JP2006059200A - 顔画像格納システム、顔画像格納方法、及び顔画像格納プログラム - Google Patents

顔画像格納システム、顔画像格納方法、及び顔画像格納プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】認証に用いた顔画像を、より高い圧縮率で画像圧縮することにより、より多くの顔画像を格納する。
【解決手段】顔画像格納システムであって、利用者の顔画像を撮像する撮像部と、複数の顔画像を格納している顔画像格納部と、顔画像格納部に格納されている複数の顔画像から、撮像部により撮像された撮像顔画像に対して、予め定められた基準値以上の類似度を示す類似顔画像を選択する類似顔画像選択部と、類似顔画像及び撮像顔画像の差分に基づいて、撮像顔画像を差分圧縮する差分圧縮部と、差分圧縮部により差分圧縮された撮像顔画像を顔画像格納部に格納する格納処理部とを備える顔画像格納システムを提供する。
【選択図】図1

Description

本発明は、顔画像格納システム、顔画像格納方法、及び顔画像格納プログラムに関する。特に本発明は、撮像した顔画像を格納する顔画像格納システム、顔画像格納方法、及び顔画像格納プログラムに関する。
近年、顔画像や指紋等のバイオメトリクス情報を用いた個人認証技術の研究開発が行われている。顔画像を用いた個人認証においては、撮像した顔画像そのものだけでなく、撮像した顔画像から抽出された、眼、鼻、口等の特徴点の位置における個人差等も利用される。
そこで、個人認証に用いた顔画像を履歴情報として格納する顔画像格納装置が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1に記載の顔画像格納装置においては、それぞれの顔画像を、JPEG等の画像圧縮技術を用いて画像単位で圧縮して格納することにより、より多くの顔画像を格納することを図っている。
特開2003−99763
しかしながら、特許文献1に記載の顔画像格納装置においては、顔画像を画像圧縮して格納しているものの、格納するべき顔画像の数が非常に多い場合や、顔画像の格納に用いる記憶装置における記憶容量が小さい場合には、すべての顔画像を格納することができない場合があった。このため、個人認証に必要な情報量を維持しつつ、より高い圧縮率によって顔画像を画像圧縮することのできる技術が待望されていた。
そこで本発明は、上記の課題を解決することができる顔画像格納システム、顔画像格納方法、及び顔画像格納プログラムを提供することを目的とする。この目的は特許請求の範囲における独立項に記載の特徴の組み合わせにより達成される。また従属項は本発明の更なる有利な具体例を規定する。
上記課題を解決するために、本発明の第1の形態においては、顔画像格納システムであって、利用者の顔画像を撮像する撮像部と、複数の顔画像を格納している顔画像格納部と、顔画像格納部に格納されている複数の顔画像から、撮像部により撮像された撮像顔画像に対して、予め定められた基準値以上の類似度を示す類似顔画像を選択する類似顔画像選択部と、類似顔画像及び撮像顔画像の差分に基づいて、撮像顔画像を差分圧縮する差分圧縮部と、差分圧縮部により差分圧縮された撮像顔画像を顔画像格納部に格納する格納処理部とを備える。
顔画像格納部は、互いに類似する複数の顔画像を含む顔画像グループを複数格納しており、当該顔画像格納システムは、複数の顔画像グループから、撮像顔画像に対して予め定められた基準値以上の類似度を示す顔画像を含む顔画像グループを選択する顔画像グループ選択部を更に備え、類似顔画像選択部は、選択された顔画像グループに含まれる複数の顔画像から、類似顔画像を選択してもよい。顔画像格納部は、複数の顔画像のそれぞれを、当該顔画像の撮像日時に対応付けて格納しており、類似顔画像選択部は、複数の顔画像のそれぞれを、撮像日時がより後の顔画像から、順次、撮像顔画像と比較することにより、類似顔画像を選択してもよい。差分圧縮部は、撮像顔画像及び類似顔画像のそれぞれから、背景及び頭髪部を除いた被写体の顔を示す部分画像を抽出し、抽出したそれぞれの部分画像の差分に基づいて、撮像顔画像を差分圧縮してもよい。
また、本発明の第2の形態においては、顔画像格納方法であって、顔画像格納部は、複数の顔画像を格納しており、当該顔画像格納方法は、利用者の顔画像を撮像する撮像段階と、顔画像格納部に格納されている複数の顔画像から、撮像段階において撮像された撮像顔画像に対して、予め定められた基準値以上の類似度を示す類似顔画像を選択する類似顔画像選択段階と、類似顔画像及び撮像顔画像の差分に基づいて、撮像顔画像を差分圧縮する差分圧縮段階と、差分圧縮段階において差分圧縮された撮像顔画像を顔画像格納部に格納する格納処理段階とを備える。
また、本発明の第3の形態においては、コンピュータを顔画像格納システムとして機能させる顔画像格納プログラムであって、コンピュータを、利用者の顔画像を撮像する撮像部と、複数の顔画像を格納している顔画像格納部と、顔画像格納部に格納されている複数の顔画像から、撮像部により撮像された撮像顔画像に対して、予め定められた基準値以上の類似度を示す類似顔画像を選択する類似顔画像選択部と、類似顔画像及び撮像顔画像の差分に基づいて、撮像顔画像を差分圧縮する差分圧縮部と、差分圧縮部により差分圧縮された撮像顔画像を顔画像格納部に格納する格納処理部とを備える顔画像格納システムとして機能させる。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
本発明によれば、認証に用いた顔画像を、より高い圧縮率で画像圧縮することにより、より多くの顔画像を格納することができる。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、本発明の実施形態に係る顔画像認証システム10の構成の一例を示すブロック図である。顔画像認証システム10は、本発明における顔画像格納システムの一例であり、利用者の顔画像を撮像して、利用者の認証を行うと共に、認証に用いた顔画像を履歴情報として格納する。例えば、顔画像認証システム10は、集合住宅等において用いられ、居住者等の、集合住宅への進入が許可されている人物の顔画像を予め格納している。まず、顔画像認証システム10は、集合住宅に進入しようとする利用者の顔画像を撮像する。そして、顔画像認証システム10は、当該予め格納されている顔画像から、撮像した顔画像に類似する顔画像が検出された場合に、利用者が、集合住宅への進入が許可されている人物であると認識する。ここで、顔画像認証システム10は、利用者が、集合住宅への進入が許可されている人物であると認識したか否かに関わらず、撮像した顔画像を、履歴情報として格納する。これにより、不審な人物が集合住宅に進入しようとしていたか否か等を、後に確認することができる。
本発明の実施形態に係る顔画像認証システム10は、認証に用いた顔画像を履歴情報として格納する場合に、当該顔画像と、当該顔画像に類似する、既に格納している顔画像との差分に基づいて画像圧縮することにより、当該顔画像を、より高い圧縮率で画像圧縮して格納することを目的とする。
顔画像認証システム10は、撮像部100、顔画像格納部110、顔画像グループ選択部120、類似顔画像選択部130、認証部140、差分圧縮部150、日時情報取得部160、及び格納処理部170を備える。撮像部100は、例えばデジタルカメラであり、利用者の顔画像を撮像する。そして、撮像部100は、撮像した顔画像である撮像顔画像を、顔画像グループ選択部120に出力する。顔画像格納部110は、例えばハードディスクドライブ等の記憶装置であってよく、複数の顔画像を格納している。ここで、顔画像格納部110は、互いに類似する複数の顔画像を含む顔画像グループを複数格納することにより、複数の顔画像を格納していてよい。
顔画像グループ選択部120は、撮像部100から撮像顔画像を受け取る。そして、顔画像グループ選択部120は、顔画像格納部110に格納されている複数の顔画像グループから、受け取った撮像顔画像に対して予め定められた基準値以上の類似度を示す顔画像を含む顔画像グループを選択する。そして、顔画像グループ選択部120は、選択した顔画像グループを示す情報を、類似顔画像選択部130に出力する。類似顔画像選択部130は、顔画像グループ選択部120が選択した顔画像グループを示す情報を受け取り、受け取った情報により示される顔画像グループに含まれる複数の顔画像から、撮像部100により撮像された撮像顔画像に対して、予め定められた基準値以上の類似度を示す類似顔画像を選択する。そして、類似顔画像選択部130は、撮像顔画像、及び選択した類似顔画像を、認証部140及び差分圧縮部150に出力する。
認証部140は、類似顔画像選択部130から、撮像部100により撮像された撮像顔画像、及び類似顔画像選択部130により選択された類似顔画像を受け取る。そして、認証部140は、受け取った撮像顔画像と類似顔画像とに基づいて、利用者を認証する。差分圧縮部150は、類似顔画像選択部130から、撮像部100により撮像された撮像顔画像、及び類似顔画像選択部130により選択された類似顔画像を受け取る。そして、差分圧縮部150は、受け取った類似顔画像と撮像顔画像との差分に基づいて、撮像顔画像を差分圧縮し、圧縮した画像を格納処理部170に出力する。日時情報取得部160は、例えばカレンダーや時計等により現在日時を示す日時情報を取得し、取得した日時情報を格納処理部170に出力する。
格納処理部170は、差分圧縮部150から受け取った、差分圧縮された撮像顔画像を、顔画像格納部110に格納する。ここで、格納処理部170は、差分圧縮された撮像顔画像を、顔画像グループ選択部120により選択された顔画像グループに追加することにより、顔画像格納部110に格納してよい。また、格納処理部170は、撮像顔画像を、日時情報取得部160から受け取った日時情報、つまり当該撮像顔画像の撮像日時を示す情報に対応付けて格納してもよい。
本発明の実施形態に係る顔画像認証システム10によれば、利用者の顔画像を、既に顔画像格納部110に格納されている類似顔画像に基づいて差分圧縮して格納することができる。これにより、本発明の実施形態に係る顔画像認証システム10は、画像単位で画像圧縮を行う従来の顔画像認証システムに比べて、より高い圧縮率で顔画像を画像圧縮することができる。従って、より多くの顔画像を顔画像格納部110に格納することができると共に、同じ数の顔画像を格納する場合であっても、顔画像格納部110として、記憶容量のより小さい記憶装置を用いることができるので、顔画像認証システム10の小型化を実現することができる。
なお、顔画像認証システム10の構成は、本図に示した構成に限定されず、本図の構成に多様な変更を加えてもよい。例えば、顔画像認証システム10は、顔画像グループ選択部120を備えていなくともよい。この場合、類似顔画像選択部130は、顔画像格納部110に格納されている複数の顔画像を、撮像顔画像と順次比較することにより、類似顔画像を選択してよい。
図2は、本発明の実施形態に係る顔画像格納部110の一例を示す。顔画像格納部110は、複数の顔画像グループ(200、210、・・・)を格納している。また、それぞれの顔画像グループは、互いに類似する複数の顔画像(300、310、・・・)を含んでいる。ここで、顔画像グループに含まれる複数の顔画像は、予め顔画像格納部110に格納されている顔画像、及び撮像部100により撮像されて顔画像格納部110に格納された顔画像を含んでいてよい。また、顔画像グループに含まれる複数の顔画像のそれぞれは、当該顔画像と、当該顔画像に類似する類似顔画像との差分を示す画像データであってよく、また、他の画像を用いることなく、独立して顔画像を表すことのできる画像データであってもよい。
更に、顔画像グループに含まれる顔画像が、当該顔画像の類似顔画像との差分を示す画像データである場合には、顔画像格納部110は、当該顔画像の類似顔画像を参照可能である情報(400、410、・・・)を、当該顔画像に対応付けて格納する。ここで、類似顔画像を参照可能である情報とは、例えば、顔画像格納部110が格納している顔画像のそれぞれを識別可能とするべく対応付けられた、ファイル名等の識別子であってよい。なお、差分圧縮された顔画像のそれぞれに対応付けられた、類似顔画像を参照可能である情報は、当該差分圧縮された顔画像を用いて、完全な顔画像が生成される、つまり差分圧縮された顔画像がデコードされる場合に用いられる。一方、顔画像グループに含まれる顔画像が差分圧縮されていない場合には、顔画像格納部110は、類似顔画像を参照可能である情報を、当該顔画像に対応付けて格納しなくともよい。また、顔画像格納部110は、それぞれの顔画像の撮像日時を、当該顔画像に対応付けて格納している。
図3は、本発明の実施形態に係る顔画像認証システム10における処理の流れの一例を示すフローチャートである。まず、撮像部100が、利用者の顔画像を撮像する(S1000)。続いて、顔画像グループ選択部120は、顔画像格納部110に格納されている複数の顔画像グループから、撮像された顔画像である撮像顔画像に対して予め定められた基準値以上の類似度を示す顔画像を含む顔画像グループを選択する(S1010)例えば、顔画像グループ選択部120は、それぞれの顔画像グループ毎に顔画像を抽出し、抽出した顔画像のそれぞれを撮像顔画像と比較する。そして、顔画像グループ選択部120は、抽出した顔画像から、撮像顔画像に対して、予め定められた基準値以上の類似度を示す顔画像を選択する。具体的には、顔画像グループ選択部120は、抽出した顔画像のそれぞれと撮像顔画像とを画素毎に比較し、全画素数に対する一致する画素の数の割合が予め定められた基準値以上である場合に、当該抽出した顔画像を選択してよい。なお、ここで、予め定められた基準値とは、それぞれの画像における顔画像が同一人物の顔画像であると十分な精度で判断することのできる、一致する画素の割合の下限値であってよい。また、顔画像グループ選択部120は、抽出した顔画像のそれぞれにおいて顔の特徴を示す特徴量を抽出すると共に、撮像顔画像においても同様に特徴量を抽出し、互いの顔画像における特徴量の一致度が予め定められた基準値以上である場合に、当該抽出した顔画像を選択してもよい。そして、顔画像グループ選択部120は、撮像顔画像に対して基準値以上の類似度を示すとして選択した顔画像を含む顔画像グループを選択する。
続いて、顔画像認証システム10は、顔画像グループ選択部120により、顔画像グループが選択されたか否かを判定する(S1020)。そして、顔画像グループが選択されたと判定された場合に(S1030:Yes)、類似顔画像選択部130は、選択された顔画像グループに含まれる、互いに類似する複数の顔画像から、撮像顔画像に対して予め定められた基準値以上の類似度を示す類似顔画像を選択する(S1030)。ここで、類似顔画像選択部130は、顔画像グループ選択部120において比較した場合と同様の方法で、選択された顔画像グループに含まれる複数の顔画像を撮像顔画像と比較することにより類似顔画像を選択する。なお、類似顔画像選択部130は、顔画像グループ選択部120において用いられた類似度の基準値に比べて、より高い基準値を用いて、類似顔画像を選択してよい。また、類似顔画像選択部130は、選択された顔画像グループに含まれる複数の顔画像のそれぞれを、撮像日時がより後の顔画像から、順次、撮像顔画像と比較することにより、類似顔画像を選択してもよい。これにより、人物毎の顔画像が経年変化する場合に、格納されているすべての顔画像から無作為に抽出された顔画像を撮像顔画像と比較する場合に比べて、より短い時間で類似顔画像を選択することができる。
続いて、顔画像認証システム10は、類似顔画像選択部130により、類似顔画像が選択されたか否かを判定する(S1040)。そして、類似顔画像が選択されたと判定された場合に(S1040:Yes)、認証部140は、選択された類似顔画像に基づいて、利用者を認証する(S1050)。例えば、認証部140は、選択された類似顔画像が、例えば集合住宅の居住者等の顔画像として登録されている、予め定められた顔画像である場合、または、当該予め定められた顔画像に類似するとして、過去において認証に成功した顔画像である場合に、利用者の認証に成功する。一方、選択された類似顔画像が、当該予め定められた顔画像でなく、且つ、当該予め定められた顔画像に類似するとして、過去において認証に成功した顔画像でない場合、認証部140は、利用者の認証に失敗する。ここで、認証部140は、認証結果、即ち利用者の認証に成功したか失敗したかを示す情報を、顔画像認証システム10の外部の装置等に出力することにより、当該外部の装置を認証結果に基づいて動作させてよい。
続いて、差分圧縮部150は、撮像顔画像を、選択された類似顔画像に基づいて差分圧縮する(S1060)。例えば、差分圧縮部150は、MPEG(Moving Picture Experts Group)におけるフレーム間圧縮と同様の方法を用いることにより、類似顔画像に基づいて撮像顔画像を圧縮してよい。具体的には、差分圧縮部150は、撮像顔画像に含まれる画素のうち、類似顔画像における同じ位置の画素と同一の画素値を示す画素を検出すると共に、検出した画像により示される情報を削除して、撮像顔画像全体の情報量を削減することにより、撮像顔画像を圧縮する。また、差分圧縮部150は、撮像顔画像に代えて、撮像顔画像における顔部分の画像を平行移動させた画像と類似顔画像との差分を抽出し、抽出した差分と当該平行移動における移動ベクトルとを対応付けて、差分圧縮された画像データとしてもよい。これにより、利用者の顔の位置が、顔画像を撮像する毎に異なる場合であっても、効率的に差分圧縮を行うことができる。
また、差分圧縮部150は、撮像顔画像と類似顔画像とのそれぞれから、背景及び頭髪部を除いた被写体の顔を示す部分画像を抽出し、抽出したそれぞれの部分画像の差分に基づいて、撮像顔画像を差分圧縮してもよい。撮像部100により撮像された顔画像のうち、背景部分は、利用者の認証において不要な部分であり、また、頭髪部分は、顔画像の撮像毎の変化が大きい部分である。このため、背景部分と頭髪部分とを除いた部分画像について差分圧縮を行うことにより、認証に必要な情報量を維持しながらも、より高い圧縮率で顔画像を圧縮することができる。
続いて、格納処理部170は、差分圧縮部150により差分圧縮された撮像顔画像を、類似顔画像を参照可能な情報に対応付けて、顔画像格納部110に格納する(S1070)。ここで、格納処理部170は、撮像顔画像を、顔画像グループ選択部120により選択された顔画像グループに追加することにより、顔画像格納部110に格納する。これにより、格納処理部170は、それぞれの顔画像グループに、互いに類似する複数の顔画像を含ませることができる。一方、顔画像グループ選択部120によって顔画像グループが選択されなかった場合(S1020:No)、または類似顔画像選択部130によって類似顔画像が選択されなかった場合(S1040:No)には、認証部140は、利用者の認証に失敗する(S1080)。そして、格納処理部170は、撮像顔画像を差分圧縮することなく、顔画像格納部110に格納する(S1080)。
本発明の実施形態に係る顔画像認証システム10によれば、顔画像グループ単位で絞り込みを行った後で、顔画像グループ内において類似顔画像を選択することができるので、格納されているすべての顔画像に対して順次比較を行って類似顔画像を選択する場合に比べて、より短い時間で効率的に類似顔画像を選択することができる。
また、類似顔画像選択部130において、顔画像グループ選択部120における類似度の基準値より高い基準値を用いて類似顔画像を選択することにより、顔画像グループ選択部120においては、厳密な比較を行うことなく、短時間で顔画像グループを選択すると共に、類似顔画像選択部130においては、より厳密な比較を行って、撮像顔画像に類似する類似顔画像を検出することができるので、高い精度を維持しながらも、より効率的に類似顔画像を選択することができる。
図4は、本発明の実施形態に係るコンピュータ1500のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。本発明の実施形態に係るコンピュータ1500は、ホスト・コントローラ1582により相互に接続されるCPU1505、RAM1520、グラフィック・コントローラ1575、及び表示装置1580を有するCPU周辺部と、入出力コントローラ1584によりホスト・コントローラ1582に接続される通信インターフェイス1530、ハードディスクドライブ1540、及びCD−ROMドライブ1560を有する入出力部と、入出力コントローラ1584に接続されるROM1510、フレキシブルディスク・ドライブ1550、及び入出力チップ1570を有するレガシー入出力部とを備える。
ホスト・コントローラ1582は、RAM1520と、高い転送レートでRAM1520をアクセスするCPU1505及びグラフィック・コントローラ1575とを接続する。CPU1505は、ROM1510及びRAM1520に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。グラフィック・コントローラ1575は、CPU1505等がRAM1520内に設けたフレーム・バッファ上に生成する画像データを取得し、表示装置1580上に表示させる。これに代えて、グラフィック・コントローラ1575は、CPU1505等が生成する画像データを格納するフレーム・バッファを、内部に含んでもよい。
入出力コントローラ1584は、ホスト・コントローラ1582と、比較的高速な入出力装置である通信インターフェイス1530、ハードディスクドライブ1540、CD−ROMドライブ1560を接続する。通信インターフェイス1530は、ネットワークを介して他の装置と通信する。ハードディスクドライブ1540は、コンピュータ1500内のCPU1505が使用するプログラム及びデータを格納する。CD−ROMドライブ1560は、CD−ROM1595からプログラム又はデータを読み取り、RAM1520を介してハードディスクドライブ1540に提供する。
また、入出力コントローラ1584には、ROM1510と、フレキシブルディスク・ドライブ1550、及び入出力チップ1570の比較的低速な入出力装置とが接続される。ROM1510は、コンピュータ1500が起動時に実行するブート・プログラムや、コンピュータ1500のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。フレキシブルディスク・ドライブ1550は、フレキシブルディスク1590からプログラム又はデータを読み取り、RAM1520を介してハードディスクドライブ1540に提供する。入出力チップ1570は、フレキシブルディスク・ドライブ1550や、例えばパラレル・ポート、シリアル・ポート、キーボード・ポート、マウス・ポート等を介して各種の入出力装置を接続する。
RAM1520を介してハードディスクドライブ1540に提供されるプログラムは、フレキシブルディスク1590、CD−ROM1595、又はICカード等の記録媒体に格納されて利用者によって提供される。プログラムは、記録媒体から読み出され、RAM1520を介してコンピュータ1500内のハードディスクドライブ1540にインストールされ、CPU1505において実行される。コンピュータ1500にインストールされて実行されるプログラムは、CPU1505等に働きかけて、コンピュータ1500を、図1から図3にかけて説明した顔画像認証システム10として機能させる。
以上に示したプログラムは、外部の記憶媒体に格納されてもよい。記憶媒体としては、フレキシブルディスク1590、CD−ROM1595の他に、DVDやPD等の光学記録媒体、MD等の光磁気記録媒体、テープ媒体、ICカード等の半導体メモリ等を用いることができる。また、専用通信ネットワークやインターネットに接続されたサーバシステムに設けたハードディスク又はRAM等の記憶装置を記録媒体として使用し、ネットワークを介してプログラムをコンピュータ1500に提供してもよい。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
本発明の実施形態に係る顔画像認証システム10の構成の一例を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る顔画像格納部110の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係る顔画像認証システム10における処理の流れの一例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係るコンピュータ1500のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
符号の説明
10 顔画像認証システム、100 撮像部、110 顔画像格納部、120 顔画像グループ選択部、130 類似顔画像選択部、140 認証部、150 差分圧縮部、160 日時情報取得部、170 格納処理部

Claims (6)

  1. 利用者の顔画像を撮像する撮像部と、
    複数の顔画像を格納している顔画像格納部と、
    前記顔画像格納部に格納されている前記複数の顔画像から、前記撮像部により撮像された撮像顔画像に対して、予め定められた基準値以上の類似度を示す類似顔画像を選択する類似顔画像選択部と、
    前記類似顔画像及び前記撮像顔画像の差分に基づいて、前記撮像顔画像を差分圧縮する差分圧縮部と、
    前記差分圧縮部により差分圧縮された前記撮像顔画像を前記顔画像格納部に格納する格納処理部と
    を備える顔画像格納システム。
  2. 前記顔画像格納部は、互いに類似する複数の顔画像を含む顔画像グループを複数格納しており、
    当該顔画像格納システムは、
    前記複数の顔画像グループから、前記撮像顔画像に対して予め定められた基準値以上の類似度を示す顔画像を含む前記顔画像グループを選択する顔画像グループ選択部
    を更に備え、
    前記類似顔画像選択部は、選択された前記顔画像グループに含まれる前記複数の顔画像から、前記類似顔画像を選択する
    請求項1に記載の顔画像格納システム。
  3. 前記顔画像格納部は、前記複数の顔画像のそれぞれを、当該顔画像の撮像日時に対応付けて格納しており、
    前記類似顔画像選択部は、前記複数の顔画像のそれぞれを、撮像日時がより後の顔画像から、順次、前記撮像顔画像と比較することにより、前記類似顔画像を選択する
    請求項1に記載の顔画像格納システム。
  4. 前記差分圧縮部は、前記撮像顔画像及び前記類似顔画像のそれぞれから、背景及び頭髪部を除いた被写体の顔を示す部分画像を抽出し、抽出したそれぞれの前記部分画像の差分に基づいて、前記撮像顔画像を差分圧縮する請求項1に記載の顔画像格納システム。
  5. 顔画像格納方法であって、
    顔画像格納部は、複数の顔画像を格納しており、
    当該顔画像格納方法は、
    利用者の顔画像を撮像する撮像段階と、
    前記顔画像格納部に格納されている前記複数の顔画像から、前記撮像段階において撮像された撮像顔画像に対して、予め定められた基準値以上の類似度を示す類似顔画像を選択する類似顔画像選択段階と、
    前記類似顔画像及び前記撮像顔画像の差分に基づいて、前記撮像顔画像を差分圧縮する差分圧縮段階と、
    前記差分圧縮段階において差分圧縮された前記撮像顔画像を前記顔画像格納部に格納する格納処理段階と
    を備える顔画像格納方法。
  6. コンピュータを顔画像格納システムとして機能させる顔画像格納プログラムであって、
    前記コンピュータを、
    利用者の顔画像を撮像する撮像部と、
    複数の顔画像を格納している顔画像格納部と、
    前記顔画像格納部に格納されている前記複数の顔画像から、前記撮像部により撮像された撮像顔画像に対して、予め定められた基準値以上の類似度を示す類似顔画像を選択する類似顔画像選択部と、
    前記類似顔画像及び前記撮像顔画像の差分に基づいて、前記撮像顔画像を差分圧縮する差分圧縮部と、
    前記差分圧縮部により差分圧縮された前記撮像顔画像を前記顔画像格納部に格納する格納処理部と
    を備える顔画像格納システムとして機能させる顔画像格納プログラム。
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