JP2006059302A - 商品販売データ処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 非接触型のICカード等のような媒体を用いたセルフチェックアウトに際して、間違いのないセルフチェックアウトを支援する。
【解決手段】 貨幣と等価な経済的価値を持つ金銭情報を書き換え自在に記憶するICチップを搭載する媒体、例えば非接触のICカード501による決済を可能とするために、セット部110aにセットされているカード501に対してリーダライタで当該金銭情報の読み出しと変更とを実行できるようにする。商品に付されたデータをリーダで読み取らせてそのデータにより特定される商品の価格について一取引における合計金額を算出する第1の処理と、算出された合計金額相当分の金銭情報をカード501から引き落すようにリーダライタを駆動制御してICチップが記憶する金銭情報を更新する第2の処理とを、カード501がセット部110aにセットされている場合にのみ実行可能とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、セルフチェックアウトを可能にする商品販売データ処理装置に関する。
POS端末等のような商品販売データ処理装置の分野では、チェックアウト、つまり、購入される商品についての精算処理及び購入される商品の顧客への引渡しの効率化が従来からの大きな課題となっている。例えば、平成7年3月3日発行の特許文献1には、商品に付された商品コードを顧客自らが読み取るようにすることが提案されている。ところが、チェックアウトに際しては、現金やクレジットカード等による店側への金銭の支払いが必要となる。特許文献1に記載された発明も同様であるが、伝統的な商品販売データ処理装置において、店側への金銭の支払いのための操作まで顧客に担わせるという発想は、一般的にはなされてない。
これに対して、近年、貨幣と等価な経済的価値を持つ金銭情報を記憶するICカード、例えばデビットカードが実用化されるに至っている。このようなICカードを利用する場合、店側への金銭の支払いのための操作を顧客自らが行うことが可能であり、現実にも行われている。文献上も、例えば特許文献2には、貨幣と等価な経済的価値を持つ金銭情報(特許文献2では電子マネー)を記憶する非接触型のICカードを用いた精算処理及びICカードに対する入金処理が可能な商品販売データ処理装置が開示されている。
特開平07−057155号公報 特開2004−005034公報
ICカードを利用することで、完全なセルフチェックアウトの実現が可能になる。ところが、顧客自身がセルフチェックアウトのための全ての操作を行うとなると、顧客に対して、操作上の習熟を要求することになるものと予測される。しかしながら、全ての顧客にそのような操作上の習熟を要求することは、事実上困難である。したがって、機械操作に不慣れな顧客に対しても、間違いのないセルフチェックアウトをしてもらうことができるようなシステム上の工夫が求められる。特に、非接触型のICカード等のような媒体を用いたセルフチェックアウトに際しては、当該媒体に対する金銭情報の読出しと変更とを確実に行い得るようにすることが、間違いのないセルフチェックアウトをする上で、不可欠である。
本発明の目的は、非接触型のICカード等のような媒体を用いたセルフチェックアウトに際して、間違いのないセルフチェックアウトを支援することである。
本発明は、商品に付されたデータ(例えば、商品に付されたRFIDタグが記憶するデータ)を読み取るリーダと、RFID機能を有するICチップを搭載した媒体(例えば、非接触型のICカード)をセットするためのセット部と、前記セット部にセットされた前記媒体との間で無線通信を確立し、前記媒体が搭載する前記ICチップが書き換え自在に記憶する貨幣と等価な経済的価値を持つ金銭情報の読み出しと変更とを実行するリーダライタと、をハードウエア資源として有し、前記セット部に対する前記媒体のセットの有無を判定し、そのセットが判定されていることを条件に、前記リーダが読み取った前記データにより特定される商品の価格について一取引における合計金額を算出する第1の処理と、算出された前記合計金額相当分の金銭情報を前記媒体から引き落すように前記リーダライタを駆動制御して前記ICチップが記憶する金銭情報を更新する第2の処理とを実行するようにした。
本発明によれば、セット部に対して媒体がセットされている場合に限り、セルフチェックアウトのために必要な上記第1の処理及び第2の処理を実行するようにしたので、操作に不慣れな顧客がセルフチェックアウトのための操作を行なう場合であっても、媒体に対する金銭情報の読出しと変更とを確実に行い得るようにすることができる。
本発明の実施の一形態を図1ないし図15に基づいて説明する。
[ハードウエア構成]
図1は、商品販売データ処理装置としてのチェックアウト端末101の全体の外観構成を示す斜視図である。図1からも明確なように、本実施の形態のチェックアウト端末101は、伝統的なPOS端末1(図3参照)と比較して、新規な外観態様を有している。概略的には、チェックアウト端末101は、本体部102の上部に表示器103が取り付けられて構成されている。本体部102は、ベースプレート104の後端部から前方に向けて湾曲形状で延出する湾曲プレート105との間に、ハウジング106が取り付けられた外観構成を有する。このような構成上、ハウジング106は、その側面形状が扇形をしている。
ベースプレート104は、その手前側の一部がハウジング106に覆われずに外部に露出している。このベースプレート104の外部に露出する部分には、丸枠107が描かれている。この丸枠107は、図示しない商品に付されたデータ、本実施の形態では商品に付された図示しないRFIDタグが記憶するデータを読み取る際、商品を通過させる領域の基準を提供する。
ハウジング106は、その傾斜した前面を構成するフロントパネル108を有する。このフロントパネル108は、ハウジング106の他の部分に対して着脱自在である。そして、フロントパネル108には、レシート発行口109が形成されている。
湾曲プレート105は、その先端部となる最も手前側の位置に、テーブル110を有する。そして、このテーブル110の上面にはセット部110aが形成されている。セット部110aは、RFID機能を有する媒体、本実施の形態では非接触型のICカードであるカード501を載置してセットするために用いられる。図1から明らかなように、湾曲プレート105は、その先端側がハウジング106からオーバーハングしている。このような湾曲プレート105のオーバーハング部分は、ベースプレート104に描かれた丸枠107の上方空間に位置付けられる。そこで、これらのベースプレート104の丸枠107と湾曲プレート105のオーバーハング部分との間の空間が、商品の通過領域として提供される。
セット部110aにセットされるカード501は、図示しないICチップを搭載し、このICチップの記憶領域には貨幣と等価な経済的価値を持つ金銭情報が書き換え自在に記憶されている。ICチップの記憶領域には、その他、当該カード501を所持するカード所持者を特定するためのIDコードやその他の各種データを記憶している。
表示器103は、液晶表示パネル111を有するフラットディスプレイである。液晶表示パネル111には、タッチパネル112が取り付けられている。このような表示器103は、湾曲プレート105のオーバーハング部分であって、セット部110aの奥側に位置させて取り付けられている。
図2は、チェックアウト端末101の全体の外観構成を示す正面図である。この図2に示す正面図は、チェックアウト端末101のオペレータ、通常は顧客からの見え方を端的に示している。オペレータから見た場合にも、本実施の形態のチェックアウト端末101が、伝統的なPOS端末1(図3参照)と比較して、新規な外観態様を有していることが分かる。
図3は、伝統的なPOS端末1と本実施の形態のチェックアウト端末101とを比較対比して示す模式図である。図3を参照することで、本実施の形態のチェックアウト端末101が有する各部、つまり、「操作画面」、「カード読取部」、「商品情報読取部」、「レシート発行部」の機能をPOS端末1との比較において容易に把握することができよう。
チェックアウト端末101において、「操作画面」は、表示器103に設けられた液晶表示パネル111とタッチパネル112とによって構成される。この点については、伝統的なPOS端末1と相違はない。
これに対して、チェックアウト端末101においては、セット部110aにセットされたカード501との間で無線通信を実行するリーダライタ201(図5参照)が設けられている。このようなリーダライタ201は、テーブル110においてセット部110aの上面に配置されている第1のアンテナ202を介してカード501との間の無線通信を実行する。したがって、テーブル110は、「カード読取部」を構成する。このような「カード読取部」として、POS端末1は、溝形状のカード読取部を設けている。そこで、「カード読取部」の外観構成として、チェックアウト端末101の「カード読取部」はPOS端末1の「カード読取部」と大きく相違する。
本実施の形態では、前述したように、商品に付されたRFIDタグとの間の無線通信によって商品のデータを読み取る。これを実現する構成として、リーダ203が設けられている。このリーダ203は、テーブル110の下面に配置されている第2のアンテナ204を介してRFIDとの間の無線通信を実行する。したがって、テーブル110は、「商品情報読取部」を構成する。このような「商品情報読取部」として、POS端末1は、別ユニットを備える。そこで、「商品情報読取部」の外観構成として、チェックアウト端末101の「商品情報読取部」はPOS端末1の「商品情報読取部」と大きく相違する。
「レシート発行部」として、チェックアウト端末101はスリット状のレシート発行口109を有している。POS端末1の「レシート発行部」もスリット状である。
ここで、リーダライタ201は、カード501という形態で実現されている媒体に対して、ICチップの記憶領域にアクセスしてその記憶領域に記憶されている金銭情報の読み出しと変更とを実行するリーダライタの一態様として用いられている。つまり、本実施の形態では、媒体としてカード501が用いられているが故にリーダライタとしてリーダライタ201が用いられ、媒体をセットするためのセット部としてセット部110aが採用されているわけである。したがって、リーダライタ201及びセット部110aの形態は、媒体の形態に依存することになる。この場合、本発明を実施するうえで、媒体の外観態様について制約はない。例えば、カード型に限らず、各種の外観態様を有する媒体を用い得る。例えば、媒体は、携帯電話のような外観態様を有していても良い。そこで、媒体として携帯電話のような外観態様を有するものの使用が想定される場合には、セット部110aも携帯電話の載置に適した構造を備えることになる。
また、リーダ203は、RFIDタグを備えている商品に対して、RFIDタグの記憶領域にアクセスしてその記憶領域に記憶されているデータ、例えば当該商品の商品コードや単価等の読み出しを実行するリーダの一態様として用いられている。つまり、本実施の形態では、商品としてRFIDタグが付された商品が用いられているが故にリーダとしてリーダ203が用いられ、商品のデータを読み取るための空間としてベースプレート104の丸枠107と湾曲プレート105のオーバーハング部分との間の空間が利用されているわけである。したがって、リーダ203及び商品のデータを読み取るための空間の形態は、商品に対するそのデータの持たせ方に依存することになる。例えば、商品のデータがバーコードや2次元コード等のようなデータコードで記述されているとした場合には、リーダとしてバーコードリーダや二次元コードリーダ等のような光学的にデータコードを読み取るリーダが用いられることになる。
以上、「操作画面」、「カード読取部」、「商品情報読取部」、及び「レシート発行部」という個々の要素について、チェックアウト端末101とPOS端末1とを比較対照した。両者の全体的な外観態様については、図3に示すように、チェックアウト端末101とPOS端末1との相違は極めて大きい。
図4は、プリンタの構造を示す模式図である。ハウジング106は、プリンタ113を内蔵する。プリンタ113は、回転自在に支持されたプラテン114とこのプラテン114に対して回動自在に支持されてプラテン114に当接するサーマルプリンタヘッド115とを備えている。プリンタ113は、用紙収納部116にロール状に巻回されて収納されたレシート用紙117を案内コロ118でプラテン114とサーマルプリンタヘッド115との間に案内し、レシート発行口109から外部に導き出す。このようなレシート用紙117の案内過程で、サーマルプリンタヘッド115が有する図示しない複数個の発熱素子の選択的な発熱によって、レシート用紙117に所定事項が印字される。したがって、レシート用紙117としては、感熱紙等を用いる必要がある。また、サーマルプリンタヘッド115によって印字済みのレシート用紙117を外部に導き出す過程で、レシート用紙117はカッタ119によって切断され、レシート120としてレシート発行口109から発行される。
図5は、各部の電気的接続のブロック図である。各種演算処理を実行して各部を集中的に制御するCPU151が設けられ、このCPU151にはプログラム等の固定データを記憶するROM152と、例えばプログラムの実行に際してワークエリアとして機能するRAM153とが接続されている。CPU151は、ROM152に格納されたプログラムに従い各種演算処理を実行し、RAM153をワークエリアとして使用しながら、各部を駆動制御する。
CPU151に制御される各部として、CPU151には、リーダライタ201及びリーダ203が接続され、表示器I/F154を介して液晶表示パネル111が接続され、タッチパネルI/F155を介してタッチパネル112が接続され、プリンタI/F156を介してプリンタ113が接続されている。CPU151には、また、通信I/F157も接続され、この通信I/F157に接続された外部機器、例えばストアコントローラ等とCPU151との間のデータ通信を可能にする。
リーダライタ201は、カード用RFID無線部205を有し、このカード用RFID無線部205が第1のアンテナ202を介して非接触型のカード501との間で無線通信を実現する。つまり、リーダライタ201とカード501との間の無線通信は、RFID技術を用いて行なわれる。この場合、通信距離は数mm〜数cm程度が適当であるため、電磁結合方式又は電磁誘導方式のRFID技術を用いることが好適である。
リーダ203は、商品用RFID無線部206を有し、この商品用RFID無線部206が第2のアンテナ204を介して商品に付されたRFIDタグとの間で無線通信を実現する。この場合、数十cm程度の通信距離が必要となる反面、通信距離が長すぎると、データを読み取るべき商品ではない別の商品について無用な読み取りが行なわれてしまう。そこで、電磁誘導方式(例えば、13.56MHz帯を使用)か、あるいはマイクロ波方式(例えば、2.45GHz帯使用)のRFID技術を用いることが好適である。
図6は、商品販売データ処理の実行に際して使用されるメモリ(RAM153)の使用状況を示す模式図である。チェックアウト端末101は、セルフチェックアウト処理を代表とする各種の処理を実行するためのプログラムコードをROM152に格納している。そこで、CPU151は、そのようなプログラムコードに従い、RAM153をワークエリアとして使用しながら、各種演算処理と必要に応じた各部を駆動制御とを実行し、セルフチェックアウト処理を代表とする各種の処理を実行する。このようなCPU151によるセルフチェックアウト処理に際して、一取引毎に、RAM153には図6に例示するような使用領域が生成される。
つまり、カード501がセット部110aに載置されてセットされると、リーダライタ201はカード501と通信を開始し、カード501が有しているICチップの記憶領域に記憶されているカード情報、例えば当該カード501の残高であるカード金額等の情報を獲得する。CPU151は、リーダライタ201が読み取ったカード情報をRAM153の記憶領域に記憶させる。こうしてRAM153に生成されるのが、カード情報記憶部153aである。
また、リーダ203が商品のデータを読み取ると、CPU151は、読み取った商品のデータをRAM153の記憶領域に記憶させる。こうしてRAM153に生成されるのが、商品情報仮記憶部153bである。
CPU151は、商品のデータに基づいてその商品の単価を得ることができる。例えば、商品に付されたRFIDタグに記憶されているデータそれ自体が当該商品の単価を含んでいれば、リーダ203が商品のデータを読み取ることによって直ちに当該商品の単価を得ることができる。別の一例としては、商品に付されたRFIDタグに記憶されているデータが当該商品コードを含んでいる場合には、その商品コードによって特定される商品についての情報を、例えば通信I/F157を介してストアコントローラ等の外部機器に問合せ、問合せによる返答から当該商品の単価を得ることができる。いずれにしても、CPU151は、リーダ203がデータを読み取った商品について、その商品の単価に基づいて合計金額を算出する。そして、CPU151は、算出した合計金額をRAM153の記憶領域に記憶させる。こうしてRAM153に生成されるのが、合計金額記憶部153cである。
[セルフチェックアウト処理]
図7は、セルフチェックアウト処理の流れを示すフローチャートである。セルフチェックアウト処理は、ROM152に格納されたセルフチェックアウトプログラムに従い実行される。以下、セルフチェックアウト処理について、図9ないし図15に例示する表示器103の画面表示例を参照しながら説明する。
図9は、表示器103におけるセルフチェックアウト処理の開始画面を例示する模式図である。チェックアウト端末101は、セルフチェックアウト処理の開始画面として、図9に例示する画面を顧客に提供する。この開始画面では、「いらっしゃいませ」という挨拶と、「カードを置いてください」という案内とを表示する。開始画面は、表示器103及びセット部110aのグラフィック表示を提供することで、「カードを置いてください」という案内に従い、どこにカード501を置けばよいのかを顧客に示し、顧客を誘導する。
図8は、画像表示処理の流れを示すフローチャートである。画像表示処理は、ROM152に格納された画像表示プログラムに従い、図7に示すセルフチェックアウト処理と並列して実行される。つまり、図7中には図示しないが、セルフチェックアウトプログラムには、その起動に共ない図8に例示する画像表示プログラムの起動を指示するプログラムコードが記述されている。そこで、CPU151は、図7に示すセルフチェックアウトプログラムが起動すると、図8に示す画像表示プログラムを起動させる。この画像表示プログラムに従い、CPU151は、表示器103の液晶表示パネル111に開始画面を表示させる(ステップS201)。こうして表示された画面が、図9に例示する開始画面である。
図9に例示する表示器103の画面は、あるイベントの発生に応じて変化する。つまり、図8の画像表示処理では、CPU151がイベントの発生を監視しており(ステップS202)、イベントが発生すると(ステップS202のY)、発生したイベントを解析する(ステップS203)。そして、発生したイベントが精算であるかどうかを判定し(ステップS204)、精算でなければ(ステップS204のN)、ステップS203での解析内容に応じた画面を液晶表示パネル111に表示させる(ステップS205)。これに対して、発生したイベントが精算であったと判定した場合には(ステップS204のY)、表示器103の表示画面を後述する精算終了画面に切り替え(ステップS206)、所定時間の経過を待った後(ステップS207)、開示画面表示に戻る(ステップS207のY)。ここで、ステップS204で判定する「精算」の概念については、図7中のステップS113からステップS114の処理を説明するに際して、詳細に説明する。
図7に示すセルフチェックアウト処理の説明に戻る。セルフチェックアウト処理としては、まず、セット部110aにカード501がセットされているかどうかを判定する(ステップS101)。この判定は、リーダライタ201がカード501と通信を確立できたかどうかをもって行なわれる。つまり、CPU151は、セルフチェックアウト処理の実行時において、リーダライタ201を駆動状態に維持する。駆動状態に維持されているリーダライタ201は、第1のアンテナ202に常時電流を流した状態になっている。そこで、この状態でセット部110aにカード501がセットされると、リーダライタ201とカード501との間で電磁結合又は電磁誘導による通信が確立し、カード501からの信号を受信できる状態になる。そこで、CPU151は、カード501からの信号の受信を確認すると、ステップS101において、カード501がセット部に110にセットされたことを判定する(ステップS101のY)。
カード501がセット部に110にセットされたことの判定(ステップS101のY)は、図8に示す画面表示処理にとってイベントの発生である。したがって、CPU151は、図8中のステップS202においてイベントの発生を認識する(ステップS202のY)。これに応じて、CPU151はイベント解析をし(ステップS203)、表示器103の画面を図10に例示する画面に切り替える。
図10は、セット部110aにカード501をセットした場合の表示器103の画面を例示する模式図である。この画面例では、「カード残高」という表示と共に残高表示欄301が表示される。そして、画面中、「商品のタグ(RFID)を上に向けて丸枠内を通過させてください」という案内が表示される。また、画面は、ベースプレート104に描かれた丸枠107の上を商品が通過している状態のグラフィック表示を提供することで、「商品のタグ(RFID)を上に向けて丸枠内を通過させてください」という案内に従い、どの位置にカード501を通過させればよいのかを顧客に示し、顧客を誘導する。
図10に例示する画面には、「取消」と記された取消ボタン302と「呼出」と記された呼出ボタン303とが表示されている。これらの取消ボタン302又は呼出ボタン303は、タッチパネル112によってタッチ入力可能なボタンとして出現している。そこで、これらの取消ボタン302又は呼出ボタン303がタッチ入力されると、タッチパネル112はその位置情報を出力し、これに応じてCPU151は取消ボタン302又は呼出ボタン303のタッチ入力を認識する。そこで、CPU151は、取消ボタン302がタッチされた場合には(ステップS115のY)、今までの処理操作の取り消し処理を実行し(ステップS116)、呼出ボタン303がタッチされた場合には(ステップS115のY)、店員の呼び出し処理を実行する(ステップS116)。
図7に示すセルフチェックアウト処理の説明に戻る。CPU151は、カード501がセット部110aにセットされたと判定すると(ステップS101のY)、カード501が有するICチップの記憶領域に記憶されているデータのうち、残高として記憶されている金額を読み取る(ステップS102)。この金額は、カード残高である。そこで、CPU151は、読み取ったカード残高をRAM153のカード情報記憶部153a(図6参照)に記憶させ、そのカード残高を表示器103に表示されている残高表示欄301に表示させる。図10に示す例では、カード残高は5200円である。
ステップS102の処理に続き、CPU151は、商品に付されているRFIDタグが読み取られたかどうかの判定に移る(ステップS103)。この判定は、リーダ203が商品に付されたRFIDタグとの間で通信が確立できたかどうかをもって行なわれる。つまり、CPU151は、セルフチェックアウト処理の実行時において、リーダ203を駆動状態に維持する。駆動状態に維持されているリーダ203は、第2のアンテナ204に常時電流を流した状態になっている。この状態で、商品の通過領域として提供されているベースプレート104の丸枠107と湾曲プレート105のオーバーハング部分との間の空間に商品が通されると、商品に付されたRFIDタグとリーダ203との間の通信が確立され、RFIDタグに記憶されている商品のデータがリーダ203に読み取られる。そこで、CPU151は、RFIDからの信号の受信を確認すると、RFIDタグが読み取られたと判定する(ステップS103のY)。
RFIDタグが読み取られたことの判定(ステップS103のY)は、図8に示す画面表示処理にとってイベントの発生である。したがって、CPU151は、図8中のステップS202においてイベントの発生を認識する(ステップS202のY)。これに応じて、CPU151はイベント解析をし(ステップS203)、表示器103の画面を図11に例示する画面に切り替える。
図11は、リーダ203に缶コーヒのデータを読み取らせた場合の表示器103の画面を例示する模式図である。図10に例示する画面から遷移した図11に例示する画面には、商品名とその金額とを表示するための商品情報表示欄304と、合計金額を表示する合計金額表示欄305と、取消ボタン302及び呼出ボタン303とは別に、「精算」と記された精算ボタン306とが出現する。また、図11に例示する画面には、「商品の登録が終わりましたら、金額をご確認の上、精算ボタンを押してください」という案内も表示される。これらの画面出現項目のうち、精算ボタン306は、取消ボタン302及び呼出ボタン303と同様に、タッチパネル112によってタッチ入力可能なボタンとして出現している。そこで、精算ボタン306がタッチ入力されると、タッチパネル112はその位置情報を出力し、これに応じてCPU151は精算ボタン306のタッチ入力を認識する。そこで、CPU151は、精算ボタン306がタッチ入力された場合には(ステップS110のY)、ステップS111からステップS114に至る処理が実行される。この処理については、後述する。
図7に示すセルフチェックアウト処理の説明に戻る。CPU151によってRFIDタグが読み取られたと判定された際には、リーダ203によって既に商品のデータが読み取られている。そこで、CPU151は、リーダ203が読み取った商品のデータをRAM153に設定された商品情報仮記憶部153bに記憶する(ステップS104)。この場合の商品のデータは、一例として、商品名及び単価である。
別の一例として、商品に付されているRFIDタグに記憶されているのが当該商品の商品コードである場合を想定する。この場合には、商品コードをキーとして商品名及び単価を検索する必要がある。一例として、チェックアウト端末101それ自体がPLUを持つか、あるいは通信I/Fを介してチェックアウト端末101が通信可能な外部機器、例えばストアコントローラ等がPLUを持つ構成を採用すれば、RFIDタグから獲得した商品コードをキーとして当該商品の商品名及び単価を得ることができる。ステップS104の処理では、こうして得た商品名及び単価を商品情報仮記憶部153bに記憶するようにしても良い。
続いて、CPU151は、カード501がセット部110aに載置されてセットされているかどうかの判定を行ない(ステップS105)、カード501がセットされていることを条件として(ステップS105のY)、それまでの合計金額を計算し、RAM153に設定された合計金額記憶部153cに計算した合計金額を書き込む(ステップS106)。
そして、CPU151は、ステップS102で読み取ったカードに記憶されている金額、つまりカード残高がステップS105で算出した合計金額を超えているかどうかを判定する(ステップS107)。判定の結果、カード501の残高が合計金額を超えているとの判定結果が得られた場合には(ステップS107のY)、図11に示す商品情報表示欄304に、RAM153の商品情報仮記憶部153bが記憶する商品のデータのうち商品名と単価とを表示する(ステップS108)。そして、図11に示す合計金額表示欄305には、RAM153の合計金額記憶部153cが記憶する合計金額を表示する(ステップS109)。
ここで、図11に例示する画面のフォーマット自体は、図8に処理内容を示す画像表示プログラムのステップS205の記述に従い、CPU151が液晶表示パネル111を駆動制御して出現させている。これに対して、商品情報表示欄304に表示される商品名及び単価は、図7に処理内容を示すセルフチェックアウトプログラムのステップS108及びステップS109の記述に従い、CPU151が液晶表示パネル111を駆動制御して出現させている。そして、図11に示す例は、缶コーヒに付されたRFIDが記憶するデータがリーダ203に読み取られた状況を想定し、このような場合における表示器103の画面表示例を示している。そこで、商品情報表示欄304に「缶コーヒ」「120円」と表示がなされ、合計金額表示欄305に「120円」と表示されている。
ステップS109の処理後、CPU151の処理はステップS103の処理、つまり、RFIDタグが読み取られたかどうかの判定処理にリターンする。したがって、取消ボタン302、呼出ボタン303、又は精算ボタン306のいずれか1つがタッチ入力されない限り、商品のデータの入力処理が繰り返される。これに対して、ステップS103でRFIDタグが読み取られたと判定されるまでの間(ステップS103のN)、精算ボタン306がタッチ入力されたかどうかが判定される(ステップS110)。精算ボタン306のタッチ入力が判定された場合には(ステップS110のY)、精算処理が実行される(ステップS111〜ステップS114)。この精算処理については、後述する。これに対して、精算ボタン306のタッチ入力が判定されなければ(ステップS110のN)、他のボタン、つまり取消ボタン302又は呼出ボタン303がタッチ入力されたかどうかが判定される(ステップS115)。他のボタンのタッチ入力が判定された場合には(ステップS115のY)、入力ボタンに応じた処理、つまり、取消ボタン302がタッチされた場合には(ステップS115のY)、今までの処理操作の取り消し処理を実行し(ステップS116)、呼出ボタン303がタッチされた場合には(ステップS115のY)、店員の呼び出し処理を実行する(ステップS116)。これに対して、他のボタンのタッチ入力が判定されなければ(ステップS115のN)、ステップS103の処理、つまり、RFIDタグが読み取られたかどうかの判定処理にリターンする。
ここで、本実施の形態のセルフチェックアウト処理では、セット部110aにカード501が載置され続けていることが前提となっている。そこで、前述したように、CPU151は、ステップS103においてRFIDタグが読み取られたと判定した場合(ステップS103のY)、カード501がセット部110aに載置されてセットされているかどうかの判定を行なう(ステップS105)。判定の結果、カード501がセットされていないことが判定された場合には(ステップS105のN)、RAM153におけるカード情報記憶部153a、商品情報仮記憶部153b及び合計金額記憶部153cからデータをクリアし(ステップS117)、処理を終了する。
また、カード残高が購入金額を超えてしまえば、もはや取引が成立しない。そこで、前述したように、ステップS107では、ステップS102で読み取ったカード残高がステップS105で算出した合計金額を超えているかどうかを判定する。判定の結果、カード501の残高が合計金額に満たないとの判定結果が得られた場合には(ステップS107のN)、表示器103にカード金額が不足していることを表示して顧客に知らせ(ステップS118)、直前にステップS103でRFIDタグが読み取られたと判定された商品の単価のみをRAM153の合計金額記憶部153cに記憶されている合計金額から差し引き(ステップS119)、ステップS103の処理、つまり、RFIDタグが読み取られたかどうかの判定処理にリターンする。この状態では、購入合計金額がカード残高を越えないような単価の商品を購入することが可能であり、あるいは、精算ボタン306をタッチ入力して精算することも可能である。
図12〜図14には、商品のデータが次々と入力された場合の画面遷移例を例示する。
図12は、缶コーヒに続き、リーダ203におにぎりのデータを読み取らせた場合の表示器の画面を例示する模式図である。缶コーヒに続き、商品の通過領域として提供されているベースプレート104の丸枠107と湾曲プレート105のオーバーハング部分との間の空間におにぎりが通されると、おにぎりに付されたRFIDタグとリーダ203との間の通信が確立され、RFIDタグに記憶されているおにぎりのデータがリーダ203に読み取られる。これにより、図7中のステップS103からステップS109までの処理が繰り返され、これらの処理に際して図8中のステップS201からステップS205までの処理が繰り返される。その結果、図7中のステップS108の処理により、表示器103の表示として商品情報表示欄304がもう一段増やされ、第1段目の「缶コーヒ」「120円」という表示と共に、第2段目に「おにぎり」「150円」という表示がなされる。そして、図7中のステップS106では、RAM153の合計金額記憶部153cに記憶されている合計金額、この場合には缶コーヒの金額である120円におにぎりの金額である150円を加算して270円をそれまでの合計金額として求め、この270円を合計金額記憶部153cに記憶させる。これにより、図7中のステップS109により、表示器103に表示される合計金額表示欄305の金額が270円となる。
図13は、おにぎりに続き、リーダ203に弁当のデータを読み取らせた場合の表示器の画面を例示する模式図である。おにぎりに続き、商品の通過領域として提供されているベースプレート104の丸枠107と湾曲プレート105のオーバーハング部分との間の空間に弁当が通されると、弁当に付されたRFIDタグとリーダ203との間の通信が確立され、RFIDタグに記憶されている弁当のデータがリーダ203に読み取られる。これにより、図7中のステップS103からステップS109までの処理が繰り返され、これらの処理に際して図8中のステップS201からステップS205までの処理が繰り返される。その結果、図7中のステップS108の処理により、表示器103の表示として商品情報表示欄304がもう一段増やされ、第1段目の「缶コーヒ」「120円」、第2段目の「おにぎり」「150円」という表示と共に、第3段目に「弁当」「480円」という表示がなされる。そして、図7中のステップS106では、RAM153の合計金額記憶部153cに記憶されている合計金額、この場合には缶コーヒとおにぎりとの金額である270円に弁当の金額である480円を加算して750円をそれまでの合計金額として求め、この750円を合計金額記憶部153cに記憶させる。これにより、図7中のステップS109により、表示器103に表示される合計金額表示欄305の金額が750円となる。
図14は、弁当に続き、リーダ203に雑誌のデータを読み取らせた場合の表示器の画面を例示する模式図である。弁当に続き、商品の通過領域として提供されているベースプレート104の丸枠107と湾曲プレート105のオーバーハング部分との間の空間に雑誌が通されると、雑誌に付されたRFIDタグとリーダ203との間の通信が確立され、RFIDタグに記憶されている雑誌のデータがリーダ203に読み取られる。これにより、図7中のステップS103からステップS109までの処理が繰り返され、これらの処理に際して図8中のステップS201からステップS205までの処理が繰り返される。その結果、図7中のステップS108の処理により、表示器103の表示として商品情報表示欄304がもう一段増やされ、第1段目の「缶コーヒ」「120円」、第2段目の「おにぎり」「150円」、第3段目の「弁当」「480円」という表示と共に、第4段目に「雑誌」「500円」という表示がなされる。そして、図7中のステップS106では、RAM153の合計金額記憶部153cに記憶されている合計金額、この場合には缶コーヒとおにぎりと弁当との金額である750円に雑誌の金額である500円を加算して1250円をそれまでの合計金額として求め、この1250円を合計金額記憶部153cに記憶させる。これにより、図7中のステップS109により、表示器103に表示される合計金額表示欄305の金額が1250円となる。
精算処理について説明する。ステップS103でRFIDタグが読み取られたと判定されるまでの間(ステップS103のN)、精算ボタン306がタッチ入力されたかどうかが判定され(ステップS110)、この判定の結果、精算ボタン306のタッチ入力が判定された場合には(ステップS110のY)、精算処理が実行される(ステップS111〜ステップS114)。つまり、CPU151は、カード501がセット部110aに載置されてセットされているかどうかの判定を行ない(ステップS111)、カード501がセットされていることを条件として(ステップS111のY)、カード残高から合計金額を減算した金額を算出する(ステップS112)。この場合のカード残高は、ステップS102でカード501から読み取ってRAM153のカード情報記憶部153a(図6参照)に記憶させたカード残高である。合計金額は、ステップS106でRAM153の合計金額記憶部153cに書き込んだ合計金額である。
CPU151は、ステップS112でカード残高から合計金額を減算した金額を算出したら、その金額をカード501に書き込む(ステップS113)。つまり、CPU151は、リーダライタ201を駆動制御して、セット部110aに載置されてセットされているカード501が有するICチップの記憶領域にアクセスさせ、この記憶領域に記憶されているデータのうち、残高として記憶されている金額からステップS112で算出した金額を減算した金額を、新たな残高として記憶させる。もっとも、ここで述べている処理内容は、ある程度概念的な処理内容であり、結果的に、カード501が記憶しているカード残高がステップS112で算出した金額を減算した金額となれば良い。より具体的な処理内容は、多くの場合、カード501の規格やデータ構造等によって決められることになる。
別の実施の形態として、カード501が記憶するカード残高は、残高となる数値である必要はなく、例えば、カード501から引き落とされる金額の履歴情報であっても良い。この場合、一例として、カード501には、このカード501から引き落とすべき金額、例えば合計金額記憶部153cが記憶する合計金額のみを書き加えていくことになる。カード501に予めチャージされた金額と、その後にカード501から引き落とすべき金額の履歴とが分かれば、当該チャージされた金額から引き落とすべき全ての金額を減算することで、カード501の残高を自ずと求めることが可能である。したがって、このような処理を実行する場合には、カード残高から合計金額を減算する必要がないため、ステップS112の処理は不要となる。
前述したように、CPU151は、精算ボタン306のタッチ入力を判定した場合(ステップS110のY)、精算処理に入る前に、カード501がセット部110aに載置されてセットされているかどうかの判定を行なう(ステップS111)。判定の結果、カード501がセットされていないことが判定された場合には(ステップS111のN)、RAM153におけるカード情報記憶部153a、商品情報仮記憶部153b及び合計金額記憶部153cからデータをクリアし(ステップS117)、処理を終了する。
ここで、ステップS113でのカード501への書き込み処理の終了は、図8に示す画面表示処理にとってイベントの発生である。したがって、CPU151は、図8中のステップS202においてイベントの発生を認識する(ステップS202のY)。これに応じて、CPU151はイベント解析をする(ステップS203)。その結果、CPU151はイベントが精算であることを判定する(ステップS204のY)。つまり、ステップS204での「精算」という概念は、精算ボタン306がタッチ入力された後、ステップS113でのカード501への書き込み処理が終了したことと等価である。そこで、CPU151は、表示器103の画面を図15に例示する精算終了画面に切り替える。
図15は、精算処理が終了した場合の表示器103の画面(精算終了画面)を例示する模式図である。精算終了画面では、「精算は終了致しました。レシートとカードをお取りください。」という案内と、「ありがとうございました」という挨拶とを表示する。加えて、「袋詰めは、お隣でどうぞ」という案内を、袋詰めをすべき場所へ導く矢印のグラフィック表示と共に表示することで、顧客を袋詰めすべき場所に誘導している。
そして、図7に示すセルフチェックアウト処理では、CPU151は、カード残高をカード501に書き込む処理(ステップS113)に続き、プリンタ113を駆動制御し、レシート120の印字発行を実行する(ステップS114)。この際、レシート120の印字内容は、RAM153の商品情報仮記憶部153b及び合計金額記憶部153cの記憶内容等を参照して決定する。こうして、ステップS114でレシート120の印字発行がなされたならば、一取引におけるセルフチェックアウト処理が終了する。
[まとめ]
以上説明した本実施の形態のチェックアウト端末101は、CPU151が実行する機能実行手段として、セット部110aに対するカード501のセットの有無を判定する手段(ステップS101)を有し、セット部110aに対するカード501のセットが判定されていることを条件に(ステップS105)、リーダ203が読み取ったデータにより特定される商品の価格について一取引における合計金額を算出する第1の処理を実行する手段(ステップS106)を有し、セット部110aに対するカード501のセットが判定されていることを条件に(ステップS111)、リーダライタ201を駆動制御して算出した合計金額相当分の金銭情報をカード501から引き落し(ステップS112、ステップS113)、プリンタ113を駆動制御して当該取引のレシート120を発行する第2の処理を実行する手段(ステップS114)を有する。このように、セルフチェックアウト処理に際して、上記第1の処理に際しても、上記第2の処理に際しても、その実行はセット部110aに対してカード501のセットが判定されていることが条件とされる(ステップS105、ステップS111)。これにより、カード501に対する金銭情報の読出しと変更とを確実に行なうという側面から、間違いのないセルフチェックアウトの支援がなされる。しかも、カード501がセット部110aにセットされていないためにカード501での決済ができない状態となっているにも拘らず、セルフチェックアウトのための無用な操作を顧客に強いてしまうような不都合が確実に防止される。
また、本実施の形態のチェックアウト端末101では、セット部110aに対するカード501のセットの有無の判定を、リーダライタ201によるカード501との無線通信の確立の有無をもって行なうようにしている。このため、セット部110aに対するカード501のセットの有無を、例えば光センサ等のような構造物を用いることなく確実に判定することができ、構造の簡略化が図られる。
また、本実施の形態のチェックアウト端末101では、セット部110aに対するカード501のセットが判定されていることを条件に、一取引における各種処理の開始を可能にしている(ステップS101)。このため、セット部110aにカード501がセットされていない状態で顧客がセルフチェックアウトのための操作を開始してしまい、結局はセルフチェックアウトに失敗してしまうような事態を未然に防止することができ、この面からも、カード501がセット部110aにセットされていないためにカード501での決済ができない状態となっているにも拘らず、セルフチェックアウトのための無用な操作を顧客に強いてしまうような不都合が確実に防止される。
また、本実施の形態のチェックアウト端末101では、操作部である精算ボタン306の操作によって一取引の終了を宣言する手段(ステップS111)を有し、一取引の終了宣言に応じて前述した第2の処理を実行するようにしている(ステップS111〜114)。このような処理は、第2の処理に際して、その実行はセット部110aに対してカード501のセットが判定されていることが条件とされる(ステップS105、ステップS111)ことと相俟って、間違いのないセルフチェックアウトに対して大きな支援を与えることになる。つまり、商品情報をリーダ203で読み取る度に第2の処理の全部又は一部を行なうとなると、全ての商品について操作する途中でカード501が取り去られてしまった場合、ある商品についてはチェックアウト済みで別の商品についてはチェックアウトが未だなされていないという矛盾した状態が生じてしまう。このような矛盾の発生は、一取引の終了宣言に応じて第2の処理を実行するようにし(ステップS111〜114)、第2の処理の実行はセット部110aに対するカード501のセットを条件とするようにすることで(ステップS105、ステップS111)、確実に防止できる。
また、本実施の形態のチェックアウト端末101では、リーダ203は、商品に付されたRFIDタグとの間で第2のアンテナ204を介して通信を確立し、RFIDタグからデータを読み取る。これにより、例えばバーコードのようなデータコードの読み取り操作に不慣れな顧客であっても、確実に商品情報を読み取らせることができる。
また、本実施の形態のチェックアウト端末101では、操作者側に向けて延出するテーブル110が設けられ、セット部110aはテーブル110の上面に配置され、第1のアンテナ202は、テーブル110において、テーブル110の上面に配置されたセット部110aにセットされたカード501とリーダライタ201との間の通信を媒介する位置に配置され、第2のアンテナ204は、テーブル110において、テーブル110の下方空間を通過する商品に付されたRFIDタグとリーダ203との間の通信を媒介する位置に配置されている。したがって、テーブル110を挟み、その上方ではカード501に対する金銭情報の読出しと変更とが行なわれ、その下方では商品情報の読み取りが行われる。これにより、空間が効率的に使用される。しかも、セット部110aはテーブル110の上面に配置されているために、顧客からのカード501の視認性が向上し、カード501の確実なセット、セルフチェックアウト操作終了後におけるカード501の取り忘れの防止等、様々な利点が生ずる。また、テーブル110の下方空間は、商品を自然と移動させ易く、この意味で、操作性の向上という利点が生ずる。
また、本実施の形態のチェックアウト端末101は、表示器103を備え、この表示器103に各種情報を表示させるようにしているので、顧客に対する案内誘導がたやすく、この面からも間違いのないセルフチェックアウトの支援がなされる。
また、本実施の形態のチェックアウト端末101は、表示器103の表示面の上にタッチパネル112を配置し、タッチパネル112のタッチ操作によって一取引の終了を宣言する手段(ステップS111)を有し、一取引の終了宣言に応じて第2の処理を実行するようにしている(ステップS112〜ステップS114)。このような処理は、第2の処理に際して、その実行はセット部110aに対してカード501のセットが判定されていることが条件とされる(ステップS105、ステップS111)ことと相俟って、間違いのないセルフチェックアウトに対して大きな支援を与えることになる。つまり、商品情報をリーダ203で読み取る度に第2の処理の全部又は一部を行なうとなると、全ての商品について操作する途中でカード501が取り去られてしまった場合、ある商品についてはチェックアウト済みで別の商品についてはチェックアウトが未だなされていないという矛盾した状態が生じてしまう。このような矛盾の発生は、一取引の終了宣言に応じて第2の処理を実行するようにし(ステップS111〜114)、第2の処理の実行はセット部110aに対するカード501のセットを条件とするようにすることで(ステップS105、ステップS111)、確実に防止できる。しかも、一取引の終了宣言を行なうタッチパネル112は表示器103と一体化しているので、キーボード等の操作デバイスが不用となり、よりコンパクトでスマートな装置とすることができる。
また、本実施の形態のチェックアウト端末101では、表示器103がテーブル110の奥側に配置されているので、セット部110aの上にカード501をセットするための空間を確保しながら、左右方向に装置を大型化させず、よりコンパクトでスマートな装置とすることができる。
そして、本実施の形態のチェックアウト端末101では、レシート発行口109がテーブル110の下方に配置されているので、左右方向に装置を大型化させず、よりコンパクトでスマートな装置とすることができる。
本発明の実施の一形態として、商品販売データ処理装置の全体の外観構成を示す斜視図である。 その正面図である。 伝統的な商品販売データ処理装置(POS端末)と本実施の形態の商品販売データ処理装置とを比較対比して示す模式図である。 プリンタの構造を示す模式図である。 各部の電気的接続のブロック図である。 商品販売データ処理の実行に際して使用されるメモリの使用状況を示す模式図である。 セルフチェックアウト処理の流れを示すフローチャートである。 画面表示処理の流れを示すフローチャートである。 表示器におけるセルフチェックアウト処理の開始画面を例示する模式図である。 セット部に媒体(非接触型のICカードであるカード)をセットした場合の表示器の画面を例示する模式図である。 リーダに缶コーヒのデータを読み取らせた場合の表示器の画面を例示する模式図である。 缶コーヒに続き、リーダにおにぎりのデータを読み取らせた場合の表示器の画面を例示する模式図である。 おにぎりに続き、リーダに弁当のデータを読み取らせた場合の表示器の画面を例示する模式図である。 弁当に続き、リーダに雑誌のデータを読み取らせた場合の表示器の画面を例示する模式図である。 精算処理が終了した場合の表示器の画面を例示する模式図である。
符号の説明
103:表示器,109:レシート発行口,110:テーブル,110a:セット部,112:タッチパネル,113:プリンタ,117:レシート用紙,120:レシート,201:リーダライタ,202:第1のアンテナ,203:リーダ,204:第2のアンテナ,306:操作部,501:媒体(カード)

Claims (11)

  1. 商品に付されたデータを読み取るリーダと、
    RFID機能を有するICチップを搭載した媒体をセットするためのセット部と、
    前記セット部にセットされた前記媒体との間で第1のアンテナを介して無線通信を確立し、前記媒体が搭載する前記ICチップが書き換え自在に記憶する貨幣と等価な経済的価値を持つ金銭情報の読み出しと変更とを実行するリーダライタと、
    前記セット部に対する前記媒体のセットの有無を判定する手段と、
    前記セット部に対する前記媒体のセットが判定されていることを条件に、前記リーダが読み取った前記データにより特定される商品の価格について一取引における合計金額を算出する第1の処理を実行する手段と、
    前記セット部に対する前記媒体のセットが判定されていることを条件に、算出された前記合計金額相当分の金銭情報を前記媒体から引き落すように前記リーダライタを駆動制御して前記ICチップが記憶する金銭情報を更新する第2の処理を実行する手段と、
    を備える商品販売データ処理装置。
  2. レシート用紙に印字を行なって印字後のレシート用紙をレシート発行口からレシートとして発行するプリンタを備え、
    前記第2の処理は、前記プリンタを駆動制御して当該取引のレシートを発行する処理を含む、
    請求項1記載の商品販売データ処理装置。
  3. 前記セット部に対する前記媒体のセットの有無の判定は、前記リーダライタによる前記媒体との無線通信の確立の有無をもって行なわれる、請求項1記載の商品販売データ処理装置。
  4. 前記セット部に対する前記媒体のセットが判定されていることを条件に、一取引における各種処理の開始を可能にする、請求項1、2又は3記載の商品販売データ処理装置。
  5. 操作部と、
    前記操作部の操作によって一取引の終了を宣言する手段と、
    を備え、前記一取引の終了宣言に応じて前記第2の処理を実行する、
    請求項1記載の商品販売データ処理装置。
  6. 前記リーダは、商品に付されて前記データを記憶するRFIDタグとの間で第2のアンテナを介して通信を確立し、前記RFIDタグから前記データを読み取る、請求項1記載の商品販売データ処理装置。
  7. 操作者側に向けて延出するテーブルを備え、
    前記セット部は前記テーブルの上面に配置され、
    前記第1のアンテナは、前記テーブルにおいて、テーブルの上面に配置された前記セット部にセットされた前記媒体と前記リーダライタとの間の通信を媒介する位置に配置され、
    前記第2のアンテナは、前記テーブルにおいて、前記テーブルの下方空間を通過する商品に付された前記RFIDタグと前記リーダとの間の通信を媒介する位置に配置される、
    請求項6記載の商品販売データ処理装置。
  8. 表示器と、
    各種情報を前記表示器に表示させる手段と、
    を備える請求項7記載の商品販売データ処理装置。
  9. 前記表示器の表示面の上に配置されたタッチパネルと、
    前記タッチパネルのタッチ操作によって一取引の終了を宣言する手段と、
    を備え、前記一取引の終了宣言に応じて前記第2の処理を実行する、
    請求項8記載の商品販売データ処理装置。
  10. 前記表示器は、前記テーブルの奥側に配置されている、請求項8又は9記載の商品販売データ処理装置。
  11. 前記レシート発行口は、前記テーブルの下方に配置されている、請求項7又は10記載の商品販売データ処理装置。
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