JP2006035931A - タングおよびこれを用いたシートベルト装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】解除用の操作部材を設けても、取扱いを簡単にできかつコンパクトに形成することのできるタングを提供する。
【解決手段】タング1とバックル11との係合状態から、タング1に設けた押ボタン7を押し込むと、押ボタン7が係止片2の長手方向と斜交する方向で係止片2に接近する方向に移動する。すると、力伝達部材8およびバックル11のバックル側解除操作部材19が右方へ移動する。バックル側解除操作部材19がロックプレート17をラッチプレート16に対して右方へ相対移動させるとともに、バックル側解除操作部材19がラッチプレート16の縦壁16bを押すため、ラッチプレート16が時計回りに回動し、その突起16aが係止片2の開口2aから脱出して係止片2との係合が解除される。
【選択図】 図3

Description

本発明は、安全ベルト装置に用いられているタングの技術分野および自動車その他の車両の座席に装備されかつこのタングを用いたシートベルト装置の技術分野に関するものである。
従来、車両の乗員や作業現場での作業者等を保護するために安全ベルト装置が使用されている。この安全ベルト装置の1つとして、自動車を始めとする各種車両の座席には、衝突等の緊急時に乗員を保護するためにシートベルト装置が装備されている。この種のシートベルト装置は、一般に、乗員を保護するウェビングに摺動可能に支持されたタングをバックルにラッチ(係合)することで、ウェビングが乗員を簡単に拘束することができるようにしている。
このようなシートベルト装置において、従来、タングとバックルとの係合を解除するための操作部材である操作ボタンをタングに設けたシートベルト装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。このように、タングに操作ボタンを設けることにより、例えばシートとセンターコンソールとの間の比較的狭い間隙部にバックルが設けられた場合等に、解除操作を簡単に行うことができ、シートベルト装置の操作性が向上する。
実公平3−27452号公報。
ところで、この公告公報に開示されているシートベルト装置では、ウェビングが貫通する貫通孔がタングに操作ボタンの移動方向と直交する方向に開口するように設けられているとともに断面コ字状に形成されている。また、この貫通孔は、タングプレートの挿入片の支持端とこの支持端の反対側の端との間の部分に設けられている。更に、タングに設けられた操作ボタンが、バックルにラッチされるタングの係止片と平行に(つまり、タングのバックルへの挿入、離脱方向と同一方向に)移動するようになっている。
しかしながら、ウェビングが貫通する貫通孔をタングの操作ボタンの移動方向と直交する方向に開口するように断面コ字状に形成したのでは、ウェビングを貫通孔に貫通させたとき、ウェビングが2回折れ曲がった状態となる。したがって、タングとウェビングとの摩擦が大きくなり、タングをウェビングに対してスムーズに移動させることができない。このため、タングの取扱いが容易でなく、シートベルト装置の操作性の向上はあまり期待できない。しかも、貫通孔がタングプレートの挿入片の支持端とこの支持端の反対側の端との間の部分に設けられていることから、タングをウェビングに対して更に一層スムーズに移動させることができない。
そこで、貫通孔をタングの操作ボタンの移動方向と直交する方向に開口するように直線状に形成するとともにタングプレートの挿入片の支持端と反対側の端に設けることが考えられる。このようにすれば、操作ボタンが設けられないタングを用いた従来の一般的なシートベルト装置と同様に、ウェビングに対するタングの移動がスムーズになる。
しかしながら、貫通孔をタングプレートの挿入片の支持端と反対側の端に単純に設けたのでは、タングに設けられた操作ボタンがタングの係止片と平行に移動するようになっているので、操作ボタンを操作する(つまり押す)際、貫通孔を貫通したウェビングが邪魔になり、今度は操作ボタンの操作が面倒になる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、解除用の操作部材を設けても、取扱いを簡単にできるタングを提供することである。
前述の課題を解決するために、請求項1の発明のタングは、ウェビングに摺動可能に支持され、かつバックルに係合可能な係止片を有するタングにおいて、バックルとの係合を解除する操作部材が前記係止片の長手方向と斜交する方向に移動可能に設けられていることを特徴としている。
また、請求項2の発明のタングは、前記操作部材が押圧されることで前記係止片に接近する方向に移動可能に設けられていることを特徴としている。
更に、請求項3の発明のタングは、前記ウェビングが貫通する貫通孔を有し、この貫通孔が前記係止片の長手方向と直交する方向に直線状に延びる孔として形成されていることを特徴としている。
更に、請求項4の発明のシートベルト装置は、乗員に装着されるウェビングと、このウェビングに移動可能に支持されたタングと、このタングが係止されるバックルとを少なくとも備え、前記タングが前記バックルに係合されることで前記ウェビングが乗員に装着されるシートベルト装置において、前記タングが請求項1または2に記載されたタングであることを特徴としている。
このような構成をした請求項1ないし3の発明のタングによれば、タングとバックルとの係合を解除操作する操作部材を係止片の長手方向と斜交する方向に移動可能に設けているので、係合解除のため操作部材を操作する際、タングの貫通孔を貫通したウェビングがほとんど邪魔にならず、操作部材の操作が簡単になる。したがって、解除用の操作部材をタングに設けても、タングの取扱いを簡単にすることができる。
特に、請求項2の発明によれば、タングとバックルとの係合解除操作時に、タングの操作部材が係止片に接近する方向に移動させるようにしているので、この操作部材からの操作力をバックルに伝達するタングの力伝達構造をより小さくすることができる。
また、請求項3の発明によれば、ウェビングが貫通するタングの貫通孔を、係止片の長手方向と直交する方向に直線状に延びる孔として形成しているので、従来の一般的なシートベルト装置における解除用の操作部材が設けられないタングの場合と同様に、タングをウェビングに対してスムーズにかつ確実に移動させることができる。これにより、タングの取扱いが更に一層簡単になる。
一方、請求項4の発明のシートベルト装置によれば、タングに設けた操作部材の操作が簡単になり、またタングをウェビングに対してスムーズにかつ確実に移動させてタングの取扱いを簡単にできることから、ウェビングの装着を簡易にすることができ、シートベルト装置の操作性をより一層向上させることができる。
また、本発明のシートベルト装置によれば、操作部材からの操作力をバックルに伝達するタングの力伝達構造を小さくすることができることから、バックル自体の厚みが増大するのを抑制でき、従来のバックルと同等またはそれ以下の厚みにすることができる。これにより、バックルのコンパクト化を効果的に図ることが可能となる。
以下、図面を用いて本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1は、本発明にかかるタングの実施の形態の一例を模式的に示し、(a)は平面図、(b)は(a)におけるIB−IB線に沿う断面図である。なお、以下の説明に使用されている上、下、左、右はそれぞれ各図において上、下、左、右を表している。
図1(a)および(b)に示すように、この例のタング1は、従来の一般的なタングと同様にバックルと係合可能な係止片2を有するタング本体3を備えている。係止片2には、バックルのラッチプレートが係合可能な開口2aが形成されている。
タング本体3には、係止片2の長手方向の直線と同一直線上でかつこの長手方向と直交する方向にウェビング4が貫通する貫通孔5が設けられている。この貫通孔5の大きさは、ウェビング4の断面積より比較的大きく設定されていて、タング1のウェビング4に対する摺動が容易となっている。したがって、ウェビング4はこの直交方向の貫通孔5を貫通することで、1回の曲がりだけでタング1をスムーズに摺動可能に支持するようになる。
また、タング本体3には、タング1とバックルとの係合を解除操作する解除操作手段6が設けられている。この解除操作手段6は、タング本体3に係止片2からその長手方向(図1において左右方向)と直交する方向にオフセットされるとともに係止片2の長手方向と斜交する方向でかつ押圧されたときタング本体3のガイド孔3aに沿って係止片2に接近する方向に摺動可能に設けられた押ボタン(本発明の操作部材に相当)7と、タング本体3に係止片2からその長手方向と直交する方向にオフセット量sだけオフセットされかつ係止片2の長手方向と平行に摺動可能に設けられて押ボタン7からの押圧力(操作力)を伝達する力伝達部材8と、押ボタン7を非作動位置に押圧するリターンスプリング9とから構成されている。
図2(a)および(b)に示すように、押ボタン7は両側壁7a,7bを有しており、これらの両側壁7a,7bには、それぞれ、図2(b)において上下方向に直線状に延びる同一の長孔7c,7dが穿設されている。また、力伝達部材8の両側縁8a,8bには、それぞれ突出軸8c,8dが設けられており、これらの突出軸8c,8dはそれぞれ長孔7c,7dに摺動自在に嵌合されている。
リターンスプリング9は、その一端が押ボタン7の右端中央に立設されたスプリング支持部7eに支持されているとともにその他端が図1(b)に示すようにタング本体3に支持されて、押ボタン7とタング本体3との間に縮設されている。
そして、押ボタン7は、その非作動時には図1(b)に示すようにタング本体3に貫通孔5と連通するようにして形成された開口10を形成する縁面3bとほぼ面一となる非作動位置に保持されている。このとき、突出軸8c,8dは長孔7c,7dの下端位置に位置している。
非作動位置にある押ボタン7を押圧すると、押ボタン7はガイド孔3aにガイドされかつリターンスプリング9の付勢力に抗して係止片2に接近する斜め右下方向に移動する。すると、突出軸8c,8dと長孔7c,7dとの相互作用関係で、力伝達部材8は係止片2と平行に右方へ移動してタング本体3から右方へ突出する。このとき、長孔7c,7dが下方へ移動するので、突出軸8c,8dは長孔7c,7dに沿って上方へ相対的に移動する。そして、突出軸8c,8dが長孔7c,7dの上端位置に到達すると、力伝達部材8は二点差線で示す作動位置に突出し、この作動位置で停止する。
この押ボタン7の作動位置から、押ボタン7の押圧を解除すると、リターンスプリング9の付勢力で、押ボタン7はガイド孔3aにガイドされて係止片2から遠ざかる斜め左上方向に移動する。すると、突出軸8c,8dと長孔7c,7dとの相互作用関係で、力伝達部材8は係止片2に平行に左方へ移動してタング本体3内に引き込まれる。このとき、長孔7c,7dが上方へ移動するので、突出軸8c,8dは長孔7c,7dに沿って下方へ相対的に移動する。そして、突出軸8c,8dが長孔7c,7dの下端位置に到達すると、力伝達部材8は初期の非作動位置で停止する。
次にこのように構成されたタング1を有するシートベルト装置の一例について説明する。
図3はこの例のシートベルト装置に用いられるバックルを模式的に示し、(a)はタングが係合されない非ラッチ状態を示す断面図、(b)はタングが係合されたラッチ状態を示す断面図である。
この例のシートベルト装置では、バックル11は、特許第3116077号公報の第4図ないし第5図(a),(b)およびこれらの図に関する明細書の記載に開示されているバックルと次の点を除き、基本的に同じである。すなわち、特許第3116077号公報に開示のバックルに設けられている、バックルとタングとの係合を解除操作する押ボタンに代えて、この例のバックルでは、バックルとタングとの係合を解除操作する操作部材が設けられる。また、特許第3116077号公報に開示のバックルに設けられている、発光源およびこの発光源に関するスイッチ等の部品は設けられていない。
この例のバックルの詳細な構成および作動については、特許第3116077号公報を参照すれば容易に理解することができるので、ここでは、バックルの構成および作動については簡単に説明する。
なお、バックル11は、従来公知のもので操作ボタンを押すことでタングとの係合が解除されるものであればどのようなバックルでもよい。
図3(a)および(b)に示すように、この例のバックル11は、横断面コ字状のベース12(図3には、両側壁が省略され、底部のみが示されている)と、ベース12の底壁にこのベース12の長手方向に摺動可能に設けられたエジェクタ13と、ベース12に取付けられたスプリングホルダ14と、一端がスプリングホルダ14の下端部の左面に支持され、他端がエジェクタ13の右面に当接支持されたプッシュアウトスプリング15と、ベース12の側壁開口部(不図示)に回動可能に支持されることでベース12に回動可能に装着されたラッチプレート16と、ラッチプレート16をラッチ状態に保持するロックプレート17と、ラッチプレート16とロックプレート17とに掛け渡された引張バネ18と、バックル11とタング1との係合を解除操作するためのバックル側解除操作部材19と、バックル側解除操作部材19とラッチプレート16とに掛け渡された引張バネ20と、一端がスプリングホルダ14の左面に当接され、他端がバックル側解除操作部材19の右面に当接された圧縮戻しバネ21とを備えている。
この例のシートベルト装置の他の構成は、従来の一般的な三点式シートベルト装置あるいは二点式シートベルト装置と同じである。
このように構成されたこの例のシートベルト装置においては、タング1がバックル11に係合されない非ラッチ状態では、図3(a)に示すようにバックル11のエジェクタ13は左限位置にある。この状態では、ラッチプレート16は、その下面に設けられてタング1の係止片2の開口2aと係合する突起16aがエジェクタ13の上面に当接して押し上げられた状態にあり、ロックプレート17は、引張バネ18に抗して右限位置にある。
次に、タング1の係止片2がバックル11内に挿入されると、エジェクタ13は係止片2の右端に押されてプッシュアウトスプリング15に抗して右方へ移動する。このとき、このエジェクタ13の右方への移動とともに係止片2の開口2aも右方へ移動してくる。この開口2aの右縁がラッチプレート16の下面突起16aを通過する位置となったとき、ロックプレート17が引張バネ18により左方へ移動しようとし、このロックプレート17の左方への移動の反力でラッチプレート16の左側が押下げられ、ラッチプレート16が反時計回りに回動する。すると、ラッチプレート16の下面の突起16aは係止片2の開口2a内に侵入し、この状態でタング1を離すと、プッシュアウトスプリング15のバネ力でエジェクタ13が係止片2の右端を左方へ押圧されるので、係止片2の開口2aの縁とラッチプレート16の突起16aとが係合し、図3(b)に示すようにタング1がバックル11に係合したラッチ状態に保持される。
図3(b)に示すタング1のラッチ状態から、タング1を外すためにタング1の押ボタン7が押し込まれると、前述のように力伝達部材8が右方へ移動してタング本体3から突出してバックル11のバックル側解除操作部材19を右方へ押圧する。すると、バックル側解除操作部材19が二点鎖線で示すように右方へ移動し、バックル側解除操作部材19のロックプレート当接部(不図示)がロックプレート17に当接してこのロックプレート17を右方に押する。その結果、ロックプレート17は、引張バネ18に抗してラッチプレート16に対して右方へ相対移動し、ラッチプレート16のラッチ状態保持解除位置となる。これとほぼ同時に、バックル側解除操作部材19の右端がラッチプレート16の縦壁16bに突き当たってそれを押すため、ラッチプレート16が二点鎖線で示すように時計回りに回動し、ラッチプレート16の突起16aが係止片2の開口2aから脱出して係止片2との係合が解除される。すると、エジェクタ13がプッシュアウトスプリング15の付勢力で係止片2を左方へ押圧するので、タング1がバックル11からプッシュアウトされる。これにより、タング1とバックル11との係合が解除されて、バックル11は図3(a)に示す元の非ラッチ状態となる。
この例のタング1によれば、押ボタン7を係止片2の長手方向と斜交する方向に移動可能に設けているので、係合解除のため押ボタン7を押す際、貫通孔5を貫通したウェビング4がほとんど邪魔にならず、押ボタン7の操作が簡単になる。しかも、貫通孔5が係止片2の長手方向と直交する方向に直線状に単に延びる孔として形成されるので、従来の一般的なシートベルト装置における解除用の押ボタンが設けられないタングの場合と同様に、タング1をウェビング4に対してスムーズにかつ確実に移動させることができる。これにより、タング1の取扱いが簡単になる。
また、タング1とバックル11との係合解除操作時に、タング1の押ボタン7が係止片2に接近する方向に移動させるようにしているので、この押ボタン7からの力をバックル11のバックル側解除操作部材19に伝達する力伝達部材8を係止片2から小量sほどオフセットできる。これにより、タング本体2をよりコンパクトに形成することができる。
こうして、解除用の押ボタン7をタング1に設けても、取扱いが簡単でかつコンパクトなタング1を得ることができる。
一方、この例のシートベルト装置によれば、タング1に設けた押ボタン7の操作が簡単になり、またタング1をウェビング4に対してスムーズにかつ確実に移動させてタング1の取扱いを簡単にできることから、ウェビング4の装着を簡易にすることができ、シートベルト装置の操作性をより一層向上させることができる。
また、この例のシートベルト装置によれば、力伝達部材8を係止片2から小量sほどオフセットできることから、バックル11の厚みが増大するのを抑制でき、従来のバックルと同等またはそれ以下の厚み(図3において上下方向の厚み)にすることができる。これにより、バックル11のコンパクト化を効果的に図ることが可能となる。
なお、前述の例では、タング1の力伝達部材8でバックル11のバックル側解除操作部材19を押すようにしているが、このバックル側解除操作部材19に代えてバックル11に設けられてタング1とバックル11との係合を解除操作する解除ボタンを押すようにすることもできる。このようにすることで、解除ボタンを有する従来の一般的なバックルにもそのまま適用することができる。
また、前述の例では、突出軸8c,8dと長孔7c,7dとの相互作用関係で力伝達部材8を係止片2の長手方向と平行に移動させる力伝達構造としているが、本発明はこれに限定されることはなく、押ボタン7からの係止片2に接近するように係止片2の長手方向と斜交する方向の力により、バックル11のバックル側解除操作部材19あるいはバックル11の解除ボタンをタング1の係止片2の挿入方向と平行に移動させることができるものであれば、どのような力伝達構造でもよい。その場合、押ボタン7は押されたとき必ずしも係止片2に接近する方向に移動する必要はなく、係止片2の長手方向と斜交する方向に移動しさえすればよい。
更に、前述の例では、押ボタン7をバックル本体3の図1(b)において下面側3cに設けるものとしているが、押ボタン7はバックル本体3の図1(a)において上下の側縁3d,3eのいずれかに設けることもできる。
本発明のタングは、自動車やその他の交通機関の座席に装備されるシートベルト装置用のタングあるいは、作業現場において作業者に使用される安全ベルト装置用のタングに好適に利用することができる。
また、本発明のシートベルト装置は、自動車やその他の交通機関の座席に装備されて、タングとバックルとが係合することで乗員拘束保護するシートベルト装置に好適に利用することができる。
本発明にかかるタングの実施の形態の一例を模式的に示し、(a)は平面図、(b)は(a)におけるIB−IB線に沿う断面図である。 図1に示す例のタングの解除操作手段を示し、(a)は平面図、(b)は正面図である。 図1に示す例のタングが係合するバックルを模式的に示し、(a)はタングが係合されない非ラッチ状態を示す断面図、(b)はタングが係合されたラッチ状態を示す断面図である。
符号の説明
1…タング、2…係止片、2a…開口、3…タング本体、3a…ガイド孔、4…ウェビング、5…貫通孔、6…解除操作手段、7…押ボタン、7c,7d…長孔、8…力伝達部材、8c,8d…突出軸、9…リターンスプリング、11…バックル、13…エジェクタ、16…ラッチプレート、16a…突起、17…ロックプレート、19…バックル側解除操作部材、s…オフセット量

Claims (4)

  1. ウェビングに摺動可能に支持され、かつバックルに係合可能な係止片を有するタングにおいて、
    前記バックルとの係合を解除する操作部材が前記係止片の長手方向と斜交する方向に移動可能に設けられていることを特徴とするタング。
  2. 前記操作部材は押圧されることで前記係止片に接近する方向に移動可能に設けられていることを特徴とする請求項1記載のタング。
  3. 前記ウェビングが貫通する貫通孔を有し、この貫通孔が前記係止片の長手方向と直交する方向に直線状に延びる孔として形成されていることを特徴とする請求項1または2記載のタング。
  4. 乗員に装着されるウェビングと、このウェビングに移動可能に支持されたタングと、このタングが係止されるバックルとを少なくとも備え、前記タングが前記バックルに係合されることで前記ウェビングが乗員に装着されるシートベルト装置において、
    前記タングが請求項1ないし3のいずれか1に記載されたタングであることを特徴するシートベルト装置。
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CN107097747A (zh) * 2017-05-27 2017-08-29 重庆光大产业有限公司 一种安全带及其锁扣装置

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