JP2006017641A - 原子炉冷却材再循環装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】インターナルポンプの冷却水系を簡素化することにより下部ドライウェル内の作業性及びアクセス性を改善することができるとともに、電源区分の故障時等においても、従来のプラントよりも炉心流量を大きく減少させることなく、インターナルポンプの台数を削減することが可能な原子炉冷却材再循環装置を提供することを目的とする。
【解決手段】複数台のインターナルポンプ3と1個のインターナルポンプ熱交換器11とを冷却水配管10により接続し、かつインターナルポンプ熱交換器11の内部に、インターナルポンプ3毎に対応して仕切られた冷却水供給用の流路を設ける。インターナルポンプ3の設置位置を、原子炉圧力容器の底部中心から見て周方向にほぼ10等分された位置として設定し、そのほぼ10等分された位置に9台以下、4台以上のインターナルポンプを設置する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、沸騰水型軽水炉の原子炉冷却材再循環装置に係り、特に原子炉内蔵型冷却材再循環ポンプ(以下、「インターナルポンプ」という。)の台数を削減し、電源区分の故障時等における安全対策の向上、インターナルポンプの冷却水系簡素化等を図った原子炉冷却材再循環装置に関する。
一般に、沸騰水型原子炉の原子炉冷却材再循環装置においては、原子炉圧力容器に冷却材の循環系統を設け、原子炉冷却材をシュラウド内の炉心へ強制循環させることにより、炉心部における熱除去及び蒸気発生を行なっている。また、原子炉冷却材の流量を変化させることにより炉心の核的反応度を調整してプラント出力を制御している。冷却材の循環系統としては、原子炉圧力容器の外部に冷却材循環ループを設けた所謂外部再循環方式と、原子炉圧力容器内にインターナルポンプを設けたインターナルポンプ方式とが知られている。
図8は、インターナルポンプ方式を適用した原子炉圧力容器内の構成を示す縦断面図であり、図9は、インターナルポンプの配置を示した原子炉圧力容器下部の平面図である。
これらの図に示すように、原子炉圧力容器1内には炉心2が設けられており、炉心2は炉心シュラウド8によって囲まれている。インターナルポンプ3は、原子炉圧力容器1の底部に設けられたノズル4に溶接したモータケーシング7内に収容されている。
そして一般的に、10台のインターナルポンプ3が原子炉圧力容器1の下鏡部に円周上にほぼ均等に配置され、冷却材を炉心2に強制循環させるようになっている。
図10は、インターナルポンプ3の電源系とモータ冷却系の構成を示す系統図である(なお、代表的に、2台のインターナルポンプ3の系統のみを図示している)。
この図10に示すように、インターナルポンプ3は、静止型電源装置9からインターナルポンプ3の図示しないモータに電流の供給を受け、可変速運転される。
インターナルポンプ3のモータを一定温度に保つ為に、各インターナルポンプ3にはモータ冷却水配管10及びインターナルポンプ熱交換器11からなるモータ冷却系26が設けられており、インターナルポンプ3の駆動力を利用してモータ冷却水を循環している。また、モータ冷却系26は、インターナルポンプ3が停止しても補機冷却系12による冷却により自然循環が生じ、モータ部の温度を許容温度以下に保つことができる構成となっている(例えば特許文献1、2参照)。
また、10台のインターナルポンプ3は、交互にA系電源18及びB系電源19の区分により給電しており、かつ各々のインターナルポンプ熱交換器11に冷却水を供給する補機冷却系ポンプ20の電源区分18,19と同一にしている。これは1区分の電源系の故障により5台のインターナルポンプ3と同一区分の補機冷却系12の通水が停止しても、残る5台分のインターナルポンプ3を運転することができ、急激な炉心流量の減少を緩和することができる為である。
図11は、原子炉格納容器5内におけるインターナルポンプ3のレイアウトを示したものであり、図12は、下部ドライウェル6内のインターナルポンプ保守エリアの横断面を示したものである。
これらの図に示すように、原子炉圧力容器1の下部に下部ドライウェル6が形成されており、この下部ドライウェル6のエリア内に、インターナルポンプ3を下部ドライウェル6内からアクセストンネル21を通して原子炉格納容器5の外部に搬出し、或いはインターナルポンプ3の据付け及び分解点検等の作業を行なう為、インターナルポンプ引き抜き用スペース13が設けられている。
インターナルポンプ3の保守点検等によりインターナルポンプ3廻りで作業を行なう場合には、下部ドライウェル6内のプラットフォーム23から梯子16または階段17を使用して歩廊14にアクセスする。すなわち、歩廊14に作業員がアクセスする為に、歩廊14に開口部15を設け、梯子16または階段17により作業員がアクセスするように構成されている。
また、歩廊14の周辺にはインターナルポンプ3の据付時及び分解点検等の作業を行なう為の引抜用スペース13が設けられている。
特開平10−10273号公報 特開2003−156585号公報
インターナルポンプ3の保守点検を行なう場合には、下部ドライウェル6内でインターナルポンプ3の引き抜き及び据付等を行なう必要があるが、インターナルポンプ3を作業するスペースへのアクセス通路上に開口部15が設けられ、かつ開口部15の近傍にインターナルポンプ3の保守スペース13が設けられていることから、下部ドライウェル6内での移動時に、インターナルポンプ保守点検作業と干渉する場合がある。
これを解決する為に、インターナルポンプ3の改良による台数の減少が可能であれば、下部ドライウェル6内でのインターナルポンプの保守スペースの作業性を向上させることができる。しかしながら、従来の設計ではインターナルポンプが10台設置されており、単にインターナルポンプの台数を減少させる設定とする場合には、原子炉圧力容器の形状及び下部ドライウェル内の機器配置の大幅な見直しが必要となる。
また、下部ドライウェル6内でのインターナルポンプ3の保守点検作業性を改善する為に、各インターナルポンプ3にモータ冷却系26を通して接続されているインターナルポンプ熱交換器11を複数のインターナルポンプ3で共用し、保守点検スペースを確保することも考えられるが、複数のインターナルポンプ3の冷却水配管を合流させた場合には、インターナルポンプ3の各々の運転状態に応じた安定な冷却能力を保つことが困難となる。例えば片側のポンプがトリップした状態、或いは回転数が相違した状態で、インターナルポンプ3の冷却水配管が合流していると、ポンプ毎の推力の相違により、片側には冷却水の循環が行われず、モータ部の温度を許容温度以下に保てない恐れがある。
更に、このような構成で隣り合う2台のインターナルポンプを、1個のインターナルポンプ熱交換器で冷却する場合には、1区分の電源区分の故障により7台以上のインターナルポンプ3が運転不能になる恐れがあり、従来のプラントよりも電源区分の故障による炉心流量の減少の幅が大きくなる可能性がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、インターナルポンプの冷却水系を簡素化することにより下部ドライウェル内の作業性及びアクセス性を改善させることができるとともに、電源区分の故障時等においても、従来のプラントよりも炉心流量を大きく減少させることなく、インターナルポンプの台数を削減することが可能な原子炉冷却材再循環装置を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明では、沸騰水型軽水炉における原子炉圧力容器の底部周辺位置に複数台設置され、それぞれモータを備えたインターナルポンプと、この各インターナルポンプに駆動用電流を供給する電源設備と、前記各インターナルポンプを冷却する為に設置された冷却水配管及びインターナルポンプ熱交換器と、これらのインターナルポンプ熱交換器に冷却水を供給する補機冷却系ポンプとを備えた原子炉冷却材再循環装置において、複数台の前記インターナルポンプと1個の前記インターナルポンプ熱交換器とを冷却水配管により接続し、かつ前記インターナルポンプ熱交換器の内部に、前記インターナルポンプ毎に対応して仕切られた冷却水供給用の流路を設けたことを特徴とする原子炉冷却材再循環装置を提供する。
また、本発明では、沸騰水型軽水炉における原子炉圧力容器の底部周辺位置に複数台設置され、それぞれモータを備えたインターナルポンプと、この各インターナルポンプに駆動用電流を供給する電源設備と、前記各インターナルポンプを冷却する為に設置された冷却水配管及びインターナルポンプ熱交換器と、これらのインターナルポンプ熱交換器に冷却水を供給する補機冷却系ポンプとを備えた原子炉冷却材再循環装置において、前記インターナルポンプの設置位置として、前記原子炉圧力容器の底部中心から見て周方向にほぼ10等分された位置を設定し、そのほぼ10等分された位置に9台以下、4台以上のインターナルポンプを設置したことを特徴とする原子炉冷却材再循環装置を提供する。
本発明によれば、複数台の前記インターナルポンプと1個の前記インターナルポンプ熱交換器とを冷却水配管により接続し、かつインターナルポンプ熱交換器の内部に、インターナルポンプ毎に対応して仕切られた冷却水供給用の流路を設けることにより、インターナルポンプの冷却水系を簡素化することができ、下部ドライウェル内の作業性及びアクセス性を改善させることができるとともに、電源区分の故障時等においても、従来のプラントよりも炉心流量を大きく減少させることがない。
また、インターナルポンプの設置位置として、原子炉圧力容器の底部中心から見て周方向にほぼ10等分された位置を設定し、そのほぼ10等分された位置に9台以下、4台以上のインターナルポンプを設置することにより、インターナルポンプの台数を削減することが可能となる。
以下、本発明に係る原子炉再循環装置の実施形態について、図1〜図7を参照して説明する。なお、従来の構成と対応する構成部分とは対比を容易とするため、同一符号を付して説明する。
[第1実施形態](図1,2)
図1は、本発明の第1実施形態を示す説明図であり、原子炉圧力容器1下部の横断面図である。図2は、インターナルポンプの流量及び揚程を示す作用説明図である。
図1に示すように、本実施形態の原子炉再循環装置では、基本的に、沸騰水型軽水炉における原子炉圧力容器1の底部周辺位置に、それぞれモータを備えた複数台のインターナルポンプ3が等間隔で配置されている。そして、各インターナルポンプ3には、図示しないが、駆動用電流を供給する電源設備、各インターナルポンプ3を冷却する為に設置された冷却水配管、インターナルポンプ熱交換器、これらのインターナルポンプ熱交換器に冷却水を供給する補機冷却系ポンプとが備えられる。
このような原子炉冷却材再循環装置において、インターナルポンプの設置位置を、原子炉圧力容器の底部中心から見て周方向にほぼ10等分された位置として設定し、そのほぼ10等分された位置に9台以下、4台以上のインターナルポンプが設置される。図1の例では、インターナルポンプ3が8台設置されている。
すなわち、本実施形態では、図9に示した従来の原子炉再循環装置に比べて、インターナルポンプ3が2台省略した構成とされている。この場合、例えば、インターナルポンプ3に駆動用の電流を供給する静止型電源装置の容量を大きくするとともに、周波数を高く設定している。このように、従来のインターナルポンプ3を10台使用する場合よりも各インターナルポンプ3の流量及び揚程を増加させることにより、従来と同一の形状で従来よりも少ない台数のインターナルポンプによって原子炉の出力に応じた炉心流量を供給することを可能としている。
図2により各インターナルポンプ3の機能を具体的に説明する。例えば従来のインターナルポンプ特性の回転数がnsである場合の運転点に対し、本実施形態では、回転数増加後のインターナルポンプ特性の回転数nが、ns>nに設定され、1台のインターナルポンプ特性が高い方向にシフトされている。
このように構成した本実施形態の原子炉冷却材再循環装置によれば、設置するインターナルポンプ3の配置が10台の設置時と同一とした構成のままで、原子炉圧力容器1の形状及び下部ドライウェル内の機器配置を変える必要なく、インターナルポンプ3の台数を削減させることができる。
[第2実施形態](図3)
図3は、本発明の第2実施形態を示す説明図であり、インターナルポンプ3を設置可能な形状のノズルの閉止構造を示している。なお第1実施形態と同一の構成部分には、図1と同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
本実施形態では、原子炉圧力容器の底部中心から見て周方向にほぼ10等分された位置のうち、インターナルポンプ3が設置されている箇所以外の位置に、インターナルポンプ3を設置可能な形状のノズル4が、閉止状態で設けられている。
このような構成によると、原子炉圧力容器下部に9台以下のインターナルポンプを設置した場合に、インターナルポンプ10台分のノズル4を設置し、インターナルポンプを減少させた台数分のノズル4に溶接による閉止板24を設け、将来的に出力増加等により炉心流量を増加させる必要が生じた場合に、ポンプを容易に追設することができる。
なお、溶接による閉止板24の代わりにボルト等により着脱自在なフランジを用いることも可能である。
[第3実施形態](図4)
図4は、本実施形態による下部ドライウェルの断面を示している。なお、第1実施形態と同一の構成部分には、図1と同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
本実施形態は、原子炉圧力容器1の底部中心から見て周方向にほぼ10等分された位置のうち、インターナルポンプ3が8台設置されている。このうち、インターナルポンプ3が設置されない、いずれかの位置の下方の保守点検用歩廊14に、インターナルポンプ3の保守点検用に突出させた通路14aが設けられている。この通路14aの近傍に、インターナルポンプ3の保守点検に使用する歩廊14へのアクセス手段として梯子16または階段17が設けられている。
このような構成によると、図4に示すように、原子炉圧力容器1の下部には、個々のインターナルポンプ3の据付時及び分解点検等の作業を行なう為の引抜用スペース13があるが、インターナルポンプ3の台数を8台として2台削減したことにより、従来設置していた個所のインターナルポンプ3の据付及び分解点検等の作業に使用していた引抜用スペースであった部分を通路14aとし、この通路14aと干渉しない位置に、梯子16または階段17等の連絡手段を設けることにより、アクセス手段として利用して作業性を向上させることができる。
[第4実施形態](図5,6)
図5は、下部ドライウェル部分の横断面構成を示す図であり、図6(A)、(B)は、それぞれ異なるインターナルポンプ熱交換器11の構成を示している。なお、第1実施形態と同一の構成部分には図1と同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図5に示すように、本実施形態は、複数台(例えば2台)のインターナルポンプと1個のインターナルポンプ熱交換器11とが、冷却水配管10により接続されている。
そして、インターナルポンプ熱交換器11の内部に、インターナルポンプ3毎に対応して仕切られた冷却水供給用の流路が設けられている。
図6(A)、(B)の例では、冷却水の自然対流による熱交換器の効率化からインターナルポンプ熱交換器11が縦型の熱交換器とされ、このインターナルポンプ熱交換器11の内部には、例えば中央位置の仕切板25が設けられ、インターナルポンプ熱交換器11内部でそれぞれのインターナルポンプ3の冷却水毎に仕切られる構造になっている。すなわち、インターナルポンプ熱交換器11の内部に仕切板25を設けることにより、異なるインターナルポンプ3に接続する冷却水が熱交換器内部で合流しない構造になっている。
また、自然対流による流れが促進されるように、冷却水配管10の入口側10aは上部に配置され、出口側10bは下部に配置されている。一方、インターナルポンプ3の冷却水を導く補機冷却系12は縦型熱交換器の管側12aまたは胴側12bの何れに接続することも可能であり、図6(A)、(B)では両方のケースを示している。
なお、図6(A)の構成では、補機冷却系12からの冷却水が、インターナルポンプ熱交換器11の下部を通り、また図6(B)の構成では、冷却水の自然対流による流れが促進されるように補機冷却系12からの冷却水が、インターナルポンプ熱交換器11の下部から流入し、上部から排出される。
このような構成によれば、インターナルポンプ熱交換器11内部でそれぞれのインターナルポンプ3の冷却水毎に仕切られる構造になっていることから、インターナルポンプ3の個別の運転状態に応じて安定した冷却能力を保つことができる。また、インターナルポンプ熱交換器11の削減に伴い、下部ドライウェル6内のインターナルポンプ3廻りのスペースが改善され、合わせてインターナルポンプ3の保守点検作業量も低減させることができる。
[第5実施形態](図7)
図7は本発明の第5実施形態を示す説明図であり、各インターナルポンプ熱交換器の電源区分等を示している。
本実施形態では、インターナルポンプを8台設置した場合において、各インターナルポンプ熱交換器11に接続した複数(2台)のインターナルポンプ3に駆動用電力を供給する電源の区分(A区分18、B区分19)と、インターナルポンプ熱交換器11に冷却水を供給する補機冷却系ポンプ20の電源区分(A系電源18、B系電源19)とが、同一とされている。
そして、隣り合う2台のインターナルポンプ3が1個のインターナルポンプ熱交換器11で冷却を行なう場合には、インターナルポンプ熱交換器11に通水する補機冷却系ポンプ20に給電する電源区分とインターナルポンプ3の電源区分とを同一とすることで、A系電源18あるいはB系電源19が故障により停止した場合においても、半数のインターナルポンプ3を運転することができる。
これにより、1区分の電源区分の故障において、インターナルポンプ3が偶数設置の場合には、半数のインターナルポンプ3が運転可能となり、電源の故障による炉心流量の減少幅は、従来のプラントと同程度に緩和させることができる。
このような構成によれば、下部ドライウェル6内のインターナルポンプ3廻りのスペースが改善され、インターナルポンプ3の電源区分の配置を見直すことで、1区分の電源故障時においても、従来と同程度の炉心流量の減少幅を維持することができ、合わせてインターナルポンプ3の保守点検作業量の低減も図れる。
本発明の第1実施形態に係るインターナルポンプ台数削減時の原子炉圧力容器の断面図。 本発明の第1実施形態に係るインターナルポンプの回転数、全揚程、流量の水力特性を示す関係図。 本発明の第2実施形態に係るインターナルポンプ設置部位のノズル。 本発明の第3実施形態に係るインターナルポンプ及び保守点検用歩廊の平面配置図。 本発明の第4実施形態に係るインターナルポンプ及びインターナルポンプ熱交換器の平面配置図。 本発明の第4実施形態に係るインターナルポンプ熱交換器の概略図。 本発明の第5実施形態に係るインターナルポンプ及びインターナルポンプ熱交換器、電源区分構成の平面配置図。 インターナルポンプを使用した沸騰水型原子力発電プラントの従来例を示す概略系統図。 従来のインターナルポンプの平面配置図。 インターナルポンプの電源系とモータ冷却系の系統図。 原子炉圧力容器及び原子炉格納容器の断面図。 従来のインターナルポンプ及び保守点検用歩廊の平面配置図。
符号の説明
1 原子炉圧力容器
2 炉心
3 インターナルポンプ
4 ノズル
5 原子炉格納容器
6 下部ドライウェル
7 モータケーシング
8 シュラウド
9 静止型電源装置
10 冷却水配管
11 インターナルポンプ熱交換器
12 補機冷却系
13 インターナルポンプ引抜用スペース
14 保守点検用歩廊
14a 通路
15 開口部
16 梯子
17 階段
18 A系電源
19 B系電源
20 補機冷却系ポンプ
21 アクセストンネル
22 サプレッションプール
23 下部ドライウェル内プラットフォーム
24 閉止板
25 仕切板
26 モータ冷却系

Claims (5)

  1. 沸騰水型軽水炉における原子炉圧力容器の底部周辺位置に複数台設置され、それぞれモータを備えたインターナルポンプと、この各インターナルポンプに駆動用電流を供給する電源設備と、前記各インターナルポンプを冷却する為に設置された冷却水配管及びインターナルポンプ熱交換器と、これらのインターナルポンプ熱交換器に冷却水を供給する補機冷却系ポンプとを備えた原子炉冷却材再循環装置において、複数台の前記インターナルポンプと1個の前記インターナルポンプ熱交換器とを冷却水配管により接続し、かつ前記インターナルポンプ熱交換器の内部に、前記インターナルポンプ毎に対応して仕切られた冷却水供給用の流路を設けたことを特徴とする原子炉冷却材再循環装置。
  2. 前記各インターナルポンプ熱交換器に接続した複数のインターナルポンプに駆動用電力を供給する電源の区分と、前記インターナルポンプ熱交換器に冷却水を供給する補機冷却系ポンプの電源区分とを同一とした前記請求項1記載の原子炉冷却材再循環装置。
  3. 沸騰水型軽水炉における原子炉圧力容器の底部周辺位置に複数台設置され、それぞれモータを備えたインターナルポンプと、この各インターナルポンプに駆動用電流を供給する電源設備と、前記各インターナルポンプを冷却する為に設置された冷却水配管及びインターナルポンプ熱交換器と、これらのインターナルポンプ熱交換器に冷却水を供給する補機冷却系ポンプとを備えた原子炉冷却材再循環装置において、前記インターナルポンプの設置位置として、前記原子炉圧力容器の底部中心から見て周方向にほぼ10等分された位置を設定し、そのほぼ10等分された位置に9台以下、4台以上のインターナルポンプを設置したことを特徴とする原子炉冷却材再循環装置。
  4. 前記原子炉圧力容器の底部中心から見て周方向にほぼ10等分された位置のうち、前記インターナルポンプが設置されている箇所以外の位置に、前記インターナルポンプを設置可能な形状のノズルを閉止状態で設けた請求項3記載の原子炉冷却材再循環装置。
  5. 前記原子炉圧力容器の底部中心から見て周方向にほぼ10等分された位置のうち、前記インターナルポンプが設置されている箇所以外のいずれかの位置の下方に、前記インターナルポンプの保守点検に使用する通路を設け、この通路の近傍に、前記インターナルポンプの保守点検に使用する歩廊へのアクセス手段として梯子または階段を設けた前記請求項1乃至4のいずれかに記載の原子炉冷却材再循環装置。
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