JP2005502382A - 水産養殖方法及び装置 - Google Patents

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Abstract

商業的水産養殖に適した方法は、(a) 水媒体(13)で少なくとも部分的にタンク(3)を充填する手順であって、前記タンク(3)は前記水媒体(13)の品質を制御するように形成される、充填する手順と、(b) 前記タンク(3)内に1つ以上の支持部(2,4)を設置する手順であって、各支持部(2,4)は、海又は清水の生命体を収容するための、多数のセル(1)を垂直方向で保持するように形成される、設置手順と、(c) 前記海又は清水の生命体を収穫するために、1つ以上の支持部(2,4)を前記タンク(3)から取り外す手順とを具備しており、該方法においてセル(1)は、海又は清水の生命体を水媒体(13)の容積部分内に入れるための、壁等のバリアを有する、完全独立式ユニットであり、更に完全独立式ユニットは、前記セル(1)の内部と外部との間で水媒体(13)の自由な流れを促進するための1つ以上の開口又は隙間を具備する。各セル(1)は、前記海又は清水の生命体の挿入のための出入口を更に具備しており、前記セル(1)が前記支持部(2,4)に保持される場合に、前記出入口は閉鎖されるか又は制限される。

Description

【技術分野】
【0001】
本発明は、改善された水産養殖方法及びその方法により使用されるための装置に関する。特別には本発明は、清水又は海の生命体の商業的な栽培のための現状の方法の改善に関しており、その方法には、前記生命体のパージング(清掃)、収穫又は単純な貯蔵を含む。
【背景技術】
【0002】
本明細書において、知識の文献、行為又は事柄が説明されるか又は検討されており、この説明又は検討は、知識又はその任意の組み合わせの文献、行為又は事柄が、その優先日において公に入手可能であったか、公知であったか、共通の一般的な知識の一部であったか、あるいは本明細書が関係する任意の問題を解決する試みに関係することが知られていたものであると認知するものではない。
【0003】
本発明は、例えばオーストラリアのヤビー(yabbies)等のザリガニの生産に関して記述される一方で、本発明は地理学的に制限されるものではなく、別の清水又は海の生命体の生産にまで拡張可能であり、その生命体には甲殻類、珍しい魚、貝及び珊瑚等を含む。
【0004】
オーストラリアにおいてザリガニの商業的市場は大きなものであるが、そのザリガニの水産養殖産業には、キャッシュサイズ(収入規模)と1つの収穫から次の収穫までの収益の変動との不一致等の問題がある。これはその結果、生産者に対する収益が適正ではなく変動があることを意味する。
【0005】
このことにも係わらず、オーストラリアはヤビーの世界の最多産国の1つである(Cherax destructor 及び関連の種)。第1にこれらのヤビーは、オーストラリアの南部地域を通して生産されており、その地域では気候がヤビーにとって非常に適している。しかし、従来の商業的ヤビーの養殖技術には、ヤビーの繁殖に欠点がある。更に、適正な種類の土壌は、必要な水の体積を保持することが必要であり、湖(ダム)が生産されるヤビーの適切な分布を促進するために、特定の地理学的地域内に設置されなければならない。
【0006】
ヤビーは、比較的頑強な生き物であり、一般の観察者が暗く濁った水路と考える場所で増殖し、一般的に矛盾のない自己保持的な繁殖者である。しかし彼らはストレスにより影響される。好適ではないな環境条件は、例えば過密なこと、餌の供給が限定されていること、不適正な気候条件及び悪い水質等であり、ヤビーが死ぬ地点までストレスレベルを上昇させ得る。このことは、収穫収益に深刻な影響を与え得る。稚魚のヤビーの95%までの死亡率が、従来の養殖技術において典型的である。生き延びて、最小の食卓寸法の少なくとも35グラムまで成長する稚魚ヤビーは、収穫の際、一般的に彼らのはさみ又は脚が破壊されるような損傷をしばしば受ける。このことは更に収穫において市場価値のあるヤビーの比率を減少させる。
【0007】
収穫収益はまた、盗難に影響される。従来のヤビー養殖は、大規模湖を利用し、その湖は養殖牧場の比較的隔離された部分に設置されるので、成長段階のヤビーが鳥、ウナギ、魚等の餌食になることを止めることは難しい。盗人が湖でネットを引いて、成長段階のヤビーを盗むことも珍しいことではない。
【0008】
ヤビーの生産を増やす努力において、湖をまねる大規模コンテナにおいてヤビーを商業的に生産する努力がなされてきた。これらの大規模コンテナはより広く且つより便利な設置範囲に設置可能である一方で、ストレスを回避するという課題をやはり取り扱わなければならない。これらの大規模コンテナ内のヤビーは、一連の矩形のワイアのかごに収容され、そのかごは1つずつ上に積む状態でコンテナに収容される。従って、拒絶されて食べられない餌は、最上部のかごから下方へ沈むので、より下部のかごのヤビーはストレスに苦しみ、高い死亡率となる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
上述により、従来の養殖技術に関連する多くの問題を改善可能であり、それにより市場収益の改善を提供可能であることが分かる。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は従って、商業的水産養殖に適した方法を提供する。この方法は、
(a) 水媒体で少なくとも部分的にタンクを充填する手順であって、前記タンクは前記水媒体の品質を制御するように形成される、充填する手順と、
(b) 前記タンク内に1つ以上の支持部を設置する手順であって、各支持部は、海又は清水の生命体を収容するための、多数のセルを垂直方向で保持するように形成される、設置手順と、
(c) 前記海又は清水の生命体を収穫するために、1つ以上の支持部を前記タンクから取り外す手順と、を具備する。
本明細書で使用される、各セルは、海又は清水の生命体を水媒体の容積部分内に入れるための、壁等のバリア(障壁)を有する、完全独立式ユニットであり、更に完全独立式ユニットは、前記セルの内部と外部との間で水媒体の自由な流れを促進するための1つ以上の開口又は隙間を具備する。各セルは、前記海又は清水の生命体の挿入又は除去のための出入口を更に具備する。使用において、前記セルが前記支持に保持される場合に、前記出入口は、必ず閉鎖されるか又は制限されて、前記セルからの前記海又は清水の生命体の逃亡を防止する。
【0011】
各セルは、2mmに比べてより小さい最大幅の多数の孔を有する固体壁を具備することが好ましい。これとは別に、各セルは、2mmに比べてより小さい最大幅の隙間を有する網目状材料の壁を具備しても良い。
【0012】
海又は清水の生命体の収容のための前記セルは、ポリエチレンテレフタレート(PET)製等のプラスティック又はポリマーの瓶で、1つ以上の貫通孔を有することが好ましい。これとは別に、前記セルは、編まれたポリマー又は別の材料を具備しても良く、前記隙間は、前記編み材料の縦糸部材と横糸部材により形成される。
【0013】
前記セルは任意の好適な手段により前記支持部に保持されても良い。各セルは一般的に、首部により区画される出入口を有しており、その首部の外表面はスクリューネジ又はバイオネットフィティング等を具備する。前記支持部は、前記セルの首部が取り付けられて保持されても良い対応するフィティングを有しても良い。
【0014】
この方法を使用して、多数のセルは、前記タンク内の水媒体を通して三次元で分布可能であり、従って高密度の海又は清水の生命体を支持可能である。
【0015】
前記方法は、収穫の前に、海又は清水の生命体を貯蔵し、養殖し、及び/又は一層するために使用可能である。例えば、前記方法は、湖(ダム)又は水路で捕獲されたヤビーを清掃(パージ)又は貯蔵するために使用されても良い。これとは別に前記方法は、稚魚寸法(少なくとも4グラム)のヤビーを300グラムまで養殖又は成長させるために使用されても良い、但し市場は35グラムより大きいヤビーを受け入れる。
【0016】
本発明は、前記本発明の方法による使用のための装置を更に提供する。この装置は、
(a) 水媒体を収容するタンクであって、前記水媒体の品質を制御するように形成される、前記タンクと、
(b) 海又は清水の生命体を収容するように形成される、セルと、
(c) 前記タンク内の水媒体において設置可能な1つ以上の支持部であって、各支持部は多数のセルを垂直方向で保持するように形成される、1つ以上の支持部と、を具備する。
【0017】
一般的に、前記支持部は、前記タンクの頂部を横切るガイドレールにカギ掛けられても良いポストである。前記支持部はその後、前記セルが水中において三次元で積層されるように、お互いに隣り合って吊り下げられても良い。これとは別に又は追加的に、前記支持部にはフロートが取り付けられても良い。
【0018】
過去において、従来のヤビー養殖技術では、1年に一度収穫される平米(m2)当たり5から25匹のヤビーを養殖していた。これに対して、本発明の方法では、1年に2度収穫可能な平米(m2)当たり1500匹(又は75kg/m2)までのヤビーを養殖する。
【0019】
本発明の前記方法及び装置による使用のためのタンクは、水産養殖用に通常使用されるタイプのプラスティック又はポリマー製のタンクが好ましい。一般的により小型の水産養殖タンクは、3,000リッターまでであり、先細の壁を有し、円筒状の断面を有する。より大きな容積のタンクは通常、矩形断面を有し、11.5mまでの長さで、3.6mまでの幅で、0.9から1.5mまでの深さの寸法を有する。
【0020】
一般的に前記水媒体は、清水あるいは人工的又は天然に引かれた海水である。前記水媒体は、前記海又は清水の生命体に供給するための、栄養分等の添加物を含んでも良い。一般的に、水の浄化用化学物質等の添加物は、もし適切なフィルタが水質制御用に使用されるならば必要ではない。
【0021】
前記セル内に設置される前記海又は清水の生命体とは別に、前記水媒体は追加的に、生きている生物を具備しても良い。例えば、黒コメットフィッシュ(comet fish)(金魚の変形体)又はコバンザメが、前記水媒体の水質制御を補助して、更に前記セルの外部を清浄化するために使用されても良い。生きた魚はまた、前記水媒体の良好な溶存酸素(DO)の計量器として作用して、もしそれらが前記タンク内で生存している場合には、前記DOレベルの非常に良い指標となる。ヤビーは、少なくとも4ppmDO又は概略40%飽和を有する水媒体内で生息することを好む。前記魚はまた、特別の機能を実施可能であり、即ち、前記セル内の前記海又は清水の生命体に対して脅す因子として作用し、それらの自己満足を低減し、更にそれらへの刺激を確保し、それにより健康な生産物を与える。
【0022】
一般的に前記水媒体の水質は、温度の調整又はろ過により制御される。温度制御の使用により、前記水媒体を、前記関連する海又は清水の生命体の繁殖及び貯蔵のための最適な温度において維持可能にする。例えば、ヤビー繁殖のための最適な温度は22℃である。温度制御は、タイマー作動の水中ヒータの使用により、提供されても良い。これとは別の又は追加的な熱源は、前記タンクの回りに詰められたコンポスト(たい肥)により形成可能であり、それはコンポストの分解は発熱性/生物的発熱性であるからある。前記コンポストはまた、ミミズ又は別の生きた生物等を飼育可能であり、それらは前記セル内の前記海又は清水の生命体の餌として使用されても良い。従って、フェルミカルチャー(vermiculture:ミミズ養殖)等の生態学上健全な実施方法が本発明の方法に組み合わせ可能である。
【0023】
ろ過により、***物等の微粒子物質、又はバクテリア等の所望されない微生物の除去により前記水媒体の水質制御が可能である。前記水媒体の濁りの維持は、幾つかの生物の繁殖又は貯蔵に有利であり得るが、そのことは、もしそれらがお互いに見えない場合に、それらがお互いに喧嘩して傷つけ合う可能性が少なくなるからである。しかし収穫前に、多くの海又は清水の生命体は、市場に適応させるために清浄化され、パージ(清掃)される必要があり、前記ろ過はこれを実現するために調整されても良い。
【0024】
一般的に、ろ過はバイオフィルタを使用して実施される。ろ過の特に好適な方法において、ろ過されるべき前記水媒体は、ディスク粒子フィルタを介して機械的に圧送されて、大きな粒子固体除去し、その後生きたバクテリアの積層配置、天然の貝殻材料、ゼオライト及び木炭を通過する。バクテリアは、カキの貝殻のカルシウム層間の微細な裂け目を利用して、バクテリアの広大なコロニーを増大し生成する。既存の生物学フィルタにおける使用のための適当なバクテリアは市販で入手可能である。海又は清水の軟体動物の貝殻等の天然の貝殻材料は、比較的薄く板状であり、従ってそれらの表面積は大きなものである。軟体動物の貝殻は、それらが前記水媒体にカルシウムイオン及び別の有益な物質を与えるという追加的な利点を有する。アンモニアや亜硝酸塩等の毒物については、バクテリアのコロニーによるチェック(検査)が維持されても良い。これらのバクテリアは、タンク内の海又は清水の生命体により生成された毒物を消費して、非毒性物質を生成物として生成して、前記水媒体を浄化する。例えば、アンモニア及び亜硝酸塩は、バイオフィルタから濾し取り可能な硝酸塩に変換される。バイオフィルタ内の天然の貝殻は、微細孔であることが多く、多数の空洞を形成するので、貝殻を通過する水は、酸素を非常に多く含まされて、そのカルシウム及びゼオライトにより更に中和される。
【0025】
水はその後、圧力下で、カーボンフィルタ等の別のディスクフィルタを強制的に通り流すことにより更に清浄化される。一般的にタンクに還流する水は、清浄であり、それは任意の濁り、藻の胞子又は毒素を含まない。
【0026】
タンクがコンポストにより囲まれている場合には、バイオフィルタにより漉し取られた硝酸塩は、コンポストに供給されても良く、それにより重要な栄養分をコンポストに供給し、コンポストにおいて生息する任意の生きた種の飼育を支える。硝酸塩はまた、水産養殖の近くでか又はそれに関連して実施される任意の園芸術(horticulture)に供給可能である。
【0027】
水媒体の適正なpHレベルは、タンク内で飼育される海又は清水の生命体に依存する。例えば、ほとんどのヤビーは、アルカリ性(pH7.5から10)の水を好むが、幾つかのより珍しい種は酸性(pH7より下:低い)水を好むものもある。タンクは、少量のアルカリ性又は酸性物質の適当量の添加により、pHを計測・調整するための制御デバイスを具備しても良い。フィルタ内の微小な生物学的活動は、pHにおける変動を引き起こし得る要因の1つである。
【0028】
タンクは、海又は清水の生命体への食物供給を制御するための装置を具備することが好ましいが、それはそれらが稚魚寸法から収穫寸法まで成長するからである。例えば、非常に若いヤビーは、本発明の方法により養殖されるように意図されるが、それらは当初セル内に入れられて、各セルが発端培養(starter)ブロックを具備しても良い。発端培養ブロックは主に、藻、樹皮、動物性タンパク質、澱粉(starch)及び革により形成される。種によって種々の添加物がまた発端培養ブロックにおいて必要とされても良い。食物供給源としての作用とは別に、発端培養ブロックはまた、積層セル内部における活動的で生育可能な微小生物学的環境の形成を補助して、積層セルの内容物が、セル内に形成されたデトリタス(detritus)及び藻において食物を取ることを可能とする。稚魚ヤビーが成長するので、彼らは、彼らの完全な成長の可能性を促進するために、毎週一度で高蛋白食物を与えられる必要がある。
【0029】
好適な実施の形態において、1500匹より少ないヤビーを収容するタンクに関して、フィーダー(食物供給器)は浅いタブ(たらい)により形成されても良く、そのタブは、任意の方向において、タブの中心から15cmの距離で横及び垂直に移動可能なように、セル支持部(サポート)を収容するように形成される。実際の食物供給工程において、食物粒子は前記浅いタブに添加されて、空気によりタブ内に気泡を発生させて食物を無秩序に動き回らせる。浅いタブに隣接する支持ポスト上のセルは、ミシン目開口を具備するので、食物粒子は直ちにセルへ入ることが出来る。セルに入る食物粒子の量は、水/食物比を変化させるか又は支持部がタブ内に存在する時間の長さを変化させて、修正可能である。
【0030】
これとは別の好適な実施の形態において、1100匹より多いヤビーを収容するタンクを使用するより大きな装置(システム)及び自動化産業装置(システム)に関して、フィーダーは、各セルのベースの中心の小さなミシン目開口を介することにより、各セル内に食物を直接的に供給する。マニホールド及び空圧装置(システム)の使用により、種々の食物は圧力下で、撹拌器ポットから供給ラインを介してセル内のミシン目開口を通りセルの内部に移動させられる。食物投入量は、供給ラインを通る食物流量を調整するか又は撹拌器ポットに供給される圧力を変化させることにより変化可能である。セル支持部は、それがフィーダーに接続された水中の板の使用により食物供給装置に整列可能な位置に手動で浮かせて位置決めされる。このガイドは、セル支持部を整列させて、供給ラインの端部上のコネクタがセル内のミシン目開口と接続可能にすることを確保する。装置(システム)は、支持部がそれらの通常の休止位置に戻る前に、支持上のセルが前もって決められた時間長さ間において、自動的にフィーダーに整列して接続させられるように自動化可能である。
【0031】
もしヤビーの繁殖のために使用されるセルが500mlの容積を有する場合には、セル当たりの平均の収穫重量は、一般的に45から55グラムの間にある。もしセル容積が2000mlまで増大される場合には、セル当たりの平均のヤビー収穫重量は、一般的に150から300グラムである。
【0032】
海又は清水の生命体には、収穫前に清掃(パージ)を必要とするものがある。例えば、従来の養殖技術という用語において、ヤビーの清掃には2つのことを実施する事を意味する。即ち:
(a) 通常、1日間程弱い塩溶液にヤビーを漬けることにより、ヤビーのシェル(甲)の藻と真菌類を清浄化する手順と、
(b) ヤビーを清潔で新鮮でエアレーション(空気供給)された水に2日間設置する(別個の収容タンクを使用する)ことにより腸管と「消化器官」を清潔にする手順とである。
しかしこれらの技術は、弱いヤビーを死なせるか又は損傷するかのいずれかであり得るので、それらのヤビーは販売市場に適さず、従って収穫収益を減少させる。
【0033】
本発明の方法はこれらの問題を回避する。例えば、本発明の装置において養殖されたヤビーに関して、清掃の必要性は最小限である。ヤビーの成長サイクルにおいて維持されるべき水質は、ヤビーのシェルにおける藻の成育を抑止可能である。清潔で清浄な水は例えば、藻の生育を抑制するだけではなく、特にヤビーの種のCherax destructor 及び Cherax albidusに関して、見栄えのするシェルの色着け及び模様着けを形成する。ヤビーのシェルが清潔に保持され、収穫前の2,3日間ヤビーに食物供給されないことにより腸管の清浄化が実現されるので、清浄化及び清掃自体が必要ない。
【0034】
野生の個体群から収穫されたヤビーに関して、清掃は本発明の方法及び装置を使用することにより比較的直接的なものである。各野生のヤビーは本発明の装置のセルに設置されて、そこにおいて彼らは、もし全てのヤビーがその汚れた古いシェルを捨てるために少なくとも1度脱皮するならば、2日間(消化管系のみの清掃の場合)から6週間までの間の期間において滞在する。平均で装置内のヤビーの5%が任意の与えられた日に脱皮する。その結果、収穫及び販売出来る清潔なシェルのヤビーが生じる。
【0035】
本発明の方法は、海又は清水の生命体の迅速でコスト効果のある収穫を更に提供する。例えば、従来のヤビー養殖技術では、湖においてヤビーのネットによる捕獲と、大きさや品質による手作業の選別と、受容不能な品質のヤビーの廃棄と、販売市場に送るヤビーの清掃とを必要とした。対照的に、本発明の方法において、これらの手順のほとんどは、ヤビーがタンク内の個別のセルに収容されており、更に各高品質で事前清掃されていて且つ選別されたセルの取り外しが、速く容易で適切なものであるので必要ない。
【0036】
収穫は、海又は清水の生命体の貯蔵手段への移動の手順を具備しても良い。一般的に貯蔵手段はセル内の出入口に対して直ちに着脱可能である。
【0037】
例えばもし生命体がヤビーである場合には、貯蔵手段はチューブを具備しても良い。一旦チューブがセルの出入口に連結されると、ヤビーはセルからそれの中に這って入るのに約30秒かかる。
【0038】
チューブはその後、セルから取り外されて、その端部は摘んで閉じられ、ヤビーは冷凍保存あるいは輸送可能な状態になる。一般的にチューブは、紙で作られており、通風孔を具備する。例えば、貯蔵手段として使用される紙のチューブは、重量で少なくとも80グラムであるA4の1枚のシートにより製作可能である。貯蔵手段の内容物は、もし5度゜C又はその付近で保持されるならば、7日以上の間生き続ける。ヤビーは、湖の浅瀬の穴で生涯の大部分を過ごすように適応するので、彼らはこの状態で貯蔵されることにより混乱されることはなく、逃げようと努力することもない。更に、低温での貯蔵又は輸送は、彼らの代謝率(メタボリックレート)を、彼らの事実上の活動性が休止したレベルまで減少させる。
【0039】
ヤビーを収容する紙のチューブは、箱内に適切に梱包可能であり、梱包が解かれた場合に、それらは、梱包された時と同じ良好な状態にある。このことは、従来技術の梱包方法とは対照的であり、従来技術では、梱包されるヤビーに依存しており、ストロー(麦茎)を具備する箱において制限されることなく、従って梱包されたヤビーのほとんどは傷つけられてしまう。
【0040】
本発明の装置は、室内に設置可能であり、温度及び湿度と、照明と、水質と、安全性でさえもが全体的に制御可能である。該装置は、十分にコンパクトに製作可能であり、方法は、販売地点等の非常に有利な設置場所で実施可能であり、その地点としては、販売市場又はレストラン、又は鉄道の駅や港等の搬出に便利な地点を含む。
【0041】
本発明は、添付した制限されない図面を参照して以下で説明される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0042】
図1aは単一の3000リッター容積の先細式の養殖タンク(3)を明確に示しており、その養殖タンク(3)は、ポスト(2)の形で支持に垂直に設置されたセル(1)を含み、前記ポストは、タンクを横切って吊される4つの支持棒(4)に吊される。この方法で、セルは、タンクを通して、三次元、つまりx、yとz方向において分布される。タンクは、高度に酸素を与えられた水(13)により満たされる。各ポスト(2)は、浮力を保持するために、お互いに対向するように取り付けられた2つのフロート(17)を有する。
【0043】
図1bは、タンクが25mm直径の圧力ホースによりポンプ(6)に接続される方法を明確に示しており、ポンプ(6)はタンクから外へ汚染された水を、水の清浄性を保持するフィルタ(12,15)を介して汲み出す。水はその後、減圧・エアレーション入口ノズル(18)を介してタンクへ戻される。一連の棒(4)は、タンクを横切って吊されており、棒(4)はポスト(2)を支持しており、ポスト(2)は順に、海又は清水の生命体を収容する多数のセル(1)を垂直方向に保持する。本発明の方法及び処理方法のこの実施の形態は、ヤビー等のザリガニや又は珍しい装飾用の魚を持ち上げるために特に有用である。装置(システム)の保守は、水ですすぐことによる週に一度のディスクフィルタ(15)の洗浄手順と、水のpHレベルと温度の毎日のチェック手順と、6ヶ月毎のフィルタ(12)の清浄化手順とにより構成される。
【0044】
図2は各対のセルがポストに垂直に設置されても良い方法を示す。ポスト(2)は、上端部に取り付けられたフロート(17)により水媒体において支持される。セル(1)はナットとボルトの組み合わせ(26a,26b)によりそれらのそれぞれの蓋(25)に取り付け可能である。
【0045】
図3は、フロート(17)によりその上端部において支持されるポスト(2)に取り付けられた多数のセル(1)を示す。
図4は本発明の装置及び方法と共に使用するために適当なバイオフィルタ(12)の1つの実施の形態を示す。該フィルタは容器(27)を具備しており、その容器の上半分(28)はゼオライト(沸石)で充填されており、下半分(29)はカキの貝殻で充填される。生物学バクテリア発端培養の小袋(31)は、前記容器の下半分に当初設置されて、カキの貝殻間でバクテリアのコロニー(集団)を形成する。使用において汚れた水は、柱(32)に沿って容器に流入し、先ずカキの貝殻に接触し、その後ゼオライトを通り上方に流れて吐出口(34)を通過するまで流れる前に、バクテリアのコロニーに接触する。吐出点において、水は、生物学的に清浄であり、タンクに還流する前に、木炭洗浄器(スクラバー)を通過する。
【0046】
図5は、多数の海又は清水の生命体を貯蔵するために使用される場合における、本発明の装置による使用のためのフィーダー(食物供給器)の実施の形態を示す。この実施の形態において、攪拌機ポットからの食物(16)は、各セル(1)の中央底部に設置された単一の孔(19)を通過する空気の流れにおいてセル(1)に吹き込まれる。食物(16)は、フィーダー上のフィードニップル(20)を介してセル内に噴射される。フィードニップル(20)は、ガイドレール(21)により、層状のセル(1)における接続位置に案内される。
【0047】
図6aは貯蔵手段に取り付けられたセルを示し、図6bは輸送用の箱に梱包された貯蔵手段の平面図を示す。本実施の形態において貯蔵手段は、紙の輸送チューブ(10)、即ち巻き込まれて十分に小さな直径のシリンダ(円筒)を形成する、単一のシート(枚)のA4の紙を具備しており、それ(シリンダ)が、ヤビー(5)を収容するセル(1)内の出入口(35)に挿入可能である直径であり、更に貯蔵手段は、ヤビーを供給するための発端培養ブロック(14)と、生物学的活動のための表面積を増大するための砂利(38)とを具備する。輸送チューブ(10)は、最小直径の少なくとも2つの孔における重心を通るように穴開けされており、一方の端部(40)において摘んで閉じられる。一旦輸送チューブ(10)がセル(1)に接続されると、ヤビー(5)は通常、暗い輸送チューブ(10)内に這って入るのに約30秒要する。ヤビー(5)が輸送チューブ(10)内に入ってしまった後に、それはセルから取り外されて、開いた端部は摘んで閉じられる。
【0048】
図6bは、発泡体の水密箱(ボックス)(11)内に梱包された充填された輸送チューブ(10)を示しており、ヤビーは彼らのはさみで上方を指す方向に向けられる。梱包された箱は従って、冷凍輸送又は販売のための状態に準備される。
【0049】
本説明及び請求項において使用される「具備する」という用語及び「具備する」という用語の形態は、任意の変形形態又は追加形態を排除するために、請求項記載の本発明を限定するものではない。
【0050】
本発明に対する修正及び改善は当業者に直ちに分かるであろう。その様な修正及び改善は本発明の範囲内にあることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【0051】
【図1a】図1aは、1100匹のヤビーまでの比較的小さな大きさの養殖のために設計された本発明の装置の平面及び側面を示す図面である。
【図1b】図1bは、1100匹のヤビーまでの比較的小さな大きさの養殖のために設計された本発明の装置の頂面図を示す。
【図2】図2はポスト形状の支持部に取り付けられた一対のセルを示す。
【図3】図3は18セルを保持する支持部を示す。
【図4】図4は、本発明の装置による使用のためのバイオフィルタを示す。
【図5】図5は、本発明の装置による使用のためのフィーダーの1つの実施の形態を示す。
【図6a】図6aは、貯蔵手段に取り付けられたセルを示す。
【図6b】図6bは、輸送用の箱に詰められた貯蔵手段の平面図を示す。

Claims (39)

  1. 商業的水産養殖に適した方法において、この方法が、
    (a) 水媒体で少なくとも部分的にタンクを充填する手順であって、前記タンクは前記水媒体の品質を制御するように形成される、充填する手順と、
    (b) 前記タンク内に1つ以上の支持部を設置する手順であって、各支持部は、海又は清水の生命体を収容するように形成される、多数のセルを垂直方向で保持するように形成される、設置手順と、
    (c) 前記海又は清水の生命体を収穫するために、1つ以上の支持部を前記タンクから取り外す手順と、
    を具備する方法。
  2. 前記セルは前記水媒体内において三次元で分布される請求項1に記載の方法。
  3. 各セルは、2mmに比べてより小さい最大幅の多数の孔を有する固体壁を具備する請求項1又は2のいずれかに記載の方法。
  4. 各セルは、2mmに比べてより小さい最大幅の隙間を有する網目状材料の壁を具備する請求項1又は2のいずれかに記載の方法。
  5. 各セルは、首部により区画される出入口を有しており、前記支持部は、前記セルの首部が取り付けられても良い対応するフィティングを具備する請求項1に記載の方法。
  6. 食物粒子を前記タンクに加えること及び気泡を前記水媒体に供給して泡立たせて前記海又は清水の生命体への食物を前記セルで動き回らせ且つそこで拡散させることにより、前記海又は清水の生命体に食物を供給する手順を具備する請求項1又は2のいずれかに記載の方法。
  7. 供給装置に整列するように前記支持部を動かして、その後空圧装置から圧力を適用して、食物を供給ラインを介しての圧力下で、前記支持部に保持される1つ以上の前記セルの内部へ移動させることにより、前記海又は清水の生命体に食物を供給する手順を具備する請求項1又は2のいずれかに記載の方法。
  8. 各セルに発端培養ブロックを供給することにより、前記海又は清水の生命体に食物を供給する手順を具備する請求項1又は2のいずれかに記載の方法。
  9. 収穫前に少なくとも2日間食物の供給を停止することにより、前記海又は清水の生命体を清掃する手順を具備する請求項1又は2のいずれかに記載の方法。
  10. 収穫手順は、前記海又は清水の生命体を貯蔵手段へ移送する手順を具備する請求項1又は2のいずれかに記載の方法。
  11. 前記貯蔵手段は、前記セルに対して着脱可能なチューブを具備する請求項10に記載の方法。
  12. 前記貯蔵手段を輸送用のコンテナに梱包する手順を更に具備する請求項10に記載の方法。
  13. 前記海又は清水の生命体は、甲殻類、軟体動物、魚類又は珊瑚を具備するグループから選択される請求項1から12のいずれか一項に記載の方法。
  14. 前記海又は清水の生命体はヤビーであり、それは平方メーター(m2)当たり25匹より多い密度で前記タンク内に存在する請求項1から13のいずれか一項に記載の方法。
  15. 4グラム重量のヤビーを少なくとも35グラム重量まで養殖するために使用される請求項1又は2のいずれかに記載の方法。
  16. 請求項1から13のいずれか一項に記載の方法において使用されるための装置において、この装置が、
    (a) 水媒体を収容するタンクであって、前記タンクは前記水媒体の品質を制御するように形成される、タンクと、
    (b) 海又は清水の生命体を収容するように形成される、セルと、
    (c) 前記タンク内に設置可能な1つ以上の支持部であって、各支持部は多数のセルを垂直方向で保持するように形成される1つ以上の支持部と、
    を具備する、請求項1から15のいずれか一項に記載の方法において使用されるための装置。
  17. 各セルは、2mmに比べてより小さい最大幅の多数の貫通孔を有する固体壁を具備する請求項16に記載の装置。
  18. 各セルは、2mmに比べてより小さい最大幅の隙間を有する網目状材料の壁を具備する請求項16に記載の装置。
  19. 各セルは、首部により区画される出入口を有しており、前記支持部は、前記セルの首部が取り付けられても良い対応するフィティングを具備する請求項16に記載の装置。
  20. 前記支持部は、前記タンクの頂部を横切る保持手段にかぎ掛けされるポストである請求項16に記載の装置。
  21. 前記タンクは、温度制御手段に接続することにより、前記水媒体の品質を制御するように形成される請求項16に記載の装置。
  22. 前記温度制御手段は前記タンク周囲に詰められたコンポストにより構成される請求項21に記載の装置。
  23. 前記コンポストは、前記セル内の前記海又は清水の生命体への食物供給に適した生きている生物を扶養する請求項22に記載の装置。
  24. 前記タンクは、フィルタに接続することにより、前記水媒体の品質を制御するように形成されており、前記水媒体から除去されたろ過された物質(フィルトランド)の少なくとも一部分は、硝酸塩の必要な場所に供給される請求項16に記載の装置。
  25. フィルタは、生きているバクテリアと、天然の貝殻材料と、ゼオライトと、木炭とを具備する、バイオフィルタである請求項24に記載の装置。
  26. 各セルに食物を直接的に供給するように形成されるフィーダーを更に具備する請求項10に記載の装置。
  27. 前記フィーダーは、1つ以上の供給ラインを介する圧力下で、1つ以上の前記セル内部に食物を移動するための空圧装置を具備する請求項26に記載の装置。
  28. 海又は清水の生命体を水媒体の容積部分内において囲むためのバリアを有する、完全独立式ユニットを具備しており、前記バリアは、前記セルの内部と外部との間で水媒体の自由な流れを促進するための1つ以上の開口又は隙間と、前記海又は清水の生命体の挿入又は除去のための出入口とを具備する、
    請求項1に記載の方法において使用されるためのセル。
  29. 前記バリアは、2mmより小さい最大幅の多数の貫通孔を有する固体壁である請求項27に記載のセル。
  30. 前記バリアは、2mmより小さい最大幅の隙間を有する網目材料である請求項27に記載のセル。
  31. 前記出入口は、首部により区画されており、前記首部の外部表面は、前記支持部上の対応するフィティングにより受容されるように形成される請求項27に記載のセル。
  32. 前記出入口は、貯蔵手段に取り外し可能に取り付けられるように形成されており、その貯蔵手段内に前記海又は清水の生命体は、貯蔵又は輸送のために移動されても良い請求項27に記載のセル。
  33. 前記貯蔵手段は、フレキシブルなシート材料のチューブを具備する請求項32に記載のセル。
  34. 水産培養での使用に適したフィルタにおいて、このフィルタは、
    フィルタハウジングと、
    囲み入れられた生きているバクテリアと、
    天然の貝殻材料と、更に
    ゼオライトと、
    を具備しており、そこでは
    前記フィルタ内に圧送された水媒体は、前記ハウジングを流出する前で前記ゼオライトを通過する前に、先ず前記天然の貝殻材料において培養された前記バクテリアに接触する、
    フィルタ。
  35. 前記天然の貝殻材料は海又は清水の軟体動物の貝殻である請求項34に記載のフィルタ。
  36. 前記天然の貝殻材料は海又は清水の軟体動物の貝殻である請求項34に記載のフィルタ。
  37. 前記天然の貝殻材料はカキの貝殻である請求項35に記載のフィルタ。
  38. 前記硝酸塩は、硝酸塩の必要な場所への供給のために、前記フィルタから取り除くことが出来る請求項37に記載のフィルタ。
  39. 請求項16に記載の装置において使用される請求項34に記載のフィルタ。
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