JP2006038902A - 拡散フィルムの製造方法及び製造装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】基材フィルムに感光性材料を塗布し、マスター拡散フィルムと貼り合せ、平行光で露光してスペックルパターンを感光材料層に転写記録し、マスターフィルムを剥離後、加熱促進、後露光定着する各工程を連続して順次行うことにより、光散乱特性に角度依存性を持つ拡散フィルムを連続的に効率よく製造できる製造方法および製造装置を提供する。
【選択図】図1
Description
また、感光材料塗工プロセスは連続搬送が可能であるのに対し、拡散パターン記録は上記のような間歇送り方式であるため、これらを連結しようとすると、アキュームレートなどの設備が大掛かりに必要となるなど、実質的には不可能であった。また間歇送りとなるため製造速度も平均で5m/分以下と、非常に遅い速度しか実現できなかった。
また、マスター拡散フィルムの感光材料と重ね合せる面を離型処理し、露光工程を行った後、マスター拡散フィルムを回収することを特徴とする拡散フィルムの製造方法を提供する。これにより、製造のたびごとにマスター拡散フィルムを作成する手間が無くなり、コストも一層の低減が可能となる。またマスター拡散フィルムを無終端のループ状とすることにより、巻き取り、交換の手間を無くすることができる。
11、21・・塗布工程
12、22・・乾燥工程
13・・定着工程
14、62・・マスター拡散フィルム
16・・光源
61、80・・感光材料
63・・露光光
64・・スペックルパターン
82・・エッジテープ
100・・マスター
101・・継ぎ目
102・・段差
Claims (22)
- 光散乱特性に角度依存性を持つ拡散フィルムの製造方法であって、透明支持体上に感光材料を塗布する塗布工程、乾燥工程、塗布された感光材料とマスター拡散フィルムを重ね合せマスター拡散フィルム側から露光した後マスター拡散フィルムを離間する露光工程を順次連続して行うことを特徴とする拡散フィルムの製造方法。
- 光散乱特性に角度依存性を持つ拡散フィルムの製造方法であって、透明支持体上に感光材料を塗布する塗布工程、乾燥工程、塗布された感光材料とマスター拡散フィルムを重ね合せマスター拡散フィルム側から露光した後マスター拡散フィルムを離間する露光工程、露光した感光材料を加熱・後露光定着する定着工程を順次連続して行うことを特徴とする拡散フィルムの製造方法。
- 露光工程における露光が紫外域から可視域の波長の平行光で行われることを特徴とする請求項1または2に記載の拡散フィルムの製造方法。
- 前記露光が行われる光がレーザー光であることを特徴とする請求項3に記載の拡散フィルムの製造方法。
- 露光工程において露光光をマスター拡散フィルムの法線方向に対して傾いた方向から照射することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の拡散フィルムの製造方法。
- 露光工程において露光光をマスター拡散フィルムの長辺方向に対して傾いた方向から照射することを特徴とする請求項1から5いずれかに記載の拡散フィルムの製造方法。
- マスター拡散フィルムの感光材料と重ね合せる面が離型処理され、露光工程を行った後、マスター拡散フィルムを回収することを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の拡散フィルムの製造方法。
- マスター拡散フィルムが無終端のループ状であることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の拡散フィルムの製造方法。
- 塗布工程での塗工方式がダイ方式、クローズドエッジダイ方式、リバースロールコート方式、グラビア方式、コンマ方式のいずれかであることを特徴とした請求項1または2に記載の拡散フィルム製造方法。
- 塗布工程でのウエット膜厚が10〜100μであることを特徴とした請求項9記載の拡散フィルム製造方法。
- 塗布工程での塗布液粘度が10〜1500cpsであることを特徴とした請求項9記載の拡散フィルム製造方法。
- 塗布工程での塗工速度が1〜20m/分であることを特徴とした請求項9に記載の拡散フィルム製造方法。
- 感光材料の固形分比率が20〜70%である請求項9に記載の拡散フィルム製造方法。
- 定着工程の後段に別の塗工材料の塗布及び乾燥を行う塗布工程および乾燥工程を1回以上行うことを特徴とする請求項1または2に記載の拡散フィルムの製造方法。
- 別の塗工材料が、ハードコート材料、反射防止材料であることを特徴とする請求項14に記載の拡散フィルムの製造方法。
- 光散乱特性に角度依存性を持つ拡散フィルムの製造装置であって、透明支持体を搬送する搬送装置、透明支持体上に感光材料を塗布する塗布装置、塗布装置の後段に装備される乾燥装置、マスター拡散フィルムを搬送し前記透明支持体に重ね合せ、また離間する機構を有するマスター拡散フィルム搬送装置、紫外域から可視域の波長の平行光源を少なくとも一つ有しマスター拡散フィルムと前記透明支持体を重ね合せた状態で露光を行う露光装置からなることを特徴とする拡散フィルムの製造装置。
- 光散乱特性に角度依存性を持つ拡散フィルムの製造装置であって、透明支持体を搬送する搬送装置、透明支持体上に感光材料を塗布する塗布装置、塗布装置の後段に装備される乾燥装置、マスター拡散フィルムを搬送し前記透明支持体に重ね合せ、また離間する機構を有するマスター拡散フィルム搬送装置、紫外域から可視域の波長の平行光源を少なくとも一つ有しマスター拡散フィルムと前記透明支持体を重ね合せた状態で露光を行う露光装置、露光装置の後段に装備される加熱・後露光定着装置からなることを特徴とする拡散フィルムの製造装置。
- 前記光源がレーザー光であることを特徴とする請求項16または17に記載の拡散フィルムの製造装置。
- 露光装置が露光光をマスター拡散フィルムの法線方向に対して傾いた方向から照射する様設けられたことを特徴とする請求項16または17に記載の拡散フィルムの製造装置。
- 露光装置が露光光をマスター拡散フィルムの長辺方向に対して傾いた方向から照射する様設けられたことを特徴とする請求項16または17に記載の拡散フィルムの製造装置。
- 塗布装置の塗工方式がダイ方式、クローズドエッジダイ方式、リバースロールコート方式、グラビア方式、コンマ方式のいずれかであることを特徴とした請求項16または17に記載の拡散フィルム製造装置。
- 加熱・後露光定着装置の後段に別の塗布装置及び乾燥装置を1組以上有し、ハードコート層塗布、鹸化処理、反射防止層塗布のうち少なくとも一つを引続き行うことを特徴とする請求項16または17に記載の拡散フィルム製造装置。
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