JP2006062248A - 液体貯溜タンクおよび画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 従来のものは、液体貯溜タンク内に貯溜された液体の残量を簡便かつ低コストにて正確かつ連続的に検出することが難しい。
【解決手段】 外部に供給する液体を密閉状態で貯溜するための本発明の液体貯溜タンク17は、固定壁部38と、この固定壁部38に形成されて外部に液体を供給するための供給口41と、固定壁部38に対し、液体の残量に応じて変位する可動壁部39と、この可動壁部39の変位に伴ってインダクタンスが変化するように、当該可動壁部39および固定壁部38に両端が連結され、導電体にて形成された弾性変形可能なコイル31と、固定壁部38に設けられ、コイル31の両端に接続して外部からそのインダクタンスの変化を検出するための一対の端子43a,43bとを具えている。
【選択図】 図3

Description

本発明は、貯溜されている液体の残量を外部から検出し得る液体貯溜タンクおよびこの液体貯溜タンクから供給される液体を用いてプリント媒体に画像を形成するための画像形成装置に関する。
なお、本明細書において記述される「プリント」とは、文字や図形など有意の情報を形成する場合のみならず、有意無意を問わず、また人間が視覚で知覚し得るように顕在化したものであるか否かを問わず、広くプリント媒体上に画像,模様,パターンなどを形成したり、あるいはエッチングなどのようなプリント媒体の加工を行う場合も包含する。
また「プリント媒体」とは、一般的なプリント装置で用いられる紙片のみならず、布帛,樹脂フィルム,金属板,ガラス,セラミックス,木材,皮革などの液体を受容可能なものであり、シート状物体以外の三次元立体、例えば球体や円筒体なども包含する。
さらに「液体」とは、上記「プリント」の定義と同様広く解釈されるべきもので、プリント媒体上に付与されることによって、画像,模様,パターンなどの形成,エッチングなどのプリント媒体の加工,あるいはインクの処理、例えばプリント媒体に付与されるインク中の色材の凝固や不溶化に供され得る液体を指し、プリントに関して用いられるあらゆる液体を包含する。
インクを用いてプリント媒体に画像を形成する画像形成装置として、インクを吐出可能なインクジェットヘッドを用い、プリント媒体にインクを付与することによってプリント媒体の表面に画像を形成するインクジェットプリント装置が知られている。このインクジェットプリント装置は、プリント時の騒音が比較的小さく、しかも小さなドットを高密度で形成することができるため、昨今においてはカラープリントを含めた多くのプリントに利用されている。このようなインクジェットプリント装置の一形態として、インクを貯溜するインクタンクが一体不可分または取り外し可能に連結されるインクジェットヘッド(以下、プリントヘッドと記述する)を用いたものが知られている。かかるプリント装置においては、プリント媒体を第1の方向に搬送するための手段と、プリントヘッドが搭載されるキャリッジを第1の方向と交差する第2の方向に走査するための手段とを具え、キャリッジを第2の方向に走査移動させる過程でプリントヘッドからインクを吐出させてプリント媒体に画像を形成している。さらに、黒色インク以外に黄色,シアン色,マゼンタ色のカラーインクをそれぞれ吐出する複数のプリントヘッドをキャリッジに搭載することにより、黒色インクによるテキスト画像の単色プリントのみならず、カラーインクの吐出割合を変えて混色させることにより、フルカラープリントも可能となる。
インクジェットプリント装置においては、インクタンク内のインクの残量を検知して表示したり、あるいはインク残量が少なくなった場合に警告を発したり、さらにはプリント動作を停止させることも行われている。これは、インクが無い状態でプリントを行った場合に発生するプリント不良や、これに伴うプリント媒体の浪費を確実に防止することができるからである。特に、プリントヘッドにおけるインクの吐出手段として電気熱変換素子などの熱エネルギー発生手段を用いたプリントヘッドを用いる場合、この熱エネルギーが与えられたインクの状態変化により発生する圧力を利用してインクが吐出されることになる。このため、インクがない状態で熱エネルギー発生手段を駆動すると、プリントヘッドの温度上昇によってプリントヘッド自体が破損する可能性があるため、それを防止するためにユーザーにインクタンクの交換などを促すことも極めて重要となる。
従来、インクタンク内のインクがなくなったことを検知する方法としては、インク残量に応じて変化するインクタンクの透光状態を光学素子を用いて検出したり、インクの液面レベルに応じて変化する電気的な導通状態をインクタンクの内部に相隔てて配置された一対の電極を用いて検知する、いわゆるセンサ方式のものが一般的であるが、プリントヘッドから吐出されるインクの吐出パルス数をカウントし、使用したインク量を積算してインク残量を推測する、ドットカウント方式も知られている。別な方法として、特許文献1に開示されているようなインク容量検知方式がある。このインク容量検知方式においては、インクタンクとプリントヘッドとを接続するインク供給路の途中にインク残量によって変位するダイヤフラムとコアとを有するインク室を設けると共にこのインク室を囲むコイルを配し、このコイルの内側におけるコアの位置の変化に基づいてインク残量を検知している。また、特許文献2に開示されたインク容量検知装置は、インクタンクとプリントヘッドとを接続するインク供給路の外側や、インクタンクの周囲にコイルを巻き付け、このコイルの内側のインク量によって変化するコイルのインダクタンスに基づき、インク残量を検知している。
特開平7−125251号公報 特開平10−217508号公報
光学素子や電極部材などを用いたセンサ方式において、インクタンク内のインク残量を段階的に検出するためには、部品点数を追加する必要があり、製造コストの上昇を招く問題がある。また、光学素子などを配置するための場所を確保しなければならず、インク残量を多段階的に検出することが困難であり、一般的にはインクタンクの交換を必要とするインク終了時点における液面レベルのみを検出している。
インクの吐出パルス数をカウントするドットカウント方式においては、プリントヘッドがドットを形成するために使用するインク量のばらつきを含めてインク残量を推定しているため、プリントヘッド自体の個体差やインクタンク内に最初に貯溜されたインク量の公差を含めて考慮すると、正確なインク終了時点の検知が極めて難しくなってしまう。
一方、特許文献1に開示されたインク容量検知方式の場合には、大きなインク室を形成する必要があるため、比較的小容量のインクタンクが交換可能に搭載されるようなキャリッジに対してはインク室を一体的に設けることが困難である。特に、カラープリントのために複数のインクタンクをキャリッジに搭載した場合、各インクタンクに対応したインク室をそれぞれ設けなければならず、キャリッジの大型化を避けることができず、コスト高になってしまう。
特許文献2に開示されているように、インク供給路にコイルを巻き付けた場合、インク残量を段階的に検出することができず、インク終了時点におけるインクの液面レベルのみを検出することとなる。インクタンクの周囲にコイルを巻き付けた場合には、インク残量をある程度直線的に検出することが可能であるものの、コイルの内側にのみインクが位置していることから、磁性インク以外の通常の種類のインクでは、コイル近傍の磁束が大きく減少し、インダクタンスの変化が小さくなって検出精度が悪化してしまう。
本発明の目的は、磁性などの特殊な性質を持たない一般的な液体であっても、内部に貯溜された液体の残量を極めて簡易な構成により高精度な検出を可能とし得る液体貯溜タンクおよびこの液体貯溜タンクが搭載される画像形成装置を提供することにある。
本発明の第1の形態は、外部に供給する液体を密閉状態で貯溜するための液体貯溜タンクであって、固定壁部と、この固定壁部に形成されて外部に液体を供給するための供給口と、前記固定壁部に対し、液体の残量に応じて変位する可動壁部と、この可動壁部の変位に伴ってインダクタンスが変化するように、当該可動壁部および前記固定壁部に両端が連結され、導電体にて形成された弾性変形可能なコイルと、前記固定壁部に設けられ、前記コイルの両端に接続して外部からそのインダクタンスの変化を検出するための一対の端子とを具えている。
本発明においては、液体貯溜タンク内に貯溜された液体の残量の変化に応じて可動壁部が固定壁部に対して変位する。外部から液体貯溜タンクの一対の端子を介してコイルに電気を流すことにより、固定壁部と可動壁部との間隔の変化、つまりコイルの長さの変化に伴い、コイルのインダクタンスが変化する。このインダクタンスの変化に応じて液体貯溜タンク内の液体の残量を推定する。
本発明の第1の形態による液体貯溜タンクにおいて、コイルは、液体貯溜タンクが負圧傾向となるように可動壁部を付勢する弾性力を有するものであってよい。
本発明の第2の形態は、本発明の第1の形態による液体貯溜タンクが交換可能に搭載されるタンク取り付け部を具え、このタンク取り付け部に搭載された前記液体貯溜タンクから供給される液体を吐出する液体吐出ヘッドを用いてプリント媒体に画像を形成する画像形成装置であって、前記タンク取り付け部に形成されて前記液体貯溜タンクの一対の端子に導通する一対の接続端子と、これら一対の接続端子に連結されて前記コイルのインダクタンスの変化に基づいて前記液体貯溜タンク内の液体の残量を検知する液体残量検知手段とを具えたことを特徴とするものである。
本発明においても、液体貯溜タンク内に貯溜された液体の残量の変化に応じて可動壁部が固定壁部に対して変位する。外部からタンク取り付け部の一対の接続端子を介して液体貯溜タンクのコイルの両端の一対の端子に電気を流すことにより、固定壁部と可動壁部との間隔の変化、つまりコイルの長さの変化に伴い、コイルのインダクタンスが変化する。このインダクタンスの変化に応じて液体貯溜タンク内の液体の残量を推定する。
本発明の第3の形態は、本発明の第1の形態による液体貯溜タンクが交換可能に搭載されるタンクホルダと、このタンクホルダに搭載された前記液体貯溜タンクから供給される液体を吐出する液体吐出ヘッドと、前記タンクホルダに形成され、前記液体貯溜タンクの一対の端子に導通して外部からインダクタンスの変化を検出するための一対の中間端子とを有するヘッドカートリッジが取り外し可能に搭載されるカートリッジ取り付け部を具え、前記液体吐出ヘッドからプリント媒体に液体を吐出して画像を形成するための画像形成装置であって、前記カートリッジ取り付け部に形成されて前記ヘッドカートリッジの一対の中間端子に導通する一対の接続端子と、これら一対の接続端子に連結されて前記コイルのインダクタンスの変化に基づいて前記液体貯溜タンク内の液体の残量を検知する液体残量検知手段とを具えたことを特徴とするものである。
本発明においても、液体貯溜タンク内に貯溜された液体の残量の変化に応じて可動壁部が固定壁部に対して変位する。外部からカートリッジ取り付け部の一対の接続端子およびヘッドカートリッジの中間端子を介して液体貯溜タンクのコイルの両端の一対の端子に電気を流すことにより、固定壁部と可動壁部との間隔の変化、つまりコイルの長さの変化に伴い、コイルのインダクタンスが変化する。このインダクタンスの変化に応じて液体貯溜タンク内の液体の残量を推定する。
また、本発明の第2または第3の形態による画像形成装置において、液体残量検知手段は、コイルのインダクタンスに応じて発振周波数が変化する発振制御回路を有するものであってよい。
本発明の液体貯溜タンクによると、固定壁部と、この固定壁部に形成されて外部に液体を供給するための供給口と、固定壁部に対し、液体の残量に応じて変位する可動壁部と、この可動壁部の変位に伴ってインダクタンスが変化するように、当該可動壁部および固定壁部に両端が連結され、導電体にて形成された弾性変形可能なコイルと、固定壁部に設けられ、コイルの両端に接続して外部からそのインダクタンスの変化を検出するための一対の端子とを具えているので、外部から一対の端子を介してコイルに電気を流すことにより、液体貯溜タンク内の液体の残量の変化に応じた固定壁部に対する可動壁部の間隔をコイルのインダクタンスの変化として検出することができ、液体の種類の如何によらず、液体貯溜タンク内の液体の残量を正確に把握することが可能である。
液体貯溜タンクが負圧傾向となるように、可動壁部を付勢する弾性力をコイルが有する場合、液体貯溜タンク内を常に負圧状態に保つことができ、液体貯溜タンク内の液体の蒸散をより確実に防止することが可能である。
本発明による液体貯溜タンクが交換可能に搭載されるタンク取り付け部を具え、このタンク取り付け部に搭載された液体貯溜タンクから供給される液体を吐出する液体吐出ヘッドを用いてプリント媒体に画像を形成するための本発明の画像形成装置によると、タンク取り付け部に形成されて液体貯溜タンクの一対の端子に導通する一対の接続端子と、これら一対の接続端子に連結されてコイルのインダクタンスの変化に基づいて液体貯溜タンク内の液体の残量を検知する液体残量検知手段とを具えているので、タンク取り付け部の一対の接続端子から液体貯溜タンクの一対の端子を介してコイルに電気を流すことにより、液体貯溜タンク内の液体の残量の変化に応じた固定壁部に対する可動壁部の間隔をコイルのインダクタンスの変化として検出することができ、液体の種類の如何によらず、液体貯溜タンク内の液体の残量を正確に把握することが可能である。
本発明による液体貯溜タンクが交換可能に搭載されるタンクホルダと、このタンクホルダに搭載された液体貯溜タンクから供給される液体を吐出する液体吐出ヘッドと、タンクホルダに形成され、液体貯溜タンクの一対の端子に導通して外部からインダクタンスの変化を検出するための一対の中間端子とを有するヘッドカートリッジが取り外し可能に搭載されるカートリッジ取り付け部を具え、液体吐出ヘッドからプリント媒体に液体を吐出して画像を形成するための本発明の画像形成装置によると、カートリッジ取り付け部に形成されてヘッドカートリッジの一対の中間端子に導通する一対の接続端子と、これら一対の接続端子に連結されてコイルのインダクタンスの変化に基づいて液体貯溜タンク内の液体の残量を検知する液体残量検知手段とを具えているので、カートリッジ取り付け部の一対の接続端子からヘッドカートリッジの中間端子を介して液体貯溜タンクのコイルの両端の一対の端子に電気を流すことにより、液体貯溜タンク内の液体の残量の変化に応じた固定壁部に対する可動壁部の間隔をコイルのインダクタンスの変化として検出することができ、液体の種類の如何によらず、液体貯溜タンク内の液体の残量を正確に把握することが可能である。
液体残量検知手段は、コイルのインダクタンスに応じて発振周波数が変化する発振制御回路を有する場合、コイルのインダクタンスの変化をパルスの周波数変化として捉えることができる。
本発明による画像形成装置をシリアルスキャンタイプのインクジェットプリンタに応用した実施形態について、図1〜図9を参照しながら詳細に説明するが、本発明はこれらの実施形態のみに限らず、特許請求の範囲に記載された本発明の概念に包含されるあらゆる変更や修正が可能であり、従って本発明の精神に帰属する他の技術にも当然応用することができる。例えば、インク以外の種々の液体(薬液や飲料水など)の残量を検知するためにも用いることも可能である。
本実施形態におけるインクジェットプリンタの外観を模式的に図1に示し、その制御ブロックを図2に示す。すなわち、筺体11には一対の相互に平行に延在する案内軸12の両端部が固定支持されており、これら案内軸12にはキャリッジ13が案内軸12の長手方向に沿って摺動自在に取り付けられている。キャリッジ13は、図示しないキャリッジ走査用モータ14が組み込まれたキャリッジ走査駆動手段により、案内軸12の長手方向に沿った第1の方向に走査移動するようになっている。キャリッジ13には、プリントヘッド15(図3参照)を一体的に設けたヘッドカートリッジ16が取り外し可能に装着され、さらにプリントヘッド15に供給するインクを貯溜するインクタンク17がこのヘッドカートリッジ16に対して取り外し可能に搭載される。
プリント媒体18を支持するプラテン19は、キャリッジ13に搭載されたヘッドカートリッジ16のプリントヘッド15と対向するようにキャリッジ13の走査移動方向に沿って延在し、このプラテン19よりも筺体11の後端側にはプリント媒体18の搬送ローラ20が回転自在に設けられている。この搬送ローラ20に連結される媒体搬送用モータ21(図2参照)を作動させることにより、搬送ローラ20が駆動回転し、筺体11の前端部に設けられた用紙供給口22からプリント媒体18が筺体11内に引き込まれてその搬送方向が反転され、キャリッジ13の走査移動方向と直交するようにプラテン19上に搬送される。このプリント媒体18の間欠的な搬送移動と、キャリッジ13に搭載されたヘッドカートリッジ16の走査移動とを交互に組み合わせることにより、プリント媒体18上にプリントヘッド15から吐出されるインクによって所定の画像が形成されるようになっている。
なお、プリントヘッド15は、インクを吐出するためのエネルギーとして、電気熱変換体から発生する熱エネルギーを利用するものであってよい。この場合、電気熱変換体の発熱によってインクに膜沸騰を生じさせ、そのときの発泡エネルギーによって吐出口からインクを吐出することができる。また、プリントヘッド15におけるインクの吐出方法として、このような電気熱変換体を用いた膜沸騰を利用する形式のものに限定されるわけではなく、例えば圧電素子を用いてインクを吐出する形式のものを採用することも可能である。
キャリッジ13の一方の走査移動端側には、プリントヘッド15に形成された図示しない吐出口からのインクの吐出状態を良好に維持するための吐出回復装置23が設けられており、この吐出回復装置23は、プリントヘッド15の吐出口が開口する吐出口面24(図3参照)を密閉状態で覆う図示しないキャップと、このキャップ内を負圧にしてプリントヘッド15の吐出口から粘度が増大したインクなどを吸引排出し得る図示しない吸引ポンプなどを有する。また、画像形成とは別に、キャップをした状態でプリントヘッド15の吐出口からインクを吐出させる予備吐出動作も可能である。
このインクジェットプリンタ10の動作の制御処理やデータ処理等を実行するCPU25には、これらの処理手順などのプログラムを格納したROM26と、これらの処理を実行するためのワークエリアなどとして用いられるRAM27とが接続している。プリントヘッド15は、ヘッドドライバ28を介してCPU25によりその作動が制御される。具体的には、CPU25がプリントヘッド15の電気熱変換体に対する駆動データ、つまり画像データおよび駆動制御信号、つまりヒートパルス信号をヘッドドライバ28に与えることによってインクの吐出が制御される。同様に、キャリッジ走査用モータ14および媒体搬送用モータ21もそれぞれモータドライバ29,30を介してCPU25によりこれらの作動が制御される。この他、後述するインクタンク17内に配された後述する検出コイル31がインク残量検知部32を介してCPU25に接続しており、検知コイル31のインダクタンスに基づいてインク残量検知部32がインクタンク17内のインク残量を検知するようになっている。CPU25は、このインク残量検知部32におけるその検知結果に基づき、その使用者にインクタンク17の交換などの対応を促すための表示や警告を発することができる。
本実施形態におけるヘッドカートリッジ16の内部構造を図3に模式的に示す。すなわち、このヘッドカートリッジ16は、インクタンク17が搭載されるタンクホルダ33と、プリントヘッド15と、このプリントヘッド15とタンクホルダ33に搭載されたインクタンク17との間を連絡するインク供給路を形成するインク供給部34とを具えており、本実施形態におけるインクタンク17は、タンクホルダ33に対して交換可能となっているが、タンクホルダ33と一体的に構成されたものでもよい。同様に、フィルタ35が組み込まれた本実施形態におけるインク供給部34も、プリントヘッド15およびタンクホルダ33に対して一体化されているが、これらに対して分離し得るような構成を採用したり、あるいはプリントヘッド15と共にキャリッジ13に対して一体的に設け、インクタンク17をキャリッジ13に搭載した時にインクタンク17からプリントヘッド15に至るインクの供給経路を形成するものであってよい。タンクホルダ33には、キャリッジ13に形成された図示しない接続端子に対して導通する中間端子36が形成されている。接続端子は、図示してないフレキシブルケーブルを介して上述したインク残量検知部32およびヘッドドライバ28に接続している。
本実施形態におけるインクタンク17は、インク供給部34との接続部分を除いて実質的に密閉されたインク収納室37を画成する固定壁部38と可動壁部39とを具えている。このインク収納室37内にはプリントヘッド15から吐出させるためのインクが収容され、プリントヘッド15におけるインクの吐出動作に伴ってインクがインク供給部34を通ってプリントヘッド15へと供給されるようになっている。インクを貯溜した状態において剛体とみなすことができる固定壁部38と共にインク収納室37を画成する可動壁部39は、可撓性を有する薄肉のシート材料にて角錐状に形成されている。本実施形態では可動壁部39が大気圧にさらされた状態となっているため、インク収納室37内も基本的にほぼ大気圧と等しく調圧される。
インクタンク17の固定壁部38は、タンクホルダ33に当接する下壁部38aと、周囲が角錐状をなす可動壁部39にて囲まれ、下壁部38aとほぼ平行に対向する上壁部38bとを有し、インク収納室37内のインクの量に応じて上壁部38bが可動壁部39の変形を伴って下壁部38aとの対向方向に上下し得るようになっている。上壁部38bが下壁部38aとの対向方向に変位する場合、上壁部38bを囲む可動壁部39が伸縮変形し、上壁部38bが下壁部38aとほぼ平行状態に保たれるように配慮することにより、可動壁部39の変形に伴うインク収納室37内のインクの内圧の急激な変動による悪影響が何ら発生しない。
ヘッドカートリッジ16のプリントヘッド15とインクタンク17との結合は、インク供給部34の一部を構成するインク導入部40がインクタンク17内に挿入されることによってなされる。これにより、プリントヘッド15とインクタンク17とが流体的に結合され、インクタンク17からプリントヘッド15へのインク供給が可能となる。インク導入部40が挿入されるインクタンク17のインク供給口41には、ゴムなどの弾性変形可能なシール部材42が取り付けられている。このシール部材42は、インク導入部40の周囲に密着してインクタンク17からのインク漏出を防止すると共にインク導入部40とインクタンク17との接続を確実なものとしている。このため、本実施形態におけるインクタンク17は、インク収納室37にインクが充分に満たされている初期状態からインクの消費が進み、インク収納室37内のインクが徐々に減少してインク収納室37の容積が減少する傾向となったり、インクタンク17の周囲環境の変化、例えば外気温の上昇や減圧などが起こったとしても、インク収納室37内への外気の侵入を阻止することができ、プリントヘッド15の吐出口からインクが漏出するような不具合は生じない。
インク収納室37の下壁部38aと上壁部38bとの間には、上壁部38bが下壁部38aから離れるように付勢するばね力を内包する圧縮コイルばねの形態の検出コイル31が介装されている。この検出コイル31のばね力により、プリントヘッド15の吐出口に形成されるインクのメニスカスの保持力と平衡してプリントヘッド15によるインク吐出動作を可能とする範囲の負圧が発生する。図3に示す状態は、インク収納室37の容積が最大となった状態を示しており、この状態でも上壁部38bには検出コイル31からのばね力が付勢され、インク収納室37内は適切な負圧状態に保持される。
この検出コイル31は、内側が金属のような導電体にて形成され、インクが接触する表面部分は樹脂の如き電気絶縁被膜で覆われている。この電気絶縁被膜としては、インクタンク17内に貯溜されるインク中に不純物として溶出するようなものが含まれないもの、例えば添加物の極めて少ない高純度ポリプロピレンやポリエチレンなどが好ましい。この検出コイル31の上壁部38b側には、インクタンク17の外面に露出状態で形成された一対の端子43a,43bの一方にフレキシブルリード線44を介して接続する導電部材45aが連結し、この導電部材45aは上壁部38bの内壁に固定された状態となっている。また、検出コイル31の下壁部38a側にも上述した一対の端子43a,43bの他方に接続する導電部材45bが連結され、この導電部材45bは固定壁部38を貫通するように下壁部38aに固定されている。これら一対の端子43a,43bは、タンクホルダ33にインクタンク17を装着した状態において、ヘッドキャリッジ13に設けられた中間端子36に対して電気的に接触状態となる。
従って、キャリッジ13に取り付けられたヘッドカートリッジ16のタンクホルダ33に対してインクタンク17が装着され、インクタンク17内にインク供給部34のインク導入部40が差し込まれた状態において、検出コイル31の長手方向両端部に接続する一対の導電部材45a,45b,フレキシブルリード線44,端子43a,43b,中間端子36,接続端子が電気的に導通してインク残量検知部32に接続する。
本実施形態におけるインク残量検知部32の回路構成を模式的に図4に示す。すなわち、検出コイル31は、インクタンク17内のインクをコアとしたコイルインダクタンスとして機能し、上壁部38bの変位に対応して変化する検出コイル31の長さに応じて、つまりインク収納室37内のインク残量に応じてインダクタンスが変化する。検出コイル31は、インクの消費に伴って上壁部38bが図3中、下方へ引き下げられることに応じて全長が短く押し縮められ、単位長さ当たりの巻き数が増加することによってインダクタンスが変化し、インク残量を確実に検知することができる。本実施形態では、NANDゲート46と、抵抗Rと、一対のコンデンサC1,C2とによって検出コイル31のインダクタンスに応じて発振周波数が変化する発振制御回路が構成されている。NANDゲート46にゲート入力「H」が入力した場合、NANDゲート46はインバータとして機能し、この発振制御回路が検出コイル31のインダクタンスに応じた周波数で発振する。また、NANDゲート46にゲート入力「L」が入力した場合、この発振制御回路は機能しないようになっている。
インク収納室37内のインクをほぼ完全に消費した状態におけるインクタンク17の断面構造を図4に示す。インク収納室37の容積の減少に伴い、上壁部38bが検出コイル31のばね力に抗して下壁部38a側に接近して検出コイル31が次第に圧縮されて行く。この結果、検出コイル31のインダクタンスが次第に増加する。インク残量検知部32は、巻き数が変わらない検出コイル31の全長が短いほど、検出コイル31自体のインダクタンスが大きいという原理を利用し、インクタンク17内のインク残量を把握する。
インクの使用量、つまり消費量と、検出コイル31のインダクタンスとの関係を図6に示す。インク残量検知部32は、図4に示す如き発振制御回路を用いて検出コイル31のインダクタンスの変化をパルスの周波数変化として捉え、インクタンク17内のインク残量を検出する。
本実施形態においては、検出コイル31がインクタンク17の端子43a,43bとヘッドカートリッジ16の中間端子36およびキャリッジ13の接続端子を介してインク残量検知部32に接続されるようになっている。このため、ヘッドカートリッジ16にインクタンク17を装着し、このヘッドカートリッジ16をキャリッジ13に搭載することにより、検出コイル31がインク残量検知部32に導通することとなる。このため、インク残量検知部32においてインクタンク17およびヘッドカートリッジ16の装着状態を検知することも可能となる。
上述した実施形態では、インクタンク17の可動壁部39を外部に露出させ、インク収納室37に収容されたインクの消費に伴い、可動壁部39が変形して固定壁部38の上壁部38bが変位するのを視認できるようにしたが、これを外部から見えないような構造にすることも可能である。
このような本発明による液体貯溜タンクを上述したインクタンク17に応用した他の実施形態の内部構造をヘッドカートリッジ16と共に図7に概略的に示すが、先の実施形態と同一機能の要素にはこれと同じ符号を記すに止め、重複する説明は省略するものとする。すなわち、本実施形態におけるインクタンク17は、可動壁部39および固定壁部38の上壁部38bを覆うように、固定壁部38の下壁部38aと一体化されるカバー壁部47を有する。このカバー壁部47は、下壁部38aと共に剛体として見なすことができる。検出コイル31は、カバー壁部47と上壁部38bとの間に介装されており、このため検出コイル31に導通する一対の導電部材45a,45bはインク収納室37外にあり、検出コイル31と共にインクと非接触状態にすることができる。カバー壁部47の内側の空間は、カバー壁部47に形成された大気連通孔48を介して大気連通状態となっている。カバー壁部47に固定された導電部材45bに接続する端子43bは、本実施形態においてはタンクホルダ33の中間端子36に当接せず、キャリッジ13に形成された図示しない接続端子に直接導通するようになっている。
本実施形態における検出コイル31は引っ張りコイルばねの形態を有し、インク収納室37の容積がほぼ最大の状態においても、上壁部38bをカバー壁部47側に近づけるようなばね力を内包しており、これによってインク収納室37内のインクには適切な負圧が与えられている。
インク収納室37内のインクをほぼ完全に消費した状態におけるインクタンク17の断面構造を図8に示す。インク収納室37の容積の減少に伴い、上壁部38bが検出コイル31のばね力に抗して下壁部38a側に接近して検出コイル31が次第に引き伸ばされて行く。この結果、検出コイル31のインダクタンスが次第に減少する。
本実施形態におけるインクの使用量、つまり消費量と、検出コイル31のインダクタンスとの関係を図9に示す。インク残量検知部32は、図5に示す如き発振制御回路を用いて検出コイル31のインダクタンスの変化をパルスの周波数変化として捉え、インクタンク17内のインク残量を検出する。
なお、検出コイル31は、その伸縮方向を鉛直方向に設定する必要はないが、インクタンク17の配備姿勢などの関係から、水平方向に設定することも可能である。要するに、インクタンク17内のインク残量に応じてインクタンク17の容積が変化し、これに伴って検出コイル31の全長が変化するような構成を取ることができさえすればよい。また、検出コイル31のインダクタンスを上述の如き発信周波数の変化として検知する方法以外に、他の適当な方法を適宜採用することが可能である。この場合、少なくとも検出コイル31のインダクタンスを電気的に検出できる方法であればよい。また、インク残量検知部32の一部をインクタンク17側に組み込むことも可能である。
本発明は、液体の吐出を行わせるために利用されるエネルギーとして熱エネルギーを発生する手段(例えば電気熱変換体やレーザ光など)を具え、この熱エネルギーにより液体の状態変化を生起させるインクジェット方式のヘッドカートリッジまたは画像形成装置において優れた効果をもたらすものである。かかる方式によれば、プリントの高密度化および高精細化が達成できるからである。
画像形成装置がプリントできるプリント媒体の最大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの液体吐出ヘッドに対しても本発明は有効に適用できる。このような液体吐出ヘッドとしては、複数の液体吐出ヘッドの組合せによってその長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の液体吐出ヘッドとしての構成の何れでもよい。
上述した実施例の如きシリアルタイプのものでも、走査移動するキャリッジに対して一体的に固定された液体吐出ヘッドや、キャリッジに対して交換可能に装着されることでキャリッジとの電気的な接続や装置本体からの液体の供給が可能となる交換自在のチップインタイプのヘッドカートリッジ、あるいは液体吐出ヘッド自体に液体を貯溜したタンクが一体的または交換可能に設けられるヘッドカートリッジを用いた場合にも本発明は有効である。
本発明の画像形成装置の構成として、液体吐出ヘッドからの液体の吐出状態を適正にするための回復手段や、予備的な補助手段などを付加することは本発明の効果を一層安定できるので、好ましいものである。これらを具体的に挙げれば、液体吐出ヘッドに対するキャッピング手段,クリーニング手段,加圧あるいは吸引手段,電気熱変換体やこれとは別の加熱素子あるいはこれらの組み合わせを用いて加熱を行う予備加熱手段,プリント作業とは別に吐出を行う予備吐出手段を挙げることができる。
搭載される液体吐出ヘッドの種類や個数についても、例えば単色のインクに対応して1個のみが設けられたものの他、色相や濃度(明度)を異にする複数種のインクに対応して複数個設けられるものであってもよい。すなわち、例えば画像形成装置のプリントモードとしては黒色などの主流色のみのプリントモードだけではなく、液体吐出ヘッドを一体的に構成するか、複数個の組み合わせによるか何れでもよいが、異なる色の複色カラーまたは混色によるフルカラーの各プリントモードの少なくとも一つを備えた画像形成装置にも本発明は極めて有効である。この場合、プリント媒体の種類やプリントモードに応じてインクのプリント性を調整するための処理液(プリント性向上液)を専用あるいは共通の液体吐出ヘッドからプリント媒体に吐出することも有効である。
本発明にかかる画像形成装置の形態としては、コンピュータや光ディスク装置などの情報処理機器の出力端末として用いられるものの他、リーダなどと組合せた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシミリ装置や捺染装置、あるいはエッチング装置の形態を採るものなどであっても良く、プリント媒体としては、シート状あるいは長尺の紙や布帛、あるいは板状をなす木材や皮革,石材,樹脂,ガラス,金属などの他に、3次元立体構造物などを挙げることができる。
本発明による画像形成装置をシリアルタイプのインクジェットプリンタに応用した一実施形態の外観を模式的に表す立体投影図である。 図1に示したインクジェットプリンタの制御ブロック図である。 図1に示したインクジェットプリンタに搭載されるヘッドカートリッジの内部構造を模式的に表す断面図である。 図1に示したインクタンクに対するインク残量検知部の回路図である。 図3に示したヘッドカートリッジにおいて、インクがなくなった状態を模式的に表す断面図である。 図3,図5に示したヘッドカートリッジにおけるインクタンク内のインクの消費量と検出コイルのインダクタンスとの関係を模式的に表すグラフである。 本発明による液体貯溜タンクを図1に示したインクジェットプリンタに搭載されるヘッドカートリッジに応用した一実施形態の内部構造を模式的に表す断面図である。 図7に示したヘッドカートリッジにおいて、インクがなくなった状態を模式的に表す断面図である。 図7,図8に示したヘッドカートリッジにおけるインクタンク内のインクの消費量と検出コイルのインダクタンスとの関係を模式的に表すグラフである。
符号の説明
10 インクジェットプリンタ
11 筺体
12 案内軸
13 キャリッジ
14 キャリッジ走査用モータ
15 プリントヘッド
16 ヘッドカートリッジ
17 インクタンク
18 プリント媒体
19 プラテン
20 搬送ローラ
21 媒体搬送用モータ
22 用紙供給口
23 吐出回復装置
24 吐出口面
25 CPU
26 ROM
27 RAM
28 ヘッドドライバ
29,30 モータドライバ
31 検出コイル
32 インク残量検知部
33 タンクホルダ
34 インク供給部
35 フィルタ
36 中間端子
37 インク収納室
38 固定壁部
38a 下壁部
38b 上壁部
39 可動壁部
40 インク導入部
41 インク供給口
42 シール部材
43a,43b 端子
44 フレキシブルリード線
45a,45b 導電部材
46 NANDゲート
47 カバー壁部
48 大気連通孔
R 抵抗
C1,C2 コンデンサ

Claims (5)

  1. 外部に供給する液体を密閉状態で貯溜する液体貯溜タンクであって、
    固定壁部と、
    この固定壁部に形成されて外部に液体を供給するための液体供給口と、
    前記固定壁部に対し、液体の残量に応じて変位する可動壁部と、
    この可動壁部の変位に伴ってインダクタンスが変化するように、当該可動壁部および前記固定壁部に両端が連結され、導電体にて形成された弾性変形可能なコイルと、
    前記固定壁部に設けられ、前記コイルの両端に接続して外部からそのインダクタンスの変化を検出するための一対の端子と
    を具えたことを特徴とする液体貯溜タンク。
  2. 前記コイルは、液体貯溜タンクが負圧となるように前記可動壁部を付勢する弾性力を有することを特徴とする請求項1に記載の液体貯溜タンク。
  3. 請求項1または請求項2の何れかに記載の液体貯溜タンクが交換可能に搭載されるタンク取り付け部を具え、このタンク取り付け部に搭載された前記液体貯溜タンクから供給される液体を吐出する液体吐出ヘッドを用いてプリント媒体に画像を形成する画像形成装置であって、
    前記タンク取り付け部に形成されて前記液体貯溜タンクの一対の端子に導通する一対の接続端子と、
    これら一対の接続端子に連結されて前記コイルのインダクタンスの変化に基づいて前記液体貯溜タンク内の液体の残量を検知する液体残量検知手段と
    を具えたことを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1または請求項2の何れかに記載の液体貯溜タンクが交換可能に搭載されるタンクホルダと、このタンクホルダに搭載された前記液体貯溜タンクから供給される液体を吐出する液体吐出ヘッドと、前記タンクホルダに形成され、前記液体貯溜タンクの一対の端子に導通して外部からインダクタンスの変化を検出するための一対の中間端子とを有するヘッドカートリッジが取り外し可能に搭載されるカートリッジ取り付け部を具え、前記液体吐出ヘッドからプリント媒体に液体を吐出して画像を形成するための画像形成装置であって、
    前記カートリッジ取り付け部に形成されて前記ヘッドカートリッジの一対の中間端子に導通する一対の接続端子と、
    これら一対の接続端子に連結されて前記コイルのインダクタンスの変化に基づいて前記液体貯溜タンク内の液体の残量を検知する液体残量検知手段と
    を具えたことを特徴とする画像形成装置。
  5. 前記液体残量検知手段は、前記コイルのインダクタンスに応じて発振周波数が変化する発振制御回路を有することを特徴とする請求項3または請求項4の何れかに記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013525139A (ja) * 2010-04-16 2013-06-20 珠海納思達企業管理有限公司 インクジェットプリンター用インクカートリッジ

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