JP2006000136A - Steam generator - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、例えばシステムバスルーム等の浴室に設置されて浴室内に蒸気を発生させる蒸気発生装置に関する。 The present invention relates to a steam generator that is installed in a bathroom such as a system bathroom and generates steam in the bathroom.
従来、浴室に設置される蒸気発生装置としては、例えば特許文献1あるいは特許文献2に開示されている。特許文献1に開示の蒸気発生装置は、縦長の本体ケース内に温水が循環供給される連結部材で連結された多数のフィンを有する熱交換器を縦方向に斜めの状態で配置し、この熱交換器のフィンに湯噴出管から所定温度の湯を放散することにより蒸気を発生させ、この蒸気を送風ファンの送風によって吹出口から浴室の洗い場上に吹き出すようにしたものである。
Conventionally, as a steam generator installed in a bathroom, it is indicated by
また、特許文献2に開示のミスト装置(蒸気発生装置)は、横長の本体ケース内に熱交換器を横方向に斜めの状態で配置し、この熱交換器の一次側に吸込口を設けると共に二次側に循環ファンを設け、熱交換器で高温とされた温風を循環ファンを作動させることにより浴室内に噴出させると共に、本体ケースの開口部を閉塞するグリルの吸込口の近傍外側に、温水供給管と複数の噴射ノズルとで構成したミスト噴出手段を配置し、このミスト噴出手段から浴室内にミスト(蒸気)を直接噴出するようにしたものである。
しかしながら、特許文献1に開示の蒸気発生装置においては、蒸気を発生させるための熱交換器が一台でこれが本体ケース内に縦方向に配置されているため、放散された湯が接触するフィンの縦方向の長さを比較的長く設定しつつ装置を浴室のカウンター内部に設置して、浴室内に蒸気を発生させることができるものの、例えば装置の外観形状を横方向の薄型に形成した場合、放散された湯が接触するフィンの長さを熱交換に適した十分な長さに設定することが困難で、装置を扁平薄型の小型形状として浴室天井等に設置することが現実的に難しい。
However, in the steam generator disclosed in
一方、特許文献2に開示の蒸気発生装置においては、内部に一台の熱交換器を配置した本体ケースの外形形状が扁平薄型に形成されていることから、浴室天井に比較的簡単に設置できる。しかし、この装置の場合、本体ケース内の熱交換器が蒸気を発生させるものではないため、給湯機から温水供給管に供給される温水をミストとして噴出ノズルから噴出するミスト噴出手段を本体ケースの開口部端部に浴室内に突出する状態で設けている。その結果、特許文献1の装置のように湯を熱交換器に放散させて蒸気を発生させる方式に比べ、十分な量の蒸気を浴室内に短時間に発生させることが困難で蒸気の発生効率の面で劣ると共に、ミスト噴出装置が浴室内に露出して浴室の意匠面でも好ましくない。
On the other hand, in the steam generator disclosed in
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、装置の外形形状を扁平薄型に形成して浴室天井等にも簡単に設置できて設置の汎用性を向上させると共に、複数台の熱交換器の効果的配置により蒸気や温風の発生効率を十分に高めることが可能な蒸気発生装置を提供することにある。 The present invention has been made in view of such circumstances, and its purpose is to form the outer shape of the device flat and thin and easily install it on a bathroom ceiling, etc., and improve the versatility of installation, An object of the present invention is to provide a steam generator capable of sufficiently increasing the generation efficiency of steam and hot air by effectively arranging a plurality of heat exchangers.
かかる目的を達成すべく、本発明のうち請求項1に記載の発明は、加熱手段を備えると共に湯が放散される第1の熱交換器と、加熱手段を備えた第2の熱交換器と、作動により吸気口と吹出口との間に通風経路を形成し得る送風手段と、を備え、前記送風手段による通風経路は、第2の熱交換器で熱交換された温風を第1の熱交換器に供給するように設定されていることを特徴とする。
In order to achieve this object, the invention according to
そして、前記第1の熱交換器と第2の熱交換器は、請求項2に記載の発明のように、本体ケース内に第1の熱交換器が傾斜状態で第2の熱交換器が略水平状態で配置されていることが好ましい。また、前記第1の熱交換器は、請求項3に記載の発明のように、放散されてその下方に流下した湯を回収するタンクを備え、該タンク内の湯が循環ポンプにより再び前記第1の熱交換器に放散されることが好ましい。
And as for the said 1st heat exchanger and the 2nd heat exchanger, as for the invention of
また、前記送風手段は、請求項4に記載の発明のように、本体ケースのグリル板に設けた吹出口もしくは吸気口の近傍で本体ケース内に配置されたクロスフローファンもしくはシロッコファンで形成されていることが好ましい。また、前記第1の熱交換器と第2の熱交換器は、請求項5に記載の発明のように、本体ケース内にそれぞれ複数台配置されていたり、請求項6に記載の発明のように、前記第1の熱交換器と第2の熱交換器が、多数枚のフィンが加熱手段としての温水供給管が連結されて構成され、当該フィンの間隔等の形態が異なるように設定されていることが好ましい。さらに、前記第1の熱交換器は、請求項7に記載の発明のように、多数枚のフィンが加熱手段としての温水供給管が連結されて構成され、当該フィンの間隔が前記湯噴出管の噴出孔の間隔と異なるように設定されていることが好ましい。
Further, as in the invention described in
本発明の請求項1に記載の発明によれば、熱交換器が主に蒸気を発生させる第1の熱交換器と主に温風を発生させる第2の熱交換器とに分割配置され、送風手段による通風経路が第2の熱交換器で熱交換された温風を第1の熱交換器に供給するように設定されているため、蒸気発生用としての第1の熱交換器を第2の熱交換器で熱交換された温風により加熱できて、第1の熱交換器における蒸気の発生効率を十分に高めることができると共に、第1の熱交換器の高さ寸法を小さくして装置の外形形状を扁平薄型に形成することができ、装置の汎用性を向上させて浴室天井等にも簡単に設置することができる。
According to the invention described in
また、請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、本体ケース内に第1の熱交換器が傾斜状態で第2の熱交換器が略水平状態で配置されているため、本体ケースの高さ寸法を傾斜状態の第1の熱交換器の高さ寸法に対応させることができて、外形形状が扁平薄型の装置を簡単に得ることができる。
According to the invention described in
また、請求項3に記載の発明によれば、請求項1または2に記載の発明の効果に加え、第1の熱交換器に放散されてその下方に流下した湯を回収するタンクが設けられ、このタンク内の湯が循環ポンプにより第1の熱交換器に再び放散されるため、蒸気発生に使用した湯を再利用できて、省エネ化に優れた装置を得ることができる。
According to the invention described in
また、請求項4に記載の発明によれば、請求項1ないし3に記載の発明の効果に加え、送風手段が本体ケースの開口部を閉塞するグリル板に設けた例えば吹出口の近傍で、本体ケース内に配置されたクロスフローファンもしくはシロッコファンで形成されているため、グリル板の吹出口の位置等に応じて最適形式のファンを使用できて、吹出口から温風や蒸気を確実かつ効率的に吹き出すことができる。
Further, according to the invention described in
また、請求項5に記載の発明によれば、請求項1ないし4に記載の発明の効果に加え、第1の熱交換器と第2の熱交換器が本体ケース内にそれぞれ複数台配置されているため、各熱交換器を例えば本体ケース内に対向して配置することにより、本体ケースの両端部に吹出口をそれぞれ設けることができて、温風や蒸気を浴室内等の室内に効率的に吹き出すことができる。
According to the invention described in
また、請求項6に記載の発明によれば、請求項1ないし5に記載の発明の効果に加え、第1の熱交換器と第2の熱交換器のフィンの間隔等の形態が異なるように設定されているため、温風発生用の熱交換器には温風発生に適したフィン形態等を使用し、蒸気発生用の熱交換器には蒸気発生に適したフィン形態等を使用できて、蒸気や温風の発生効率を一層高めることができる。
Further, according to the invention described in
さらに、請求項7に記載の発明によれば、請求項1ないし5に記載の発明の効果に加え、第1の熱交換器のフィンの間隔が湯噴出管の噴出孔の間隔と異なるように設定されているため、蒸気発生時にフィン上に放散される湯の量等を所定値に簡単に調整できて、所望量の蒸気を一層効率的に発生させることができる。
Furthermore, according to the invention described in
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1〜図11は、本発明に係わる蒸気発生装置の一実施形態を示し、図1がその基本構造を示す概略構成図、図2が該蒸気発生装置が設置された浴室の斜視図、図3が蒸気発生装置の斜視図、図4がその概念図、図5〜図8が熱交換器等の説明図、図9が制御系のブロック図、図10がその動作の一例を示すフローチャート、図11がその説明図である。
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
1 to 11 show an embodiment of a steam generator according to the present invention, FIG. 1 is a schematic configuration diagram showing its basic structure, and FIG. 2 is a perspective view of a bathroom in which the steam generator is installed, FIG. 3 is a perspective view of the steam generator, FIG. 4 is a conceptual diagram thereof, FIGS. 5 to 8 are explanatory diagrams of a heat exchanger and the like, FIG. 9 is a block diagram of a control system, and FIG. 10 is a flowchart showing an example of its operation, FIG. 11 is an explanatory diagram thereof.
図1に示すように、本発明に係わる蒸気発生装置1は、多数枚のフィン4が加熱手段としての温水供給管5で連結された熱交換器3と、この熱交換器3のフィン4上に湯を放散(吐出や噴出、噴射、吹付け、噴霧等も含む)させる湯噴出管6と、熱交換器3で発生した蒸気や温風を吹出口8から室内に吹き出す送風ファン9と、熱交換器3上に放散された湯を回収するバッファタンク10と、該バッファタンク10内の湯を湯噴出管6に循環供給する循環ポンプ11と、シロッコファン等からなる換気ファン12等を有している。なお、前記送風ファン9は、送風ファンモータ9aの回転によって作動し、また、前記吹出口8にはルーバー13がルーバーモータ13aの回転により開閉可能に配設されている。
As shown in FIG. 1, a
そして、これらが横方向に薄型の本体ケース2内に配置されることで、蒸気発生装置1自体が扁平薄型形状に形成され、この本体ケース2内には、各種ケーブルが接続された制御基板15(制御回路)と受信・表示基板16(受信・表示回路)が配置されると共に、前記温水供給管5に接続された往き配管17aと戻り配管17b、前記バッファタンク10に接続された給水配管18及び排水配管19の一部が内蔵状態で配設されている。
And these are arrange | positioned in the thin
また、これらの配管のうち、往き配管17aと給水配管18及び排水配管19の本体ケース2内には、電磁弁20〜22が接続されており、また、往き配管17aと戻り配管17bの本体ケース2外の端部には、循環機能付きの灯油ボイラーやガス給湯機等の給湯機23が接続されている。さらに、給水配管18の端部には水道や給湯機23内の水道配管等が接続され、バッファタンク10には、その先端が排水配管19に接続されたオーバーフロー管24の基端部が接続されている。
Among these pipes,
また、前記バッファタンク10には、該タンク10内の水位を検出するフロートスイッチ26とバッファタンク10内の水温を検出する水温センサ27が設けられると共に、本体ケース2のグリル板2aに設けた吸気口7(図3参照)には、吸気温度を検出する吸気温センサ28が設けられ、さらに、前記熱交換器3には、該交換器3の温度を検出する温度センサ29が設けられている。なお、前記受信・表示基板16には防水赤外線の無線リモコン30が接続され、前記制御基板15には必要に応じて有線リモコン31が接続されている。
The
このような基本構造を有する蒸気発生装置1は、図2に示すようにして浴室32に設置される。すなわち、その外形形状が扁平薄型形状の本体ケース2を、浴室天井を形成するバスタブ33上方の天井パネル34に、例えば図3の二点鎖線で示すように、浴室32上方の躯体36に複数本の吊りボルト37により吊り下げ設置し、本体ケース2の下面開口部を閉塞するグリル板2aの吸気口7と吹出口8を浴室32内に開口させる。
The
そして、図2に示すように、この蒸気発生装置1の往き配管17aと戻り配管17b及び給水配管18を、例えば図示しないサヤ管に納めて天井パネル34の上面(天井裏)に配置すると共に、排水配管19を天井パネル34の上面から浴室32の壁パネル35の外面を通してバスタブエプロン38内の防水パン上に位置するように配置する。この時、給水配管18は、天井パネル34の上面に位置する蒸気発生装置1側の端部を所定角度α傾斜させることにより、給水配管18外面に付着する結露水が蒸気発生装置1内に導かれるように設定する。
Then, as shown in FIG. 2, the
また、壁パネル35の外面に位置する排水配管19を垂直線に対して角度β傾斜させて配置することにより、排水配管19の排水口を防水パンの所定位置に位置させると共に、排水の流速を調整することも可能となる。なお、蒸気発生装置1から引き出される電源用やリモコン用あるいはいわゆるインテリジェント通信用等の各種ケーブル14は、天井パネル34の上面側に配線され、また、換気ファン12の換気ダクト12aも天井パネル34の上面側に配管される。
Further, by disposing the
次に、このような蒸気発生装置1の具体的構成を図3〜図8を参照して説明する。蒸気発生装置1は、図3に示すように、前述した本体ケース2を有し、この本体ケース2の下面開口部には、吸気口7と吹出口8が設けられたグリル板2aが着脱可能に装着されている。また、本体ケース2の所定の側面には、換気ファン12の換気ダクト12aが突出状態で設けられている。そして、この蒸気発生装置1の本体ケース2内には、図4の概念図に示すように、前記熱交換器3を構成する第1の熱交換器3Aと第2の熱交換器3Bが所定の態様で配置されている。
Next, the specific structure of such a
すなわち、本体ケース2の例えば図4において右側のグリル板2a側下部に第2の熱交換器3Bが水平状態で配置され、この第2の熱交換器3Bの左端側上部に垂直方向に対して所定角度γ傾斜した状態で第1の熱交換器3Aが配置されている。また、第1の熱交換器3Aの下部には、前記バッファタンク10を形成するバッファパン10aが配置されると共に、第1の熱交換器3Aの左側方下部には、クロスフローファンもしくはシロッコファンからなる前記送風ファン9が配置されている。
That is, for example, the
そして、送風ファン9の近傍のグリル板2aには前記吹出口8が設けられ、第2の熱交換器3Bの下方のグリル板2aには前記吸気口7が設けられることにより、本体ケース2内に図4の二点鎖線で示すように、吸気口7→第2の熱交換器3B→第1の熱交換器3A→吹出口8に連通する通風経路R1が形成されている。また、本体ケース2内には、吸気口7と換気ファン12の換気ダクト12aと連通する換気通路R2も形成されている。なお、本体ケース2内に設けられる通風経路R1は、図示した例に限定されず、例えば吸気口7側に送風ファン9を設ける構成とすることもできる。
The
また、傾斜状態で配置された第1の熱交換器3Aの上部には、前記湯噴出管6が配置されると共に、両熱交換器3A、3Bの温水供給管5の両端部が前記往き配管17aと戻り配管17bにそれぞれ接続されることにより、2つの温水供給管5が並列接続されている。そして、傾斜状態で配置された第1の熱交換器3Aが主に蒸気発生用として使用され、水平状態で配置された第2の熱交換器3Bが主に温風発生用として使用されるようになっている。
Further, the hot
この第1の熱交換器3Aと第2の熱交換器3Bは、その基本構造が図5に示すように、左右の支持板39と、この支持板39間に所定ピッチで並設された多数枚の薄板からなるフィン4と、このフィン4と左右の支持板39間に横方向の蛇行状に配置されフィン4や支持板39を連結する加熱手段としての温水供給管5等を有して、その長さLと高さH等の外形形状が略同一に(もしくは異なるように)構成されている。
The basic structure of the
そして、第1の熱交換器3Aと第2の熱交換器3Bは、例えば図6(a)(b)に示すように、第1の熱交換器3Aのフィン4間のピッチp1が、第2の熱交換器3Bのフィン4間のピッチp2より小さく設定されて、両熱交換器3A、3Bの形態が異なるように設定されている。この時、第1の熱交換器3Aと第2の熱交換器3Bは、フィン4のピッチだけではなく、例えばフィン4の板厚やその大きさ(面積)あるいは温水供給管5のパイプ径等の形態を異ならせるようにしても良い。
The
また、第1の熱交換器3Aのフィン4の上部に所定の間隙を有して配置される前記湯噴出管6は、図7(a)に示すように、例えばステンレスパイプ等によって形成され、第1の熱交換器3Aと対向する下面側には、下方である第1の熱交換器3Aのフィン4上部に指向して噴出孔6aが多数形成されている。この時、湯噴出管6の各噴出孔6aは、図8に示すように、第1の熱交換器3Aのフィン4に対して例えば一つおき(あるいは複数個おき)に形成されることにより、フィン4のピッチp1と噴出孔6aのピッチp3が異なるように設定されている。
In addition, the hot
なお、第1の熱交換器3Aと第2の熱交換器3Bの形態は、互いに異なる形態に限らず、蒸気発生装置1に要求される蒸気や温風の特性(例えば温度や量)によっては、両熱交換器3A、3Bを同一形態に形成して熱交換器3A、3B自体の共通化を図っても良いし、フィン4と噴出孔6aのピッチp1、p3を同一に設定しても良い。さらに、湯噴出管6の噴出孔6aの指向方向も、図7(a)に示す下方への特定方向に限らず、例えば図7(b)に示すように、指向方向を隣接する噴出孔6aで異ならせる等、フィン4の上部に効率的に湯を放散し得る適宜形態を採用することができる。
The form of the
図9は、前記蒸気発生装置1の制御系のブロック図を示している。以下、これについて説明する。蒸気発生装置1の前記制御基板15には、マイコン40と、モータや電磁弁等を作動させる駆動回路41と、電源ケーブル14aで外部電源に接続された電源回路42等が実装されている。そして、この制御基板15の入力側には、蒸気発生装置1を作動可能状態に設定する本体スイッチ43、有線リモコン31、受信・表示基板16の受信回路48、フロートスイッチ26、水温センサ27、吸気温センサ28、温度センサ29等が接続されている。
FIG. 9 shows a block diagram of a control system of the
また、制御基板15の出力側には、異常発生時等に警報音を発するブザー50、受信・表示基板16の複数個のLEDからなる表示器49、循環ポンプ11、送風ファンモータ9a、ルーバーモータ13a、換気ファンモータ12b、3つの電磁弁20〜22等が接続されている。そして、無線リモコン30もしくは有線リモコン31で入力された操作情報に基づいて、制御基板15のマイコン40に予め記憶されたプログラムに従い、制御基板15の出力側に接続されたモータや電磁弁が駆動回路41からの信号等により所定の動作をするようになっている。
Also, on the output side of the
なお、この制御基板15に接続される有線リモコン31と受信・表示基板16に接続される無線リモコン30には、図9に拡大して示すように、ドライ暖房運転スイッチ44、ミスト暖房運転スイッチ45、乾燥運転スイッチ46及び換気運転スイッチ47等の各種運転モードを設定する運転スイッチと、各運転モード時の時間を設定する図示しないタイマー等が設けられており、これらの操作信号が受信・表示基板16や制御基板15に入力されるようになっている。
The wired
次に、この制御基板15による蒸気発生装置1の基本動作の一例を図10に示すフローチャートに基づいて説明する。先ず、運転モードが「ミスト暖房運転」の場合は、(a)に示すように、蒸気発生装置1の電源スイッチがオンされてプログラムが開始(S100)すると、ミスト暖房運転スイッチ45がオンしたか否かが判断(S101)され、この判断S101は「YES」になるまで繰り返される。
Next, an example of the basic operation of the
そして、例えば無線リモコン30のミスト暖房運転スイッチ45がオン操作されると、判断S101で「YES」となって、制御基板15からの制御信号により電磁弁21を「開」として、給水配管18からバッファタンク10内に水を供給する水供給処理(S102)を実行する。この時、バッファンタンク10内に供給される水の水位がフロートスイッチ26で検出されて、所定水位になった時点で水の供給が停止され、また、この水供給処理時には、送風ファンモータ9aとルーバーモータ13aは停止状態に維持されて、吹出口8からの冷風の吹き出しが禁止されている。
For example, when the mist
ステップS102でバッファタンク10内に所定量の水が供給されると、制御基板15からの制御信号により、電磁弁20を「開」として第1の熱交換器3Aと第2の熱交換器3Bの温水供給管5に給湯機23から所定温度(例えば80℃以上)の温水をそれぞれ供給すると共に、送風ファンモータ9aを回転させる温水循環処理(S103)を実行する。この温水供給管5への温水の循環供給により、温水供給管5で連結されている各交換器3A、3Bのフィン4が所定温度までそれぞれ加温される。
When a predetermined amount of water is supplied into the
そして、この温水循環状態で制御基板15からの制御信号により循環ポンプ11を作動させて、バッファタンク10内の水(もしくは湯)の循環処理(S104)を実行する。この水もしくは湯の循環処理(湯循環処理という)は、循環ポンプ11で汲み上げた水を湯噴出管6に供給して、その噴出孔6aから下方の第1の熱交換器3Aのフィン4上部に放散すると共に、放散されてフィン4に沿って流下する水をバッファタンク10に回収することによって行われる。
Then, in this hot water circulation state, the
このバッファタンク10の水が循環することにより、水が第1の熱交換器3Aとの熱交換により短時間に所定温度の湯となる。そして、この所定温度となった湯が湯噴出管6から第1の熱交換器3Aのフィン4上に放散されると、第2の熱交換器3Bでフィン4間を通過する加温された空気との間に圧力差が生じて放散される湯の一部が蒸気となり、この蒸気が通風経路R1を流れて吹出口8から浴室32内に吹き出されることになる。
As the water in the
この時、本体ケース2内に2つの熱交換器3A、3Bが配置されると共に、両熱交換器3A、3Bを結ぶ通風経路R1が第2の熱交換器3Bから第1の熱交換器3Aに流れる状態に設定されていることから、第1の熱交換器3Aに第2の熱交換器3Bで熱交換された高温の温風が供給されて、第1の熱交換器3Aにおける蒸気の発生が促進される。その結果、第1の熱交換器3Aにおける放散された湯とフィン4との接触時間を従来より例えば短くできて、第1の熱交換器3A自体を小型に形成してその高さ寸法を低くしても十分な量の蒸気を発生できることになる。なお、ステップS102〜S104は、その全部もしくは一部が時間差や並行動作等の所定のタイミングで実行されるようになっている。
At this time, the two
このようにして蒸気が浴室32内に吹き出されると、この吹き出される蒸気や温風の温度等を制御する温度等制御(S105)が実行される。この温度等制御は、例えば図示しない室温センサで検出された温度と予めマイコン40に記憶してある基準温度とを比較して、例えば循環ポンプ11をオン・オフ制御することで、第1の熱交換器3A上に放散される湯の温度や量を増減させたり、循環ポンプ11の電流値を検出し、この検出値と予めマイコン40に設定した基準値とを比較して、循環ポンプ11の作動電流値等の電気的特性値を増減させることで、蒸気の発生量等を制御することによって行われる。
When steam is blown into the
また、この温度等制御S105中において、蒸気の発生により循環する湯が予め定めた所定湯量まで減少すると、この減少による水位を例えば蒸発量に応じた運転時間等により検出し、制御基板15の制御信号で電磁弁20を所定時間「開」状態とさせて水を補給して、循環する湯が常に所定湯量となるように制御する等の各種制御も同時に実行される。
In addition, during the temperature control S105, when the hot water circulating due to the generation of steam is reduced to a predetermined hot water amount, the water level due to the decrease is detected by, for example, the operation time according to the evaporation amount, and the
そして、この温度等制御S105は、前記ミスト暖房運転スイッチ45がオフされるまでの間繰り返して行われ(S106)、ミスト暖房運転スイッチ45がオフした時点で、停止処理(S107)を行い、その後一連のプログラムを終了(S108)する。この時の停止処理S107は、例えば、先ず給湯機23を停止状態とし、バッファタンク10内の湯の温度を水温センサ27で検出して、この検出温度が制御基板15のマイコン40に予め記憶してある排水基準温度以下となった場合に、循環ポンプ11を停止させる。また、この循環ポンプ11の停止と略同時に送風ファンモータ9aを停止させると共に、排水用の電磁弁22を所定時間開動作させること等によって行う。
This temperature control S105 is repeated until the mist
一方、各リモコン30、31のドライ暖房運転スイッチ44がオン操作された場合は、図7(b)に示すように、(a)のステップS102の水供給処理とステップS104の湯循環処理を行うことなく、温水循環処理(S103)と温度等制御(S105)を実行して、ドライ暖房運転スイッチ44がオフしたか否かが判断(S106)されることになる。なお、他のステップは、ミスト暖房運転時と同一であるため、その詳細な説明は省略する。
On the other hand, when the dry
このドライ暖房運転の場合は、第1の熱交換器3Aと第2の熱交換器3Bの並列接続された温水供給管5に温水がそれぞれ供給されることから、通風経路R1を流れる空気を両熱交換器3A、3Bで熱交換して温風とすることができ、所定量の温風を効率良く短時間に得ることができる。なお、このドライ暖房運転の場合には、必要とする温風によっては、両熱交換器3A、3Bと給湯機23とを図示しない切換弁で接続することにより、第1の熱交換器3Aのみもしくは第2の熱交換器3Bのみに温水を供給して、一方の熱交換器3A、3Bからのみ温風を発生させるように構成することも勿論可能である。
In the case of this dry heating operation, hot water is respectively supplied to the hot
また、図示はしないが、乾燥運転スイッチ46がオン操作された場合には、上記ドライ暖房運転に加えて換気ファンモータ12bが作動し、換気運転スイッチ47がオン操作された場合は、換気ファンモータ12bのみが作動して、本体ケース2の吸気口7から吸い込まれた浴室32内の空気が換気通路R2を流れて換気ダクト12aから浴室32外に排出されることになる。
Although not shown, when the drying
つまり、この蒸気発生装置1の場合、本体ケース2内に第1の熱交換器3Aと第2の熱交換器3Bを分割状態で配置すると共に、送風ファン9や換気ファン12を配置して、通風経路R1と換気通路R2を設けていることから、「ドライ暖房」「ミスト暖房」「乾燥」「換気」4つの運転モードが選択できる。そして、各運転モードにおける循環ポンプ11や各モータ等の作動状態が、例えば図11に示す状態に設定されて、浴室32内に乾いた温風や湿った温風が吹き出されたり、浴室32内が換気されることになる。
That is, in the case of this
このように、上記実施形態の蒸気発生装置1にあっては、本体ケース2内に湯噴出管6を備えた第1の熱交換器3Aと湯噴出管6を備えない第2の熱交換器3Aを別体で配置し、送風ファン9による通風経路R1が第2の熱交換器3Bで熱交換された温風を第1の熱交換器3Aに供給するように設定されているため、第1の熱交換器3Aによる蒸気発生時に、第2の熱交換器3Bで熱交換された温風を第1の熱交換器3Aのフィン4間に供給して第1の熱交換器3Aを加熱することができる。
Thus, in the
その結果、第1の熱交換器3Aにおいて、温水供給管5自体への給湯機23からの温水の循環供給と第2の熱交換器3Bからの温風とでフィン4を効率的に加熱することができ、フィン4間を流れる水を従来では得られない短時間で蒸気発生に適した高温の湯とすることができて、第2の熱交換器3Aによる蒸気発生を促進させることができると共に、両熱交換器3A、3Bの使用により温風を短時間に発生させることができる等、蒸気発生装置1における蒸気や温風の発生効率を十分に高めることが可能となる。
As a result, in the
特に、第1の熱交換器3Aと第2の熱交換器3Bのフィン4のピッチp1、p2等の形態が異なるように設定されていることから、第1の熱交換器3Aのフィン形態を蒸気発生に適した形態に設定し、第2の熱交換器3Aのフィン形態を温風発生に適した形態に設定できて、蒸気や温風の発生効率を一層高めることができる。また、第1の熱交換器3Aのフィン4のピッチp1が湯噴出管6の噴出孔6aのピッチp3と異なるように設定されているため、蒸気発生時にフィン4上に放散される湯の量等を簡単に調整できて、第1の熱交換器3Aから所望量の蒸気を一層効率的に発生させることができる。
In particular, the fins of the
また、熱交換器3を2つの分割状態にすると共に、第2の熱交換器3Bの温風を第1の熱交換器3Aに供給するように通風経路R1を設定して、第1の熱交換器3Aの蒸気の発生効率を高めているため、第1の熱交換器3Aの高さ寸法を小さくして、本体ケース2の外形形状を扁平薄型に形成することができる。特に、本体ケース2内に第1の熱交換器3Aが傾斜状態で第2の熱交換器3Bが水平状態で配置されていることから、本体ケース2の高さ寸法を第1の熱交換器3Aの傾斜した高さ寸法に対応させることができて、本体ケース2の高さ寸法を一層低く設定することができる。その結果、扁平薄型で小型の蒸気発生装置1が得られ、例えば浴室天井等にも簡単に設置することができて、システムバスルームの蒸気発生装置1として好適に使用することが可能となる。
Further, the
さらに、蒸気を発生させる第1の熱交換器3Aが本体ケース2内に内蔵されているため、従来のように蒸気発生部がグリル板2aの外側に突出することがなくなり、蒸気発生装置1自体の外観をすっきりさせることができると共に、蒸気発生装置1を設置した浴室32内のデザイン面での低下を防止することができる。また、換気ファン12が本体ケース2内に一体的に配置されているため、例えば浴室天井に設置する場合に、天井裏をすっきりさせることができると共に、各種配管やケーブルを天井裏にすっきりと配置できて、蒸気発生装置1の保守点検作業を容易に行うことができる。
Furthermore, since the
また、第1の熱交換器3Aの下方にフィン4に沿って流下した湯を回収するバッファタンク10が設けられ、このタンク10内の湯が循環ポンプ11により第1の熱交換器3Aの湯噴出管6に再び供給されるため、蒸気発生に使用した湯を再利用することができて、省エネ化に優れた蒸気発生装置1を得ることができる。また、送風ファン9として、グリル板2aの吹出口8の近傍で本体ケース2内に配置されたクロスフローファンもしくはシロッコファンが使用されるため、吹出口8の位置等に応じた最適形式の送風ファンを使用できて、吹出口8から温風や蒸気を確実かつ効率的に吹き出すことができる。
In addition, a
またさらに、本体ケース2内に主に蒸気発生用の第1の熱交換器3Aと主に温風発生用の第2の熱交換器3Bが配置されると共に、送風ファン9、循環ポンプ11、換気ファン12及び各種電磁弁20〜22が配置されて、これらが制御基板15からの制御信号で所定に動作して4つの運転モードに設定できるため、1台の蒸気発生装置1で、例えば乾いた温風での衣類乾燥(乾燥運転時)、乾いた温風での浴室暖房(ドライ暖房運転時)、湿った温風での浴室暖房(ミスト暖房運転時)、及び浴室内換気(換気運転時)を行うことができて、使い勝手に優れた蒸気発生装置1を得ることができる。また、同時にこれらの運転モードが無線リモコン30や有線リモコン31によって行うことができるため、蒸気発生装置1の操作性を向上させることもできる。
Furthermore, a
なお、上記実施形態においては、本体ケース2内に第1の熱交換器3Aと第2の熱交換器3Bを1台ずつ配置したが、本発明はこの構成に限定されず、例えば図12に示すように、本体ケース2内に第1の熱交換器3Aと第2の熱交換器3Bを2台ずつ配置して、グリル板2aの中央に吹出口8を設け両端部に吸気口7を設けるようにしても良い。また、この例の場合は、送風ファン9を2台設けてグリル板2aの中央に吸気口7を設け両端部に吹出口8を設ける構成としたり、各熱交換器3A、3Bをそれぞれ4台ずつ配置して、例えば吸気口7を本体ケース2の各側面位置に4箇所設ける構成とすることもできる。
In the above embodiment, the
このような構成においても、上記実施形態と同様の作用効果が得られる他に、第1の熱交換器3Aと第2の熱交換器3Bが本体ケース2内にそれぞれ複数台配置されているため、各熱交換器3A、3Bを例えば本体ケース2内に対向して配置することにより、本体ケース2の両端部に吸気口7や吹出口8をそれぞれ設けることができて、浴室32内の空気を効率的に吸い込んだり、発生した温風や蒸気を浴室32内の所望位置に効率的に吹き出すことができる。
Even in such a configuration, the same effects as the above embodiment can be obtained, and a plurality of the
また、上記実施形態においては、第1の熱交換器3Aと第2の熱交換器3Bを同一の本体ケース2内に配置したが、例えば各熱交換器3A、3Bを別々のケース内に配置しこれらをダクト等で連結する構成としても良いし、第2の熱交換器3Bも水平状態の設置に限らず、第1の熱交換器3Aに温風を効率的に供給し得るように適宜傾斜させて配置しても良い。
Moreover, in the said embodiment, although the
さらに、上記実施形態においては、蒸気発生装置1を浴室天井に設置したが、例えば図2の二点鎖線で示すように、浴室32のカウンター52内に設置して、特許文献1と同様に洗い場51に蒸気等を吹き出す構成とすることもできる。また、上記実施形態においては、換気ファン12を本体ケース2内に一体的に配置したが、別体で配置しても良いし、本体ケース2の形状やグリル板2aの形状、各種センサ等の配置位置等も一例であって、本発明に係わる各発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜の構成を採用することができる。
Furthermore, in the said embodiment, although the
本発明は、システムバスルーム等の浴室に限らず、例えばサウナ装置やシャワールーム等の蒸気発生装置としても適用できる。 The present invention is not limited to a bathroom such as a system bathroom, and can also be applied as a steam generator such as a sauna device or a shower room.
1・・・蒸気発生装置、2・・・本体ケース、2a・・・グリル板、3・・・熱交換器、3A・・・第1の熱交換器、3B・・・第2の熱交換器、4・・・フィン、5・・・温水供給管、6・・・湯噴出管、6a・・・噴出孔、7・・・吸気口、8・・・吹出口、9・・・送風ファン、10・・・バッファタンク、10a・・・バッファパン、11・・・循環ポンプ、12・・・換気ファン、13・・・ルーバー、15・・・制御基板、16・・・受信・表示基板、30・・・無線リモコン、31・・・有線リモコン、32・・・浴室、34・・・天井パネル、40・・・マイコン、R1・・・通風経路、R2・・・換気通路。
DESCRIPTION OF
Claims (7)
前記送風手段による通風経路は、第2の熱交換器で熱交換された温風を第1の熱交換器に供給するように設定されていることを特徴とする蒸気発生装置。 A first heat exchanger that includes heating means and from which hot water is dissipated, a second heat exchanger that includes heating means, and an air blowing means that can form a ventilation path between the intake port and the outlet through operation. And comprising
The steam generation apparatus according to claim 1, wherein the ventilation path by the blowing means is set so as to supply the first heat exchanger with the hot air heat-exchanged by the second heat exchanger.
Priority Applications (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008267698A (en) * | 2007-04-20 | 2008-11-06 | Rinnai Corp | Bathroom heater with sauna function |
JP2009041815A (en) * | 2007-08-07 | 2009-02-26 | Rinnai Corp | Bathroom heater with sauna function |
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2004
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