JP2006011370A - レベンソンマスク - Google Patents

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Abstract

【課題】 庇になる部分の大きさを直接的に正確に測定することができるレベンソンマスクを提供する。
【解決手段】 レベンソンマスクは、主表面の一部に掘り込み部9が形成された石英基板2と、上記主表面に形成されたCr膜3とを備える。掘り込み部9は、Cr膜3の一部が庇となるように形成されたアンダーカット部23を含み、Cr膜3は、掘り込み部9の一部を露出するように形成されたπ開口部11と、掘り込み部9の端部21を露出するように形成された第1補助開口部15とを含む。
【選択図】 図2

Description

本発明は、レベンソンマスクに関する。
半導体装置の製造工程の中には、レジストのパターン形成などのために、マスクを介して露光を行なうフォトリソグラフィ工程が多く存在する。たとえば、感光性の回路基板に回路図を露光した後に化学処理を行なって、集積プリント配線回路を製造する工程がある。
フォトリソグラフィにおいては、微細なパターンを露光できることが好ましいが、フォトリソグラフィの加工の限界は、露光を行なう光の波長に依存する。加工の限界を、引下げる方法としてレベンソンマスクを用いた位相シフト法がある。この露光方法は、転写すべきパターンが形成されているマスクに光の位相を変化させる部分(シフタ)を設け、シフタを通過して位相が変化した光と、シフタを通過せずに位相が変化しない光との干渉作用を利用して解像度を向上させる方法である。レベンソンマスクには、シフタ層を基板の表面に形成したもののほかに、シフタとして基板の主表面に掘り込んだ部分(掘り込み部)を形成したものがある。
掘り込み部を有するレベンソンマスクにおいては、基板の主表面を光が透過する部分が位相の変化しない0部となり、掘り込み部を透過する部分が位相の変化するπ部になる。π部は、位相が半波長ずれるような深さで掘り込まれている。
基板が掘り込まれたπ部においては、掘り込み部の側壁の影響で、掘り込み部を透過して転写される寸法が、所望の寸法よりも小さくなる。この影響を排除するためには、掘り込み部がレベンソンマスクの表面に形成された遮蔽膜の開口部よりも大きくなるように形成される。すなわち、遮蔽膜において、開口部の周りに庇(ひさし)になる部分を形成すると、0部とπ部の転写寸法差(0部の転写寸法−π部の転写寸法)が小さくなる。一方で、庇になる部分を大きく形成しすぎると遮蔽膜が剥離する可能性がある。遮蔽膜が剥離すると、遮蔽膜の投影形状が変わり、形成される回路に致命的な損傷が生じうる。このため、庇になる部分の大きさを精度よく形成することが要求されている。
遮蔽膜の開口部の周りに庇になる部分が形成されたレベンソンマスクは、ドライエッチングで断面形状がほぼ長方形の掘り込み部を形成した後に、ウエットエッチングで掘り込み部を大きくすることによって形成することができる。すなわち、ウエットエッチングを行なうことにより、遮蔽膜に庇になる部分を形成することができ、掘り込み部にアンダーカット部を形成することができる。レベンソンマスクの庇になる部分の大きさの測定は、このウエットエッチングの時間から推測することができる。または、AFM(Atomic Force Microscope)などの接触型装置を用いて測定することができる。
また、特開2003−344987号公報には、位相シフトマスクの庇の量を測定する方法であって、遮光パターンと、所定寸法のモニタパターンとを基板上に形成する工程と、このモニタパターンと遮光パターンとが形成された基板に所定のエッチング処理を施して当該基板に段差部を形成する工程と、この段差部が形成された基板からモニタパターンを除去して、当該モニタパターン直下の該段差部で画定される特定領域の基板面の寸法を庇の量として測定する工程とを有する測定方法が開示されている。
特開2003−344987号公報
レベンソンマスクの庇になる部分の測定において、上記のウエットエッチングの時間から大きさを推測する方法においては、実際の大きさと推測される大きさとの誤差が大きく、また、所望の大きさになっているかどうか直接的に確認することができないという問題があった。また、接触型装置を用いて測定する方法においては、探針を用いて物質の表面をなぞるため、庇が形成されている部分の中まで正確に測定することが困難であるという問題があった。
このように、従来の技術においては、レベンソンマスクの庇になる部分の大きさを、直接的に正確に測定することができず、製造されたレベンソンマスクを用いた転写を実際に行なって結果を確認しないと、庇になる部分の大きさが所望の値になっているかどうか把握することができないという問題があった。
上記の特開2003−344987号公報に開示されたレベンソンマスクにおいては、基板の主表面に遮光パターンに加えてモニタパターンを形成する必要があり、さらに、後にモニタパターンのみを剥離する必要があり、レベンソンマスクの製造工程が多くなるという問題があった。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたものであり、庇になる部分の大きさを直接的に正確に測定することができるレベンソンマスクを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に基づくレベンソンマスクは、主表面の一部に凹部が形成された基板と、上記主表面に形成された遮蔽膜とを備える。上記凹部は、上記遮蔽膜の一部が庇となるように形成されたアンダーカット部を含み、上記遮蔽膜は、上記凹部の一部を露出するように形成されたπ開口部と、上記凹部の端部を露出するように形成された第1補助開口部とを含む。
本発明によれば、庇になる部分の大きさを直接的に測定することができるレベンソンマスクを提供することができる。また、微細な製造を行なうことができる半導体装置の製造方法を提供することができる。
(実施の形態1)
図1から図4を参照して、本発明に基づく実施の形態1におけるレベンソンマスクおよび半導体装置の製造方法について説明する。
図1は、本実施の形態におけるレベンソンマスクの平面図であり、図2は、図1におけるII−II線に関する矢視断面図である。図1に示すパターンは、庇量を測定するためのモニターマークとして形成されている。本実施の形態におけるレベンソンマスクは、基板としての石英基板(Qz基板)2と、石英基板2の主表面に形成された遮蔽膜としてのCr膜3とを備える。石英基板2の主表面の一部には、凹部としての掘り込み部9が形成されている。
Cr膜3には、所望の形状で露光を行なうための開口部が形成されている。開口部は、石英基板2の主表面を露出するように形成された0開口部と、石英基板2の主表面に形成された掘り込み部の表面を露出するように形成されたπ開口部とを含む。0開口部およびπ開口部は、Cr膜3を貫通する穴である。
本実施の形態におけるレベンソンマスクには、0開口部10およびπ開口部11が形成されている。0開口部10およびπ開口部11は、平面形状がそれぞれ長手方向を有する長方形になるように形成されている。本実施の形態においては、π開口部と0開口部との距離は、約500nm以下になるように形成されている。
掘り込み部9の断面形状は、長方形の辺のうち互いに向かい合う2辺をほぼ円弧状にした形状を有する。掘り込み部9は、底面が平面状に形成され、側面が曲面状に形成されている。掘り込み部9は、Cr膜3のπ開口部11よりも大きくなるように形成されている。すなわち、掘り込み部9は、Cr膜3の直下において、石英基板2の一部が抉られるように形成されている。掘り込み部9は、端部21で、Cr膜3と接触している。Cr膜3には、π開口部11に沿って掘り込み部9の庇(ひさし)となる庇部12が形成されている。
本発明においては、掘り込み部9のうち、庇部12を掘り込み部9に投影したときの領域を「アンダーカット部」という。掘り込み部9の外周部にはアンダーカット部23が形成されている。アンダーカット部23は、π開口部11に沿って形成されている。
庇量(庇部の幅方向の長さ)には、露光を行なう光の波長に依って最適な大きさがある。たとえば、KrFエキシマレーザ(波長248nm)を用いた場合には、庇量が約150nmになるように形成されることが好ましく、ArFエキシマレーザ(波長193nm)を用いた場合には、庇量が約100nmになるように形成されることが好ましい。
本実施の形態におけるレベンソンマスクには、π開口部11の側方に、第1補助開口部15が形成されている。第1補助開口部15は、Cr膜3を貫通する穴である。第1補助開口部15は、平面形状が長方形になるように形成されている。第1補助開口部15は、π開口部11の側方のうち、0開口部10が形成されている側と反対側に形成されている。本実施の形態においては、π開口部11の平面形状の長方形の長辺と、第1補助開口部15の長辺とがほぼ垂直になるように形成されている。第1補助開口部15は、長手方向を有し、該長手方向が掘り込み部9の端部21の延在方向に垂直になるように形成されている。
図1を参照して、第1補助開口部15は、π開口部11に対応して形成されている掘り込み部9の端部21の一部を露出するように形成されている。掘り込み部9は、端部21がπ開口部11とほぼ相似な形状に形成されている。π開口部11は、掘り込み部9が形成されている領域に含まれるように形成されている。すなわち、π開口部11は、平面的に見たときに、端部21に囲まれる領域の内部に配置されている。
図3に、第1補助開口部15の一方の端部の拡大平面図を示す。図4に、図3におけるIV−IV線に関する矢視断面図を示す。掘り込み部9は、側面が石英基板2の表面に向かって、広がるように形成されている。第1補助開口部15は、レベンソンマスクを真上から見たときに、第1補助開口部15を通して、掘り込み部9の一部と石英基板2の主表面の一部とが見えるように形成されている。第1補助開口部15は、掘り込み部9の端部21のうち、1つの直線的な端部21に対応するように形成されている。第1補助開口部15は、一部が庇部12の領域に形成されている。庇部12およびアンダーカット部23の大きさは、幅が庇量D1になるように形成されている。
図3を参照して、本実施の形態においては、π開口部11は、直線状の一辺を有する。本実施の形態におけるレベンソンマスクは、この一辺と第1補助開口部15から露出した掘り込み部9の端部21とが、ほぼ平行になるように形成されている。また、π開口部11の一辺と第1補助開口部15から露出した掘り込み部9の端部21との距離L1は、π開口部11の一辺とπ開口部11に向かう側の第1補助開口部15の端部との距離L2よりも大きく形成されている。また、距離L1は、π開口部11の一辺とπ開口部11に向かう側と反対側の第1補助開口部15の端部との距離L3よりも小さくなるように形成されている。
本実施の形態における第1補助開口部15は、π開口部11と分離しているが、この形態に限られず、第1補助開口部15は、π開口部11と連通して形成されていても構わない。この場合には、上記の距離L2は0になる。また、本実施の形態におけるπ開口部11および第1補助開口部15は、ウェハの表面にパターンを形成するための露光領域の外側に形成されていても構わない。
本実施の形態における半導体装置の製造方法は、上述のレベンソンマスクを用いる。た
とえば、半導体基板の主表面上に形成した酸化膜のパターニングに用いる。この製造方法においては、酸化膜の主表面上にフォトレジストを塗布した後に、本実施の形態におけるレベンソンマスクをレチクルとして、回路パターンを投影露光する。次に、露光された部分のフォトレジストを溶融させる溶液に半導体基板を浸して現像を行なって、回路パターンが形成されたレジストを形成する。次に、形成されたレジストをパターンマスクとしてエッチングを行なって、所望の形状の酸化膜を形成することができる。
上記のほかにも、MOS(Metal Oxide Semiconductor)トランジスタの形成や、ホール電極を形成するための孔の形成、ロジック回路の形成などに本発明に基づくレベンソンマスクを用いることができる。たとえば、DRAM(Dynamic Random Access Memory)、SRAM(Static Random Access Memory)、FLASHメモリなどの半導体メモリの製
造に本発明に基づくレベンソンマスクを用いることができる。
本実施の形態におけるレベンソンマスクは、Cr膜で露光を行なう光が遮蔽され、0開口部およびπ開口部で光が透過する。0開口部を通る光は、位相が変化せずに光が透過する一方で、π開口部を通る光は、位相が半波長(π)変化する。したがって、光が照射される対象物のうち0開口部を通った光が露光される領域と、π開口部を通った光が露光される領域との間の領域において、光の干渉が生じて光が広がる部分が互いに打ち消される。このため、0開口部の形状とπ開口部の形状とを正確に露光することができ、解像度が向上する。また、掘り込み部にはアンダーカット部が形成されているため、転写寸法差を小さくすることができる。
本実施の形態におけるレベンソンマスクは、Cr膜に掘り込み部の端部を露出するように、第1補助開口部が形成されている。この構成を採用することにより、レベンソンマスクを平面視したときに、掘り込み部の端部を直接的に見ることができる。したがって、SEM(Scanning Electron Microscope)などを用いて、直接的に、庇量D1を測定することができる。すなわち、π開口部と第1補助開口部を通して観察することのできる端部との距離を測ることにより、庇量D1を直接的に測定することができる。
この結果、実際に露光を行なわなくても、庇量が所望の大きさになっているかどうかを確認することができ、精度の高い庇部を有するレベンソンマスクを提供することができる。庇量を精度よく形成することができるため、高品質で露光を行なうことができる。
庇量D1が所望の大きさと異なる場合は、たとえば、掘り込み部を形成するためのドライエッチングおよび掘り込み部にアンダーカット部を形成するためのウエットエッチングのエッチング量を変化させることにより、所望のレベンソンマスクを形成することができる。
本実施の形態における半導体装置は、上記のレベンソンマスクを用いて製造されている。本実施の形態におけるレベンソンマスクは、高品質で露光を行なうことができるため、品質の高い半導体装置を製造することができる。また、解像度が上がるため、半導体装置を微細なものにすることができる。たとえば、MOSトランジスタのゲート電極部を形成する工程またはホール電極を形成する工程においては、露光波長以下の微細なパターンを精度よく形成することができる。
本実施の形態においては、基板として石英基板が形成されているが、この形態に限られず、露光を行なう光の透光性を有する基板であればよい。たとえば、石英基板の代わりに、ガラス基板などが形成されていもよい。また、本実施の形態においては、遮蔽膜としてCr膜が形成されているが、この形態に限られず、露光を行なう光を遮蔽することができればよい。たとえば、Cr膜の代わりにMoSiなどの金属膜が蒸着されていてもよい。
本実施の形態においては、π開口部は、平面形状が長方形になるように形成されているが、特にこの形態に限られず、任意の形状にすることができる。また、第1補助開口部は、平面形状が長方形に形成されているが、特にこの形態に限られず、任意の形状で形成されていてもよい。また、第1補助開口部の位置は、基板に形成された凹部の端部が露出されればよく、任意の位置に形成することができる。本実施の形態における第1補助開口部は、遮蔽膜を貫通する穴になるように形成されていたが、π開口部の一部を切り欠いた部分が形成されていてもよい。すなわち、第1補助開口部は、π開口部と連通していてもよい。
さらに、本実施の形態においては、π開口部に加えて0開口部が形成されているが、本発明における第1補助開口部を有するモニターマークとして形成されるため、0開口部が形成されていなくてもよい。また、第1補助開口部は、半導体ウェハに露光を行なう領域であっても、装置の製造に影響がなければ任意の位置に配置されていても構わない。
(実施の形態2)
図5および図6を参照して、本発明に基づく実施の形態2におけるレベンソンマスクおよび半導体装置の製造方法について説明する。
図5に、本実施の形態におけるレベンソンマスクの平面図を、図6に、図5におけるVI−VI線に関する矢視断面図を示す。石英基板2の主表面に、Cr膜4が形成され、Cr膜4に、0開口部10およびπ開口部11が形成されていることは、実施の形態1におけるレベンソンマスクと同様である。また、掘り込み部9において、Cr膜4のπ開口部11の周りの直下に、アンダーカット部24が形成されていることも、実施の形態1におけるレベンソンマスクと同様である。
本実施の形態におけるレベンソンマスクは、Cr膜4に複数の第1補助開口部15が形成されている。本実施の形態においては、第1補助開口部15が2つ形成されている。2つの第1補助開口部15は、π開口部11の平面形状である長方形の長辺の側方に形成されている。それぞれの第1補助開口部15は、長手方向を有し、該長手方向が掘り込み部9の端部21の延在方向に垂直になるように形成されている。2つの第1補助開口部15は、互いに離れて形成されている。本実施の形態においては、掘り込み部9の端部21のうち、1つの直線的な端部21に対して、複数の第1補助開口部15が形成されている。第1補助開口部15は、平面視したときに、第1補助開口部15を通して掘り込み部9の端部21を見ることができるように形成されている。第1補助開口部15は、一部が庇部13の領域に形成されている。
本実施の形態における半導体装置の製造方法は、上述のレベンソンマスクを用いる。その他の構成および半導体装置の製造方法については、実施の形態1と同様であるので、ここでは説明を繰返さない。
本実施の形態におけるレベンソンマスクは、第1補助開口部15が複数形成されている。この構成を採用することにより、複数の点で庇量を計測することができ、より高精度に庇量を測定できるレベンソンマスクを提供することができる。
また、掘り込み部9の直線的な端部21に対して、複数の第1補助開口部15を形成することにより、レベンソンマスクを平面視したときに、端部21同士を結ぶ仮想的な直線を求めることができる。この直線とπ開口部11の直線的な部分との距離を測定することにより、より精度よく庇量を測定することができる。
本実施の形態における半導体装置の製造方法は、上述のレベンソンマスクを用いるため、より高精度な露光を行なうことができ、高品質の半導体装置を提供することができる。また、露光の解像度をより高くすることができ、より精密な半導体装置を提供することができる。
その他の作用および効果については、実施の形態1と同様であるのでここでは説明を繰返さない。
(実施の形態3)
図7から図10を参照して、本発明に基づく実施の形態3におけるレベンソンマスクおよび半導体装置の製造方法について説明する。図7は、本実施の形態におけるレベンソンマスクの平面図である。図8は、図7におけるVIII−VIII線に関する矢視断面図、図9は、図7におけるIX−IX線に関する矢視断面図、図10は、図7におけるX−X線に関する矢視断面図である。
石英基板2の表面に、遮蔽膜としてのCr膜5が形成され、Cr膜5に、0開口部10およびπ開口部11が形成されていることは、実施の形態1と同様である。石英基板2に掘り込み部9が形成され、掘り込み部9にアンダーカット部25が形成されていることも、実施の形態1におけるレベンソンマスクと同様である。
本実施の形態におけるレベンソンマスクは、Cr膜5に、それぞれの平面形状が長方形の第1補助開口部15および第2補助開口部16,17が形成されている。第1補助開口部15は、平面形状が長方形になるように形成され、延在方向が掘り込み部9の直線的な端部21の延在方向にほぼ垂直になるように形成されている。第1補助開口部15は、平面視したときに掘り込み部9の端部21を露出するように形成されている。第1補助開口部15は、一部が庇部14の領域に形成されている。
第2補助開口部16,17は、それぞれの平面形状が長方形になるように形成され、それぞれの延在方向が、第1補助開口部15の延在方向とほぼ平行になるように形成されている。第2補助開口部16,17は、Cr膜5を貫通する穴になるように形成されている。
第1補助開口部15および第2補助開口部16,17は、掘り込み部9の端部21のうち、1つの直線的に延在する端部21の延在方向に並ぶように形成されている。第1補助開口部15および第2補助開口部16,17は、π開口部11の一辺に沿って並ぶように形成されている。
第2補助開口部16,17は、掘り込み部9の端部21の延在方向に垂直な方向の長さが、第1補助開口部15の長さよりも徐々に短くなるように形成されている。図7においては、端部21の延在方向に垂直な方向において、第1補助開口部15が一番長く、第2補助開口部16、第2補助開口部17が順に短くなるように形成されている。
また、第2補助開口部16,17は、端部21の延在方向に沿って見たときに、端部21の延在方向に垂直な方向において、第1補助開口部15と比べて、徐々にπ開口部11から遠ざかるように形成されている。第2補助開口部16,17のπ開口部11の側の端部が、徐々にずれるように形成されている。本実施の形態においては、第1補助開口部15と第2補助開口部16とは、それぞれの端部同士を10nmずらして形成されている。同様に、第2補助開口部16と第2補助開口部17とは、それぞれの端部同士を10nmずらして形成されている。すなわち、第1補助開口部15および第2補助開口部16,17は、端部同士が同じずれ量を有するように形成されている。
図9に示すように、第2補助開口部16は、掘り込み部9の端部21と、第2補助開口部16の端部とが重なるように形成されている。図10に示すように、第2補助開口部17は、掘り込み部9から離れるように形成されている。第2補助開口部17は、庇部14を避けた位置に形成されている。
本実施の形態における半導体装置の製造方法は、上述のレベンソンマスクを用いる。その他の構成については、実施の形態1と同様であるのでここでは説明を繰返さない。
本実施の形態におけるレベンソンマスクは、第1補助開口部と第2補助開口部とを備え、第2補助開口部が、凹部の端部の延在方向に垂直な方向において、第1補助開口部よりもπ開口部から徐々に遠ざかるように形成されている。この構成を採用することにより、平面的にレベンソンマスクを観察して、第1補助開口部の端部および第2補助開口部の端部をずらした大きさの精度で、庇量を測定することができる。すなわち、それぞれの補助開口部において、凹部の端部を確認できるか否かによって、庇量を測定することができる。
本実施の形態においては、第1補助開口部および第2補助開口部をそれぞれ10nmずらして形成しているため、庇量の大きさを10nmの精度で測定することができる。
このように、本実施の形態におけるレベンソンマスクは、平面的に観察することで、庇量の測定を行なうことができる。たとえば、ウエットエッチングを行ないながら、第1補助開口部および第2補助開口部を観察して、庇量を測定することができる。
本実施の形態においては、10nmずつ第1補助開口部の端部および第2補助開口部の端部をずらしたが、特にこの形態に限られず、たとえば、より小さな間隔(たとえば、1nmのピッチなど)で第2補助開口部が形成されていても構わない。より小さな間隔で第1補助開口部および第2補助開口部を形成することにより、より高精度に庇量を測定することができる。
また、本実施の形態においては、第1補助開口部15、第2補助開口部16および第2補助開口部17の順に、それぞれの端部が徐々にπ開口部11から遠ざかるように形成されているが、特にこの形態に限られず、任意の順番にπ開口部から離れる第2補助開口部が形成されていればよい。
その他の構成、作用および効果については、実施の形態1と同様であるので、ここでは説明を繰り返さない。
(実施の形態4)
図11を参照して、本発明に基づく実施の形態4におけるレベンソンマスクについて説明する。図11は、本実施の形態におけるレベンソンマスクの平面図である。
本実施の形態においては、石英基板の表面に、遮光膜としてのCr膜41が形成されている。Cr膜41は、0開口部10およびπ開口部11を含む。石英基板には掘り込み部が形成され、掘り込み部にアンダーカット部が形成されていることは、実施の形態1におけるレベンソンマスクと同様である。
本実施の形態におけるレベンソンマスクは、Cr膜41を備える。Cr膜41は、庇部51を有する。Cr膜41には、それぞれの平面形状が長方形の第1補助開口部31a〜31dが形成されている。掘り込み部の端部が露出するように形成された第1補助開口部31aが、複数形成されている。π開口部11は、平面形状が長方形に形成され、4個の辺を有する。本実施の形態においては、第1補助開口部31a〜31dは、4個の辺に対応するように形成されている。それぞれの第1補助開口部31a〜31dは、対応する辺に垂直な方向に長手方向を有するように形成されている。それぞれの第1補助開口部31a〜31dは、掘り込み部の端部21を見ることができるように形成されている。
このように、π開口部が複数の辺を有し、複数の辺のうち少なくとも2辺以上のそれぞれの辺に対応するように第1補助開口部が形成されていることによって、エッチングを行なう方向が異なるそれぞれの凹部の辺に対しても、精度よく庇量を測定することができる。この結果、精度の高い庇部を有するレベンソンマスクを提供することができる。
その他の構成、作用および効果については、実施の形態1と同様であるので、ここでは説明を繰り返さない。
(実施の形態5)
図12および図13を参照して、本発明に基づく実施の形態5におけるレベンソンマスクについて説明する。図12は、本実施の形態における第1のレベンソンマスクの平面図である。
石英基板の表面に、遮光膜としてCr膜42が形成され、Cr膜42に0開口部10およびπ開口部11が形成されていることは、実施の形態1と同様である。石英基板に掘り込み部が形成され、掘り込み部にアンダーカット部が形成されていることも実施の形態1におけるレベンソンマスクと同様である。
本実施の形態における第1のレベンソンマスクのCr膜42は、庇部52を有する。Cr膜42には、それぞれの平面形状が長方形の第1補助開口部15および第2補助開口部32が形成されている。第1補助開口部15および第2補助開口部32は、平面形状が長方形になるように形成されている。第1補助開口部15および第2補助開口部32は、π開口部11の一辺である辺58に沿って並ぶように形成されている。第1補助開口部15および第2補助開口部32は、長手方向がπ開口部11の辺58の延在方向とほぼ垂直になるように形成されている。
本実施の形態においては、第2補助開口部32の長手方向の長さは、第1補助開口部15の長手方向の長さと異なるように形成されている。本実施の形態においては、第2補助開口部32の長手方向の長さが、第1補助開口部15の長手方向の長さよりも短くなるように形成されている。
π開口部11と第1補助開口部15のπ開口部11に向かう側の端部との第1の距離L4は、π開口部11と第2補助開口部32のπ開口部11に向かう側の端部との第2の距離L5よりも小さくなるように形成されている。本実施の形態においては、π開口部11と第1補助開口部15との距離L4が、π開口部11と第2補助開口部32との距離L5よりも小さくなるように形成されている。
本実施の形態における第2補助開口部32は、石英基板の主表面を露出するように形成され、石英基板の掘り込み部は露出しないように形成されている。第1補助開口部15および第2補助開口部32は、π開口部11とπ開口部11に向かう側と反対側の端部との距離が、互いにほぼ同じになるように形成されている。
図13に、本実施の形態における第2のレベンソンマスクの平面図を示す。第2のレベンソンマスクにおいては、Cr膜43は、庇部53を有する。Cr膜43には、第1補助開口部15、第2補助開口部33および第2補助開口部34が形成されている。第2補助開口部33,34は、石英基板に形成された掘り込み部を露出するように形成されている。すなわち、第2補助開口部33,34は、平面的に見たときに、掘り込み部の端部49に囲まれる領域の内部に配置されるように形成されている。
第1補助開口部15、第2補助開口部33および第2補助開口部34は、π開口部11の一辺である辺58に沿って並ぶように形成されている。第1補助開口部15のπ開口部11に向かう側と反対側の端部とπ開口部11との距離L6は、第2補助開口部34のπ開口部11に向かう側と反対側の端部とπ開口部11との距離L7と異なるように形成されている。本実施の形態においては、距離L7は、距離L6よりも小さくなるように形成されている。第2のレベンソンマスクにおいては、第2補助開口部が、掘り込み部が形成されている領域の内部に含まれるように形成されている。
また、第1補助開口部15および第2補助開口部33,34は、辺58に沿って見たときに、π開口部11に向かう側と反対側の端部が、徐々にπ開口部11に近づくように形成されている。第1補助開口部15の長手方向の長さは、第2補助開口部33の長手方向の長さよりも長くなるように形成されている。第2補助開口部33の長手方向の長さは、第2補助開口部34の長手方向の長さよりも長くなるように形成されている。
本実施の形態における第2のレベンソンマスクの第1補助開口部15および第2補助開口部33,34は、π開口部11の側と反対側の端部が、徐々にずれるように形成されている。また、端部同士が、同じずれ量でずれるように形成されている。本実施の形態においては、第1補助開口部15と第2補助開口部33とは、それぞれの端部同士を10nmずらして形成されている。同様に、第2補助開口部33と第2補助開口部34とは、それぞれの端部同士を10nmずらして形成されている。
その他の構成、作用および効果については、実施の形態1および3と同様であるのでここでは説明を繰返さない。
(実施の形態6)
図14を参照して、本発明に基づく実施の形態6におけるレベンソンマスクについて説明する。図14は、本実施の形態におけるレベンソンマスクの平面図である。
石英基板の表面に遮光膜としてのCr膜44が形成され、Cr膜44に0開口部10およびπ開口部11が形成されていることは、実施の形態1と同様である。石英基板に、掘り込み部が形成され、掘り込み部にアンダーカット部が形成されていることも実施の形態1と同様である。
本実施の形態におけるレベンソンマスクのCr膜44は、庇部54を有する。Cr膜44には、それぞれの平面形状が長方形の第1補助開口部35、第2補助開口部36,37が形成されている。第1補助開口部35は、掘り込み部の端部49を露出するように形成されている。第2補助開口部36は、掘り込み部を露出するように形成されている。第2補助開口部37は、石英基板の主表面を露出するように形成されている。
第1補助開口部35および第2補助開口部36,37は、π開口部11の対向する辺58に沿って並ぶように配置されている。また、本実施の形態における第1補助開口部35および第2補助開口部36,37は、π開口部11の辺58に垂直な方向における長さがそれぞれ等しくなるように形成されている。第1補助開口部35および第2補助開口部36,37は、長手方向の長さが等しくなるように形成されている。第1補助開口部35および第2補助開口部36,37は、平面形状がほぼ同じになるように形成されている。
第1補助開口部35および第2補助開口部36は、π開口部11に向かう側の端部同士が、π開口部11の辺58に対して徐々にずれるように形成されている。さらに、第1補助開口部35および第2補助開口部37は、π開口部11に向かう側の端部同士が、π開口部11の辺58に対してずれるように形成されている。π開口部11に向かう側の端部同士のずれ量の長さL8と長さL9は、ほぼ同じ長さになるように形成されている。すなわち、平面的に辺58に沿って見たときに、一定の長さずつπ開口部11から離れるように形成されている。
また同様に、第1補助開口部35および第2補助開口部36,37において、π開口部11に向かう側と反対側の端部同士は、一定の長さずつπ開口部11から離れるように形成されている。このように、本実施の形態においては、第1補助開口部および第2補助開口部は、平面形状がほぼ同じになるように形成され、同じずれ量を有するように配置されている。本実施の形態における補助開口部は、それぞれの端部同士を10nmずつずらして配置されている。
その他の構成、作用および効果については、実施の形態1および3と同様であるのでここで説明は繰返さない。
(実施の形態7)
図15から図17を参照して、本発明に基づく実施の形態7におけるレベンソンマスクについて説明する。本実施の形態におけるレベンソンマスクは、補助開口部が複数形成されている。また、複数の補助開口部は、π開口部の一辺に沿って並ぶように配置されている。
図15は、本実施の形態における第1のレベンソンマスクの平面図である。石英基板の表面に遮光膜としてCr膜45が形成され、Cr膜45に0開口部10およびπ開口部11が形成されていることは、実施の形態1と同様である。石英基板に掘り込み部が形成され、掘り込み部にアンダーカット部が形成されていることも実施の形態1におけるレベンソンマスクと同様である。
本実施の形態における第1のレベンソンマスクは、Cr膜45に、第1補助開口部38および第2補助開口部39,40が形成されている。第1補助開口部38および第2補助開口部39,40は、平面形状が長方形に形成され、長手方向が、π開口部11の辺58に対して垂直な方向に延びるように形成されている。第1補助開口部38は、掘り込み部の端部49を露出するように配置されている。また、第2補助開口部39,40は、掘り込み部の端部を露出するように配置されている。Cr膜45は、庇部55を含む。
第1補助開口部38および第2補助開口部39,40は、π開口部11の側の端部同士およびπ開口部11と反対側の端部同士が、互いにほほ同じずれ量で徐々にずれるように形成されている。本実施の形態においては、第1補助開口部38と第2補助開口部39とは、それぞれの端部同士を10nmずらして形成されている。同様に、第2補助開口部39と第2補助開口部40とは、それぞれの端部同士を10nmずらして形成されている。
第1補助開口部38および第2補助開口部39,40は、辺58に沿って見たときに、それぞれの長手方向の長さが徐々に短くなるように形成されている。すなわち、長手方向において、第1補助開口部38よりも第2補助開口部39の方が短くなるように形成されている。さらに、長手方向において、第2補助開口部39よりも第2補助開口部40の方が短くなるように形成されている。本実施の形態においては、それぞれの第1補助開口部38および第2補助開口部39,40の長手方向における辺の中線が一直線上に配置されるように形成されている。
図16に、本実施の形態における第2のレベンソンマスクの平面図を示す。第2のレベンソンマスクは、遮光膜としてのCr膜46を含む。Cr膜46は、庇部56を含む。
本実施の形態における第2のレベンソンマスクは、Cr膜46に第1補助開口部38および第2補助開口部47,48が形成されている。第1補助開口部38および第2補助開口部47,48は、平面形状が長方形に形成され、長手方向が、π開口部11の辺58に対して垂直な方向に延びるように形成されている。第1補助開口部38および第2補助開口部47は、掘り込み部の端部49を露出するように配置されている。第2補助開口部48は、基板の主表面のみを露出するように配置されている。
第1補助開口部38および第2補助開口部47,48は、π開口部11の辺58に沿って見たときに、徐々に長手方向の長さが短くなるように形成されている。また、第1補助開口部38および第2補助開口部47,48のそれぞれの補助開口部において、π開口部11に向かう側の端部が、辺58に沿って見たときに、徐々に遠くなるように形成されている。π開口部11に向かう側の端部同士のずれ量は、ほぼ同じ長さになるように形成されている。一方で、それぞれの補助開口部のπ開口部11と向かう側と反対側の端部は、π開口部11からの距離がほぼ等しくなるように形成されている。
図17に、本実施の形態における第3のレベンソンマスクの平面図を示す。第3のレベンソンマスクのCr膜は、本実施の形態における第2のレベンソンマスクのCr膜と同様である。Cr膜に形成されている補助開口部の構成も、本実施の形態における第2のレベンソンマスクと同様である。Cr膜46は、第1補助開口部38および第2補助開口部47,59を有する。Cr膜46は、庇部57を含む。第1補助開口部38および第2補助開口部47,59は、π開口部11の側の端部が、互いにほほ同じずれ量で、徐々にずれるように形成されている。
本実施の形態における第3のレベンソンマスクにおいては、石英基板に形成されている掘り込み部の構成が本実施の形態における第2のレベンソンマスクと異なる。第3のレベンソンマスクは、端部50を有する掘り込み部を含む。掘り込み部は、Cr膜46に形成された第1補助開口部38および第2補助開口部47,59において、端部50が露出するように形成されている。
なお、本実施の形態の第2補助開口部は、掘り込み部の端部を露出するように形成されている。庇部の形成工程においては、庇部を形成するときのウェットエッチング量によって、第2補助開口部に端部が露出するか否かが決まる。このため、第2補助開口部は、石英基板の主表面のみを露出していても、掘り込み部のみを露出していても、または、その両方(掘り込み部の端部)を露出していても構わない。このように、本発明においては、少なくとも1つの補助開口部が掘り込み部の端部を露出するように形成されていればよい。
その他の構成、作用および効果については、実施の形態1および3と同様であるのでここでは説明を繰返さない。
なお、今回開示した上記実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではない。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含むものである。
実施の形態1におけるレベンソンマスクの平面図である。 実施の形態1におけるレベンソンマスクの断面図である。 実施の形態1におけるレベンソンマスクの拡大平面図である。 実施の形態1におけるレベンソンマスクの拡大断面図である。 実施の形態2におけるレベンソンマスクの平面図である。 実施の形態2におけるレベンソンマスクの断面図である。 実施の形態3におけるレベンソンマスクの平面図である。 実施の形態3におけるレベンソンマスクの第1の断面図である。 実施の形態3におけるレベンソンマスクの第2の断面図である。 実施の形態3におけるレベンソンマスクの第3の断面図である。 実施の形態4におけるレベンソンマスクの平面図である。 実施の形態5における第1のレベンソンマスクの平面図である。 実施の形態5における第2のレベンソンマスクの平面図である。 実施の形態6におけるレベンソンマスクの平面図である。 実施の形態7における第1のレベンソンマスクの平面図である。 実施の形態7における第2のレベンソンマスクの平面図である。 実施の形態7における第3のレベンソンマスクの平面図である。
符号の説明
2 石英基板、3〜5 Cr膜、9 掘り込み部、10 0開口部、11 π開口部、12〜14 庇部、15 第1補助開口部、16,17 第2補助開口部、21 端部、23〜25 アンダーカット部、D1 庇量、31a〜31d,35,38 第1補助開口部、32,33,34,36,37,39,40,47,48,59 第2補助開口部、41〜46 Cr膜、49,50 端部、51〜57 庇部、58 辺、L1〜L7 距離、L8,L9 長さ。

Claims (12)

  1. 主表面の一部に凹部が形成された基板と、
    前記主表面に形成された遮蔽膜と
    を備え、
    前記凹部は、前記遮蔽膜の一部が庇となるように形成されたアンダーカット部を含み、
    前記遮蔽膜は、前記凹部の一部を露出するように形成されたπ開口部と、
    前記基板の主表面を露出するように形成された0開口部と、
    前記π開口部が形成されている前記凹部の端部の一部を露出するように形成された第1補助開口部と
    を含み、
    前記凹部は、前記端部が前記π開口部とほぼ相似な形状に形成され、
    前記π開口部は、前記凹部が形成されている領域に含まれるように形成された、レベンソンマスク。
  2. 前記π開口部は、直線状の一辺を有し、
    前記π開口部の前記一辺と、前記第1補助開口部から露出した前記凹部の前記端部とが略平行になるように形成された、請求項1に記載のレベンソンマスク。
  3. 前記π開口部の一辺と前記第1補助開口部から露出した前記凹部の前記端部との距離は、
    前記π開口部の前記一辺と前記π開口部に向かう側の前記第1補助開口部の端部との距離より大きく、前記π開口部の一辺と前記π開口部に向かう側と反対側の前記第1補助開口部の端部との距離より小さい、請求項2に記載のレベンソンマスク。
  4. 前記第1補助開口部と前記π開口部とが連通している、請求項1から3のいずれかに記載のレベンソンマスク。
  5. 前記π開口部および前記第1補助開口部は、ウエハ上にパターンを形成するための露光領域の外側に形成されている、請求項1から4のいずれかに記載のレベンソンマスク。
  6. 前記第1補助開口部が複数形成された、請求項1から5のいずれかに記載のレベンソンマスク。
  7. 前記π開口部は、複数の辺を有し、
    前記第1補助開口部は、前記複数の辺のうち少なくとも2辺以上のそれぞれの辺に対応するように形成された、請求項6に記載のレベンソンマスク。
  8. 前記遮蔽膜は、第2補助開口部を含み、
    前記第1補助開口部および前記第2補助開口部は、前記π開口部の一辺に沿って並ぶように形成され、
    前記第1補助開口部および前記第2補助開口部は、前記一辺に沿って見たときに、前記π開口部から徐々に遠ざかるように形成された、請求項1から7のいずれかに記載のレベンソンマスク。
  9. 前記遮蔽膜は、第2補助開口部を含み、
    前記第1補助開口部および前記第2補助開口部は、前記π開口部の一辺に沿って並ぶように形成され、
    前記π開口部の前記一辺にほぼ垂直な方向の前記第2補助開口部の長さは、前記π開口部の前記一辺にほぼ垂直な方向の前記第1補助開口部の長さと異なる、請求項1から7のいずれかに記載のレベンソンマスク。
  10. 前記遮蔽膜は、第2補助開口部を含み、
    前記第1補助開口部および前記第2補助開口部は、前記π開口部の一辺に沿って並ぶように形成され、
    前記π開口部と前記第1補助開口部の前記π開口部に向かう端部との第1の距離を有し、
    前記π開口部と前記第2補助開口部の前記π開口部に向かう端部との第2の距離を有し、
    前記第1の距離と前記第2の距離とが異なるように形成された、請求項1から7のいずれかに記載のレベンソンマスク。
  11. 前記遮蔽膜は、第2補助開口部を含み、
    前記第1補助開口部および前記第2補助開口部は、前記π開口部の一辺に沿って並ぶように形成され、
    前記第1補助開口部の前記π開口部に向かう側と反対側の端部と前記π開口部との第3の距離を有し、
    前記第2補助開口部の前記π開口部に向かう側と反対側の端部と前記π開口部との第4の距離を有し、
    前記第3の距離と前記第4の距離とが異なるように形成された、請求項1から7のいずれかに記載のレベンソンマスク。
  12. 前記第1補助開口部および前記第2補助開口部は、前記π開口部に向かう側の端部同士および前記π開口部に向かう側と反対側の端部同士のうち、前記π開口部の一辺に対して少なくとも一方がずれるように形成され、
    前記第1補助開口部および前記第2補助開口部は、前記π開口部に向かう側の端部同士のずれ量、または、前記π開口部に向かう側と反対側の端部同士のずれ量が、ほぼ同じ長さなるように形成された、請求項8から11のいずれかに記載のレベンソンマスク。
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