JP2006051864A - 自動飛行制御システムおよび自動飛行制御方法 - Google Patents

自動飛行制御システムおよび自動飛行制御方法 Download PDF

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Akio Murata
昭雄 村田
Tatsuya Kitazawa
達哉 北沢
Shiyougo Takeuchi
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Abstract

【課題】無人小型飛行体の飛行制御を容易かつ確実に行うと共に、無人小型飛行体の飛行範囲を拡大することができる自動飛行制御システムおよび自動飛行制御方法を提供する。
【解決手段】本発明の自動飛行制御システム10は、地上から撮影可能なマーカ300が付された無人小型飛行体1の制御システムであって、前記無人小型飛行体1に付されたマーカ300を地上から撮影する複数のカメラ装置302〜305、前記カメラ装置より前記マーカの撮影画像を取得し、該マーカの撮影画像の属性情報を抽出する属性抽出手段と、前記属性情報に基づき前記カメラ装置に対する前記無人小型飛行体の位置および姿勢の現在情報を算定する現在情報算定手段と、前記現在情報と、予め定めた飛行経路における位置および姿勢の基準情報との差異を特定し、該差異を解消する制御データを生成して無人小型飛行体に送信する制御データ送信手段とを備える。
【選択図】図5

Description

本発明は、自動飛行制御システムおよび自動飛行制御方法に関するものである。
ラジコンヘリコプターなど小型飛行体の自動制御方法や自律制御方法は、飛行中にラジコンヘリコプター本体から送信されてくる姿勢情報および位置情報(GPSなど)を地上システム上で受信し、飛行経路より進むべき次のポイントを見出し、そのポイントに進むための制御情報(Power、Yaw、Roll、Pitch)をラジコンヘリコプターに送信することにより従来は実現していた。
このような技術手法として、例えば、陸上の地形および地図を位置(緯度・経度)および高度データとして電子化した地形・地図データベース部と、無人ヘリコプタの自律飛行制御や無線操縦飛行制御を行うための飛行ルートおよび飛行エリアデータの作成演算と保存を行う飛行計画部と、タッチパネル・キーボードなどの操作機器と、前記操作機器の操作信号に基づき画面上のボタン動作や各種設定を行う操作・設定部と、前記地形・地図データベース部の地形・地図データや飛行計画部の飛行ルートおよび飛行エリアデータや操作・設定部の操作情報などを画面上に表示する画面表示部と、前記画面表示部よりの画面情報を表示する表示器と、接続したGPS受信機・アンテナとの通信を行い現在の位置(緯度・経度)および高度を入力するGPS通信部と、自律飛行や無線操縦飛行を行う無人ヘリコプタとの間で飛行ルートおよび飛行エリアやヘリコプタの位置・高度・機器状態などのデータを通信するヘリコプタ通信部により構成され、飛行を予定している飛行エリアの外周をGPS受信機・アンテナと接続した状態で移動しながら、飛行エリアの各端点にてその地点のGPS受信機・アンテナによる位置(緯度・経度)および高度を登録することで、正確な飛行エリアデータを設定することを特徴とする無人ヘリコプタ用飛行計画装置などが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、このような従来の制御手法は、前記姿勢情報と位置情報を測定し送信する機能の実装が可能な揚力を備えた飛行体に適用範囲が限定されてしまっていた。したがって、揚力がさほど大きくない小型の飛行体であっても飛行制御を可能とする制御システムが望まれていた。
特開2002−211494号公報
本発明の目的は、無人小型飛行体の飛行制御を容易かつ確実に行うと共に、無人小型飛行体の飛行範囲を拡大することができる自動飛行制御システムおよび自動飛行制御方法を提供することにある。
このような目的は、下記の本発明により達成される。
本発明の自動飛行制御システムは、地上から撮影可能なマーカが付された無人小型飛行体の制御システムであって、
前記無人小型飛行体に付されたマーカを地上から撮影する複数のカメラ装置と、
前記カメラ装置より前記マーカの撮影画像を取得し、該マーカの撮影画像の属性情報を抽出する属性抽出手段と、
前記属性情報に基づき前記カメラ装置に対する前記無人小型飛行体の位置および姿勢の現在情報を算定する現在情報算定手段と、
前記現在情報と、予め定めた飛行経路における位置および姿勢の基準情報との差異を特定し、該差異を解消する制御データを生成して無人小型飛行体に送信する制御データ送信手段とを備えることを特徴とする。
これにより、無人小型飛行体(特に、小揚力の無人小型飛行体)の飛行制御を容易かつ確実に行うと共に、複数のカメラ装置を有するので、無人小型飛行体の飛行範囲を拡大することができる。
本発明の自動飛行制御システムでは、前記属性情報は、前記マーカの撮影画像の画像枠における有無、位置、大きさ、回転およびゆがみに関する情報であることが好ましい。
これにより、無人小型飛行体の飛行制御をさらに容易かつ確実に行うことができる。
本発明の自動飛行制御システムでは、前記属性情報に基づく無人小型飛行体の現在位置が、予め定めた第1のカメラ装置の撮影範囲より、該第1のカメラ装置の撮影範囲と隣接の第2のカメラ装置の撮影範囲との重複領域に移動したか判定する重複領域判定手段と、
前記無人小型飛行体の現在位置が前記重複領域に移動したと判定された場合、所定時間内でのマーカの連続検出回数の閾値を前記第2のカメラ装置におけるマーカの連続検出回数が上回っているか判定するとともに、画像枠の中心へのマーカの近さ度合いについて前記第2のカメラ装置が第1のカメラ装置を上回っているか判定する切替判定実行手段と、
前記マーカの連続検出回数の閾値を前記第2のカメラ装置におけるマーカの連続検出回数が上回っており、かつ、前記画像枠の中心へのマーカの近さ度合いについて前記第2のカメラ装置が第1のカメラ装置を上回っている場合、前記現在情報算定手段が前記現在情報の算定のために用いるカメラ装置を前記第2のカメラ装置に切り替えるカメラ切替制御手段とを備えることが好ましい。
これにより、複数のカメラ装置間での撮影切替を確実なものとし、ひいては飛行経路の拡大につながるカメラ装置の撮影範囲を拡大し、無人小型飛行体の飛行範囲を拡大することができる。
本発明の自動飛行制御システムでは、前記第1のカメラ装置から第2のカメラ装置へ、前記現在情報算定手段が前記現在情報の算定のために用いるカメラ装置を切り替えるに際し、第1のカメラ装置の撮影範囲におけるマーカの撮影画像に基づき、第1のカメラ装置の撮影範囲を反映した第1カメラ座標系における前記マーカの座標値を算定すると共に、該第1カメラ座標系における前記マーカの座標値を、各カメラ装置の撮影範囲をまたがった共通座標系の原点と設定する原点設定手段と、
前記重複領域における前記第1のカメラ装置による前記マーカの撮影画像に基づいて、前記第1カメラ座標系における前記マーカの座標値を算定し、この座標値を前記共通座標系での座標値に変換して基準座標値を生成する第1座標変換手段と、
前記重複領域における前記第2のカメラ装置による前記マーカの撮影画像に基づいて、前記第2のカメラ装置の撮影範囲を反映した第2カメラ座標系における前記マーカの座標値を算定し、この座標値と前記基準座標値との対応関係から前記共通座標系と第2カメラ座標系との変換パラメータを算出する変換パラメータ算出手段とを備えることが好ましい。
これにより、複数のカメラ装置間での撮影切替に伴う座標変換を確実なものとし、ひいては飛行経路の拡大につながるカメラ装置の撮影範囲を拡大し、無人小型飛行体の飛行範囲を拡大することができる。
本発明の自動飛行制御システムでは、前記複数のカメラ装置は、前記無人小型飛行体の飛行経路に沿って所定間隔で設置され、飛行経路における無人小型飛行体の少なくとも飛行高度の特性に応じた焦点距離特性を有するものであることが好ましい。
これにより、飛行経路の拡大につながるカメラ装置の撮影範囲を飛行高度の面でも拡大し、無人小型飛行体の飛行範囲を拡大することができる。
本発明の自動飛行制御システムでは、前記無人小型飛行体は、空中停止飛行が可能なものであることが好ましい。
これにより、無人小型飛行体のうち、空中停止飛行が可能なものについての飛行制御を容易かつ確実に行うと共に、無人小型飛行体の飛行範囲を拡大することができる。
本発明の自動飛行制御システムでは、前記無人小型飛行体は、軸と、
前記軸に同軸的に設けられ、互いに反対方向に回転可能な2つのロータと、
前記各ロータに設けられた回転翼とを備えることが好ましい。
これにより、大型化・重量増加を招来することなく、容易かつ確実に、無人小型飛行体全体の回転を防止したり、向きを制御したりすることができる。
本発明の自動飛行制御システムでは、前記無人小型飛行体は、重心を移動させることにより、飛行姿勢を変更する姿勢変更手段を備えていることが好ましい。
これにより、無人小型飛行体を、容易かつ確実に、任意の位置に飛行(移動)させることができる。
本発明の自動飛行制御システムでは、前記姿勢変更手段は、錘要素と、該錘要素を変位させる変位機構とを有することが好ましい。
これにより、簡易な構成で、無人小型飛行体を、容易かつ確実に、任意の位置に飛行(移動)させることができる。
本発明の自動飛行制御方法は、地上から撮影可能なマーカが付された無人小型飛行体のコンピュータによる制御方法であって、
前記無人小型飛行体に付されたマーカを地上から撮影する複数のカメラ装置より前記マーカの撮影画像を取得し、該マーカの撮影画像の属性情報を抽出し、
前記属性情報に基づき前記カメラ装置に対する前記無人小型飛行体の位置および姿勢の現在情報を算定し、
前記現在情報と、予め定めた飛行経路における位置および姿勢の基準情報との差異を特定し、該差異を解消する制御データを生成して無人小型飛行体に送信することを特徴とする。
これにより、無人小型飛行体の飛行制御を容易かつ確実に行うと共に、複数のカメラ装置で撮影を行なうので、無人小型飛行体の飛行範囲を拡大することができる。
以下、本発明の自動飛行制御システムおよび自動飛行制御方法を添付図面に示す好適実施形態に基づいて詳細に説明する。
まずは、本発明の自動飛行制御システムを適用して自動飛行制御を行なう無人小型飛行体の構成例について予め説明する。本実施形態における無人小型飛行体は、空中停止飛行が可能な飛行体を想定する。
図1は、本発明の自動飛行制御システムを適用する無人小型飛行体の構成例を示す斜視図である。なお、以下の説明では、図の上方(上側)を「上」、下方(下側)を「下」として説明する。また、図1に示す無人小型飛行体の姿勢を「基本姿勢」とし、図1中、上下方向を「鉛直方向」、上方(上側)を「鉛直方向上方(鉛直方向上側)」、下方(下側)を「鉛直方向下方(鉛直方向下側)」とする。また、図中で示すように、互いに直交するx軸、y軸およびz軸(x−y−z座標)を想定する。この場合、z軸は、ロータの回転中心線(回転中心軸)と一致または平行になるように想定される。
無人小型飛行体1は、略円柱状(または略円筒状)の中心軸(軸)22と、互いに対向するように中心軸22に固定された2つの基部2と、中心軸22(下側の基部2)に対し回転可能に設置され、回転翼34を備えたロータ(第1のロータ)3と、下側の基部2に設けられ、ロータ3を回転駆動する駆動源である振動体(超音波モータ)4と、中心軸22(上側の基部2)に対し回転可能に設置され、回転翼54を備えたロータ(第2のロータ)5と、上側の基部2に設けられ、ロータ5を回転駆動する駆動源である振動体(超音波モータ)4と、無人小型飛行体1の飛行姿勢を安定化させる姿勢安定化手段(スタビライザ)19と、重心の移動により無人小型飛行体1の飛行姿勢を変更する姿勢変更手段16と、中心軸に固定され、無人小型飛行体1を支持する接地手段6と、地上から撮影可能な所定形状(パターン)および寸法(サイズ)のマーカ300とを有している。
前記ロータ3と、前記ロータ5とは、互いに反対方向に回転し、かつ、同軸的に設けられている。すなわち、この無人小型飛行体1は、2重反転ロータを備えている。そしてこのロータ3、5、ロータ3を回転駆動する振動体4およびロータ5を回転駆動する振動体4により、推力(揚力)を発生させる推力発生手段(揚力発生手段)の主要部が構成される。基本姿勢において、この推力発生手段は、鉛直方向上方に位置し、姿勢変更手段16および接地手段6は、それぞれ、鉛直方向下方に位置している。
次に、無人小型飛行体1が備える姿勢変更手段16について説明する。図1、図2および図3に示す姿勢変更手段16は、重心の移動により、無人小型飛行体1の姿勢を変更(調節)することで、ロータ3および5の回転中心線(回転中心軸)36を鉛直線(鉛直方向:重力の方向)に対して所定方向に所定角度傾斜させるもの(傾きを調節するもの)である。
図1に示すように、姿勢変更手段16は、回転翼34の下方に位置している。すなわち、姿勢変更手段16は、中心軸22の下端に設置(固定)されている。
本実施形態における姿勢変更手段16は、錘要素(錘)14と、錘要素14をy軸方向に移動(変位)させるy軸方向移動手段(y軸方向変位手段)であるリニアアクチュエータ(第1のリニアアクチュエータ)16yと、リニアアクチュエータ(y軸方向移動手段)16yおよび錘要素14をx軸方向に移動(変位)させるx軸方向移動手段(x軸方向変位手段)であるリニアアクチュエータ(第2のリニアアクチュエータ)16xとを有している。なお、リニアアクチュエータ16xおよび16yにより、錘要素14を変位させる変位機構が構成される。
また、各リニアアクチュエータ16xおよび16yは、それぞれ、スライダ181(錘要素14)のx軸方向の位置(移動量)およびy軸方向の位置(移動量)を検出する図示しない位置検出手段(移動量検出手段)を有している。各位置検出手段は、それぞれ、所定の位置検出用スケールと、発光部および受光部を有するセンサとで構成されている。
リニアアクチュエータ16xの振動体4が駆動し、スライダ181が移動すると、センサからの信号が後述する駆動制御回路9のθy制御回路92yに供給(入力)され、θy制御回路92yは、その信号に基づいて、スライダ181(錘要素14)のx軸方向の移動量や位置を求める。前記スライダ181(錘要素14)の移動量や位置の情報は、スライダ181(錘要素14)をx軸方向へ移動させる際の所定の制御や処理に利用される。
同様に、リニアアクチュエータ16yの振動体4が駆動し、スライダ181が移動すると、センサからの信号が、後述する駆動制御回路9のθx制御回路92xに供給(入力)され、θx制御回路92xは、その信号に基づいて、スライダ181(錘要素14)のy軸方向の移動量や位置を求める。前記スライダ181(錘要素14)の移動量や位置の情報は、スライダ181(錘要素14)をy軸方向へ移動させる際の所定の制御や処理に利用される。
次に、前記の錘要素14について説明する。図1に示すように、錘要素14は、箱状のケーシング141を有しており、このケーシング141の外側には、所定の駆動回路、例えば、図4に示す駆動制御回路9、姿勢制御センサ8等を有する回路基板(フレキシブル回路基板)13が設置されている。
これにより、ロータ3、5が回転したときの回転翼34、54からの気流(空気流)により、回路基板13が冷却され、回路基板13で発生する熱を容易かつ確実に放熱することができ、これによって、駆動制御回路9、姿勢制御センサ8等の誤動作や破壊を防止することができる。また、別途、冷却手段(放熱手段)を設ける必要がないので、小型化・軽量化に有利である。
また、ケーシング141内には、例えば、無線通信用の図示しない送受信部と、前記駆動制御回路9、姿勢制御センサ8および送受信部等の無人小型飛行体1の各部に電力を供給する図4に示す電池(無人小型飛行体1のエネルギーを蓄積するエネルギー蓄積手段)15等が収納(内蔵)されている。
更に、ケーシング141の底面には、本発明の自動飛行制御システムをこの無人小型飛行体1に適用するための、マーカ300が付されている。このマーカ300は、図示例では黒色正方形マーカ(黒色の正方形の枠内の一辺の近傍に、黒色の小さい正方形を設けてなるマーカ)であり、地上に設置されている複数のカメラ装置(図示例では、第1、第2、第3および第4の4つのカメラ装置302、303、304および305)で構成されるカメラ装置群301(図5参照)による撮影対象となる。なお、マーカ300の形状は、これに限定されないことは、言うまでもない。
カメラ装置群301により撮影されたマーカ300の画像(撮影画像)、すなわち、画像枠内の画像(撮影画像)は、本実施形態の自動飛行制御システム10を構成する複数(図示例では、4つ)の画像取得用コンピュータで構成される画像取得用コンピュータ群306(図5参照)により2値化される。そして、この画像取得用コンピュータ群306は、前記黒色正方形に対応した四角形領域をマーカ候補として抽出する。
更に、画像取得用コンピュータ群306のうち、前記マーカ候補を抽出できた画像取得用コンピュータは、前記四角形領域内部のパターンを、事前に登録されているパターンと照合することでマーカを識別し、その4頂点座標値からマーカの位置および姿勢、ひいては無人小型飛行体1の位置および姿勢を推定(検出)することとなる。
得られた無人小型飛行体1の位置および姿勢の現在情報は、同じく本実施形態の自動飛行制御システム10を構成する制御用コンピュータ307(図5参照)に送られる。
このような、マーカ300を用いて対象物の位置および姿勢等を推定する技術として、例えば、ARToolKit(参考文献:日本バーチャルリアリティ学会論文誌 Vol.4,No.4,1999 「マーカー追跡に基づく拡張現実感システムとそのキャリブレーション」、加藤博一,Mark Billinghurst,浅野浩一、橘啓八郎)に基づくものがある。このARToolKitは、画像処理に基づいたオープンソース・ライブラリ群であり、カメラ画像中の正方形マーカの位置および姿勢を導出し、この正方形マーカ内の固有パターンを検出する技術である。
なお、ここで示したARToolKitの他にも、無人小型飛行体1に付したマーカ300を撮影して解析することで無人小型飛行体1の位置および姿勢等を推定可能な技術があれば、そのいずれを採用しても良い。
上記した姿勢制御センサ8は、図4に示すように、Z軸の回り(θz方向)の回転を検出するジャイロセンサ81zと、X軸の回り(θx方向)の回転を検出するジャイロセンサ81xと、Y軸の回り(θy方向)の回転を検出するジャイロセンサ81yとで構成されている。
また、駆動制御回路9は、θz検出回路91zと、θx検出回路91xと、θy検出回路91yと、θz制御回路91zと、θx制御回路91xと、θy制御回路91yと、第1の駆動回路931と、第2の駆動回路932と、y駆動回路93yと、x駆動回路93xと、リニアアクチュエータ16yの振動体4の通電される電極を切り替える図示しないスイッチ(切替スイッチ)と、リニアアクチュエータ16xの振動体4の通電される電極を切り替える図示しないスイッチ(切替スイッチ)とで構成されている。
第1の駆動回路931は、ロータ3を回転駆動する振動体4に接続され、第2の駆動回路932は、ロータ5を回転駆動する振動体4に接続されている。
また、y駆動回路93yは、前記電極を切り替えるスイッチを介してリニアアクチュエータ16yの振動体4に接続され、x駆動回路93xは、前記電極を切り替えるスイッチを介してリニアアクチュエータ16xの振動体4に接続されている。
また、電池15としては、例えば、1次電池、2次電池(蓄電池)、燃料電池、太陽電池(光電変換素子と2次電池とを組み合わせたもの)等が挙げられる。
このような無人小型飛行体1に対し、地上には、前記制御用コンピュータ307および操作部308(図5参照)が設けられており、制御用コンピュータ307および操作部308と無人小型飛行体1とは、例えばBluetooth(「Bluetooth SIG, Inc.」は、登録商標)ユニット309などを利用して無線で通信することができ、前記制御用コンピュータ307や操作部308から無人小型飛行体1を無線で遠隔操作(ロータ3および5の回転数の調整、錘要素14のx軸方向およびy軸方向の位置の調整等)することができるようになっている。なお、無人小型飛行体1の自動飛行制御を行うのは前記制御用コンピュータ307であり、前記操作部308は、緊急時等に人手により無人小型飛行体1を操作する際などに使用するものである。
この無人小型飛行体1では、ジャイロセンサ81zによるθz方向の検出値と、Z軸方向の指示値(高さ指示値)と、Z軸の回りの指示値(θz方向の指示値)とに基づいて、ロータ3およびロータ5の回転数(回転速度)をそれぞれ制御する。
すなわち、前記制御用コンピュータ307から無線により無人小型飛行体1に伝達されたZ軸方向の指示値は、θz制御回路92zへ入力され、そのZ軸方向の指示値(高さ)になるように、第1の駆動回路931および第2の駆動回路932を介して、ロータ3および5を回転駆動する各振動体4の駆動が制御される。これにより、制御用コンピュータ307を通じて無人小型飛行体1を上昇または下降させることができ、また、所定の高さに保持することができる。
また、前記制御用コンピュータ307から無線により無人小型飛行体1に伝達されたθz方向の指示値は、θz制御回路92zへ入力され、そのθz方向の指示値(向き)になるように、第1の駆動回路931および第2の駆動回路932を介して、ロータ3および5を回転駆動する各振動体4の駆動が制御される。これにより、制御用コンピュータ307を通じて無人小型飛行体1をθz方向に、正逆いずれの方向へも所定量(所定角度)回転させることができ、θz方向に、所定の角度(向き)に保持することができる。
また、この無人小型飛行体1では、ジャイロセンサ81xによるθx方向の検出値と、Y軸方向の指示値とに基づいて、錘要素14のY軸方向の位置を制御する。
すなわち、前記制御用コンピュータ307から無線により無人小型飛行体1に伝達されたY軸方向の指示値は、θx制御回路92xへ入力され、そのY軸方向の指示値になるように、y駆動回路93yを介して、リニアアクチュエータ16yの振動体4の駆動が制御される。これにより、ベース161とともに錘要素14がY軸方向へ移動し、無人小型飛行体1の重心がY軸方向へ移動して、無人小型飛行体1の各ロータ3および5の回転中心線36が、YZ平面内で所定角度回転し、鉛直線に対してy軸に向って所定角度傾斜する。
このようにして、制御用コンピュータ307を通じて無人小型飛行体1を前記回転中心線36の傾斜方向に、例えば、水平移動(飛行)させることができる。
また、この無人小型飛行体1では、ジャイロセンサ81yによるθy方向の検出値と、X軸方向の指示値とに基づいて、錘要素14のX軸方向の位置を制御する。
すなわち、前記制御用コンピュータ307から無線により無人小型飛行体1に伝達されたX軸方向の指示値は、θy制御回路92yへ入力され、そのX軸方向の指示値になるように、x駆動回路93xを介して、リニアアクチュエータ16xの振動体4の駆動が制御される。これにより、錘要素14およびリニアアクチュエータ16yがX軸方向へ移動し、無人小型飛行体1の重心がX軸方向へ移動して、無人小型飛行体1の各ロータ3および5の回転中心線36が、XZ平面内で所定角度回転し、鉛直線に対してx軸に向って所定角度傾斜する。
このようにして、制御用コンピュータ307を通じて無人小型飛行体1を前記回転中心線の傾斜方向に、例えば、水平移動(飛行)させることができる。
以上のように、無人小型飛行体1の構造と、無人小型飛行体1の制御系統について示した。本実施形態の自動飛行制御システム10は、こうした構造および制御系統を備える無人小型飛行体1に対し、以下に説明する自動飛行制御方法を適用し、無人小型飛行体1の飛行制御を容易かつ確実に行うと共に、無人小型飛行体1の飛行範囲を拡大可能とすることとなる。以下、本実施形態における自動飛行制御システム10について説明する。
図5は、本実施形態における自動飛行制御システムの構成を示す図である。
図5に示すように、本実施形態における自動制御システム10は、上空を飛行する無人小型飛行体1の底面に付されたマーカ300を撮影してその画像を取得するための複数のカメラ装置、すなわち、カメラ装置群301を備えている。このカメラ装置群301は、自動制御システム10の前記制御用コンピュータ307が予め策定した飛行経路325に沿って所定間隔で配置されるものである。
図中には、カメラ装置群301として、第1のカメラ装置302〜第4のカメラ装置304まで4つ(4ユニット)のカメラ装置を配置した例を示した。
これら第1のカメラ装置302〜第4のカメラ装置304は、前記飛行経路325上で、カメラ装置毎の撮影範囲315、316、318、320に所定の重複領域、すなわち、撮影範囲315と撮影範囲316との重複領域317、撮影範囲316と撮影範囲318との重複領域319、撮影範囲318と撮影範囲320との重複領域321、撮影範囲320と撮影範囲315との重複領域322が生じるよう所定間隔で配置される。
また、第1のカメラ装置302〜第4のカメラ装置304は、前記飛行経路325における無人小型飛行体1の少なくとも飛行高度の特性に応じた焦点距離特性を有するものである。これにより、飛行経路325の拡大につながるカメラ装置群301の撮影範囲を飛行高度の面でも拡大し、無人小型飛行体1の飛行範囲を拡大することができる。
前記カメラ装置群301は、画像取得ネットワーク310を介して前記画像取得用コンピュータ群306が接続され、このカメラ装置群301と画像取得コンピュータ群306とで撮影ユニット群(図示例では、4つの撮影ユニット)を構成することとなる。この撮影ユニット群、すなわち、カメラ装置群301を前記飛行経路325に応じて地上に配置すれば、その上空における無人小型飛行体1の自動飛行制御を行なうことができる。
このカメラ装置群301によるマーカ300の撮影は、カメラ装置群301全部で行なってもよく、また、必要なカメラ装置のみで行なってもよい。
本実施形態の自動飛行制御システム10は、前記画像取得用コンピュータ群306と制御用コンピュータ307とからなるコンピュータ系統100と、コンピュータ系統100に統御されるカメラ装置群301とを有しており、本発明の自動飛行制御方法を実行する機能を実現すべく、前記コンピュータ系統100のプログラムデータベース101に格納されたプログラム102をメモリ103に読み出し、演算装置たるCPU104により実行する。また、自動飛行制御システム10のコンピュータ系統100は、上述したBluetoothユニット30等を通じて、無人小型飛行体1と通信してデータ授受を実行するI/O部105を備える。
以下に、前記自動飛行制御システム10が、例えばプログラム102に基づいて実現(構成・保持)する各機能部について説明を行う。なお、以下で説明する各機能部については、前記コンピュータ系統100の制御用コンピュータ307が実現するものを一例とするが、その一部を前記画像取得用コンピュータ群306が分担してもよい。
自動飛行制御システム10は、前記無人小型飛行体1に付されたマーカ300を地上から撮影するカメラ装置群301を備える。前記画像取得用コンピュータ群306は、図5では、カメラ装置群301とは別体のコンピュータとして示したが、これに限らず、例えば、このカメラ装置群301に組み込まれた一体のコンピュータチップであってもよい。
また、自動飛行制御システム10は、前記カメラ装置群301より前記マーカ300の撮影画像(画像枠内の撮影画像)を取得し、マーカ300の撮影画像の画像枠における有無、位置、大きさ、回転およびゆがみに関する各情報(各属性情報)を抽出する属性抽出手段(属性情報抽出手段)である属性抽出部(属性情報抽出部)110を備える。
また、自動飛行制御システム10は、前記属性情報に基づき前記カメラ装置群301の各カメラ装置に対する前記無人小型飛行体1の位置および姿勢の現在情報を算定する、現在情報算定部(現在情報算定手段)111を備える。
また、自動飛行制御システム10は、前記現在情報と、予め定めた飛行経路325における位置および姿勢の基準情報との差異を特定し、この差異を解消する制御データを生成して無人小型飛行体1に送信する制御データ送信部(制御データ送信手段)112を備える。
また、自動飛行制御システム10は、前記属性情報に基づく無人小型飛行体1の現在位置が、予め定めた第1のカメラ装置302の撮影範囲315より、第1のカメラ装置302の撮影範囲315と隣接の第2のカメラ装置303の撮影範囲316との重複領域317に移動したか判定する重複領域判定部(重複領域判定手段)113を備える。
また、自動飛行制御システム10は、前記無人小型飛行体1の現在位置が前記重複領域317に移動したと判定された場合、所定時間内でのマーカ300の連続検出回数の閾値を前記第2のカメラ装置303におけるマーカ300の連続検出回数が上回っているか判定するとともに、画像枠の中心へのマーカ300の近さ度合いについて前記第2のカメラ装置303が第1のカメラ装置302を上回っているか判定する切替判定実行部(切替判定実行手段)114を備える。
また、自動飛行制御システム10は、前記マーカ300の連続検出回数の閾値を前記第2のカメラ装置303におけるマーカ300の連続検出回数が上回っており、かつ、前記画像枠の中心へのマーカ300の近さ度合いについて前記第2のカメラ装置303が第1のカメラ装置302を上回っている場合、前記現在情報算定部111が前記現在情報の算定のために用いるカメラ装置を第2のカメラ装置303に切り替えるカメラ切替制御部(カメラ切替制御手段)115を備える。
また、自動飛行制御システム10は、前記第1のカメラ装置302から第2のカメラ装置303へ、前記現在情報算定部111が前記現在情報の算定のために用いるカメラ装置を切り替えるに際し、第1のカメラ装置302の撮影範囲315におけるマーカ300の撮影画像に基づき、第1のカメラ装置302の撮影範囲315を反映した第1カメラ座標系における前記マーカ300の座標値を算定すると共に、第1カメラ座標系におけるマーカ300の座標値を、各カメラ装置の撮影範囲をまたがった共通座標系の原点と設定する原点設定部(原点設定手段)116を備える。
また、前記重複領域317における前記第1のカメラ装置302による前記マーカ300の撮影画像に基づいて、前記第1カメラ座標系におけるマーカ300の座標値を算定し、この座標値を前記共通座標系での座標値に変換して基準座標値を生成する第1座標変換部(第1座標変換手段)117を備える。
また、前記重複領域317における前記第2のカメラ装置303による前記マーカ300の撮影画像に基づいて、前記第2のカメラ装置303の撮影範囲316を反映した第2カメラ座標系におけるマーカ300の座標値を算定し、この座標値と前記基準座標値との対応関係から前記共通座標系と第2カメラ座標系との変換パラメータを算出する変換パラメータ算出部(変換パラメータ算出手段)118を備える。
なお、前記重複領域判定部113、切替判定実行部114、カメラ切替制御部115、原点設定部116、第1座標変換部117、変換パラメータ算出部118を、それぞれ、第1のカメラ装置302と第2のカメラ装置303とを例に挙げて説明したが、これらの機能部は、それぞれ、第1のカメラ装置302と第2のカメラ装置303に限らず、カメラ装置群301の各カメラ装置について用いられる。前記重複領域判定部113、切替判定実行部114、カメラ切替制御部115、原点設定部116、第1座標変換部117、変換パラメータ算出部118を、それぞれ、カメラ装置群301のうちの所定の2つのカメラ装置について用いる場合、一方のカメラ装置を前記第1のカメラ装置302、他方のカメラ装置を前記第2のカメラ装置303に置き換えればよい。
また、これまで示した自動飛行制御システム10における属性抽出部110、現在情報算定部111、制御データ送信部112、重複領域判定部113、切替判定実行部114、カメラ切替制御部115、原点設定部116、第1座標変換部117、変換パラメータ算出部118の主機能は、ハードウェアとして実現してもよいし、メモリなどの記憶装置に格納したプログラム(ソフトウェア)として実現してもよいし、これらを併用してもよい。プログラムの場合、前記CPU104がプログラムの実行に合わせて記憶装置より該当するプログラムをメモリ103に読み出して、これを実行することとなる。
次に、本実施形態の自動飛行制御方法の実際の手順について図を参照しつつ説明する。まず、無人小型飛行体1の自動制御方法について、その主たる処理の流れを概説しておく。
図6は無人小型飛行体1の自動制御手順の概要を示すフローチャートである。なお、このフローチャートでは、説明の便宜上、自動飛行制御システム10の処理のみならず、自動飛行制御システム10の利用者側の動作も含めて記載しているが、本発明の自動飛行制御方法は自動飛行制御システム10が実現するものである。
無人小型飛行体1の自動飛行制御を行うに先立ち、例えば無人小型飛行体1の使用者が飛行経路325のシナリオ(飛行計画)を作成しておく(s1000)。そしてこのシナリオ作成が完了したならば(s1001:YES)、前記使用者はこのシナリオを前記制御用コンピュータ307に送信する(s1002)。一方、制御用コンピュータ307は、このシナリオを受信して、そのシナリオに沿って飛行経路325の策定を行い、自動飛行制御を開始するのである(s1003)。
自動飛行制御システム10の制御用コンピュータ307は、上述した通り、前記カメラ装置群301によるマーカ300の撮影によりマーカ00の撮影画像を取得し、これを解析することで無人小型飛行体1の現在位置や姿勢の情報を取得する(s1004)。更に、前記取得した現在位置の情報等が、前記飛行経路325の対応箇所と一致するか判定し(s1005)、この判定にて“一致しない”となれば(s1005:NO)、無人小型飛行体1の位置を前記飛行経路325に戻すべく制御信号を生成し(s1006)、これを無人小型飛行体1に送信することとなる(s1007)。
前記ステップs1005において、無人小型飛行体1の現在位置が飛行経路325の対応箇所と一致することとなれば(s1005:YES)、次の目的地の存在有無を確認する(s1008)。次の目的地が存在するならば(s1008:YES)、前記飛行経路325に基づいて無人小型飛行体1の次なる目的地の位置情報を取得し(s1009)、処理をステップs1004に戻し、ステップs1004以降を実行する(無人小型飛行体1の現在位置と飛行経路325との照合処理を繰り返す)。他方、前記ステップs100において、次なる目的が存在しないとなれば(s1008:NO)、処理を終了する。つまり、無人小型飛行体1はここで地上に着陸し、自動飛行制御システム10による自動飛行制御を終了するのである。
次に、本実施形態における自動飛行制御方法のメインフローチャートについて説明する。
図7は本実施形態における自動飛行制御方法のメインフローチャートである。なお、以下で説明する自動飛行制御方法に対応する各種動作は、自動飛行制御システム10におけるメモリ等の記憶手段が備えるプログラムによって実現される。そして、このプログラムは、以下に説明される各種の動作を行うためのコードから構成されており、前記構成各部の機能を有する。
自動飛行制御システム10は、まず、前記無人小型飛行体1に付されたマーカ300をカメラ装置群301により地上から撮影し(s1100)、カメラ装置群301より、前記マーカ300の撮影画像、すなわち、画像枠内の撮影画像を取得する(s1101)。そして、このマーカ300の撮影画像の画像枠における有無、位置、大きさ、回転およびゆがみの各属性情報を抽出する(s1102)。
更に、自動飛行制御システム10は、前記抽出した属性情報に基づき、前記カメラ装置群301のうちの対応するカメラ装置に対する前記無人小型飛行体1の位置および姿勢の現在情報を算定する(s1103)。このように、マーカ300の撮影画像から無人小型飛行体1の位置や姿勢の情報を算定する手法については、既に上述した通り、例えば、ARToolKitなどの技術を採用することができる。
自動飛行制御システム10は、前記無人小型飛行体1の現在情報と、予め定めた飛行経路325における位置および姿勢の基準情報との差異を特定し(s1104)、この差異を解消する制御データを生成する(s1105)。前記無人小型飛行体1では、前記制御データは無人小型飛行体1を制御するための、Yaw、Roll、Pitch、Powerの4つのデータ、または、この4つのデータに基づいて作成されたデータである。この制御データは、自動飛行制御システム10から、図4で示した無人小型飛行体1の駆動制御回路9に送信される(s1106)。
なお、こうした、予め定めた飛行経路325との差異を最小化するような制御手法としては、例えば、PID(Proportinal、Integral、Differential)制御を想定することができる。この制御手法は、目標と実際の違い(制御理論ではこの違いを偏差と呼ぶ)を早く小さくするためにどのような処理をおこなえば良いかを決めるの技術となる。
以上が、本実施形態における自動飛行制御方法のメインフローチャートである。
図5で示したように、カメラ装置を複数設置して無人小型飛行体1のマーカ300の撮影を行い、無人小型飛行体1の位置および姿勢の現在情報を算出する場合、無人小型飛行体1の移動に伴って、現在情報算定部111が現在情報の算定のために用いるカメラ装置の切り替え(単一のカメラ装置でマーカ300の撮影を行なう場合は、そのマーカ撮影を担当するカメラ装置の切り替え)を行う必要がある。そこで、このカメラ装置の切り替えについて以下に説明する。
図8は本実施形態におけるカメラ装置の切り替え手順を示すフローチャートである。
この切り替え処理に際し、前記無人小型飛行体1は、図5における前記第1のカメラ装置302の撮影範囲315より離陸し(s1200)、そのまま前記撮影範囲315を飛行しているものとする(s1201)。
一方、自動飛行制御システム10は、マーカ300の撮影画像から特定した無人小型飛行体1の位置や姿勢の情報により、前記無人小型飛行体1の現在位置が、予め定めた第1のカメラ装置302の撮影範囲315より、第1のカメラ装置302の撮影範囲315と隣接の第2のカメラ装置303の撮影範囲316との重複領域317に移動したか判定する(s1202)。
この判定により、前記無人小型飛行体1が前記重複領域317に達したことが判明すれば(s1202:YES)、自動飛行制御システム10は、前記第2のカメラ装置303におけるマーカ300の連続検出回数を取得し(s1203)、この連続検出回数が、所定時間内でのマーカ300の連続検出回数の閾値を上回っているか判定する(s1204)。
本システムで使用する3次元位置検出ライブラリたるARToolKitでは、検出情報履歴を使用してマーカ検出を行うため、連続してマーカ300を検出できているほどマーカ300の誤認識が少なくなるとしている。つまり、このステップs1204においてマーカ300の認識率が高いカメラ装置を判定しているわけである。
前記ステップs1204において、所定時間内でのマーカ300の連続検出回数の閾値を、第2のカメラ装置303における所定時間内でのマーカ300の連続検出回数が上回っていると判定された場合(s1204:YES)、続いて、第1のカメラ装置302および第2のカメラ装置303における画像枠の中心へのマーカ300の近さ度合いの情報を取得する(s1205)。この近さ度合いの情報とは、カメラ装置で撮影した画像の中心に、マーカ300がどの程度近いかを示す値(例えば0〜100:0は認識不能、100は画像の中心)であり、その値が大きい程、カメラ装置で撮影した画像におけるマーカ300は、その画像の中心に近い。マーカ300が画像の中心にあれば、無人小型飛行体1が外乱等により大きく移動しても、マーカ300が撮影範囲から外れにくいこととなる。
自動飛行制御システム10は、前記取得した前記第2のカメラ装置303の近さ度合いが第1のカメラ装置302の近さ度合いを上回っているか判定する(s1206)。つまり、このステップs1206において、無人小型飛行体1が外乱等により大きく移動しても、マーカ300が撮影範囲から外れにくいカメラ装置を判定しているわけである。
前記ステップs1203〜s1206において、前記マーカ300の連続検出回数の閾値を前記第2のカメラ装置303におけるマーカ300の連続検出回数が上回っており、かつ、前記画像枠の中心へのマーカ300の近さ度合いについて前記第2のカメラ装置303が第1のカメラ装置302を上回っている場合(s1206:YES)、後述する座標オフセット処理(s1207)を行った上で、現在情報算定部111が現在情報の算定のために用いるカメラ装置を、第1のカメラ装置302から前記第2のカメラ装置303に切り替える(s1208)。
前記無人小型飛行体1は、前記重複領域317を経て前記第2のカメラ装置303の撮影範囲316を飛行し(s1209)、そこが目的地であれば着陸し(s1210)、処理を終了する。
次に、複数のカメラ装置を使用する場合に必要となる、座標系の考え方を説明する。
図9は本実施形態におけるカメラ座標系(カメラ座標)の考え方を示す図であり、図10は本実施形態におけるカメラ装置の撮影範囲の考え方を示す図である。
例えば、複数のカメラ装置により前記マーカ300の座標検出を行う場合、各カメラ装置で検出したマーカ300の座標を統合する処理が必要となる。各カメラ装置では図9のように、カメラ装置のカメラ座標系(ローカル座標系)で3次元位置を検出しており、無人小型飛行体1がカメラ装置間(カメラ装置の撮影範囲間)を移動する際には自動飛行制御システム10としてそのままの座標値を利用できないからである。
図10に示すように、カメラ装置のZ軸は、地面に対して略垂直になるように(鉛直方向と略平行になるように)設定する。したがって、2つのカメラ座標系は(X、Y)の平行移動およびZ軸周りの回転を行うことでカメラ装置間の座標軸変換をすることができる。他方、“Camera1”、“Camera2”の物理的な位置から2つの座標軸の変換を行うことも可能ではあるが、カメラ装置の座標軸を手作業で測定することは難しく、また、カメラ装置の個体差による誤差やレンズ特性による座標軸の歪みがあり、もし手作業で測定できたとしてもマーカ認識の実測値とは一致しないことが多いといった問題点があった。このため、本システムではカメラ装置の物理的な位置測定は行わずに、実際にマーカ認識した値を利用してカメラ装置間のオフセットをダイナミックに計算することとした。なお、オフセットとは、各カメラ装置にまたがった共通座標系から各カメラ装置毎のカメラ座標系への変換に使用するパラメータを意味する。
以下に、本実施形態における座標オフセットの処理について説明する。
図11は本実施形態における座標オフセット処理の手順を示すフローチャートである。
自動飛行制御システム10は、まず、前記第1のカメラ装置302から第2のカメラ装置303へ、現在情報算定部111が現在情報の算定のために用いるカメラ装置を切り替えるに際し、第1のカメラ装置302の撮影範囲315におけるマーカ300の撮影画像に基づき、第1のカメラ装置302の撮影範囲315を反映した第1カメラ座標系における前記マーカ300の座標値を算定する(s1300)。
続いて、自動飛行制御システム10は、第1カメラ座標系におけるマーカ300の座標値を、各カメラ装置302〜304の撮影範囲315、316、318、320をまたがった共通座標系の原点と設定する(s1301)。また、前記重複領域317における前記第1のカメラ装置302による前記マーカ300の撮影画像に基づいて、前記第1カメラ座標系におけるマーカ300の座標値を算定し(s1302)、この座標値を前記共通座標系での座標値に変換して基準座標値を生成する(s1303)。
更に、自動飛行制御システム10は、前記重複領域317における前記第2のカメラ装置303による前記マーカ300の撮影画像に基づいて、前記第2のカメラ装置303の撮影範囲を反映した第2カメラ座標系におけるマーカ300の座標値を算定する(s1304)。そして、この座標値と前記基準座標値との対応関係から前記共通座標系と第2カメラ座標系との変換パラメータを算出する(s1305)。ここで算出した変換パラメータは、図10で概念を示した、各カメラ装置間でのXY平面の平行移動と、Z軸の回転を意味するデータとなる。以上の手順で、第1のカメラ装置302と第2のカメラ装置303との間で共通座標系への変換パラメータが算出できたことになる。
このように本システムでは、カメラ装置間の座標オフセットを無人小型飛行体1の飛行中に計算する。そして、無人小型飛行体1の飛行中に2つのカメラ装置間で検出した実測値を使用することで座標変換処理をスムーズなものとし、カメラ装置の切り替えの際の座標のずれを最小限とすることができる。
なお、無人小型飛行体1の飛行中の場合は、カメラ装置間の切り替えの際にオフセット計算をダイナミックに行う(ダイナミックオフセット)ことができるが、無人小型飛行体1が飛行していない場合は、オフセット計算を行うことができない。このため、カメラ装置群301を設置する際にデフォルト値としてオフセット値を設定する。実際の処理手順は、実際にマーカ300を所定位置に配置し、対応するカメラ装置によりこのマーカ300を撮影して、上記のダイナミックオフセット処理と同様に行なうことができる。
以上説明したように、この自動飛行制御システム10および自動飛行制御方法によれば、小揚力の無人小型飛行体1の飛行制御を容易かつ確実に行えると共に、複数のカメラ装置を有するので、無人小型飛行体1の飛行範囲を拡大することができる。
また、複数のカメラ装置を所定のパターンで配置することにより、無人小型飛行体1の飛行経路を、広い範囲で、自由自在に設定することができる。
以上、本発明の自動飛行制御システムおよび自動飛行制御方法を、図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、本発明に、他の任意の構成物や、工程が付加されていてもよい。
また、前記実施形態では、カメラ装置の数は、4つであるが、本発明では、カメラ装置の数は、4つに限定されず、複数であればよい。
また、本発明の自動飛行制御システムや自動飛行制御方法により制御される無人小型飛行体は、前述した構成のものに限定されず、地上から撮影可能なマーカが付された無人小型飛行体であれば、いずれの形態、構造をなすものであってもよい。
但し、制御対象とされる無人小型飛行体は、空中停止飛行が可能なものが好ましい。空中停止飛行が可能な飛行体としては、例えば、ヘリコプタ、飛行船等が挙げられる。
また、本発明の自動飛行制御システムの用途は、特に限定されず、例えば、無人小型飛行体にCCDカメラ等(軽量の)の各種センシング部品を搭載してその飛行経路を制御することで、各種環境で各種情報収集を行う例などが想定できる。
無人小型飛行体は、マニュアル操作の操縦も可能であるが、訓練を積んだ熟練者でないと操縦は難しい。よって、本発明のごとく、人の手操作を介さない自動飛行制御を行うことができ、また、複数の飛行経路を必要に応じ変更のできるというメリットを有効に活用できる特定の業務に展開できる。その例としては、商店等の万引き防止監視カメラを無人小型飛行体に搭載することが挙げられる。このような適用を行うことで、現状の監視カメラの設置位置および撮影範囲が固定されることによる防犯上の懸念を低減し、数種類の飛行経路を非固定的に飛行する無人小型飛行体による監視を実現できることとなる。
また、他にも、例えば、人間の入れない有害環境におけるセンシング作業などに本発明の自動飛行制御システムを適用した無人小型飛行体を使用するといった適用例も挙げられる。
本発明の自動飛行制御システムを適用する無人小型飛行体の構成例を示す斜視図。 図1に示す無人小型飛行体における姿勢変更手段の斜視図。 図1に示す無人小型飛行体における姿勢変更手段の分解斜視図。 図1に示す無人小型飛行体の回路構成を示すブロック図。 本実施形態における自動飛行制御システムの構成を示す図。 本実施形態における無人小型飛行体の自動制御手順の概要を示すフローチャート。 本実施形態における自動飛行制御方法のメインフローチャート。 本実施形態におけるカメラ装置の切り替え手順を示すフローチャート。 本実施形態におけるカメラ座標系(カメラ座標)の考え方を示す図。 本実施形態におけるカメラ装置の撮影範囲の考え方を示す図。 本実施形態における座標オフセット処理の手順を示すフローチャート。
符号の説明
1……無人小型飛行体 2……基部 22……中心軸 3……ロータ 34……回転翼 36……回転中心線 4……振動体 5……ロータ 54……回転翼 6……接地手段8……姿勢制御センサ 81x、81y、81z……ジャイロセンサ 9……駆動制御回路 91x……θx検出回路 91y……θy検出回路 91z……θz検出回路 92x……θx制御回路 92y……θy制御回路 92z……θz制御回路 931……第1の駆動回路 932……第2の駆動回路 93x……x駆動回路 93y……y駆動回路 13……回路基板 14……錘要素 141……ケーシング 15……電池 16……姿勢変更手段 16x……リニアアクチュエータ 16y……リニアアクチュエータ 161……ベース 181……スライダ 19……姿勢安定化手段 10……自動飛行制御システム 100……コンピュータ系統 101……プログラムデータベース 102……プログラム 103……メモリ 104……CPU 105……I/O部 110……属性抽出部 111……現在情報算定部 112……制御データ送信部 113……重複領域判定部 114……切替判定実行部 115……カメラ切替制御部 116……原点設定部 117……第1座標変換部 118……変換パラメータ算出部 300……マーカ 301……カメラ装置群 302……第1のカメラ装置 303……第2のカメラ装置 304……第3のカメラ装置 305……第4のカメラ装置 306……画像取得用コンピュータ群 307……制御用コンピュータ 308……操作部 309……Bluetoothユニット 310……画像取得ネットワーク 315……第1のカメラ装置の撮影範囲 316……第2のカメラ装置の撮影範囲 317……第1および第2のカメラ装置の撮影範囲の重複領域 318……第3のカメラ装置の撮影範囲 319……第2および第3のカメラ装置の撮影範囲の重複領域 320……第4のカメラ装置の撮影範囲 321……第3および第4のカメラ装置の撮影範囲の重複領域 322……第4および第1のカメラ装置の撮影範囲の重複領域 325……飛行経路

Claims (10)

  1. 地上から撮影可能なマーカが付された無人小型飛行体の制御システムであって、
    前記無人小型飛行体に付されたマーカを地上から撮影する複数のカメラ装置と、
    前記カメラ装置より前記マーカの撮影画像を取得し、該マーカの撮影画像の属性情報を抽出する属性抽出手段と、
    前記属性情報に基づき前記カメラ装置に対する前記無人小型飛行体の位置および姿勢の現在情報を算定する現在情報算定手段と、
    前記現在情報と、予め定めた飛行経路における位置および姿勢の基準情報との差異を特定し、該差異を解消する制御データを生成して無人小型飛行体に送信する制御データ送信手段とを備えることを特徴とする自動飛行制御システム。
  2. 前記属性情報は、前記マーカの撮影画像の画像枠における有無、位置、大きさ、回転およびゆがみに関する情報である請求項1に記載の自動飛行制御システム。
  3. 前記属性情報に基づく無人小型飛行体の現在位置が、予め定めた第1のカメラ装置の撮影範囲より、該第1のカメラ装置の撮影範囲と隣接の第2のカメラ装置の撮影範囲との重複領域に移動したか判定する重複領域判定手段と、
    前記無人小型飛行体の現在位置が前記重複領域に移動したと判定された場合、所定時間内でのマーカの連続検出回数の閾値を前記第2のカメラ装置におけるマーカの連続検出回数が上回っているか判定するとともに、画像枠の中心へのマーカの近さ度合いについて前記第2のカメラ装置が第1のカメラ装置を上回っているか判定する切替判定実行手段と、
    前記マーカの連続検出回数の閾値を前記第2のカメラ装置におけるマーカの連続検出回数が上回っており、かつ、前記画像枠の中心へのマーカの近さ度合いについて前記第2のカメラ装置が第1のカメラ装置を上回っている場合、前記現在情報算定手段が前記現在情報の算定のために用いるカメラ装置を前記第2のカメラ装置に切り替えるカメラ切替制御手段とを備える請求項1または2に記載の自動飛行制御システム。
  4. 前記第1のカメラ装置から第2のカメラ装置へ、前記現在情報算定手段が前記現在情報の算定のために用いるカメラ装置を切り替えるに際し、第1のカメラ装置の撮影範囲におけるマーカの撮影画像に基づき、第1のカメラ装置の撮影範囲を反映した第1カメラ座標系における前記マーカの座標値を算定すると共に、該第1カメラ座標系における前記マーカの座標値を、各カメラ装置の撮影範囲をまたがった共通座標系の原点と設定する原点設定手段と、
    前記重複領域における前記第1のカメラ装置による前記マーカの撮影画像に基づいて、前記第1カメラ座標系における前記マーカの座標値を算定し、この座標値を前記共通座標系での座標値に変換して基準座標値を生成する第1座標変換手段と、
    前記重複領域における前記第2のカメラ装置による前記マーカの撮影画像に基づいて、前記第2のカメラ装置の撮影範囲を反映した第2カメラ座標系における前記マーカの座標値を算定し、この座標値と前記基準座標値との対応関係から前記共通座標系と第2カメラ座標系との変換パラメータを算出する変換パラメータ算出手段とを備える請求項3に記載の自動飛行制御システム。
  5. 前記複数のカメラ装置は、前記無人小型飛行体の飛行経路に沿って所定間隔で設置され、飛行経路における無人小型飛行体の少なくとも飛行高度の特性に応じた焦点距離特性を有するものである請求項1ないし4のいずれかに記載の自動飛行制御システム。
  6. 前記無人小型飛行体は、空中停止飛行が可能なものである請求項1ないし5のいずれかに記載の自動飛行制御システム。
  7. 前記無人小型飛行体は、軸と、
    前記軸に同軸的に設けられ、互いに反対方向に回転可能な2つのロータと、
    前記各ロータに設けられた回転翼とを備える請求項1ないし6のいずれかに記載の自動飛行制御システム。
  8. 前記無人小型飛行体は、重心を移動させることにより、飛行姿勢を変更する姿勢変更手段を備えている請求項1ないし7のいずれかに記載の自動飛行制御システム。
  9. 前記姿勢変更手段は、錘要素と、該錘要素を変位させる変位機構とを有する請求項8に記載の自動飛行制御システム。
  10. 地上から撮影可能なマーカが付された無人小型飛行体のコンピュータによる制御方法であって、
    前記無人小型飛行体に付されたマーカを地上から撮影する複数のカメラ装置より前記マーカの撮影画像を取得し、該マーカの撮影画像の属性情報を抽出し、
    前記属性情報に基づき前記カメラ装置に対する前記無人小型飛行体の位置および姿勢の現在情報を算定し、
    前記現在情報と、予め定めた飛行経路における位置および姿勢の基準情報との差異を特定し、該差異を解消する制御データを生成して無人小型飛行体に送信することを特徴とする自動飛行制御方法。
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