JP2006046607A - 気密試験用ガス供給設備及び半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 気密において、ボンベ内のガスを有効に利用することができるようにする。
【解決手段】被試験配管52とガス供給ボンベ1を接続する供給用配管22と、供給用配管22に設けられたバルブ4と、被試験配管54とガス供給ボンベ1を接続する供給用配管23と、供給用配管23に設けられたバルブ5と、被試験配管52とガス供給ボンベ1aを接続する供給用配管22aと、供給用配管22aに設けられたバルブ4aと、被試験配管54とガス供給ボンベ1aを接続する供給用配管23aと、供給用配管23aに設けられたバルブ5aと、ガス供給ボンベ1の残圧を検出する残圧検出部3と、ガス供給ボンベ1aの残圧を検出する残圧検出部3aと、残圧検出部3,3aそれぞれが検出した残圧に基づいて、バルブ4,4a,5,5aを制御することにより、ガス供給ボンベ1,1aの一方を被試験配管52に接続し、他方を被試験配管54に接続する制御部30とを具備する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、気密試験用ガス供給設備に関する。特に本発明は、気密試験に用いられるボンベ内のガスを有効に利用することができる気密試験用ガス供給設備及び半導体装置の製造方法に関する。
図6は、従来の気密試験用ガス供給設備の構成を示す概略図である。本例において気密試験の対象となる設備は、ボンベ150に格納されている半導体製造用のガス(例えばシラン)を、CVD装置155に供給するものである。ボンベ150には開放弁付バルブ151が取り付けられており、この開放弁付バルブ151は、高圧用配管152を介してレギュレータ156に接続されている。レギュレータ156には、高圧用配管152を経由してボンベ150内のガスが高圧状態で供給される。そしてレギュレータ156は、供給されてきたガスを減圧し、低圧用配管154を経由してCVD装置155に供給する。なお、ボンベ150、開放弁付バルブ151、高圧用配管152、及びレギュレータ156は、シリンダーキャビネット153に格納されている。
半導体製造用のガスは、爆発性又は毒性を有するものがあるため、ボンベ150を交換したときなどには、高圧用配管152,低圧用配管154それぞれの気密試験を行う必要がある。この気密試験は、従来は、以下のようにして行われていた。
まず、高圧用配管152に、配管102を介して、不活性ガスを充填したボンベ101を接続する。また、低圧用配管154に、配管102aを介して、不活性ガスを充填したボンベ101aを接続する。配管102,102aには、上流側から順に、不活性ガスの圧力を調節するレギュレータ103,103a、逆流防止弁104,104a、及びバルブ105,105aが取り付けられている。そして、高圧用配管152には高圧の不活性ガスが供給され、低圧用配管154には低圧の不活性ガスが供給される。その後、これら配管を封止し、その気密性を調べる。
配管102,102aそれぞれには、最上流側に、圧力計106,106aが取り付けられており、ボンベ101,101aそれぞれの残圧がわかるようになっている。ボンベ101は、残圧が、高圧用配管152の気密試験に必要な圧力以下になった場合、新しいボンベに交換される。また、ボンベ101aは、残圧が、低圧用配管154の気密試験に必要な圧力以下になった場合、ボンベに交換される。
しかし、ボンベの残圧が、高圧用配管の気密試験に必要な圧力以下になった場合でも、その残圧は、低圧用配管の気密試験に必要な圧力を有している。このため、配管を工夫すれば、残留しているボンベ内の不活性ガスを低圧用配管の気密試験に利用することができる。
本発明は上記のような事情を考慮してなされたものであり、その目的は、ボンベ内のガスを有効に利用することができる気密試験用ガス供給設備及び半導体装置の製造方法を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明に係るガス供給設備は、ガス供給ボンベから気密試験用のガスを、第1の被試験配管、及び該第1の被試験配管より低圧である第2の被試験配管それぞれに供給する気密試験用ガス供給設備であって、
前記第1の被試験配管と前記ガス供給ボンベを接続する第1の供給用配管と、
前記第1の供給用配管に設けられた第1のバルブと、
前記第2の被試験配管と前記ガス供給ボンベを接続する第2の供給用配管と、
前記第2の供給用配管に設けられた第2のバルブと
前記ガス供給ボンベの残圧を検出する残圧検出部と、
前記残圧検出部が検出した残圧に基づいて、前記第1及び第2のバルブの一方を閉じて他方を開く制御部と、
を具備する。
このガス供給設備によれば、制御部は、残圧検出部(例えば圧力計)が検出した残圧に基づいて、バルブを制御する。例えば、残圧が十分な場合には第1の被試験配管にガスを供給し、残圧が不十分な場合には、第2の被試験配管にガスを供給する。従って、ボンベのガスを有効に使用することができる。また、ボンベを付け替えなくでも、同一供給設備内で、ボンベのガス供給先を、第1の被試験配管から第2の被試験配管に切り替えることができる。このため、切り替えに必要な労力は少ない。
制御部は、残圧検出部が検出した残圧が、第1の基準値以上である場合に、第1のバルブを開いて第2のバルブを閉じ、残圧検出部が検出した残圧が、第1の基準値未満である場合に、第1のバルブを閉じて第2のバルブを開いてもよい。この場合、制御部は、残圧検出部が検出した残圧が、第1の基準値より低い第2の基準値未満である場合に、警報信号を出力してもよい。
本発明に係る他の気密試験用ガス供給設備は、第1及び第2のガス供給ボンベそれぞれから、気密試験用のガスを、第1の被試験配管、及び該第1の被試験配管より低圧である第2の被試験配管それぞれに供給する気密試験用ガス供給設備であって、
前記第1の被試験配管と前記第1のガス供給ボンベを接続する第1の供給用配管と、
前記第1の供給用配管に設けられた第1のバルブと、
前記第2の被試験配管と前記第1のガス供給ボンベを接続する第2の供給用配管と、
前記第2の供給用配管に設けられた第2のバルブと、
前記第1の被試験配管と前記第2のガス供給ボンベを接続する第3の供給用配管と、
前記第3の供給用配管に設けられた第3のバルブと、
前記第2の被試験配管と前記第2のガス供給ボンベを接続する第4の供給用配管と、
前記第4の供給用配管に設けられた第4のバルブと、
前記第1のガス供給ボンベの残圧を検出する第1の残圧検出部と、
前記第2のガス供給ボンベの残圧を検出する第2の残圧検出部と、
前記第1及び第2の残圧検出部それぞれが検出した残圧に基づいて、前記第1乃至第4のバルブを制御することにより、前記第1及び第2のガス供給ボンベの一方を前記第1の被試験配管に接続し、他方を前記第2の被試験配管に接続する制御部と、
を具備する。
このガス供給設備によれば、制御部は、残圧検出部(例えば圧力計)が検出した残圧に基づいて、バルブを制御する。例えば、第1のボンベの残圧が十分な場合には、第1のボンベから第1の被試験配管にガスを供給し、第2のボンベから第2の被試験配管にガスを供給する。また、第1のボンベの残圧が不十分な場合には、第2のボンベから第1の被試験配管にガスを供給し、第1のボンベから第2の被試験配管にガスを供給する。従って、ボンベのガスを有効に使用することができる。また、ボンベのガス供給先を切り替えるときに必要な労力を、低く抑えることができる。
制御部は、第1の残圧検出部が検出した残圧が第1の基準値未満であり、かつ第2の残圧検出部が検出した残圧が第1の基準値以上である場合に、第1及び第4のバルブそれぞれを閉じるとともに、第2及び第3のバルブそれぞれを開くことにより、第1のガス供給ボンベを第2の被試験配管に接続するとともに、第2のガス供給ボンベを第1の被試験配管に接続してもよい。
この場合、制御部は、第1の残圧検出部が検出した残圧及び第2の残圧検出部が検出した残圧それぞれが、第1の基準値未満だった場合に、警報信号を出力してもよい。
本発明に係る他の気密試験用ガス供給設備は、ガス供給ボンベから気密試験用のガスを、第1の被試験配管、及び該第1の被試験配管より低圧である第2の被試験配管それぞれに供給する気密試験用ガス供給設備であって、
前記第1の被試験配管と前記ガス供給ボンベを接続する第1の供給用配管と、
前記第1の供給用配管に設けられた第1のバルブと、
前記第2の被試験配管と前記ガス供給ボンベを接続する第2の供給用配管と、
前記第2の供給用配管に設けられた第2のバルブと
前記ガス供給ボンベの残圧を検出する残圧検出部と、
を具備する。
本発明に係る他の気密試験用ガス供給設備は、第1及び第2のガス供給ボンベそれぞれから気密試験用のガスを、第1の被試験配管、及び該第1の被試験配管より低圧である第2の被試験配管それぞれに供給する気密試験用ガス供給設備であって、
前記第1の被試験配管と前記第1のガス供給ボンベを接続する第1の供給用配管と、
前記第1の供給用配管に設けられた第1のバルブと、
前記第2の被試験配管と前記第1のガス供給ボンベを接続する第2の供給用配管と、
前記第2の供給用配管に設けられた第2のバルブと、
前記第1の被試験配管と前記第2のガス供給ボンベを接続する第3の供給用配管と、
前記第3の供給用配管に設けられた第3のバルブと、
前記第2の被試験配管と前記第2のガス供給ボンベを接続する第4の供給用配管と、
前記第4の供給用配管に設けられた第4のバルブと、
前記第1のガス供給ボンベの残圧を検出する第1の残圧検出部と、
前記第2のガス供給ボンベの残圧を検出する第2の残圧検出部と、
を具備する。
これらの気密試験用ガス供給設備によれば、バルブを開閉することにより、ボンベのガス供給先を第1の被試験用配管から第2の費試験用配管に切り替えることができる。従って、ボンベ内のガスを有効に利用することができる。
上記した各気密試験用ガス供給設備において、第1の被試験配管の上流には、半導体装置の製造に用いられるガスを保持する製造用ガスボンベが接続され、該第1の被試験配管の下流には、圧力調整機構を介して第2の被試験配管が接続され、第2の被試験配管の下流には、半導体装置を製造するための半導体製造装置が接続されていてもよい。
本発明に係る半導体装置の製造方法は、第1の原料ガス供給配管、及び該第1の原料ガス供給配管の下流に位置し、前記第1の原料ガス供給配管より低圧である第2の原料ガス供給配管それぞれに、気密試験用のガスを供給する気密試験用ガス供給設備を準備する工程と、
前記気密試験用ガス供給設備を用いて、前記第1及び第2の原料ガス供給配管それぞれの気密試験を行う工程と、
前記第1及び第2の原料ガス供給配管を経由して半導体製造装置に原料ガスを供給し、該半導体製造装置を用いて半導体装置を製造する工程と、
を具備し、
前記気密試験用ガス供給設備は、
前記第1の原料ガス供給配管とガス供給ボンベを接続する第1の供給用配管と、
前記第1の供給用配管に設けられた第1のバルブと、
前記第2の原料ガス供給配管と前記ガス供給ボンベを接続する第2の供給用配管と、
前記第2の供給用配管に設けられた第2のバルブと
前記ガス供給ボンベの残圧を検出する残圧検出部と、
前記残圧検出部が検出した残圧に基づいて、前記第1及び第2のバルブの一方を閉じて他方を開く制御部と、
を具備する。
発明を実施するための形態
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、第1の実施形態に係る気密試験用ガス供給設備の構成を示す概略図である。第1の実施形態は、本発明の基本的な構成を示すものである。この気密試験用ガス供給設備により気密試験が行われる半導体製造設備は、ボンベ50に格納されている半導体製造用のガス(例えばシラン)を、CVD装置55に供給する。
ボンベ50には開放弁付バルブ51が取り付けられており、この開放弁付バルブ51は、高圧用配管52を介してレギュレータ56(圧力調整機構)に接続されている。レギュレータ56には、ボンベ50内の半導体製造用の原料ガスが、高圧用配管52を経由して高圧(例えば12MPa)で供給される。そしてレギュレータ56は、供給されてきたガスを減圧し(例えば10MPa)、低圧用配管54を経由してCVD装置55に供給する。CVD装置55は、供給された原料ガスを用いて、シリコン基板上に成膜を行うことにより、半導体装置の一部(例えばゲート電極となるポリシリコン膜、MOSトランジスタ上の層間絶縁膜、タングステンプラグ等)を形成する。なお、ボンベ50、開放弁付バルブ51、高圧用配管52及びレギュレータ56は、シリンダーキャビネット53に格納されている。
気密試験用ガス供給設備は、ボンベ50が交換された後などにおいて、高圧用配管52及び低圧用配管54の気密試験を行う。このために、気密試験用ガス供給設備は、半導体製造時と同一の圧力状態を再現すべく、高圧用配管52には高圧(例えば12MPa)の不活性ガス(例えば窒素やアルゴン)を供給し、低圧用配管54には低圧(例えば10MPa)の不活性ガスを供給する。このために、気密試験用ガス供給設備は、不活性ガスが充填されたボンベ1に接続する配管21、配管21と高圧用配管52とを接続する高圧ガス供給用配管22、配管21と低圧用配管54とを接続する低圧ガス供給用配管23、及び制御部30を有する。
ボンベ1には、開放弁付バルブ2が取り付けられており、配管21の上流側端部は、開放弁付バルブ2に接続されている。また、開放弁付バルブ2の下流側には、ボンベ1の残圧を検出する圧力計3が取り付けられている。圧力計3は、検出したボンベ1の残圧を制御部30に出力する。ボンベ1内部の圧力は、使用開始前においては、例えば15MPa以上20MPa以下である。
配管22には、バルブ4が取り付けられている。バルブ4の開閉は、制御部30によって行われる。また、配管22には、バルブ4より下流に位置するレギュレータ6、及びレギュレータ6より下流に位置する逆流防止弁7それぞれが取り付けられている。レギュレータ6は、配管22を流れてきた不活性ガスの圧力を減圧し、高圧用配管52の気密試験に適している圧力(例えば12MPa)にする。さらに、配管22の最下流側には、バルブ8が取り付けられている。バルブ8は、気密試験が行われるときには開かれるが、それ以外の時には閉じられている。
配管23には、バルブ5が取り付けられている。バルブ5の開閉は、制御部30によって行われる。また、配管23には、バルブ5より下流側に位置するレギュレータ9、及びレギュレータ9より下流に位置する逆流防止弁10それぞれが取り付けられている。レギュレータ9は、配管23を流れてきた不活性ガスの圧力を減圧し、低圧用配管52の気密試験に適している圧力(例えば10MPa)にする。さらに、配管23の最下流側には、バルブ11が取り付けられている。バルブ11は、気密試験が行われるときには開かれるが、それ以外の時には閉じられている。
次に、図2を用いて、制御部30の動作について説明する。気密試験が行われるたびにボンベ1の残圧は下がっていく。制御部30は、圧力計3が検出したボンベ1の残圧を、一定時間ごとに取得する(S2及びS4)。残圧が第1の規定値、すなわち高圧用配管52の気密試験に必要な圧力(例えば12MPa)以上である場合(S6:Yes)、制御部30は、バルブ4を開いてバルブ5を閉じる(S8)。これにより、ボンベ1の不活性ガスは、配管22を介して高圧用配管52に供給される。
残圧が第1の規定値未満であり(S6:No)、かつ第2の規定値、すなわち低圧用配管54の気密試験に必要な圧力(例えば10MPa)以上である場合(S10:Yes)、制御部30は、バルブ5を開いてバルブ4を閉じる(S12)。これにより、ボンベ1の不活性ガスは、配管23を介して低圧用配管54に供給される。
残圧が第2の規定値未満である場合(S10:No)、制御部は、バルブ4,5の双方を閉め(S14)、ボンベ1を交換すべき旨を示す警報信号を、例えばディスプレイ(不図示)に出力する(S16)。作業者は、警報信号を認識すると、ボンベ1を交換する。
なお、高圧用配管52、低圧用配管54が気密試験を合格した後、CVD装置55には、これら配管を経由して原料ガスがボンベ50から供給され、シリコン基板上に成膜が行われる。これにより、半導体装置の一部が製造される。
このように、第1の実施形態によれば、ボンベ1は、残圧が十分な場合には高圧用配管52に不活性ガスを供給し、残圧が高圧用配管52の気密試験に不十分な場合には、低圧用配管54に不活性ガスを供給する。従って、ボンベ1のガスを有効に使用することができる。
また、ボンベ1を付け替えなくでも、同一供給設備内で、ボンベ1のガス供給先を、高圧用配管52から低圧用配管54に切り替えることができるため、切り替えに必要な労力は少ない。
図3は、第2の実施形態に係る気密試験用ガス供給設備の構成を示す概略図である。本実施形態は、2本のボンベ1,1aの一方が高圧用配管又は低圧用配管に不活性ガスを供給し、ボンベ1,1aの他方が残りの配管に不活性ガスを供給する点が、第1の実施形態と異なる。以下、第1の実施形態と同一の構成については同一の符号を付し、説明を省略する。
本実施形態に係る気密試験用ガス供給設備は、配管21,22,23、開放弁付バルブ2、バルブ4,5,8、及び制御部30に加えて、配管21a,22a,23a、開放弁付バルブ2a、圧力計3a、及びバルブ4a,5aを有する。配管21aは、上流方の端部がボンベ1aに取り付けられた開放弁付バルブ2aに接続され、下流側の端部が、配管22a,23aに分岐している。配管22a,23aそれぞれの下流側の端部は、配管22,23に接続している。圧力計3aは、配管21aに取り付けられている。圧力計3aはボンベ1aの残圧を検出し、その値を制御部30に出力する。バルブ4a,5aは、それぞれ配管22a,23aに設置されているが、その開閉は、制御部30によって行われる。
次に、図4のフローチャートを用いて、本実施形態における制御部30の動作について説明する。ボンベ1,1aそれぞれの内部の圧力は、使用開始前においては、例えば15MPa以上20MPa以下である。気密試験が行われるたびにボンベ1,1aそれぞれの残圧は下がっていく。そして、制御部30は、圧力計3,3aそれぞれが検出したボンベ1の残圧(P)及びボンベ1aの残圧(P)を、一定時間ごとに取得する(S22及びS24)。ボンベ1の残圧(P)が第1の規定値(T)、すなわち高圧用配管52の気密試験に必要な圧力(例えば12MPa)以上である場合(S26:Yes)、制御部30は、バルブ4,5aを開いてバルブ4a,5を閉じる(S8)。これにより、ボンベ1の不活性ガスは、配管21,22を介して高圧用配管52に供給され、ボンベ1aの不活性ガスは、配管21a,23a,23を介して低圧用配管54に供給される。
ボンベ1の残圧(P)が第1の規定値(T)未満、かつ第2の規定値(T)すなわち低圧用配管54の気密試験に必要な圧力(例えば10MPa)以上であり、さらに、ボンベ1aの残圧(P)が第1の規定値(T)以上である場合(S26:NoかつS30:Yes)、制御部30は、バルブ5,4aを開いてバルブ4,5aを閉じる(S32)。これにより、ボンベ1の不活性ガスは、配管21,23を介して低圧用配管54に供給され、ボンベ1aの不活性ガスは、配管21a,22a,22を介して高圧用配管52に供給される。
ボンベ1,1aそれぞれの残圧(P,P)が、ともに第1の規定値(T)未満である場合(S30:No)、制御部30は、ボンベ1,1aのいずれかを交換すべき旨を示す警報信号を、例えばディスプレイに出力する(S36)。作業者は、警報信号を認識すると、ボンベ1,1aのうち残圧が低いほうを新しいボンベに交換する。
このように、第2の実施形態によれば、ボンベ1は、残圧が十分な場合には高圧用配管52に不活性ガスを供給し、残圧が高圧用配管52の気密試験に不十分な場合には、低圧用配管54に不活性ガスを供給することができる。そして、ボンベ1aは、高圧用配管52及び低圧用配管54のうちボンベ1が不活性ガスを供給していないほうに、不活性ガスを供給する。従って、ボンベの不活性ガスを有効に使用することができる。また、ボンベ1,1aのガス供給先を切り替えるときに必要な労力を、低く抑えることができる。
図5は、第3の実施形態に係る気密試験用ガス供給設備の構成を示す概略図である。本実施形態は、制御部30を備えない点を除いて、第2の実施形態と同一である。以下、第2の実施形態と同一の構成については同一の符号を付し、説明を省略する。
本実施形態において、バルブ4,4a,5,5aは手動で開閉される。また、圧力計3,3aが検出したボンベ1,1aの残圧は、その場のメータに示される。そして作業員は、高圧用配管1,1aの気密試験を行う前に、ボンベ1,1aの残圧をチェックする。
ボンベ1の残圧Pが第1の規定値(T)以上である場合、作業員は、バルブ4,5aを開いてバルブ4a,5を閉じる。これにより、ボンベ1の不活性ガスは高圧用配管52に供給され、ボンベ1aの不活性ガスは低圧用配管54に供給される。
ボンベ1の残圧(P)が第1の規定値(T)未満かつ第2の規定値(T)以上であり、さらに、ボンベ1aの残圧(P)が第1の規定値(T)以上である場合、作業員は、バルブ5,4aを開いてバルブ4,5aを閉じる。これにより、ボンベ1の不活性ガスは低圧用配管54に供給され、ボンベ1aの不活性ガスは高圧用配管52に供給される。
ボンベ1,1aそれぞれの残圧(P,P)が、ともに第1の規定値(T)未満である場合、作業員は、ボンベ1,1aのうち残圧が低いほうを新しいボンベに交換する。
この第3の実施形態においても、ボンベの不活性ガスを有効に使用することができる。また、ボンベを付け替えなくても、ボンベのガス供給先を切り替えることができる。
尚、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することが可能である。例えば、第1の実施形態において制御部30を省略し、第3の実施形態と同様に作業者がボンベの残圧を確認し、バルブの開閉を行うようにしてもよい。
また、第1,第3の実施形態それぞれにおいて、ガスボンベ1、開放弁付バルブ2及び圧力計3を、それぞれ複数並列に配管21に接続してもよい。また、第2,第4の実施形態それぞれにおいて、ガスボンベ1、開放弁付バルブ2及び圧力計3を、それぞれ複数並列に配管21に接続し、かつ、ガスボンベ1a、開放弁付バルブ2a及び圧力計3aを、それぞれ複数並列に配管22a,23aに接続してもよい。これらの場合、複数の圧力計3,3aそれぞれは、検出した残圧を制御部30に出力する。そして、制御部30は、入力された残圧の大きさに基づいて、複数の開放弁付バルブ2,2aそれぞれを制御する。
第1の実施形態に係る気密試験用ガス供給設備の構成を示す概略図。 第1の実施形態に係る制御部30の動作を示すフローチャート。 第2の実施形態に係る気密試験用ガス供給設備の構成を示す概略図。 第2の実施形態に係る制御部30の動作を示すフローチャート。 第3の実施形態に係る気密試験用ガス供給設備の構成を示す概略図。 従来の気密試験用ガス供給設備の構成を示す概略図。
符号の説明
1,1a,50,101,101a、150…ボンベ、2,2a,51,151…開放弁付バルブ、3,3a,106,106a…圧力計、4,4a,5,5a,8,11,105,105a…バルブ、6,9,56,103,103a,156…レギュレータ、7,10,104,104a…逆流防止弁、21,21a,22,22a,23,23a,102,102a…配管、30…制御部、52,152…高圧用配管、53,153…シリンダーキャビネット、54,154…低圧用配管、55,155…CVD装置

Claims (10)

  1. ガス供給ボンベから気密試験用のガスを、第1の被試験配管、及び該第1の被試験配管より低圧である第2の被試験配管それぞれに供給する気密試験用ガス供給設備であって、
    前記第1の被試験配管と前記ガス供給ボンベを接続する第1の供給用配管と、
    前記第1の供給用配管に設けられた第1のバルブと、
    前記第2の被試験配管と前記ガス供給ボンベを接続する第2の供給用配管と、
    前記第2の供給用配管に設けられた第2のバルブと
    前記ガス供給ボンベの残圧を検出する残圧検出部と、
    前記残圧検出部が検出した残圧に基づいて、前記第1及び第2のバルブの一方を閉じて他方を開く制御部と、
    を具備する気密試験用ガス供給設備。
  2. 前記制御部は、
    前記残圧検出部が検出した残圧が、第1の基準値以上である場合に、前記第1のバルブを開いて前記第2のバルブを閉じ、
    前記残圧検出部が検出した残圧が、前記第1の基準値未満である場合に、前記第1のバルブを閉じて前記第2のバルブを開く、請求項1に記載の気密試験用ガス供給設備。
  3. 前記制御部は、前記残圧検出部が検出した残圧が、前記第1の基準値より低い第2の基準値未満である場合に、警報信号を出力する請求項2に記載の気密試験用ガス供給設備。
  4. 第1及び第2のガス供給ボンベそれぞれから、気密試験用のガスを、第1の被試験配管、及び該第1の被試験配管より低圧である第2の被試験配管それぞれに供給する気密試験用ガス供給設備であって、
    前記第1の被試験配管と前記第1のガス供給ボンベを接続する第1の供給用配管と、
    前記第1の供給用配管に設けられた第1のバルブと、
    前記第2の被試験配管と前記第1のガス供給ボンベを接続する第2の供給用配管と、
    前記第2の供給用配管に設けられた第2のバルブと、
    前記第1の被試験配管と前記第2のガス供給ボンベを接続する第3の供給用配管と、
    前記第3の供給用配管に設けられた第3のバルブと、
    前記第2の被試験配管と前記第2のガス供給ボンベを接続する第4の供給用配管と、
    前記第4の供給用配管に設けられた第4のバルブと、
    前記第1のガス供給ボンベの残圧を検出する第1の残圧検出部と、
    前記第2のガス供給ボンベの残圧を検出する第2の残圧検出部と、
    前記第1及び第2の残圧検出部それぞれが検出した残圧に基づいて、前記第1乃至第4のバルブを制御することにより、前記第1及び第2のガス供給ボンベの一方を前記第1の被試験配管に接続し、他方を前記第2の被試験配管に接続する制御部と、
    を具備する気密試験用ガス供給設備。
  5. 前記制御部は、前記第1の残圧検出部が検出した残圧が第1の基準値未満であり、かつ前記第2の残圧検出部が検出した残圧が前記第1の基準値以上である場合に、前記第1及び第4のバルブそれぞれを閉じるとともに、前記第2及び第3のバルブそれぞれを開くことにより、前記第1のガス供給ボンベを前記第2の被試験配管に接続するとともに、前記第2のガス供給ボンベを前記第1の被試験配管に接続する、請求項3に記載の気密試験用ガス供給設備。
  6. 前記制御部は、前記第1の残圧検出部が検出した残圧及び前記第2の残圧検出部が検出した残圧それぞれが、前記第1の基準値未満だった場合に、警報信号を出力する請求項5に記載の気密試験用ガス供給設備。
  7. ガス供給ボンベから気密試験用のガスを、第1の被試験配管、及び該第1の被試験配管より低圧である第2の被試験配管それぞれに供給する気密試験用ガス供給設備であって、
    前記第1の被試験配管と前記ガス供給ボンベを接続する第1の供給用配管と、
    前記第1の供給用配管に設けられた第1のバルブと、
    前記第2の被試験配管と前記ガス供給ボンベを接続する第2の供給用配管と、
    前記第2の供給用配管に設けられた第2のバルブと
    前記ガス供給ボンベの残圧を検出する残圧検出部と、
    を具備する気密試験用ガス供給設備。
  8. 第1及び第2のガス供給ボンベそれぞれから気密試験用のガスを、第1の被試験配管、及び該第1の被試験配管より低圧である第2の被試験配管それぞれに供給する気密試験用ガス供給設備であって、
    前記第1の被試験配管と前記第1のガス供給ボンベを接続する第1の供給用配管と、
    前記第1の供給用配管に設けられた第1のバルブと、
    前記第2の被試験配管と前記第1のガス供給ボンベを接続する第2の供給用配管と、
    前記第2の供給用配管に設けられた第2のバルブと、
    前記第1の被試験配管と前記第2のガス供給ボンベを接続する第3の供給用配管と、
    前記第3の供給用配管に設けられた第3のバルブと、
    前記第2の被試験配管と前記第2のガス供給ボンベを接続する第4の供給用配管と、
    前記第4の供給用配管に設けられた第4のバルブと、
    前記第1のガス供給ボンベの残圧を検出する第1の残圧検出部と、
    前記第2のガス供給ボンベの残圧を検出する第2の残圧検出部と、
    を具備する気密試験用ガス供給設備。
  9. 前記第1の被試験配管の上流には、半導体装置の製造に用いられるガスを保持する製造用ガスボンベが接続され、該第1の被試験配管の下流には、圧力調整機構を介して前記第2の被試験配管が接続され、
    前記第2の被試験配管の下流には、前記半導体装置を製造するための半導体製造装置が接続されている、請求項1〜8のいずれか一項に記載の気密試験用ガス供給設備。
  10. 第1の原料ガス供給配管、及び該第1の原料ガス供給配管の下流に位置し、前記第1の原料ガス供給配管より低圧である第2の原料ガス供給配管それぞれに、気密試験用のガスを供給する気密試験用ガス供給設備を準備する工程と、
    前記気密試験用ガス供給設備を用いて、前記第1及び第2の原料ガス供給配管それぞれの気密試験を行う工程と、
    前記第1及び第2の原料ガス供給配管を経由して半導体製造装置に原料ガスを供給し、該半導体製造装置を用いて半導体装置を製造する工程と、
    を具備し、
    前記気密試験用ガス供給設備は、
    前記第1の原料ガス供給配管とガス供給ボンベを接続する第1の供給用配管と、
    前記第1の供給用配管に設けられた第1のバルブと、
    前記第2の原料ガス供給配管と前記ガス供給ボンベを接続する第2の供給用配管と、
    前記第2の供給用配管に設けられた第2のバルブと
    前記ガス供給ボンベの残圧を検出する残圧検出部と、
    前記残圧検出部が検出した残圧に基づいて、前記第1及び第2のバルブの一方を閉じて他方を開く制御部と、
    を具備する半導体装置の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US20120241088A1 (en) * 2011-03-23 2012-09-27 Kabushiki Kaisha Toshiba Cylinder cabinet and semiconductor manufacturing system
WO2013097399A1 (en) * 2011-12-31 2013-07-04 Enric (Langfang) Energy Equipment Integration Co., Ltd. Gas delivery system and gas delivery method
CN109738136A (zh) * 2019-03-07 2019-05-10 北京亿华通科技股份有限公司 自动气密测试***

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