JP2006044039A - 印刷装置、コンピュータプログラム、印刷システム、及び、印刷パターンの印刷方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ユーザーが印刷しようとしている印刷媒体の種類に応じて、より適した印刷条件にて画像を印刷することが可能な印刷装置等を実現する。
【解決手段】印刷媒体の種類に基づいて、記憶部から当該印刷媒体の種類に対応付けられた印刷条件を示す情報を取得し、取得した情報に基づく複数の印刷条件にて、同一の画像データに基づいて印刷される画像と、当該画像に対応付けられて各々の前記画像を選択可能とする画像選択部と、を有する印刷パターンを印刷させることが可能な制御部、を有する。
【選択図】 図8
【解決手段】印刷媒体の種類に基づいて、記憶部から当該印刷媒体の種類に対応付けられた印刷条件を示す情報を取得し、取得した情報に基づく複数の印刷条件にて、同一の画像データに基づいて印刷される画像と、当該画像に対応付けられて各々の前記画像を選択可能とする画像選択部と、を有する印刷パターンを印刷させることが可能な制御部、を有する。
【選択図】 図8
Description
本発明は、印刷装置、コンピュータプログラム、印刷システム、及び、印刷パターンの印刷方法に関する。
近年、ディジタルカメラの普及により、撮影した画像は自宅にて自由に印刷されるようになってきた。ディジタルカメラによって撮影された画像を印刷装置によって、印刷する際に、用紙の搬送量、印刷速度などの制御パラメータや明度、彩度等の色の表現方法等の印刷条件を、入力部に設けられたキーを操作することにより設定することが示されている(特許文献1参照)。このような印刷条件は、画像に影響を及ぼす場合があり、印刷条件の設定によっては、求める画質の画像を得ることができない畏れがある。特に、画像を印刷する印刷媒体の種類、例えば、普通紙、光沢紙、マット紙などが相違する場合には、各々の印刷媒体の種類に適した印刷条件を設定しないと良好な画像が得られない場合がある。このため、印刷媒体の種類毎に標準的な印刷条件が予め設定されている印刷装置もある。
特開2002−283643号公報
しかしながら、印刷装置に予め設定されている、印刷媒体の種類毎の印刷条件が、必ずしも、ユーザーがまさに印刷しようとしている印刷媒体への印刷に適しているとは限らず、予め設定されている印刷条件にて画像を印刷しても、望ましい画像が得られない畏れがあるという課題があった。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、ユーザーが印刷しようとしている印刷媒体の種類に応じて、より適した印刷条件にて画像を印刷することが可能な印刷装置、コンピュータプログラム、印刷システム、及び、印刷パターンの印刷方法を提供するものである。
主たる発明は、(a)画像データに基づいて、複数種類の印刷媒体に画像を印刷するための印刷部、(b)前記印刷媒体の種類に応じた印刷条件を示す情報が、前記印刷媒体の種類毎に記憶されている記憶部、(c)前記印刷媒体の種類に基づいて、前記記憶部から当該印刷媒体の種類に対応付けられた前記印刷条件を示す情報を取得し、当該印刷条件を示す情報に基づく互いに異なる複数の印刷条件にて、同一の前記画像データに基づいてそれぞれ印刷される前記画像と、当該画像に対応付けられ、ユーザーの書き込みにより各々の前記画像を選択可能とする画像選択部と、を有する印刷パターンを、前記印刷部に印刷させることが可能な制御部、(d)を有することを特徴とする印刷装置である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明確にする。
本明細書及び添付図面の記載により少なくとも次のことが明らかにされる。
(a)画像データに基づいて、複数種類の印刷媒体に画像を印刷するための印刷部、(b)前記印刷媒体の種類に応じた印刷条件を示す情報が、前記印刷媒体の種類毎に記憶されている記憶部、(c)前記印刷媒体の種類に基づいて、前記記憶部から当該印刷媒体の種類に対応付けられた前記印刷条件を示す情報を取得し、当該印刷条件を示す情報に基づく互いに異なる複数の印刷条件にて、同一の前記画像データに基づいてそれぞれ印刷される前記画像と、当該画像に対応付けられ、ユーザーの書き込みにより各々の前記画像を選択可能とする画像選択部と、を有する印刷パターンを、前記印刷部に印刷させることが可能な制御部、(d)を有することを特徴とする印刷装置である。
このような印刷装置によれば、印刷媒体の種類に対応付けられた印刷条件を示す情報に基づく複数の印刷条件にて画像を印刷して印刷パターンを印刷するので、印刷パターンは、当該印刷媒体の種類に対応して互いに異なる複数の印刷条件にて印刷された画像を有することになる。すなわち、印刷パターンには、同一の画像データに基づいて、印刷媒体に応じた複数の印刷条件にて印刷された画像を有しているので、ユーザーは印刷パターンの画像を比較することにより、印刷媒体に適した印刷条件を見極めることが可能である。
また、印刷パターンには、画像に対応付けられて画像選択部が設けられているので、ユーザーは、印刷媒体に適していると判断した画像に対応付けられた画像選択部に書き込むだけで、良好な画像及び、印刷媒体に適した印刷条件を容易に選択することが可能である。
かかる印刷装置において、前記印刷条件を示す情報は、前記印刷媒体の種類毎に設定されている基準印刷条件であり、互いに異なる複数の印刷条件は、前記基準印刷条件に基づいて設定されることが望ましい。
このような印刷装置によれば、印刷パターンが有する複数の画像は、印刷媒体の種類毎に設定されている基準印刷条件に基づく複数の印刷条件にてそれぞれ印刷されるので、印刷媒体に全く適さないような印刷条件にて印刷されることはない。このため、無駄な画像が印刷されることはなく、印刷媒体の種類に応じた印刷条件にて印刷された画像の中から良好な画像を見極めることにより、印刷媒体により適した印刷条件を容易に選択することが可能である。
このような印刷装置によれば、印刷パターンが有する複数の画像は、印刷媒体の種類毎に設定されている基準印刷条件に基づく複数の印刷条件にてそれぞれ印刷されるので、印刷媒体に全く適さないような印刷条件にて印刷されることはない。このため、無駄な画像が印刷されることはなく、印刷媒体の種類に応じた印刷条件にて印刷された画像の中から良好な画像を見極めることにより、印刷媒体により適した印刷条件を容易に選択することが可能である。
かかる印刷装置において、前記印刷条件を示す情報は、前記印刷媒体の種類毎に設定されている互いに異なる複数の印刷条件であることが望ましい。
このような印刷装置によれば、印刷パターンが有する複数の画像は、印刷媒体の種類毎に設定されている複数の印刷条件に基づいてそれぞれ印刷されるので、互いに異なる印刷条件を、画像を印刷する際に設定する必要はない。このため印刷パターンを印刷する際に複数の印刷条件を設定するような煩雑な処理が不要である。
このような印刷装置によれば、印刷パターンが有する複数の画像は、印刷媒体の種類毎に設定されている複数の印刷条件に基づいてそれぞれ印刷されるので、互いに異なる印刷条件を、画像を印刷する際に設定する必要はない。このため印刷パターンを印刷する際に複数の印刷条件を設定するような煩雑な処理が不要である。
かかる印刷装置において、前記印刷媒体の種類を検出可能な媒体検出部を有することが望ましい。
このような印刷装置によれば、媒体検出部にて印刷媒体の種類を検出するので、印刷しようとしている印刷媒体の種類をユーザーが識別する必要はない。特に印刷媒体は、数多くの種類やメーカー等の異なるものがあり、印刷しようとする印刷媒体がどの種類に含まれるのかユーザーには判断が難しい場合であっても、ユーザーが印刷媒体の種類を識別することなく、媒体検出部にて印刷媒体の種類を検出することが可能である。
このような印刷装置によれば、媒体検出部にて印刷媒体の種類を検出するので、印刷しようとしている印刷媒体の種類をユーザーが識別する必要はない。特に印刷媒体は、数多くの種類やメーカー等の異なるものがあり、印刷しようとする印刷媒体がどの種類に含まれるのかユーザーには判断が難しい場合であっても、ユーザーが印刷媒体の種類を識別することなく、媒体検出部にて印刷媒体の種類を検出することが可能である。
かかる印刷装置において、前記媒体検出部の検出結果に基づいて、前記印刷媒体の種類が特定されることが望ましい。
このような印刷装置によれば、媒体検出部の検出結果に基づいて、容易に且つ正確に印刷媒体の種類を特定することが可能である。
このような印刷装置によれば、媒体検出部の検出結果に基づいて、容易に且つ正確に印刷媒体の種類を特定することが可能である。
かかる印刷装置において、所定の情報を入力可能な入力部を有し、前記入力部から入力された情報に基づいて、前記印刷媒体の種類が特定されることとしてもよい。
このような印刷装置によれば、印刷媒体の種類は入力部から入力されることにより特定されるので、印刷装置に印刷媒体の種類を特定するための構成、及び処理を必要としない。このため、印刷装置を簡単な構成とし、また、煩雑な処理を実行することなく、印刷媒体の種類を特定することが可能である。
このような印刷装置によれば、印刷媒体の種類は入力部から入力されることにより特定されるので、印刷装置に印刷媒体の種類を特定するための構成、及び処理を必要としない。このため、印刷装置を簡単な構成とし、また、煩雑な処理を実行することなく、印刷媒体の種類を特定することが可能である。
かかる印刷装置において、前記画像選択部への書き込みの有無を識別するための識別部を有し、前記識別部にて、前記画像選択部への書き込みの有無により選択されたと識別された画像が印刷された前記印刷条件と、特定された前記印刷媒体の種類とが対応付けられた媒体対応印刷情報が、前記記憶部に記憶されることが望ましい。
このような印刷装置によれば、画像選択部への書き込みの有無が、識別部にて識別されると、選択された画像を印刷した印刷条件が、印刷媒体の種類と対応付けられて記憶部に記憶されるので、ユーザーが希望する印刷条件を印刷装置に入力して記憶させるような煩雑な作業を必要としない。このため、選択した印刷条件と、印刷媒体の種類とを対応付けて容易に且つ迅速に記憶部に記憶させることが可能である。
このような印刷装置によれば、画像選択部への書き込みの有無が、識別部にて識別されると、選択された画像を印刷した印刷条件が、印刷媒体の種類と対応付けられて記憶部に記憶されるので、ユーザーが希望する印刷条件を印刷装置に入力して記憶させるような煩雑な作業を必要としない。このため、選択した印刷条件と、印刷媒体の種類とを対応付けて容易に且つ迅速に記憶部に記憶させることが可能である。
かかる印刷装置において、前記画像を印刷するために供給された前記印刷媒体の種類を、前記媒体検出部にて検出し、検出された前記印刷媒体の種類と、前記媒体対応印刷情報の印刷媒体の種類とが一致する場合には、前記媒体対応印刷情報の印刷条件に基づいて、画像を印刷することが望ましい。
このような印刷装置によれば、媒体対応印刷情報の印刷媒体と検出された印刷媒体とが一致すると、供給された印刷媒体には記憶部に記憶されている媒体対応印刷情報の印刷条件にて画像が印刷されることになる。媒体対応印刷情報の印刷条件は、供給された印刷媒体の種類に対応する印刷条件なので、供給された印刷媒体に良好な画像を印刷することが可能である。
このような印刷装置によれば、媒体対応印刷情報の印刷媒体と検出された印刷媒体とが一致すると、供給された印刷媒体には記憶部に記憶されている媒体対応印刷情報の印刷条件にて画像が印刷されることになる。媒体対応印刷情報の印刷条件は、供給された印刷媒体の種類に対応する印刷条件なので、供給された印刷媒体に良好な画像を印刷することが可能である。
かかる印刷装置において、ユーザーに報知すべき事象が生じた際に、当該事象を示す情報を報知するための報知部を有し、検出された印刷媒体の種類と、前記媒体対応印刷情報の印刷媒体の種類とが一致しない場合には、前記供給された印刷媒体の種類が前記媒体対応印刷情報の印刷媒体の種類と相違することを示す情報を、前記報知部にて報知することが望ましい。
このような印刷装置によれば、媒体対応印刷情報の印刷媒体と検出された印刷媒体とが一致しない場合には、供給された印刷媒体に画像が印刷されない。このため、ユーザーが希望する画質の画像が印刷されない畏れがある印刷処理を実行しないので、印刷時間及び消耗品等を無駄に消費することを抑えることが可能である。また、媒体対応印刷情報の印刷媒体と検出された印刷媒体とが一致しない事象はユーザーに報知されるので、ユーザーは速やかにこの事象が発生したことを知り得ることが可能である。
このような印刷装置によれば、媒体対応印刷情報の印刷媒体と検出された印刷媒体とが一致しない場合には、供給された印刷媒体に画像が印刷されない。このため、ユーザーが希望する画質の画像が印刷されない畏れがある印刷処理を実行しないので、印刷時間及び消耗品等を無駄に消費することを抑えることが可能である。また、媒体対応印刷情報の印刷媒体と検出された印刷媒体とが一致しない事象はユーザーに報知されるので、ユーザーは速やかにこの事象が発生したことを知り得ることが可能である。
かかる印刷装置において、前記識別部及び前記媒体検出部は、発光部と受光部とを有し、移動可能な反射型光学式センサであることが望ましい。
このような印刷装置によれば、反射型光学式センサを識別部及び媒体検出部とするので、簡単な構造にて、画像選択部を識別し、また、印刷媒体の種類を検出する機能を実現することが可能である。また、例えば、印刷装置が紙の有無を検出のためなどに、反射型光学式センサを備えていれば、この反射型光学式センサを用いることにより、容易に実現することが可能であり、コストを抑えることも可能である。
このような印刷装置によれば、反射型光学式センサを識別部及び媒体検出部とするので、簡単な構造にて、画像選択部を識別し、また、印刷媒体の種類を検出する機能を実現することが可能である。また、例えば、印刷装置が紙の有無を検出のためなどに、反射型光学式センサを備えていれば、この反射型光学式センサを用いることにより、容易に実現することが可能であり、コストを抑えることも可能である。
かかる印刷装置において、前記識別部は、画像を読み取り可能なイメージスキャナであることとしてもよい。
このような印刷装置によれば、画像選択部の書き込みをより正確に識別することが可能である。
このような印刷装置によれば、画像選択部の書き込みをより正確に識別することが可能である。
かかる印刷装置において、前記印刷パターンを印刷するための前記画像データは、予め設定されていることが望ましい。
このような印刷装置によれば、印刷パターンを印刷する際に、画像を印刷するための画像データを選択する必要がないため、手間がかからず即座に印刷することが可能である。
このような印刷装置によれば、印刷パターンを印刷する際に、画像を印刷するための画像データを選択する必要がないため、手間がかからず即座に印刷することが可能である。
かかる印刷装置において、前記印刷パターンを印刷するための前記画像データは、ユーザーにて指定されることとしてもよい。
このような印刷装置によれば、ユーザーが本来印刷したい画像に合わせて、画像の種類毎に印刷条件を設定できるので、ユーザーが望む、より好ましい色合い等にて印刷された画像を得ることが可能である。
このような印刷装置によれば、ユーザーが本来印刷したい画像に合わせて、画像の種類毎に印刷条件を設定できるので、ユーザーが望む、より好ましい色合い等にて印刷された画像を得ることが可能である。
また、(a)画像データに基づいて、複数種類の印刷媒体に画像を印刷可能な印刷部、(b)前記印刷媒体の種類に応じて設定されている基準印刷条件が、前記印刷媒体の種類毎に記憶されている記憶部、(c)前記印刷媒体の種類を検出可能な媒体検出部、(d)前記媒体検出部の検出結果に基づいて特定された前記印刷媒体の種類に基づいて、前記記憶部から当該印刷媒体の種類に対応付けられた前記基準印刷条件を取得し、当該基準印刷条件に基づいて設定された互いに異なる複数の印刷条件にて、ユーザーにて指定された同一の前記画像データに基づいてそれぞれ印刷される前記画像と、当該画像に対応付けられ、ユーザーの書き込みにより各々の前記画像を選択可能とする画像選択部と、を有する印刷パターンを、前記印刷部に印刷させることが可能な制御部、(e)前記画像選択部への書き込みの有無を識別するための識別部、(f)ユーザーに報知すべき事象が生じた際に、当該事象を示す情報を報知するための報知部、(f)を有し、前記識別部及び前記媒体検出部は、発光部と受光部とを有し、移動可能な反射型光学式センサであり、前記識別部にて、前記画像選択部への書き込みの有無により選択されたと識別された画像が印刷された前記印刷条件と、特定された前記印刷媒体の種類とが対応付けられた媒体対応印刷情報が、前記記憶部に記憶され、前記画像を印刷するために供給された前記印刷媒体の種類を、前記媒体検出部にて検出し、検出された前記印刷媒体の種類と、前記媒体対応印刷情報の印刷媒体の種類とが一致する場合には、前記媒体対応印刷情報の印刷条件に基づいて、画像を印刷し、検出された印刷媒体の種類と、前記媒体対応印刷情報の印刷媒体の種類とが一致しない場合には、前記供給された印刷媒体の種類が前記媒体対応印刷情報の印刷媒体の種類と相違することを示す情報を、前記報知部にて報知することを特徴とする印刷装置である。
このような印刷装置によれば、既述のすべての効果を奏するため、本発明の目的が最も有効に達成される。
このような印刷装置によれば、既述のすべての効果を奏するため、本発明の目的が最も有効に達成される。
また、画像データに基づいて、複数種類の印刷媒体に画像を印刷可能な印刷部と、前記印刷媒体の種類に応じた印刷条件を示す情報が、前記印刷媒体の種類毎に記憶されている記憶部と、を有する印刷装置にて、前記印刷媒体の種類に基づいて、前記記憶部から当該印刷媒体の種類に対応付けられた前記印刷条件を示す情報を取得し、当該印刷条件を示す情報に基づく互いに異なる複数の印刷条件にて、同一の前記画像データに基づいてそれぞれ印刷される前記画像と、当該画像に対応付けられ、ユーザーの書き込みにより各々の前記画像を選択可能とする画像選択部と、を有する印刷パターンを、前記印刷部に印刷させる機能を実現させるためのコンピュータプログラムも実現可能である。
また、(A)コンピュータ本体と、(B)前記コンピュータ本体に接続されて、以下の(a)〜(c)を有する印刷装置と、(a)画像データに基づいて、複数種類の印刷媒体に画像を印刷可能な印刷部、(b)前記印刷媒体の種類に応じた印刷条件を示す情報が、前記印刷媒体の種類毎に記憶されている記憶部、(c)前記印刷媒体の種類に基づいて、前記記憶部から当該印刷媒体の種類に対応付けられた前記印刷条件を示す情報を取得し、当該印刷条件を示す情報に基づく互いに異なる複数の印刷条件にて、同一の前記画像データに基づいてそれぞれ印刷される前記画像と、当該画像に対応付けられ、ユーザーの書き込みにより各々の前記画像を選択可能とする画像選択部と、を有する印刷パターンを、前記印刷部に印刷させることが可能な制御部、(C)を有することを特徴とする印刷システムも実現可能である。
また、印刷媒体の種類に基づいて、前記印刷媒体の種類に応じた印刷条件を示す情報が前記印刷媒体の種類毎に記憶されている記憶部から当該印刷媒体の種類に対応付けられた前記印刷条件を示す情報を取得するステップと、取得した前記印刷条件を示す情報に基づく互いに異なる複数の印刷条件にて、同一の前記画像データに基づいてそれぞれ印刷される前記画像と、当該画像に対応付けられ、ユーザーの書き込みにより各々の前記画像を選択可能とする画像選択部と、を有する印刷パターンを、印刷部に印刷させるステップと、を有することを特徴とする印刷パターンの印刷方法も実現可能である。
===印刷装置の概略例===
以下、本発明の一実施の形態について、図面を参照して説明する。
まず、印刷装置の概要について、図1〜図3を参照しつつ説明する。本実施形態では、印刷装置として、複数のノズルからインクを吐出して画像を印刷するインクジェットプリンタ(以下、プリンタという)22を例に説明する。プリンタ22は、内部のメモリに記憶されたプログラムを制御部が実行することにより、単独で、画像データを印刷可能な印刷データに変換し画像を印刷したり、画像データやメモリに記憶されているデータを用いて各種印刷サンプルを印刷することが可能である。
以下、本発明の一実施の形態について、図面を参照して説明する。
まず、印刷装置の概要について、図1〜図3を参照しつつ説明する。本実施形態では、印刷装置として、複数のノズルからインクを吐出して画像を印刷するインクジェットプリンタ(以下、プリンタという)22を例に説明する。プリンタ22は、内部のメモリに記憶されたプログラムを制御部が実行することにより、単独で、画像データを印刷可能な印刷データに変換し画像を印刷したり、画像データやメモリに記憶されているデータを用いて各種印刷サンプルを印刷することが可能である。
図1は、本発明に係る印刷装置としてのプリンタ22の外観図である。このプリンタ22は、図1に示すように、背面側に設けられた給紙部4から供給された印刷用紙等の印刷媒体を前面から排出する構造を備えており、その前面部には操作部136、および排紙部3が設けられている。また、背面側には、ディジタルカメラやコンピュータとの接続を可能とするインターフェースのコネクタ56(図2)が設けられている
操作部136には、各種操作ボタン136bおよび表示ランプ136aが設けられている。また、排紙部3には、不使用時に排紙口を塞ぐことが可能な排紙トレー5が設けられている。給紙部4には、カット紙(図示しない)を保持する給紙トレー6が設けられている。なお、プリンタ22は、カット紙など単票状の印刷紙のみならず、ロール紙などの連続した媒体にも印刷できるような給紙構造を備えていても良い。
操作部136には、各種操作ボタン136bおよび表示ランプ136aが設けられている。また、排紙部3には、不使用時に排紙口を塞ぐことが可能な排紙トレー5が設けられている。給紙部4には、カット紙(図示しない)を保持する給紙トレー6が設けられている。なお、プリンタ22は、カット紙など単票状の印刷紙のみならず、ロール紙などの連続した媒体にも印刷できるような給紙構造を備えていても良い。
また、プリンタ22の上部には、メモリカード48が着脱可能なカード差込口を有するスロット135と、小型の液晶パネルで構成された報知部としての表示部138とが設けられている。そして、スロット135にメモリカード48が挿入されると、スロット135の内壁によりメモリカード48の位置が制限され、内部に設けられたカードリーダ47(図3)に接続される。表示部138は、操作部136の操作により、指定された画像データに基づいて画像を表示したり、ユーザーに操作を促す情報や状態を示す情報を表示することが可能である。
操作部136は、表示ランプ136aおよび操作ボタン136bによって構成されており、操作ボタン136bを操作することにより、例えば、電源をオンまたはオフしたり、印刷用紙Pを給紙または排紙したり、プリンタ22単独にて画像を印刷させることも可能である。また、表示ランプ136aは、点灯又は点滅することにより、操作ボタン136bの操作に応じてプリンタの動作状態をユーザーに報知するための部分である。
===プリンタの内部構成===
図2は、プリンタ22の概略構成図であり、図3は、プリンタが有する制御部40を中心としたプリンタ22の主要部の構成例を示すブロック図である。
図2は、プリンタ22の概略構成図であり、図3は、プリンタが有する制御部40を中心としたプリンタ22の主要部の構成例を示すブロック図である。
図2に示すように、プリンタ22は、紙送りモータ23によって印刷用紙Pを搬送する用紙搬送部と、キャリッジモータ24によりキャリッジ31を、用紙を搬送する方向と交差する方向に往復移動させるキャリッジ移動部とを有している。ここで、用紙搬送部による印刷用紙Pの送り方向を搬送方向といい、キャリッジ移動部によるキャリッジ31の移動方向をキャリッジ移動方向という。
また、プリンタ22は、キャリッジ31に搭載され、印刷部としての印刷ヘッド12を備えた印刷ヘッドユニット60と、この印刷ヘッドユニット60を駆動してインクの吐出およびドット形成を制御するヘッド駆動部と、これらの紙送りモータ23、キャリッジモータ24、印刷ヘッドユニット60および操作部136との信号のやり取りを司る制御部40とを備えている。
キャリッジ31には、図2に示すように、着脱可能な構成要素である、ブラック(K)のインクを収納したブラックカートリッジ71、シアン(C)のインクを収納したシアンカートリッジ72、マゼンタ(M)のインクを収納したマゼンタカートリッジ73、イエロー(Y)のインクを収納したイエローカートリッジ74の4つのインクカートリッジ71〜74が取り外し可能に搭載される。
キャリッジ31の下部には印刷ヘッド12が設けられている。印刷ヘッド12には、インクを吐出するためのノズルが印刷用紙Pの搬送方向に列状に配置され、それぞれの色のインクに対応したノズル列を形成している。
また、キャリッジ31の下部に設けられ、各インクに対応づけられたノズル列には、ノズル毎に、電歪素子の1つであって応答性に優れたピエゾ素子が配置されている。ピエゾ素子は、ノズルまでインクを導くインク通路を形成する部材に接する位置に設置されている。ピエゾ素子は、電圧の印加により結晶構造が歪み、極めて高速に電気−機械エネルギの変換を行う。
本実施の形態では、ピエゾ素子の両端に設けられた電極間に所定時間幅の電圧を印加することにより、ピエゾ素子が電圧の印加時間だけ伸張し、インク通路の一側壁を変形させる。この結果、インク通路の体積はピエゾ素子の伸張に応じて収縮し、この収縮分に相当するインクが、インク滴となって、ノズルの先端から高速に吐出される。このインク滴が紙送りローラ26にて搬送された印刷用紙Pに染み込むことにより、ドットが形成されて印刷が行われる。インク滴の大きさは、ピエゾ素子への電圧の印加方法によって変更することができる。これにより、例えば、大、中、小の3種類の異なる大きさのドットを形成することができる。
さらにキャリッジ31の下部には、印刷ヘッド12より搬送方向上流側に、後述する印刷された情報を検出するための識別部としての反射型光学式センサ39が設けられている。この反射型光学式センサ39は、光を印刷用紙Pに対して投射する発光部39aと、印刷用紙Pからの反射光を対応する画像信号に変換する、例えば、フォトダイオード等の正反射受光部39b及び拡散反射受光部39cとによって構成されている。この反射型光学式センサ39を用いて、印刷用紙の端部や印刷用紙の有無を検出したり、印刷パターンへの書き込みの有無を検出したり、印刷用紙の種類を検出することも可能である。反射型光学式センサ39の構成については後述する。
印刷用紙Pを搬送する用紙搬送部は、紙送りモータ23の回転を紙送りローラ26と用紙搬送ローラ(図示せず)とに伝達するギア列(図示せず)と、紙送りモータ23の軸に固定され放射状に複数のスリット有する円盤状のエンコーダ用符号盤を備えたロータリー式エンコーダ16を備えている。
また、キャリッジ31を往復動させるキャリッジ移動部は、紙送りローラ26の軸と並行に架設されキャリッジ31を摺動可能に保持する摺動軸34と、キャリッジモータ24との間に無端の駆動ベルト36を張設するプーリ38と、キャリッジ31に固定されキャリッジ31の位置を検出するためのリニア式エンコーダ17と、摺動軸34と並行に設けられ所定の間隔にスリットが形成されたリニア式エンコーダ用符号板と、を備えている。
制御部40は、図3に示すように、CPU(Central Processing Unit)41、プログラマブルROM(P−ROM(Read Only Memory))43、RAM(Random Access Memory)44、文字のドットマトリクスを記憶したキャラクタジェネレータ(CG(Character Generator))45を備えた算術論理演算回路として構成されている。
この制御部40は、さらに、外部のモータ等とのインターフェース(I/F(Interface))であるI/F専用回路50と、このI/F専用回路50に接続され印刷ヘッドユニット60を駆動してインクを吐出させるヘッド駆動回路52と、紙送りモータ23およびキャリッジモータ24を駆動するモータ駆動回路54と、表示部138を駆動するパネル制御回路55と、記憶部としてのEEPROM(Electronically Erasable and Programmable ROM)46、カードリーダ47を備えている。
I/F専用回路50は、パラレルインタフェース回路を内蔵しており、コネクタ56を介してコンピュータ110とプリンタ22とを接続した印刷システムを構成し、コンピュータ110から供給される印刷信号を受け取ることを可能とする。
カードリーダ47には、ディジタルカメラの記憶媒体であるメモリカード48が挿入され、メモリカード48に記録されている情報を読み出して印刷する。なお、カードリーダ47の代わりに、背面側に設けられたコネクタにディジタルカメラ111を接続し、I/F専用回路50を介して画像情報を送受信するようにしてもよい。
メモリカード48は、半導体記憶装置によって構成され、ディジタルカメラに着脱可能に装着され、撮像された画像データが格納されるように構成されている。
===反射型光学式センサの構成例===
次に、図4を参照しつつ反射型光学式センサの構成例について説明する。図4は、反射型光学式センサ39の一例を説明するための模式図である。
次に、図4を参照しつつ反射型光学式センサの構成例について説明する。図4は、反射型光学式センサ39の一例を説明するための模式図である。
反射型光学式センサ39はキャリッジ31に取り付けられ、例えば発光ダイオードから構成される発光部39aと、例えばフォトトランジスタから構成される受光部としての正反射受光部39b及び拡散反射受光部39cとを有している。
発光部39aが発した光が、印刷用紙Pに対し所定の角度をなして光を照射するように設定されており、正反射受光部39bは、印刷用紙Pに照射された反射光の主に正反射成分が入射される位置に配設されている。ここでは、印刷用紙Pとして厚手の光沢用紙がセットされた際に、正反射成分が正反射受光部39bに入射するように反射光路上に設置されている。また、拡散反射受光部39cは、発光部39aと、正反射受光部39bとの中間位置、即ち印刷用紙Pの照射位置に対して鉛直上に配置され、これら発光部39aと、正反射受光部39bと、拡散反射受光部39cとは用紙の搬送方向に並べて配置されている。そして、これら正反射受光部39bと、拡散反射受光部39cとに受光された入射光は、電気信号に変換され、受光した反射光の光量に応じた受光センサの出力値として、電気信号の大きさが測定される。
この反射型光学式センサ39は、用紙の有無を検出する紙検知センサ、用紙に何らかの印刷部位や、書き込み等を検出する識別部、用紙の種類を検出する媒体検出部として機能するように構成されている。
すなわち、反射型光学式センサ39は、例えば印刷用紙Pにて反射した光が所定の出力以上の場合に、出力が「High」レベルとなり、出力が小さい場合に出力が「Low」レベルとなる。このため、反射型光学式センサ39が紙検出センサ及び識別部として機能する場合には、例えば、発光部39aが発した光が用紙に照射されると反射されて出力は「High」レベルとなり、用紙がない状態にて発せられると反射光が得られず出力が「Low」レベルとなることにより用紙の有無、及び、先端を検出することが可能である。また、用紙に何らかの印刷部位や、書き込み等があり、これら印刷部位や書き込みに光が照射された際には出力が低くなるため、用紙に印刷部位や書き込みがあること検出することが可能である。
次に、反射型光学式センサ39が媒体検出部として機能する場合について説明する。
図5Aは、マット紙や普通紙などの表面が粗いマット系の印刷用紙に照射された光の反射状態を示図であり、図5Bは、光沢紙等の表面の平滑度が高い光沢系の印刷用紙に照射された光の反射状態を示図である。
図5Aは、マット紙や普通紙などの表面が粗いマット系の印刷用紙に照射された光の反射状態を示図であり、図5Bは、光沢紙等の表面の平滑度が高い光沢系の印刷用紙に照射された光の反射状態を示図である。
図5Aに示すように、発光部39aから発せられた指向性の高い光は、マット紙等に照射されると拡散し、反射光路上に設置された正反射受光部39bに入射する反射光の光量は、照射光より大幅に低減される。このとき、照射位置の鉛直上に設置された拡散反射受光部39cには、上記拡散された反射光が相当量受光される。
一方、光沢紙等の表面の平滑度が高い光沢系の印刷用紙の場合には、図5Bに示すように、前記マット系の印刷用紙の場合とは逆に、発光部39aから発せられた光の多くが、印刷用紙で正反射し正反射受光部39bに入射され、拡散反射受光部39cには、僅かな拡散光が入射されることになる。
一方、光沢紙等の表面の平滑度が高い光沢系の印刷用紙の場合には、図5Bに示すように、前記マット系の印刷用紙の場合とは逆に、発光部39aから発せられた光の多くが、印刷用紙で正反射し正反射受光部39bに入射され、拡散反射受光部39cには、僅かな拡散光が入射されることになる。
図6は、マット紙、普通紙、光沢紙、写真用紙の4種類の印刷シートに対する受光部の出力の一例を示す図である。縦軸は、正反射受光部39bの出力に対する拡散反射受光部39cの出力の比であり、横軸は、反射型光学式センサ39と印刷用紙との距離を表している。図示するように、反射型光学式センサ39と印刷用紙との距離が、例えば、図中のL点となるように反射型光学式センサ39を配置し、閾値を例えばA、B、Cと設定することによって、4種類の印刷シートを判別することが可能となる。
本実施形態の正反射受光部39bは、厚手の光沢紙の正反射光が入射される反射光路上に設置しているので、厚手の光沢系印刷シートがセットされた場合には、受光量が大きくなり、薄手の光沢系印刷シートがセットされた場合には、その印刷シートによる正反射光路上から外れるため、受光量は大幅に小さくなる。したがって、厚手の印刷シートと、薄手の印刷シートとを判別するための厚さ判別閾値は、厚手の印刷シートにより反射する光を正反射受光部39bが受光する受光量と、薄手の印刷シートにより反射する光を正反射受光部39bが受光する受光量との間に設定する。
なお、上記においては、図に示されるように、発光部39aと正反射受光部39b及び拡散反射受光部39cは、一体となって反射型光学式センサ39という機器を構成することとしたが、発光機器と受光機器のように各々別個の機器を構成してもよい。
===印刷動作===
つぎに、本実施の形態における印刷動作について説明する。
本実施形態では、例えばディジタルカメラにて撮影し、メモリカード48に記憶されている画像データに基づいて画像を印刷する場合について説明する。本実施形態においてはプリンタ22のEEPROM46に、プリンタ22にて印刷可能な印刷用紙の種類に対応させて印刷条件の標準的な値、すなわち基準となる印刷条件のパラメータ(以下、基準印刷条件という)をそれぞれ記憶させておく。そして、印刷すべき画像データを指定して印刷処理を実行させる際に、まさに印刷しようとしている印刷用紙の種類に応じた印刷条件を設定する処理を実行する旨の信号が入力されると、画像を印刷する前に、まず給紙された印刷用紙に対応する印刷条件を設定するための処理が実行される。
つぎに、本実施の形態における印刷動作について説明する。
本実施形態では、例えばディジタルカメラにて撮影し、メモリカード48に記憶されている画像データに基づいて画像を印刷する場合について説明する。本実施形態においてはプリンタ22のEEPROM46に、プリンタ22にて印刷可能な印刷用紙の種類に対応させて印刷条件の標準的な値、すなわち基準となる印刷条件のパラメータ(以下、基準印刷条件という)をそれぞれ記憶させておく。そして、印刷すべき画像データを指定して印刷処理を実行させる際に、まさに印刷しようとしている印刷用紙の種類に応じた印刷条件を設定する処理を実行する旨の信号が入力されると、画像を印刷する前に、まず給紙された印刷用紙に対応する印刷条件を設定するための処理が実行される。
印刷用紙Pの種類が本実施形態の例では、キャリッジ31に設けられた反射型光学式センサ39の出力に基づいて、印刷用紙の種類が検出され、検出された印刷用紙の種類に基づいて、検出された印刷用紙の種類に対応付けられて記憶されている所定の印刷条件にて、指定された画像を印刷することが可能である。このため、まず、印刷用紙に対応させて記憶させる印刷条件の設定方法について説明する。
<基準印刷条件>
図7は、プリンタ22のEEPROM46に予め記憶されている基準印刷条件の概念を説明するための図である。本実施形態においては、基準印刷条件として、紙送り量の補正値、キャリッジ31の往復移動時における往路にて形成されるドットの位置と復路にて形成されるドットの位置との調整値(以下、Bi−d調整値という)、RGB(レッド、グリーン、ブルー)成分にて表現された色を示す値をYMC(イエロー、マゼンタ、シアン)成分にて表現する色を示す値に変換する色変換データテーブル(以下、LUTという)の補正値が印刷用紙の種類毎に記憶されている。ここでは、用紙の種類として、普通紙、薄手のマット紙、厚手のマット紙、光沢紙、写真用紙の5種類の印刷用紙に対応させて基準印刷条件が設定されている。すなわち、5種類の印刷用紙のそれぞれに対する、上記3つの項目の標準的な値を設定した基準印刷条件が、印刷用紙の種類毎に設定されて、EEPROM46に記憶されている。
図7は、プリンタ22のEEPROM46に予め記憶されている基準印刷条件の概念を説明するための図である。本実施形態においては、基準印刷条件として、紙送り量の補正値、キャリッジ31の往復移動時における往路にて形成されるドットの位置と復路にて形成されるドットの位置との調整値(以下、Bi−d調整値という)、RGB(レッド、グリーン、ブルー)成分にて表現された色を示す値をYMC(イエロー、マゼンタ、シアン)成分にて表現する色を示す値に変換する色変換データテーブル(以下、LUTという)の補正値が印刷用紙の種類毎に記憶されている。ここでは、用紙の種類として、普通紙、薄手のマット紙、厚手のマット紙、光沢紙、写真用紙の5種類の印刷用紙に対応させて基準印刷条件が設定されている。すなわち、5種類の印刷用紙のそれぞれに対する、上記3つの項目の標準的な値を設定した基準印刷条件が、印刷用紙の種類毎に設定されて、EEPROM46に記憶されている。
紙送り量の補正値は、間欠的に搬送される印刷用紙の搬送量を調整するための値である。すなわち、印刷用紙が搬送された後、キャリッジ31を移動させつつインクを吐出させて第1のドットを形成した後に、印刷用紙を予め設定されている所定量搬送し、キャリッジ31を移動させつつインクを吐出させて第2のドットを形成する。このとき、第1のドットと第2のドットとの相対位置が、例えば設計値通りでない場合には、良好な画像が得られない畏れがある。このため、予め設定されている所定の搬送量を大きく、又は、小さくすることにより第1のドットと第2のドットとの相対位置を調整する。そして、この補正値は、例えば「X1,X2,X3,X4,X5」の5種類があり、例えば印刷用紙の摩擦係数の相違等により異なる補正値が、印刷用紙の種類毎に設定されている。すなわち、摩擦係数の大きな印刷用紙は、搬送ローラに確実に保持されて搬送されるので、滑りにくい。このため、摩擦係数の大きな印刷用紙には、補正割合の小さな補正値、例えば「X1」が設定されている。一方、摩擦係数の小さな印刷用紙は、搬送ローラ上にて滑りやすいので、搬送量が設計値より小さくなる場合がある。このため、摩擦係数の小さく、搬送量が設計値より小さくなる印刷用紙には、補正割合の大きな補正値、例えば「X5」が設定されている。また、各調整量は、ロータリ式エンコーダ16にて検出可能な最小回転量に対応させて設定されている。
Bi−d調整値は、キャリッジ31を往復移動させつつインクを吐出させて印刷する際に、印刷用紙の同一目標位置に往路にて形成したドットと、復路にて形成したドットとの相対位置を調整するために、設計上のインクの吐出タイミングを調整するための調整値である。例えば、往路にて吐出させるタイミングに対し、復路にて吐出させるタイミングを調整するための調整値である。そして、本実施形態の例ではBi−d調整値は、例えば「Y1,Y2」の2種類が設けられており、調整量はリニア式エンコーダ17にて検出可能な最小距離を移動する時間に対応させて設定されている。
本実施形態の印刷ヘッド12は、4色のインクを吐出するノズル列が、キャリッジ移動方向に並べて配置されている。本来であれば、各色毎にBi−d調整値を調整することが望ましいが、制御が複雑になることを避けるため、本実施形態ではBi−d調整値は1つしか設定されていない。すなわち、1つのBi−d調整値を用いて、全色のドットの形成位置を調整している。このため、必ずしもすべての色に適切なBi−d調整値が設定されるわけではない。しかしながら、Bi−d調整値を複数種類設定可能とすることにより、たとえば、シアンのドットに適したBi−d調整値、マゼンタのドットに適したBi−d調整値、2色以上のドットが平均的にずれるようなBi−d調整値等に設定することが可能である。
ところで、ドットが形成される位置は、ノズルから吐出されたインクが印刷用紙に到達する時間が影響するため、ノズルと印刷用紙の表面との距離によりBi−d調整値が異なることになる。このため、本実施形態のBi−d調整値としては、たとえば、印刷用紙が厚く、ノズルと印刷用紙の表面との距離が短くなる場合と、印刷用紙が薄く、ノズルと印刷用紙の表面との距離が長くなる場合とで、異なる調整値が設定されている。
色変換データテーブルLUTは、例えば、各画素のR成分、G成分、B成分がそれぞれ256段階の値にて示されている画像データを、プリンタ22にて印刷可能なY成分、M成分、C成分の256段階の値に対応付けるためのデータテーブルである。すなわち、このLUTに基づいて、画像データを色変換し、変換したデータに基づいてプリンタ22にて印刷すると、設計時に設定された色に基づいて所定の色の画像を得ることができるというものである。ところが、種類が異なる印刷用紙は、表面の状態、吸水性等が異なるため、LUTにて変換されたデータに基づいて、ノズルからインクを吐出しても、各種類の印刷用紙にてインクの滲み方や、広がり方が相違することにより、色合い等が異なる画像が形成されてしまう場合がある。このため、色変換データテーブルLUTの補正値としては、印刷用紙の種類毎に、例えば、同じ画像データであっても、滲みやすい印刷用紙であれば、吐出されるインクの量が基準となる値より少なくなるような値Z1に変換されるように補正値が設定されており、滲みにくい印刷用紙であれば、吐出されるインクの量がほぼ基準と同じになるような値Z3に変換されるように補正値が設定されている。本実施形態においては、LUTの補正値として「Z1,Z2,Z3,Z4」の4種類が設定されている。
本実施形態においては、印刷条件を、紙送り量の補正値、Bi−d調整値、色変換データテーブルの補正値としたが、これに限らず、印刷媒体の種類に応じて設けられ、画像を印刷する際に調整可能なパラメータであれば構わない。
<印刷用紙の種類に基づく印刷条件の設定>
印刷用紙の種類に基づく印刷条件の設定は、画像を印刷する際の一連の処理の中で実行される。
印刷用紙の種類に基づく印刷条件の設定は、画像を印刷する際の一連の処理の中で実行される。
図8は、画像を印刷する際の処理を説明するための図である。
まず、印刷用紙の種類に基づいて印刷条件を設定するための指令信号を含む、画像を印刷するための印刷指令を、ユーザーが印刷する画像データを指定すると共に操作部136から入力する(S101)。制御部40は、印刷指令を検出すると、印刷用紙Pを給紙部4から給紙する。このとき、キャリッジ31に設けられた反射型光学式センサ39が印刷用紙の搬送経路上に位置するように、キャリッジ31を移動させる。給紙された印刷用紙Pを反射型光学式センサ39にて検出可能な位置まで搬送した後に、印刷用紙の種類を検出する(S102)。
まず、印刷用紙の種類に基づいて印刷条件を設定するための指令信号を含む、画像を印刷するための印刷指令を、ユーザーが印刷する画像データを指定すると共に操作部136から入力する(S101)。制御部40は、印刷指令を検出すると、印刷用紙Pを給紙部4から給紙する。このとき、キャリッジ31に設けられた反射型光学式センサ39が印刷用紙の搬送経路上に位置するように、キャリッジ31を移動させる。給紙された印刷用紙Pを反射型光学式センサ39にて検出可能な位置まで搬送した後に、印刷用紙の種類を検出する(S102)。
制御部40は、検出された印刷用紙の種類に対応する基準印刷条件をEEPROM46から取得する(S103)。本実施形態では、前記印刷指令に印刷用紙の種類に基づいて印刷条件を設定するための指令信号が含まれていることとしたので(S104)、制御部40は、取得した基準印刷条件に基づいて互いに異なる複数の印刷条件を生成する。すなわち、基準印刷条件の紙送り量の補正値、Bi−d調整値、色変換データテーブルの補正値をそれぞれ基準として、基準より大きな値、及び小さな値を互いに組み合わせた例えば5種類の互いに異なる印刷条件を生成する(S106)。このとき、前記印刷指令に印刷用紙の種類に基づいて印刷条件を設定するための指令信号が含まれていない場合には、取得した基準印刷条件にて、指定された画像データに基づいて印刷データを生成し(S105)、印刷データに基づいて画像を印刷する(S117)。
制御部40により5種類の印刷条件が生成されると、指定された画像データをメモリカード48から取得し、条件設定印刷パターン81が印刷された条件設定印刷シート80を生成する(S107)。
図9は、条件設定印刷パターン81の一例を示す図である。
条件設定印刷パターン81は、ユーザーに指定された画像データに基づいて、生成された5種類の印刷条件にて各々印刷した5つの画像83と、各画像にそれぞれ対応させて設けられた画像選択部84とを有している。
条件設定印刷パターン81は、ユーザーに指定された画像データに基づいて、生成された5種類の印刷条件にて各々印刷した5つの画像83と、各画像にそれぞれ対応させて設けられた画像選択部84とを有している。
5つの画像83は、5種類の異なる印刷条件にて、指定された画像データに基づいて印刷された縮小画像であり、並べて配置されている。このとき、5種類の印刷条件において紙送り量の調整値が互いに異なる縮小画像が含まれている場合には、5つの画像83は用紙の搬送方向に並べて印刷される。ここで、画像83の数、及び、印刷条件は5つに限らず、印刷条件の項目もこれらに限るものではない。
画像選択部84は、各画像83に対応付けて、各画像83の側部に設けられており、ユーザー等が、印刷された5つの画像83から希望する印刷画像を選択するために区画された書き込み可能な空白領域84aである。
ユーザーは印刷された条件設定印刷シート80の画像選択部84に所定の書き込みを施すことにより、画像の種類毎に希望する印刷条件を選択し、条件設定印刷シート80をプリンタ22の給紙部4にセットする。書き込みされた条件設定印刷シート80を読み込む操作をユーザーが実行させると、制御部40は条件設定印刷シート80を給紙させ(S108)、反射型光学式センサ39の出力に基づいて、画像選択部84の書き込まれた領域を検出する(S109)。
このとき、条件設定印刷シート80は、画像選択部84が有する5つの空白領域84aのうち、1つの空白領域84aがユーザーの書き込みにより塗りつぶされて、プリンタ22の給紙部4から給紙される。そして、キャリッジ31に搭載された反射型光学式センサ39の出力に基づいて、画像選択部84の書き込まれた領域が検出されることにより、印刷用紙の種類と、選択された画像とが対応付けられる。このとき、画像と当該画像を印刷した印刷条件とは対応付けられているため、印刷用紙の種類と印刷条件とが対応付けられることになる。
このようにキャリッジ31に搭載された反射型光学式センサ39の出力に基づいて、画像選択部84の書き込まれた領域を検出する場合には、反射型光学式センサ39が搭載されているキャリッジ31の位置は、リニア式エンコーダ17及びロータリ式エンコーダ16とにて検出することが可能であるが、反射型光学式センサ39と画像選択部84との相対位置を明確にしなければならない。このため、条件設定印刷シート80を印刷する際には、給紙した印刷用紙Pの先端を反射型光学式センサ39の出力に基づいて検出し、検出した位置を基準として、ロータリ式エンコーダ16の出力に基づいて印刷用紙Pを搬送し、適宜な位置に条件設定印刷パターン81を印刷する。そして、条件設定印刷シート80の情報を読み取る際には、給紙した条件設定印刷シート80の先端を反射型光学式センサ39の出力に基づいて検出し、検出した位置を基準として、キャリッジ31を移動させた際に、反射型光学式センサ39が画像選択部84と対向する位置まで、ロータリ式エンコーダ16の出力に基づいて条件設定印刷シート80を搬送する。その後、キャリッジ31を移動させ、反射型光学式センサ39の出力に基づいて検出された際のリニア式エンコーダ17の出力に基づいて画像選択部84の書き込まれた領域を検出する。このため、画像選択部84の空白領域84aは、エンコーダの検出誤差等を考慮した上で、反射型光学式センサ39の出力に基づいて検出可能な大きさを有している必要がある。
制御部40は検出された画像選択部84の書き込まれた領域とに基づいて、印刷用紙の種類と、当該印刷用紙に画像を印刷する際の印刷条件とを対応付けて、媒体対応印刷情報としてEEPROM46に記憶する(S110)。ここで、印刷用紙の種類と、当該印刷用紙に画像を印刷する際の印刷条件とを対応付けた媒体対応印刷情報は、必ずしもEEPROM46に記憶する必要はなく、RAM等に一時的に記憶されることとしても良い。
印刷用紙の種類と、当該印刷用紙に画像を印刷する際の印刷条件とが記憶されると、制御部40は、表示部138に条件設定印刷シート80と同じ種類の印刷用紙を給紙部4にセットし、実行指令の入力を促す旨の情報を、表示部138に表示しユーザーに報知する(111)。
<指定された画像データに基づく画像の印刷>
ユーザーは、表示部138の情報に基づいて、印刷用紙を給紙部にセットし、操作部136から実行指令を入力する。制御部40は、実行指令を検出すると、印刷用紙Pを給紙部4から給紙させ、給紙された印刷用紙Pを反射型光学式センサ39にて検出可能な位置まで搬送した後に、印刷用紙の種類を検出する(S112)。そして、検出された印刷用紙の種類が、条件設定印刷パターンが印刷された印刷用紙の種類として、EEPROM46に記憶されている印刷用紙の種類とが一致するか否かを判定する(S113)。このとき、検出された印刷用紙の種類と、EEPROM46に記憶されている印刷用紙の種類とが一致する場合には、この印刷用紙の種類に対応付けられて記憶されている印刷条件に基づいて印刷データを生成する(S116)。そして、印刷データに基づいて、印刷ヘッドユニット60、紙送りモータ23、キャリッジモータ24等を制御して画像を印刷する(S117)。
ユーザーは、表示部138の情報に基づいて、印刷用紙を給紙部にセットし、操作部136から実行指令を入力する。制御部40は、実行指令を検出すると、印刷用紙Pを給紙部4から給紙させ、給紙された印刷用紙Pを反射型光学式センサ39にて検出可能な位置まで搬送した後に、印刷用紙の種類を検出する(S112)。そして、検出された印刷用紙の種類が、条件設定印刷パターンが印刷された印刷用紙の種類として、EEPROM46に記憶されている印刷用紙の種類とが一致するか否かを判定する(S113)。このとき、検出された印刷用紙の種類と、EEPROM46に記憶されている印刷用紙の種類とが一致する場合には、この印刷用紙の種類に対応付けられて記憶されている印刷条件に基づいて印刷データを生成する(S116)。そして、印刷データに基づいて、印刷ヘッドユニット60、紙送りモータ23、キャリッジモータ24等を制御して画像を印刷する(S117)。
一方、検出された印刷用紙の種類と、EEPROM46に記憶されている印刷用紙の種類とが一致しない場合には、給紙部4にセットされた印刷用紙の種類が間違っている旨、又は、正しい印刷用紙をセットすることを促す旨の情報を表示部138に表示する(S114)。そして、ユーザーが、新たな印刷用紙を給紙部4にセットし、実行指令が入力されると(S115)、印刷用紙の種類を検出する(S112)。
本実施形態においては、反射型光学式センサ39と条件設定印刷パターン81との相対位置を認識するために、条件設定印刷シート80の先端を反射型光学式センサ39にて検出する例について示したが、これに限るものではない。例えば、条件設定印刷シート80の余白部分にキャリッジ移動方向に沿ったラインを印刷し、このラインを反射型光学式センサ39にて検出することにより反射型光学式センサ39と条件設定印刷パターン81との相対位置を認識しても良い。
また、本実施形態においては、サンプル画像をユーザーが印刷候補の画像データから選択する例を示したが、サンプル画像は、例えば画像の種類毎に設定されて予めEEPROM46等に記憶されていても良い。この場合には、サンプル画像を選択する手間がかからず、より簡単に条件設定印刷パターン81を印刷することが可能であるが、印刷すべき画像をより好みの画質にて印刷できる点で上記実施形態の方が優れている。
上記実施形態においては、EEPROM46に、印刷用紙の種類毎に印刷条件を示す情報として基準印刷条件が記憶されている例について説明したが、紙送り量の調整値、Bi−d調整値などが互いに異なり、基準印刷条件を含む複数の印刷条件が印刷用紙の種類毎に記憶されていても良い。この場合には、条件設定印刷パターン81が有する複数の画像83を印刷するための互いに異なる複数の印刷条件を、画像83を印刷する際に改めて設定する必要はない。このため条件設定印刷パターン81を印刷する際に複数の印刷条件を設定するような煩雑な処理(図8のS106)が不要である。
本実施形態のプリンタ22によれば、印刷用紙Pの種類に対応付けられた印刷条件を示す情報に基づく複数の印刷条件にて画像83を印刷する条件設定印刷パターン81を印刷するので、条件設定印刷パターン81は、当該印刷用紙の種類に対応して互いに異なる複数の印刷条件にて印刷された画像83を有することになる。すなわち、条件設定印刷パターン81は、同一の画像データに基づいて、印刷用紙に応じた複数の印刷条件にて印刷された画像83を有しているので、ユーザーは条件設定印刷パターン81の画像83を比較することにより、印刷用紙に適した印刷条件を見極めることが可能である。また、条件設定印刷パターン81には、画像83に対応付けられて画像選択部84が設けられているの、ユーザーは、印刷用紙Pに適していると判断した画像83に対応付けられた画像選択部84に書き込むだけで、良好な画像及び、印刷用紙に適した印刷条件を容易に選択することが可能である。
さらに、条件設定印刷パターン81が有する複数の画像83は、印刷用紙の種類毎に設定されている基準印刷条件に基づく複数の印刷条件にてそれぞれ印刷されるので、印刷しようとする印刷用紙に全く適さないような印刷条件にて画像83が印刷されることはない。このため、無駄な画像が印刷されることはなく、印刷用紙の種類に応じた印刷条件にて印刷された画像83の中から良好な画像を見極めることにより、印刷用紙により適した印刷条件を容易に選択することが可能である。
また、画像選択部84への書き込みの有無が、反射型光学式センサ39の出力に基づいて識別されると、選択された画像83を印刷した印刷条件が、印刷用紙の種類と対応付けられてEEPROM46に記憶されるので、ユーザーが希望する印刷条件をプリンタ22に入力して記憶させるような煩雑な作業を必要としない。このため、選択した印刷条件と、印刷用紙の種類とを対応付けて容易に且つ迅速にEEPROM46に記憶させることが可能である。
また、印刷用紙の種類を検出可能な媒体検出部、及び、書き込みの有無を検出可能な識別部として、発光部39aと正反射受光部39bと拡散反射受光部39cとを有し、移動可能な反射型光学式センサ39を用いたので、印刷しようとしている印刷用紙の種類をユーザーが識別する必要はない。特に印刷種類は、数多くの種類やメーカー等の異なるものがあり、印刷しようとする印刷種類がどの種類に含まれるのかユーザーには判断が難しい場合であっても、反射型光学式センサ39にて印刷用紙の種類を検出することが可能である。また、反射型光学式センサ39を用いたので、簡単な構造にて、画像選択部84を識別し、また、印刷用紙の種類を検出する機能を実現することが可能である。さらに、反射型光学式センサ39は用紙の有無を検出するために設けられている反射型光学式センサ39を用いたので、媒体検出部、及び、書き識別部として別途設ける必要はない。このためコストを抑えることも可能である。
本実施形態においては、印刷用紙の種類を検出可能な媒体検出部として反射型光学式センサ39を有する例について説明したが、印刷用紙の種類はプリンタ22が有する操作部136からユーザーにより入力されることとしてもよい。この場合には、印刷用紙の種類は操作部136から入力されることにより特定されるので、プリンタ22の制御部40は印刷用紙の種類を特定するための処理を必要としない。このため、プリンタ22の制御部40は煩雑な処理(図8のS102)を実行することなく、印刷用紙の種類を特定することが可能である。
さらに、媒体対応印刷情報の印刷用紙の種類と検出された印刷用紙の種類とが一致すると、供給された印刷用紙にはEEPROM46に記憶されている媒体対応印刷情報の印刷条件にて画像が印刷されることになる。媒体対応印刷情報の印刷条件は、供給された印刷用紙の種類に対応する印刷条件なので、供給された印刷用紙に良好な画像を印刷することが可能である。
また、媒体対応印刷情報の印刷用紙の種類と検出された印刷用紙の種類とが一致しない場合には、供給された印刷用紙に画像は印刷されない。このため、ユーザーが希望する画質の画像が印刷されない畏れがある印刷処理を実行しないので、印刷時間及び消耗品等を無駄に消費することを抑えることが可能である。また、媒体対応印刷情報の印刷用紙の種類と検出された印刷用紙の種類とが一致しない事象は表示部138の表示によりユーザーに報知されるので、ユーザーは速やかにこの事象が発生したことを知り得ることが可能である。
本実施液体では、条件設定印刷パターン81が有する画像83をユーザー等に指定された画像データに基づいて印刷する例について説明したが、条件設定印刷パターン81の画像83を印刷するための画像データは、予めメモリ等に記憶されていてもよい。この場合には、条件設定印刷パターン81を印刷する際に、画像83を印刷するための画像データを選択する必要がないため、手間がかからず即座に印刷することが可能である。しかしながら、ユーザーが印刷を希望する画像の画像データを用いて印刷条件を設定する上記実施形態の方が、ユーザーが本来印刷したい画像に合わせて印刷条件を設定できるので、より画像に適した印刷条件にて印刷することができ、ユーザーが望む、より好ましい色合い等にて印刷された良好な画像を得ることが可能である。
上記実施形態においては、印刷された情報を検出するための識別部としての反射型光学式センサ39を用いる例について説明したが、識別部としてはCCD(Charge Coupled Device)素子や、CCD素子を用いたカメラ等を用いても良い。
また、原稿から画像を読み取って画像データを生成するスキャナ部と、コンピュータから送られてきた印刷データに基づき印刷媒体に印刷をするプリンタ部とを有し、原稿から読み取った画像を印刷媒体に印刷して複写するローカルコピー機能とを備えたスキャナ・プリンタ・コピー複合装置22a(以下、SPC複合装置という)の場合には、スキャナ部を識別部として用いることも可能である。図10はSPC複合装置の一例を示す図である。
SPC複合装置22aは、上部に原稿を読み取るためのスキャナユニット95を備え、また、その下部に印刷ユニット96を備えている。また前面部には、操作パネル部97が設けられている。
すなわち、印刷条件の設定をする際には、印刷ユニット96にて条件設定印刷サンプルを形成し、形成した条件設定印刷サンプルを上部のスキャナユニット95にて読み取り、読み取った情報に基づいて印刷条件を画像の種類毎に設定する。
すなわち、印刷条件の設定をする際には、印刷ユニット96にて条件設定印刷サンプルを形成し、形成した条件設定印刷サンプルを上部のスキャナユニット95にて読み取り、読み取った情報に基づいて印刷条件を画像の種類毎に設定する。
===印刷システムの構成===
上記実施形態では、プリンタ22が単独で、条件設定印刷シート、インデックスシート、および画像を印刷する例について説明したが、コンピュータと接続された印刷システムの場合には、コンピュータにインストールされたプリンタドライバ等により、条件設定印刷シート、インデックスシート、画像を印刷するための印刷データを生成し、印刷データが送出されたプリンタ22にて印刷してもよい。
上記実施形態では、プリンタ22が単独で、条件設定印刷シート、インデックスシート、および画像を印刷する例について説明したが、コンピュータと接続された印刷システムの場合には、コンピュータにインストールされたプリンタドライバ等により、条件設定印刷シート、インデックスシート、画像を印刷するための印刷データを生成し、印刷データが送出されたプリンタ22にて印刷してもよい。
印刷システム(コンピュータシステム)の構成について、図面を参照しながら説明する。ただし、以下の実施形態の記載には、コンピュータプログラム、及び、コンピュータプログラムを記録した記録媒体等に関する実施形態も含まれている。
図11は、印刷システムの一例を説明するための図である。この印刷システム100は、プリンタ22と、コンピュータ110と、表示装置120と、入力装置130と、記録再生装置140と、画像を読み込むためのイメージスキャナ150とを備えている。プリンタ22は、紙、布、フィルム等の媒体に画像を印刷する印刷装置である。コンピュータ110は、プリンタ22と通信可能に接続されており、プリンタ22に画像を印刷させるため、印刷させる画像に応じた印刷データをプリンタ22に出力する。表示装置120は、ディスプレイを有し、アプリケーションプログラムやプリンタドライバ等のユーザインタフェースを表示する。入力装置130は、例えばキーボード130Aやマウス130Bであり、表示装置120に表示されたユーザインタフェースに沿って、アプリケーションプログラムの操作やプリンタドライバの設定等に用いられる。記録再生装置140は、例えばフレキシブルディスクドライブ装置140AやCD−ROMドライブ装置140Bが用いられる。
コンピュータ110にはプリンタドライバがインストールされている。プリンタドライバは、表示装置120にユーザインタフェースを表示させる機能を実現させるほか、アプリケーションプログラムから出力された画像データを印刷データに変換する機能、条件設定印刷シート及び、所定のフォルダに記憶されている画像データを用いてインデックスシートや画像を印刷させる機能を実現させるためのプログラムである。このプリンタドライバは、フレキシブルディスクFDやCD−ROMなどの記録媒体(コンピュータ読み取り可能な記録媒体)に記録されている。または、このプリンタドライバは、インターネットを介してコンピュータ110にダウンロードすることも可能である。なお、このプログラムは、各種の機能を実現するためのコードから構成されている。
本実施形態の印刷システム100にて、画像の種類毎に印刷条件を設定する場合には、ユーザーはメモリカード48に記憶されている印刷候補の画像を、表示装置120に表示し、入力装置130のキーボード130Aやマウス130B等を操作することによりサンプル画像を選択することが可能である。この場合には、プリンタ22の表示部138より多くの画像を一度に表示でき、プリンタ22の操作部136より高機能の入力装置にて入力できるため、サンプル画像を容易に選択することが可能である。
また、本実施形態の印刷システム100は外部周辺機器として、イメージスキャナ150を備えているので、イメージスキャナ150を識別部として用いることも可能である。この場合には、プリンタに搭載された反射型光学式センサ39にて検出するより、正確に読み取ることが可能であると共に作業性が向上する。
このようにして実現された印刷システム100は、システム全体として従来システムより優れたシステムとなる。
本実施形態では印刷システム100を、プリンタ22、コンピュータ110、表示装置、入力装置、及び、ドライブ装置等にて構成した例について説明したが、これに限られるものではない。例えば、印刷システムが、コンピュータ110とプリンタ22とから構成されても良く、印刷システムが表示装置、入力装置及びドライブ装置のいずれかを備えていなくても良い。
===その他の実施形態===
本発明は上記実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
(1)上記実施形態において、ハードウェアによって実現されていた構成の一部をソフトウェアに置き換えるようにしてもよく、逆に、ソフトウェアによって実現されていた構成の一部をハードウェアに置き換えるようにしてもよい。
(2)本発明は、一般に画像データに基づいて画像を印刷する印刷装置に適用可能であり、カラーインクジェットプリンタ以外の種々の印刷装置に適用可能である。例えば、インクジェット方式のファクシミリ装置やコピー装置及びモノクロレーザプリンタやカラーレーザプリンタ等にも適用可能である。
本発明は上記実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
(1)上記実施形態において、ハードウェアによって実現されていた構成の一部をソフトウェアに置き換えるようにしてもよく、逆に、ソフトウェアによって実現されていた構成の一部をハードウェアに置き換えるようにしてもよい。
(2)本発明は、一般に画像データに基づいて画像を印刷する印刷装置に適用可能であり、カラーインクジェットプリンタ以外の種々の印刷装置に適用可能である。例えば、インクジェット方式のファクシミリ装置やコピー装置及びモノクロレーザプリンタやカラーレーザプリンタ等にも適用可能である。
3 排紙部,4 給紙部,5 排紙トレー,6 給紙トレー,12 印刷ヘッド,16 ロータリ式エンコーダ,17 リニア式エンコーダ,22 プリンタ,22a SPC複合装置,23 紙送りモータ,24 キャリッジモータ,26 紙送りローラ,31 キャリッジ,34 摺動軸,36 駆動ベルト,38 プーリ,39 反射型光学式センサ,39a 発光部,39b 正反射受光部,39c 拡散反射受光部,40 制御部,41 CPU,43 プログラマブルROM,44 RAM,45 キャラクタジェネレータ,46 EEPROM,47 カードリーダ,48 メモリカード,50 I/F専用回路,52 ヘッド駆動回路,54 モータ駆動回路,55 パネル制御回路,56 コネクタ,60 印刷ヘッドユニット,71 ブラックカートリッジ,72 シアンカートリッジ,73 マゼンタカートリッジ,74 イエローカートリッジ,80 条件設定印刷シート,81 条件設定印刷パターン,83 画像,84 画像選択部,84a 空白領域,95 スキャナユニット,96 印刷ユニット,97 操作パネル部,100 印刷システム,110 コンピュータ,111 ディジタルカメラ,120 表示装置,130 入力装置,130A キーボード,130B マウス,135 スロット,136 操作部,136a 表示ランプ,136b 操作ボタン,138 表示部,140 記録再生装置,140A フレキシブルディスクドライブ装置,140B CD−ROMドライブ装置,150 イメージスキャナ,P 印刷用紙,FD フレキシブルディスク
Claims (17)
- (a)画像データに基づいて、複数種類の印刷媒体に画像を印刷するための印刷部、
(b)前記印刷媒体の種類に応じた印刷条件を示す情報が、前記印刷媒体の種類毎に記憶されている記憶部、
(c)前記印刷媒体の種類に基づいて、前記記憶部から当該印刷媒体の種類に対応付けられた前記印刷条件を示す情報を取得し、当該印刷条件を示す情報に基づく互いに異なる複数の印刷条件にて、同一の前記画像データに基づいてそれぞれ印刷される前記画像と、当該画像に対応付けられ、ユーザーの書き込みにより各々の前記画像を選択可能とする画像選択部と、を有する印刷パターンを、前記印刷部に印刷させることが可能な制御部、
(d)を有することを特徴とする印刷装置。 - 請求項1に記載の印刷装置において、
前記印刷条件を示す情報は、前記印刷媒体の種類毎に設定されている基準印刷条件であり、互いに異なる複数の印刷条件は、前記基準印刷条件に基づいて設定されることを特徴とする印刷装置。 - 請求項1に記載の印刷装置において、
前記印刷条件を示す情報は、前記印刷媒体の種類毎に設定されている互いに異なる複数の印刷条件であることを特徴とする印刷装置。 - 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の印刷装置において、
前記印刷媒体の種類を検出可能な媒体検出部を有することを特徴とする印刷装置。 - 請求項4に記載の印刷装置において、
前記媒体検出部の検出結果に基づいて、前記印刷媒体の種類が特定されることを特徴とする印刷装置。 - 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の印刷装置において、
所定の情報を入力可能な入力部を有し、
前記入力部から入力された情報に基づいて、前記印刷媒体の種類が特定されることを特徴とする印刷装置。 - 請求項5または請求項6に記載の印刷装置において、
前記画像選択部への書き込みの有無を識別するための識別部を有し、
前記識別部にて、前記画像選択部への書き込みの有無により選択されたと識別された画像が印刷された前記印刷条件と、特定された前記印刷媒体の種類とが対応付けられた媒体対応印刷情報が、前記記憶部に記憶されることを特徴とする印刷装置。 - 請求項7に記載の印刷装置において、
前記画像を印刷するために供給された前記印刷媒体の種類を、前記媒体検出部にて検出し、
検出された前記印刷媒体の種類と、前記媒体対応印刷情報の印刷媒体の種類とが一致する場合には、前記媒体対応印刷情報の印刷条件に基づいて、画像を印刷することを特徴とする印刷装置。 - 請求項8に記載の印刷装置において、
ユーザーに報知すべき事象が生じた際に、当該事象を示す情報を報知するための報知部を有し、
検出された印刷媒体の種類と、前記媒体対応印刷情報の印刷媒体の種類とが一致しない場合には、前記供給された印刷媒体の種類が前記媒体対応印刷情報の印刷媒体の種類と相違することを示す情報を、前記報知部にて報知することを特徴とする印刷装置。 - 請求項7乃至請求項9のいずれかに記載の印刷装置において、
前記識別部及び前記媒体検出部は、発光部と受光部とを有し、移動可能な反射型光学式センサであることを特徴とする印刷装置。 - 請求項7乃至請求項9のいずれかに記載の印刷装置において、
前記識別部は、画像を読み取り可能なイメージスキャナであることを特徴とする印刷装置。 - 請求項1乃至請求項11のいずれかに記載の印刷装置において、
前記印刷パターンを印刷するための前記画像データは、予め設定されていることを特徴とする印刷装置。 - 請求項1乃至請求項11のいずれかに記載の印刷装置において、
前記印刷パターンを印刷するための前記画像データは、ユーザーにて指定されることを特徴とする印刷装置。 - (a)画像データに基づいて、複数種類の印刷媒体に画像を印刷可能な印刷部、
(b)前記印刷媒体の種類に応じて設定されている基準印刷条件が、前記印刷媒体の種類毎に記憶されている記憶部、
(c)前記印刷媒体の種類を検出可能な媒体検出部、
(d)前記媒体検出部の検出結果に基づいて特定された前記印刷媒体の種類に基づいて、前記記憶部から当該印刷媒体の種類に対応付けられた前記基準印刷条件を取得し、当該基準印刷条件に基づいて設定された互いに異なる複数の印刷条件にて、ユーザーにて指定された同一の前記画像データに基づいてそれぞれ印刷される前記画像と、当該画像に対応付けられ、ユーザーの書き込みにより各々の前記画像を選択可能とする画像選択部と、を有する印刷パターンを、前記印刷部に印刷させることが可能な制御部、
(e)前記画像選択部への書き込みの有無を識別するための識別部、
(f)ユーザーに報知すべき事象が生じた際に、当該事象を示す情報を報知するための報知部、
(f)を有し、
前記識別部及び前記媒体検出部は、発光部と受光部とを有し、移動可能な反射型光学式センサであり、
前記識別部にて、前記画像選択部への書き込みの有無により選択されたと識別された画像が印刷された前記印刷条件と、特定された前記印刷媒体の種類とが対応付けられた媒体対応印刷情報が、前記記憶部に記憶され、
前記画像を印刷するために供給された前記印刷媒体の種類を、前記媒体検出部にて検出し、
検出された前記印刷媒体の種類と、前記媒体対応印刷情報の印刷媒体の種類とが一致する場合には、前記媒体対応印刷情報の印刷条件に基づいて、画像を印刷し、
検出された印刷媒体の種類と、前記媒体対応印刷情報の印刷媒体の種類とが一致しない場合には、前記供給された印刷媒体の種類が前記媒体対応印刷情報の印刷媒体の種類と相違することを示す情報を、前記報知部にて報知することを特徴とする印刷装置。 - 画像データに基づいて、複数種類の印刷媒体に画像を印刷可能な印刷部と、前記印刷媒体の種類に応じた印刷条件を示す情報が、前記印刷媒体の種類毎に記憶されている記憶部と、を有する印刷装置にて、
前記印刷媒体の種類に基づいて、前記記憶部から当該印刷媒体の種類に対応付けられた前記印刷条件を示す情報を取得し、当該印刷条件を示す情報に基づく互いに異なる複数の印刷条件にて、同一の前記画像データに基づいてそれぞれ印刷される前記画像と、当該画像に対応付けられ、ユーザーの書き込みにより各々の前記画像を選択可能とする画像選択部と、を有する印刷パターンを、前記印刷部に印刷させる機能を実現させるためのコンピュータプログラム。 - (A)コンピュータ本体と、
(B)前記コンピュータ本体に接続されて、以下の(a)〜(c)を有する印刷装置と、
(a)画像データに基づいて、複数種類の印刷媒体に画像を印刷可能な印刷部、
(b)前記印刷媒体の種類に応じた印刷条件を示す情報が、前記印刷媒体の種類毎に記憶されている記憶部、
(c)前記印刷媒体の種類に基づいて、前記記憶部から当該印刷媒体の種類に対応付けられた前記印刷条件を示す情報を取得し、当該印刷条件を示す情報に基づく互いに異なる複数の印刷条件にて、同一の前記画像データに基づいてそれぞれ印刷される前記画像と、当該画像に対応付けられ、ユーザーの書き込みにより各々の前記画像を選択可能とする画像選択部と、を有する印刷パターンを、前記印刷部に印刷させることが可能な制御部、
(C)を有することを特徴とする印刷システム。 - 印刷媒体の種類に基づいて、前記印刷媒体の種類に応じた印刷条件を示す情報が前記印刷媒体の種類毎に記憶されている記憶部から当該印刷媒体の種類に対応付けられた前記印刷条件を示す情報を取得するステップと、
取得した前記印刷条件を示す情報に基づく互いに異なる複数の印刷条件にて、同一の前記画像データに基づいてそれぞれ印刷される前記画像と、当該画像に対応付けられ、ユーザーの書き込みにより各々の前記画像を選択可能とする画像選択部と、を有する印刷パターンを、印刷部に印刷させるステップと、を有することを特徴とする印刷パターンの印刷方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004227800A JP2006044039A (ja) | 2004-08-04 | 2004-08-04 | 印刷装置、コンピュータプログラム、印刷システム、及び、印刷パターンの印刷方法 |
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JP2004227800A JP2006044039A (ja) | 2004-08-04 | 2004-08-04 | 印刷装置、コンピュータプログラム、印刷システム、及び、印刷パターンの印刷方法 |
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ID=36023156
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Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8804195B2 (en) | 2006-08-08 | 2014-08-12 | Canon Kabushiki Kaisha | Information processing apparatus, information processing method, and color separation table generation method for outputting an image used for determining the acceptable colorant amount of a print medium |
JP2014193603A (ja) * | 2013-02-27 | 2014-10-09 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置、記録媒体種別判定システム及び記録媒体種別判定方法 |
JP2018122520A (ja) * | 2017-02-01 | 2018-08-09 | 株式会社リコー | 前処理液塗布乾燥装置と印刷システム |
JP2018134793A (ja) * | 2017-02-22 | 2018-08-30 | セイコーエプソン株式会社 | 印刷装置 |
US20200021694A1 (en) * | 2018-07-11 | 2020-01-16 | Konica Minolta, Inc. | Image forming apparatus |
-
2004
- 2004-08-04 JP JP2004227800A patent/JP2006044039A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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