JP2006033725A - 電話通信装置 - Google Patents

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Abstract


【課題】 使い勝手のよい着信自動応答機能を備える電話通信装置を提供する。
【解決手段】 ユーザがハンドセットを持ち上げるなどしてオフフックが検出されると、電話制御部31が留守録DSP19の動作状態に基づいて回線接続中かどうかを判断する。回線接続中であれば着信検出回路7が接続中の回線がアナログ回線かどうかを判断する。接続中の回線がアナログ回線であれば電話制御部31がデジタル通話で発呼を行う。接続中の回線がデジタル回線であればデジタル通話またはアナログ通話で発呼を行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、アナログ通話とデジタル通話とを行う電話通信装置に関する。
通信ネットワーク技術の発展により、電話通信装置による音声通話は、公衆電話交換回線網(以下、Public Switched Telephone Network:PSTNと略称することもある。)を介してアナログ音声信号通信を行うアナログ通話に加え、インターネットを介し、インターネットプロトコル(IP)に基づいてデジタル音声データ信号通信を行うデジタル通話を可能となっている。デジタル通話についてさらに説明すると、インターネットなどのデジタルデータ通信網の発達により、いわゆるVoIP(Voice over Internet Protocol)技術に基づく音声通話が可能となっている。このデジタル通話では、互いの電話通信装置が、デジタルデータ化された音声信号を、デジタルデータ通信網を介して送受信する。特に近年のインターネットを介したデジタルデータ通信では、ブロードバンド化が進み、デジタルデータ化された音声信号の送受信を高速に行うことができるので、デジタル通話でも十分な音質を実現することができる。また、デジタルデータ通信は、多重化することも比較的容易であり、物理的には単一の通信ケーブルに、複数の通話回線を収容することもできる。さらに、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)などのxDSL技術で、PSTNへの接続に用いる電話線に高周波のデジタル信号を重畳し、アナログ通話回線と複数のデジタル通話回線とを収容することも可能になっている。
アナログ通話のみを行う電話通信装置には、留守番電話機能が備えられているものが多い。留守番電話機能には、主に録音/再生機能および着信自動応答機能がある。さらに録音/再生機能は、アナログ通話によって受信したアナログ音声信号をDSP(Digital
Signal Processor)によってデジタルデータに変換し、圧縮して所定の記憶領域に記憶する録音機能と、所定の記憶領域に記憶されたデジタル音声データを、DSPによって伸張し、アナログ音声信号に変換してスピーカなどに出力する再生機能とからなる。着信自動応答機能は、加入者交換機などからの呼出信号をカウントし、所定のカウントに達した時点で回線を捕捉、予め録音されている応答メッセージなどを回線に送出する機能である。着信応答機能を利用する着信拒否機能では、特定の電話通信装置からの着信に対して、接続することができないことを示す音声メッセージなどを自動で送出することが可能となっている(たとえば、特許文献1参照)。
アナログ通話とデジタル通話とを行う電話通信装置にも留守番電話機能は備えられるが、複雑な制御が必要となってしまう。たとえば、アナログ通話とインターネット通話(デジタル通話)とを実現し、それぞれの通話中に任意に通話路を切り替えるインターネットVoIPアダプタは、アナログ通話の着信に対して接続されたアナログ端末装置から一定時間応答が無いときは、自動的に応答し、IP通話の着信に切り替えることができる(たとえば、特許文献2参照)。
特開平3−36861 特開2003−298738
特許文献1記載の着信規制方式のように、アナログ通話において、着信自動応答機能によって応答メッセージを送出している間に、誤ってオフフックすると、応答メッセージの送出を中断し、相手側の電話通信装置と通話可能な状態になってしまう。したがって、応答メッセージの送出を行うと同時に新たに発呼することができないため、ユーザにとって使い勝手が悪いという問題がある。特許文献2記載のインターネットVoIPアダプタも、アナログ通話とデジタル通話とを通話中に切り替えることはできるが、自動応答すると同時に新たに発呼する手段については何ら開示されていない。
本発明の目的は、使い勝手のよい着信自動応答機能を備える電話通信装置を提供することである。
本発明は、アナログ通話とデジタル通話とを行う電話通信装置であって、
音声メッセージを記憶する音声メモリと、
所定の条件を満足したときに相手先の電話通信装置に対して音声メッセージを送出するメッセージ送出手段と、
アナログ通話またはデジタル通話で発呼を行う発呼手段と、
発呼手段が発呼を行うときに、メッセージ送出手段がアナログ通話で音声メッセージを送出している場合は、デジタル通話で発呼するように発呼手段を制御し、メッセージ送出手段がデジタル通話で音声メッセージを送出している場合は、アナログ通話またはデジタル通話で発呼するように発呼手段を制御する制御手段とを備えることを特徴とする電話通信装置である。
また本発明は、音声メッセージは、電話通信装置のユーザが不在であることを示す留守応答メッセージを含み、
メッセージ送出手段は、交換機から受信した呼出信号を計数し、予め定める数を受信すると、相手先の電話通信装置に対して留守応答メッセージを送出することを特徴とする。
また本発明は、着信拒否の対象となる電話番号を記憶するメモリと、
交換機から発信電話番号を受信し、メモリに記憶されている電話番号と一致するかどうかを判断して着信拒否対象の発信者からの着信を識別する発信者識別手段とを備え、
音声メッセージは、着信を拒否することを示す着信応答メッセージを含み、
メッセージ送出手段は、発信者識別手段が、着信拒否対象の発信者からの着信であることを識別すると、相手先の電話通信装置に対して着信拒否応答メッセージを送出することを特徴とする。
また本発明は、アナログ通話の着信かデジタル通話の着信かを判定する判定手段を備え、
メッセージ送出手段は、アナログ通話の着信の場合と、デジタル通話の着信の場合とで動作を変更することを特徴とする。
また本発明は、メッセージ送出手段は、アナログ通話の着信の場合、回線接続して着信拒否応答メッセージを送出し、デジタル通話の着信の場合、回線接続せず着信拒否応答メッセージまたはビジートーンを送出することを特徴とする。
本発明によれば、アナログ通話とデジタル通話とを行う電話通信装置であり、予め音声メモリに音声メッセージを記憶しておき、所定の条件を満足したときにメッセージ送出手段が、相手先の電話通信装置に対して音声メッセージを送出する、いわゆる着信自動応答機能を備える電話通信装置である。
制御手段は、発呼手段が発呼を行うときにメッセージ送出手段の動作を検出して発呼手段の動作を制御する。メッセージ送出手段がアナログ通話で音声メッセージを送出している場合は、デジタル通話で発呼するように発呼手段を制御し、メッセージ送出手段がデジタル通話で音声メッセージを送出している場合は、アナログ通話またはデジタル通話で発呼するように発呼手段を制御する。
これにより、相手先の電話通信装置に対して音声メッセージを送出している間であっても新たに発呼を行うことが可能であり、使い勝手のよい着信自動応答機能を備える電話通信装置を提供することができる。
また本発明によれば、音声メッセージは、電話通信装置のユーザが不在であることを示す留守応答メッセージを含み、メッセージ送出手段は、交換機から受信した呼出信号を計数し、予め定める数を受信すると、相手先の電話通信装置に対して留守応答メッセージを送出する。
これにより、留守番電話機能を実現することができ、留守応答メッセージを送出している間であっても新たに発呼を行うことができる。
また本発明によれば、予めメモリに着信拒否の対象となる電話番号を記憶しておき、発信者識別手段が、交換機から発信電話番号を受信し、メモリに記憶されている電話番号と一致するかどうかを判断して着信拒否対象の発信者からの着信を識別する。
メッセージ送出手段は、発信者識別手段が、着信拒否対象の発信者からの着信であることを識別すると、相手先の電話通信装置に対して着信を拒否することを示す着信拒否応答メッセージを送出する。
これにより、着信拒否機能を実現することができ、着信拒否応答メッセージを送出している間であっても新たに発呼を行うことができる。
また本発明によれば、判定手段によって、アナログ通話の着信かデジタル通話の着信かが判定され、メッセージ送出手段は、アナログ通話の着信の場合と、デジタル通話の着信の場合とで動作を変更する。具体的には、アナログ通話の着信の場合、回線接続して着信拒否応答メッセージを送出し、デジタル通話の着信の場合、回線接続せず着信拒否応答メッセージまたはビジートーンを送出する。
これにより、相手先に応じて着信拒否応答メッセージまたはビジートーンを選択して送出することができ、使い勝手が向上する。たとえば、明確に着信を拒否したい相手先に対しては着信拒否応答メッセージを送出し、あまり明確に拒否することができないような相手先に対しては電話中であることを装うためにビジートーンを送出する。また、着信拒否応答メッセージは、作成するのに録音作業などの手間がかかり、大量の記憶容量が必要となるので、相手先に応じて送出するメッセージを変えるために複数の着信拒否応答メッセージを用意しようとすると問題が生じることがある。これに対してメッセージの1つとしてビジートーンを使用すると、作成の手間が省け、記憶容量も小さくてすむという効果がある。
アナログ通話とデジタル通話とを行う電話通信装置として、いわゆるVoIP電話機を例に本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の実施の一形態であるVoIP電話機100の概略的な電気的構成を示すブロック図である。
VoIP電話機100は、回線捕捉回路1、スピーチネットワーク2、切換回路3、ハンドセット4、外部スピーカ5、ダイヤル回路6、着信検出回路7、発信者電話番号受信回路8、メモリ9、表示部10、VoIP使用可能LED(Light Emitting Diode)11、PSTN LED12、VoIP LED13、操作パネル14、DSP15、ADSLモデム16、スプリッタ17、音声メモリ18、留守録DSP19、および制御部30を含む。
制御部30は、電話制御部31、データ処理制御部32、表示制御部33、操作検出部34、使用回線判定部35、VoIP制御部36、DSP制御部37およびADSL制御部38を含む。
VoIP電話機100には電話線20が接続され、交換機と通信可能とすることで、PSTNに電気的に接続される。また電話線20は、アナログ通話回線とデジタル通話回線とで共用され、アナログ通話用の音声信号と、デジタル通話用のデータ信号とが重畳される、いわゆるADSL回線に使用される。詳細には、電話線20は2線式または4線式ケーブルで、スプリッタ17のRJ−11コネクタに接続される。スプリッタ17は、アナログ通話用の音声信号とデジタル通話用のデータ信号とを分離し、VoIP電話機100の所定の回路に送出する分離機能と、VoIP電話機100の所定の回路から送出された音声信号と、データ信号とを重畳する重畳機能とを有する。なお、収容局側にもスプリッタが設けられており、音声信号は交換機へ、データ信号はADSLモデムを通ってインターネットへ送出される。
回線捕捉回路1は、ダイヤル回路6からの信号によってアナログ通話回線を閉結または開放し、その状態を信号で電話制御部31に通知する。スピーチネットワーク2は、アナログ回線からの受話信号を切換回路3に送るとともに、切換回路3からの送話信号を、アナログ回線を介してPSTNに送出したり、ダイヤル回路6が発信したDTMF(Dial
Tone Multi Frequency)信号を、回線捕捉回路1に送る。
切換回路3は、電話制御部31からの制御信号に応じて、スピーチネットワーク2およびハンドセット4のマイクから音声信号を入力し、またスピーチネットワーク2、ハンドセット4のスピーカおよび外部スピーカ5へ音声信号を出力するように信号経路の接続を切り換える。さらに切換回路3は、電話制御部31からの制御信号に応じて、スピーチネットワーク2、ハンドセット4のマイクおよびDSP15から入力される音声信号と、電話制御部31から入力される保留音信号とを、スピーチネットワーク2、ハンドセット4のスピーカ、外部スピーカ5およびDSP15へ出力するように信号経路の接続を切り換える。特に三者通話の場合は、たとえば、スピーチネットワーク2から入力される音声信号を、ハンドセット4のスピーカおよびDSP15に出力し、ハンドセット4のマイクおよびDSP15から入力される音声信号を、スピーチネットワーク2に出力するように、信号経路の接続を切り換える。
ダイヤル回路6は、回線捕捉回路1を開閉させてダイヤルパルスを発生させたり、DTMF信号をスピーチネットワーク2に出力したりして、送話信号をアナログ回線に送出する。着信検出回路7は、アナログ回線から入力されるCAR信号やIR信号を検出し、電話制御部31に着信の検出を通知する。ここでCAR信号(情報受信端末起動信号)とは、発信者電話番号通知サービスで発信者の電話番号を通知する前に送られてくる信号であり、電話機はこの信号を受信すると、発信者の電話番号を受信する。また、IR信号とは着信鳴動信号であり、通常、電話機はこれを受信すると外部スピーカ5などから呼出音を鳴らす。
発信者電話番号受信回路8は、アナログ回線から送られてくる発信者電話番号などの情報を受信、復調し、発信者識別情報となる発信者電話番号を取得する。メモリ9は、着信拒否の対象となる発信者電話番号、アナログ通話およびデジタル通話の発信履歴および着信履歴、着信応答機能によって受信した発信者電話番号とそのときに使用された回線の種類、相手先の氏名または名称と電話番号などとを関連付けた電話帳データなどを記憶する。
VoIP電話機100は、表示手段として、LCD(液晶表示装置)などで実現される表示部10と、LEDによるVoIP使用可能LED11、PSTN LED12およびVoIP LED13を含む。表示部10は文字列およびピクトグラムを表示し、ユーザに対して各種の情報およびメッセージなどを報知する。VoIP使用可能LED11は、デジタル通信が可能な状態であるときに点灯する。PSTN LED12は、アナログ回線を使用してアナログ通話の発着信が行われたときに点灯する。VoIP LED13は、デジタル回線を使用してデジタル通話の発着信が行われたときに点灯する。操作パネル14は、相手先の電話番号を入力するためのダイヤルキー、留守番電話機能など電話通信以外の各種機能を使用するためのファンクションキー、表示部10に表示されるカーソルなどを移動させるためのカーソルキー、コマンドなどの決定を行うための決定キーなど複数のキーを備える。
DSP5は、デジタル回線から送られてきたデジタル音声信号をアナログ音声信号に変換したり、ハンドセット4のマイクから入力されたアナログ音声信号をデジタル音声信号に変換する信号処理を行う。ADSLモデム16は、デジタル回線を使ってデータ信号の送受信を行うためにデータ信号を変復調する。
音声メモリ18は、留守番電話機能の録音/再生機能によって録音される相手先の音声、着信応答機能によって再生する応答メッセージ音声などを記憶する。留守録DSP19は、相手先の音声をデジタル音声信号で音声メモリ18に録音したり、音声メモリ18に録音されている相手先の音声および応答用の音声メッセージなどをデジタル音声信号で再生する。メッセージ送出手段は、この留守録DSP19および電話制御部31で構成される。
VoIP電話機100の動作は、予め記憶される制御プログラムに基づき、制御部30によって制御される。電話制御部31は、電話通信機能、留守番電話機能などの動作を制御する制御手段である。データ処理制御部32は、メモリ9へのデータ書き込みおよびメモリ9からのデータ読み出しの制御を行う。表示制御部33は、表示部10の画面表示および各LEDの点灯、消灯の制御を行う。操作検出部34は、操作パネル14を監視し、いずれかのキーが入力されると、入力されたキーの種類などを電話制御部31に通知する。使用回線判定部35は、発信者電話番号に基づいて、アナログ回線とデジタル回線のいずれの回線を使用するかを判定し、結果を電話制御部31に通知する判定手段である。VoIP制御部36は、デジタル電話を行うための呼制御や、PPP(Point-to-Point
Protocol)セッションの確立、VoIPサーバとの認証処理を行う。DSP制御部37は、DSP15の動作を制御する。ADSL制御部38は、ADSLモデム16の動作を制御する。発呼手段は、電話制御部31およびVoIP制御部36で構成される。発信者識別手段は、発信者電話番号受信回路8および電話制御部31で構成される。
VoIP電話機100の留守番電話機能および着信拒否機能について説明する。なお、留守番電話機能および着信拒否機能については、アナログ通話およびデジタル通話のいずれも同様の処理が行われる。また、通常アナログ回線で着信した場合は、アナログ回線を捕捉し、デジタル回線で着信した場合は、デジタル回線を捕捉する。
着信自動応答機能と、録音/再生機能と組み合わせることで留守番電話機能を実現することができる。たとえば、着信自動応答機能によって加入者交換機などからの呼出信号をカウントし、所定のカウントに達した時点で回線を捕捉し、録音/再生機能によって予め録音されている留守応答メッセージなどを再生して回線に送出する。
さらに、発信者識別機能を加えることで着信拒否機能を実現することができる。発信者識別機能によって着信拒否を行う発信者からの着信かどうかを判断し、着信拒否を行う発信者からの着信であれば、着信自動応答機能によって回線を捕捉し、録音/再生機能によって接続することができないことを示す拒否応答メッセージなどを再生して回線に送出する。
図2は、VoIP電話機100によるアナログ通話の着信処理を示すフローチャートである。
ステップS1では、CAR信号を受け取ったのち、MODEM信号によって発信電話番号を受信する。ステップS2では、予め登録している着信拒否を行う発信者の電話番号と、受信した発信電話番号とを比較し、発信者の識別を行う。
ステップS3では、受信した発信電話番号が登録された電話番号と一致するかどうかを判断する。一致していればステップS4に進み、一致していなければステップS6に進む。ステップS4では、回線を捕捉し、ステップS5で予め記憶している拒否応答メッセージを送出してステップS11に進む。
ステップS6では、呼出信号を受信し、ステップS7で受信した呼出信号の数のカウントを開始する。ステップS8では、カウント数が所定の回数に達したかどうかを判断し、達していればステップS9に進み、達していなければステップS12に進む。ステップS9では、回線を捕捉し、ステップS10で予め記憶している留守応答メッセージを送出する。ステップS11では、回線を切断する。
ステップS12では、ユーザがハンドセット4を持ち上げるなどしてオフフックされたかどうかを判断する。オフフックされればステップS13に進み、オフフックされなければステップS8に戻る。ステップS13では回線を捕捉し、ステップS14で通常の通話を行いステップS11に進む。
デジタル通話の着信処理も図2に示したフローチャートと類似した処理を行うが、アナログ通話では、着信拒否を行う場合にステップS4で回線を捕捉したのちにステップS5で拒否応答メッセージを送出しているのに対し、デジタル通話では、回線を捕捉せず、すなわちステップS4の動作を行わず、ステップS5で拒否応答メッセージまたはビジートーンを送出する。着信拒否に関する動作以外は、アナログ通話と同様の動作を行う。
なお、拒否応答メッセージを送出するか、ビジートーンを送出するかの設定は、ユーザがVoIP電話機100を操作するなどして選択することができる。たとえば、着信拒否時には必ず拒否応答メッセージを送出する設定、着信拒否時には必ずビジートーンを送出する設定、発信電話番号に応じて拒否応答メッセージかビジートーンを送出する設定などからユーザが選択する。
たとえば、明確に着信を拒否したい相手先に対しては着信拒否応答メッセージを送出し、あまり明確に拒否することができないような相手先に対しては電話中であることを装うためにビジートーンを送出することでVoIP電話機100の使い勝手が向上する。また、着信拒否応答メッセージは、作成するのに録音作業などの手間がかかり、大量の記憶容量が必要となるので、相手先に応じて送出するメッセージを変えるために複数の着信拒否応答メッセージを用意しようとすると問題が生じることがある。これに対してメッセージの1つとしてビジートーンを使用すると、作成の手間が省け、記憶容量も小さくてすむという効果がある。
従来のVoIP電話機において、アナログ通話の着信時に留守番電話機能および着信拒否機能が働くと、回線を捕捉するため、応答メッセージを送出している間に新たに発呼することができない。発呼するために、応答メッセージ送出中にオフフックすると、応答メッセージの送出先の電話機と通話状態に移行してしまう。これに対して本発明のVoIP電話機100は、応答メッセージの送出中であっても新たな発呼を行うことができる。
電話制御部31は、オフフックされたときに、留守録DSP19の動作状態を検出する。留守録DSP19が動作しているとき、すなわち応答メッセージが送出されているときは、現在回線が接続されている相手側電話機との通話は行わず、新たな発呼を行う。特に接続されている回線がアナログ回線の場合は、アナログ通話の発呼を行うことができないのでデジタル通話の発呼を行うようにする。接続されている回線がデジタル回線の場合は、アナログ通話の発呼またはデジタル通話の発呼を行うようにする。
図3は、VoIP電話機100による発呼処理を示すフローチャートである。
ステップS21で、ユーザがハンドセットを持ち上げるなどしてオフフックが検出されると、ステップS22では、電話制御部31が留守録DSP19の動作状態に基づいて回線接続中かどうかを判断する。回線接続中であればステップS23に進み、接続中でなければステップS25に進む。ステップS23では、着信検出回路7が接続中の回線がアナログ回線かどうかを判断する。アナログ回線であればステップS24に進み、アナログ回線でなければ、すなわちデジタル回線であればステップS25に進む。
ステップS24では、電話制御部31がデジタル通話で発呼を行う。ステップS25では、電話制御部31がアナログ通話で発呼を行うかどうかを判断し、アナログ通話で行う場合は、ステップS26に進み、アナログ通話で行わない、すなわちデジタル通話で行う場合は、ステップS24に進む。ステップS26では、電話制御部31がアナログ通話で発呼を行う。
なお、ステップS25で、アナログ通話の発呼を行うかどうかの判断要素として、たとえば発呼時にユーザによってダイヤルされた電話番号を用いる。予めアナログ通話の発呼を行う電話番号をメモリ9に記憶するなどしておき、ユーザによってダイヤルされたときに、メモリ9に記憶されている内容と、入力された電話番号とから電話制御部31がアナログ通話の発呼を行うかどうかを判断する。
メモリ9に記憶する内容としては、110や119などの特別番号はアナログ発呼を行い、その他の一般電話番号はデジタル発呼を行う、といった基本的な内容であってもよいし、ユーザが電話番号ごとにアナログ発呼かデジタル発呼かを選択し、その選択結果を示す内容であってもよい。
以上のように、留守番電話機能および着信拒否機能による応答メッセージの送出中であっても、新たに発呼することが可能であり、使い勝手のよい着信自動応答機能を備える電話通信装置を提供することができる。
本発明の実施の一形態であるVoIP電話機100の概略的な電気的構成を示すブロック図である。 VoIP電話機100によるアナログ通話の着信処理を示すフローチャートである。 VoIP電話機100による発呼処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1 回線捕捉回路
2 スピーチネットワーク
3 切換回路
4 ハンドセット
5 外部スピーカ
6 ダイヤル回路
7 着信検出回路
8 発信者電話番号受信回路
9 メモリ
10 表示部
11 VoIP使用可能LED(Light Emitting Diode)
12 PSTN LED
13 VoIP LED
14 操作パネル
15 DSP
16 ADSLモデム
17 スプリッタ
18 音声メモリ
19 留守録DSP
30 制御部
31 電話制御部
32 データ処理制御部
33 表示制御部
34 操作検出部
35 使用回線判定部
36 VoIP制御部
37 DSP制御部
38 ADSL制御部
100 VoIP電話機

Claims (5)

  1. アナログ通話とデジタル通話とを行う電話通信装置であって、
    音声メッセージを記憶する音声メモリと、
    所定の条件を満足したときに相手先の電話通信装置に対して音声メッセージを送出するメッセージ送出手段と、
    アナログ通話またはデジタル通話で発呼を行う発呼手段と、
    発呼手段が発呼を行うときに、メッセージ送出手段がアナログ通話で音声メッセージを送出している場合は、デジタル通話で発呼するように発呼手段を制御し、メッセージ送出手段がデジタル通話で音声メッセージを送出している場合は、アナログ通話またはデジタル通話で発呼するように発呼手段を制御する制御手段とを備えることを特徴とする電話通信装置。
  2. 音声メッセージは、電話通信装置のユーザが不在であることを示す留守応答メッセージを含み、
    メッセージ送出手段は、交換機から受信した呼出信号を計数し、予め定める数を受信すると、相手先の電話通信装置に対して留守応答メッセージを送出することを特徴とする請求項1記載の電話通信装置。
  3. 着信拒否の対象となる電話番号を記憶するメモリと、
    交換機から発信電話番号を受信し、メモリに記憶されている電話番号と一致するかどうかを判断して着信拒否対象の発信者からの着信を識別する発信者識別手段とを備え、
    音声メッセージは、着信を拒否することを示す着信応答メッセージを含み、
    メッセージ送出手段は、発信者識別手段が、着信拒否対象の発信者からの着信であることを識別すると、相手先の電話通信装置に対して着信拒否応答メッセージを送出することを特徴とする請求項1記載の電話通信装置。
  4. アナログ通話の着信かデジタル通話の着信かを判定する判定手段を備え、
    メッセージ送出手段は、アナログ通話の着信の場合と、デジタル通話の着信の場合とで動作を変更することを特徴とする請求項3記載の電話通信装置。
  5. メッセージ送出手段は、アナログ通話の着信の場合、回線接続して着信拒否応答メッセージを送出し、デジタル通話の着信の場合、回線接続せず着信拒否応答メッセージまたはビジートーンを送出することを特徴とする請求項4記載の電話通信装置。
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