方向y’の像サイズ21が大きく、反射光8の強度分布に偏りが大きいと、高さ測定精度が悪くなることがある。こうした受光範囲のうち一部のみ反射光が通過する例として、図3(c)に示すように、受光範囲の一部に物体がある場合や、測定対象5のスポット光6の位置の反射特性が鏡面に近く反射光8に強い指向性がある場合である。これらはいずれも一般的によく発生する現象なので、測定高さを高精度にするには、像高さ方向y’の像サイズ21を小さくする必要がある。
ここで、光学的な働きを説明するために、受光光学系を像高さ方向y’と像走査方向x’の2つの方向に分けて説明しているが、PSD10の位置検出方向を像高さ方向y’と一致するようにPSD10を配置しているので、像高さ方向y’とはPSD10の位置検出方向をいう。また、像走査方向x’とはPSD10の位置検出方向の直角方向と同等である。
一方、PSD素子の特性として、非常に強い光が入射した場合、PSD素子表面の単位面積あたりの光強度が大きくなるため、PSD素子の出力が飽和状態になる。そのため、上記のように測定高さを高精度にするために、像サイズ21を単純に小さくすると、PSD素子上の像面積が小さくなるため、単位面積あたりの光強度が増加し、飽和が発生しやすくなる。そこで、測定高さ精度に影響しない方向の像サイズ、つまりは、像走査方向x’(PSD10の位置検出方向に対して直角方向)の像サイズ25を大きくし、かつ、測定高さ精度に影響のある方向の像サイズ、つまりは、像高さ方向y’(PSD10の位置検出方向)の像サイズ21を小さくすることで、飽和発生を抑えることができ、かつ測定高さを高精度にすることができる。
このように、PSD10上での像11の形状を横長(像高さ方向y’サイズ21を小さく像走査方向x’サイズ25を大きく)にする手段を図4(a)に示す。これまでの図では、走査光4の方向zを垂直にしていたが、本図では反射光8の光軸方向wを水平にとり、受光光学系9及びPSDの側面を、像走査方向x’から眺めた側面図を上段に、像高さ方向y’から眺めた側面図を下段に示している。よって、上段図では像高さ方向y’が図中では上下方向になり、下段図では走査方向xおよび像走査方向x’が図中では上下方向になる。この場合、受光光学系9による反射光8の集光距離を、像高さ方向y’と像走査方向x’で変更して非点収差を発生させ、PSD10は像高さ方向y’の集光距離に配置することで、実現できる。
像サイズは集光位置で最小になり、集光位置からの距離に比例して大きくなる。そのため、PSD10の位置を像高さ方向y’の集光位置と一致させることで、PSD10上での高さ方向y’の像11のサイズ21が小さくなる。一方、像走査方向x’の集光位置は、図4(a)に示すように、PSD10から離れているので、像走査方向x’のPSD10上の像11のサイズ25は大きくなる。
受光光学系9の構成の例としては、図4(b)に示すように、像高さ方向y’に広がる光に対して集光作用をもつ円筒レンズ26aと、像走査方向x’に広がる光に対して集光作用をもつ円筒レンズ26bを夫々配置する方法がある。
即ち、円筒レンズは、レンズ作用をもつ断面部とレンズ作用のない断面部をもつため、1点から広がる入射光に対して、レンズ作用を持つ断面方向では光の角度が変化して射出光は集光するが、作用のない断面方向では光の角度は変化せず射出光は入射光と同じになる。本例では、円筒レンズ26aは、上段図に示すように、レンズ作用により像高さ方向y’に広がる拡散入射光の角度を変化させて、射出光をPSD10上の像11で集光しているが、下段図ではレンズ作用がないため、像走査方向x’に集束している入射光をそのまま射出している。逆に、円筒レンズ26bは、下段図では、レンズ作用により像走査方向x’に広がる入射光の角度を変化させて、PSD10近傍で集光しているが、上段図では像高さ方向y’に広がる入射光をそのまま射出している。
円筒レンズ26aによる集光像の位置と、円筒レンズ26bによる集光像の位置が異なるように、夫々のレンズの焦点距離と配置位置を決めて非点収差を発生させ、PSD10上の位置を、円筒レンズ26aによる像高さ方向y’の集光像の位置に一致させることで、PSD10上の像11のサイズを、像高さ方向y’の像サイズ21を最小にし、像走査方向x’の像サイズ25を大きくした、横長の像サイズにできる。
なお、こうした非点収差を発生する2種類の円筒レンズ26aと26bの具体的な配置の例として、2種類の円筒レンズが共に凸レンズで焦点距離が同じ正の値で、かつ円筒レンズ26aが、スポット光6とPSD10の中央に位置した場合について説明する。
レンズの光学作用により点物体からの拡散光は点像に結像する。このとき、レンズから物体までの距離sとレンズから像までの距離s’の関係は、レンズの焦点距離をfとすると、レンズ近軸公式から、1/s+1/s’=1/f となる。この関係から、物体から像までの距離s+s’=s/(s−f) が求まり、レンズから物体までの距離sが焦点距離の2倍2fに等しいとき、物体から像距離s+s’が最小値4f(レンズ焦点距離fの4倍)になる(レンズから像までの距離s’は2f)。そして、レンズと物体までの距離sがfより大きくかつ2f以外の場合は、物体〜像までの距離s+s’は前記の式から、常に4fより大きくなることは明らかである。
よって、図10(b)において、円筒レンズ26aの反射光8の発光点となるスポット光6からの距離が、焦点距離の2倍の位置にあるとき、円筒レンズ26aの像位置すなわちPSD11の位置は、スポット光6からの距離で焦点距離の4倍になり、円筒レンズ26aは、スポット光6とPSD10の中央に位置する。一方、円筒レンズ26bは、物理的に円筒レンズ26aと同じ位置に配置できないため、スポット光6から円筒レンズ26bの距離は、焦点距離の2倍には一致しない。そのため、円筒レンズ26bによる像の、スポット光6からの距離は、必ず焦点距離の4倍より大きくなり、図10(b)の下段図で示すように、像位置がPSD10から光の進行方向に離れた位置となり、非点収差が発生する。
以上、図10(b)において、円筒レンズ26aと26bの焦点距離が正の値で等しい場合の例で述べたが、このように、レンズの近軸公式およびそれから導かれる物体〜像距離の式が示すように、上記の例以外の条件でも、レンズ焦点距離とスポット光からレンズまでの距離を、適切に配置することで、非点収差を発生することができることはいうまでもない。
また、図4(c)に示すように、球面レンズ26cと一方向のみ集光用の円筒レンズ(本例では像高さ方向y’を集光する円筒レンズ26a)を組合わせる方法もある。この例の場合、球面レンズ26cでは集光作用は全方向に働くので、反射光8は球面レンズ26cを通過後の射出光は一点で集光する。円筒レンズ26aを球面レンズ26cの後方に配置すると、上段図に示すように像高さ方向y’に集束する光に対しては作用を施して、射出光の集光位置が変化する(本図の場合、円筒レンズ36aの焦点距離が正のため、集光距離が短くなっている)。しかし、下段図で示すように像走査方向x’に集束する光に対してはなんら作用しないので、射出光の集光位置は変化せず、非点収差が発生する。本例では、円筒レンズ26aを球面レンズ26cの後方に配置する例で示したが、球面レンズ26cの前方に配置しても、また、円筒レンズを26bにしても同様の効果で、非点収差が発生するのは言うまでもない。
このように、受光光学系9のパワー(屈折力)を像高さ方向と像走査方向で違えることにより、非点収差が発生し像を横長にできる。
また、像11の形状を横長にする他の手段として、像側のNA(開口)を像高さ方向y’と像走査方向x’で違えることでも、実現できる。一般的に、NAが大きい場合、集光位置(ビームウェスト)における像サイズは小さくなるが、焦点深度が狭くなるため集光位置から離れると(デフォーカス時)の像サイズは逆に大きくなる。そのため、測定対象の測定範囲(走査範囲と高さ範囲)をスポット光6が動いた場合の、PSD10上のデフォーカスが小さい場合は、図5(a)に示すように、像高さ方向y’のNAを大きくし、像走査方向x’のNAを小さくすることで、像サイズを横長にできる。逆に、測定範囲におけるPSD10上のデフォーカスが大きい場合は、像高さ方向y’のNAを小さくし、像走査方向x’のNAを大きくすることで、像サイズを横長にできる。具体的には、例えば図5(b)に示すように受光範囲を決める絞りサイズを、像走査方向x’と像高さ方向y’で違えることで実現できる。
当然、図3、図4で述べた2つの方法(非点収差による方法と、方向によりNA変更する方法)を組み合せることで、像サイズを横長にすることができる。また、光学設計の自由度が高まることから、より効果的に実現できる。
図6は、本発明の第2の実施例における立体形状測定装置のPSD信号処理回路12のブロック図である。
図6において、PSD10からの2つの出力信号Ia、Ibは、信号増幅回路51により増幅され、アナログデジタル変換回路52によりデジタル信号に変換された後、高さ演算回路53により(式1)の演算を行い、測定高さH’を得る。さらに、H’を補正回路54により各種歪を補正して、スポット光6の照射位置における測定対象の高さhを得ることができる。また、PSD10からの出力信号Ia、Ibを、設定した2つの値(上限値、下限値)と上限下限比較回路55により比較を行い、上限値より大きい場合や、下限値より小さい場合は、高さ演算不能のフラグを出力する。さらに、飽和異常検出回路56により、Ia、Ibを設定した飽和上限値と比較を行い、飽和上限値より大きな場合は、設定した一定時間(飽和復帰時間)の間、飽和フラグを出力する。
以上のように構成されたPSD信号処理回路12の各ブロックにおいて、以下その動作、作用を説明する。
PSD出力信号Ia、Ibが小さい場合、SNが悪くなるため、高さ演算回路53で(式1)により得る測定高さH’の精度は悪くなる。また逆に、Ia、Ibが大きい場合は、信号増幅回路51で歪が発生したり、アナログデジタル変換回路52の上限の固定値になるため、高さ演算回路53に入力される信号に誤差が含まれるため、やはり、測定高さH’の精度は悪くなる。このため、PSD10からのそれぞれの出力信号Ia、Ibに対して、上限下限比較回路55により、設定した上限や下限と比較を行い、範囲を超えた場合は高さ演算不能フラグを出力することで、精度の悪い測定高さH’を除外することができる。
ところで、図7に示すように、時間t0においてPSD10に非常に強い反射光が入射してPSD10や信号増幅回路51がアナログ的に飽和した場合、アナログ素子に貯まった電荷が外部に吐き出すのにある一定時間(飽和復帰時間)がかかる。そのため、時間t1において反射光強度が通常に戻った後も、時間t3までの間、PSD出力信号は徐々に小さくはなるものの、正しい値ではない。上記の上限下限検出回路55の働きにより、PSD出力信号が上限値より大きい間(時間t0〜t2)は、演算不能フラグが出力されるため、異常な測定高さH’を防ぐことができる。しかし、PSD出力信号が、上限下限検出回路55の上限値より小さいにも拘らず、正常でない信号がでている間(時間t2〜t3)は、異常な測定高さH’を防ぐことができなくなる。
そこで、飽和検出回路56により、PSD出力信号が設定した飽和上限値より大きくなった場合は、PSD10や信号処理回路51が飽和しているとみなして、設定した一定時間の間(時間t0〜t4)、飽和フラグを出力し、飽和電荷を放出している間の異常な測定高さH’を除くことができる。
飽和検出回路56に設定する飽和フラグ出力時間(t0〜t4)の値は、飽和復帰時間(t0〜t3)を実測して、それを超える時間とする。飽和復帰時間(t0〜t3)の測定は、反射光が最大になる対象物が全反射する鏡面物体の測定結果、例えば、図11に示したような対象物5を、金属球を平面に埋め込んだ物体とした場合の、飽和現象から実測する。この場合、金属球の正反射光8が受光光学系9に入射する条件となる、金属球表面傾斜角度がθ/2の位置に走査光4が達した瞬間が、PSD10や信号増幅回路51が飽和する時間t0となる。その後、回転鏡2の回転により走査光4が走査直線7上を動いて平面上を走査していても、飽和復帰時間(t0〜t3)の範囲内の場合は、前述のH’=Ia/(Ia+Ib)の式を用いて求まる測定高さデータに誤差が生じ、平面部の高さと一致しなくなる。
即ち、図11にて説明したように、光源1から出た走査光4が金属球のような測定対象5に入射する場合において、測定対象5の傾き角度がθ/2となる場合、θの反射角度で受光光学系9に入射することとなるので、走査光が受光方向の角度θの略半分となる場合、PSD10には、非常に強い光が入射して飽和状態になり、測定高さデータに誤差が生じる。
このように、金属球からの反射光での飽和発生後、平面上での測定高さデータが平面上の真の高さに対する誤差が、必要な測定高さ精度に対して、小さくなる時間がt3となる。この飽和発生t0〜飽和終了t3の時間間隔が、飽和復帰時間(t0〜t3)となり、それに対して、各種個体差(回路特性・光学特性)を見込んだ比率を乗じた値が、飽和フラグ出力時間(t0〜t4)となり、飽和検出回路56に設定する。
図8は、本発明の第3の実施例における立体形状測定装置の受光光学系配置図およびPSD信号処理ブロック図である。
図8(a)において、スポット光6の走査直線7の周囲に、4組の受光光学系9とPSD10が配置されており、各組を添え字ア〜エで示している。図8(b)は走査光4の方向zからみた平面図を示しており、受光光学系9アと走査線7のなす角度のうち、走査線7を含む走査光4に垂直な面(走査平面xy)に投影した、平面角はαである。受光光学系9イ〜9エの相互の配置角度は平面角がβアイ〜βウエとなっている。また、各PSD10からの出力信号は、添え字ア〜エで示される4組の信号増幅回路51〜飽和検出回路56(以下信号処理回路12とする)で並列に処理された後、4組の測定高さデータhア〜hエ、および演算不能フラグfア〜fエ、飽和フラグsア〜sエが、出力される。これら4組12個のデータは、高さ合成回路57により処理されて、スポット光6における測定対象の高さh1、h2…(1個以上)を得る。
以上のように構成されたPSD信号処理ブロックにおいて、以下その動作、作用を説明する。
スポット光6において、測定対象の光学的反射特性が鏡面に近い場合、測定対象からの反射光8は、強度が走査光とほぼ同じで、指向性の強い光となる。4方向からこの反射光を測定した場合、ある方向の受光光学系9にこうした指向性の強い反射光8が入射して、PSD10や信号増幅回路51が飽和状態になった場合、他の受光光学系9には弱い反射光8しか入射せず、そのPSD10や信号増幅回路51も飽和にならない。特に、4つの受光光学系の相互の配置角度(βアイ〜βウエ)を大きくする(例えば90°間隔など)と、2つ以上のPSD10や信号増幅回路51が同時に飽和になる可能性は殆どなくなる。
そのため、高さ合成回路57において、飽和フラグが出力されている信号処理系の測定高さhを無効としても、残りの信号処理系の高さhは無効でないので、この無効でない測定高さhから、スポット位置における測定対象の高さhを合成することができる。つまり、同時に4方向から測定することにより、飽和フラグを判定し飽和フラグの出力されていない信号処理系を利用する事で、鏡面測定対象での、飽和による測定高さ異常を、抑えることが出来る。
高さ合成回路57では、このように、複数の測定高さから異常な測定高さを除去し、正常な測定高さから最終的な測定高さを生成する。異常現象としては、本特許で述べた飽和現象のほかに、図10で示した死角領域や二重反射などがある。こうした様々な異常現象に対応するため、高さ合成回路57における高さを合成するアルゴリズムは、測定対象5の条件、複数の受光方向の配置条件や、信号処理回路12の出力内容に応じて、異なってくる。さらに、こうした条件の組合せによっては、高さ合成回路57が出力する測定高さは、複数の異常現象全てに対応するのが困難な場合があり、その際には、複数の測定高さ(h1、h2、...)を出力する。そして、測定高さデータを用いた検査処理をソフトウェアで行う際に、周囲の条件などにより、複数の高さデータから適切なデータを選択・組合せて、良否の判定を行う。こうした高さ合成アルゴリズム中に、上記の飽和フラグ使用のアルゴリズムを組込む。
なお、本実施例では、受光光学系および信号処理系を4組としたが、2個以上の複数の場合でも、同様の効果がある。
以上、本発明の実施の形態を実施例1〜3で述べたが、実施例1を、実施例2または実施例3と組み合わせた形態も当然存在し、それぞれ独立した効果を発揮し、より効果的にPSD飽和による測定高さの異常を抑えることが出来る。
本発明にかかる立体形状測定装置は、測定対象が鏡面反射した場合のPSD飽和による高さ異常の発生を抑える効果を有し、主に実装基板の実装工程における実装部品の装着状態(姿勢・半田状態など)を検査する計測システムとして有用である。
本発明にかかる立体形状測定装置は、測定対象の光学的条件が鏡面から低輝度反射率まで各種混在していても、高精度・高速に高さ測定ができるため、多様な対象物を高速高精度に立体形状を測定することが必要な、半導体製造工程や液晶パネル製造工程における、検査装置の計測システムに応用できる。
本発明の実施例1における立体形状測定装置の構成図 (a)実施例1における立体形状測定装置の受光光学系9の高さによる像移動を説明するための図 (b)実施例1における立体形状測定装置の受光光学系9の走査位置による像移動を説明するための図 (a)実施例1における立体形状測定装置の受光光学系9の像サイズを示す図 (b)実施例1における立体形状測定装置の受光光学系9の反射光の均一入射時の像重心位置を説明するための図 (c)実施例1における立体形状測定装置の受光光学系9の反射光の一部通過時の像サイズを説明するための図 (d)実施例1における立体形状測定装置の受光光学系9の反射光の部分入射時の像重心位置と高さ誤差を説明するための図 (a)実施例1における立体形状測定装置の受光光学系9の非点収差による横長像構成を説明するための図 (b)実施例1における立体形状測定装置の受光光学系9を2つの円筒レンズで構成した場合を説明するための図 (c)実施例1における立体形状測定装置の受光光学系9を球面レンズと1つの円筒レンズで構成した場合を説明するための図 (a)実施例1における立体形状測定装置の受光光学系9をデフォーカスが小さいレンズ系で構成した場合を説明するための図 (b)実施例1における立体形状測定装置の受光光学系9をデフォーカスが大きいレンズ系で構成した場合を説明するための図 本発明の実施例2における立体形状測定装置の信号処理ブロック図 実施例2における立体形状測定装置の飽和検出回路56の作用を説明するための図 (a)本発明の実施例3における立体形状測定装置の受光光学系の構成を示す図 (b)本発明の実施例3における立体形状測定装置の受光光学系の構成の平面図 (c)本発明の実施例3における立体形状測定装置の信号処理ブロック図 従来の立体形状測定装置の構成図 (a)従来の立体形状測定装置の三角測量の死角を説明するための図 (b)従来の立体形状測定装置の三角測量の二重反射を説明するための図 (c)従来の立体形状測定装置の三角測量の複数方向の受光状態を説明するための図 (a)従来の立体形状測定装置のPSD飽和時における信号処理回路を説明するための図 (b)従来の立体形状測定装置のPSD飽和時における他の信号処理回路を説明するための図
符号の説明
1 光源
2 回転鏡
3 集光・走査レンズ
4 走査光
5 測定対象
6、6a〜6d スポット光
7 走査直線
8 反射光
9、9ア〜9エ 受光光学系
10、10ア〜10エ 位置検出素子(PSD)
11、11a〜11d PSD上の反射光の集光像
12、12ア〜12エ 信号処理回路
13 飽和検出回路
21 像11の像高さ方向のサイズ
22 反射光が一部欠けた場合の像11の形状
23a 像11が均一分布の場合の重心位置
23b 像11が一部欠けた場合(22)の場合の重心位置
24 重心位置23aと23bの距離
25 像11の像走査方向のサイズ
26a 受光光学系9を構成する円筒レンズ(像高さ方向を集光)
26b 受光光学系9を構成する円筒レンズ(像走査方向を集光)
26c 受光光学系9を構成するレンズ(像高さ・像走査の両方向を集光)
51 信号増幅回路
52 アナログデジタル変換回路
53 高さ演算回路
54 高さ補正回路
55 上限下限比較回路
56 飽和異常検出回路
x 走査方向
y 副走査方向
z 走査光4の方向、高さ方向
w 反射光8の方向
x’ 像走査方向
y’ 像高さ方向

Claims (9)

  1. 光束を発生する手段と、前記光束を偏向する偏向走査手段と、前記偏向走査手段を通過した光束を測定対象上にスポット光を集光する走査集光手段と、前記スポット光の前記測定対象からの反射光を集光する反射光集光手段と、前記反射光集光手段による前記反射光の集光位置を電気信号として出力する位置検出素子(PSD)と、前記位置検出素子(PSD)からの前記電気信号を増幅する信号増幅手段と、前記信号増幅手段からの信号を前記測定対象までの距離情報に変換する信号変換手段からなり、前記位置検出素子(PSD)上の前記反射光の集光像のサイズが、前記位置検出素子の前記測定対象の高さ方向に対応する位置検出方向に小さく、当該位置検出方向の直角方向に大きいことを特徴とする立体形状測定装置。
  2. 前記反射光集光手段のパワーを前記位置検出方向と前記直角方向で違えることにより非点収差を発生することを特徴とする請求項1に記載の立体形状測定装置。
  3. 前記反射光集光手段の開口サイズを前記位置検出方向に大きくし、前記直角方向に小さくすることを特徴とする請求項1に記載の立体形状測定装置。
  4. 光束を発生する手段と、前記光束を偏向する偏向走査手段と、前記偏向走査手段を通過した光束を測定対象上にスポット光を集光する走査集光手段と、前記スポット光の前記測定対象からの反射光を集光する反射光集光手段と、前記反射光集光手段による前記反射光の集光位置を電気信号として出力する位置検出素子(PSD)と、前記位置検出素子(PSD)からの前記電気信号を増幅する信号増幅手段と、前記信号増幅手段からの信号を前記測定対象までの距離情報に変換する信号変換手段とを有し、
    更に、前記位置検出素子(PSD)からの出力される電気信号レベルが所定の値と比較して大きい場合に飽和信号を出力する飽和検出手段と、前記飽和信号が出力された後、所定時間前記飽和信号に連続して飽和異常信号を出力する飽和異常検出手段と、
    を備える立体形状測定装置。
  5. 前記位置検出素子(PSD)上の集光像のサイズが、当該位置検出素子の前記測定対象の高さ方向に対応する位置検出方向に小さく、当該位置検出方向の直角方向に大きいことを特徴とする請求項4に記載の立体形状測定装置。
  6. 前記反射光集光手段のパワーを前記位置検出方向と前記直角方向で違えることにより非点収差を発生することを特徴とする請求項5に記載の立体形状測定装置。
  7. 光束を発生する手段と、前記光束を偏向する偏向走査手段と、複数個の反射光受光手段とを備え、
    前記反射光受光手段は、前記偏向走査手段を通過した光束を測定対象上にスポット光を集光する走査集光手段と、前記スポット光の前記測定対象からの反射光を集光する反射光集光手段と、前記反射光集光手段による前記反射光の集光位置を前記測定対象の高さ方向に対応する位置検出方向に対する電気信号として出力する位置検出素子(PSD)と、前記位置検出素子(PSD)からの前記電気信号を増幅する信号増幅手段と、前記信号増幅手段からの信号を前記測定対象までの距離情報に変換する信号変換手段からなり、
    更に、前記位置検出素子(PSD)からの出力される電気信号レベルが所定の値と比較して飽和状態を示す飽和信号を出力する飽和検出手段と、前記飽和信号が出力された後、所定時間当該飽和信号に連続して飽和異常信号を出力する飽和異常検出手段と、
    を有し、
    前記飽和フラグが立っていない反射光受光手段からの信号を利用して距離情報を合成することを特徴とする立体形状測定装置。
  8. 前記複数の反射光受光手段の中に含まれる前記位置検出素子(PSD)上の集光像のサイズが、前記位置検出素子の前記測定対象の高さ方向に対応する位置検出方向に小さく、当該位置検出方向の直角方向に大きいことを特徴とする請求項7に記載の立体形状測定装置。
  9. 前記反射光集光手段のパワーを前記位置検出方向と前記直角方向で違えることにより非点収差を発生することを特徴とする請求項8に記載の立体形状測定装置。
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