JP2006033368A - 通信装置及び通信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】第2の端末に無線端末固有のソフトウェアのインストールを行わなくても、外部からの接続要求に応じて、第2の端末に第1の端末との間で通信経路を確立させる通信装置を提供すること。
【解決手段】携帯電話15が載置され、当該携帯電話15と接続されたクレードル12は、ブリッジ処理機能により、パソコン11から受信したデータのデータ形式を変換して、携帯電話15を利用してWebサーバ14に送信するようになっている。また、クレードル12は、Webサーバ14等から送られた接続要求を受けた携帯電話15が送信する着信通知を受信すると、パソコン11に接続命令信号を送信してパソコン11にWebサーバ14との通信経路を確立させるようになっている。
【選択図】 図3

Description

本発明は、無線にて通信を行うための通信装置及び通信方法に関するものである。
従来、多くのユーザは、それぞれ多数の情報機器(パーソナルコンピュータ(以下、パソコンと示す)、PDA(Personal Digital Assistance)、プリンタ等)を所有するようになっている。このため、データの共有化等の為に情報機器間でデータの送受信を行う場合には、各情報機器をケーブル等で物理的に接続する有線LAN(Local Area Network)よりもケーブルの管理や配線のレイアウト等の面で有利な無線LANの方が利用されるようになってきている。この傾向は、各家庭内又は会社内における情報機器間だけにとどまらず、インターネット等の外部のネットワーク機器と接続する際にも無線にて接続するようになってきた。このため、無線LAN通信を行うためにIEEE802.11b等の規格に準拠した仕様のパソコンも販売されている。
そして、近年において、パソコンがネットワークに接続する前に、サーバからパソコンに対して接続要求を送って通信経路を確立させる場合があるときには、パソコンは、携帯電話を介して無線にてネットワークに接続するようにしている(例えば、特許文献1)。このようにすれば、携帯電話に対して接続要求を送信することによって当該携帯電話に接続されたパソコンだけに接続要求を送ることができ、パソコンと通信経路を確立することができる(すなわち、データ通信を行うことができる)ようになる。
特開2000−209303号公報
しかし、パソコンが携帯電話を介してインターネットに接続する場合、パソコンは、携帯電話とデータ通信を行うため、携帯電話固有のソフトウェアのインストールを接続する携帯電話毎に行わなければならず手間がかかっていた。
この発明は、このような従来技術に存在する問題点に着目してなされたものであり、その目的は、第2の端末に無線端末固有のソフトウェアのインストールを行わなくても、外部からの接続要求に応じて、第2の端末に第1の端末との間で通信経路を確立させる通信装置及び通信方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、第1の通信網を介して各種データ又は各種機能を提供する第1の端末と無線にて通信を行うことができる無線端末が接続された通信装置において、前記無線端末を利用して、前記第1の通信網を介して前記第1の端末との間で通信を行う第1の通信接続手段と、前記第1の通信網とは異なる第2の通信網を介して、ユーザが使用する第2の端末との間で無線にて通信を行う第2の通信接続手段と、送信先の第1の通信網又は送信先の第2の通信網で使用されるプロトコルに対応するように受信したデータのデータ形式の変換を行うことにより、前記第1の通信網と前記第2の通信網との間でデータを中継する中継手段と、接続要求を受けた前記無線端末が送信する着信通知を受信したか否かを判定する監視手段と、前記監視手段の判定結果が肯定の場合、前記第2の端末に対して前記第1の端末と通信経路を確立するように通知する接続命令信号を送信する通知手段とを備えたことを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記無線端末を載せることができるように構成された載置手段と、前記無線端末が前記載置手段に載せられたときに、前記無線端末を充電する充電手段を備えたことを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記通知手段は、前記無線端末が受けた接続要求の種類に応じて、前記第2の端末に送信する前記接続命令信号の種類を変更することにより、前記第2の端末に通信経路を確立させる前記第1の端末を変更させることを要旨とする。
請求項4に記載の発明は、第1の通信網を介して各種データ又は各種機能を提供する第1の端末と無線にて通信を行うことができる無線端末が接続された通信装置が行う通信方法において、前記通信装置は、前記無線端末を利用して、前記第1の通信網を介して前記第1の端末との間で通信を行う第1の通信接続処理と、前記第1の通信網とは異なる第2の通信網を介してユーザが使用する第2の端末との間で通信を行う第2の通信接続処理と、送信先の第1の通信網又は送信先の第2の通信網で使用されるプロトコルに対応するように受信したデータのデータ形式の変換を行うことにより、前記第1の通信網と前記第2の通信網との間でデータを中継する中継処理と、接続要求を受けた前記無線端末が送信する着信通知を受信したか否かを判定する監視処理と、前記監視手段の判定結果が肯定の場合、前記第2の端末に対して前記第1の端末と通信経路を確立するように通知する接続命令信号を送信する通知処理とを実行することを特徴とすることを要旨とする。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、前記通信装置は、前記第2の通信接続処理において、前記第2の端末との間で無線にて通信を行うことを要旨とする。
請求項6に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、前記通信装置は、前記第2の通信接続処理において、前記第2の端末との間で有線にて通信を行うことを要旨とする。
(作用)
請求項1又は請求項4〜6に記載の発明によれば、外部の端末が無線端末に対して接続命令信号を送信することにより、第2の端末を呼び出して第2の端末に第1の端末との間で通信経路を確立させ、通信を行わせることができる。また、通信装置が無線端末から着信通知を受信したときに、第2の通信網を介して第2の端末に接続命令信号を送信するので、第2の端末は直接無線端末と通信を行うための機能を備えなくてもよい。従って、第2の端末は、無線端末と通信を行うためのデバイスドライバを無線端末毎にインストールする必要がなくなる。
請求項2に記載の発明によれば、無線端末を載置手段に載置するだけで、無線端末を充電することができる。
請求項3に記載の発明によれば、外部の端末が送る接続要求の種類を変更することにより、第2の端末が接続する第1の端末を変更することができる。
本発明によれば、第2の端末に無線端末固有のソフトウェアのインストールを行わなくても、外部からの接続要求に応じて、第2の端末に第1の端末との間で通信経路を確立させることができる。
図1は本実施形態の通信システム10の概略構成図を示す。
ユーザが使用する第2の端末であるパーソナルコンピュータ(以下、パソコンと示す)11には、無線LAN30を介して通信装置としてのクレードル12が接続されている。クレードル12には、ユーザが使用する無線端末としての携帯電話15が接続されている。携帯電話15には、移動体通信網25を介してISP(Internet Services Provider)26に備えられたアクセスサーバ26aが接続されている。アクセスサーバ26aには、イーサネット(Ethernet(登録商標))13を介して各種データ又は各種機能を提供する第1の端末としてのWebサーバ14が接続されている。また、アクセスサーバ26aには、ユーザの認証を行うRADIUS(Remote Authentication Dial-in User Service)サーバ29が接続されている。
前記パソコン11には、無線LAN30を介してクレードル12と無線通信を行うための無線LANカード11aが備えられている。無線LANカード11aは、無線通信規格(本実施形態では、IEEE802.11b)に準拠して構成されている。また、無線LANカード11aには、電波を送受信するためのアンテナが備えられている。なお、無線LANカード11aは、パソコン11の標準機能又は追加機能(オプション)として備えられるようになっている。また、パソコン11は、パソコン11固有のMACアドレスを有している。
また、パソコン11には、イーサネット13においてデータ通信を行うためのプロトコル、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)、PPP(Point to Point Protocol)、PPPoE(PPP over Ethernet)に従って通信を行うためのプログラムがインストールされている。また、パソコン11には、イーサネット13を介してWebサーバ14から提供されるWebページを閲覧するためのアプリケーションソフトとしてのWebブラウザがインストールされている。また、パソコン11には、Webサーバ14のアドレス(IPアドレス)が記憶されている。そして、パソコン11には、Webサーバ14等のイーサネット13における端末と通信経路301(図7参照)が確立されていないときに、Webサーバ14への通信経路301を確立することを命令する接続命令信号を受信すると、Webサーバ14と通信経路301を確立する接続機能が備えられている。
次に、クレードル12について説明する。
クレードル12は、図2に示すように、携帯電話15が載置されるように構成されている載置手段としての載置台12aを有している。また、クレードル12には、図1に示すように、携帯電話15を充電するための充電回路16が備えられている。詳しく説明すると、充電回路16には、電源ケーブル20aを介して電源19から供給された交流電流を直流電流に変換する変換回路20bが備えられている。また、充電回路16には、変換回路20bに接続された給電用接続端子18が備えられている。そして、給電用接続端子18が携帯電話15に備えられた充電用接続端子17に電気的に接続されることにより、充電回路16は、変換回路20bにより変換された直流電流をその給電用接続端子18を介して携帯電話15に供給し、携帯電話15を充電するようになっている。なお、携帯電話15がクレードル12に載置されると、給電用接続端子18が携帯電話15の充電用接続端子17と電気的に接続するようになっている。
また、クレードル12には、携帯電話15とデータの授受を行うための通信用接続端子21が備えられている。携帯電話15がクレードル12に載置されると、携帯電話15に備えられた通信用接続端子22がクレードル12の通信用接続端子21に接続され、クレードル12と携帯電話15との間でデータの送受信することが可能となる。また、クレードル12には、パソコン11に内蔵された無線LANカード11aと無線接続するための無線モジュール23が備えられている。この無線モジュール23は、無線LANカード11aと同じ無線通信規格(本実施形態では、IEEE802.11b)に準拠して構成されている。そして、クレードル12は、PPPoEの手順に従い、無線モジュール23を利用してデータを送受信するようになっている。なお、クレードル12は、データを送信する際、MACアドレスからパソコン11を特定してデータを送信するようになっている。従って、本実施形態の充電回路16が携帯電話15を充電する充電手段となる。
また、クレードル12には、パソコン11をWebサーバ14に接続させるために、各種機能が備えられている。以下、これらの機能について説明する。
クレードル12には、無線モジュール23を利用して、無線LAN30を介してパソコン11の無線LANカード11aと無線にて接続するための無線LANアクセスポイント機能が備えられている。この無線LANアクセスポイント機能により、クレードル12は、PPPoEの手順に従って、無線LAN30を介して、クレードル12の無線モジュール23とパソコン11の無線LANカード11aを接続し、データ通信を行うための通信経路201(図4参照)をパソコン11との間で確立するようになっている。従って、本実施形態のクレードル12は、無線LAN30を介して、パソコン11との間で無線にてデータ通信を行う第2の通信接続手段としての機能を有している。
また、クレードル12には、携帯電話15を利用して(即ち、アクセスサーバ26a又はWebサーバ14と通信する携帯電話15の機能を利用して)、アクセスサーバ26a又はWebサーバ14に接続するためのダイヤルアップ機能が備えられている。このダイヤルアップ機能により、クレードル12は、PPPの手順に従って、携帯電話15を利用してアクセスサーバ26a(又はWebサーバ14)と無線にてダイヤルアップ接続する。そして、クレードル12は、データ通信を行うための通信経路202(図4参照)をアクセスサーバ26aとの間で確立する(又は通信経路202及び通信経路302(図7参照)をWebサーバ14との間で確立する)ようになっている。従って、本実施形態のクレードル12は、携帯電話15を利用して、アクセスサーバ26a又はWebサーバ14との間でデータ通信を行う第1の通信接続手段としての機能を有している。
さらに、クレードル12には、受信したデータ(フレーム)のデータ形式(フレーム形式)を送信先の通信網で利用されるプロトコルに対応したデータ形式に変換し、変換したデータを送信することにより、パソコン11と携帯電話15との間でデータを中継するブリッジ処理機能が備えられている。このブリッジ処理機能により、クレードル12は、パソコン11とクレードル12との間で形成された通信経路201とクレードル12とアクセスサーバ26aとの間で形成された通信経路202とを連結し、パソコン11からアクセスサーバ26aまでの通信経路203を確立することが可能となっている。すなわち、送信先の通信網(通信経路)と送信元の通信網(通信経路)で異なるプロトコルでデータ通信が行われるため、クレードル12は、このブリッジ処理機能により、中継するデータのデータ形式を送信先の通信網(通信経路)に適したプロトコルに変換して、データの中継を行うようになっている。例えば、クレードル12は、無線LAN30を介してパソコン11からPPPoEの手順に従って送信されたデータを受信した際、ブリッジ処理機能により、PPPの手順に従い、携帯電話15を利用してアクセスサーバ26aに送信するために、受信したデータのデータ形式をPPPに対応するように変換する。従って、本実施形態のクレードル12は、ブリッジ処理機能により、データを中継する中継手段としての機能を有している。
また、クレードル12には、パソコン11とイーサネット13に接続されたWebサーバ14等の端末との間で通信経路301が確立する前、携帯電話15から着信通知を受信したか否かを検知する監視機能が備えられている。なお、着信通知は、携帯電話15が、パソコン11とWebサーバ14との間で通信経路301を確立させる旨の接続要求を外部(すなわち、移動体通信網25又はイーサネット13に接続された端末)から受けたときに、クレードル12に対して送信する信号である。そして、着信通知は、携帯電話15の機種毎に異なる信号が出力されるようになっている。本実施形態では、着信通知としてATコマンドにおけるRINGに基づいて出力される信号を使用し、また、接続要求としてPing(Packet Internet Groper)に基づいて出力される信号を使用している。従って、本実施形態のクレードル12は、携帯電話15が送信する着信通知を受信したか否かを判定する監視手段としての機能を有している。
また、クレードル12には、監視機能により携帯電話15から着信通知を受信したことを検知した場合に、パソコン11に対してWebサーバ14と通信経路301を確立するように命令するための接続命令信号を送信する通知機能が備えられている。従って、本実施形態のクレードル12は、監視機能の判定結果が肯定の場合、パソコン11に対してWebサーバ14と通信経路301を確立するように通知する接続命令信号を送信する通知手段としての機能を有している。
次に、携帯電話15について説明する。携帯電話15は、移動体通信網25と無線にて接続することができるように構成されている。また、携帯電話15は、クレードル12の要求により移動体通信網25を介してアクセスサーバ26aにアクセスし、アクセスサーバ26aとデータの授受を行うことができるようになっている。なお、携帯電話15は、WCDMA(Wideband Code Division Multiple Access)方式等で、アクセスサーバ26aとの通信経路202を確立し、データ通信を行うことができるように構成されている。また、携帯電話15は、携帯電話15固有の機体識別子としての機体番号を有しており、この機体番号により移動体通信網25における携帯電話15の居所を特定することができるようになっている。すなわち、携帯電話15が移動体通信網25と接続されていれば、移動体通信網25を介して携帯電話15に対してのみデータを送信することができるようになっている。
次に、アクセスサーバ26aについて説明する。アクセスサーバ26aには、イーサネット13においてデータ通信を行うためのプロトコル(TCP/IP、PPP等)に従って通信を行うためのプログラムがインストールされている。従って、アクセスサーバ26aは、TCP/IPの手順に従って、RADIUSサーバ29との通信経路204又はWebサーバ14との通信経路302を確立し、データ通信を行うことができるようになっている。また、アクセスサーバ26aは、移動体通信網25を介して携帯電話15とデータ通信をすることができるようになっている。また、アクセスサーバ26aには、ユーザのパソコン11(接続元のパソコン11)にグローバルIPアドレスを割り当て、割り当てたグローバルIPアドレスを携帯電話15、クレードル12を介してパソコン11に送信するアドレス割当機能が備えられている。
次に、アクセスサーバ26aに接続されたRADIUSサーバ29について説明する。RADIUSサーバ29には、RADIUSサーバプログラムがインストールされている。RADIUSサーバ29は、RADIUSサーバプログラムを実行することにより、アクセスサーバ26aにダイヤルアップ接続してきたユーザの認証を行うようになっている。
次に、Webサーバ14について説明する。Webサーバ14には、イーサネット13等(即ち、移動体通信網25、アクセスサーバ26a及びイーサネット13)を介して各種コンテンツをTCP/IPの手順に従ってパソコン11に提供する提供機能が備えられている。また、Webサーバ14は、イーサネット13における居所を特定することができるように固有のアドレス(IPアドレス)を有している。なお、本実施形態では、移動体通信網25、アクセスサーバ26a及びイーサネット13によって発呼を要する第1の通信網が構成されている。
次に、Webサーバ14からの接続要求に応じて、パソコン11がWebサーバ14との通信経路301を確立する流れについて説明する。まず、パソコン11とWebサーバ14との間で通信経路301が確立する前に、パソコン11に対して接続命令信号が送信されるまでの流れについて説明する。図3は、接続命令信号がパソコン11に送信されるまでの制御シーケンスを示す図である。
Webサーバ14が、アクセスサーバ26a等を介して、携帯電話15の機体番号に基づいて携帯電話15に対して、接続要求(Pingに基づいて出力される信号)を送る(Ping;ステップ11)。接続要求を受けた携帯電話15は、着信通知(RINGに基づいて出力される信号)をクレードル12に対して送信する(RING;ステップ12)。クレードル12は、監視機能により、着信通知を検知し、通知機能によりパソコン11に対して接続命令信号を送信する(Wireless Alert Message;ステップ13)。そして、パソコン11は、接続機能により、この接続命令信号を受信すると、接続命令信号に応じて、Webサーバ14との通信経路301を確立することを決定する。
このようにWebサーバ14が直接パソコン11と通信経路301を確立せずに、携帯電話15に対して接続命令信号を送信することにより、パソコン11から通信経路301を確立させるようにしたのは、パソコン11にグローバルIPアドレスが付与されていないからである。すなわち、パソコン11は、無線LAN30に接続されていない場合もあり、通信経路301が固定されていないため、グローバルIPアドレスを常に割り当てることができない。従って、Webサーバ14は、グローバルIPアドレスに基づいて、パソコン11のネットワーク上の居所(位置)を特定することができず、通信経路301を確立することができない。そこで、Webサーバ14は、機体番号からネットワーク(移動体通信網25)における居所(位置)を特定することができるユーザの携帯電話15に対して接続要求を送っている。そして、携帯電話15がクレードル12に設置されており、クレードル12の無線通信範囲内(無線LAN30を形成することができる範囲内)にユーザのパソコン11が存在しているならば、クレードル12は、携帯電話15が接続要求を受けたことに応じて送信した着信通知を検知すると、パソコン11に対して接続命令信号を送信する。そして、パソコン11は、当該接続命令信号に応じてWebサーバ14との通信経路301を確立することを決定する。これにより、Webサーバ14からの要求により、パソコン11にWebサーバ14との間で通信経路301を確立するように命令することができる。
また、クレードル12は、携帯電話15と直接接続して、携帯電話15から着信通知が送信されたか否かを検知し、着信通知を検知した場合には無線モジュール23を利用して接続命令信号をパソコン11に無線LAN30を介して送信するようになっている。このため、パソコン11は、無線LANカード11aを利用して無線LAN30を介して接続命令信号を受信すればよく、携帯電話15から着信通知を直接受信することがない。従って、パソコン11は、携帯電話15固有のデバイスドライバ及び監視機能(着信通知を検知するための機能)を実現するためのソフトウェア等を携帯電話15毎にインストールしなくてもよくなる。従って、パソコン11に携帯電話15固有のソフトウェアを携帯電話15毎にインストールする手間を省くことができる。
次に、パソコン11が、グローバルIPアドレスをアクセスサーバ26aから取得するまでの流れについて説明する。図4は、RADIUSサーバ29と通信経路を確立したときにおけるプロトコルの構成を示す図である。
接続命令信号に応じてWebサーバ14との通信経路301を確立することを決定したパソコン11は、RADIUSサーバ29にユーザの認証させ、アクセスサーバ26aからグローバルIPアドレスを取得するために、アクセスサーバ26aにアクセスする。詳しくは、まず、パソコン11は、IEEE802.11b及びPPPoEに基づきクレードル12との通信経路201を確立する。その後、クレードル12は、携帯電話15を利用して、WCDMA方式に基づきアクセスサーバ26aとの通信経路202を確立する。そして、パソコン11は、パソコン11とクレードル12間の通信経路201及びクレードル12とアクセスサーバ26a間の通信経路202を利用して、PPPに基づきアクセスサーバ26aとの通信経路203を確立する。アクセスサーバ26aは、パソコン11との通信経路203が確立すると、RADIUSサーバ29との間で通信経路204を確立する。そして、アクセスサーバ26aは、RADIUSサーバ29との間で、パソコン11から受信したユーザ名やパスワードなどからユーザの認証をする。アクセスサーバ26aは、RADIUSサーバ29がユーザの認証を正常に終えると、アドレス割当機能によりグローバルIPアドレスを発行し、当該グローバルIPアドレスをパソコン11に送信する。このグローバルIPアドレスを利用することにより、パソコン11は、Webサーバ14との間で通信経路301を確立することができるようになる。
具体的に、パソコン11がグローバルIPアドレスを取得するまでにおける制御シーケンスについて説明する。図5及び図6は、パソコン11がグローバルIPアドレスを取得するまでの制御シーケンスを示すタイミングチャートである。
パソコン11は、接続機能に基づいて、PPPoEの手順に従って、無線LANカード11aから接続開始パケットを送信する(PPPoE Active Discovery Initiation;ステップ101)。クレードル12は、接続開始パケットを受信すると、無線LANアクセスポイント機能に基づいて、パソコン11に対して応答パケットを送信し、パソコン11とクレードル12との通信経路201を確立する(PPPoE Active Discovery Offer;ステップ102)。次に、パソコン11は、応答パケットを受信すると、クレードル12に対して接続要求パケットを送信する(PPPoE Active Discovery Request;ステップ103)。クレードル12は、接続要求パケットを受信すると、接続設定開始パケットをパソコン11に送信する(PPPoE Active Discovery Session-confirmation;ステップ104)。パソコン11は、接続設定開始パケットを受信すると、アクセスサーバ26aに対して定期的に通信設定要求パケットを送信する(PPPoE Session PPP LCP(Link Control Protocol) configuration Request;ステップ106,ステップ107)。尚、パソコン11は、アクセスサーバ26aに対して定期的に通信設定要求パケットを送信しつづける。そして、一定時間経過しても、アクセスサーバ26aから応答がない場合、パソコン11は、クレードル12との通信経路201を強制的に切断する。
一方、クレードル12は、接続設定開始パケットをパソコン11に送信した後、ダイヤルアップ機能に基づいて、携帯電話15を使用して、移動体通信網25を介してアクセスサーバ26aにダイヤルアップ接続を行う(Dial;ステップ105)。アクセスサーバ26aは、クレードル12から携帯電話15を介してダイヤルアップ接続されたことを確認すると、クレードル12に対して、正常にクレードル12とアクセスサーバ26aとの通信経路202が確立したことを示す接続確立パケットを送信する(CONNECT;ステップ108)。クレードル12は、接続確立パケットを受信した後に、パソコン11から通信設定要求パケットを受信すると、ブリッジ処理機能により、通信設定要求パケットのデータ形式を送信元の無線LANで使用されるプロトコルから送信先の移動体通信網25で使用されるプロトコルに対応するように変換する。そして、クレードル12は、PPPの手順に従って、アクセスサーバ26aに対して変換した通信設定要求パケットを送信する(PPP LCP configuration Request;ステップ109)。アクセスサーバ26aは、PPPの手順に従って、通信設定要求パケットを受信すると、肯定応答パケットをクレードル12に対して送信する(PPP LCP configuration ACK;ステップ110)。
クレードル12は、肯定応答パケットを受信すると、ブリッジ処理機能により、肯定応答パケットのデータ形式を変換し、PPPoEの手順に従って、PPPによる肯定応答パケットをパソコン11に対して送信する(PPPoE Session PPP LCP configuration ACK;ステップ111)。パソコン11は、肯定応答パケットを受信すると、パソコン11からアクセスサーバ26aまでの通信経路203が確立されたことを確認する。そして、パソコン11は、PPPの手順で作成されたユーザ名及びパスワード等が含まれる認証パケットを、PPPoEの手順に従って、クレードル12に送信する(PPPoE Session PPP Authentication Request;ステップ112)。クレードル12は、ブリッジ処理機能により認証パケットを携帯電話15に中継し、該携帯電話15から移動体通信網25を介してアクセスサーバ26aに送信する(PPP Authentication Request;ステップ113)。
アクセスサーバ26aは、TCP/IP及びPPPの手順に従って、RADIUSサーバ29との通信経路204を確立し、該認証パケットに含まれるユーザ名及びパスワードが登録されているかRADIUSサーバ29に確認させる。アクセスサーバ26aは、RADIUSサーバ29から登録されているユーザである旨を受信すると、クレードル12に対して認証確認パケットを送信する(PPP Authentication ACK;ステップ114)。クレードル12は、認証確認パケットを受信すると、PPPoEの手順に従って、パソコン11に対して、認証確認パケットを送信する(PPPoE Session PPP Authentication ACK;ステップ115)。
パソコン11は、認証確認パケットを受信すると、アクセスサーバ26aがアクセス可能なユーザであると認証したことを確認する。そして、パソコン11は、Webサーバ14にアクセスする際、どのようなグローバルIPアドレスを使用すべきかを打診する為のアドレス設定要求パケットをアクセスサーバ26aに送信する(PPPoE Session PPP IPCP Configuration Request;ステップ116,PPP IPCP Configuration Request;ステップ117)。
アクセスサーバ26aは、アドレス要求パケットを受信すると、アドレス割当機能に従って割り当てたグローバルIPアドレスを付与したアドレス設定パケットをクレードル12に対して送信する(PPP IPCP Configuration ACK;ステップ118)。クレードル12は、アドレス設定パケットを受信すると、ブリッジ処理機能に従って、アドレス設定パケットをパソコン11に対して送信する(PPPoE Session PPP IPCP Configuration ACK;ステップ119)。パソコン11は、アドレス設定パケットを受信すると、そのアドレス設定パケットに付与されたグローバルIPアドレスを取得する。そして、パソコン11は、そのグローバルIPアドレスに基づいて、Webサーバ14との通信経路301を確立する。
次に、パソコン11が取得したグローバルIPアドレスに基づいて、Webサーバ14と通信経路301を確立するまでの流れについて説明する。図7は、Webサーバ14と通信経路を確立した際におけるプロトコルの構成を示す図である。また、図8は、通信時における制御シーケンスを示すタイミングチャートである。
パソコン11は、図7に示すように、TCP/IPの手順に基づいて、受信したグローバルIPアドレスを使用してWebサーバ14との通信経路301を確立する。具体的には、図8に示すように、パソコン11は、TCP/IPの手順に従って、クレードル12、携帯電話15、アクセスサーバ26a等を介してWebサーバ14に対して受信したグローバルIPアドレスが付与された経路確立パケットを送信する(PPPoE Session PPP IP;ステップ120,PPP IP;ステップ121)。そして、Webサーバ14は、グローバルIPアドレスが付与された経路確立パケットを受信すると、当該グローバルIPアドレスに基づき、アクセスサーバ26a、携帯電話15及びクレードル12等を介して確立確認パケットを送信する(PPP IP;ステップ122,PPPoE Session PPP IP;ステップ123)。これにより、パソコン11とWebサーバ14との通信経路301が確立し、パソコン11は、Webサーバ14からコンテンツとしてのWebデータ等を受信し、WebブラウザによりWebデータ等を閲覧することが可能となる。
次に、パソコン11がデータ通信を終了するときの流れについて説明する。図9は、切断時における制御シーケンスを示すタイミングチャートである。
パソコン11が、Webサーバ14との接続を終了するときは、ユーザの操作に応じて、まず、終了パケットをクレードル12に送信する(PPPoE Active Discovery Terminate;ステップ124)。クレードル12は、パソコン11から終了パケットを受信したとき、アクセスサーバ26aに対して切断パケットを送信して(DISCONNEDT;ステップ125)、パソコン11とWebサーバ14との通信経路301を切断する。そして、クレードル12は、切断パケットを送信すると同時に、パソコン11に対して、終了を確認するために終了パケットを送信する(PPPoE Active Discovery Terminate;ステップ126)。
以上詳述したように、本実施形態は、以下の効果を奏する。
(1)パソコン11は、携帯電話15と直接接続して、携帯電話15から着信通知が送信されたか否かを検知する必要はなく、無線LANカード11aを利用して接続命令信号を受信すればよい。このため、パソコン11にデバイスドライバを携帯電話15毎にインストールする手間を省くことができる。
(2)クレードル12は、携帯電話15から着信通知を受信すると、パソコン11に接続命令信号を送信してパソコン11にWebサーバ14との通信経路301を確立させる。このため、Webサーバ14は、機体番号に基づいて携帯電話15に対して接続命令信号を送信することにより、パソコン11を呼び出してパソコン11にWebサーバ14との間で通信経路301を確立させることができる。すなわち、パソコン11は、携帯電話15の機種毎に対応した着信機能を備えなくても、携帯電話15への接続要求(着信)を受けたことをトリガとしてWebサーバ14にダイヤルアップ接続することができる。
(3)また、クレードル12は、ブリッジ処理機能により、パソコン11から受信したデータのデータ形式を変換して、携帯電話15を利用してWebサーバ14に送信する。このため、パソコン11は、無線LAN30で使用されるプロトコルに従ってデータ通信を行えば良いので、携帯電話15と直接接続するためのデバイスドライバをインストールする必要がなくなる。
(4)携帯電話15をクレードル12に載置したときに、携帯電話15の通信用接続端子22と、クレードル12の通信用接続端子21が接続するようにした。このため、携帯電話15をクレードル12に載置するだけで、容易にクレードル12に対してデータ通信可能に接続することができる。
(5)クレードル12に充電回路16を備え、携帯電話15をクレードル12に載置したときに、携帯電話15の充電用接続端子17と、クレードル12の給電用接続端子18が接続するようにした。このため、携帯電話15をクレードル12に載置するだけで、携帯電話15とクレードル12を接続すると共に、携帯電話15を容易に充電することができる。従って、クレードル12は、携帯電話15を充電しつつ、パソコン11にWebサーバ14とデータ通信をさせることができる。
(6)クレードル12に携帯電話15を接続するだけで、クレードル12が無線LAN用アクセスポイントとして機能する。従って、パソコン11とクレードル12との間で無線LAN30を形成してデータ通信を行うため、パソコン11とクレードル12との間における配線の問題が解決できる。さらに、クレードル12は、携帯電話15を利用して、移動体通信網25を介してイーサネット13に接続するので、無線LAN用アクセスポイントとイーサネット13との間を有線で接続しなくてよくなり、ケーブルの配線等の問題を解決することができる。
(7)通常、家庭又は会社内においては、イーサネット13と接続するためのモジュラジャックの設置数よりも、電源19が供給されるコンセントの設置数の方が多く、またクレードル12は、電源ケーブル20aを電源19からはずせば簡単に移動させることが可能である。このため、電源ケーブル20aを短くすることができ、ケーブルの配線のレイアウトや管理等の問題を解決することができる。
(8)また、モジュラジャックに接続する場合には、その都度無線LAN用アクセスポイントとして機能する機器のアドレス等の設定をやり直さなくてはならなかった。しかし、本実施形態によれば、クレードル12は、電源ケーブル20aを電源19に接続して携帯電話15を載置すれば、無線LAN用アクセスポイントとして機能する。このため、無線LANアクセスポイント(本実施形態では、クレードル12)を簡単に移動することができる。
(9)パソコン11とクレードル12は、常に一対一で無線通信を行うので、パソコン11が異なる無線LAN用アクセスポイントとして機能する機器の通信範囲を移動することにより発生するローミング等の問題を考慮する必要が無くなる。
(10)クレードル12に携帯電話15を載置するだけで、クレードル12と携帯電話15とを接続することができるように、クレードル12と携帯電話15にそれぞれ通信用接続端子21、22を備えた。このため、ユーザは、携帯電話15をクレードル12に容易に接続することができる。
(11)クレードル12は、PPPoEに従って、パソコン11と通信経路201を確立した。このため、アクセスサーバ26aが割り当てたグローバルIPアドレスをそのままパソコン11に付与することができる。このため、パソコン11にグローバルIPアドレスを割り当てることができ、パソコン11のユーザは、グローバルIPアドレスを利用しなくては使用することができないアプリケーションを使用することができる。
尚、上記実施形態は、次のような別の実施形態(別例)にて具体化できる。
○上記実施形態では、Webサーバ14が携帯電話15に対して接続要求を送っていたが、ネットワーク(イーサネット13又は移動体通信網25)に接続されたWebサーバ14以外の端末により、接続要求を送るようにしても良い。例えば、アクセスサーバ26aが接続要求を送るようにしても良い。
○上記実施形態のWebサーバ14は、Pingにより送信される信号を接続要求として送っていたが、固定電話又は携帯電話などからにより、携帯電話15に対して電話番号に基づく発信(携帯電話15に対して電話番号に基づいて電話をかけること)を行うことにより送信される信号を接続要求として送るようにしても良い。
○上記実施形態の通信システム10は、RADIUSサーバ29を備えていたが、備えていなくても良い。この場合、ユーザの認証を行わなくても良い。
○上記実施形態のクレードル12は、携帯電話15を載置する載置台12aを備えていたが、クレードル12と携帯電話15が接続することができれば、クレードル12は、載置台12aを備えていなくてもよい。
○上記実施形態のクレードル12は、充電回路16を備えていたが備えていなくても良い。
○上記実施形態のパソコン11に、グローバルIPアドレスを割り当てたが、割り当てなくても良い。この場合、アクセスサーバ26aがパソコン11にローカルIPアドレスを割り当てるようにすればよい。
○上記実施形態のクレードル12は、パソコン11のMACアドレスに基づいてパソコン11に対してのみ接続命令信号を送信したが(すなわち、ユニキャスト送信したが)、無線通信範囲内の全ての端末に対して接続命令信号を送信するようにしてもよい(すなわち、ブロードキャスト送信しても良い)。
○上記実施形態のパソコン11は、Webサーバ14のIPアドレスのみを記憶し、接続要求信号を受信すると、必ずWebサーバ14と通信経路を確立していたが、複数のIPアドレスを記憶し、接続要求信号の種類に応じて接続する端末を変更するようにしても良い。例えば、携帯電話15に対して電話をかけられたときと、Pingに基づく信号を受信したときとで、クレードル12が送信する接続命令信号の種類を変更し、パソコン11は、接続命令信号の種類に応じて接続先の端末のアドレスを変更するようにすればよい。このようにすれば、外部の端末から接続先の端末を指定することができる。
○上記実施形態において、アクセスサーバ26aがWebサーバ14の機能を備えれば、Webサーバ14及びイーサネット13を省略して良い。この場合、移動体通信網25は、第1の通信網となり、また、アクセスサーバ26aは、第1の端末となる。
○上記実施形態では、クレードル12の通信用接続端子21を携帯電話15の通信用接続端子22に電気的に直接接続させてデータの授受を行っていたが、クレードル12と携帯電話15との間を無線にて接続してデータの授受を行っても良い。
○上記実施形態では、無線端末として携帯電話15を利用したが、移動体通信網25を介してアクセスサーバ26aとデータの授受を行うことならば、PHS等の他の無線端末でもよい。
○上記実施形態では、クレードル12には、電源ケーブル20aが備えられたが、電源ケーブル20aを無くして、直接クレードル12と電源19と接続して電流を供給されるようにしても良い。このようにすればクレードル12と電源19との間の電源ケーブル20aの管理や配線のレイアウトを考慮しなくて良くなる。
○上記実施形態では、無線LANアクセスポイント機能、ダイヤルアップ機能、ブリッジ処理機能、監視機能及び通知機能は、プログラムにて実現したが、ハードウェア的な回路にて各機能を実現してクレードル12に組み込んでも良い。
○上記実施形態では、携帯電話15は、WCDMA方式で、アクセスサーバ26aとの通信経路を確立し、データ通信を行っていたが、この方式以外の方法、例えば、PDC(Personal Digital Cellular)方式、PHS(Personal Handyphone System)方式等でデータ通信を行っても良い。
○上記実施形態においては、IEEE802.11bに準拠した無線LAN30を利用したが、IEEE802.11a、IEEE802.11gに準拠した無線LANを利用しても良い。
○上記実施形態では、クレードル12は、アクセスサーバ26aにダイヤルアップ接続したが、アクセスサーバ26aとの接続方法はダイヤルアップ接続に限らない。例えば、クレードル12が、パケットの着信により接続要求を受けた場合、当該パケットの着信呼の接続を使用してPPP接続をしてもよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想を以下に追記する。
(イ)前記無線端末を載せることができるように構成された載置手段と、前記無線端末が前記載置手段に載せられたときに、前記第1の通信接続手段が前記第1の端末と通信を行うことができるように前記無線端末と接続する通信用接続端子を備えた請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の通信装置。これによれば、無線端末を載置手段に載置するだけで、容易に無線端末と通信装置を通信可能に接続することができる。
(ロ)第1の通信網を介して各種データを提供する第1の端末と無線にて通信を行うことができる無線端末が接続された通信装置において、前記無線端末を利用して前記第1の通信網を介して前記第1の端末との間で通信経路を確立する第1の通信接続手段と、前記第1の通信網とは異なる第2の通信網を介してユーザが使用する第2の端末との間で無線にて通信を行う第2の通信接続手段と、送信先の第1の通信網又は送信先の第2の通信網で使用されるプロトコルに対応するように受信したデータのデータ形式の変換を行うことにより、前記第2の端末との通信経路と前記第1の端末との通信経路を連結して、前記第2の端末と前記第1の端末との間の通信経路を確立する中継手段と、接続要求を前記無線端末が受けたときに当該無線端末が送信する着信通知を受信したか否かを判定する監視手段と、前記監視手段の判定結果が肯定の場合、前記第2の端末に前記第1の端末との通信経路を確立させるように通知する接続命令信号を前記第2の端末に送信する通知手段とを備えた通信装置。
(ハ)機体識別子から第1の通信網における居所を特定することができ、且つ、前記第1の通信網を介して各種データを提供する第1の端末と無線にて通信を行うことができる無線端末が接続された通信装置において、前記無線端末を利用して前記第1の通信網を介して前記第1の端末との間で通信を行う第1の通信接続手段と、ユーザが使用する第2の端末固有の識別番号から前記第2の端末を特定して、前記第1の通信網とは異なる第2の通信網を介して前記第2の端末との間で無線にて通信を行う第2の通信接続手段と、送信先の第1の通信網又は送信先の第2の通信網で使用されるプロトコルに対応するように受信したデータのデータ形式の変換を行うことにより、前記第1の通信網と前記第2の通信網との間でデータを中継する中継手段と、前記機体識別子に基づいて送信された接続要求を前記無線端末が受けたときに当該無線端末が送信する着信通知を受信したか否かを判定する監視手段と、前記監視手段の判定結果が肯定の場合、前記第2の端末に対して前記第1の端末と通信経路を確立するように通知する接続命令信号を送信する通知手段とを備えた通信装置。これによれば、通信装置は、特定の第2の端末が無線通信可能な範囲に存在するときにだけ、当該第2の端末に接続命令信号を送信することができる。
(ニ)第1の通信網を介して各種データを提供する第1の端末と無線にて通信を行うことができる無線端末とが接続され、前記無線端末を利用して前記第1の通信網を介して前記第1の端末からデータを受信し、該データのデータ形式を第1の通信網とは異なる第2の通信網で使用されるプロトコルに対応するように変換し、前記第2の通信網を介して変換したデータをユーザが使用する第2の端末に送信すると共に、前記第2の通信網を介して前記第2の端末から受信したデータのデータ形式を前記第1の通信網で使用されるプロトコルに対応するように変換し、前記無線端末を利用して前記第1の通信網を介して変換したデータを前記第1の端末に送信する通信装置において、接続要求を受けた前記無線端末が送信する着信通知を受信した際、前記第2の通信網を介して前記第2の端末に対して前記第1の端末と通信経路を確立するように通知する接続命令信号を送信して、前記第2の端末に前記第1の端末との間で通信を開始させる通信装置。
通信システムの概略構成図。 携帯電話とクレードルの斜視図。 接続命令信号がパソコンに送信されるまでの制御シーケンスを示すタイミングチャート。 接続時におけるプロトコル構成を説明する構成図。 接続時における制御シーケンスを示すタイミングチャート。 接続時における制御シーケンスを示すタイミングチャート。 通信時におけるプロトコル構成を説明する構成図。 通信時における制御シーケンスを示すタイミングチャート。 切断時における制御シーケンスを示すタイミングチャート。
符号の説明
10…通信システム、11…パソコン、11a…無線LANカード、12…クレードル、13…インターネット、14…インターネットサーバ、15…携帯電話、16…充電回路、19…電源、20a…電源ケーブル、20b…変換回路、21…クレードルの通信用接続端子、22…携帯電話の通信用接続端子、25…移動体通信網、26…ISP、26a…アクセスサーバ、29…RADIUSサーバ、30…無線LAN。

Claims (6)

  1. 第1の通信網を介して各種データ又は各種機能を提供する第1の端末と無線にて通信を行うことができる無線端末が接続された通信装置において、
    前記無線端末を利用して、前記第1の通信網を介して前記第1の端末との間で通信を行う第1の通信接続手段と、
    前記第1の通信網とは異なる第2の通信網を介して、ユーザが使用する第2の端末との間で無線にて通信を行う第2の通信接続手段と、
    送信先の第1の通信網又は送信先の第2の通信網で使用されるプロトコルに対応するように受信したデータのデータ形式の変換を行うことにより、前記第1の通信網と前記第2の通信網との間でデータを中継する中継手段と、
    接続要求を受けた前記無線端末が送信する着信通知を受信したか否かを判定する監視手段と、
    前記監視手段の判定結果が肯定の場合、前記第2の端末に対して前記第1の端末との通信経路を確立させるように通知する接続命令信号を送信する通知手段とを備えた通信装置。
  2. 前記無線端末を載せることができるように構成された載置手段と、前記無線端末が前記載置手段に載せられたときに、前記無線端末を充電する充電手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記通知手段は、前記無線端末が受けた接続要求の種類に応じて、前記第2の端末に送信する前記接続命令信号の種類を変更することにより、前記第2の端末に通信経路を確立させる前記第1の端末を変更させることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の通信装置。
  4. 第1の通信網を介して各種データ又は各種機能を提供する第1の端末と無線にて通信を行うことができる無線端末が接続された通信装置が行う通信方法において、
    前記通信装置は、
    前記無線端末を利用して、前記第1の通信網を介して前記第1の端末との間で通信を行う第1の通信接続処理と、
    前記第1の通信網とは異なる第2の通信網を介してユーザが使用する第2の端末との間で通信を行う第2の通信接続処理と、
    送信先の第1の通信網又は送信先の第2の通信網で使用されるプロトコルに対応するように受信したデータのデータ形式の変換を行うことにより、前記第1の通信網と前記第2の通信網との間でデータを中継する中継処理と、
    接続要求を受けた前記無線端末が送信する着信通知を受信したか否かを判定する監視処理と、
    前記監視処理の判定結果が肯定の場合、前記第2の端末に対して前記第1の端末と通信経路を確立するように通知する接続命令信号を送信する通知処理とを実行することを特徴とする通信方法。
  5. 前記通信装置は、前記第2の通信接続処理において、前記第2の端末との間で無線にて通信を行うことを特徴とする請求項4に記載の通信方法。
  6. 前記通信装置は、前記第2の通信接続処理において、前記第2の端末との間で有線にて通信を行うことを特徴とする請求項4に記載の通信方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2007102328A1 (ja) * 2006-03-06 2007-09-13 Sanden Corporation 通信機器用の接続装置
JP2009111939A (ja) * 2007-11-01 2009-05-21 Toshiba Corp 利用者のアドレス情報を登録する端末、方法およびプログラム
JP2015156561A (ja) * 2014-02-20 2015-08-27 株式会社バッファロー 無線接続装置、無線接続装置の制御方法、無線接続装置と移動体通信端末とを備えるネットワークシステム、および、移動体通信端末が実行するコンピュータプログラム

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