JP2005507471A - 作業機及び作業機の運転方法 - Google Patents
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Abstract
本発明は、ハイドロスタティック駆動装置と、ホイールを駆動するためのエンジンを収容している下部構造と、当該下部構造の上に旋回するように取り付けられ駆動圧を供給するためのポンプを有する上部構造と、を備えた作業機械に関する。下部構造と上部構造との間には、回転通路が設けられており、下部構造には、下部構造のエレメントを制御及び/または調整するための下部構造電子システムを構成する一つまたはいくつかの電子コンポーネントが収容されている。
Description
【技術分野】
【0001】
本発明は、特許請求の範囲の請求項1の上位概念に従う、ハイドロスタティック駆動装置を備えた作業機、特に移動式掘削機(パワーショベル)、ならびに当該作業機の運転方法に関する。
【背景技術】
【0002】
この種の作業機は、移動式掘削機やクレーン等として、多様に使用されている。これら作業機は、現在の技術水準に従い、ハイドロスタティック駆動装置を備え、下部車両と、下部車両の上に回転可能に配置された上部車両と、を有している。下部車両には、車輪を駆動するための走行用エンジンが設けられており、当該エンジンには、上部車両内に配置されたポンプによって圧力材が供給され、そこにはさらに高圧消費装置が設けられている場合がある。
【0003】
現在の技術水準によれば、通常、移動式掘削機の場合、電気エネルギーないし電気部品は下部車両には設けられていない。運転に必要な高圧及び制御圧の油圧は、ロータリーコネクション(Drehdurchfuehrung )を通り、上部車両から下部車両へと誘導される。下部車両には、少なくとも二つの高圧消費装置(走行駆動およびブルドーザーブレードないしアウトリガー用の油圧エンジン)がある。これに加え、大抵の二系統の油圧パワーブレーキ用ならびにステアリング用の圧力供給が、同様に、上部車両から下部車両へと誘導されなければならない。さらに、ギヤシフト及び油圧エンジンクリープギヤシフトならびにフルフローティングアクスルロック用の制御信号ケーブルが必要とされ、当該ケーブルもロータリーコネクションを通して誘導される。これは、上述の機能のために、手間の掛かる高価な配管である。
【0004】
DE19956402A1は、移動式掘削機を開示している。そこでは、車両の運動方向及び速度を制御するために必要な制御バルブが、下部車両の範囲に配置されている。これによって、駆動用の油圧接続の数は、二つの配管に減る。すなわち、供給管と容器管である。にもかかわらず、ロータリーコネクションを通じて誘導する別の配管の数は多いままである。
【0005】
マテリアルハンドラーまたは産業機器の場合、電気装置は、しばしば下部車両内に設置される。追加の制御信号及び監視信号の数は、これら装置では、もはや油圧で発生しない。その結果、この場合、デジタルないし電気の制御信号及び監視信号が、ロータリーコネクションを通じて、上部車両から下部車両に伝送される。当該技術水準に従えば、下部車両内には、電子部品は全く設けられていない。
【0006】
通常、今日では、走行駆動のためには標準的に、高圧に応じて無段階に調整可能なアキシアルピストン油圧エンジンが、装着されたブレーキバルブ及び副次的に位置する圧力制限弁とともに組み込まれる。当該エンジンは、制御高圧に達するまでは、少量の吸引量(qMin)に留まる。一定した高圧の場合、当該エンジンは、少量(qMin)から大量(qMax)の吸引量に変更され、それによりトルクが高められる。内蔵された高圧対応の調整器は、牽引運転時に限り供給高圧によって作動される。制動運転では、当該エンジンは、再び少量の吸引量(qMin)となる。
【0007】
当該制御システムの結果、油圧ブレーキトルクは、小さい値に制限されている。通常、このような制御コンセプトを有する機器は、最大で10から12パーセントの遅れで制動する。このことは、安全な運転を保証するには制動能力が十分でない、という状況が存在する可能性を意味する。それは例えば、下り坂を惰力走行で走る場合で、その傾斜が油圧エンジンの制動能力よりも険しく、そのことによってパワートレイン全体にオーバースピードの危険が存在するとき、その可能性がある。
【0008】
これは、運転者がアクセルペダルを放すことによって回避し得ない。つまり、この場合、当該機は制動されるのではなく、加速される。さらに、アクセルペダルが操作されないと、高圧オイルはポンプから油圧エンジンに送油されない。当該油圧エンジンによってqMinで送油されるオイルは、ブレーキバルブを通りタンクに流入するのではく、二次バルブのところで低圧側に飛散する。油圧エンジン内の非常に少量のオイルは、これによって非常に急速に温められ、それにより、油圧エンジンと、多くの場合に装備されているトランスミッションと、を破壊する可能性がある。
【発明の開示】
【0009】
本発明は、現在の技術水準の欠点を回避する作業機、特には移動式掘削機、を提示することを課題とする。なかでも、上部及び下部車両間のケーブル数が削減され、安全性及び乗り心地が向上されるものとする。さらに、採用される構成部品の診断をおこなう可能性が与えられる。それは、今日の技術水準では不可能である、
さらに、当該作業機の機能性は、構造的に大きな手間を掛けずに、拡張可能であり、同時に製造コストを削減するものとする。
【0010】
さらに、当該作業機の運転方法が示される。
【0011】
本課題は、作業機にとっては、特許請求の範囲の請求項1の特徴部分の特徴によって解決される。本方法は、特許請求の範囲の請求項26の対象である。更なる形態が、下位請求項から生じる。
【0012】
それによると、下部車両には、当該下部車両の構成部品の制御及び/または調整に用いられる、一個または複数の電子構成部品を組み込むことが提案される。
【0013】
有利には、本発明に従って組み込まれた下部車両電子機器は、本発明に従って通信接続(例えば、CANまたはDCバス)を介して、上部車両の車載電子機器とロータリーコネクションを使って接続されている。下部車両電子機器に対する電圧供給も、同様に、ロータリーコネクションを介しておこなわれる。
【0014】
提案された下部車両の電子構成部品の使用により、上部及び下部車両間で非常に多くの油圧接続をなくすことできる。下部車両の構成部品は、電気的及び/または油圧的に、直接制御され監視される。これによって、下部車両の構成部品の診断も可能になる。なぜなら、下部車両電子機器によって、任意のアクチュエータ及びセンサが診断可能であるからである。
【0015】
さらに、本発明に従う設計により、以下に詳述されるように、拡張された機能の提供が実現され得る。
【0016】
以下では、本発明が図面に基いて詳しく説明される。
【0017】
この中で
図1は、現在の技術水準に従う移動式掘削機のブロックダイアグラムである。
【0018】
図2は、本発明の第一の実施形態に従う移動式掘削機のブロックダイアグラムである。
【0019】
図3は、本発明の他の実施形態に従う移動式掘削機のブロックダイアグラムである。
【0020】
すべての図において、上部および下部車両の区分は、破線によって明瞭にされている。
【0021】
図1に従う現在の技術水準による作業機の上部車両では、内燃機関に最高4個までポンプが取り付けられている。主作動ポンプ1の他に、パイロットコントロールポンプ2、制動ポンプ3、そして操舵ポンプ4が存在する。
【0022】
主作動ポンプ1は、油圧開回路内の全ての高圧装置(シリンダー、油圧エンジン)に供給する。下部車両内にある全ての高圧装置、例えば油圧エンジン、ブルドーザーブレード、アウトリガーは、ロータリーコネクションを通じて供給されなければならない。一部、今日では、回転機能は、閉回路内の別のポンプで運転される。
【0023】
パイロットコントロールポンプ2は、油圧によるパイロットコントロ−ル全体にオイルを送油する。パイロットコントロールバルブは、上部車両内(ブーム、アーム、ショベル、回転装置等)でも、下部車両内(走行エンジン、ブルド−ザーブレード、アウトリガー等)でも、種々の主制御バルブに直接影響を与える。ギヤシフト、油圧エンジン切替え(クリープギヤ)、スイングアクスルロック等に対する下部車両内の油圧制御機能は、ロータリーコネクションによって個々に伝達される。
【0024】
ブレーキコンパクトブロック5内では、気泡タンクがタンク充填機を使って満たされる。当該タンクは、圧力供給が停止した場合、規定の非常運転を認める。当該ブレーキコンパクトブロック5は、二つのブレーキ回路が当該ブロックからロータリーコネクションを通じて油圧制御される、という形で上部車両に配置されている。
【0025】
油圧操舵装置6は、運転室内のステアリングホイール7に直に配置されており、ステアリングポンプ4によってオイルが供給される。このとき、当該油圧操舵装置6から二本の配管が、ロータリーコネクションを通り、二倍に作用するステアリング・シリンダーに導かれる。
【0026】
現在の技術水準に従い、トランスミッション8には、高速時のシフトダウン、そしてそれに伴う油圧エンジンの過回転を防止する、油圧式のキックダウンロックが設けられている。
【0027】
図2は、本発明に従う移動式掘削機のブロックダイアグラムである。
【0028】
それによると、上部及び下部車両間の制御配管は、一本を除き、全てなくなる。本発明に従い、ギヤシフト、アクセルペダル、油圧エンジン及びスイングアクスルロック用の制御信号は、電気的スイッチ信号(アナログ及びデジタル)によって、上部車両の電子機器に導かれ、そこから当該制御信号は、通信接続9を介して下部車両の電子機器10に至る。その結果、ソレノイドバルブは、有利には、下部車両内に収容され得て、その制御は下部車両の電子機器10を用いておこなわれる。
【0029】
ギヤ制御ブロック11を直接にトランスミッション8または下部車両内の別の適切な場所に配置すること、が考慮されている。特に有利なのは、下部車両の電子機器によって電気的に制御できる、ギヤ制御ブロック内に設けられたソレノイドバルブを介して、追加機能の「フロントアクスルカットオフ」を実施することである。
【0030】
トランスミッションでは、入力及び/または出力回転数が、回転数センサ12により測定される。その際、この信号は、下部車両の電子機器10によって処理され、その結果、その回転数情報を使って、キックダウンロックが電子的におこなわれる。
【0031】
本発明の変種の枠内で、自動変速機が設けられる。この目的のために、回転数センサ及び吸引量調整、つまり油圧エンジン比例バルブへのバルブの流れ、の信号が下部車両の電子機器10によって評価される。
【0032】
上部車両及び下部車両間の接続数は、現在の技術水準と比較して、大幅に減少されている。そこでは、前述のフロントアクスルカットオフのような下部車両内の追加機能が、上部車両及び下部車両間の追加接続なしに可能である。
【0033】
本発明に従う下部車両電子機器の採用により、下部車両内の機能は、論理的に結びつく。その結果、著しい費用削減と運転中の安全性の向上が果たされる。例えば、長いブームとアウトリガー4点を有する移動式掘削機の場合、ブームを使用した作業が認められる前に、当該アウトリガーが張り出され、ロックされなければならない。
【0034】
その他の実施形態の枠内で、今日使用されている高圧に応じて調整可能な油圧エンジンに代わり、電気的に比例調整可能な、組み合わされた圧力制御装置を装備した油圧エンジンを採用することが提案される。その比例バルブは、下部車両電子機器10によって制御可能である。当該エンジンは、ブレーキバルブを有し、そこでは、エンジンとブレーキバルブとの間で副次的に作用する圧力リミットバルブが設けられている。発進の際、当該エンジンは最大吸引量になり、そしてその結果、最大トルクになり、それによって、同機の停止からのよりよい加速を可能にする。エンジンの吸引量のより少量への調整は、従って、アクセルペダルの位置とギヤの入力回転数とに応じて制御され得る。この目的のために、アナログセンサがアクセルペダルに設けられている。当該アクセルペダルの位置は、「アクセルペダル」と「惰力走行」との間の圧力センサによっても認識され得る。
【0035】
さらに、このコンセプトは、当該エンジンが制動運転においてより大きな吸引量を目指して調整され得る、という利点を有している。これにより、下り坂走行での過回転が防止される。下り坂走行でアクセルペダルが戻されると、ブレーキトルクは、油圧エンジンがより大きな吸引量に調整されるため、基準とすべき時間の間上昇し続け、同機は停止する。これにより、過回転はほとんど排除され得る。そのため、運転者は、下り坂で走れるよう、アクセルペダルを操作せざるを得ない。油圧エンジンからタンクに送られるオイルは、冷却されるので、下部車両内のユニットの過熱はかなり回避される。
【0036】
図3の対象物である、本発明の特に有利なバリエーションは、上部及び下部車両間の油圧接続も一つの接続に減らすことを考慮している。それによって、上部及び下部車両間の配管接続数は、3、つまり、油圧、電気、そして通信接続に限られる。これにより、下部車両全体はクローズドシステムとして構成される。
【0037】
上部車両内のオイルポンプ数は、それに従い、4から1つの主作動ポンプ1’に減少される。すべての制御コマンドは、電気的なデジタルまたはアナログ信号の形で上部車両の車載電子機器に行き、そしてそこから、通信接続を経由して下部車両電子機器10に行く。当該電子機器は、これらの制御信号を、さらにアクチュエーターに伝送する。その他、下部車両のアクチュエータ及びセンサの重要な状況データ及び診断データが、下部車両の電子機器10内で診断され、通信接続9を経由して上部車両の車載電子装置に報じられる(故障管理)。そこでは、その評価に応じ、非常走行ないし非常運転プログラムが実行され得る。
【0038】
上部車両内に配置された主作動ポンプ1’の負荷検知制御(高圧に左右されない必要油流制御)を実現するために、下部車両の最も負荷が大きい装置の圧力が上部車両に報じられる。さらに、出力限界に達すると、上部車両の油流は、すべての油圧作業装置に対し均等に削減される。その際、下部車両内の油圧装置に対する油流は、下部車両電子機器10によって決定される。これは、作動開始時に同時に複数の油圧装置が必要とされる場合(例えば、油圧エンジン、ブルドーザーブレード等)、特に重要である。
【0039】
最も負荷の大きい油圧装置を認識するために、本発明の枠内で、負荷圧力を案内する配管内で圧力センサを用いて、対応する信号を下部車両の電子機器10を介して上部車両の電子機器に伝送すること、が提案される。これは、ポンプ制御に使用される。この設計には、上部および下部車両間で追加接続が必要ない、という利点がある。
【0040】
最も負荷の大きい油圧装置を認識するためのもう一つの変種は、最も負荷の大きい油圧装置の負荷圧を油圧情報ラインを介して上部車両に導く、組み込まれた逆止弁を使用すること、を考慮している。第一の変種と比べ、これには、上部および下部車両間で追加の油圧接続が必要になる。
【0041】
ブレーキ、ステアリング、油圧エンジン及びブルドーザーブレード用の油圧出力は、下部車両の中央の圧油供給部から分岐される。制御油は、好ましくは制御油ユニットによって、下部車両の高圧供給部から減圧部を通って分岐される。下部車両のすべての油圧装置の制御は、こうして、下部車両の電子機器10によっておこなわれる。
【0042】
特に有利なのは、能動的安全性を高めるために、ステアリング及びブレーキ(ステアバイワイヤ、ブレーキバイワイヤー)用に、機械的回帰がまったくなく作動する、Xバイワイヤシステム、すなわち、電子システムの実用化である。
【0043】
この目的のために、本発明に従い、比例電動油圧式ステアバイワイヤユニット13及びブレーキバイワイヤユニット14が、下部車両内に収容されている。そこでは、対応する電子制御装置が下部車両電子機器10の中に内蔵されているか、または、分離されたコンポーネントの中に収容されている。
【0044】
当該ステアバイワイヤコンポーネントは、以下のように機能する。ステアリングホイールの動きは、上部車両内のステアバイワイヤユニットの中で電気信号に変換され、上部車両電子機器に導かれる。そこから、当該情報は、通信接続9を介して下部車両電子機器10に達する。これが再び、油圧式のステアバイワイヤユニット13を電気的に制御する。ステアバイワイヤユニットの中では、電気信号が油圧信号に変換され、さらにステアリング・シリンダーに伝送される。
【0045】
下部車両内のステアバイワイヤユニット13の中には、非常運転用の油圧タンクが設けられている。当該ステアバイワイヤユニット13は、アクスルに直接、または、下部車両内の適切な場所に、取付け可能である。
【0046】
本発明のもう一つの有利な形態は、走行フィーリングを向上させるために、上部車両内のステアバイワイヤユニットの中で、電動機を通じて、操舵力をステアリングホイールにシミュレートすること、を考慮している。
【0047】
この種の操舵装置を使用すれば、建設現場での走行の際に、運転者の視野から当該操舵装置を遮蔽し、ステアリングを補助のジョイスティックを介して操作すること、が可能であろう。これは、作業時の視界状況をかなり改善し、安全性を高めることに寄与する。この関係で、当該操舵装置では、カーブ走行でステアリングホイールから手を放したときの戻り特性(戻り能力)を実現すること、が提案される。ステアバイワイヤシステムのもう一つの利点は、気になる油圧騒音が運転室から締め出される、という点にある。
【0048】
ブレーキバイワイヤシステムを実現するために、ブレーキペダルの動きを検知して電気信号に変換するセンサが設けられている。当該信号は、さらに上部車両の電子機器に伝送される。この情報は、続いて、通信接続を介して下部車両電子機器に達する。当該機器は、油圧式ブレーキバイワイヤユニット14を電気的に制御する。そのとき、当該ブレーキバイワイヤユニットの中では、電気信号が油圧信号に変換され、さらにブレーキシリンダに伝送される。
【0049】
下部車両のブレーキバイワイヤーユニット14内では、さらに、非常運転用の油圧タンクが設けられる。有利なもう一つの形態では、ABS、ASR等の機能を実現できるよう、ホイール回転数センサーが設けられる。
【図面の簡単な説明】
【0050】
【図1】現在の技術水準に従う移動式掘削機のブロックダイアグラムである。
【図2】本発明の第一実施形態に従う移動式掘削機のブロックダイアグラムである。
【図3】本発明のその他の実施形態に従う移動式掘削機のブロックダイアグラムである。
【0001】
本発明は、特許請求の範囲の請求項1の上位概念に従う、ハイドロスタティック駆動装置を備えた作業機、特に移動式掘削機(パワーショベル)、ならびに当該作業機の運転方法に関する。
【背景技術】
【0002】
この種の作業機は、移動式掘削機やクレーン等として、多様に使用されている。これら作業機は、現在の技術水準に従い、ハイドロスタティック駆動装置を備え、下部車両と、下部車両の上に回転可能に配置された上部車両と、を有している。下部車両には、車輪を駆動するための走行用エンジンが設けられており、当該エンジンには、上部車両内に配置されたポンプによって圧力材が供給され、そこにはさらに高圧消費装置が設けられている場合がある。
【0003】
現在の技術水準によれば、通常、移動式掘削機の場合、電気エネルギーないし電気部品は下部車両には設けられていない。運転に必要な高圧及び制御圧の油圧は、ロータリーコネクション(Drehdurchfuehrung )を通り、上部車両から下部車両へと誘導される。下部車両には、少なくとも二つの高圧消費装置(走行駆動およびブルドーザーブレードないしアウトリガー用の油圧エンジン)がある。これに加え、大抵の二系統の油圧パワーブレーキ用ならびにステアリング用の圧力供給が、同様に、上部車両から下部車両へと誘導されなければならない。さらに、ギヤシフト及び油圧エンジンクリープギヤシフトならびにフルフローティングアクスルロック用の制御信号ケーブルが必要とされ、当該ケーブルもロータリーコネクションを通して誘導される。これは、上述の機能のために、手間の掛かる高価な配管である。
【0004】
DE19956402A1は、移動式掘削機を開示している。そこでは、車両の運動方向及び速度を制御するために必要な制御バルブが、下部車両の範囲に配置されている。これによって、駆動用の油圧接続の数は、二つの配管に減る。すなわち、供給管と容器管である。にもかかわらず、ロータリーコネクションを通じて誘導する別の配管の数は多いままである。
【0005】
マテリアルハンドラーまたは産業機器の場合、電気装置は、しばしば下部車両内に設置される。追加の制御信号及び監視信号の数は、これら装置では、もはや油圧で発生しない。その結果、この場合、デジタルないし電気の制御信号及び監視信号が、ロータリーコネクションを通じて、上部車両から下部車両に伝送される。当該技術水準に従えば、下部車両内には、電子部品は全く設けられていない。
【0006】
通常、今日では、走行駆動のためには標準的に、高圧に応じて無段階に調整可能なアキシアルピストン油圧エンジンが、装着されたブレーキバルブ及び副次的に位置する圧力制限弁とともに組み込まれる。当該エンジンは、制御高圧に達するまでは、少量の吸引量(qMin)に留まる。一定した高圧の場合、当該エンジンは、少量(qMin)から大量(qMax)の吸引量に変更され、それによりトルクが高められる。内蔵された高圧対応の調整器は、牽引運転時に限り供給高圧によって作動される。制動運転では、当該エンジンは、再び少量の吸引量(qMin)となる。
【0007】
当該制御システムの結果、油圧ブレーキトルクは、小さい値に制限されている。通常、このような制御コンセプトを有する機器は、最大で10から12パーセントの遅れで制動する。このことは、安全な運転を保証するには制動能力が十分でない、という状況が存在する可能性を意味する。それは例えば、下り坂を惰力走行で走る場合で、その傾斜が油圧エンジンの制動能力よりも険しく、そのことによってパワートレイン全体にオーバースピードの危険が存在するとき、その可能性がある。
【0008】
これは、運転者がアクセルペダルを放すことによって回避し得ない。つまり、この場合、当該機は制動されるのではなく、加速される。さらに、アクセルペダルが操作されないと、高圧オイルはポンプから油圧エンジンに送油されない。当該油圧エンジンによってqMinで送油されるオイルは、ブレーキバルブを通りタンクに流入するのではく、二次バルブのところで低圧側に飛散する。油圧エンジン内の非常に少量のオイルは、これによって非常に急速に温められ、それにより、油圧エンジンと、多くの場合に装備されているトランスミッションと、を破壊する可能性がある。
【発明の開示】
【0009】
本発明は、現在の技術水準の欠点を回避する作業機、特には移動式掘削機、を提示することを課題とする。なかでも、上部及び下部車両間のケーブル数が削減され、安全性及び乗り心地が向上されるものとする。さらに、採用される構成部品の診断をおこなう可能性が与えられる。それは、今日の技術水準では不可能である、
さらに、当該作業機の機能性は、構造的に大きな手間を掛けずに、拡張可能であり、同時に製造コストを削減するものとする。
【0010】
さらに、当該作業機の運転方法が示される。
【0011】
本課題は、作業機にとっては、特許請求の範囲の請求項1の特徴部分の特徴によって解決される。本方法は、特許請求の範囲の請求項26の対象である。更なる形態が、下位請求項から生じる。
【0012】
それによると、下部車両には、当該下部車両の構成部品の制御及び/または調整に用いられる、一個または複数の電子構成部品を組み込むことが提案される。
【0013】
有利には、本発明に従って組み込まれた下部車両電子機器は、本発明に従って通信接続(例えば、CANまたはDCバス)を介して、上部車両の車載電子機器とロータリーコネクションを使って接続されている。下部車両電子機器に対する電圧供給も、同様に、ロータリーコネクションを介しておこなわれる。
【0014】
提案された下部車両の電子構成部品の使用により、上部及び下部車両間で非常に多くの油圧接続をなくすことできる。下部車両の構成部品は、電気的及び/または油圧的に、直接制御され監視される。これによって、下部車両の構成部品の診断も可能になる。なぜなら、下部車両電子機器によって、任意のアクチュエータ及びセンサが診断可能であるからである。
【0015】
さらに、本発明に従う設計により、以下に詳述されるように、拡張された機能の提供が実現され得る。
【0016】
以下では、本発明が図面に基いて詳しく説明される。
【0017】
この中で
図1は、現在の技術水準に従う移動式掘削機のブロックダイアグラムである。
【0018】
図2は、本発明の第一の実施形態に従う移動式掘削機のブロックダイアグラムである。
【0019】
図3は、本発明の他の実施形態に従う移動式掘削機のブロックダイアグラムである。
【0020】
すべての図において、上部および下部車両の区分は、破線によって明瞭にされている。
【0021】
図1に従う現在の技術水準による作業機の上部車両では、内燃機関に最高4個までポンプが取り付けられている。主作動ポンプ1の他に、パイロットコントロールポンプ2、制動ポンプ3、そして操舵ポンプ4が存在する。
【0022】
主作動ポンプ1は、油圧開回路内の全ての高圧装置(シリンダー、油圧エンジン)に供給する。下部車両内にある全ての高圧装置、例えば油圧エンジン、ブルドーザーブレード、アウトリガーは、ロータリーコネクションを通じて供給されなければならない。一部、今日では、回転機能は、閉回路内の別のポンプで運転される。
【0023】
パイロットコントロールポンプ2は、油圧によるパイロットコントロ−ル全体にオイルを送油する。パイロットコントロールバルブは、上部車両内(ブーム、アーム、ショベル、回転装置等)でも、下部車両内(走行エンジン、ブルド−ザーブレード、アウトリガー等)でも、種々の主制御バルブに直接影響を与える。ギヤシフト、油圧エンジン切替え(クリープギヤ)、スイングアクスルロック等に対する下部車両内の油圧制御機能は、ロータリーコネクションによって個々に伝達される。
【0024】
ブレーキコンパクトブロック5内では、気泡タンクがタンク充填機を使って満たされる。当該タンクは、圧力供給が停止した場合、規定の非常運転を認める。当該ブレーキコンパクトブロック5は、二つのブレーキ回路が当該ブロックからロータリーコネクションを通じて油圧制御される、という形で上部車両に配置されている。
【0025】
油圧操舵装置6は、運転室内のステアリングホイール7に直に配置されており、ステアリングポンプ4によってオイルが供給される。このとき、当該油圧操舵装置6から二本の配管が、ロータリーコネクションを通り、二倍に作用するステアリング・シリンダーに導かれる。
【0026】
現在の技術水準に従い、トランスミッション8には、高速時のシフトダウン、そしてそれに伴う油圧エンジンの過回転を防止する、油圧式のキックダウンロックが設けられている。
【0027】
図2は、本発明に従う移動式掘削機のブロックダイアグラムである。
【0028】
それによると、上部及び下部車両間の制御配管は、一本を除き、全てなくなる。本発明に従い、ギヤシフト、アクセルペダル、油圧エンジン及びスイングアクスルロック用の制御信号は、電気的スイッチ信号(アナログ及びデジタル)によって、上部車両の電子機器に導かれ、そこから当該制御信号は、通信接続9を介して下部車両の電子機器10に至る。その結果、ソレノイドバルブは、有利には、下部車両内に収容され得て、その制御は下部車両の電子機器10を用いておこなわれる。
【0029】
ギヤ制御ブロック11を直接にトランスミッション8または下部車両内の別の適切な場所に配置すること、が考慮されている。特に有利なのは、下部車両の電子機器によって電気的に制御できる、ギヤ制御ブロック内に設けられたソレノイドバルブを介して、追加機能の「フロントアクスルカットオフ」を実施することである。
【0030】
トランスミッションでは、入力及び/または出力回転数が、回転数センサ12により測定される。その際、この信号は、下部車両の電子機器10によって処理され、その結果、その回転数情報を使って、キックダウンロックが電子的におこなわれる。
【0031】
本発明の変種の枠内で、自動変速機が設けられる。この目的のために、回転数センサ及び吸引量調整、つまり油圧エンジン比例バルブへのバルブの流れ、の信号が下部車両の電子機器10によって評価される。
【0032】
上部車両及び下部車両間の接続数は、現在の技術水準と比較して、大幅に減少されている。そこでは、前述のフロントアクスルカットオフのような下部車両内の追加機能が、上部車両及び下部車両間の追加接続なしに可能である。
【0033】
本発明に従う下部車両電子機器の採用により、下部車両内の機能は、論理的に結びつく。その結果、著しい費用削減と運転中の安全性の向上が果たされる。例えば、長いブームとアウトリガー4点を有する移動式掘削機の場合、ブームを使用した作業が認められる前に、当該アウトリガーが張り出され、ロックされなければならない。
【0034】
その他の実施形態の枠内で、今日使用されている高圧に応じて調整可能な油圧エンジンに代わり、電気的に比例調整可能な、組み合わされた圧力制御装置を装備した油圧エンジンを採用することが提案される。その比例バルブは、下部車両電子機器10によって制御可能である。当該エンジンは、ブレーキバルブを有し、そこでは、エンジンとブレーキバルブとの間で副次的に作用する圧力リミットバルブが設けられている。発進の際、当該エンジンは最大吸引量になり、そしてその結果、最大トルクになり、それによって、同機の停止からのよりよい加速を可能にする。エンジンの吸引量のより少量への調整は、従って、アクセルペダルの位置とギヤの入力回転数とに応じて制御され得る。この目的のために、アナログセンサがアクセルペダルに設けられている。当該アクセルペダルの位置は、「アクセルペダル」と「惰力走行」との間の圧力センサによっても認識され得る。
【0035】
さらに、このコンセプトは、当該エンジンが制動運転においてより大きな吸引量を目指して調整され得る、という利点を有している。これにより、下り坂走行での過回転が防止される。下り坂走行でアクセルペダルが戻されると、ブレーキトルクは、油圧エンジンがより大きな吸引量に調整されるため、基準とすべき時間の間上昇し続け、同機は停止する。これにより、過回転はほとんど排除され得る。そのため、運転者は、下り坂で走れるよう、アクセルペダルを操作せざるを得ない。油圧エンジンからタンクに送られるオイルは、冷却されるので、下部車両内のユニットの過熱はかなり回避される。
【0036】
図3の対象物である、本発明の特に有利なバリエーションは、上部及び下部車両間の油圧接続も一つの接続に減らすことを考慮している。それによって、上部及び下部車両間の配管接続数は、3、つまり、油圧、電気、そして通信接続に限られる。これにより、下部車両全体はクローズドシステムとして構成される。
【0037】
上部車両内のオイルポンプ数は、それに従い、4から1つの主作動ポンプ1’に減少される。すべての制御コマンドは、電気的なデジタルまたはアナログ信号の形で上部車両の車載電子機器に行き、そしてそこから、通信接続を経由して下部車両電子機器10に行く。当該電子機器は、これらの制御信号を、さらにアクチュエーターに伝送する。その他、下部車両のアクチュエータ及びセンサの重要な状況データ及び診断データが、下部車両の電子機器10内で診断され、通信接続9を経由して上部車両の車載電子装置に報じられる(故障管理)。そこでは、その評価に応じ、非常走行ないし非常運転プログラムが実行され得る。
【0038】
上部車両内に配置された主作動ポンプ1’の負荷検知制御(高圧に左右されない必要油流制御)を実現するために、下部車両の最も負荷が大きい装置の圧力が上部車両に報じられる。さらに、出力限界に達すると、上部車両の油流は、すべての油圧作業装置に対し均等に削減される。その際、下部車両内の油圧装置に対する油流は、下部車両電子機器10によって決定される。これは、作動開始時に同時に複数の油圧装置が必要とされる場合(例えば、油圧エンジン、ブルドーザーブレード等)、特に重要である。
【0039】
最も負荷の大きい油圧装置を認識するために、本発明の枠内で、負荷圧力を案内する配管内で圧力センサを用いて、対応する信号を下部車両の電子機器10を介して上部車両の電子機器に伝送すること、が提案される。これは、ポンプ制御に使用される。この設計には、上部および下部車両間で追加接続が必要ない、という利点がある。
【0040】
最も負荷の大きい油圧装置を認識するためのもう一つの変種は、最も負荷の大きい油圧装置の負荷圧を油圧情報ラインを介して上部車両に導く、組み込まれた逆止弁を使用すること、を考慮している。第一の変種と比べ、これには、上部および下部車両間で追加の油圧接続が必要になる。
【0041】
ブレーキ、ステアリング、油圧エンジン及びブルドーザーブレード用の油圧出力は、下部車両の中央の圧油供給部から分岐される。制御油は、好ましくは制御油ユニットによって、下部車両の高圧供給部から減圧部を通って分岐される。下部車両のすべての油圧装置の制御は、こうして、下部車両の電子機器10によっておこなわれる。
【0042】
特に有利なのは、能動的安全性を高めるために、ステアリング及びブレーキ(ステアバイワイヤ、ブレーキバイワイヤー)用に、機械的回帰がまったくなく作動する、Xバイワイヤシステム、すなわち、電子システムの実用化である。
【0043】
この目的のために、本発明に従い、比例電動油圧式ステアバイワイヤユニット13及びブレーキバイワイヤユニット14が、下部車両内に収容されている。そこでは、対応する電子制御装置が下部車両電子機器10の中に内蔵されているか、または、分離されたコンポーネントの中に収容されている。
【0044】
当該ステアバイワイヤコンポーネントは、以下のように機能する。ステアリングホイールの動きは、上部車両内のステアバイワイヤユニットの中で電気信号に変換され、上部車両電子機器に導かれる。そこから、当該情報は、通信接続9を介して下部車両電子機器10に達する。これが再び、油圧式のステアバイワイヤユニット13を電気的に制御する。ステアバイワイヤユニットの中では、電気信号が油圧信号に変換され、さらにステアリング・シリンダーに伝送される。
【0045】
下部車両内のステアバイワイヤユニット13の中には、非常運転用の油圧タンクが設けられている。当該ステアバイワイヤユニット13は、アクスルに直接、または、下部車両内の適切な場所に、取付け可能である。
【0046】
本発明のもう一つの有利な形態は、走行フィーリングを向上させるために、上部車両内のステアバイワイヤユニットの中で、電動機を通じて、操舵力をステアリングホイールにシミュレートすること、を考慮している。
【0047】
この種の操舵装置を使用すれば、建設現場での走行の際に、運転者の視野から当該操舵装置を遮蔽し、ステアリングを補助のジョイスティックを介して操作すること、が可能であろう。これは、作業時の視界状況をかなり改善し、安全性を高めることに寄与する。この関係で、当該操舵装置では、カーブ走行でステアリングホイールから手を放したときの戻り特性(戻り能力)を実現すること、が提案される。ステアバイワイヤシステムのもう一つの利点は、気になる油圧騒音が運転室から締め出される、という点にある。
【0048】
ブレーキバイワイヤシステムを実現するために、ブレーキペダルの動きを検知して電気信号に変換するセンサが設けられている。当該信号は、さらに上部車両の電子機器に伝送される。この情報は、続いて、通信接続を介して下部車両電子機器に達する。当該機器は、油圧式ブレーキバイワイヤユニット14を電気的に制御する。そのとき、当該ブレーキバイワイヤユニットの中では、電気信号が油圧信号に変換され、さらにブレーキシリンダに伝送される。
【0049】
下部車両のブレーキバイワイヤーユニット14内では、さらに、非常運転用の油圧タンクが設けられる。有利なもう一つの形態では、ABS、ASR等の機能を実現できるよう、ホイール回転数センサーが設けられる。
【図面の簡単な説明】
【0050】
【図1】現在の技術水準に従う移動式掘削機のブロックダイアグラムである。
【図2】本発明の第一実施形態に従う移動式掘削機のブロックダイアグラムである。
【図3】本発明のその他の実施形態に従う移動式掘削機のブロックダイアグラムである。
Claims (33)
- ハイドロスタティックな走行駆動装置と、
ホイールを駆動するための走行用エンジンが設けられている下部車両と、
前記下部車両の上に回転可能に配置された上部車両と、
を備えた作業機、特には移動式掘削機、であって、
前記上部車両は、前記走行駆動装置に圧力材を供給するためのポンプを有しており、上部車両及び下部車両の間には、ロータリーコネクションが配置されており、
前記下部車両には、当該下部車両のコンポーネントを制御及び/または調整するのに役立つ1または複数の電子コンポーネントが下部車両電子機器(10)として設けられている
ことを特徴とする作業機。 - 下部車両電子機器(10)は、通信接続(9)を介して、上部車両の車載電子機器とロータリーコネクションを使って接続されており、この場合、下部車両電子機器(10)の供給電圧は、ロータリーコネクションを介して生じる
ことを特徴とする請求項1に記載の作業機。 - 上部車両及び下部車両の間に、一つの制御ラインが設けられている
ことを特徴とする請求項1または2に記載の作業機。 - 下部車両の前記コンポーネント、特にセンサ及びアクチュエータは、下部車両電子機器(10)によって電気式及び/または油圧式に直接に制御可能かつ診断可能である
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の作業機。 - ギヤ制御ブロック(11)が、下部車両のトランスミッション(8)に直接配置されている
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の作業機。 - 「フロントアクスルカットオフ」機能が、下部車両電子機器(10)によって電気的に制御可能であるギヤ制御ブロック(11)内に設けられたソレノイドバルブを介して設けられている
ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の作業機。 - キックダウンロックが設けられており、それは、下部車両電子機器(10)によって電子的に制御可能であり、その際、入力及び/または出力回転数が、設けられている回転数センサ(12)によって測定可能であり、下部車両電子機器(10)によって評価可能である、
ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の作業機。 - 下部車両電子機器(10)により回転数センサの信号及び吸引量調整の信号に基いて制御可能である自動変速機が設けられている
ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の作業機。 - 下部車両内の機能は、下部車両電子機器(10)を介して論理的に結びついている
ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の作業機。 - 電気的に比例調整可能な油圧エンジンが、組み合わされた圧力制御装置とともに設けられており、その比例バルブは、下部車両電子機器(10)によって制御可能であり、その際、当該エンジンはブレーキバルブを有し、そこでは、エンジンとブレーキバルブとの間で副次的に作用する圧力リミットバルブが設けられている
ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の作業機。 - エンジンの吸引量のより少量への調整は、アクセルペダルの位置とギヤの入力回転数及び/または出力回転数とに応じて制御可能である
ことを特徴とする請求項10に記載の作業機。 - アクセルペダルにアナログセンサが設けられていること、または、第一形態の場合ように、アクセルペダルと「惰力走行」との間の制御圧センサによること
を特徴とする請求項11に記載の作業機。 - 上部及び下部車両間の油圧接続が一つの接続に減らされており、それによって、上部及び下部車両間の配管接続の数が3、つまり、油圧、電気及び通信接続(9)、に限られている
ことを特徴とする請求項1乃至12のいずれかに記載の作業機。 - 上部車両内には、単に主作動ポンプ1’が配置されている
ことを特徴とする請求項13に記載の作業機。 - 主作動ポンプ1’は、高圧に左右されない必要油流制御装置を有している
ことを特徴とする請求項14に記載の作業機。 - 負荷圧力を案内する配管内に圧力センサが設けられており、その信号は、下部車両の電子機器(10)を介して、主ポンプ制御の目的で上部車両電子機器に伝送可能である
ことを特徴とする請求項15に記載の作業機。 - ステアリング及び/またはブレーキ用に、ステアバイワイヤ乃至ブレーキバイワイヤシステムが設けられている
ことを特徴とする請求項1乃至16のいずれかに記載の作業機。 - 下部車両に、比例電動油圧式ステアバイワイヤユニット(13)及び/またはブレーキバイワイヤユニット(14)が配置されている
ことを特徴とする請求項17に記載の作業機。 - ステアバイワイヤユニット(13)及びブレーキバイワイヤユニット(14)の電子制御装置が、下部車両電子機器(10)に内蔵されているか、または、分離されたコンポーネントの中に収容されている
ことを特徴とする請求項18に記載の作業機。 - 上部車両内のステアバイワイヤユニットを用いて、設けられた電動機を介して、操舵力をステアリングホイール(7)にシミュレート可能である
ことを特徴とする請求項17、18または19に記載の作業機。 - ステアリングは、選択的にジョイスティックを用いて操作可能である
ことを特徴とする請求項1乃至20のいずれかに記載の作業機。 - ブレーキペダルの動きを検知して、ブレーキバイワイヤユニット(14)の制御のために下部車両電子機器(10)に伝送可能である電気信号に変換するセンサが設けられている
ことを特徴とする請求項17乃至19のいずれかに記載の作業機。 - 下部車両内のブレーキバイワイヤユニット(14)の中に、非常運転用の油圧タンクが設けられている
ことを特徴とする請求項17乃至22のいずれかに記載の作業機。 - ABS乃至ASRシステムを実現するために、ホイール回転数センサが設けられている
ことを特徴とする請求項1乃至23のいずれかに記載の作業機。 - ブレーキ、ステアリング、油圧エンジン及びその他の油圧装置用の油圧出力は、下部車両の中央圧油供給部から分岐され、その際、下部車両のすべての油圧装置の制御は、下部車両の電子機器(10)によっておこなわれる
ことを特徴とする請求項1乃至24のいずれかに記載の作業機。 - ハイドロスタティックな走行駆動装置と、
ホイールを駆動するための走行用エンジンが設けられている下部車両と、
前記下部車両の上に回転可能に配置された上部車両と、
を備え、
前記上部車両は、前記走行駆動装置に圧力材を供給するためのポンプを有しており、上部車両及び下部車両の間には、ロータリーコネクションが配置されている、特に請求項1乃至25のいずれかに記載の、作業機、特には移動式掘削機、
を操作するための方法であって、
前記下部車両には、当該下部車両のコンポーネントを制御及び/または調整するのに役立つ、1または複数の電子コンポーネントが下部車両電子機器(10)として設けられている
ことを特徴とする作業機の操作方法。 - 下部車両内のセンサ及びアクチェエータは、下部車両電子機器によって電気式及び/または油圧式に直接に制御及び診断される
ことを特徴とする請求項26に記載の方法。 - 下部車両内の機能は、下部車両電子機器(10)を介して論理的に結びつけられる
ことを特徴とする請求項26または27に記載の方法。 - ブレーキ、ステアリング、油圧エンジン及びその他の油圧装置用の油圧出力は、下部車両の中央圧油供給部から分岐され、
下部車両のすべての油圧装置の制御は、下部車両の電子機器(10)によっておこなわれる
ことを特徴とする請求項26乃至28のいずれかに記載の方法。 - 主作動ポンプ(1、1’)は、高圧に左右されない必要油流制御装置を有しており、このとき、下部車両の負荷が最も大きい装置の圧力が上部車両に報じられ、出力限界に達すると、油圧装置に対する油流は均等に削減され、その際、下部車両内の油圧装置に対する油流は、下部車両電子機器(10)によって決定される
ことを特徴とする請求項26乃至29のいずれかに記載の方法。 - 最も負荷の大きい油圧装置を認識するために、負荷圧力を案内する配管内に設けられたセンサから下部車両の電子機器(10)を介して上部車両電子機器に伝送される
ことを特徴とする請求項30に記載の方法。 - エンジンは、アクセルペダルの位置とギヤ(8)の入力及び/または出力回転数とに応じて制御される
ことを特徴とする請求項26乃至31のいずれかに記載の方法。 - ステアリングは、選択的にジョイスティックを介しておこなわれる
ことを特徴とする請求項26乃至32のいずれかに記載の方法。
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