JP2006026595A - 被塗装物塗装方法、及び、これに使用できる塗装用の被塗装物回転装置 - Google Patents

被塗装物塗装方法、及び、これに使用できる塗装用の被塗装物回転装置 Download PDF

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Abstract

【課題】大物部品等の被塗装物を塗装するにあたり、塗料使用量の低減、塗装時間の短縮、人による作業工数の削減、更には、塗装の高品質化を図るのに適する被塗装物塗装方法、及び、これに使用できる塗装用の被塗装物回転装置を提供する。
【解決手段】軸心P1の回りで回転可能な回転軸2と回転軸2の周りに周方向において間隔を隔てて配置された複数個の被塗装物保持部3とが設けられている。断面で、肉厚寸法部4aと肉厚寸法部4aよりも長い伸長寸法部4cとをもつ偏平断面形状を備える被塗装物4を用いる。被塗装物4を被塗装物回転装置1の各被塗装物保持部3に保持する。回転軸2の軸心P1の周りの円周軌跡PAに沿って被塗装物4の伸長寸法部4cを沿わせることを維持しつつ、被塗装物回転装置1の回転軸2を回転させることにより、回転軸2の軸心P1の周りで被塗装物4を円周軌跡PAに沿って回転させる。回転時に、円周軌跡PAの外側の塗料放出部6から被塗装物4に塗装する。
【選択図】図1

Description

本発明は被塗装物塗装方法、及び、これに使用できる塗装用の被塗装物回転装置に関する。例えば、車両に搭載されるスポイラー等の大物部品に代表される被塗装物を塗装するのに適する被塗装物塗装方法、及び、これに使用できる塗装用の被塗装物回転装置に関する。
従来、一般的に外装部品等の塗装方法としては、被塗物に対し塗装ロボットあるいは塗装作業者が一定距離で塗装ガンを左右にストロークさせることにより、塗料を吹きつけ塗り重ねる。例えば、車両のアウトサイドハンドルのような小物部品の場合には、等間隔に複数個配列させて同時に塗装することができる(特許文献1)。
特許文献1には、図11に示すように、水平な軸心P100をもつ回転軸510と、回転軸510の軸心P100の周りに間隔を隔てて放射状に配置された複数個の被塗装物保持部520とを有する装置500と、装置500に対向する塗料噴出ノズル600とを備えた塗装装置を用いる塗装方法が開示されている。このものによれば、アウタハンドル等の小物部品の複数個の被塗装物700を装置500の被塗装物保持部520にそれぞれ取り付ける。
その後、回転軸510を軸心P100の回りで回転させることにより被塗装物700を回転軸510の周りで回転させつつ、塗料噴出ノズル600から被塗装物700に塗料を噴出させて塗装することにしている。このものでは、複数個の被塗装物700を同時に塗装できるため、生産性が良好である。
さらに、治具を利用する塗装技術として、特許文献2には、導電層を形成した樹脂成形品を取付治具に取り付けることにより、導電層を導通状態としてアースし、アースした状態で、樹脂成形品に対して静電塗装を行う静電塗装方法が開示されている。
特開2001−121048号公報 特開2003−275662号公報
しかしながら特許文献1に係る技術によれば、前述したように、複数個の被塗装物700を同時に塗装できるため、生産性が良好である。しかしながら図10から理解できるように、回転軸510の軸心P100を中心とする回転半径で規定される円周軌跡PAに沿って被塗装物の伸長寸法部を配置させた状態で被塗装物を保持する方式を採用するものではない。このため塗料噴出ノズル600と被塗装物との間の距離のばらつきの低減には限界があり、塗装品質の更なる向上には限界がある。
また、車両のボディに搭載され車両走行時における空気流を利用して揚力を低減させる機能をもつスポイラーに代表される大物部品が被塗装物である場合については、その塗装面積の大きさから、1個ずつしか塗装できないのが実情である。よって塗装時間がかかり、オーバースプレー(被塗装物に塗装されない塗料)となる量も多くなる。またスポイラー等の大物部品の塗装範囲は表面及び裏面の双方にわたるため、冶具の角度を変えながら塗装することになる。この場合、ロボットの軌道では、対応しづらく、人による作業が必要となり、完全自動化しにくくなる。しかしながら塗装製品の低コスト化のためには、塗料使用量の低減、塗装時間の短縮、人による作業工数の削減が要請されている。
本発明は上記した実情に鑑みてなされたものであり、スポイラーに代表される大物部品等の被塗装物を塗装するにあたり、塗料使用量の低減、塗装時間の短縮、人による作業工数の削減、更には、塗装の高品質化を図るのに適する被塗装物塗装方法、及び、これに使用できる塗装用の被塗装物回転装置を提供することを課題とする。
(1)第1様相の本発明に係る被塗装物塗装方法は、軸心の回りで回転可能な回転軸と回転軸の周りに周方向において間隔を隔てて配置された複数個の被塗装物保持部とを有する被塗装物回転装置を用意する工程と、
断面で肉厚を規定する肉厚寸法部と肉厚寸法部に交差すると共に肉厚寸法部よりも長い伸長寸法部とをもつ偏平断面形状を備える被塗装物を用い、回転軸の軸心を中心とする回転半径で規定される円周軌跡に沿って被塗装物の伸長寸法部を配置させた状態で被塗装物を被塗装物保持部に保持する工程と、
円周軌跡に沿って被塗装物の伸長寸法部を配置させた状態を維持しつつ、被塗装物回転装置の回転軸を回転させることにより回転軸の軸心の周りで複数の被塗装物を円周軌跡に沿って回転させ、回転時に、円周軌跡の外側または内側の塗料放出部から被塗装物に塗装を行う塗装工程とを順に実施することを特徴とするものである。
第1様相の本発明に係る被塗装物塗装方法によれば、回転軸の軸心を中心とする回転半径で規定される円周軌跡に沿って被塗装物の伸長寸法部を配置させた状態を維持する。この状態で、被塗装物回転装置の回転軸を回転させることにより、回転軸の軸心の周りで被塗装物を円周軌跡に沿って回転させる。この状態で、塗料放出部から被塗装物に塗装を行うため、被塗装物と塗料放出部との間の距離のばらつきが低減され、塗装膜の肉厚のムラ等が抑制され、塗装品質が向上する。
(2)第2様相の本発明に係る被塗装物塗装方法は、請求項1において、第1塗装工程の後に、被塗装物の表裏を反転させると共に、回転軸の軸心を中心とする回転半径で規定される円周軌跡に沿って被塗装物の伸長寸法部を配置させる反転工程と、
円周軌跡に沿って被塗装物の伸長寸法部を配置させた状態を維持しつつ、被塗装物回転装置の回転軸を回転させることにより回転軸の軸心の周りで被塗装物を円周軌跡に沿って回転させ、回転時に、円周軌跡の外側または内側の塗料放出部から被塗装物に塗装を行う第2塗装工程とを順に実施することを特徴とするものである。
第2様相の本発明に係る被塗装物塗装方法によれば、回転軸の軸心を中心とする回転半径で規定される円周軌跡に沿って被塗装物の伸長寸法部を配置させた状態を維持する。この状態で、被塗装物回転装置の回転軸を回転させることにより、回転軸の軸心の周りで被塗装物を円周軌跡に沿って回転させる。この状態で、塗料放出部から被塗装物に塗装を行うため、被塗装物と塗料放出部との間の距離のばらつきが低減され、塗装膜の肉厚のムラ等が抑制され、塗装品質が向上する。
(3)第3様相の本発明に係る塗装用の被塗装物回転装置は、請求項1または請求項2の被塗装物塗装方法に使用できる塗装用の被塗装物回転装置であって、
軸心の回りで回転可能な回転軸と、
回転軸の軸心の周りに周方向において間隔を隔てて配置され、且つ、回転軸の軸心を中心とする回転半径で規定される円周軌跡に沿って被塗装物の伸長寸法部を配置させた状態で被塗装物を保持する複数個の被塗装物保持部とを具備することを特徴とするものである。
第3様相の本発明に係る塗装用の被塗装物回転装置によれば、回転軸の軸心を中心とする回転半径で規定される円周軌跡に沿って被塗装物の伸長寸法部を配置させた状態を維持する。この状態で、被塗装物回転装置の回転軸を回転させることにより、回転軸の軸心の周りで被塗装物を円周軌跡に沿って回転させる。この状態で、塗料放出部から被塗装物に塗装を行うため、被塗装物と塗料放出部との間の距離のばらつきが低減され、塗装膜の肉厚のムラ等が抑制され、塗装品質が向上する。
(4)第4様相の本発明に係る塗装用の被塗装物回転装置は、請求項1及び請求項2の被塗装物塗装方法に使用できる塗装用の被塗装物回転装置であって、
軸心の回りで回転可能な回転軸と、
回転軸を回転させない形態と回転軸を回転させる形態とに切替可能な公転用の第1駆動部と、
回転軸の軸心の周りに周方向において間隔を隔てて配置され、且つ、回転軸の軸心を中心とする回転半径で規定される円周軌跡に沿って被塗装物の伸長寸法部を配置させた状態で被塗装物を保持すると共に、被塗装物の表裏を反転可能な複数個の被塗装物保持部と、
被塗装物保持部を反転させない形態と被塗装物保持部を反転させる形態とに切替可能な反転用の第2駆動部とを有することを特徴とするものである。
回転軸の軸心を中心とする回転半径で規定される円周軌跡に沿って被塗装物の伸長寸法部を配置させる。この状態で、回転軸を回転させる形態に公転用の第1駆動部を切替える。この状態で、公転用の第1駆動部を駆動させる。これにより回転軸の軸心を中心とする回転半径で規定される円周軌跡に沿って被塗装物の伸長寸法部を沿わせつつ、被塗装物を回転軸の軸心の回りで回転させる。この状態で、塗料放出部から被塗装物に塗装を行うため、被塗装物と塗料放出部との間の距離のばらつきが低減され、塗装膜の肉厚のムラ等が抑制され、塗装品質が向上する。反転工程を行うときには、被塗装物保持部を反転させる形態に反転用の第2駆動部を切替える。反転工程後に、第2塗装工程を実施できる。
本発明によれば、スポイラー、ルーフモール、バンパー等の大物部品を塗装するのに適する被塗装物塗装方法及びこれに使用できる塗装用被塗装物回転装置を提供することができる。
(実施形態1)
以下、本発明の実施形態1を説明する。本実施形態に係る被塗装物塗装方法では、被塗装物回転装置1を用意する。被塗装物回転装置1は、軸心P1の回りで回転可能な水平方向に沿った回転軸2と、回転軸2の周りに周方向において間隔を隔てて均等間隔またはほぼ均等間隔に配置された複数個(3個)の被塗装物保持部3とを有する。
図5は被塗装物4を模式的に示す。この被塗装物4は大型部品であり、具体的には車両に搭載されるスポイラーである。スポイラーは、車両走行時において車両に作用する揚力を低減させるものである。この被塗装物4は偏平断面形状をもち、車両の車幅方向に沿った長い長さ寸法LAをもつ。被塗装物4は、車両搭載時にユーザー等に視認される頻度が高い意匠面となる表面40と、表面40に背向する共に車両搭載時に視認される頻度が表面40よりも低い裏面42とを有する。本実施形態によれば、被塗装物4の裏面42が塗装された後に、被塗装物4の表面40が塗装される。
図5に示すように、被塗装物4は、断面で、肉厚を規定する肉厚寸法部4aと、肉厚寸法部4aに直交状態に交差する伸長寸法部4cとをもつ。伸長寸法部4cは肉厚寸法部4aよりも長い。被塗装物4に関する仮想線4xは、伸長寸法部4cの断面形状の一端4rと、伸長寸法部4cの断面形状の他端4sとを最短距離で仮想的に結ぶ。
まず、図1に示すように、被塗装物回転装置1の複数個の被塗装物保持部3に被塗装物4をそれぞれ独立させた状態で保持する。この場合、被塗装物4に予め形成されている挿通孔4vに軸状の被塗装物保持部3を挿通させた状態で、図略のボルト及びナット等を利用して被塗装物4を被塗装物保持部3に固定する。この場合、図1に示すように、被塗装物4の裏面42が外方に向けて露出していると共に、被塗装物4の表面40が内方つまり回転軸2の側に指向している。
この場合、図1に示すように、回転軸2の軸心P1を中心とする回転半径R1で規定される円周軌跡PAに沿って、被塗装物4の伸長寸法部4cを配置させる。従って、被塗装物4に関する一端4rと他端4sとを最短距離で仮想的に結ぶ仮想線4xは、円周軌跡PAのほぼ接線Fの方向に沿う。ここで、接線Fは、円周軌跡PAにおいて、回転軸2の軸心P1と被塗装物保持部3の軸心P2とを半径方向に結ぶ半径方向仮想線4kに対して垂直で交差する接線Fを意味する。
第1塗装工程においては、前記した円周軌跡PAに沿って被塗装物4の伸長寸法部4cを沿わせることを維持しつつ、被塗装物回転装置1の回転軸2を軸心P1の回りで一方向つまり矢印M1方向に図略の駆動モータにより回転させる。この回転は、複数個の被塗装物4を回転軸2の軸心P1の回りで公転させることに相当する。この場合、公転時における被塗装物4の回転速度としては、被塗装物4のサイズ、車類、要請される塗装品質等に応じて適宜設定できるが、3〜700rpm、10〜400rpm、50〜200rpm、80〜150rpm等を例示することができる。
このように被塗装物4の伸長寸法部4cを円周軌跡PAに沿って配置した状態で、被塗装物4を円周軌跡PAに沿って回転させれば、伸長寸法部4cが円周軌跡PAに交差する度合が大きい場合に対して、被塗装物4の空気抵抗を低減させるのにも有利である。故に、回転速度が速いときであっても、回転時における被塗装物4の変位を低減させるのに有利となる。
更に、塗装の高品質化のためには、塗料放出部6から噴出されたものの被塗装物4に付着しないで被塗装物4の周囲に浮遊して存在している塗料粒子を、被塗装物4が巻き込むことを抑制することが好ましい。被塗装物4の伸長寸法部4cが円周軌跡PAに交差する度合が大きい場合には、空気との衝突面積が増加するため、浮遊塗料粒子を被塗装物4が巻き込み易い。しかしながら上記のように被塗装物4の伸長寸法部4cを円周軌跡PAに沿って沿わせた状態で、被塗装物4を円周軌跡PAに沿って回転させれば、伸長寸法部4cが円周軌跡PAに交差する度合が大きい場合に比較して、空気との衝突面積が低下するため、円周軌跡PAに沿って回転する被塗装物4が浮遊塗料粒子を巻き込むことを抑制することができる。この意味においても被塗装物4の塗装品質を確保するのに有利となる。
上記のように本実施形態によれば、回転軸2の軸心P1の周りで、複数個の被塗装物4を円周軌跡PAに沿って回転させる。そして、回転時に、円周軌跡PAの外側の塗料放出部6から塗料6aを被塗装物4の裏面42に向けて噴出し、被塗装物4の裏面42を塗装する。このような第1塗装工程においては、複数個の被塗装物4の主として裏面42について塗装される。第1塗装工程においては、塗料放出部6が回転軸2の軸心P1に沿って、つまり被塗装物4の長さ寸法LAに沿って所定速度で往復移動する。
オーバースプレー(噴出されても被塗装物4に塗装されない塗料)について説明する。図1から理解できるように、円周軌跡PAの外側の塗料放出部6から塗料6aを被塗装物4Aの裏面42について噴出して被塗装物4Aの裏面42について塗装する。このとき、図1に示すように、被塗装物4Aの前方に隣設する被塗装物4Bの裏面42と反対側の表面40についても、被塗装物4Aの後方に隣設する被塗装物4Bの裏面42と反対側の表面40についても、塗料が付着することがあるため、被塗装物4Bの表面40、被塗装物4Cの表面40を塗装することができる。このためオーバースプレー(噴出されても被塗装物4に塗装されない塗料)が低減される。
上記したように被塗装物4の裏面42について塗装する第1塗装工程を実施する。第1塗装工程が終了したら、反転工程を実施する。反転工程では、回転軸2の回転を停止させて被塗装物4の回転を停止させた後、図3に示すように、被塗装物保持部3の軸心P2の回りで被塗装物4を一方向つまり矢印M2方向に回動させる。これにより被塗装物4の表裏を反転させ、被塗装物4の表面40及び裏面42を反転させる。この反転は被塗装物4の自転に相当する。かかる反転工程により、被塗装物4の裏面42を内側に指向させると共に、被塗装物4の表面40を外側に向けて露出させる。この場合においても、回転軸2の軸心P1を中心とする回転半径R1で規定される円周軌跡PAに沿って被塗装物4の伸長寸法部4cを配置させる。この結果、第1塗装工程の場合と同様に、被塗装物4の断面に関する一端4rと他端4sとを仮想的に結ぶ仮想線4xは、円周軌跡PAのほぼ接線Fの方向に沿う。
本実施形態によれば、円周軌跡PAの周方向において隣設する被塗装物4同士には空間800が形成されている。このため反転工程において、図3に示すように、複数個の被塗装物保持部3を同時にまとめて回動させることができる。この結果、被塗装物保持部3に保持されている複数個の被塗装物4について同時にまとめて被塗装物4の表裏を反転させることができ、反転工程に要する時間の短縮化に貢献でき、生産性の向上に有利となる。なお反転工程では、被塗装物4に対する塗装処理は行われない。反転工程では、被塗装物4の公転を停止させた後に、被塗装物4を反転させても良いし、あるいは、被塗装物4を公転させつつ被塗装物4を反転させることにしても良い。
上記したように反転工程を終えたら、次に第2塗装工程(図4参照)を実施する。第2塗装工程は基本的には第1塗装工程と同様である。但し、被塗装物4のうち視認される頻度が高い表面40に対して塗装を行うものである。このため被塗装物4の表面40が外方に露出している。即ち、第2塗装工程では、図4に示すように、回転軸2の軸心P1の回りの円周軌跡PAに沿って被塗装物4の伸長寸法部4cを配置させることを維持しつつ、被塗装物回転装置1の回転軸2を一方向つまり矢印M1方向に回転させる。これにより回転軸2の軸心P1の周りで複数個の被塗装物4を円周軌跡PAに沿って回転させる。回転時に、円周軌跡PAの外側に配置されている塗料放出部6(例えば塗料噴出ノズル)から塗料6aを噴出し、回転中の複数個の被塗装物4の表面40をそれぞれ塗装する。なお、第1塗装工程と第2塗装工程とでは、被塗装物4の回転方向は同一である。
以上説明したように本実施形態によれば、回転軸2の軸心P1を中心とする回転半径R1で規定される円周軌跡PAに沿って被塗装物4の伸長寸法部4cを沿わせる。この状態を維持しつつ、被塗装物回転装置1の回転軸2を回転させることにより、回転軸2の軸心P1の周りで被塗装物4を円周軌跡PAに沿って回転させ、円周軌跡PAの外側の塗料放出部6から被塗装物4に塗装を行うことができる。このため、被塗装物4の伸長寸法部4cと円周軌跡PAとが交差する度合が高い場合に比較して、塗料放出部6と被塗装物4(表面40,裏面42)との間の距離のばらつきが低減される。従って、被塗装物4に対して塗装を良好に行うことができ、塗装膜の肉厚のムラ等を抑制でき、塗装品質を向上させることができる。
本実施形態に係る塗装方法の特徴として、被塗装物4の表面40及び裏面42が反転ができることにより、スポイラー等の大物部品の被塗装物4の全面塗装にも容易に対処することができる。複数個の被塗装物4が円周軌跡PAに沿って配置できるので、被塗装物4に対して円周軌跡PAに沿って一定距離での塗装を行うことができ、塗装状態の肌レベル差・膜厚差を小さくするのに有利となる。更に、過剰に複雑なロボットのティーチングを行う必要もなく、また、被塗装物4のうち塗装されない部位もなくなるため、塗装工程の自動化が容易に図られる。このように同時に3個の被塗装物4(スポイラー)の表面40および裏面42の双方を塗装することができ、塗装時間の短縮が図られる。また、オーバースプレー量が低減する。
(実施形態2)
本発明の実施形態2を図6〜図8を参照して説明する。実施形態2は実施形態1
を準用しており、実施形態1と基本的には同様の構成、同様の作用効果を有する。以下、相違する部分を中心として説明する。図6〜図8に示すように、塗装用の被塗装物回転装置1は、被塗装物4の公転および自転を行う自転公転装置である。図6に示すように、被塗装物回転装置1は、互いに対向する駆動機構100と、互いに対向する駆動機構100の間において図6の紙面垂直方向に搬送される搬送機構300とを備える。
被塗装物回転装置1の搬送機構300は、水平方向に配置された回転可能な横長な回転軸2と、回転軸2を水平方向にベース71に保持する主保持部70と、回転軸2の周りに周方向において均等間隔またはほぼ均等間隔に配置され且つ水平方向に配置された複数個の横長な軸状をなす被塗装物保持部3と、回転軸2の軸長方向の一端と軸状の被塗装物保持部3の軸長方向の一端とを連結させた副保持部72a(72)と、回転軸2の軸長方向の他端と軸状の被塗装物保持部3の軸長方向の他端とを連結させた副保持部72b(72)とを備えている。従って、回転軸2がこれの軸心P1を中心として回転すれば、副保持部72を介して被塗装物保持部3が回転軸2の軸心P1の回りで一体的に回転する。ひいては複数個の被塗装物保持部3に保持されている複数個の被塗装物4が回転軸2の軸心P1の回りで同時に回転する。
駆動機構100は、回転軸2を回転させない形態と回転軸2を軸心P1回りで回転させる形態とに切替可能な公転用の第1駆動部110と、被塗装物保持部3を反転させない形態と被塗装物保持部3を回転させることにより被塗装物4を反転させる形態とに切替可能な反転用の第2駆動部150と、被塗装物保持部3に対するロックを解除し被塗装物保持部3を反転可能とするためのリリース要素170とを有する。
図6に示すように、駆動機構100の公転用の第1駆動部110は、駆動モータ111と、駆動モータ111により回転される第1駆動軸112と、第1駆動軸112の先端に設けられたグリップ部113とを有する。グリップ部113は、回転軸2の軸端に設けられた掴み部2mを着脱可能にグリップする形態と、掴み部2mをグリップしない形態とに切り替え可能とされている。回転軸2の軸端に設けられた掴み部2mをグリップ部113がグリップした状態で、駆動モータ111が回転駆動して第1駆動軸112が回転すると、回転軸2がこれの軸心P1の回りで回転することができる。これにより実施形態1と同様に、回転軸2に連結されている被塗装物保持部3に保持されている被塗装物4が回転軸2の軸心P1の回りの円周軌跡PAに沿って回転する。これに対して回転軸2の軸端に設けられた掴み部2mをグリップ部113がグリップしなければ、回転軸2は軸心P1の回りで回転されない。
図7に示すように、駆動機構100の反転用の第2駆動部150は、軸状の被塗装物保持部3の端部3eに固定されると共に周方向に180度位相が離間しているロック用の第1係止孔151およびロック用の第2係止孔152をもつ回動盤153(図8参照)と、被塗装物保持部3の端部3eに係合可能な継手状の係合部158をもつ第2駆動軸154と、第2駆動軸154を回転駆動させる第2駆動モータ155と、回動盤153の第1係止孔151または第2係止孔152に係脱可能にロック係止されるロック係止体156と、第1係止孔151または第2係止孔152にロック係止体156が係止する方向に付勢するコイルバネ等のバネ部材で形成された付勢部材157とを有する。
図7に示すように、リリース要素170は、リリース方向(矢印WA方向)つまりロック係止体156に向けて移動する。リリース要素170が矢印WA方向にロック係止体156に向けて移動すると、リリース要素170の先端170cがロック係止体156の押圧面158xを押圧し、ロック係止体156が第1係止孔151または第2係止孔152から離脱する。このようにロック係止体156が第1係止孔151または第2係止孔152から離脱すると、被塗装物保持部3に対するロックが解除され、被塗装物保持部3はこれの軸心P2の回りで反転可能である。この状態で、第2駆動軸154が係合方向つまり矢印WB方向に移動すると、第2駆動軸154の係合部158が被塗装物保持部3の端部3eに係合する。この状態で、第2駆動モータ155が駆動して第2駆動軸154がこれの軸心まわりで回転駆動すれば、被塗装物保持部3はこれの軸心P2の回りで180度回動(反転)することができる。
このように被塗装物保持部3がこれの軸心P2の回りで180度回動すると、被塗装物保持部3に保持されている被塗装物4の表裏は反転される。このように被塗装物4の反転が終了すれば、リリース要素170が矢印WA方向と反対方向に移動し、付勢部材157の付勢力でロック係止体156が回動盤153の第1係止孔151または第2係止孔152に係脱可能にロック係止される。このように反転工程が完了される。反転工程が終了すると、実施形態1と同様に第2塗装工程が実施される。
(試験例)
同一サイズ、同一材質の車両用のスポイラーを用い、従来例に係る塗装方法と、比較例に係る塗装方法と、実施形態1に係る塗装方法とについて模擬的に実験した結果を表1に示す。従来例に係る塗装方法としては作業者による手作業でスポイラーの表面および裏面の双方を塗装している。比較例に係る塗装方法については、図1に示す装置を用いつつも、回転軸2の軸心P1の回りの円周軌跡PAに沿って被塗装物4の伸長寸法部4cを沿わせる操作を行わないで、つまりスポイラーを円周軌跡PAに交差させる度合を高くしつつ、第1塗装工程、反転工程及び第2塗装工程を順に行い、スポイラーの表面および裏面の双方を塗装した。
塗料使用量及び塗装時間については、従来例を100と相対表示した。表1に示すように、実施形態1に係る塗装方法によれば、塗装膜の肌レベルランク及び膜厚が安定していた。更に、塗装膜の肌レベルランク及び膜厚を安定化させつつ、塗料使用量の低減、塗装時間の短縮、作業者による作業工数の削減の顕著な効果が得られた。
Figure 2006026595
(適用形態)
図9は適用形態の一例を示す。図9は車両900の後部901に装備しているスポイラー902を示す。スポイラー902は車両900の車幅方向に沿って延設されている樹脂を基材とする大型部品であり、全面塗装されている。
(他の実施形態)
図10に示す実施形態3は、実施形態1と基本的は同様の構成であり、同様の作用効果を有する。第1塗装工程、反転工程、第2塗装工程を実施できる。但し、被塗装物4の断面偏平形状をなすものの、サイズは大型化している。被塗装物4のサイズが大型化した場合、円周軌跡PAの径を大きくすれば、被塗装物4の塗装膜の膜厚のバラツキを小さくできる。
上記した実施形態よれば、円周軌跡PAの外側の塗料放出部6から塗料6aを被塗装物4に向けて噴出し、被塗装物4を塗装することにしているが、円周軌跡PAの内側の塗料放出部6から塗料6aを被塗装物4に向けて噴出し、被塗装物4を塗装することにしても良い。第1塗装工程と第2塗装工程とでは、被塗装物4の回転方向は同一であるが、逆にしても良い。上記した実施形態によれば、被塗装物4の裏面42が塗装された後に、被塗装物4の表面40が塗装されるが、逆に、被塗装物4の表面40が塗装された後に、被塗装物4の裏面42が塗装されることにしても良い。更に、被塗装物4の表面40および裏面42の双方について塗装しているが、いずれか一方のみ塗装することにしても良い。被塗装物4としてはスポイラーに適用しているが、これに限らず、ルーフモール、バンパーといった大物部品(例えば長さ50cm以上)について適用しても良い。その他、本発明は上記し且つ図面に示した実施形態のみに限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施できるものである。
本発明はスポイラー等に代表される大物部品の塗装に利用することができる。
第1塗装工程において、被塗装物の裏面について塗装している状態を模擬的に示す構成図である。 第1塗装工程において被塗装物の裏面について塗装している状態を模擬的に示す構成図である。 被塗装物を反転している反転工程を示す構成図である。 第2塗装工程において被塗装物の表面について塗装している状態を模擬的に示す構成図である。 被塗装物を模擬的に示す斜視図である。 実施形態2に係り、被塗装物回転装置を示す構成図である。 実施形態2に係り、被塗装物の要部を示す構成図である。 実施形態2に係り、被塗装物の要部である回動盤を示す構成図である。 適用形態を示し、車両の後部に装備しているスポイラーを示す斜視図である。 実施形態3に係り、被塗装物の要部である回動盤を示す構成図である。 従来技術に係り、小物部品である被塗装物について塗装している状態を模擬的に示す構成図である。
符号の説明
図中、1は被塗装物回転装置、2は回転軸、P1は軸心、PAは円周軌跡、3は被塗装物保持部、4は被塗装物、40は表面、42は裏面、4aは肉厚寸法部、4cは伸長寸法部、4xは仮想線、5は回転軸、6は塗料放出部、100は駆動機構、300は搬送機構を示す。

Claims (4)

  1. 軸心の回りで回転可能な回転軸と前記回転軸の周りに周方向において間隔を隔てて配置された複数個の被塗装物保持部とを有する被塗装物回転装置を用意する工程と、
    断面で肉厚を規定する肉厚寸法部と前記肉厚寸法部に交差すると共に前記肉厚寸法部よりも長い伸長寸法部とをもつ偏平断面形状を備える被塗装物を用い、
    前記回転軸の軸心を中心とする回転半径で規定される円周軌跡に沿って前記被塗装物の前記伸長寸法部を配置させた状態で前記被塗装物を前記被塗装物保持部に保持する工程と、
    前記円周軌跡に沿って前記被塗装物の前記伸長寸法部を配置させた状態を維持しつつ、前記被塗装物回転装置の前記回転軸を回転させることにより前記回転軸の軸心の周りで複数の前記被塗装物を円周軌跡に沿って回転させ、前記回転時に、前記円周軌跡の外側または内側の塗料放出部から前記被塗装物に塗装を行う塗装工程とを順に実施することを特徴とする被塗装物塗装方法。
  2. 請求項1において、前記塗装工程の後に、前記被塗装物の表裏を反転させると共に、前記回転軸の軸心を中心とする回転半径で規定される前記円周軌跡に沿って前記被塗装物の前記伸長寸法部を配置させる反転工程と、
    前記円周軌跡に沿って前記被塗装物の前記伸長寸法部を配置させた状態を維持しつつ、前記被塗装物回転装置の前記回転軸を回転させることにより前記回転軸の軸心の周りで前記被塗装物を前記円周軌跡に沿って回転させ、回転時に、前記円周軌跡の外側または内側の前記塗料放出部から前記被塗装物に塗装を行う第2塗装工程とを順に実施することを特徴とする被塗装物塗装方法。
  3. 請求項1または請求項2の被塗装物塗装方法に使用できる塗装用の被塗装物回転装置であって、
    軸心の回りで回転可能な回転軸と、
    前記回転軸の軸心の周りに周方向において間隔を隔てて配置され、且つ、前記回転軸の軸心を中心とする回転半径で規定される円周軌跡に沿って前記被塗装物の前記伸長寸法部を配置させた状態で前記被塗装物を保持する複数個の被塗装物保持部とを具備することを特徴とする塗装用の被塗装物回転装置。
  4. 請求項1または請求項2の被塗装物塗装方法に使用できる塗装用の被塗装物回転装置であって、
    軸心の回りで回転可能な回転軸と、
    前記回転軸を回転させない形態と前記回転軸を回転させる形態とに切替可能な公転用の第1駆動部と、
    前記回転軸の軸心の周りに周方向において間隔を隔てて配置され、且つ、前記回転軸の軸心を中心とする回転半径で規定される円周軌跡に沿って被塗装物の伸長寸法部を配置させた状態で被塗装物を保持し、前記被塗装物の表裏を反転可能な複数個の被塗装物保持部と、
    前記被塗装物保持部を反転させない形態と前記被塗装物保持部を反転させる形態とに切替可能な反転用の第2駆動部とを有することを特徴とする塗装用の被塗装物回転装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013094748A (ja) * 2011-11-02 2013-05-20 Ishizaki Honten Co Ltd ドアミラーハウジングの塗装方法
CN111605860A (zh) * 2020-04-07 2020-09-01 东方电气集团东方汽轮机有限公司 同类异型燃气轮机滑块批量化涂层制备方法

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