JP2006004522A - 光ピックアップおよび光ディスク装置 - Google Patents

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    • G11B7/0935Details of the moving parts

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Abstract

【課題】小型化、省コスト化を図るとともに、応答性を犠牲にすることなく対物レンズの温度勾配に起因する光学収差の発生を防止する。
【解決手段】レンズホルダ2には1つのフォーカスコイル20と2つのトラッキングコイル30が設けられている。レンズホルダ2は対物レンズ7を収容する収容凹部2002を有している。レンズホルダ2の内周面2006と対物レンズ7の外周面7002との間およびレンズホルダ2の底面2008と一方のレンズ面7004との間に熱伝導性を有する膜40が設けられている。レンズホルダ2の内周面2006および底面2008と対物レンズ7の外周面7002および一方のレンズ面7004との間にそれぞれ膜40が介在した状態で対物レンズ7が収容凹部2002に接着剤により接着され取着されている。
【選択図】 図3

Description

本発明は、光ディスクに信号の記録や再生を行う光ディスク装置および光ディスク装置に用いられる光ピックアップに関する。
CD(Compact Disk)やDVD(Digital Versatile Disk)などの光ディスクに対して光ビームを照射して信号の記録あるいは再生あるいは記録および再生を行う光ピックアップがある。
このような光ピックアップは、対物レンズを保持するレンズホルダを有し、レンズホルダにはレンズホルダをフォーカス方向に動かすフォーカスコイルおよびレンズホルダをトラッキング方向に動かすトラッキングコイルが設けられている。
一方、近年、光ディスクの高記録密度化に伴って光ビームの短波長化と対物レンズの高NA(開口数)化が進められている。また、成型の容易さやガラス製レンズよりコストが抑えられる理由により、対物レンズとしてプラスチックレンズが採用されることが多くなってきている。
ところで、プラスチックレンズは温度変化によって変形しやすく、プラスチックレンズの温度分布に偏りが発生すると、言い換えると、温度勾配が発生するとプラスチックレンズに歪みが生じ種々の光学収差が発生しやすい。
したがって、対物レンズとしてプラスチックレンズを用いた場合、フォーカスコイルおよびトラッキングコイルに流れる電流によりこれらコイルが発熱し、その熱がレンズホルダを介して対物レンズに伝わり前記温度勾配に起因する光学収差が発生すると、光ピックアップにおけるサーボ特性や再生信号の品質の悪化を招く問題がある。
このような問題を回避するために、熱伝導率が高い材料で構成された環状部材を対物レンズとレンズホルダとの間に介在させレンズホルダの熱を環状部材で均一化させて対物レンズに伝わるようにし、これにより対物レンズにおける温度勾配の発生を抑制する光ピックアップが提案されている(例えば特許文献1参照)。
特開平11−176009号公報
しかしながら、前記光ピックアップでは、レンズホルダに環状部材を設けるため、部品点数が増加し光ピックアップの小型化およびコストの削減を図る上で不利となり、また、レンズホルダの重量が増加することから光ピックアップの応答性の向上を図る上でも不利となり、また、レンズホルダと対物レンズの間に環状部材が介在することからこの環状部材の精度のばらつきにより対物レンズの光軸の位置精度を確保することが難しく製造コストが嵩む不利がある。
本発明はこのような事情に鑑みなされたもので、その目的は小型化、省コスト化を図るとともに、応答性を犠牲にすることなく対物レンズの温度勾配に起因する光学収差の発生を防止する上で有利な光ピックアップおよび光ディスク装置を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明は、対物レンズを保持するレンズホルダと、前記レンズホルダに設けられ前記レンズホルダの前記対物レンズの光軸方向であるフォーカス方向への移動用のフォーカスコイルと、前記レンズホルダに設けられ前記レンズホルダの前記フォーカス方向と直交するトラッキング方向への移動用のトラッキングコイルとを備える光ピックアップであって、前記対物レンズは、前記対物レンズの光軸を中心とする外周面と、前記対物レンズの光軸方向の両側に位置するレンズ面とを有し、前記レンズホルダは、前記対物レンズを収容する収容凹部を有し、前記収容凹部は、前記対物レンズの外周面に対応した直径の内周面と、前記2つのレンズ面のうちの一方のレンズ面の外周寄り部分に対応した環状の底面とを有し、前記レンズホルダの内周面と前記対物レンズの外周面との間および前記レンズホルダの底面と前記一方のレンズ面との間に熱伝導性を有する膜が設けられ、前記レンズホルダの内周面と前記対物レンズの外周面との間および前記レンズホルダの底面と前記一方のレンズ面との間にそれぞれ前記膜が介在した状態で前記対物レンズが前記収容凹部に取着されていることを特徴とする。
また、本発明は、光ディスクを保持して回転駆動する駆動手段と、前記駆動手段によって回転駆動する光ディスクに対し記録および/または再生用の光ビームを照射し、前記照射された光ビームの前記光記録媒体での反射光による反射光ビームを検出する光ピックアップとを有する光ディスク装置であって、前記光ピックアップは、対物レンズを保持するレンズホルダと、前記レンズホルダに設けられ前記レンズホルダの前記対物レンズの光軸方向であるフォーカス方向への移動用のフォーカスコイルと、前記レンズホルダに設けられ前記レンズホルダの前記フォーカス方向と直交するトラッキング方向への移動用のトラッキングコイルとを備える光ピックアップであって、前記対物レンズは、前記対物レンズの光軸を中心とする外周面と、前記対物レンズの光軸方向の両側に位置するレンズ面とを有し、前記レンズホルダは、前記対物レンズを収容する収容凹部を有し、前記収容凹部は、前記対物レンズの外周面に対応した直径の内周面と、前記2つのレンズ面のうちの一方のレンズ面の外周寄り部分に対応した環状の底面とを有し、前記レンズホルダの内周面と前記対物レンズの外周面との間および前記レンズホルダの底面と前記一方のレンズ面との間に熱伝導性を有する膜が設けられ、前記レンズホルダの内周面と前記対物レンズの外周面との間および前記レンズホルダの底面と前記一方のレンズ面との間にそれぞれ前記膜が介在した状態で前記対物レンズが前記収容凹部に取着されていることを特徴とする。
本発明によれば、レンズホルダの内周面と対物レンズの外周面との間に熱伝導性を有する膜が介在し、かつ、レンズホルダの底面と対物レンズの一方のレンズ面との間に熱伝導性を有する膜が介在した状態で対物レンズが収容凹部に取着されている。
したがって、トラッキングコイルおよびフォーカスコイルに電流が流れることによって発生する熱は、レンズホルダを介して膜に伝達されこの膜によって拡散された状態で対物レンズの外周面および一方のレンズ面に伝導される。
これにより、膜を介して対物レンズの外周面および一方のレンズ面に伝導される熱が外周面および一方のレンズ面の全域にわたってほぼ均一となるようにすることが可能となる。
したがって、対物レンズの光軸を中心とする同一半径の円周上に位置する対物レンズ7箇所の温度が対物レンズの全周にわたり半径方向外方に向かって同じような温度勾配で変化することになり、同一半径の円周上に位置する対物レンズ箇所における温度勾配がほぼ零となるようにすることができる。
このように対物レンズの同一半径の円周上に位置する対物レンズ箇所における温度勾配がほぼ零であれば、対物レンズ7に生じる光学収差としてコマ収差や非点収差は非常に少ないものとなるので無視することができ、球面収差のみを考慮すればよい。このような球面収差は光ピックアップの光学系によって容易に補正することができる。
したがって、従来のように熱伝導率が高い材料で構成された環状部材を対物レンズとレンズホルダとの間に介在させることなく、対物レンズにおける温度勾配の発生を抑制することができるので、部品点数を削減でき光ピックアップの小型化およびコストの削減を図る上で有利となり、また、レンズホルダと対物レンズ間に介在される膜はその重量が無視できる程度でありレンズホルダを軽量化できることから光ピックアップの応答性の向上を図る上でも有利となる。
また、レンズホルダと対物レンズの間に介在される膜はレンズホルダに一体的に形成されており、従来のようにレンズホルダと対物レンズの間に環状部材が介在する場合と違って、対物レンズの光軸の位置精度を容易に確保でき製造コストを低減する上で有利となる。
本発明は、小型化、省コスト化を図るとともに、応答性を犠牲にすることなく対物レンズの温度勾配に起因する光学収差の発生を防止するという目的を、レンズホルダの内周面と対物レンズの外周面との間およびレンズホルダの底面と対物レンズの一方のレンズ面との間に熱伝導性を有する膜を設けることで実現した。
以下、本発明による光ピックアップ及び記録再生装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例1における光ピックアップを組み込んだ光ディスク装置の構成を示すブロック図である。
図1において、光ディスク装置101は、CD−RやDVD±R、DVD−RAM、Blu−rayディスクなどの光記録媒体としての光ディスク102を回転駆動する駆動手段としてのスピンドルモータ103と、光ピックアップ104と、光ピックアップ104をその半径方向に移動させる駆動手段としての送りモータ105とを備えている。ここで、スピンドルモータ103は、システムコントローラ107及びサーボ制御部109により所定の回転数で駆動制御される構成になっている。
信号変復調部及びECCブロック108は、信号処理部120から出力される信号の変調、復調及びECC(エラー訂正符号)の付加を行う。光ピックアップ104は、システムコントローラ107及びサーボ制御部109からの指令に従って回転する光ディスク102の信号記録面に対して光ビームを照射する。このような光照射により光ディスク102に対する光信号の記録、再生が行われる。
また、光ピックアップ104は、光ディスク102の信号記録面からの反射光ビームに基づいて、後述するような各種の光ビームを検出し、各光ビームに対応する信号を信号処理部120に供給できるように構成されている。
前記信号処理部120は、各光ビームに対応する検出信号に基づいてサーボ制御用信号、すなわち、フォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号、RF信号、記録時における光ディスクの回転制御を行うために必要なATIP信号などを生成できるように構成されている。また、再生対象とされる記録媒体の種類に応じて、サーボ制御部109、信号変調及びECCブロック108等により、これらの信号に基づく復調及び誤り訂正処理等の所定の処理が行われる。
ここで、信号変調及びECCブロック108により復調された記録信号が、例えばコンピュータのデータストレージ用であれば、インタフェース111を介して外部コンピュータ130等に送出される。これにより、外部コンピュータ130等は光ディスク102に記録された信号を再生信号として受け取ることができるように構成されている。
また、信号変調及びECCブロック108により復調された記録信号がオーディオ・ビジュアル用であれば、D/A、A/D変換器112のD/A変換部でデジタル/アナログ変換され、オーディオ・ビジュアル処理部113に供給される。そして、このオーディオ・ビジュアル処理部113でオーディオ・ビデオ信号処理が行われ、オーディオ・ビジュアル信号入出力部114を介して外部の撮像・映写機器に伝送される。
光ピックアップ104には送りモータ105が接続され、送りモータ105の回転によって光ピックアップ104が光ディスク102上の所定の記録トラックまで移動されるように構成されている。スピンドルモータ103の制御と、送りモータ105の制御と、光ピックアップ104の対物レンズを保持するアクチュエータのフォーカシング方向及びトラッキング方向の制御は、それぞれサーボ制御部109により行われる。
すなわち、サーボ制御部109は、ATIP信号に基づいてスピンドルモータ103の制御を行ない、フォーカスエラー信号およびトラッキングエラー信号に基づいてアクチュエータの制御を行う。
また、サーボ制御部109は、信号処理部120から入力されるフォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号、RF信号などに基づいて、後述する1つのフォーカスコイル20(図2参照)に供給するフォーカス用駆動信号S1および2つのトラッキングコイル30(図2参照)に供給するためのトラッキング用駆動信号S2(駆動電流)をそれぞれ生成するように構成されている。
また、レーザ制御部121は、光ピックアップ104におけるレーザ光源を制御するものである。
なお、図2に示すように、フォーカス方向Zとは光ピックアップ104の対物レンズ7の光軸方向をいい、トラッキング方向Xとはフォーカス方向Zと直交する光ディスク101の半径方向をいい、タンジェンシャル方向Yとはフォーカス方向Zおよびトラッキング方向Sの双方と直交する方向(光ディスク101の円周の接線方向)をいう。
次に光ピックアップ104について詳細に説明する。
図2は本発明の実施例1による光ピックアップの斜視図、図3は光ピックアップからヨークベースを取り去った状態を示す分解斜視図である。
光ピックアップ104は、光を出射する光源としての半導体レーザと、光ディスク102の信号記録面からの反射光ビームを検出する光検出素子としてのフォトダイオードと、半導体レーザからの光を光ディスク101に導くとともに、前記反射光ビームを前記光検出素子に導く光学系とを有している。
図2に示すように、光ピックアップ104は、光ディスク装置100の筐体内で光ディスク101の半径方向に移動可能に設けられたマウント部材60上に設けられている。
光ピックアップ104は、前記光源から出射された光ビームを集光して光ディスク102に照射する対物レンズ7を保持するレンズホルダ2と、レンズホルダ2からタンジェンシャル方向Yに間隔をおいて配置されマウント部材60に取着された支持ブロック3と、レンズホルダ2と支持ブロック3とを連結するサスペンションワイヤ80とを備え、対物レンズ7は、光ピックアップ104の光学系の一部を構成している。
支持ブロック3は、図2に示すように、トラッキング方向Xに沿った長さと、フォーカス方向Zに沿った高さとを有している。
トラッキング方向Xに沿った支持ブロック3の両側には、それぞれフォーカス方向に間隔をおいて2つのワイヤ支持部14が設けられている。
サスペンションワイヤ80は合計4本設けられ、レンズホルダ2のトラッキング方向Xにおける両側の2つのワイヤ支持部8と、支持ブロック3のトラッキング方向Xにおける両側の2つのワイヤ支持部14とはそれぞれ2本のサスペンションワイヤ80で連結されている。
2本のサスペンションワイヤ80はフォーカス方向に間隔をおいて互いに平行に設けられ、支持ブロック3に対してレンズホルダ2をフォーカス方向Zとトラッキング方向Xとに移動可能に支持している。
これら各サスペンションワイヤ80は導電性および弾性を有する材質で構成されている。
各サスペンションワイヤ80のうち、支持ブロック3側の端部は、不図示の配線部材を介して前記サーボ制御部109に接続され、サーボ制御部109からフォーカス用駆動信号S1とトラッキング用駆動信号S2が供給されるように構成されている。
図2に示すように、マウント部材60にはヨークベース18が取着され、支持ブロック3はヨークベース18に取着され、レンズホルダ2はこのヨークベース18上に配置され、ヨークベース18には対物レンズ7の光軸が通る部分に不図示の開口が設けられている。
ヨークベース18のタンジェンシャル方向Yの両側には一対のヨーク片18aが対向して立設され、各ヨーク片18aの互いに対向する面には、タンジェンシャル方向Yにおけるレンズホルダ2の両端に臨むように単一の矩形板状のマグネット19がその厚さ方向をタンジェンシャル方向Yに向けてそれぞれ取着されている。
また、ヨークベース18のトラッキング方向Xの両側には、それぞれ2つのヨーク片18bがタンジェンシャル方向Yに間隔をおいて立設され、トラッキング方向Xの両側のヨーク片18bはトラッキング方向Xにおけるレンズホルダ2の両端に臨んでいる。
図2、図3に示すように、レンズホルダ2の外周には1つのフォーカスコイル20が巻回されている。
フォーカスコイル20は、このフォーカスコイル20を構成するコイルの巻回軸線と直交するコイル面を有し、このコイル面がフォーカス方向Zに向くように設けられている。
トラッキング方向Xにおけるレンズホルダ2の両端面には、それぞれトラッキングコイル30が取着され合計2つのトラッキングコイル30が設けられている。
各トラッキングコイル30は、トラッキングコイル30を構成するコイルの巻回軸線と直交するコイル面を有し、このコイル面がトラッキング方向Xに向くように設けられている。
フォーカスコイル20および各トラッキングコイル30は、4本のサスペンションワイヤ80のレンズホルダ2側の端部に電気的に接続され、フォーカスコイル20にはサスペンションワイヤ80を介してフォーカス用の駆動信号S1が供給され、2つのトラッキングコイル30にはサスペンションワイヤ80を介してトラッキング用の駆動信号S2が供給されるように構成されている。
図3に示すように、対物レンズ7は本実施例では、光軸方向に重ね合わされた2つのプラスチックレンズが接合されることで構成されており、全体として扁平な円柱状を呈しており、対物レンズ7は、対物レンズ7の光軸を中心とする外周面7002と、対物レンズ7の光軸方向の両側に位置するレンズ面7004,7006とを有している。
本実施例では、対物レンズ7のNAは例えばBlu−rayディスクに対応した0.85であり、波長405nmの光ビームに対応したものである。
図3に示すように、レンズホルダ2は合成樹脂から型で一体成形され、矩形板状を呈し、その中央に対物レンズ7を収容する収容凹部2002を有し、収容凹部2002の底部には対物レンズ7の光軸が通る部分に開口2004が設けられている。
収容凹部2002は、対物レンズ7の外周面7002に対応した直径の内周面2006と、2つのレンズ面7004,7006のうちの一方のレンズ面7004の外周寄り部分に対応した環状の底面2008とを有し、底面2008は開口2004の外周にわたって延在している。
レンズホルダ2の内周面2006と対物レンズ7の外周面7002との間およびレンズホルダ2の底面2008と一方のレンズ面7004との間に熱伝導性を有する膜40が設けられている。本実施例では、膜40は対物レンズ7の光軸を中心に回転対称となる形状で設けられている。
レンズホルダ2の内周面2006と対物レンズ7の外周面7002との間およびレンズホルダ2の底面2008と一方のレンズ面7004との間にそれぞれ膜40が介在した状態で対物レンズ7が収容凹部2002に接着剤により接着され取着されている。
本実施例では、膜40は金属膜で形成されレンズホルダ2の内周面2002と底面2004にそれぞれ設けられている。膜40の形成は、射出成型回路部品技術、すなわちMID(Molded Interconnection Devices)を用いてレンズホルダ2と一体的に形成されている。具体的には、型で成形されたレンズホルダ2の成形品の内周面2002と底面2004の表面に型を用いて前記金属膜を形成している。なお、このような金属膜の形成は、前記MIDの他に、メッキによって行ってもよいし、インサート成形によって行ってもよい。
次に光ピックアップ104の動作について説明する。
レンズホルダ2をフォーカス方向Zおよびトラッキング方向Xに移動させる場合について説明する。
サーボ制御部109からフォーカスコイル20にフォーカス用の駆動信号S1が供給されると、フォーカスコイル20に発生した磁界と各マグネット19の磁界との磁気相互作用によって生じるフォーカス方向Zの力がレンズホルダ2に作用することによりレンズホルダ2がフォーカス方向Zに動かされる。
また、サーボ制御部109から各トラッキングコイル30にトラッキング用の駆動信号S2が供給されると、各トラッキングコイル30に発生した磁界と各マグネット19から各ヨーク18bを介して与えられる磁界との磁気相互作用によってトラッキング方向Xの力がレンズホルダ2に作用することによりレンズホルダ2がトラッキング方向Xに動かされる。
なお、フォーカス用の駆動信号S1がフォーカスコイル20に供給されていない状態では、レンズホルダ2はサスペンションワイヤ80の弾性によりフォーカス方向Zの中立位置に保持され、また、トラッキング用の駆動信号S2がトラッキングコイル30に供給されていない状態では、レンズホルダ2はサスペンションワイヤ80の弾性によりトラッキング方向Xの中立位置に保持される。
次に、フォーカスコイル20に駆動信号S1が、トラッキングコイル30に駆動信号S2が供給され、これらコイルが発熱した状態における、レンズホルダ2および対物レンズ7の温度分布のシミュレーション結果について説明する。
図4は対物レンズおよびレンズホルダを対物レンズ7の光軸と直交する平面で破断した状態における温度分布を示す模式図ある。
フォーカスコイル20に駆動信号S1が、トラッキングコイル30に駆動信号S2が供給され、これらコイルが発熱した状態では、レンズホルダ2のタンジェンシャル方向の両端部分の温度に比較して、レンズホルダ2のトラッキング方向Xの両端側の温度が上昇し、レンズホルダ2の温度分布に偏りが生じる。
本実施例では、図2〜図4に示すように、レンズホルダ2の内周面2006と対物レンズ7の外周面7002との間に熱伝導性を有する膜40が介在し、かつ、レンズホルダ2の底面2008と対物レンズ7の一方のレンズ面7004との間に熱伝導性を有する膜40が介在した状態で対物レンズ7が収容凹部2002に取着されている。
したがって、トラッキングコイル20および2つのフォーカスコイル30に電流が流れることによって発生する熱は、レンズホルダ2を介して膜40に伝達されこの膜40によって拡散された状態で対物レンズ7の外周面7002および一方のレンズ面7004に伝導される。
これにより、膜40を介して対物レンズ7の外周面7002および一方のレンズ面7004に伝導される熱が外周面7002および一方のレンズ面7004の全域にわたってほぼ均一となるようにすることが可能となる。
図4において、符号T1〜T6は温度であり、各温度の関係はT1<T2<T3<T4<T5<T6であり、温度T1、T2、T3、T4、T5,T6は隣り合う温度の温度差が一定値となっている。また、前記シミュレーションに際しては、光ピックアップ104の環境温度を設定するとともに、光ピックアップ104のヨークベース18についても温度分布の解析を行っているが以下では説明を省略する。
したがって、図4から明らかなように、対物レンズ7の光軸を中心とする同一半径の円周上に位置する対物レンズ7箇所の温度T1〜T6のそれぞれが対物レンズ7の全周にわたり半径方向外方に向かって同じような温度勾配で変化することになり、同一半径の円周上に位置する対物レンズ7箇所における温度勾配がほぼ零となるようにすることができる。
このように対物レンズ7の同一半径の円周上に位置する対物レンズ7箇所における温度勾配がほぼ零であれば、対物レンズ7に生じる光学収差としてコマ収差や非点収差は非常に少ないものとなるので無視することができ、球面収差のみを考慮すればよい。このような球面収差は光ピックアップ104の光学系によって容易に補正することができる。
本実施例によれば、従来のように熱伝導率が高い材料で構成された環状部材を対物レンズとレンズホルダとの間に介在させることなく、対物レンズにおける温度勾配の発生を抑制することができるので、部品点数を削減でき光ピックアップの小型化およびコストの削減を図る上で有利となり、また、レンズホルダ2と対物レンズ7の間に介在される膜40はその重量が無視できる程度でありレンズホルダを軽量化できることから光ピックアップの応答性の向上を図る上でも有利となる。
また、レンズホルダ2と対物レンズ7の間に介在される膜40はレンズホルダ2に一体的に形成されており、従来のようにレンズホルダ2と対物レンズ7の間に環状部材が介在する場合と違って、対物レンズ7の光軸の位置精度を容易に確保でき製造コストを低減する上で有利となる。
なお、本実施例では、膜40をレンズホルダ2に設けた場合について説明したが、膜40を対物レンズ7の外周面7002および一方のレンズ面7004の外周寄り部分に設けてもよいことは無論である。
また、本実施例では、膜40が対物レンズ7の光軸を中心に回転対称となる形状で設けられている場合について説明したが、膜40の形状は上述したシミュレーション結果に基づいて対物レンズ7の同一半径の円周上に位置する対物レンズ7箇所における温度勾配がほぼ零となるような形状であればよいことはもちろんである。
また、本実施例では、対物レンズ7がプラスチックレンズで構成されている場合について説明したが、対物レンズ7がガラスレンズで構成されている場合にも本発明は無論適用可能である。
また、本実施例では、対物レンズ7のNAが0.85である場合について説明したが、本発明は、非点収差やコマ収差の発生を極力防止することが要求されるNAが0.8以上の対物レンズを用いる光ピックアップに特に好適である。
しかしながら、本発明は対物レンズのNAが0.8未満の光ピックアップに無論適用可能である。
また、本実施例では、対物レンズを保持するレンズホルダにフォーカスコイル及びトラッキングコイルのみを搭載しているが、それ以外の方向で駆動する事を目的とするコイル、例えばチルティングコイル等が搭載されていても本発明は無論適用可能である。
本発明の実施例1における光ピックアップを組み込んだ光ディスク装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施例1による光ピックアップの斜視図である。 光ピックアップからヨークベースを取り去った状態を示す分解斜視図である。 対物レンズおよびレンズホルダを対物レンズ7の光軸と直交する平面で破断した状態における温度分布を示す模式図ある。
符号の説明
2……レンズホルダ、2002……凹部、2004……内周面、2006……底面、7……対物レンズ、7002……外周面、7004……一方のレンズ面、20……フォーカスコイル、30……トラッキングコイル、40……膜、101……光ディスク装置、102……光ディスク、104……光ピックアップ。

Claims (14)

  1. 対物レンズを保持するレンズホルダと、
    前記レンズホルダに設けられ前記レンズホルダの前記対物レンズの光軸方向であるフォーカス方向への移動用のフォーカスコイルと、
    前記レンズホルダに設けられ前記レンズホルダの前記フォーカス方向と直交するトラッキング方向への移動用のトラッキングコイルとを備える光ピックアップであって、
    前記対物レンズは、前記対物レンズの光軸を中心とする外周面と、前記対物レンズの光軸方向の両側に位置するレンズ面とを有し、
    前記レンズホルダは、前記対物レンズを収容する収容凹部を有し、
    前記収容凹部は、前記対物レンズの外周面に対応した直径の内周面と、前記2つのレンズ面のうちの一方のレンズ面の外周寄り部分に対応した環状の底面とを有し、
    前記レンズホルダの内周面と前記対物レンズの外周面との間および前記レンズホルダの底面と前記一方のレンズ面との間に熱伝導性を有する膜が設けられ、
    前記レンズホルダの内周面と前記対物レンズの外周面との間および前記レンズホルダの底面と前記一方のレンズ面との間にそれぞれ前記膜が介在した状態で前記対物レンズが前記収容凹部に取着されている、
    ことを特徴とする光ピックアップ。
  2. 前記膜は前記レンズホルダの前記内周面と前記底面にそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項1記載の光ピックアップ。
  3. 前記膜は前記対物レンズの前記外周面と前記一方のレンズ面にそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項1記載の光ピックアップ。
  4. 前記膜は金属膜であり、前記膜は射出成型回路部品技術、すなわちMID(Molded Interconnection Devices)技術を用いて前記レンズホルダあるいは前記対物レンズと一体的に形成されていることを特徴とする請求項1記載の光ピックアップ。
  5. 前記レンズホルダから前記フォーカス方向およびトラッキング方向の双方に直交する方向であるタンジェンシャル方向に間隔をおいて支持ブロックが設けられ、前記レンズホルダは複数のサスペンションワイヤを介して前記支持ブロックによりフォーカス方向およびトラッキング方向に移動可能に支持されていることを特徴とする請求項1記載の光ピックアップ。
  6. 前記対物レンズはプラスチックレンズで構成されていることを特徴とする請求項1記載の光ピックアップ。
  7. 前記対物レンズの開口数が0.8以上であることを特徴とする請求項1記載の光ピックアップ。
  8. 光ディスクを保持して回転駆動する駆動手段と、
    前記駆動手段によって回転駆動する光ディスクに対し記録および/または再生用の光ビームを照射し、前記照射された光ビームの前記光記録媒体での反射光による反射光ビームを検出する光ピックアップとを有する光ディスク装置であって、
    前記光ピックアップは、
    対物レンズを保持するレンズホルダと、
    前記レンズホルダに設けられ前記レンズホルダの前記対物レンズの光軸方向であるフォーカス方向への移動用のフォーカスコイルと、
    前記レンズホルダに設けられ前記レンズホルダの前記フォーカス方向と直交するトラッキング方向への移動用のトラッキングコイルとを備え、
    前記対物レンズは、前記対物レンズの光軸を中心とする外周面と、前記対物レンズの光軸方向の両側に位置するレンズ面とを有し、
    前記レンズホルダは、前記対物レンズを収容する収容凹部を有し、
    前記収容凹部は、前記対物レンズの外周面に対応した直径の内周面と、前記2つのレンズ面のうちの一方のレンズ面の外周寄り部分に対応した環状の底面とを有し、
    前記レンズホルダの内周面と前記対物レンズの外周面との間および前記レンズホルダの底面と前記一方のレンズ面との間に熱伝導性を有する膜が設けられ、
    前記レンズホルダの内周面と前記対物レンズの外周面との間および前記レンズホルダの底面と前記一方のレンズ面との間にそれぞれ前記膜が介在した状態で前記対物レンズが前記収容凹部に取着されている、
    ことを特徴とする光ディスク装置。
  9. 前記膜は前記レンズホルダの前記内周面と前記底面にそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項8記載の光ディスク装置。
  10. 前記膜は前記対物レンズの前記外周面と前記一方のレンズ面にそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項8記載の光ディスク装置。
  11. 前記膜は金属膜であり、前記膜は射出成型回路部品技術、すなわちMID(Molded Interconnection Devices)技術を用いて前記レンズホルダあるいは前記対物レンズと一体的に形成されていることを特徴とする請求項8記載の光ディスク装置。
  12. 前記レンズホルダから前記フォーカス方向およびトラッキング方向の双方に直交する方向であるタンジェンシャル方向に間隔をおいて支持ブロックが設けられ、前記レンズホルダは複数のサスペンションワイヤを介して前記支持ブロックによりフォーカス方向およびトラッキング方向に移動可能に支持されていることを特徴とする請請求項8記載の光ディスク装置。
  13. 前記対物レンズはプラスチックレンズで構成されていることを特徴とする請求項8記載の光ディスク装置。
  14. 前記対物レンズの開口数が0.8以上であることを特徴とする請求項8記載の光ディスク装置。
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