JP2006001147A - シート用パッドの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】発泡成形後の脱型性を確保しながら、パッド縁部の裏面側への突出部に一体化される補強布に起因する成形不良を解消する。
【解決手段】パッド本体12とその裏面に一体化された補強布14とを備えるとともに、サイド部18の裏面側に突出部22を持ち、該突出部の内側壁面22aに沿って補強布の縁部14aが一体化されたシート用パッド10の製造方法において、上型44の壁面に補強布14を取り付ける際に、補強布の縁部14aを上型の凹部54の内側壁面54bと該凹部54の底面に設けたピン56との間に差し込んで保持させる。また、突出部22の付け根部22bに対応する補強布部分につまみ縫製により縫製部36を設けておいて、縫製部36の縫い代37をパッド本体12側に向けて当該縫製部36よりも外側の縁部14aを凹部54の内側壁面54bに沿わせるようにする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車両等の座席クッション材として用いられるシート用パッドの製造方法に関するものである。
一般に、自動車等の座席クッション材として用いられるシート用パッドは、軟質ポリウレタンフォームなどの弾力性のある軟質フォームの型成形品からなる。かかるシート用パッドは、シートフレームに組付けられることでシートとして構成されるが、使用時の振動や着座時に、シートフレームとの摩擦などにより異音が発生したり、損傷するという問題がある。そのため、このような異音の発生を防止したり、損傷から保護し、強化するために、軟質フォームからなるパッド本体の裏面に、裏打ち材として不織布などの補強布を軟質フォームの発泡成形により一体化することがなされている(例えば、下記特許文献1〜3参照)。
図6はこのような補強布を備えるシート用パッドの断面図であり、図示するように、シート用パッド100は、幅方向中央のメイン部101と、その左右両側において上方に***状に形成されたサイド部102とからなり、サイド部102には裏面側に突出する突出部103が設けられている。そして、メイン部101の裏面101からサイド部102における突出部103の内側壁面103aにかけて補強布110が積層一体化されている。
特開平6−171002号公報 特開平6−171003号公報 特開2000−71838号公報
上記のようなパッド縁部の裏面側に突出部103を備えるパッド構造において、該突出部103の内側壁面103aに補強布110の縁部110aを積層一体化させようとした場合、次のような問題が生じることがある。すなわち、パッド本体の発泡成形時、補強布110は上型の型面に取り付けられて、上型と下型との間のキャビティ内で発泡原液を発泡充填させることでパッド本体と一体化されるが、その際、上記突出部の内側壁面103aに一体化される補強布の縁部110aは上型の型面に対して係止しておらず、軟質フォームの発泡充填に伴って型面に押し付けられるようにしている。しかしながら、上記補強布の縁部110aは、図6において二点鎖線Xで示すように外側に広がりやすく、そのため、軟質フォームが補強布の裏面側に回り込んで、軟質フォームが裏面側に露出するという成形不良が生じる場合がある。また、上記突出部103は成形に際して最終的に充填される発泡端末であることから、外側に広がった補強布の縁部Xを型面に対して押し付ける力が充分に作用せずに、そのままの状態で発泡が完了することがあり、その場合、突出部103の厚みが薄くなるという成形不良が生じてしまう。
このような問題を解決するために、突出部の内側壁面103aを成形する型面から横方向に突出するピンを設けるとともに、補強布の縁部110aに貫通穴を設けて、該貫通穴に上記ピンを挿入することにより、補強布の縁部110aを上記型面に沿わせることも考えられるが、このようなピンでは、発泡成形後の脱型時にピンによってパッドの突出部103が損傷することになる。
本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであり、発泡成形後の脱型性を確保しながら、突出部の裏面側に一体化される補強布に起因する成形不良を解消することができるシート用パッドの製造方法を提供することを課題とする。
本発明は、軟質フォームからなるパッド本体と、前記パッド本体の裏面に前記軟質フォームの発泡成形により積層一体化された補強布とを備えてなり、前記パッド本体の周縁部の少なくとも一の縁部に裏面側に突出する突出部が設けられ、前記突出部の内側の壁面に沿って前記補強布の縁部が積層一体化されたシート用パッドの製造方法に関するものである。そして、本発明に係る第1の製造方法では、前記突出部を成形するための凹部を備える第1型と、前記第1型との間でキャビティを形成する第2型とからなり、前記凹部の底面(即ち、最深部)から当該凹部の内側壁面に沿って突出するピンを備える成形型を用いて、前記第1型の型面に前記補強布を着脱自在に取り付け、その際、前記補強布の前記縁部を前記凹部の内側壁面と前記ピンとの間に差し込んで保持させ、このようにして補強布を取り付けた前記キャビティ内で発泡原液を発泡させて前記パッド本体を成形することを特徴とする。
このように突出部を成形するための凹部の底面から当該凹部の内側壁面に沿って突出するピンを設けて、補強布の縁部をこれらピンと凹部の内側壁面との間に差し込んで保持させながら補強布を第1型に取り付けるようにするので、該補強布の縁部を上記凹部の内側壁面に沿わせた状態で発泡成形を行うことができる。そのため、補強布の裏面側への軟質フォームの回り込みを防止することができるとともに、突出部の厚みが薄くなるという成形不良も解消することができる。しかも、上記構造のピンであれば、突出部の脱型方向に突出しているので、その脱型性を損なうこともない。
また、本発明に係る第2の製造方法では、前記突出部の付け根部に対応する補強布部分に2つの布部分を重ね合わせて縫合してなる縫製部を設け、前記突出部を成形するための凹部を備える第1型と、前記第1型との間でキャビティを形成する第2型とからなる成形型を用いて、前記第1型の型面に前記補強布を着脱自在に取り付け、その際、前記縫製部の縫い代をパッド本体側に向けて当該縫製部よりも外側の前記縁部を前記凹部の内側壁面に沿わせ、このようにして補強布を取り付けた前記キャビティ内で発泡原液を発泡させて前記パッド本体を成形することを特徴とする。
このように補強布に縫製部を設けて、補強布の縁部を第1型の凹部の内側壁面に沿わせやすくしたので、発泡成形時に補強布の縁部が外側に広がることを抑制して、補強布の裏面側への軟質フォームの回り込みを防止することができ、また突出部の厚みが薄くなるという成形不良も解消することができる。
本発明においては、上記した第1の製造方法と第2の製造方法を組み合わせることが好ましく、すなわち、上記第1の製造方法において、前記突出部の付け根部に対応する補強布部分に2つの布部分を重ね合わせて縫合してなる縫製部を設けておき、前記第1型の型面に前記補強布を取り付ける際に、前記縫製部の縫い代をパッド本体側に向けて、当該縫製部よりも外側の前記縁部を、前記凹部の内側壁面に沿わせるようにして、当該内側壁面と前記ピンとの間に差し込むことが好ましい。これにより、上記した成形不良をより確実に解消することができる。
また、本発明においては、前記縫製部がつまみ縫製によるものであることが好ましい。つまみ縫製による場合、一枚物の布に縫製を施すだけで形成することができるので、縫製の作業工数を低減することができ、また、縫製部には補強布の切れ目がないので、軟質フォームが縫製部を介して補強布の裏面側に漏れ出すのを確実に防止することができる。
以上のように、本発明に係るシート用パッドの製造方法であると、発泡成形後の脱型性を確保しながら、突出部の裏面側に一体化される補強布に起因する成形不良を解消することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。
図1は実施形態に係るシート用パッド10を成形する際に用いる成形型10を示した図、図2,3は同シート用パッド10を示した図、図4,5は補強布14を示した図である。
このシート用パッド10は、自動車のフロントシートにおける着座部を構成するシートクッションパッドであり、図2,3に示すように、高弾性の軟質ポリウレタンフォームによりなるパッド本体12と、その裏面に積層一体化された補強布14とを備えてなる。
パッド本体12は、乗員の臀部及び太股を下方から受け止める幅方向中央部のメイン部16と、その幅方向両側において上方に***状に形成された左右一対のサイド部18,18とからなり、メイン部16とサイド部18は、パッド表面(パッド上面)に形成された前後方向に延びる左右一対の表皮吊り込み用の縦溝20,20により区画されている。図3(a)に示すように、サイド部18は、縦溝20から外方に向けて上方に立ち上がり、外端の湾曲した頂部18aを経て下方に垂れ下がる断面略逆レの字状に形成されている。これにより、サイド部18には、パッド本体12の縁部において裏面側に突出する突出部22が設けられており、また、この突出部22の内側においてサイド部18の裏面側には上方に陥没形成された凹状部24が設けられている。また、図2に示すように、メイン部16には凹状部26が設けられている。
補強布14は、上記凹状部26を除くメイン部16の裏面全体と、サイド部18の凹状部24を含む裏面とに張り付けられている。より詳細には、補強布14は、メイン部16の裏面からサイド部18の裏面側の凹状部24の内側面にかけて張り付けられており、図3(b)に示すように、補強布14の左右両側の縁部14aが突出部22の内側壁面22aに積層一体化され、該縁部14aは突出部の内側壁面22aの下端部で終端している。
ここで、補強布14は、パッド本体12を保護したり、シートフレーム(図示せず)との間のこすれ音の発生を抑制したりする役割を果たすものであり、かかる役割を果たすことができるものであれば、不織布や織編物、あるいはこれらの積層複合体など、特に限定されることなく使用することができ、一般的には、粗毛布、寒冷紗、フェルトなどが用いられる。
補強布14は、図4に示すように、パッド本体12のメイン部16及び左右のサイド部18,18の裏面に対応した形状に裁断した基布からなり、これには、上記メイン部16の凹状部26に対応する開口部28が設けられ、また、補強布14を後述する上型の型面に係止する際に装着ピンが挿通される貫通穴30が設けられている。
また、パッド本体12の前縁側に対応する縁部の左右両側部にはV字状の切込み32が設けられており、その対向する縁部同士が縫製部34で縫合されるようになっている。更に、図3(b)および図5にも示されるように、突出部22の付け根部22bに対応する補強布部分には、つまみ縫製により内外2つの布部分14a,14bを折り重ねてその折曲線38近傍で縫合してなる縫製部36が設けられており、この縫製部36は突出部22の付け根部22bに沿って前後方向に延びて形成されている(図4参照)。縫製部36は、その縫い代37がパッド本体12側に埋設されるようにしてパッド本体12に一体化される。
シート用パッド10を成形する成形型40は、図1に示すように、略水平に保持されてパッドの表面側を成形する第2型としての凹状の下型42と、この下型42を開閉可能に設けられてパッドの裏面側を成形する第1型としての上型44とを備え、下型42と上型44との間に発泡空間としてのキャビティ46が形成される。
下型42には、メイン部16を成形する幅方向中央の棚状部48と、その左右両側においてサイド部18を形成する下方に陥没した凹部50とが設けられている。この凹部50に対応する上型44の左右両側部には、上記凹状部24を成形するための下方に突出する凸部52が設けられ、その外側には上記突出部22を成形するための上方に陥没する凹部54が設けられる。
この上型44の凹部54の底面(即ち、最深部。キャビティ46としては天井面)54aには、凹部54の内側壁面54bの近傍において、当該内側壁面54bに沿って(即ち、該壁面54bに略平行に)下方に突出する棒状のピン56が設けられている。このピン56は、上記内側壁面54bとの間で補強布14の縁部14aを挟み込んで保持するものであり、内側壁面54bとの間隔は、両者間に補強布の縁部14aを差し込みやすく、かつ差し込まれた当該縁部14aが脱落しない程度の寸法に設定されている。ピン56は、凹部54の前後方向において一箇所だけに設けることもできるが、補強布の縁部14aをより確実に保持するために所定間隔毎にて複数箇所に設けられることが好ましい。
シート用パッド10の製造方法は次の通りである。
〔1〕図4に示す基布形状の補強布14を打ち抜き加工等により作製し、上記切込み32の対向する縁部同士を縫製部34により縫合するとともに、上記つまみ縫製により縫製部36を設ける。
〔2〕得られた補強布14を上型44の型面に被せ、上型44に突設している複数の装着ピン(不図示)を補強布14の貫通穴30に各別に貫通させて、補強布14を上型44に着脱自在に取り付ける。その際、上記縫製部36の縫い代37をパッド本体12側(ポリウレタンフォーム側)に向けて、縫製部36よりも外側の縁部14aを、上型44の凹部54の内側壁面54bに沿わせるようにして、当該内側壁面54bとピン56との間に差し込んで保持させる。
〔3〕次いで、下型42に発泡樹脂原液としてのポリウレタン原液58を供給し、上型44を下型42に被せて型閉めする。これにより、上型44と下型42との間に形成されたキャビティ46内でポリウレタン原液58が発泡充填され、裏面に補強布14が積層一体化されたシート用パッド10が成形される。
〔4〕その後、上型44を開いて脱型することにより、図2,3に示すシート用パッド10が得られる。
かかる本実施形態の製造方法であると、上型44の凹部54に上記構成のピン56を設けて、補強布14の縁部14aをピン56と凹部54の内側壁面54aとの間に差し込んで保持させるようにしたので、補強布の縁部14aを凹部の内側壁面54aに沿わせた状態で発泡成形を行うことができる。しかも、突出部22の付け根部22bに対応する補強布部分に縫製部36を設けたことにより、その外側の補強布縁部14aが上記凹部の内側壁面54bに沿わせやすくなっている。以上より、発泡成形時に補強布14の縁部14aが外側に広がることを防止して、補強布14の裏面側へのポリウレタンフォームの回り込み(浸み出し)を防止することができるとともに、突出部22の厚みが薄くなるという成形不良も解消することができる。しかも、上記構成のピン56であれば、突出部22の脱型方向に突出しているので、その脱型性を損なうこともない。
また、上記実施形態では、縫製部36がつまみ縫製によるものであるため、縫製の作業工数を低減することができ、また、縫製部36には補強布14の切れ目がないので、ポリウレタンフォームが縫製部36を介して補強布14の裏面側に漏れ出すのを確実に防止することができる。なお、本発明では、かかるつまみ縫製に代えて、縫製部34のように切込みを設けた上で対向する2つの布部分同士を折返し状に重ね合わせて縫合した縫製部としてもよく、あるいはまた、別体の布片を折返し状に重ね合わせて縫合した縫製部とすることもできる。
なお、このようにして得られたシート用パッド10では、図3(b)に示すように、突出部22の先端面に上記ピン56による細長い穴が設けられるが、この穴は突出部22の長手方向において所定間隔毎に設けられる微小な穴であるためパッドの特性上に影響を与えるものではなく、また、裏面側に設けられるものであるため外観上の問題もない。
また、上記実施形態では、左右両側のサイド部18,18の裏面に設けられた突出部22,22において、その裏面に張り付けられる補強布縁部14aについての成形不良を解消する場合について説明したが、本発明ではパッド本体の周縁部のいずれの縁部における突出部についても同様に適用することができ、例えば、一方のサイド部のみについて適用してもよく、あるいはまた、パッド本体の前縁部や後縁部における裏面側への突出部についても適用することができる。
更に、上記実施形態では、ピン56と縫製部36との双方により成形不良を改善することとしているが、いずれか一方のみの方策でも成形不良を改善することができ、本発明ではそのような態様も含まれる。また、上記実施形態では、自動車用のシートクッションパッドについて説明したが、シートクッションパッド以外のパッド、例えば背もたれ部に用いられるシートバックパッドに適用することもでき、また、自動車用以外のシートのパッドに適用することも可能である。
本発明の一実施形態に係るシート用パッドの製造時における断面図である。 同シート用パッドを前後方向における縦断面図である。 (a)は同シート用パッドの幅方向における縦断面図であり、(b)はその要部拡大図である。 同シート用パッドに用いる補強布の平面図である。 同補強布の要部拡大断面図である。 従来のシート用パッドの一部拡大断面図である。
符号の説明
10……シート用パッド
12……パッド本体
14……補強布
14a……補強布の縁部
22……突出部
22a……突出部の内側壁面
22b……付け根部
36……縫製部
37……縫い代
40……成形型
42……下型(第2型)
44……上型(第1型)
46……キャビティ
54……上型の凹部
54a……凹部の底面
54b……凹部の内側壁面
56……ピン
58……ポリウレタン原液

Claims (4)

  1. 軟質フォームからなるパッド本体と、前記パッド本体の裏面に前記軟質フォームの発泡成形により積層一体化された補強布とを備えてなり、前記パッド本体の周縁部の少なくとも一の縁部に裏面側に突出する突出部が設けられ、前記突出部の内側の壁面に沿って前記補強布の縁部が積層一体化されたシート用パッドの製造方法であって、
    前記突出部を成形するための凹部を備える第1型と、前記第1型との間でキャビティを形成する第2型とからなり、前記凹部の底面から当該凹部の内側壁面に沿って突出するピンを備える成形型を用いて、
    前記第1型の型面に前記補強布を着脱自在に取り付け、その際、前記補強布の前記縁部を前記凹部の内側壁面と前記ピンとの間に差し込んで保持させ、
    このようにして補強布を取り付けた前記キャビティ内で発泡原液を発泡させて前記パッド本体を成形することを特徴とするシート用パッドの製造方法。
  2. 前記突出部の付け根部に対応する補強布部分に2つの布部分を重ね合わせて縫合してなる縫製部を設けておき、
    前記第1型の型面に前記補強布を取り付ける際に、前記縫製部の縫い代をパッド本体側に向けて、当該縫製部よりも外側の前記縁部を、前記凹部の内側壁面に沿わせるようにして、当該内側壁面と前記ピンとの間に差し込むことを特徴とする請求項1記載のシート用パッドの製造方法。
  3. 軟質フォームからなるパッド本体と、前記パッド本体の裏面に前記軟質フォームの発泡成形により積層一体化された補強布とを備えてなり、前記パッド本体の周縁部の少なくとも一の縁部に裏面側に突出する突出部が設けられ、前記突出部の内側の壁面に沿って前記補強布の縁部が積層一体化されたシート用パッドの製造方法であって、
    前記突出部の付け根部に対応する補強布部分に2つの布部分を重ね合わせて縫合してなる縫製部を設け、
    前記突出部を成形するための凹部を備える第1型と、前記第1型との間でキャビティを形成する第2型とからなる成形型を用いて、
    前記第1型の型面に前記補強布を着脱自在に取り付け、その際、前記縫製部の縫い代をパッド本体側に向けて当該縫製部よりも外側の前記縁部を前記凹部の内側壁面に沿わせ、
    このようにして補強布を取り付けた前記キャビティ内で発泡原液を発泡させて前記パッド本体を成形することを特徴とするシート用パッドの製造方法。
  4. 前記縫製部がつまみ縫製によるものであることを特徴とする請求項2又は3記載のシート用パッドの製造方法。
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