JP2005527402A - 複合層構造体の製造装置および製造方法 - Google Patents

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Abstract

少なくとも一つの第1のカバーシートと少なくとも一つの第2のカバーシート(1,2)ならびにその間に供給され、特別に短く切断された繊維(9)を含むコアシート(30)からコア−複合層加工品(サンドイッチ構造体)を製造するための装置および方法が開示され、連続的かつ実質的に、妥当なコストで複合層構造を製造することができる。単一の製造パラメーターの特定の異なる変化を得ることができ、それぞれ簡単な方法で、例えば強度、曲げの強さ、可撓性、機械的および音響的吸収力、動作特性などに関して、所望の物理的性質を有する複合層構造体を得ることができる。新しい用途においても複合層構造体を製造することができる。

Description

本発明は、少なくとも一つの第1のカバーシートと少なくとも一つの第2のカバーシートならびにその間に供給され、特別に短く切断された繊維(フロック繊維、フロック材料)のような繊維と接着剤の組成物を含むコアシートから(コア−)複合層加工品または複合層構造体(サンドイッチ構造体)を製造するための装置および方法に関する。
カバーシートおよび繊維は、それぞれ、鉄、アルミニウム、またはその他の金属物質、さらに合金から製造することができ、あるいは合成材料(たとえばナイロン)、セラミックス、織物または板紙または任意の物質あるいはこれらの材料を含有する混合物のような非金属物質から製造することができ、カバーシートも繊維も同じ物質から製造される必要はない。目的の用途に応じて、ほとんどいかなる物質の組み合わせも選択することができる。
カバーシートおよびコアシートの典型的な物質は、本開示の一部に言及されている特許文献1に開示されている。
これらの複合層加工品については、同じ寸法を有する固体加工品と比較して多くの利益を実現することができる。繊維の型、形、密度、厚さ、長さおよび配向に応じて、例えば、非常に高い機械的および音響的エネルギー吸収のみならず、特に低重量および高い曲げ強さまたは優れた成形性および可撓性がそれぞれ得られ、さらに無感応で耐食性表面を有する構造体を提供することができる。全てのこれらの性質は、複合層加工品の用途に応じて最適化できるだけでなく、提案された(曲げ、深絞り加工、溶接、切断等のような)機械加工に応じても最適化することができる。
特許文献2には、例えば、少なくとも二枚の板の間に金属繊維を含むサンドイッチ構造体が開示されている。これによると、有機物質の繊維を含むそれらの構造体と比較して実質的により高い耐熱性を得ることができる。また、特許文献3に開示された製造は、プレートが接着剤で被覆され、その後、静電場(静電フロック植毛工程)による加速によって金属繊維が少なくとも一つの接着剤層の上に付着され、プレートに対して実質的に垂直に固着される。その後、そのプレートは互いに圧着され、接着剤が硬化される。
さらに、特許文献4には、二枚の外部シートと、その間に供給された、充填材料と結合剤を含有するコアシートによって形成された防音材料が開示され、そこでは、その三枚のシートが防音材料の製造中に互いに連続的に圧着されている。
特許文献5には、短繊維材料を、水平に動くシート幅の上に分散する方法および装置が開示され、それには、動いているシートの上に網目スクリーンの篩を通して繊維材料を分散するための分配開口部を有するチャンバー付漏斗が設けられている。これによれば、横幅の全体の幅にかけて繊維材料の均一な分散が得られる。
さらに、特許文献6には、機械加工部品の製造方法が開示されている。この方法によれば、箔幅が、第一のステーションで液状の接着剤で被覆され、第2のステーションで、静電場によってフロック繊維が接着剤被覆の上に付着される。その後、接着剤は加熱装置によって予備硬化され、フロック繊維は被覆の形で接着剤に接着し、箔幅は支持体と一緒にプレスすることができ、予備成形することができる。
最後に、特許文献7には、断熱プレートおよびその製造方法が開示され、その連続工程の間に、接着剤と混合された断熱性充填材料のラメラを含む内部被覆が、二つの成形金属シートの間に供給され、これらの三つのシートがサンドイッチ構造体を作り上げるように、これらのシートの間に注入される接着剤によって一緒に付着されている。
しかしながら、これらの全ての方法および装置は、特別な要素の製造のためだけに提供されていて、結果として、一般的に応用できないか、サンドイッチ構造体の部品を、時間当たり高い生産量で製造することができる連続的な製造工程として適していないかのいずれかの不利益を有している。
欧州特許第1059160号 国際公開特許第98/01295号 欧州特許第0333685号 独国特許第4131394号 独国特許第3621599号 欧州特許第0014973号 独国特許第3824842号
本発明の目的は、複合層加工品および複合層または上記の種類の積層構造体を、連続的運転の生産プロセスで、ほとんどいかなる形のものも、妥当なコストで、しかも高品質で製造できる装置を提供することである。
本発明のもう一つの目的は、複合層加工品および複合層または上記の種類の積層構造体を、連続的運転の生産工程で、妥当なコストで、しかも高品質で製造できる、特に上記の装置に適用するための方法を提供することである。
これらの目的は、それぞれ、請求項1または請求項2による装置および請求項11による方法で、本発明によって解決される。
本発明によるその解決策の特別な利点は、その装置および方法のそれぞれによって、実質的に装置または方法を変更する必要なしに、複合層加工品および複合層構造体を、異なる性質および寸法で製造できるという事実である。製造された複合層加工品および複合層構造体は、ほとんどすべての対象物の製造用の出発材料として使用することができ、従来技術による装置および方法を使用する場合に比較して、高いフレキシビリティとかなりのコスト利益を得ることができる。
さらに、新しい性質を有し、新しい用途のための複合層加工品および複合層構造体を、本発明による装置および本発明による方法で製造することができる。
そのような用途は、特にハウジング、箱類、コンテナー、包装および、さらに家具の製造のためだけでなく、乗物の技術および構造体(自動車およびオートバイ)、飛行機および造船、さらに防護目的(例えば速い回転部を有する機械の外装または封緘用)の分野に関係し、複合層加工品および複合層構造体は、例えば三次元形態エレメントの形で平面状かアーチ状であり得る。
従属請求項は、装置の単一の構成要素および方法の単一のステップのそれぞれの有利な実施形態を開示し、それによって単一の製造パラメーターの特定の変化を得ることができ、比較的簡単な方法で、例えば重量、曲げ強さ、それらの成形性および可撓性のそれぞれ、それらの機械的および音響的エネルギー吸収、それらの電気的および熱的伝導性などに関して、またそれらの加工性に関して所望の物理的性質を有する複合層加工品および複合層構造体を得ることができる。
本発明のさらなる詳細、特徴および利点は、概略的に示す図面との関係で、好ましい、典型的な実施形態に関する以下の記載から結果として明らかになる。
本発明による装置は、金属箔の形の2枚のカバーシートとその間に置かれたフロック繊維を有するコアシートから複合層(積層状またはサンドイッチ状)パネルを連続的に製造する実施形態を参照して、以下に記述される。1枚または2枚の金属箔の代わりに、1枚またはそれ以上の上記の複合層パネルが使用されるならば、さらに多層の複合層構造体を製造できる。
図1には、第1の当該装置が概略的に示されている。それぞれ、例えば約0.2mmの厚さを有する第1および第2の金属箔1,2が、それぞれコイルの形で装置の中に導入される。その代わりに、実質的に2倍の幅を有する1枚の金属箔を導入し、それを長手方向(運送方向)で分割し、その後これらの部分を第1および第2の金属箔として以下の記述に従って送り込むこともできる。
もう一つの代替方法として、2つの巻き取られた金属箔1、2の代わりに、あるサイズに前もって切断されたシート1a、2aを装置を通して(必要ならば、別個のコンベアベルトにより、またはそれに載せて)搬送することができる。巻き取られた金属箔の送り込みと前もって切断された金属箔の単一シートとを組み合わせることもできる。例えば、図1に示された金属箔2を、前もって切断されたシート2aと置き換えることができ、金属箔1を、前もって切断されたシート1aと置き換えることもできる。以下の説明は、これらの代替方法のすべてに有効であり、この場合、以下において「金属箔」という用語を、すべてのこれらの代替方法に使用する。これは、一つの金属箔の代わりに、上記のものに類似する他の材料からの箔またはカバーシートが典型的に使用される場合にも、当てはまる。
最初に、第1の金属箔1が第1のロール3によって第1の装置4へ送り込まれ、それによって接着剤5が第1の金属箔の上に塗布される。同様の方法で、第2の金属箔2が第2のロール6の上に送り込まれ、第2の装置7を通り、それによって接着剤5が第2の金属箔2の上に塗布される。必要ならば、接着剤5を塗布する前に金属箔1,2は、通常の方法で、例えばエッチングによって、および/または粗化によって前処理されなければならないし、またはそれらの表面の活性化のためにコロナ処理を施され、そして清浄化されなければならない(示されてはいない)。
その後、接着剤5によって被覆された第1の金属箔1は、好ましくは封入され、調整された(封入および調整は示されていない)フロック植毛装置8を通って搬送され、その装置によって例えば約5μmと約40μmの間、特に約22μmの厚さおよび約0.1μmと約20μmの間、特に約1μmと約5μmの間の長さを有する単一繊維9を含むフロック材料が、接着剤5で被覆された第1の金属箔1の表面に付着され、そして特に繊維9が接着剤被覆中にできるだけ、それぞれバラバラに、しかも第1の金属箔1に対して所望の配向(一般的には当該物に対して垂直方向である)で固着される。この工程は、通常フロック植毛工程と呼ばれる。
金属箔1,2の両方は、第3のロール10で一緒に結合され、乾燥機12の中に搬送される。図1に示された実施形態によれば、乾燥機12は、その導入部において第1の上部コンベアベルト121’および第2の下部コンベアベルト121’’およびその出口部において第3の上部コンベアベルト122’および第4の下部コンベアベルト122’’から構成される。コンベアベルト121’,121’’,122’,122’’は、駆動ユニット(図示せず)によって駆動され、第1と第3のコンベアベルト121’,122’は、複合層構造体に上部から作用し、第2および第4のコンベアベルト121’’,122’’は、下部からの搬送方法で複合層構造体に作用している。
コンベアベルト121’,121’’,122’,122’’の作用の範囲内で、しかも第1および第2の金属箔1、2の反対側にそれぞれ一つの連続的なプレスツールを含む加熱または冷却ユニット123が設けられている。金属箔1、2の両方は、コンベアベルト121’,121’’,122’,122’’によってこれらのプレスツール123の両方の中を搬送される。プレスツール123によって金属箔1,2は、互いにプレスされ、接着剤のタイプに関係なしに、同時に加熱され、接着剤5は硬化され、金属箔1,2の両方と繊維9の安全な結合が得られる。その後、金属箔1,2は、反りを避けるために一定の方法で室温まで冷却される。
コンベアベルト121’,121’’と122’,122’’の両方の組の間で、定寸装置124が設けられ、それによって金属箔1,2が、駆動できる二つのロールによって一緒に結合され、所望の間隔で互いにプレスされる。そのような(追加の)定寸装置は、追加的にまたはその代わりとして第1のロール10とコンベアベルト121’,121’’の第1組の間にさらに設けることができる。
最後に、乾燥機12の出口に、切断装置13が設けられ、それによって、プレスされた金属箔1,2が所望の方法で切断される。
第1および第2の金属箔1,2を、装置を通して搬送するために、他の駆動ユニット(図示せず)が設けられ、それによって第1および第2のロール3,6が駆動回転される。
図2は、本装置で製造された第1の複合または積層またはサンドイッチ状パネルの断面図であって、そこには第1および第2の金属箔1,2とその間に存在し、実質的に垂直に配向された繊維9から構成されるコアシート30および接着剤5の両方の層が認められる。
以下の明細書において、図1による装置の単一要素がさらに詳細に説明される。
金属箔1,2の上に接着剤5を塗布するための両方の装置4,7は、異なる方法で備え付けることができ、異なる方法によって作動することができる。方法の選択は、特に接着剤5の種類および粘稠性、金属箔1,2の表面および接着剤5で被覆される必要があるところは、全表面なのかまたは特別な範囲のみなのかという事実に左右される。接着剤の種類によるが、もし、使用できるならば、この領域およびフロック植毛装置8の領域で(例えば、空気流によって、赤外線または紫外線放射によって、または誘導的手段によって)第1および第2のロール3,6、それらの周辺および/または金属箔1,2を加熱することができ、接着剤5の早期の冷却を防止し、しかも、その塗布を改良し、さらにその後のフロック植毛工程中に繊維9が確実に入り込むように、それを液状に保持することができる。接着剤5が余りに液状過ぎる場合、それを適当な加熱によって部分的に硬化し、繊維を確実にその中に固定することができる。
よく知られたスクリーン印刷と類似する方法によって、タンク51に貯蔵された接着剤5は、被覆されるべき金属箔1,2の上に設置された篩47,77の上に分配される。その後、接着剤5は、スクリーン印刷の工程から知られているように、篩47,77を通して金属箔1,2の上にドクターブレード(スクィージ)48,78によってプレスされ、そこでは位置、材料、圧力およびドクターブレードの形状が、塗布される接着剤5の量に影響を与える。この方法によって、平坦でない表面の金属箔1,2の場合でさえ、特に均一な分布を得ることができる。
特に接着剤層の均一な厚さを達成するために、篩47,77の上に加熱装置を設け、接着剤5および/または篩47,77を加熱して、関係する温度の上昇によって、接着剤5の粘度を減少させ、その流動性を改良することは、利益があるだろう。
篩47,77からの接着剤5の分離をよくするために、その分離をより容易にする、適当な反接着性のコーティングおよび/または表面構造を設けることもできる。
接着剤5は、互いにその上に数層塗布され得る。一方では、これは、特に第2の層が減少された圧力で第1の層に塗布される場合、層全体を一定の厚さにするのに役立つだろう。他方では、特に第1のスクリーン印刷工程の間に接着剤がすべての領域に対して(十分な量で)塗布されなかった場合、第2の被覆工程は、第1の層を完成し、完了するのに役立つ。これらの被覆工程は、異なった圧力で数回繰り返すことができる。
さらに、塗布された接着剤層の上に暖かい空気流を当てることは、好都合である。驚くべきことに、これによって接着剤層中に存在する小さな泡が除去でき、接着剤層の表面は特別に平坦になることが明らかになった。
スクリーン印刷の原理が使用されるもう一つの代替方法は、図3a〜3cに概略的に示されている。これらの説明では、接着剤5が、第1の金属箔1の上に塗布されるということから例示的に開始される。しかしながら、当該装置に関して第2の金属箔2または追加の、あるいはもう一つのカバーシートを接着剤5でも被覆することができる。
図3aおよび3bによれば、可撓性で、しかも接着剤5に対し半透性であるテープ、例えば織物テープ41が三つのロール42,43,44によって導入され、被覆されるべき金属箔1の上にプレスされる。それによって、織物テープ41は、通常、搬送された金属箔1と共に引っ張られ、そのため別個の起動力が通常は必要とされない。金属箔1に対し反対の織物テープ41の側に、固定のドクターブレード(スクィージ)45が設けられ、それが漏斗461から織物テープ41を通して金属箔1の上に供給される接着剤の供給46をプレスする。この場合もやはり、接着剤の塗布は、ドクターブレードの位置、材料、圧力および形状によって実質的に影響される。
織物テープ41と一緒に運ばれてきた接着剤5は、好ましくは、適当なストリッピング要素(図示せず)によってロール44の領域で除去される。好ましくは、ロール41,43,44の少なくとも一つは、移動できるように支持され、それによって織物テープ41の張力を調節できる。
図3cは、織物テープ41がドラム411の上に引き伸ばされ、そのドラムの中に接着剤のための漏斗461およびドクターブレード45が配置されている実施形態を示している。その代わりに、篩が接着剤5を透過し得るドラム(回転スクリーン印刷)として形成され、その中にドクターブレードが配置され、その中に接着剤5が供給され、ドラムが金属箔1,2の上に広がっている場合、接着剤はドラムの壁を通して金属箔1,2の上に供給される。上記の方法に加えて、接着剤の分離は、ドラムの直径を増加することによって改良され得る。
これらの装置および方法のそれぞれによって、篩および織物テープ41がそれぞれ特定の領域においてのみ接着剤5の透過が可能である場合は、接着剤5を金属箔1,2の上に特定の領域または特有のパターンの形でのみ塗布することが可能である。篩および織物テープ41のそれぞれの上への当該パターンの形成は、通常のスクリーン印刷工程から知られている。
当該パターンは、例えば多数の多角形(三角形、五角形、六角形、八角形)から構成されるハニカム構造を有することができる。さらに接着剤のパターンは、らせん状、蛇状、長方形状、円形状、点状、円曲線状、楕円状、星状、十字状およびその他の幾何学的パターンおよびそれらのパターンの組み合わせの形で付与することができる。
当該パターンの選択は、接着剤5および繊維材料の節約のためだけでなく、積層パネルの将来の用途に対応して行うことができる。例えば、積層パネルを溶接し、または切断することが提案された場合には、金属箔1,2は、後で溶接されるポイントまたは溶接される継ぎ目または切断されるエッジでは被覆されず、それによって、接着剤5が付いていない、その結果として繊維9も付いていない、特にクリーンな溶接継ぎ目および切断エッジをそれぞれ得ることができる。さらに、後の溶接中に接着剤5の燃焼蒸気の放出がない。座屈または折り曲げのエッジに沿って接着剤5が塗布されない場合は、関係する後の加工も容易である。
複合構造加工品の、特定の局部的に異なる(方向依存性)機械的、音響的、熱的、吸収性、振動的またはその他の物理的性質(勾配のある性質を有する加工品)を得ようとする場合には、接着剤5の局部のみの被覆が、さらに適している。
接着剤で金属箔1,2の広い表面を被覆する場合は、両方の材料の熱膨張係数が異なるために、内部歪が生じることがある。これらの歪は、接着剤を、例えば接着剤の単一の島(点状パターン)から形成された、非連続層の形で塗布した場合に少なくとも実質的に避けることができる。そのような接着パターンは、好ましくはスクリーン印刷から知られる方法によって施すことができる。
これは、同時にもう一つの問題の解決に役立つ。現在知られているほとんどの接着剤を使用する場合、複合層構造体の温度上昇が層間剥離の耐性をかなり減少させるという結果を招くということが明らかになった。しかしながら、接着剤が連続的な層ではなくて、多数の接着剤の島の形で塗布された場合、この層間剥離の耐性は、より高い温度でも、かなり高いまま残っている。
最後に、接着剤のない金属箔1,2の間に、一定の領域を保持することは可能であり、この場合、これらの領域は、空洞または溝の形状を有することができ、これらを通して後で例えば液状またはガス状媒体が導かれ、または金属箔1,2の両方を結合する前に、それらの中に対象物が挿入されるか、または金属箔を結合した後に、それらの中に対象物をその構造体の縁から押し入れることができる。
スクリーン印刷による塗布の代替方法として、スプレーシステムによって接着剤のそのような選択的な塗布を得ることもでき、それが多くのスプレーノズルから構成される場合、それらは個々にコントロールすることもでき、また、接着剤の十分に低い粘度を実現し、または保持するために好ましくは加熱することもできる。そのようなスプレーシステムは、好ましくはコンピュータでコントロールされ、比較的簡単な方法で接着剤のほとんど如何なるパターンも金属箔1,2の上に生成させることができる。
場合によっては加熱することができるシート金型(摺動金型)の使用は、第1の接着剤層の塗布(前塗布)または全部の接着剤層の塗布(前塗布及び最終塗布)のために有利である。
図3dによるもう一つの可能性は、ドクターブレード(スクィージ)を使用することによって、接着剤5を漏斗461から直接金属箔1,2の上に塗布することである。できるだけ均一な接着剤層を実現するために、関係する金属箔1,2は、通常、ドラム50によってドクターブレードを通り越して供給され、あるいは非連続的な方法の場合、金属箔は、真空テーブルの上で固定される。同様な方法で、接着剤5は、ロールで伸ばされ、その後ナイフブレードまたはそれと類似の装置によって修正され、その場合、両方の場合とも、塗布後にドクターブレードのような櫛状物によって、接着剤で被覆された金属箔1,2の上を引くことによって一定の接着剤パターンを得ることもできる。
使用される接着剤5の種類は、フロック繊維の種類および分散性だけでなく、塗布の種類、複合層構造体のその後の使用および特に例えば硬さ、あるいは可撓性、強度およびその他の所望の性質によって実質的に決定される。実質的に三つの異なる種類の接着剤が考慮されなければならない。これらは、常温または昇温で硬化する接着剤である、いわゆる反応性接着剤、さらに2成分系接着剤および良く知られた熱可塑性樹脂である。
例えば、特に材料の高い剛性を所望する場合は、金属箔1,2および繊維9の間の特に強固な、そしてコンパクトな結合が得られるように、金属箔1,2の間隔が一定に保持されるならば、接着剤5の固化(硬化)中に繊維9をできるだけ大きな範囲で封入するように、発泡体に類似する、膨張する接着剤5を使用することができる。
しかしながら、複合層構造体の良好な機械的および音響的エネルギーの吸収性および展延性を要求する場合、接着剤5は、それらの固化(硬化)条件においてある種の可撓性を保持するものが使用される。これらの場合では、ある種のホットメルト接着剤またはエポキシ接着剤を使用できる。
複合層構造体が、例えば深絞りの成形操作によって機械加工される予定がある場合、温度を高めることによって硬化状態で強度が減少する接着剤を使用することが好ましい。この場合、サンドイッチ構造体は、全体としてより可撓性および弾力性のあるものになり、必要な力がより小さいので、ダメージなしにより大きな範囲まで成形することができる。接着剤が適切に選択され、十分に加熱されるならば、おそらく手動での成形さえ行うことができる。
さらに、接着剤5は、金属箔1,2の上に接着剤箔の形で、または接着剤箔のいくつかのセクションの形で塗布することができ、この場合、例えば何らかの形を有するある種のパターンを接着剤箔中に打ち抜くこともできる。金属箔1,2の接着性は、例えば静電帯電によって得ることができる。箔の厚さは、所望の接着剤被覆の厚さに一致するか、またはより大きな厚さを有する接着剤箔がそれに応じて引き伸ばされ、ロールで伸ばされる。これによって、空気の抱きこみを避けることができ、同時に除去することができる。下記のフロック植毛工程中に接着剤層および/または金属箔1,2を加熱することによって、繊維を十分な範囲まで接着剤被覆の中に入れ込むことができ、その中に固定することができる。
ある場合には金属箔1,2の一方または両方、装置によって部分的にまたは全体的に被覆しないで、その代わりにすでに接着剤層で被覆された少なくとも一つの金属箔を送り込むことが望ましい。この場合、接着剤層は、好ましくは、関係する金属箔がロール状に巻き上げることができるように非接着性保護箔で被覆される。本装置に供給する前に、またはその初めに保護箔は、手動で、または自動的に(図示せず)引き剥がされる。
最後に、上記の説明によって第1の金属箔1を粘着性の接着剤5で被覆し、フロック植毛工程後、接着剤箔を繊維9の上に付着させ、その後に場合によっては加熱後、第2の金属箔2を一緒にプレスすることすることは可能である。
上記の方法は、接着剤の被覆を最適化するために互いに組み合わせることができる。
金属箔1,2を接着剤5で被覆した後、フロック植毛工程がフロック植毛装置8によって実施される。フロック植毛装置8は、繊維9が製造されている材料の種類および金属箔1の上の繊維9の厚さ、長さ、および所望の密度および分布のそれぞれに応じて選択された、異なった方法によって動かすことができる。
方法の選択のためのもう一つの基準は、複合層構造体の所望の性質である。できるだけ高い可撓性および展延性を望む場合、繊維9は、金属箔1,2の表面にできるだけ垂直に固定されなければならない。しかしながら、できるだけ高い剛性を希望する場合は、繊維9は、より大きな範囲でそれぞれ不規則に、特に角度をつけ、そして対角線状に、しかも互いに交差して配置されなければならない。
加熱装置(暖かい空気の流れ、赤外線または紫外線輻射、誘導加熱およびその他)によって、接着剤5の粘度は、繊維9が接着剤層の中に十分な程度に確実に入り込むように、フロック植毛工程中に減少させることができる。
フロック植毛工程のための出発材料は、通常は一束の金属線または上記の材料のもう一つから製造された一束の繊維であり、それらは最初に所望の長さに切断される。
図1に示されたフロック植毛装置8の実施形態は、切断繊維9が入っていて、繊維9が通過できる底を備え、その底を通して繊維9が第1の金属箔1の上に振り掛けることができる1つ(またはそれ以上)の容器81を含んでいる。一方の容器81と他方の金属箔1には、両方の間に電場および/または磁場82が生じるように、異なった電気的および/または磁気的ポテンシャルが与えられる。この目的のために、電場および/または磁場を生じさせる関連の電圧源および装置(図示せず)が備えられている。繊維9がその底を通過し、金属箔1の方向に電場および/または磁場によって加速され、その後接着剤層の中に繊維が入り込んで、例えば金属箔1に対して実質的に垂直に固定されるように場の強さ、および容器81の底の透過性を互いに釣り合わせる。
接着剤層5中の繊維の所望される密度を得るために、特に場82の強さ、容器81と金属箔1の距離および金属箔1の動く速度が調整される。さらに少なくとも一つの振動装置(図示せず)を備え付けることができ、それで水平および/または垂直の方向に容器81に振動運動を与え、好ましくはその底を通過する繊維9の量を増加させ、調節し、繊維9をほぐすために調整することができる。
繊維9の密度および分布および均質度に影響するもう一つのパラメーターは、容器81の底の種類である。これは、関係する底の中の開口部の数、寸法、形状および密度であり、それらにおいて、繊維9の異なる送出量を得るために、関係するスクリーン装置を備え付けて、開口部の少なくともいくつかを部分的にまたは全体的に閉じることができる。
特に容器81の底が篩の形で備え付けられた場合は、送出の性質は、それの成形、インプリンティング、および/または構造化によって影響を受ける。そのような篩は、ほぐすために、かつ互いに分離するために、かつ容器81の中に積まれた繊維を不整合にするために、および篩が繊維によって多かれ少なかれ単一の場所で詰まることを防止するために、好ましくは振動装置と組み合わせて使用される(「振動スクリーン」)。この関係で、篩を異なる振動数および/または異なる振幅で振動させることは有益であり、この場合、その代わりに、または追加して、例えば繊維のかたまりを分離するために、または異なる長さを有する繊維9を最適に篩い分けるために音圧波および/または圧縮空気を使用することができる。
繊維9のかたまりの形成を妨げ、または避けるために、適当な被覆を有する繊維を供給することもできる。そのような被覆は2成分系接着剤の1成分であり得るし、第2の成分は、被覆されるべき金属箔1,2のそれぞれの上に第1および第2の装置4,7によって上記の説明に従って塗布される。
さらに容器81と金属箔1の間に、例えばリングの形状で電極(図示せず)を配置し、金属箔1と容器81のそれぞれに関して、繊維9がよく知られた三極(三個の電極)真空管の原理によって付加的に加速され、または減速されるような電圧ポテンシャルを付与することができる。
送出された繊維の量および繊維の流れが金属箔1の上に向けられる方向は、よく知られたブラウン管の原理を利用してコントロールすることができる。この場合、関係する繊維の流れを集束させ、加速するために、変調ベーネルト電極およびいくつかのシリンダー状電極のように形成された装置を使用することができ、それはさらに電場および/または磁場によって、およびこれらの場を生じさせる装置の相応するコントロールによって金属箔1の上に異なる方向で方向付けられる。
フロック植毛装置8の運転中、すべてのこれらのパラメーターの変化によって、繊維の密度が変化する部分および繊維の分布が不均一である部分または繊維なしの部分を接着剤層の上に得ることができる。
層間剥離性の試験は、接着剤5の固化(硬化)後に繊維9が第1のカバーシートの上に付着された第2のカバーシート(第2の金属箔2)の接着剤層中よりも、第1のカバーシート(それは上記の方法において第1の金属箔1である)の上に塗布されたフロック植毛用接着剤層中により強固に固定されていることを示していた。できるだけ均一な層間剥離の耐性および両方のカバーシートの上の他の物理的な性質の均一な分布を実現するために、両方のこれらのカバーシートは、シートを結合後、フロック植毛された区域がコアシートの中に並列におよび歯のように互いに網目状に横たわっているように、ポジ/ネガのパターンでフロック植毛することができる。
この場合、導入部分で説明されたように実質的に2倍の横幅を有する金属箔が供給され、接着剤を被覆し、繊維をフロック植毛し、場合によっては、接着剤を前硬化した後に長手方向に半分に分割され、その後に両方の半分が一緒に重ねられて、プレスされ最終硬化に付される方法を使用することが特に有益である。
ポジ/ネガのパターンを実現するために、テンプレート(図示せず)をフロック植毛のために使用することができ、そのテンプレートでカバーシートの一つの上フロック植毛される区域の形でパターンを生じさせ、他のカバーシートの上にパターンのネガパターン(非フロック植毛区域)を表現し、カバーシートを一緒に結合した時にこれらが相互に互いに完成するようにすることができる。
テンプレートは、好ましくは、例えば織物または箔材料から作られたベルトの形状で供給され、三つのガイドロールによってフロック植毛されるべきカバーシートと同じ速度でコンベアベルトのように誘導される。これはテンプレートの中の開口部を通して関係するカバーシートに到達しなかった過剰の繊維9が、ストリッピング装置または吸引装置によってガイドロールの一つの区域で除去できるという利益を有する。
代わりに、繊維9は所望の断面を有する管(図示せず)を通して付着させ、関係するパターンに従って位置づけることができ、この場合、それぞれの管端部が、関係する金属箔1,2の接着剤層の上に向けられ、場合によっては、それぞれの端部にはそれらが容器81の機能を果たすように篩が付設されている。この場合、繊維9は、電場および/または磁場によって、上記の説明に従って加速し、または影響を与えることができる。
繊維9の一定の密度分布を得るためのもう一つの可能性は、第1の金属箔1の異なる場所の上に点の形で、発泡接着剤5を付着させ、その後に各点に繊維のかたまりを置いて、接着剤5を前硬化することである。発泡接着剤の結果として、単繊維9が互いに分離され、および/または花束に似た方向に広がり、繊維の比較的均一な密度を有する局部的領域が得られ、この場合には、これらの領域の数および距離が複合層構造体の提案された使用によって決定される。その後に金属箔1,2の結合および接着剤の最終硬化は、以下の説明に基づいて行われる。
容器81の代わりのフロック植毛装置8のもう一つの実施形態によれば、切断装置が備え付けられ、それで、供給された繊維の束は、金属箔1の上部でレーザー光線または機械的装置のよって切断され、その後に、例えば上記の説明によって、一定不変の、または変化する電場および/または磁場の影響下で金属箔1の上に直接的に誘導される。
もう一つの可能性は、繊維9を最初接着剤層の上に実質的に非切断状態で固定し、その後に金属箔1の上部において所望の高さで、例えばナイフまたはレーザー光線によって切断することである。
金属表面に対して繊維9の相当な範囲で非垂直状かつ不規則な配向を実現するためには、繊維9を付着させる間、または直後に連続的な、または渦巻いた空気の流れを繊維9および/または金属箔1の上に当てることができる。この目的のために、好ましくはフロック植毛装置8の区域に、関係する送風装置(図示せず)が備え付けられる。もし、繊維9が金属箔1の表面に対して角度をもった、普通の好ましい方向で配向する場合は、フロック植毛された表面の上部で繊維9を落下後にかすめて通るブレードを使用することができる。
適した繊維材料の場合では、繊維9は、適切な電場および/または磁場によって配向することもできる。配向に影響を与え得るパラメーターは、実質的にその場の強さおよび方向、フロック植毛表面からの当該場の発生装置までの距離およびフロック植毛表面の動く速度である。別々にコントロールされた、複数の比較的小さな場発生装置によって、繊維9の配向を得ることができ、その配向をフロック植毛される表面全部にかけて延在するパターンの種類で特別にコントロールすることもできる。
もう一つの可能性は、金属棒の下に、およびそれを通り越すところに、フロック植毛される表面を誘導し、そこで金属棒と繊維9を、繊維9が金属棒からひきつけられ、反発されるようなポテンシャルと結合し、それらの繊維をこの方法で傾けることである。
最後に、好ましくは、および、特に、金属表面の一定の区域のみが、接着剤5で被覆されるような場合は、第3の装置(図示せず)が備え付けられ、金属箔1,2が一緒に結合される前に、この装置でこれらの区域の間に存在している繊維9が除去される。この第3の装置は、吹き払い装置または吸い込み装置であり、あるいは繊維は、例えば電場および/または磁場によって除去される。
特に、比較的希薄な液状の接着剤5の場合では、金属箔1,2が一緒に結合される前に繊維9を仮固定するために、繊維9が付着される直前または直後に、少しだけ硬化することが有利である。この前硬化は、第1の金属箔1がフロック植毛装置8に入る直前に、例えば暑い空気の流れ、または誘導加熱によって、または赤外線または紫外線の輻射によって達成することができる。もし、金属箔1が反るリスクがある場合、それを接着剤5で部分的にのみ被覆するか、またはより高い強度を有する金属箔1を使用することによってこれを防止することができる。
他方で、非常に高い粘度を有する接着剤5が選択された場合、繊維9が接着剤層によりよく入り込むことができるようにフロック植毛の前に加熱によって、それを幾分溶融することが有益である。これは、また第1の金属箔1と一緒に結合する前に、第2の金属箔2の上に塗布された接着剤5に関しても有効である。この場合もやはり、そのような加熱は、熱い空気の流れ、赤外線または紫外線光の照射によって、場合によっては、金属粒子が混合されている接着剤5および/または金属箔1,2および/または繊維9の誘導加熱によって、または加熱されたロール3,6によって得ることができる。
繊維9で金属箔1をフロック植毛するための代替方法は、第1および/または第2の金属箔1,2の上に、接着剤5の代わりに、混合機によって調合された接着剤5と繊維9の混合物を付着させることである。これによって、一方では金属箔1,2の表面に対して繊維の特に不定の、かつ不規則な配向を得ることができる。しかしながら、他方では、混合物を付着させた後に、上に説明したように電場および/または磁場を与えることによって、繊維9を整列させることも可能である。両方の場合において、両方の金属箔1,2の一つを被覆するだけで十分であろう。
この場合において、接着剤で被覆され、しかも保護箔で被覆された金属箔について上で説明したように、そのような混合物で前被覆され、しかも保護箔でカバーされた、少なくとも一つの金属箔を装置に供給することが有利であろう。
要約すると、複合層構造体の幅および/または長さに沿って、(例えば方向に依存して)異なる、または変化する物理的および/または電気的性質を得るために、少なくとも一つのカバーシートの上に、繊維9を、異なった種類、密度、厚さ、長さ、材質、および/またはカバーシートに対して異なる配向で付着させることができ、この場合、望むならば、上に述べた方法を互いに組み合わせることもできる。この関係で、カバーシートを相互に置き換えることによって、これらの方向に依存する性質に実質的な影響を及ぼすこともできる。
乾燥機12の装置によって両方の金属箔1,2は互いにプレスされ、接着剤5を硬化することにより、互いに固く結合され、特に金属箔1,2の距離、温度および圧力の値、金属箔1,2に対するそれらの影響の時間は、実質的に使用された接着剤5の種類および金属箔1,2の厚さおよび品質に左右される。
これに関して、暖かいまたは熱い条件下で液状であり、冷却によって硬化するホットメルト接着剤と、例えば熱の影響時に硬化するエポキシ接着剤のような他の接着剤との間は、特に区別されなければならない。これに依存して、プレスツール123は、追加の加熱装置を含むことがある。
複合層構造体が、例えば深絞り加工工程のような成形工程によって機械加工される場合、当該構造体は、通常加熱され、コアシートは、金属箔1,2の成形に応じて素直に適応するように、上昇した温度でその強度が減少するような接着剤が特に有利である。
金属箔1,2が固化(硬化)中に反ることを避けるために、両方の金属箔1,2は、プレスツール123の中で、できるだけ均質で、しかも均一に加熱され、その後、できるだけ均一に冷却され、そして両方の場合において両方の金属箔1,2が、できるだけ同時に加熱または冷却されることが必須である。
これは、一方では両方の金属箔1,2が、プレスツール123に到達後、金属箔1,2を一緒に同時にプレスしながら、接着剤の硬化温度に到達するまで加熱が継続される前に、最初に出発温度に加熱される場合に達成することができる。接着剤の硬化温度および金属箔1,2の厚さにも左右されるが、出発温度は例えば約100℃でよい。
もう一つの可能性は、プレスツール123とで金属箔1,2を直接接触させないで、プレスツール123と金属箔1,2の間に、金属箔1,2より高い熱容量および/またはより低い熱伝導性を有する、それぞれ一枚の例えば鋼板、金属板、箔、織物材料またはその他の平面要素を挿入することである。これは、金属箔1,2がプレスツール123との最初の接触区域で急激に加熱されることを防止し、プレスツールと金属箔1,2の間に温度勾配が生まれ、それに沿って金属箔1,2が連続的に、しかもゆっくりと加熱される。この加熱工程は材料の適切な選択および平面要素の厚さによって最適化される。
圧縮加工および接着剤5の硬化後、平面要素は金属箔1,2の均一な冷却を確実にし、反りを防ぐために役立つ。必要ならば、平面要素に沿ってまたはそれが無い側の上に誘導された冷却装置によって、冷却をコントロールすることができる。この目的のために、平面要素は、冷却材を供給する適切な通路を含むことができる。
特に、特別に薄い金属箔1,2および/または比較的品質の良くない金属箔1,2の場合は、プレスツール123の中の温度を低くし、圧縮加工の時間をそれに相応させて増加させるならば、ヘコミを形成するリスクをかなり減少することができる。
プレスツール123が閉じられるときに十分に速く空気が逃げることができない場合、空気の抱きこみがヘコミを生じさせる。これは、一方の金属箔1,2と他方のプレスツール123の間に耐熱性薄織物を挿入することによって防ぐことができ、それを通してプレスツール123の側面から空気を逃がすことができる。
金属箔1,2の両方は、よく知られた誘導加熱装置(図示せず)によって、特に均一に、しかも速く加熱することができる。これは、繊維9が金属であって、接着剤5が金属粒子を含んでいる場合に、特に当てはまる。なぜならば、この場合は熱もまた金属箔1,2の間に生じ、特に速く、しかも均一に接着剤5の加熱を可能にし、金属箔1,2の反りを防ぐからである。
さらに、金属箔1,2の両方の間の接着剤の硬化は、2段階またはそれより多い段階で行うことができる。例えば、図1による乾燥機12の中で金属箔1,2を一緒に結合した後に、最初の段階で金属箔1,2が後の最終硬化中にそれ以上膨張しないような程度まで前硬化を行うことができる。金属箔1,2は、最初に切断装置13によって所望の方法で切断され、その後、当該単一部分は、第2ステップ(図示せず)で最終強度が実現されるような同じ温度またはより高い温度で最終硬化され、この場合、この目的のために、前硬化のために当該部分を何らかの配向またはポジションを有する適切なオーブンに導入することができる。
よく知られたプレスツール123を使用するとき、金属箔1,2が乾燥機12の中で一緒に圧縮加工される間隔は、通常調節することができる。金属箔1,2の上に付着される接着剤5の量および接着剤被覆の厚さを調節する、二つの代替方法が、生成したコアシートの材料を異なる性質へ導く、そのコンパクト性に関して区別される。
第1の代替方法については、上記の間隔が非常に大きく、および/または接着剤5の量および接着剤層の厚さが、それぞれ非常に小さいと、第1の金属箔1の上に存在する繊維9はそれらの無端部で第2の金属箔2の接着剤層の中に入り込み、接着剤の硬化後、金属箔1,2の両方の安全な結合を確実にする。
第2の代替方法については、金属箔1,2が、小さな間隔まで一緒に圧縮され、および/または接着剤5の量および接着剤層の厚さが、それぞれ増えると、金属箔1,2の間に、当該繊維が発泡物によって完全に取り囲まれ、それぞれ封入されている、実質的に均質で、多孔性で、コンパクトなそれぞれのコアシートが生成する。
しかしながら、この場合では接着剤層の中に存在する可能性のある空気の気泡を実質的に逃がすこと、または金属箔1,2を一緒に結合する前に接着剤層が実質的にそのような気泡を含まないことを確実にしなければならない。これは、例えば接着剤5の付着と金属箔1,2の結合の間に、一定の時間が終了するか、またはその表面の下の気泡が破裂するように(熱い)空気の流れが接着剤層の上に誘導される場合に実現できる。
特別な用途のために、また材料のリサイクルの理由のために、少なくとも、できる限り、接着剤5を使用しないことが望まれている。この場合、最初に図4に従って繊維9をキャリアー91の中に紙シートまたは類似の材料の形で挿入し、それらの無端部がキャリアー91の両側の上に支えられるようにすることができる。必要ならば、繊維9は、電導性接着剤5を繊維チップの上に付着し、キャリアー91がその後に第1の金属箔1の上に置かれる前に、その無端部を(例えばレーザー光線によって)短くすることにより所望の長さにする。
この後に繊維9は、接着剤5の誘導加熱によって第1の金属箔1に接着される。キャリアー91は、繊維9が金属箔1に対してその実質的に垂直な配向を保持し、またはそれらがある角度でキャリアー91の中に挿入される場合、接着工程の間にこの角度を保持することを確実にする。接着剤が冷却された後にキャリアー91は除去され、第2の金属箔2が、例えばもう一つのそのような接着工程によって付着される。
さらに、誘導ステッチ溶接によって金属箔1の上に直接金属繊維9を固定することも可能である。この目的のために、最初に、基体を第1の金属箔1の上に置き、フロック植毛中にその基体を繊維9が容易に通過して、それらが固定されるようにする。次に、第1の金属箔1が誘導的に加熱される。基体の電導性を適宜選択することによって第1の金属箔1および繊維9の間を転移する特定の加熱が実現され、両方が互いに溶着される。同じ方法で、または上に説明したような方法で、最終的に第2の金属箔2が付着される。
当業者にとって明らかである、いくつかのみの例外があるが、金属箔1,2および金属板の片方または両方のそれぞれの代わりに非金属材料(例えばケブラーまたは類似物のような合成材料)が、カバーシートとして使用された場合、または、繊維9が非金属材料から製造された場合、上に開示された製造方法は、使用されうる。特に、金属箔1,2の片方または両方の代わりに紙シートまたは板紙を使用することは可能であり、それによってかなりの重量減少を達成することができる。
この点で、カバーシートおよび少なくとも一つのコアシートの代わりに複数の材料の異なる組み合わせを実現することができる。両方のカバーシートの代わりに、例えば、金属と非金属の組み合わせを、その間に金属繊維を含むコアシートと共に選択することができる。多層複合層構造体の場合は、耐食性構造体を実現するために特に合成材料のような非金属材料から外側のカバーシートを製造することが有利であり、内部のカバーシートは、その構造体の一定の物理的な性質を実現するために金属材料から製造され、この場合、コアシートは金属および/または非金属の繊維を含んでいてもよい。
特に、金属および非金属の繊維9の混合物を、フロック植毛される表面に沿って混合比率を変えて、使用する場合、ある種のパラメーター、例えばカバーシートの間の電導性または機械的減衰特性に、特別にそれぞれ影響を与えることができ、またそれを調整することができる。これは、異なる長さおよび/または厚さおよび/または異なる材質およびおそらく、フロック植毛される表面に沿った異なる混合比率の繊維9の混合物を使用した場合にも当てはまる。
より短い断片または一方の端のみで接着剤層中に固定され、他方の端はフリーで立っている、成形された繊維を使用することによって、複合構造体の音響−および振動−減衰特性のかなりの改良を得ることができる。これらの性質は、フロック材料の中にそのようなより短い断片または成形された繊維を増やすにしたがって、さらに改良される。生ずるかもしれない、可能性ある強度の小さなロスは、必要ならば、例えば全部の繊維密度の増加によって、実質的に埋め合わせることができる。
繊維9の代わりに(またはそれらに追加して)、金属製および/または非金属製材料の、および/または異なる寸法を有する球状体、平行六面体または他の類似の形状体を使用することができる。
本発明による方法は、多層複合層構造体の製造に使用することができ、この構造体において、上に開示された種類の数層が繊維材料によって一緒に結合され、またはある種の機械的または他の性質を実現するために、同じ、またはもう一つの材料の付加的層が複合層構造体の上に使用される。特に、上に開示されたように製造された三つのシートを含む複合構造体を、カバーシートまたは再び、もう一つの複合構造体と一緒に本装置に誘導し、上の説明に従ってコアシートを生成することにより、両方を一緒に結合させることが可能である。
さらに、本発明による方法によって、平面状の複合構造体のみが製造され得るわけではない。例えば、最初に内部の管を接着剤で被覆し、その後、その接着剤の上にフロック繊維を付着させ、最後に鋼板をその回りに置き、またはその回りを外部の管として金属または他の材料のストリップでらせん状に巻き、接着剤を硬化させて二重壁を有する管を製造することができる。
上に開示されたように製造された複合層構造体の強さは、必要ならば、最後の可鍛化によってさらに増大させることができる。
本発明による複合層構造体の機械的な性質は、有限要素法の数値的な方法によって非常に良く評価することができる。これによって、特に使用される繊維の密度、直径、配向、固定、材質の影響、接着剤層の材質および厚さの影響、カバーシートの材質および厚さの影響を評価することができる。さらに、機械的および熱力学的性質への接着剤の異なるパターンの影響、およびカバーシートにおける繊維の影響(形状、カバーする量、パターン)を評価することができる。
特に異なった材料の組み合わせにおける複合層構造体の熱的な反りは、有限要素法の数値的な方法によって究明することができる。この目的のために、接着剤およびカバーシート内の異なる熱膨張によって生じる固有の張力状態が計算される。
最後にカバーシートを保持し、誘導するための、関係する装置が適切な方法で設けられた場合には、本発明による方法は、ここに開示された方法で、接着剤で被覆され、フロック植毛され、一緒に結合された、前成形されたカバーシートからの加工品の製造にも適している。
本発明による複合層構造体を製造するための装置の第1の実施形態の基本的な概観図である。 図1による装置によって製造された第1の複合層構造体の断面図である。 本発明による装置の一部としての、カバーシートの上に接着剤を施すための有利な第1の装置の断面図である。 図3aによる第1の装置の立体図である。 本発明による装置の一部としての、カバーシートの上に接着剤を施すために有利な第2の装置の立体図である。 本発明による装置の一部としての、カバーシートの上に接着剤を施すために有利な第3の装置の立体図である。 本発明の好ましい実施形態による方法によって製造された第2の複合層構造体の断面図である。

Claims (20)

  1. 少なくとも一つの第1の、および少なくとも一つの第2のカバーシート(1,2)、ならびにそれらの間に供給され、繊維(9)と接着剤(5)の組成物を含むコアシート(30)から複合層構造体を製造する装置であって、
    少なくとも一つの第1の、および少なくとも一つの第2のカバーシート(1,2)のための少なくとも一つの搬送機(3,6);
    接着剤(5)を少なくとも一つの第1の、および少なくとも一つの第2のカバーシート(1,2)の上に付着させるための少なくとも一つの第1の、および少なくとも一つの第2の装置(4,7)および接着剤(5)で被覆された少なくとも一つのカバーシート(1,2)の区域の上に繊維(9)を付着させるための少なくとも一つのフロック植毛装置(8)を含む、コアシート(30)を生成するための第1のユニット(4,7;8);
    カバーシート(1,2)を一緒に結合し、接着剤(5)を硬化するための少なくとも一つの第2のユニット(12);および
    供給されたカバーシート(1,2)を当該装置を通して少なくとも実質的に連続した方式で搬送するためのコンベア装置(121’,121’’;122’,122’’)を含むことを特徴とする装置。
  2. 少なくとも一つの第1の、および少なくとも一つの第2のカバーシート(1,2)、ならびにそれらの間に供給され、繊維(9)と接着剤(5)の組成物を含むコアシート(30)から複合層構造体を製造する装置であって、
    少なくとも一つの第1の、および少なくとも一つの第2のカバーシート(1,2)のための少なくとも一つの搬送機(3,6);
    接着剤と繊維を混合するミキサー、および繊維と接着剤の混合物を少なくとも一つのカバーシートに付着させる少なくとも一つの装置を含む、コアシート(30)を生成するための第1のユニット(4,7;8);
    カバーシート(1,2)を一緒に結合し、接着剤(5)を硬化するための少なくとも一つの第2のユニット(1,2);および
    供給されたカバーシート(1,2)を当該装置を通して少なくとも実質的に連続した方式で搬送するためのコンベア装置(121’,121’’;122’,122’’)を含むことを特徴とする装置。
  3. それぞれ、接着剤(5)を付着させるための、および繊維と接着剤の混合物を付着させるための、少なくとも一つの装置(4,7)であって、少なくとも部分的に接着剤(5)および繊維と接着剤の混合物のそれぞれを通過でき、それを通して接着剤(5)および繊維と接着剤の混合物のそれぞれを、少なくとも一つのカバーシート(1,2)の上に付着させることができる篩(47,77)を含むことを特徴とする請求項1または2に記載の装置。
  4. 篩が、複数のロール(42,43,44)によって誘導されるベルト(41)の形で備え付けられ、当該ベルトの一部がカバーシート(1,2)の上に置かれ、当該カバーシートの搬送機によってそれと一緒に搬送されることを特徴とする請求項3に記載の装置。
  5. 接着剤(5)および繊維と接着剤の混合物のそれぞれを付着させるための少なくとも一つの装置(4,7)がスプレーシステムによって提供され、活動および/または波動できる複数のノズルを含むことを特徴とする請求項1または2に記載の装置。
  6. フロック植毛装置(8)が、繊維(9)を通すことができる底を有する少なくとも一つの容器(81)、および少なくとも一つの容器(81)と少なくとも一つの第1のカバーシート(1)の間にあって、当該底を通過する繊維(9)が少なくとも一つの第1のカバーシート(1)の方向に加速されるように、少なくとも一つの電場および/または磁場(82)を発生させる装置を含むことを特徴とする請求項1に記載の装置。
  7. 少なくとも一つの第1のカバーシート(1)の上に衝突する繊維(9)の量を変化させる、または調整するために、電場および/または磁場(82)の強さを変化させることができることを特徴とする請求項6に記載の装置。
  8. フロック植毛装置(8)が、繊維(9)を通すことができる底を有する少なくとも一つの容器(81)、および少なくとも一つの振動装置を含み、当該振動装置で、当該底を通過する繊維(9)の量を増加させる、または調整するために少なくとも一つの容器(81)に振動を与えることができることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  9. コアシート(30)の中の繊維(9)が、変化する種類および/または変化する材質および/または変化する密度および/または変化する厚さおよび/または変化する長さおよび/またはカバーシート(1,2)に対する変化する配向を含むことを特徴とする請求項1に記載の装置。
  10. 第2のユニット(12)が、プレスツール(123)および接着剤(5)を前−および/または最終硬化するための加熱装置を含むことを特徴とする請求項1に記載の装置。
  11. 特に、請求項1〜10のいずれか一つに記載の装置によって、少なくとも一つの第1の、および少なくとも一つの第2のカバーシート(1,2)、ならびにそれらの間に供給され、繊維(9)と接着剤(5)の組成物を含むコアシート(30)から複合層構造体を製造する方法であって、
    ステップ(a),(b),(e),(f)の少なくとも一つ、またはステップ(c),(d),(e),(f)の少なくとも一つが、少なくとも実質的に連続する運転で実行され、当該ステップでは、
    (a)少なくとも一つの第1の、および少なくとも一つの第2のカバーシート(1,2)の上に接着剤(5)を付着させること;
    (b)少なくとも一つのカバーシート(1,2)の、接着剤(5)で被覆された区域の上に繊維(9)を付着させること;
    (c)接着剤と繊維を混合すること;
    (d)繊維と接着剤の混合物を少なくとも一つのカバーシートの上に付着させること;
    (e)カバーシート(1,2)を一緒に結合すること;および
    (f)接着剤(5)を硬化することが実行されることを特徴とする方法。
  12. ステップ(a)またはステップ(d)が、スクリーン印刷に類似の方法で実行されることを特徴とする請求項11に記載の方法。
  13. 繊維および接着剤の混合物の付着される量および/またはカバーシート(1,2)が一緒に結合される間隔を、カバーシート(1,2)の間に実質的に均質なコアシート(30)が形成されて、その中で繊維が、それぞれ発泡体で囲まれ、封入されるような範囲にすることを特徴とする請求項11に記載の方法。
  14. ステップ(a)および/または(b)および(d)が、それぞれ、少なくともある区域は、接着剤および/または繊維なしで残っているように実行され、この区域で溶接、切断、座屈、曲げまたは同様の方法で複合層構造体を機械加工することができることを特徴とする請求項11に記載の方法。
  15. ステップ(a)および/または(b)および(d)が、それぞれ、カバーシート(1,2)の間の接着剤および繊維によって、液状またはガス状媒体の誘導または対象物の包含に適した区域に仕切られるように実行されることを特徴とする請求項11に記載の方法。
  16. 液状またはガス状媒体または対象物が、ステップ(a)および/または(b)および(d)それぞれの実行後、およびステップ(e)の実行前または実行後、前記区域に導入されることを特徴とする請求項15に記載の方法。
  17. 繊維(9)が付着される前に、接着剤(5)を、加熱によって繊維(9)が入り込むために適した粘度にすることを特徴とする請求項11に記載の方法。
  18. 接着剤(5)および、繊維と接着剤の混合物のそれぞれを硬化するために、前硬化および最終硬化の役目を果たす少なくとも二つのステップが設けられることを特徴とする請求項11に記載の方法。
  19. 繊維(9)がキャリアー(91)の上に付着され、当該キャリアーは少なくとも一つのカバーシート(1,2)の上に置かれ、その後、繊維(9)が少なくとも一つのカバーシート(1,2)に接着されることを特徴とする請求項11に記載の方法。
  20. カバーシート(1,2)の一つの上に繊維を接着した後に、キャリアー(91)が除去されることを特徴とする請求項19に記載の方法。
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