JP2006041891A - 同軸複合スピーカ - Google Patents

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Abstract

【課題】 再生周波数特性を向上させ、ウーハーとツイータとの音の繋がりが改善された同軸複合スピーカを提供する。
【解決手段】 ウーハーW用の磁気回路を形成するセンターポール2上に、有底円筒状のサポート部材20を介してツイータT1を配置した同軸複合スピーカにおいて、サポート部材20内に所要の容量のキャビティBを形成するとともに、サポート部材20上に装着されたツイータT1の振動板6裏面の密閉空間Aと前記キャビティBとを連通部21を介して相互に連通させ、キャビティBをツイータT1のバックキャビティとする同軸複合スピーカS1を構成する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、各種の音響機器に使用されるスピーカ、より具体的には、再生周波数特性を向上させ、ウーハーとツイータとの音の繋がりを滑らかにした同軸複合スピーカに関するものである。
各種の音響機器に使用されるスピーカの内、自動車に搭載される車載用のスピーカの多くは、ドア部やリアトレイ部などの狭い空間を有効利用する観点から、低域用スピーカであるウーハーの前面に、サポート部を介して高域用スピーカであるツイータを配置した、いわゆるコアキシャルスピーカと称される同軸構造の複合スピーカが採用されている。この同軸複合スピーカは、ウーハーとツイータとの中心が同一であることから、音源が同一個所となり、まとまりの良いサウンドが期待できるとともに、一般にコンパクトな設計が可能なものである。
かかる同軸複合スピーカの例として、たとえば、実開平5−25896号公報(特許文献1)においては、ウーハーユニットのヨークのセンターポールが軸心に沿った貫通孔を持ち、この貫通孔には、上下の両端開口部において外周方向に座ぐり段部が形成され、かつ前記サポート部材は前記貫通孔に嵌着される嵌着部を持ち、この嵌着部は、前記センターポールの、貫通孔上方の開口端の座ぐり段部に嵌まる突部と、前記貫通孔のヨーク側下方の開口端座ぐり段部に係合される爪とを備え、この爪はスリ割りを有し、挿通されるネジの頭部またはワッシャにより外方に拡開可能な係止部材の先端部に形成した構成とした複合型スピーカが開示されている。
また、特開平6−269075号公報(特許文献2)では、低音用スピーカのヨークに取付けた支柱と、支柱の上端部に嵌合溝及び係止溝を設け、支柱に入力信号の中継端子を設け、高音用スピーカのヨークに引掛部を設け、引掛部の一面にテーパ部を形成し、フレームに入力端子を設け、上記係止溝にテーパ部を圧接させて高音用スピーカを回転し、同時に中継端子の略U字部に入力端子を嵌め込んで接続し、低音用スピーカに高音用スピーカを固定するよう構成したものが提案されている。
さらに、特開平7−322385号公報(特許文献3)においては、低音用スピーカのヨークに支柱等の支持部材を設け、この支持部材を介して前記低音用スピーカの前面側に高音用スピーカを取付けてなる同軸スピーカにおいて、前記高音用スピーカは、振動板の少なくとも外周部を、正面から見て楕円形状となるようにした高音用スピーカとし、その振動板の中心軸が、前記低音用スピーカの振動板の中心軸上、又は中心軸上近傍に位置するように配置したスピーカが提案されている。
これら従来のコアキシャル型のスピーカユニットは、スペーサを取付けることによって中域特性が乱れることがよく知られている。そこで、特開平5−95595号公報(特許文献4)においては、中高音域の音圧レベルの上昇を抑制することによって、音質の劣化を防止することができるスピーカ用スペーサを提供することを目的として、低音域用のスピーカと同軸上に、高音域用あるいは中高音域用のスピーカを取付けるためのスピーカ用スペーサにおいて、スペーサ本体の一部に、共鳴器を設けたスピーカが提案されている。
このスペーサは、その容積又はたとえばポートの形状及びその数を変えることによって共鳴周波数の上げ下げが容易となるもので、共鳴器の内部に吸音材を収容することによって、共振鋭度Qの上げ下げが容易となる。さらに、共鳴器をそれぞれ異なる共鳴周波数を持つように分割することによって、中高域における音圧レベルを広い帯域にわたって下げることができるものとされているものである。そして、前記スペーサは、頭部と胴部とで構成され、組立時においては、頭部の下端部に形成されている凹部が胴部のフランジ部を有した上端部に嵌合され、これらの接合部分が接着剤等によって固着され、胴部の上端部にキャビティを有し、上端部のフランジ部には、キャビティに連通させた複数のポートが形成され、これらキャビティ及びポートによって共鳴器が構成されたものである。
実開平 5−25896号公報(実用新案登録請求の範囲、図1〜図4) 特開平6−269075号公報(特許請求の範囲、図1) 特開平7−322385号公報(特許請求の範囲、図1(B)) 特開平5−95595号公報(特許請求の範囲、図1、図2、図7、図15)
前記特許文献4に記載のスピーカ用スペーサは、スペーサを使用することによって生ずる中域特性の乱れを解消せんとするもの、すなわち、中高音域の音圧レベルの上昇を抑制することによって、音質の劣化を防止することができるスピーカ用スペーサを提供することのみを目的としたもので、ツイータのバックキャビティ、すなわち、振動板の背面側での内部容積が少なくなり、その結果、振動系の共振が制動困難となり、共振周波数f0における共振鋭度を示すQtsは、キャビティの値に反比例することから高くなる傾向になる。したがって、f0近傍では突出した出力のピーク値が発生し、再生周波数特性は滑らかでなくなり、特定の周波数の音が強調され、ウーハーとツイータとの音のつながりが悪い歪の多いサウンドになり易いという課題を解決するものではない。
この発明はかかる現状に鑑み、再生周波数特性を向上させ、ウーハーとツイータとの音の繋がりが改善された同軸複合スピーカを提供せんとするものである。
前記の目的を達成するため、この発明の請求項1に記載の発明は、
ウーハーの磁気回路を形成するセンターポール上に、サポート部材を介してツイータ配置した同軸複合スピーカにおいて、
前記サポート部材内に所要の容量のキャビティを形成するとともに、
前記サポート部材上に装着されたツイータの振動板裏面の密閉空間と前記キャビティとを連通させたこと
を特徴とする同軸複合スピーカである。
また、この発明の請求項2に記載の発明は、
請求項1に記載の同軸複合スピーカにおいて、
前記密閉空間は、
ツイータを構成する振動板、この振動板に設けられるダストキャップ、振動板の外周部を保持するフレームおよびこのフレームに装着される磁気回路の構成部品で構成されるものであること
を特徴とするものである。
また、この発明の請求項3に記載の発明は、
請求項2に記載の同軸複合スピーカにおいて、
前記磁気回路は、
内磁型または外磁型であること
を特徴とするものである。
また、この発明の請求項4に記載の発明は、
請求項1〜3のいずれかに記載の同軸複合スピーカにおいて、
前記キャビティと密閉空間との連通は、
前記磁気回路の構成部品に上下方向に貫通させて形成した連通部を介して行なうこと
を特徴とするものである。
また、この発明の請求項5に記載の発明は、
請求項1〜3のいずれかに記載の同軸複合スピーカにおいて、
前記キャビティと密閉空間との連通は、
前記サポート部材およびフレームの内周部にそれぞれ形成された凹状の切欠きからなる連通部を介して行なうこと
を特徴とするものである。
また、この発明の請求項6に記載の発明は、
請求項1〜5のいずれかに記載の同軸複合スピーカにおいて、
前記サポート部材は、
上部が開口した有底筒状体からなること
を特徴とするものである。
また、この発明の請求項7に記載の発明は、
請求項1〜5のいずれかに記載の同軸複合スピーカにおいて、
前記サポート部材は、
有底筒状体の上部開口部にツイータ用のフレームが一体形成されていること
を特徴とするものである。
また、この発明の請求項8に記載の発明は、
請求項1〜7のいずれかに記載の同軸複合スピーカにおいて、
前記サポート部材は、
前記キャビティの内周部に沿って軸方向に、前記ツイータの配線コードを外部に引き出すためのコード保持部が独立して形成されていること
を特徴とするものである。
この発明の同軸複合スピーカは、ツイータの固定に使用されていたサポート部のキャビティと、振動板背面に形成された密閉空間とを、連通部を介して相互に連通させることによって、サポート部のキャビティを、ツイータのバックキャビティとして活用できる構造としたので、バックキャビティの容積が大幅に増え、その結果、再生周波数特性は滑らかとなり、ツイータ/ウーハーの総合周波数特性を改善することが可能となった。
特に、この発明の同軸複合スピーカにおいては、適用しようとするスピーカの用途や大きさに合わせて、サポート部材内のキャビティの容積を選定することが可能であるので、最適な総合周波数特性を得ることができる。
また、サポート部材に成形に際しては、有底筒状体の上部開口部に、ツイータのフレームを一体成形することによって、ツイータとサポート部材との結合作業が不要となるとともに、使用部品点数を減らすことができ、コストダウンを図ることができる。
さらに、サポート部材の内周部に、前記ツイータの配線コードを外部に引き出すためのコード保持部を独立して形成することによって、配線コードの処理を体裁よく行なうことができるとともに、キャビティをほぼ完全に密閉することができる。
以下、この発明にかかる同軸複合スピーカの好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて具体的に説明するが、この発明は、その要旨を変更しない範囲で種々変更が可能なもので、開示される実施形態にのみ限定されるものではない。なお、以下、同一の構成部分については、同一の符号を付して説明する。
図1に示される同軸複合スピーカS1は、低音用のウーハーWと、このウーハーWの同軸上に配置される高温用のツイータT1とからなるものである。低音用のウーハーWは、センターポール2を上面中央部に設けたボトムプレート1にリング状のマグネット3、トッププレート4を同心状に固着して磁気回路とし、この磁気回路のトッププレート4上面にフレーム5が取付けられるとともに、振動板6の外周部はエッジ7を介してフレーム5の開口部に取付けられている。また、振動板6の中心部に設けたボイスコイル8は、ダンパー9によって前記磁気回路のギャップ内に保持されている。
一方、ツイータT1は、ツボ型のヨーク11、このヨーク11内に同心状にマグネット12、プレート13と固着して磁気回路とし、この磁気回路を構成する前記ヨーク11の上部外周に装着されたフレーム14に振動板15の外周部を取付けるとともに、振動板15の中心部に設けたボイスコイル16は、ダンパー17によって前記磁気回路のギャップ内に保持したものである。なお、18はダストキャップである。
このツイータT1においては、振動板15の背面部には、フレーム14、ダストキャップ18、ヨーク11によって密閉空間Aが形成される。
かかる構成のツイータT1は、前記ウーハーWのセンターポール2の中心部に、ネジ10で固定された有底円筒体からなるサポート部材20の上端開口部に、前記ツイータT1を構成するヨーク11を係合固着することによって、ウーハーW上に同軸に装着されるもので、前記サポート部材20内に形成されるキャビティBと、前記ツイータT1の密閉空間Aとは、前ツイータT1を構成する磁気回路の中心部に、ヨーク11からプレート13に向けて貫通させて形成した連通部21を介して相互に連通している。
このように構成された内磁型のツイータT1は、ツイータT1の固定に使用されているサポート部材20のキャビティBを、ツイータT1のバックキャビティとして活用することで、バックキャビティを大きくできることから、共振鋭度(Qts)の値が下がり共振が制動される。
すなわち、図11に示すように、共振周波数f0近傍での周波数特性におけるピーク値は抑制される。その結果、ウーハーとの総合周波数特性を示す図12で明らかなように、ウーハーWとツイータT1の音の繋がり点である、クロスオーバー周波数(1.5KHz近傍)での繋がりが滑らかになり、特定の周波数の音が強調されず、素直で歪の少ない音の同軸複合スピーカS1が得られる。
図2に示す同軸複合スピーカS2は、図1のツイータT1と基本構成が同一で、その相違点は、ツイータT2に形成される密閉空間Aとサポート部材20に形成されたキャビティBとを連通させる連通部21が、サポート部材20の開口部近傍の内周部に形成される複数の凹状の切欠きXと、ツイータT2を構成するフレーム14の下部内周部に形成される複数の凹状の切欠きYとで構成される点のみで、各切欠きXとYとは、上下方向において相対させて配置される。
図3に示される同軸複合スピーカS3は、ツイータT3の磁気回路が、センターポール32を有するボトムプレート31と、このボトムプレート31上に同心状に配置固着されるマグネット33、トッププレート34で構成された外磁型で、この磁気回路のボトムプレート31を有底筒状体からなるサポート部材20の開口部上に載置するとともに、このサポート部材20をウーハーWのセンターポール2上に配置し、ボトムプレート1の裏面から突出するネジ10によって、ウーハーWとサポート部材20およびツイータT3とを同軸上で一体化させたものである。
前記ツイータT3は、ボトムプレート31、マグネット33、トッププレート34、フレーム35、振動板36およびダストキャップ37とで、振動板36の裏面部に密閉空間Aが形成され、ボトムプレート31に貫通形成された複数の連通部38を介してサポート部材20のキャビティBと連通しているので、ツイータT3の固定に使用されているサポート部材20のキャビティBを、ツイータT3のバックキャビティとして活用できることから、図1と同様に特定の周波数の音が強調されず、素直で歪の少ない音の同軸複合スピーカS3が得られる。
なお、この構造において図示しないが、サポート部材20とツイータT3とをあらかじめ接着剤等を使用して一体化させておき、ツイータT3を構成するセンターポール32の中心部に上下に貫通する連通孔を形成しておけば、図1と同様にネジ10を短くすることができ、図3に示す同軸複合スピーカS3と同様の効果が得られる。
図4に示す同軸複合スピーカS4は、図3のツイータT3と基本構成が同一で、その相違点はフレーム35にある。すなわち、このツイータT3においては、フレーム35は、底部に開口部35aを形成した筒状体35bで構成され、この筒状体35b内に、センターポール32を有するボトムプレート31と、このボトムプレート31上に同心状に配置固着されるマグネット33、トッププレート34で構成された外磁型の磁気回路を内装保持したものである。
かかる構成の同軸複合スピーカS4においては、前記ツイータT3の振動板36の裏面部に形成される密閉空間Aとサポート部材20のキャビティBとは、筒状体35bの内周部および底面35a上に形成した複数の切欠きYと、サポート部材20の上部内周部に形成した複数の切欠きXとが互いに相対する位置で繋がらせることによって連通部38を形成させ、サポート部材20のキャビティBをバックキャビティとしたものである。
図5に示す同軸複合スピーカS5は、図1で示した同軸複合スピーカS1とは、ツイータT1を構成するフレーム14と、このツイータT1をウーハーW上に同軸上で固定するためのサポート部材20とを一体化させた点においてのみ相違するものである。
すなわち、同軸複合スピーカS5におけるサポート部材20Aは、有底円筒体20aの上端開口部に、截頭円錐状をしたフレーム構成体20bを一体的に付設して構成したもので、ツボ型のヨーク11、マグネット12、プレート13からなる磁気回路を前記有底円筒体20aの上端開口部内に装着固定してツイータT5としたものである。
かかる構成の同軸複合スピーカS5は、ツイータとサポート部品との嵌合作業が不要となり、組立が容易になると共に、使用部品点数を減らすことができる。
図6に示す同軸複合スピーカS6は、図2で示した同軸複合スピーカS2が、ツイータT2を構成するフレーム14と、このツイータT2をウーハーW上に同軸上で固定するためのサポート部材20と別個に製作している。これに対し、同軸複合スピーカS6は、フレームとサポート部材を一体化させ、ツボ型のヨーク11、マグネット12、プレート13からなる磁気回路を、前記有底円筒体20aの上端開口部内に装着固定してツイータT6としたものである。そして、その構成は前記の同軸複合スピーカS5と同じであるが、同軸複合スピーカS5と相違する点は、同軸複合スピーカS5においては密閉空間AとキャビティBは磁気回路に設けた連通部21によって連通しているが、同軸複合スピーカS6においては、前記フレーム一体型のサポート部材20Aの内周部に形成した複数の凹状の切欠きを連通部21とした点である。
図7に示す同軸複合スピーカS7は、図3に示した同軸複合スピーカS3におけるツイータT3のフレーム35とサポート部材20とを一体化させたもの、すなわち、有底円筒体20aの上端開口部に、筒状のフレーム構成体20bを一体的に付設してサポート部材20Aとしたもので、ボトムプレート31、マグネット33、トッププレート34からなる磁気回路を、前記有底円筒体20aの上端開口部内に装着固定してツイータT7を構成したものである。
この同軸複合スピーカS7は、前記サポート部材20Aを短いネジ10を使用してウーハーWのセンターポール2に固定し、ツイータT7の磁気回路を構成するセンターポール32の中心部に上下に貫通する連通部38を形成し、振動板36の背面部に形成される密閉空間Aとサポート部材20A内のキャビティBとを相互に連通させている。
図8に示す同軸複合スピーカS8は、図4に示した同軸複合スピーカS4におけるツイータT4のフレーム35とサポート部材20とを一体化させたもの、すなわち、有底円筒体20aの上端開口部に、筒状のフレーム構成体20bを一体的に付設してサポート部材20Aとしたもので、このサポート部材20Aの有底円筒体20aの上端開口部内に外磁型の磁気回路を装着固定してツイータT8としたものである。
なお、前記サポート部材20Aは、短いネジ10によってウーハーWのセンターポール2に固定されている。また、ツイータT8の密閉空間Aとサポート部材20Aとは、サポート部材20Aの上部内周部に形成した凹状の切欠きからなる複数の連通部38で連通させている。
図9は、図8に示した同軸複合スピーカS8において、サポート部材20Aを構成する有底円筒体20a内の一部の内壁に沿って軸方向に筒状のコード収納部40を、キャビティBとは独立させて形成したもので、このコード収納部40の上端は開口部41を介して外部に顕出させ、かつ下端も外部に開口させたものである。
したがって、ツイータT8の端子板から引き出したスピーカコード42を、フレーム構成体20の外側に沿って這わせたのち、その先端部をサポート部材20Aに形成された開口部41からコード収納部40に引き込み、センターポール2およびボトムプレート1に形成された挿通孔2a、溝1aを介して、ウーハーWのフレーム5の端子板5aに接続させることによって、スピーカコード42を体裁よく配線することができる。
特に、従来の同軸複合スピーカにおいては、中空のサポート部材内にスピーカコードを収納する方式もあったが、スピーカコードの出入り口の存在によって、キャビティ内をバックキャビティとして使用できなかったが、この実施形態においては、キャビティBとコード収納部40とは完全に分離されているので、バックキャビティの密閉が従来構造よりも容易となる。
この発明にかかる同軸複合スピーカの第1の実施例を示す断面図である。 第2の実施例を示す断面図である。 第3の実施例を示す断面図である。 第4の実施例を示す断面図である。 第5の実施例を示す断面図である。 第6の実施例を示す断面図である。 第7の実施例を示す断面図である。 第8の実施例を示す断面図である。 第9の実施例を示す断面図である。 第9の実施例における要部の拡大断面図である。 この発明におけるツイータの周波数特性である。 この発明におけるツイータとウーハーとの総合周波数特性を示す。
符号の説明
S1〜S9 同軸複合スピーカ
T1〜T8 ツイータ
W ウーハー
A ツイータの密閉空間
B サポート部材のキャビティ
1 ボトムプレート
2 センターポール
3,12 マグネット
4 トッププレート
5,14 フレーム
6,15 振動板
8,16 ボイスコイル
9,17 ダンパー
10 ネジ
11 ヨーク
13 プレート
20,20A サポート部材
21 連通部
40 コード収納部

Claims (8)

  1. ウーハーの磁気回路を形成するセンターポール上に、サポート部材を介してツイータ配置した同軸複合スピーカにおいて、
    前記サポート部材内に所要の容量のキャビティを形成するとともに、
    前記サポート部材上に装着されたツイータの振動板裏面の密閉空間と前記キャビティとを連通させたこと
    を特徴とする同軸複合スピーカ。
  2. 前記密閉空間は、
    ツイータを構成する振動板、この振動板に設けられるダストキャップ、振動板の外周部を保持するフレームおよびこのフレームに装着される磁気回路の構成部品で構成されるものであること
    を特徴とする請求項1に記載の同軸複合スピーカ。
  3. 前記磁気回路は、
    内磁型または外磁型であること
    を特徴とする請求項2に記載の同軸複合スピーカ。
  4. 前記キャビティと密閉空間との連通は、
    前記磁気回路の構成部品に上下方向に貫通させて形成した連通部を介して行なうこと
    を特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の同軸複合スピーカ。
  5. 前記キャビティと密閉空間との連通は、
    前記サポート部材およびフレームの内周部にそれぞれ形成された凹状の切欠きからなる連通部を介して行なうこと
    を特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の同軸複合スピーカ。
  6. 前記サポート部材は、
    上部が開口した有底筒状体からなること
    を特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の同軸複合スピーカ。
  7. 前記サポート部材は、
    有底筒状体の上部開口部にツイータ用のフレームが一体形成されていること
    を特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の同軸複合スピーカ。
  8. 前記サポート部材は、
    前記キャビティの内周部に沿って軸方向に、前記ツイータの配線コードを外部に引き出すためのコード保持部が独立して形成されていること
    を特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の同軸複合スピーカ。
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