JP2006046656A - 動力駆動直線作動機の構造 - Google Patents

Abstract

【課題】押出成形要素から成る直線作動機を提供する。
【解決手段】直線作動機或いは軸が開示されており、該直線作動機或いは軸には、固定直線体と、ベアリングを介在させ該固定体上でガイドされ往復移動可能な本体と、該固定体上で移動体の往復移動を制御する少なくとも1つの空気圧アクチュエータ又は電気アクチュエータを備えている。固定体及び可動体１１、１２は、押出成形要素から成り、両本体は同じ幅で、各々の長手方向の両側其々に沿って成形溝２２、２３を設けて、２つの結合した本体の相並ぶ溝を同じにし、平行に、同一平面上に位置するようにし、少なくとも１つの制御アクチュエータ用の固定ブラケットを受けるようにさせる。
【選択図】図１

Description

本発明は、直線作動機又は軸の型式に関し、該直線作動機又は軸は、固定直線体と、ベアリングを介在させ該固定体上でガイドされて往復移動可能な本体と、該固定体上で該移動体の往復移動を制御する少なくとも1つの空気圧アクチュエータ又は電気アクチュエータと、該固定体を固定面に取付ける手段と、及び該移動体に少なくとも１つの交互に駆動する部材を取付ける手段を備えている。

前述した型式の装置は、基本的に部材、ツールなどを駆動／操作するための直線軸駆動装置から構成されており、既に良く知られている。そうした装置では固定体及び移動体又は滑動部を押出成形された要素で構成可能であり、該要素は軽量で組み立てが容易であり、水平位及び垂直位の両位で異なる形状や機能を持つユニットに装備してコンパクトに確実に使用可能であるという特典を有する。しかしながら、かかる成形体、及び該成形体を利用する作動装置では、形状及び組み立てに関して改善の余地がある。

要するに、本発明の１つの目的は、押出成形要素から成る作動機又は直線軸構造体を提供することである。該押出成形要素は、追加作業に頼ることなく、特定の構成要素を簡単に選択し追加して、制御アクチュエータとしてロッド、ロッドレスシリンダ、電気ステッピングモータを含む空気圧シリンダを使用できる状態で、異なる装置との組み合わせを容易にすると共に、それらの装備を支援するよう形成される。

本発明のこの目的及び結果として生じる効果は、上述した直線作動機構造体により達成される。そこでは連結した固定体と可動体の幅を同じにし、各上記本体の長手方向の両側其々に沿って成形した溝を設けるが、２つの結合された本体の相並ぶ溝を、同様にし、平行にして、作動機を支持する固定面に対して同一垂直平面上に存在させるようにする。

図のように、本発明の直線作動機は、一方が他方上に位置する長さの異なる２つの相補的本体１１、１２を備え、一方は固定され、他方は該固定体上をガイドされて往復移動可能になっている。参考のために、２つの内の長尺体１１を固定したもの、そして短尺体１２を移動可能なものと見なしてもよいが、その逆も可能である。

固定体及び可動体１１及び１２を、好ましくはアルミニウム製又はその合金製の押出成形要素を使って制作し、其々端部フランジ１１’及び１２’により閉じることも可能である。

成形体１１には平らな基部１３、２つの側面の平行な壁部１４、該基部に垂直な中央頂部の縦方向にレリーフ１５を有している。

本体１２は、基本的にＵ字型を逆さにした断面をしており、横断平面１６及び２つの平行な側面１７を有している。

本体１１の基部１３には、同じことが本体１２の横断平面にも適用されるが、２本の長手方向の平行な溝１８、１９が存在し、其々に、同じタイプの別装置の溝と対応可能であり、図示しない固定手段と組み合わせ可能になっている。長手方向チャネル２０が、本体１１の中央レリーフ１５の両側に備えられ、リニアベアリング２１を介在させて本体１２を連結及びガイドする手段として機能するよう設計されている。

固定体及び可動体１１及び１２に特有の特徴として、実際に両本体１１、１２の幅が等しいことが挙げられる。別の特有の特徴として、本体１１の各側面の壁部に沿って成形された長手方向の溝２２が備えられていること、同様に本体１２の各側面には本体１１の各側面の壁部に沿う溝と同じ成形溝２３が備えられていることが挙げられる。

２つの本体１１及び１２を組立てる場合、それらの相並ぶ溝２２、２３は平行に、ユニットの基部に対して同一垂直面上に存在し、ブラケット２４を利用して追加構成要素を取付けることが可能である。該追加構成要素をリニアアクチュエータとすることもでき、該リニアアクチュエータには図１ないし５で示すロッド２５或いは図６ないし８で示すロッドレスシリンダ２６を有する空気圧シリンダを含む。

第１の事例では、例えば、シリンダを本体１１の側面の溝２２にブラケット２４により取付けており、ロッドを別のブラケットにより本体１２の側面の溝２３に取付けている。この２つのブラケットは同様であり、一方を他方と対にして配置することが可能で、それによりシリンダは本体１１の側面の溝２２と本体１２の側面の溝２３の中間位置で対称的に設置される。同じブラケットを使い直線作動機にストローク２７端部として、ショックアブソーバを備え付けることも可能である。

第２の事例では、ロッドレスシリンダ２６の端部が２つの本体の内の一方１１の側面の溝２２に、２つの同様なそして対向するブラケット２４’により装着されており、一方上記シリンダのカーソルが他方の本体１２の相並んだ溝２３に取付けられている。

上述の全てには、構成要素及び付属品を共通化する有利な可能性を有しており、追加作業を実施したり、２つの本体を変化させたりする必要なしに、直線作動機又は軸のいかなる配置も実施できる。

本発明のさらなる詳細については、本明細書に含まれる表示（図に限定されない）を参照して継続される記述においてより明らかになるだろう。
ロッドを配設した空気圧シリンダにより制御される直線作動機を反対側端部より見た斜視図である。 ロッドを配設した空気圧シリンダにより制御される直線作動機を反対側端部より見た斜視図である。 図１の作動機の平面図である。 図１の作動機の側面図である。 図１の作動機の端面図である。 空気圧ロッドレスシリンダにより制御される直線作動機の組立てのための構成要素の展開図である。 ロッドレスシリンダ付きの作動機の斜視図である。 ロッドレスシリンダ付きの作動機の端面図である。

符号の説明

１１ 本体 固定体
１２ 本体 可動体
１１'、１２' 端部フランジ
１３ 基部
１４ 壁部
１５ レリーフ
１６ 横断平面
１７ 側面
１８、１９ 溝
２０ 長手方向チャネル
２１ リニアベアリング
２２、２３ 溝
２４ ブラケット
２５ ロッド
２６ ロッドレスシリンダ
２７ ストローク端部

Claims (6)

1. 固定直線体と、ベアリングを介在させ該固定体上でガイドされ往復移動可能な本体と、前記固定体上で前記可動体の往復移動を制御するための少なくとも1つの空気圧アクチュエータ又は電気アクチュエータと、前記固定体を固定面に取付ける手段と、前記可動体に少なくとも１つの交互に駆動する部材を取付ける手段を備えており、前記固定体及び可動体（１１、１２）は異なる長さで、押出成形された要素から成り、互いに補完して組み合わさるよう成形されており、前記結合された固定体及び可動体（１１、１２）は同じ幅であり、各前記本体の長手方向の両側其々に沿って、成形された溝（２２、２３）を設けて、前記２つの結合された本体の相並ぶ溝を同様にし、平行にして、作動機を支持する前記固定面に対して同一垂直平面上に存在させるようにすること、を特徴とする動力駆動直線作動機の構造。
2. 前記成形体の一方（１１）に基部（１３）、２つの側面の平行な壁部（１４）、該基部に垂直な中央頂部のレリーフ（１５）を長手方向に有しており、他方の本体（１２）は基本的にＵ字型を逆さにした断面をしており、横断平面（１６）及び２つの平行な側面（１７）を有し、前記成形溝（２２、２３）は長手方向に側面の壁部及び前記本体の側面に沿って備えられていること、を特徴とする請求項１に記載の直線作動機の構造。
3. 前記固定体と可動体が結合した本体（１１、１２）の相並ぶ溝（２２、２３）に、ブラケット（２４、２４’）を固定して前記本体の制御アクチュエータに連結でき、前記ブラケットは同様で互いに対向しており、前記アクチュエータはロッドを有する空気圧シリンダであること、を特徴とする請求項１及び２に記載の直線作動機の構造。
4. 前記ブラケットは少なくとも前記本体の一方に別の装置を取付けるためにも使用できることを特徴とする請求項３に記載の直線作動機の構造。
5. 前記固定体及び可動体（１１、１２）の前記相並ぶ溝（２２、２３）に、ブラケット（２４’）を固定してロッドレスシリンダを前記本体に連結できることを特徴とする請求項１及び２に記載の直線作動機の構造。
6. 前記固定体と可動体が結合した本体（１１、１２）は端部フランジにより閉じられ、其々の基部及び横断面に沿って長手方向のスロットを有することを特徴とする請求項１に記載の直線作動機の構造。