JP2006006080A - 車両用回転電機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 起動トルク特性及び電圧飽和域におけるトルク特性を両立させることができる車両用回転電機を得る。
【解決手段】 車両用の発電電動機5は、インバータ3を介してバッテリ1により駆動される。インバータ3から接続端子6dの端子間に印加可能な電圧の最大値を最大電圧Vmaxとし、この最大電圧Vmax印加の条件下において力率1でかつ電圧飽和時のトルクを最大とするためにインバータ3から接続端子6dへ供給すべき電流を最大電流Iamaxとするとき、電機子巻線6bは、次の式で表される2Ra0=Vmax/(√3)Iamaxに対して、接続端子6d間の抵抗2Raが0.8Ra0≦2Ra≦3.8Ra0を満たすようにされているものである。この条件にて、起動トルク特性及び電圧飽和域におけるトルク特性の両立が可能となる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車両用回転電機に関する。
車両用のバッテリーの端子電圧は一般的に14V以下であることが多く、このバッテリーを用いて、車両用回転電機である車両用電動機によりアイドルストップやエンジンアシスト等における力行を行うときに、電圧が低いため出力トルクを大きくできない。特に、停車時にエンジンをアイドルストップするとともに、発進時にはモーターで車両を走行させながらエンジンの再起動を行うスタータの場合、起動トルクの向上が望まれる。また、エンジンアシストを考える場合には、ある程度の高速域でのトルクが必要となる。電圧が低い駆動系においては、出力を多くとるためにはもちろん電流を大きくすることが必要であるが、電流も温度やインバータ素子の信頼性の観点からある程度の制限を受ける。
また、この電流と抵抗との積である電圧降下分は、ジュール損失となり、有効磁束×回転数で表される電圧(トルクを発生させる電圧)は、この分だけ小さくなる。すなわち、車両用電動機の電機子巻線の端子間抵抗が大きいと、その分だけ有効磁束が得られないことになり、弱め界磁が必要となる。電圧が低い系では、ある程度の低速域から上記のような電圧飽和域(弱め界磁域)に入っており、比較的回転数が高い(一般には300rpm以上程度)高速域でのトルク(以下、高速トルクと称する)が充分得られない。なお、電圧飽和域は、界磁磁束及び電機子磁束による誘起電圧が端子電圧を超えるため、負のd軸電流Idを流すことで、弱め界磁を行う領域である。また、起動トルクを得るためには、コイルの巻数を増加させることで対応が可能であるが、電機子巻線のコイルの巻数を多くするとコイル抵抗が増加し、高速トルクが小さくなる。逆に、巻数を減らしてコイル抵抗を低減すれば、起動トルクが得られない。
従来の車両用電動機は以上のように構成され、起動トルク特性及び電圧飽和域におけるトルクである高速トルク特性を両立させることが困難であった。
この発明は上記のような問題点を解決するためになされたものであり、起動トルク特性及び電圧飽和域におけるトルクである高速トルク特性を両立させることができる車両用回転電機を得ることを目的とする。
この発明に係る車両用回転電機においては、インバータを介してバッテリにより駆動されるものであって、電機子と界磁とを有し、電機子は内周側にスロットが設けられた環状の電機子鉄心及び電機子鉄心に装着されたコイルとこのコイルをインバータに接続するための接続端子とを有する電機子巻を有し、界磁は磁極とこの磁極に磁束を発生する界磁巻線又は界磁巻線と永久磁石とを有し電機子の内側に回転自在に設けられており、かつ電機子巻線はインバータから接続端子の端子間に印加可能な電圧の最大値を最大電圧Vmaxとしこの最大電圧Vmax印加の条件下において力率1でかつ電圧飽和時のトルクを最大とするためにインバータから接続端子へ供給すべき電流を最大電流Iamaxとするとき次の式で表される
2Ra0=Vmax/(√3)Iamax
に対して、接続端子間の抵抗2Raが次の関係
0.8Ra0≦2Ra≦3.8Ra0
を満たすようにされているものである。
この発明は、インバータを介してバッテリにより駆動されるものであって、電機子と界磁とを有し、電機子は内周側にスロットが設けられた環状の電機子鉄心及び電機子鉄心に装着されたコイルとこのコイルをインバータに接続するための接続端子とを有する電機子巻を有し、界磁は磁極とこの磁極に磁束を発生する界磁巻線又は界磁巻線と永久磁石とを有し電機子の内側に回転自在に設けられており、かつ電機子巻線はインバータから接続端子の端子間に印加可能な電圧の最大値を最大電圧Vmaxとしこの最大電圧Vmax印加の条件下において力率1でかつ電圧飽和時のトルクを最大とするためにインバータから接続端子へ供給すべき電流を最大電流Iamaxとするとき次の式で表される
2Ra0=Vmax/(√3)Iamax
に対して、接続端子間の抵抗2Raが次の関係
0.8Ra0≦2Ra≦3.8Ra0
を満たすようにされているものであるので、起動トルク特性及び磁気飽和域におけるトルク特性を両立させることができる。
実施の形態1.
図1及び図2は、この発明を実施するための実施の形態1を示すものであり、図1は車両用の発電電動機及びその駆動回路を示す構成図、図2は発電電動機の端子間抵抗の抵抗比に対するトルク特性の評価指数の変化を示す特性図である。図1において、インバータ3は、バッテリ1に接続され、バッテリ1の直流電力を可変周波数可変電圧の三相交流に変換して車両用の発電電動機5に供給する。
発電電動機5は、電機子(固定子)6と界磁(回転子)7を有する。電機子6は、内周側にスロットが設けられた環状の電機子鉄心6a及びこの電機子鉄心6aに装着されるとともにΔ結線されたコイル6cとこのΔ結線されたコイル6cを上記インバータに接続するための接続端子6dとを有する電機子巻線6bを有する。界磁7は、図示しないが磁極とこの磁極に磁束を発生する界磁巻線7aと永久磁石(図示せず)とを有し、この両者にて必要な界磁の総磁束Φを誘起する。そして、界磁7は、電機子6の内側に回転自在に設けられ、図示しないエンジンに連結され、エンジンの起動やアシストを行う。
ここで、バッテリー電圧Vbとしたとき、インバータ3から発電電動機5の接続端子6dに印加される電圧Vは次式で表されるとする。
V=(β/√2)(Vb−α・I) (1)
ここで、I:電機子電流、I=√((Id)^2+(Iq)^2)であり(Id:d軸電流、Iq:q軸電流)、接続端子6dに流れる端子電流Iaを用いると、I=(√3)・Iaである。また、αはバッテリー内部抵抗、配線抵抗、インバータに電流開閉素子として用いられているmosFETの抵抗などを合わせたバッテリ1から発電電動機5の接続端子6dまでの間の抵抗を換算した等価抵抗である。
界磁電流及び電機子電流を調整することで力率1にすると、無効電力が低減され効率よく運転することができるため、可能な限り力率1運転を行う。なお、この実施の形態における発電電動機5は、界磁巻線7aを有するため力率1にて運転が容易にできるという利点がある。
力率1制御時のトルクTは、総磁束Φを用いて次式で表される。
T=Φ・I (2)
また、電圧飽和時には、総磁束Φは次式で表される。
Φ=(V−Ra・I)/ω (3)
ここで、2Raは発電電動機5の接続端子6d間の端子間抵抗であり、ωは角周波数(rad/s)である。
(3)式を(2)式に代入し、整理すると次式を得る。
T=(1/ω)(−Ra(I−(V/2Ra))^2+(V^2)/4Ra)
(4)
(4)式より、
I=V/2Ra (5)
のときに電圧飽和時のトルクである高速トルクTが最大となり、
T=(V^2)/4ω・Ra (6)
となることがわかる。
(1)式と(5)式の関係から、力率1、電圧飽和時の最大トルクを発生させる電流I0は次式で表される。
I0=β・Vb/(2(√2)Ra+α・β) (7)
実際の装置では半導体素子の電流制限があるため、(7)式通りの電流を流すことができない場合がある。ここで、この電流制限値をImaxとおくと、トルク最大となる電流Ioptは次式で整理される。
Iopt=Imax (I0≧Imaxのとき) (8a)
Iopt=I0 (I0<Imaxのとき) (8b)
次に、I0=Imaxとなる端子間抵抗2Raは、(7)式のI0にImaxを代入したときのRaを求めることにより、次式となる。なお、電機子電流がImaxのとき、発電電動機5の接続端子6dを流れる電流はIamax=(√3)・Imaxである。
2Ra=2Ra0=β(Vb−α・Imax) (9)
ここで、抵抗比Rr=1(抵抗比Rr=Ra/Ra0と定義する)であってつまり発電電動機5の端子間抵抗2Raが2Ra0であって、力率1、電圧飽和時の端子間電圧(実効値)V0は次式で表される。
V0=(β/√2)(Vb−α・Imax) (10)
このときの高速トルクT0は、次式で表される。
T0=(V0^2)/4ω・Ra0 (11)
抵抗比Rr>1の場合、力率1、電圧飽和時の電流は(7)式となり、端子間電圧Vhighは次式となる。
Vhigh=(β/√2)(Vb−α・I0) (12)
また、高速トルクThighは次式となる。
Thigh=(Vhigh^2)/4ω・Ra (13)
抵抗比Rr<1の場合、力率1、電圧飽和時の電流は電流制限値Imaxに制限され、端子間電圧Vhighは(10)式のV0となる。
Vhigh=V0=(β/√2)(Vb−α・Imax) (14)
また、高速トルクThighは次式となる。
Thigh=Imax(V0−Ra・Imax)/ω (15)
上記は、電圧飽和域すなわち界磁磁束及び電機子磁束による誘起電圧が、端子電圧を超えるため負のd軸電流Idを流すことで、弱め界磁を行う領域であり、これは、比較的回転数が高い(一般には300rpm以上程度)の領域のトルク特性である高速トルク特性を示している。上記の算式(13)及び(15)によれば、高速トルクTは電機子巻線の巻数には依存せず、単純に抵抗値Ra及び電流制限値Imaxに依存することが分かる。
また、α,βの値がわかれば、Rr=1のときのトルクT0((11)式)に対するトルクThigh((13)又は(15)式)の比である高速トルク比Thr、すなわち、
Thr=Thigh/T0 (16)
が計算できることがわかる。
トルク特性としては、上記のような発電電動機5が回転しているときのトルクすなわち高速トルクを大きくすることも必要であるが、同時に回転子(界磁7)が静止しているときのトルクである起動トルクを大きくすることが必要である。起動トルクは、もちろん電圧飽和がないため、電流は最大電流を流すときに最もトルクが大きくなることは明らかである。起動トルクTsは、電機子電流最大値及び界磁磁束(電機子巻線のコイル6cの巻数nに比例)に比例し、端子間抵抗2Raが変化してもこの値は変化しない。すなわち、単純にコイルの巻数nに比例すると考えられる。
Ts ∝ n (17)
また、コイル6cの巻数が多くなるとこれに比例してコイルの長さが長くなる。コイルは、その巻数を増やしてもスロットの面積を増やさないとすると、巻数が多くなると1本のコイルの断面積を巻数に反比例して小さくしなければならない。従って、電機子巻線6の抵抗Rは、コイルの断面積S、コイルの長さL、コイルは銅線を用いるとして銅の抵抗率ρを用いて、次式で表される。なお、L0はコイルの1ターンの長さ、S0はスロット断面積に所定のコイル占積率を乗じた値で、簡単化するために巻数が変わっても占積率は変わらないものとする。
Ra=ρ・L/S=ρ・n・L0/(S0/n)
=(n^2)ρ・L0/S0 (18)
すなわち、発電電動機5の端子間抵抗2Raは、コイルの巻数nの2乗に比例することがわかる。従って、トルクTsは、次式で表される。
Ts ∝ √(Ra) (19)
ここで、起動トルク特性、及び力率1で電圧飽和時のトルクである高速トルク特性が両立する車両用電動機を得るには、端子間抵抗2Raが2Ra0のときの起動トルクTs0に対する起動トルクTsの比である起動トルク比Tsr(=Ts/Ts0)と上記高速トルク比Thrとの積である次の式で表される評価指数Eが1よりも大きくなることが望ましい。
E=Tsr/Thr
=(Ts/Ts0)×(Th/Th0) (20)
図2に、Vb=12V、α、βを一般的な範囲でパラメータとして変化させた場合の、上記評価指数Eの値を示す。ただし、評価指数Eはβの値によって比率は変化しないため、αだけを5mΩ〜11mΩの範囲で変化させた。図2より、抵抗比Rrが
0.4≦Rr≦1.9
すなわち、端子間抵抗2Raが
0.8Ra0≦2Ra≦3.8Ra0 (21)
の範囲であるときに起動トルク特性お高速トルク特性がともに良好な特性を示すことがわかる。
また、αの値によらず、評価指数Eが1より大きくなり良好な特性を示す範囲として、
0.4≦Rr<1
すなわち、端子間抵抗2Raが
0.8Ra0≦2Ra<2Ra0 (22)
の範囲にあるときがあげられる。
力率1制御を容易に行うために、界磁巻線を有しかつこの界磁巻線に流す電流を調整できるものの中で、クローポール形の界磁(回転子)を有する車両用電動機では、極数によらず界磁巻線を軸の周りに集中的に巻きつけることができるため、界磁巻線を容易に設けることができる。また、クローポール形の車両用電動機では、界磁電流による界磁の磁気飽和が顕著となる場合があり、この場合、界磁電流による調整を行うための界磁電流範囲が限定される。しかし、磁極の外周部に永久磁石を装着し、界磁磁束が作る磁束の方向と反対方向に永久磁石の着磁を行えば、界磁の磁気飽和が緩和され、界磁電流の調整範囲が広がる。
なお、上記実施の形態では、発電電動機5が電動機として動作する場合について述べたが、発電電動機5の代わりにスタータモータやエンジンアシストモータとして運転される電動機であっても、同様の効果を奏する。
さらに具体的数値を当てはめた実施例について説明する。
実施例1.
バッテリー電圧Vb=12[V]、等価抵抗 α=7.1[mΩ]、β=0.91、最大電流Iamax=200[A](電機子電流I=(√3)・200)のとき、発電電動機5の端子間抵抗は、2Ra0=17.72[mΩ]、となる。このときの高速トルクTh0は、Th0=1063.4/ω、と計算される。
抵抗比Rr(=2Ra/2Ra0)が0.8となるように端子間抵抗2Raを2Ra=0.8×2Ra0=14.176[mΩ]に選んだとき、高速トルクThは、Th=1276.1/ω、と計算される。
よって、高速トルク比Thrは、Th/Th0=1.2、となる。
一方、起動トルクTsは、巻線抵抗が0.8倍であるので、巻数は√(0.8)=0.8944倍となり、起動トルク比Tsrは、Ts/Ts0=0.8944、となる。
(21)式により、起動トルク比Tsr×高速トルク比Thrで計算されるトルク特性の評価指数Eは、Thr×Tsr=1.2×0.8944=1.073、となり、端子間抵抗2Raが2Ra0のとき、すなわち抵抗比Rrが1のときの評価指数E0の1.073倍となり、トルク特性が向上する。
実施例2.
バッテリー電圧Vb=12[V]、等価抵抗 α=11.0[mΩ]、β=0.91、最大電流Iamax=200[A]のとき、端子間抵抗2Ra0=15.21[mΩ]となる。このときの高速トルクTh0は、Th0=912.87/ωと計算される。
抵抗比Rrが1.2となるように端子間抵抗2Raを2Ra=1.2×2Ra0=18.255[mΩ]に選んだとき、高速トルクThは Th=847.99/ω、と計算される。よって、高速トルク比Thrは、Th/Th0=0.929、となる。
一方、起動トルクTsは、巻線抵抗が1.2倍であるので、巻数は√(1.09545)=1.09545倍となり、起動トルク比Tsrは、Ts/Ts0=1.09545、となる。
(21)式により、起動トルク比Tsr×高速トルク比Thrで計算されるトルク特性の評価指数Eは、0.929×1.09542=1.0176、となり、端子間抵抗が2Ra0のときの評価指数E0の1.0176倍となり、トルク特性が向上する。
以上のように、この発明における車両用回転電機においては、インバータを介してバッテリにより駆動されるものであって、電機子と界磁とを有し、電機子は内周側にスロットが設けられた環状の電機子鉄心及び電機子鉄心に装着されたコイルとこのコイルをインバータに接続するための接続端子とを有する電機子巻を有し、界磁は磁極とこの磁極に磁束を発生する界磁巻線又は界磁巻線と永久磁石とを有し電機子の内側に回転自在に設けられており、かつ電機子巻線はインバータから接続端子の端子間に印加可能な電圧の最大値を最大電圧Vmaxとしこの最大電圧Vmax印加の条件下において力率1でかつ電圧飽和時のトルクを最大とするためにインバータから接続端子へ供給すべき電流を最大電流Iamaxとするとき次の式で表される
2Ra0=Vmax/(√3)Iamax
に対して、接続端子間の抵抗2Raが次の関係
0.8Ra0≦2Ra≦3.8Ra0
を満たすようにされているものであるので、起動トルク特性及び磁気飽和域におけるトルク特性を両立させることができる。
そして、電機子巻線は、接続端子間の抵抗2Raが、次の関係
0.8Ra0≦2Ra<2Ra0
を満たすようにされているものであることを特徴とするので、バッテリと接続端子との間の抵抗値に影響されることなく起動トルク特性及び磁気飽和域におけるトルク特性を両立させることができる。
さらに、界磁はクローポール形であることを特徴とするので、界磁巻線を極数によらず界磁巻線を軸の周りに集中的に巻きつけることができるため、界磁巻線を容易に設けることができる。
また、界磁は、界磁巻線と永久磁石とを有するものであって磁極の外周部に永久磁石が装着されたものであることを特徴とするので、界磁磁束が作る磁束の方向と反対方向に永久磁石の着磁を行うことにより界磁の磁気飽和を緩和でき、界磁電流の調整範囲を広くすることができる。
この発明の実施の形態1である車両用の発電電動機及びその駆動回路を示す構成図である。 発電電動機の端子間抵抗の抵抗比に対するトルク特性の評価指数の変化を示す特性図である。
符号の説明
1 バッテリ、3 インバータ、5 発電電動機、6 電機子、6a 電機子鉄心、
6b 電機子巻線、6c コイル、6d 接続端子、7 界磁、7a 界磁巻線。

Claims (4)

  1. インバータを介してバッテリにより駆動されるものであって、電機子と界磁とを有し、上記電機子は内周側にスロットが設けられた環状の電機子鉄心及び上記電機子鉄心に装着されたコイルとこのコイルを上記インバータに接続するための接続端子とを有する電機子巻線を有し、上記界磁は磁極とこの磁極に磁束を発生する界磁巻線又は界磁巻線と永久磁石とを有し上記電機子の内側に回転自在に設けられており、かつ上記電機子巻線は上記インバータから上記接続端子の端子間に印加可能な電圧の最大値を最大電圧Vmaxとしこの最大電圧Vmax印加の条件下において力率1でかつ電圧飽和時のトルクを最大とするために上記インバータから上記接続端子へ供給すべき電流を最大電流Iamaxとするとき次の式で表される
    2Ra0=Vmax/(√3)Iamax
    に対して、上記接続端子間の抵抗2Raが次の関係
    0.8Ra0≦2Ra≦3.8Ra0
    を満たすようにされているものである車両用回転電機。
  2. 上記電機子巻線は、その接続端子間の抵抗2Raが、次の関係
    0.8Ra0≦2Ra<2Ra0
    を満たすようにされているものであることを特徴とする請求項1に記載の車両用回転電機。
  3. 上記界磁はクローポール形であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両用回転電機。
  4. 上記界磁は、上記界磁巻線と上記永久磁石とを有するものであって上記磁極の外周部に上記永久磁石が装着されたものであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両用回転電機。
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