JP2006014522A - 電動機の冷却構造 - Google Patents

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保 河村
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Abstract

【課題】 簡素な構造で冷却効率を向上できる電動機の冷却構造の提供を図る。
【解決手段】 沸点温度がケース9内の許容限界温度以下の冷媒22を、ケース9内に貯蔵した。電動機1の運転時、冷媒22がケース9内の構成部品(主にコイルエンド3b)の熱を受けて気化し且つ冷却部位としてのケース9で液化することを交互に繰り返しながら、ケース9内の熱を効率的にケース9に伝達して電動機1外に放出できる。結果、ポンプおよび噴霧手段などを付設するまでもなく、つまり電動機1を大型化することなく効率的に電動機1内を冷却できる
【選択図】図2


Description

本発明は、電動機の冷却構造に関する。
電動機は、コイル(磁力発生部)およびステータ鉄心(固定子コア)を有する略筒状のステータ(固定子)と、ステータの内周側の配置されステータの磁力によって回転するロータ(回転子)と、ステータおよびロータを内側に収容し且つ電動機の外装を形成する略筒状のケースと、を備えて構成されている。
電動機の運転時には主にコイルが発熱する。このときステータ鉄心に埋設されているコイルの本体部はステータ鉄心およびケースを通じて除々に冷却されるが、固定子コアから突設だれ且つ気体に露出しているコイルエンド(磁気発生部の突出部)は、冷却されにくい。
そこで従来の電動機の冷却構造には、特許文献1に開示されるように電動機にオイルポンプを付設し、このオイルポンプでケース内の底部に溜まった冷却油を汲み上げて噴射ノズルから冷却油を噴射させるものがある。
冷却油は、コイルエンドにかかりコイルエンドを冷却する。なお、噴射される冷却油の一部は、毛細血管現象によりケースの内周面とステータ鉄心の外周面との間の隙間に浸入し、ステータ鉄心とケースと間の熱抵抗を減少する。
特開2003−324901号公報(第1図)
しかしながら、従来の電動機の冷却構造では、オイルポンプを付設することで電動機の構造が複雑化し、電動機が出力性能以上のサイズになってしまう傾向がある。
本発明はこのような従来技術をもとに為されたもので、電動機の大型化を抑えつつ効率的に電動機内を冷却できる冷却構造の提供を目的とする。
前記目的を達成するために、本発明の電動機の冷却構造は、磁力を発生させる磁力発生部および該磁力発生部を固定する固定子コアを有する固定子と、前記固定子の磁力によって回転する回転子と、前記固定子および前記回転子を内側に収容するケースと、を備え、
前記ケース内に、沸点温度が前記ケース内の許容限界温度より低い冷媒を貯留したものである。
この発明によれば、ケース内の構成部品の温度が上昇すると、冷媒が、発熱部位としてのケース内の構成部品の熱を受けて気化し且つ放熱部位としてのケースに熱を与えて液化することを交互に繰り返す。これにより、ケース内を効率的に冷却できる。このため、ポンプおよび噴霧手段などを付設するまでもなく、つまり電動機を大型化することなく電動機内を効率的に冷却できる。
以下、この発明の一実施形態を図面に基づき説明する。
本実施形態の電動機の冷却構造について図1〜図6を参照しながら説明する。
「電動機」
まず電動機1の構成について説明する。図1はこの実施形態で用いる電動機の軸方向に沿う縦断面図で図2におけるI−I断面図、図2は図1におけるII−II断面図、図5及び図6は図1及び図2中におけるV−V断面図である。
電動機1(この実施例では交流電動機の同期方式とする)は、固定子2と、回転子5と、ケース9と、備えている。
固定子2は、略円柱状の回転子5の外周側を取り囲むように略円筒状に形成されている。固定子2は、磁束を発生する磁力発生部としてのコイル3と、このコイル3を保持するとともに磁束が通る磁路を形成する固定子コア4と、を備えている。なお、コイル3は、固定子コア4に埋設されるコイル本体部3aと、固定子コア4の軸方向両端面4bから軸方向に突出するコイルエンド(磁気発生部の突出部)3bと、備えている。コイルエンド3bは固定子コア4の軸方向端面4bとケース9両端面9dとの間に形成される空間Sに露出している。
回転子5は、磁石を内蔵し磁路を形成する略円柱形状の回転子コア6と、回転子コア6の中心軸線上に設けられ外部に回転力を伝達する出力軸7と、を備えている。
ケース9は、上述の回転子5および固定子2を収容する。このケース9は、筒状(この例では円筒状)のケース本体14と、ケース本体14の前端開口部を覆う前部カバー15と、ケース本体14の後端開口部を覆う後部カバー16と、を備えている。ケース本体14には、固定子コア4の外周面に沿って円筒状に形成され且つ固定子コア4を嵌合する嵌合部9aを備えている。また、前部カバー15および後部カバー16には、軸受8を介して回転子5の出力軸7が回転自在に支持されている。なお、ケース9内部は、図示せぬシール部材などにより気密性が確保されている。
電動機1後端側(図1中左側)には、出力軸7の回転角度を検出する回転センサ(本実施例ではレゾルバ)が設置されている。この回転センサとしてのレゾルバは、レゾルバ固定子18とレゾルバ回転子19とを備えて構成されており、レゾルバカバー17で覆われている。レゾルバ回転子19は、出力軸7端部に固定されて出力軸7すなわち回転子5と一体的に回転する。一方、レゾルバ固定子18は、レゾルバ回転子19の外周側に配置され、コイル3すなわち固定子2と相対位置が一致している。これにより、レゾルバは、レゾルバ固定子18とレゾルバ回転子19との位置関係により、固定子2のコイル3と回転子5内の磁石との位置関係を検出できるようになっている。
また、コイル3にはリード線(図示せぬ)を介して回転子5の回転力を制御する制御器(図示せぬ)が接続されている。この制御器からコイル3に電流が供給されることで、固定子2に磁界が発生し回転子5が回転する。
「電動機の冷却構造」
次に、電動機1の冷却構造について説明する。
この実施形態の電動機1の冷却構造は主な特徴点が2つある。第1に、電動機1のケース9内の空間Sに、図1および図2に示すように冷媒22が貯留されている。第2に、電動機1のケース9には、図1および図2に示すように他の冷媒(この例では冷却水27)を流通される冷却通路(上部冷却通路28及び下部冷却通路29)が設けられている。
「貯留された冷媒」
まず、ケース9内の空間Sに貯留された冷媒22について説明する。
冷媒22の液面は、回転子コア6の最下端より低く且つ少なくとも1以上のコイルエンド3bが浸る高さに設定されている。冷媒22には例えばトリクロロエチレン(沸点:87℃)やメチルデトラヒドロフラン(沸点:80℃)が用いられ、冷媒22の沸点温度はケース9内の許容限界温度(ケース9内の構成部品2、5に故障が生じる虞がある温度:例えば200℃)以下に設定されている。特にこの実施形態では冷媒22の沸点温度は図3に示すように発熱部位としてのコイルエンド3bの通常運転時の温度(電動機1が効率よく運転できるコイルエンド3bの温度:例えば100℃)以下で且つ放熱部位としてのケース9の通常運転時(例えば50℃)の温度以上に設定されている。
「冷却通路」
次に、冷却水27を流通する冷却通路28、29について説明する。
図示省略するが上部冷却通路28および下部冷却通路29は、一端に冷却水27をケース9外から導入するための入口を有し、且つ、他端にケース9外に排出するための出口を有して、電動機1外の冷媒循環回路に接続されている。これにより、ケース9に伝達された熱を電動機1外に効率的に排出できるようになっている。
上部冷却通路28は、図1、2に示すようにケース9の天井部位に設けられている。
上部冷却通路28は、図1に示すように軸方向に沿って延在し且つ図2に示すようにケース9の内周面に沿って円周方向に等間隔に複数配列されている。隣接する上部冷却通路28同士は、Uターン状に連結しており(図示せず)これにより全体として蛇行状の一の通路となっている(後述の下部冷却通路29の形状を参照)。
また、上部冷却通路28は、図1に示すように軸方向に沿って固定子コア4の上方部分とコイルエンド3bの上方部分とに亘って設けられている。固定子コア4の上方部分は、固定子コア4の外周面を嵌合する嵌合部9aに対応する。また、コイルエンド3bの上方部分は、空間S(図中符号Mおよび符号Nに対応する部分)の上方部分に対応する。
一方、下部冷却通路29は、図1、2に示すようにケース9の底部に設けられ、図2に示すように回転子コア6の最下端より下方に位置し且つ冷媒22の液面よりも下方に位置している。
下部冷却通路29は、図1に示すように軸方向に沿って延在し且つ図2に示すようにケース9の内周面に沿って円周方向に等間隔に複数配列されている。隣接する下部冷却通路29同士は、Uターン状に連結しておりこれにより全体として蛇行状の一の通路となっている(図5および図6参照)。
また、下部冷却通路29は、図1に示すように軸方向に沿って固定子コア4の下方部分(一般部29a)と、コイルエンド3bの下方部分(拡幅部29b)と、に亘って設けられている。固定子コア4の下方部分は、固定子コア4の外周面を嵌合する嵌合部9aに対応する。また、コイルエンド3bの下方部分は、冷媒22が貯留する空間S(図中符号Mおよび符号Nに対応する部分)の下方部分に対応する。
図5および図6に示すように一般部29aと拡幅部29bとの境界には開閉弁26が設けられている。この開閉弁26の開閉により一般部29aのみに冷却水を流通させるか、一般部29aおよび拡幅部29bに冷却水を流通させるか、を調整できるようになっている。図5に示すように一般部29aのみに冷却水を流通させる場合は、対応する固定子コア4のみを冷却できる。また、図6に示すように一般部29aおよび拡幅部29bに冷却水を流通させる場合は、対応する固定子コア4に加えてコイルエンド3bが浸された液相冷媒22aを冷却できる。
「作用」
次に、本実施形態の作用について説明する。
図示せぬ制御器からの要求出力に応じて、リード線を介して三相(U相、V相、W相)のコイル3に電流が流れると、固定子2のコイル3で発生する磁束と、回転子5の磁石と、の磁場作用により回転子5が回転する。この回転子5の回転をケース9外に露出する出力軸7から取り出して、動力として利用できる。この時、コイル3は発熱する。
コイル3(主にコイル本体部3a)で発生した熱は、コイル3(主にコイル本体部3a)→固定子コア4→ケース9の嵌合部9a→冷却通路28、29を流通する冷却水27を通じて、電動機1外に排出される。
一方、コイルエンド3bで発生した熱は、冷媒22を介してケース9外に放熱される。つまり、コイルエンドの温度が冷媒22の沸点以上に上昇すると、発熱部位としてのコイルエンド3bに接触する冷媒22aがコイルエンド3bの熱を受けて気化(22b)し且つ放熱部位としてのケース9に熱を与えて液化(滴下22c)することを交互に繰り返す(図4参照)。これにより、ケース9または固定子コアに直接接触していないコイルエンド3bで発生した熱を、効率的にケース9外に放熱できるようになっている。このため、従来のようにポンプおよび噴霧手段などを付設するまでもなく電動機1内を効率的に冷却できる。
ここで、ケース9の天井部分は上部冷却通路28により他の部分より冷却されているため、このケース9の天井部分で多くの気相冷媒22bが凝縮する。凝縮した冷媒22cは、各突起部24の頂点に集まり突起部24の下方のコイルエンド3b(コイルエンドのうち冷媒に浸っていないコイルエンド3b)に滴下する。これにより、冷媒22に浸っていないコイルエンド3bも冷却される。なお、コイルエンド3bに滴下した冷媒22cもコイルエンド3bから熱を奪って再び気化し、気化と液化のサイクルを繰り返す(図4参照)。
また、コイルエンド3bの温度が上昇して冷媒22の沸点温度より高いときは、拡幅部29bにも冷却水27が流通するようにバルブ26が開かれる。このため、ケース9内の底部に貯留する液相冷媒22aが蒸発しきって無くなることはなく、コイルエンド3bの熱は、コイルエンド3b→貯留する液相冷媒22a→下部冷却通路29の拡幅部29bを流れる冷却水27→ケース9外の経路を辿って、ケース9外に運びだすこともできるようになっている。
一方、電動機1起動直後などコイルエンド3bの温度が低く冷媒22が沸点温度以下のときは、拡幅部29bに冷却水27が流通しないようにバルブ26が閉じられる。このため、冷媒22およびコイルエンド3bが過冷却されない。これは、冷媒22が過冷却状態であると、冷媒22の相状態の変化を利用したコイルエンド3bの冷却ができなくなるからである。また、コイル3が過冷却状態であると、コイル3の磁力が過大となり回転子5の出力制御が困難になるからでもある。
「効果」
この実施形態によれば以下のような効果を得ることができる。
この実施形態によれば、沸点温度がケース9内の許容限界温度以下の冷媒22をケース9内に貯蔵した構造である。そのため、電動機1の運転時、冷媒22がケース9内の構成部品(この例では主にコイルエンド3b)の熱を受けて気化し且つ冷却部位としてのケース9で液化することを交互に繰り返しながら、ケース9内の構成部品(この例では主にコイルエンド3b)の熱を効率的にケース9に伝達して電動機1外に放出する。結果、ポンプおよび噴霧手段などを付設するまでもなく、つまり電動機1を大型化することなく効率的に電動機1内を冷却できる。
また、この実施形態によれば、貯留する冷媒22aが少なくともコイルエンド3bに接する構造である。そのため、冷媒22はケース9内で最も高温になるコイルエンド3bの熱を受ける。そのため冷媒22の気化が促進されて冷媒22の相状態変化が活発化されることで、ケース9内をさらに効率的に冷却できる。また、最も高温になるコイルエンドを効率的に冷却できる。
また、この実施形態によれば、貯留する冷媒22aが少なくともコイルエンド3bに接し且つ回転子に接しない構造である。そのため、一旦、冷媒22がコイルエンド3bから奪った熱を、ケース9に伝達する前に温度の低い回転子5に奪われずにすむ。そのため、さらに効率的にコイルエンド3bの熱を電動機1外に放熱できる。
また、この実施形態によれば、ケース9にはコイルエンド3bの上方に上部冷却通路28を備える構造である。そのため、冷媒22の結露・滴下をコイルエンド3bの上方に集中させることができる。これにより、液相冷媒22aに浸っていないコイルエンド3bも効率的に冷却できる。なお、他の冷媒(冷却水27)の温度は、放熱部位としてのケース9の通常運転時の温度よりも低く設定されている。これにより、ケース9に伝達された熱は、冷却水27により速やかにケース9外に排出されることとなる。
また、この実施形態によれば、ケース9には、固定子コア4の上方およびコイルエンド3bの上方に上部冷却通路28を備える構造である。そのため、上述の効果に加え、固定子コア4に埋設されるコイル3の本体部3aの熱も、固定子コア4→ケース9(の嵌合部9a)→上部冷却通路28を通じて電動機1外に効率的に排出できる。
また、この実施形態では、上部冷却通路28はケース9の軸方向に向けて延在している構造である。そのため、冷却通路28の形状を複雑化せずに固定子コア4およびコイルエンド3bの双方を冷却水27により効率的に冷却できる。
また、この実施形態によれば、ケース9には冷媒22の貯留する空間Sの下方位置に下部冷却通路29(拡幅部29b)を備える構造である。そのため、必要に応じてケース9内の底部に貯留する液冷媒22aが蒸発しきって無くなることを防止できる。また、下部冷却通路29(拡幅部29b)を流れる冷却水27によりコイルエンド3bの熱をケース9外に運びだすこともできる。
また、この実施形態では、コイルエンド3bの温度が冷媒22の沸点温度以上にとき下部冷却通路29の拡幅部29bに冷却水27を流し、一方、コイルエンド3bの温度が冷媒22の沸点温度以下にとき下部冷却通路29の拡幅部29bに冷却水27を流さない。そのため、コイルエンド3bが過冷却状態になることが防止される。
また、この実施形態によれば、下部冷却通路29は固定子コア4の下方および空間Sの下方に設けられている。そのため、固定子コア4およびコイルエンド3bの双方を冷却水27により効率的に冷却できる。
また、この実施形態によれば、下部冷却通路29はケース9の軸方向に向けて固定子コア4の下方および空間Sの下方に跨って設けられている。そのため、冷却通路29の形状が複雑化せずにすむ。
また、この実施形態によれば、コイルエンド3bの上方にケース9内周面に、下方に向けて突設された突起部24を設けた構造である。そのため、突起部24に結露した冷媒が集まりコイルエンド3bに滴下冷媒が集中しやすい。そのため、液相冷媒22aに浸っていないコイルエンド3bも十分に冷却できる。
特に、この実施形態によれば、冷媒22の沸点温度は、通常運転時におけるコイルエンド3bの温度以下であって且つ通常運転時におけるケース9の天井部位の温度以上である。そのため、冷媒の状態変化が活発になり、コイルエンド3b全体を効率よく冷却できる。
なお、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で本実施形態を変更することができる。例えば、下記のような変更が可能である。
冷媒22の沸点・凝縮温度などを決定する冷媒の種類は、電動機の性能及びコイルエンドの発熱温度により決定することでできる。
また、冷却通路28、29に流す冷媒は、冷却水に限られず例えば空気などを流してもよい。
また、ケース9内周面に設けた突起部24は、本実施形態の形状に限られるものではなくコイルエンド3b上部に冷媒の滴下を集められるような形状であればよい。
また、上記実施形態では下部冷却通路29の拡幅部29bを開閉する開閉弁26を設けたが、流路を変更できる構成であれば開閉構造はどのような構造であってもよい。
また、開閉弁を開閉するタイミングは冷媒22の温度や冷却水27の温度を基準としてもよい。
また、上記実施形態では冷却通路28、29の形状は蛇行状であるが、冷却通路28、29の形状は互いに平行に複数配列される流路として構成してもよい。
本発明の一実施形態にかかる電動機の冷却構造を示す断面図であって、図2中I−I線に沿う断面図。 図1中II−II線に沿う断面図 この実施形態の電動機の構成部品と冷媒の温度との関係を示す模式図。 この実施形態の冷媒の状態変化を示す模式図。 図1および図2中V−V線に沿う概略断面図であって、下部冷却通路の拡幅部を閉じて一般部のみに冷媒を流通させた状態を示す模式図。 図1および図2中V−V線に沿う概略断面図であって、下部冷却通路の一般部および拡幅部に冷媒を流通させた状態を示す模式図。
符号の説明
1:電動機
2:固定子
3:コイル(磁気発生部)
3a:コイル本体部
3b:コイルエンド(磁気発生部の突出部)
4:固定子コア
5:回転子
6:回転子コア
7:出力軸
8:軸受
9:ケース
14:ケース本体
15:前部カバー
16:後部カバー
22:冷媒
22a:液相冷媒
22b:気相冷媒
22c:滴
24:突起
26:バルブ
27:冷却水(他の冷媒)
28:上部冷却通路
29:下部冷却通路
29b:拡幅部

Claims (10)

  1. 磁力を発生させる磁力発生部および該磁力発生部を固定する固定子コアを有する固定子と、
    前記固定子の磁力によって回転する回転子と、
    前記固定子および前記回転子を内側に収容するケースと、
    を備え、
    前記ケース内に、沸点温度が前記ケース内の許容限界温度より低い冷媒を貯留したことを特徴とする電動機の冷却構造。
  2. 請求項1に記載の電動機の冷却構造であって、
    前記ケース内の底部に溜まる冷媒は、前記磁気発生部のうちの前記固定子コアから突出する突出部に接触していることを特徴とする電動機の冷却構造。
  3. 請求項1に記載の電動機の冷却構造であって、
    前記ケース内の底部に溜まる冷媒は、前記回転子とは接触せず且つ前記磁気発生部のうち前記固定子コアから突出する突出部に接触していることを特徴とする電動機の冷却構造。
  4. 請求項1に記載の電動機の冷却構造であって、
    前記回転子の回転軸が略水平方向に向けられた構造であり、
    前記磁力発生部は、前記固定子コアの軸方向端面から該軸方向端面と前記ケース内面との間に形成される空間に向けて突出する突出部を備え、
    前記ケース内の前記空間の底部に溜まる冷媒は、その液面が前記回転子よりも下方に位置し且つ少なくとも1つの前記磁気発生部の突出部よりも上方に位置することを特徴とする電動機の冷却構造。
  5. 請求項2〜4の何れか1項に記載の電動機の冷却構造であって、
    前記ケースには、前記磁気発生部の突出部の上方に上部冷却通路を備えることを特徴とする電動機の冷却構造。
  6. 請求項2〜4の何れか1項に記載の電動機の冷却構造であって、
    前記ケースには、前記固定子コアの上方および前記磁気発生部の突出部の上方に上部冷却通路を備えることを特徴とする電動機の冷却構造。
  7. 請求項2〜6の何れか1項に記載の電動機の冷却構造であって、
    前記ケースには、少なくとも前記冷媒の貯留部の下方に下部冷却通路を備えることを特徴とする電動機の冷却構造。
  8. 請求項7に記載の電動機の冷却構造であって、
    前記下部冷却通路を、前記磁気発生部の突出部が前記冷媒の沸点温度以上のときに使用し且つ前記冷媒の沸点以下のときには使用しないことを特徴とする電動機の冷却構造。
  9. 請求項2〜8の何れか1項に記載の電動機の冷却構造であって、
    前記ケース内周面のうち前記磁気発生部の突出部の上方には、下方に向けて突設された突起部を備えることを特徴とする電動機の冷却構造。
  10. 請求項1〜9の何れか1項に記載の電動機の冷却構造であって、
    前記冷媒は、
    その沸点温度が、前記電動機の通常運転時における前記磁気発生部の突出部の温度以下であって且つ前記電動機の通常運転時における前記ケースの天井部位の温度以上であることを特徴とする電動機の冷却構造。

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