JP2005352075A - 光半導体素子モジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】 半導体素子や球レンズの組立精度が小さくなっても、低コストで高い結合効率を得ることのできる光半導体素子モジュールを提供する。
【解決手段】 光ファイバー10に光結合する半導体レーザダイオード1は、ステム6上に搭載されている。また、ステム6に固定されたキャップ8は、光ファイバー10と、半導体レーザダイオード1との間に光透過穴部を有していて、この光透過穴部には球レンズ7が取り付けられている。球レンズ7の屈折率は1.9以上であり、その直径は1.5mm以上2.5mm以下である。
【選択図】 図1

Description

この発明は、半導体レーザ、半導体フォトダイオードまたは半導体光変調器などに用いられる光半導体素子モジュールに関する。
従来の光半導体素子モジュールでは、光透過穴の設けられたキャップによって球レンズを保持し、ステム上に搭載された半導体素子からの出射光を球レンズで集光した後、光ファイバーに結合させる構造をとっていた。
例えば、屈折率1.5、直径1.5mmのBK−7(ホウ珪ガラス)からなる球レンズを用い、半導体素子の端面から球レンズの入射面までの距離を0.83mmとすると、ステムから出射光の焦点までの距離は6.5mmとなる。この場合、モード径が10μmであるシングルモードファイバーに対する光の結合効率は16%程度になる。
また、屈折率1.78、直径2.0mmのTaF(重ランタンフリントガラス)からなる球レンズを用い、半導体素子の端面から球レンズの入射面までの距離を0.53mmとすると、ステムから出射光の焦点までの距離は6.6mmとなる。この場合、モード径が10μmであるシングルモードファイバーに対する光の結合効率は20%程度になる。
さらに、特許文献1には、屈折率1.9、直径0.6mm〜1.4mmの球レンズを用いて30%以上の結合効率を実現する光学系の例が記載されている。
特開平8−130320号公報
しかしながら、従来の光半導体素子モジュールでは、半導体素子や球レンズの組立精度が±50μm程度になると、光ファイバーへの光の結合効率が極端に低下するという問題があった。このため、半導体素子からの出射光の角度に合わせて光ファイバーを設置したり、非球面レンズや複数枚のレンズを用いたりすることが必要となって、低コスト化の障害になっていた。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものである。すなわち、本発明の目的は、半導体素子や球レンズの組立精度が小さくなっても、低コストで高い結合効率を得ることのできる光半導体素子モジュールを提供することにある。
本発明の他の目的および利点は以下の記載から明らかとなるであろう。
本発明の光半導体素子モジュールは、光ファイバーに光結合する光半導体素子と、この光半導体素子を搭載するステムと、光ファイバーと光半導体素子との間に光透過穴部を有し、ステムに固定されるキャップと、光透過穴部に取り付けられる球レンズとを備えた光半導体素子モジュールであって、球レンズが、屈折率が1.9以上であり、直径が1.5mm以上2.5mm以下であることを特徴とするものである。
この発明は以上説明したように、屈折率が1.9以上であり、直径が1.5mm以上2.5mm以下である球レンズを用いるので、低コストで高い結合効率を得ることのできる光半導体素子モジュールを提供することができる。
本実施の形態の光半導体素子モジュールは、屈折率が1.9以上であり、直径が1.5mm以上2.5mm以下である球レンズを用いることを特徴とする。
図1は、本実施の形態による光半導体素子モジュールの断面図の一例である。尚、光半導体素子モジュールには、半導体レーザダイオードから出射する光を効率よく光ファイバに結合させる光半導体素子モジュールと、この光ファイバから出射する光を半導体フォトダイオードに結合させる光半導体素子モジュールとがある。本発明は、特に半導体レーザダイオードを有する光半導体素子モジュールに適用した場合に効果的であるが、半導体フォトダイオードを有する光半導体素子モジュールに適用することも可能である。これらの光半導体素子モジュールは、光半導体素子が異なるものの略同様の構造を有している。図1では、半導体レーザダイオードを搭載した光半導体素子モジュールについて示す。
図1において、光半導体素子としての半導体レーザダイオード1は、第1のマウント2とヒートシンク3とを介して、メッキをした鉄のステム6に固定されている。また、半導体フォトダイオード4も、第2のマウント5を介してステム6に固定されている。そして、ステム6は、YAGレーザ溶接またはプロジェクション溶接によって第1の筐体9に固定されている。ここで、半導体レーザダイオード1は、波長1.3μm〜1.55μmの光を発振するファブリペロー型または分布帰還型の半導体レーザダイオードとすることができる。
ステム6にプロジェクション溶接されたキャップ8は、半導体レーザダイオード1および半導体フォトダイオード4を気密状態にしている。そして、キャップ8の光透過穴部には、低融点ガラス16によって球レンズ7が固定されている。本実施の形態においては、球レンズ7の屈折率を1.9以上とし、直径を1.5mm以上2.5mm以下とすることを特徴とする。尚、球レンズ7の材料に汎用性のある材料を用いることを考慮すると、屈折率は1.9以上3.8以下であることが好ましい。
屈折率の大きい球レンズでは、その直径を大きくすることによって、屈折率の低いガラスと同程度の屈折力を得ることができる。本実施の形態によれば、球レンズの屈折率を1.9以上とすることによって、球面収差の発生を少なくして光ファイバーのコアに結合する光の量を多くすることができるので、結果として光ファイバーへの結合効率を大きくすることが可能になる。
また、球レンズの直径が大きくなると、光ファイバーへの結合効率が低下する代わりに実装精度が低くて済むようになる。これは、次のような理由に基づいている。
光ファイバーとの結合は、光ファイバー端面の角度に応じスネルの法則によって決まる角度で光が入射するときに最大となる(以下、このときの結合効率を最大結合効率という。)。そして、この角度からずれるにしたがい、次第に結合効率は低下していく。球レンズの直径が大きくなると焦点距離fは長くなるので、ステム6の上面から焦点までの距離Dfを一定に保持しようとすると、球レンズの中心から半導体レーザダイオードまでの距離は長くなる。このため、半導体レーザダイオードに対する球レンズの相対位置がずれることによる出射光角度の位置ずれは小さいものとなる。このことは、所定の結合効率を得るのに必要な実装精度の許容量が大きくなることを意味する。
一方、最大結合効率は、光学系の横倍率と球面収差の大きさによって決定される。シングルモード光ファイバーのモードフィールド径を10μmとし、半導体レーザダイオードのモードフィールド径を2μm程度とすると、横倍率は5(=10/2)程度であることが好ましい。球レンズの直径が大きくなると焦点距離fは長くなるので、ステム6の上面から焦点までの距離Dfを一定にするには横倍率mを小さくすることが必要になる。ここで、横倍率mは、(光ファイバーから球レンズの中心までの距離)と(半導体レーザダイオードから球レンズの中心までの距離)との比によって表される。例えば、屈折率1.97で直径1.5mmの球レンズの場合、距離Dfが6.35mmで、ステム6の上面から半導体レーザの発光点までの距離が1.27mmでは、横倍率mは3.49になる。また、屈折率1.97で直径2.0mmの球レンズの場合、焦点距離Dfが6.35mmでは横倍率mは2.75になる。したがって、この場合、直径1.5mmの球レンズの方が理想値(5)に近い横倍率であるので、最大結合効率の点からは直径2.0mmの球レンズよりも有利になる。
一方、球面収差は、半導体レーザダイオードと球レンズの入射端面との距離aに相関し、この距離が小さいほど収差も小さくなる傾向にある。例えば、球レンズの屈折率が1.97で直径が1.5mmであり、距離Dfが6.35mmであるとき、距離aは0.23mmになる。また、球レンズの屈折率が1.97で直径が2.0mmであり、距離Dfが6.35mmであるとき、距離aは0.385mmになる。この場合、各球レンズの半径(0.75mm,1.0mm)に対する開口率NAは、直径1.5mmの球レンズの方が大きい。したがって、直径1.5mmの球レンズの方が球面収差は小さくなるので、最大結合効率の点からは、(横倍率mと同様に)直径2.0mmの球レンズよりも有利になる。
図2は、距離aに対する結合効率の変化を示したものである。球レンズとしてS−LAH79を用いた場合には、直径1.5mmの方が直径2.0mmのものより高い結合効率を示す。一方、直径が同じ場合には、S−LAH79(屈折率1.97)を用いた場合の方が、TaF(屈折率1.78)を用いた場合より大きい結合効率を示す。尚、S−LAH79およびTaFは、いずれも重ランタンフリントガラスの一種である。
したがって、最大結合効率を考慮すると、球レンズの直径は小さい方が好ましい。しかしながら、球レンズの直径が小さくなると、半導体レーザダイオードから球レンズの中心までの距離は小さくなるので、半導体レーザダイオードに対する球レンズの相対位置がずれることによる出射光角度の位置ずれは大きくなる。したがって、球レンズの直径が小さいほど、高い実装精度が求められることになる。
図3は、結合効率と頻度との関係を示したものである。尚、図では、半導体レーザダイオードに対する球レンズの位置ずれの標準偏差を25μmとして結合効率を求めている。球レンズとしてS−LAH79を用いた場合には、直径1.5mmの方が直径2.0mmのものより高い最大結合効率を示すものの結合効率のばらつきは大きくなっていることが分かる。一方、直径が同じ場合には、S−LAH79(屈折率1.97)を用いた場合の方が、TaF(屈折率1.78)を用いた場合より大きい結合効率を示す。
図4は、半導体レーザダイオードに対する球レンズの位置ずれ量と結合効率との関係を示したものである。球レンズとしてS−LAH79を用いた場合には、直径1.5mmの球レンズと直径2.0mmの球レンズとで、所定の結合効率を得るのに必要な実装精度の許容量は前者の方が小さいことが分かる。一方、直径が同じ場合には、S−LAH79(屈折率1.97)を用いた場合の方が、TaF(屈折率1.78)を用いた場合より大きい結合効率を示すが、所定の結合効率を得るのに必要な実装精度の許容量は後者の方が小さくなる。
以上より、最大結合効率と実装精度とはトレードオフの関係にあるので、量産に適した半導体素子モジュールの設計に際しては、両者を比較考慮して球レンズの直径を決定する必要がある。本発明においては、直径が1.5mm以上2.5mm以下の球レンズを用いることによって、比較的高い結合効率を有する半導体素子モジュールを高い歩留まりで得ることが可能になる。
図1において、光ファイバー10としては、例えば、波長1.3μmで零分散となる単一モードファイバーを使用することができる。図において、光ファイバー10は、フェルール11によって接着固定されている。また、フェルール11はネジ12で第2の筐体13に固定されている。さらに、第2の筐体13は、YAGレーザ溶接によって第1の筐体9に固定されている。
尚、図1において、14は、半導体レーザダイオード1から出射した後、球レンズ7で収束されて光ファイバー10に入射する光線軌跡を示す。
図5は、図1と同様の光半導体素子モジュールについて、球レンズの部分を拡大した断面図の一例である。
図5では、球レンズ107として、屈折率1.97のS−LAH79を用いている。また、球レンズ107の直径は1.5mmである。球レンズ107の入射側端面と半導体レーザダイオード101の端面との距離aは0.23mmであり、ステム106の上面から焦点までの距離Dfは5.65mmである。また、球レンズ107の出射側端面から焦点までの距離bは2.65mmである。
図6は、図5とは直径の異なる球レンズを用いた半導体素子モジュールの他の例である。尚、図6の光半導体素子モジュールも図1と同様の構成であるとする。
図6では、図5と同様に、屈折率1.97のS−LAH79を球レンズ207として用いているが、球レンズ207の直径を2.0mmとしている。球レンズ207の入射側端面と半導体レーザダイオード201の端面との距離aは0.385mmであり、ステム206の上面から焦点までの距離Dfは6.365mmである。また、球レンズ207の出射側端面から焦点までの距離bは2.71mmである。
図7は、本実施の形態において、光半導体素子および球レンズの組立精度を50μmとした場合の結合効率の分布を示したものである。尚、比較のために、屈折率が1.78で直径が2mmである球レンズを用いた場合(従来例に対応)についても示している。図より、本実施の形態によれば、従来例より高い結合効率が得られることが分かる。具体的には、従来例では結合効率は最大25%程度であるのに対して、本実施の形態によれば、25%以上の高い結合効率を実現することができる。これは、次のように考えることができる。
すなわち、本実施の形態によれば、屈折率が1.9以上の球レンズを用いているので、光半導体素子と球レンズとの間の距離を従来例に比較して小さくすることができる。これにより、球面収差の影響を小さくすることができるので、従来例より結合効率を大きくすることが可能になる。例えば、距離Dfが4mm〜10mm程度である場合には、屈折率1.9〜3.8で直径1.5mm〜2.5mmの球レンズを用い、球レンズに接触しない距離まで光半導体素子を近づけることによって、25%以上の高い結合効率を得ることができる。
図8は、本実施の形態において、光半導体素子および球レンズの組立精度を50μmとした場合の焦点距離Dfの分布を示したものである。尚、比較のために、屈折率が1.78で直径が2mmである球レンズを用いた場合(従来例に対応)についても示している。図より、本実施の形態では屈折率の大きい球レンズを用いているが、焦点距離Dfのばらつきは従来例に比較して大きく低下していないことが分かる。
さらに、本実施の形態においては、式(1)〜式(5)の関係を満足するように球レンズおよび光ファイバを配置することが好ましい。これにより、一層効果的に本発明の目的を達成することのできる光半導体素子モジュールを提供することが可能となる。尚、式(1)〜式(5)において、fは球レンズの焦点距離(mm)、nは球レンズの屈折率、Rは球レンズの半径(mm)、aは球レンズの端面から光半導体素子の端面までの距離(mm)、bは球レンズの端面から光ファイバーの端面までの距離(mm)、αは0.85〜1.0の範囲の係数をそれぞれ示す。

Figure 2005352075
本実施の形態においては、a≧0.05mmであるのが好ましく、a≧0.2mmであるのがより好ましい。このような値であれば、半導体素子や球レンズの組立精度が±50μm程度であっても、高くて変動の小さい結合効率を得ることが可能になる。一般的には、結合効率の変動を抑えるために、(a+R)の長さを組立精度の概ね20倍以上とするのが望ましい。
図9は、光半導体素子および球レンズの組立精度を50μmとし、式(1)〜(4)の関係を満たすように球レンズおよび光ファイバーを配置した場合において、結合効率の分布を計算した結果について示したものである。この場合、球レンズの屈折率nを1.97とし、その直径を1.5mmとしている。また、球レンズ端面から光半導体素子端面までの距離aを0.23mmとしている。尚、比較のために、屈折率が1.78で直径が2mmである球レンズを用いた場合(従来例に対応)についても示している。図より、本実施の形態によれば、従来例より高い結合効率が得られることが分かる。
また、図10および図11は、本実施の形態における光半導体素子モジュールについて、結合効率および焦点距離Dfをそれぞれ測定した結果である。これらの図より、本実施の形態によれば、光半導体素子および球レンズの組立精度が±50μm程度であっても、焦点距離Dfのばらつきの増大なしに、25%以上の高い結合効率を達成できることが分かる。
図12は、本発明による球レンズを双方向モジュールに適用した例である。このモジュールは、波長回折フィルタを介して、発光用素子としての半導体レーザダイオードと、受光用素子としての半導体フォトダイオードとを1の光ファイバーに光学結合させることにより送受信器を一体化した光半導体素子モジュールである。
図12において、光ファイバー3010の端面は、図のZ方向に対して、4度〜20度(好ましくは、6度〜12度)程度の角度をなして形成される。ここで、Z方向は、光ファイバー3010の中心軸に一致する。また、半導体レーザダイオード301は、(図1の光半導体素子モジュールに対して)図12の−Y方向に20μm〜200μm程度ずらして設けられる。これにより、球レンズ307を透過した光Lは、光ファイバー3010に対して2度〜9度程度の傾きをもって入射する。この場合においても、上述した球レンズと半導体レーザダイオードの関係に対して得られる結合効率と同様のものが得られる。尚、光ファイバー3010からも、半導体フォトダイオード304に対して2度〜9度の傾きをもつ光Lが出射される。しかし、半導体フォトダイオード304の位置を適当にずらしたり、または、波長回折フィルタ3017の角度を調整したりすることによって、半導体フォトダイオード304の受光部に効率よく光Lが入るようにすることが可能である。
本発明によれば、球レンズ307として、屈折率が1.9以上であり、直径が1.5mm以上2.5mm以下であるものを用いることによって、高い結合効率の双方向モジュールとすることができる。ここで、球レンズ307は、さらに上記の式(1)〜式(4)の関係を満足することが好ましい。尚、受光用素子に使用される球レンズ3018は、本発明による球レンズであってもよいし、従来型の球レンズであってもよい。
以上述べたように、本発明によれば、屈折率が1.9以上であって直径が1.5mm以上2.5mm以下である球レンズを用いることによって、非球面レンズや複数枚のレンズを用いたりすることなしに、低コストで高い結合効率を得ることのできる光半導体素子モジュールを提供することが可能となる。
本実施の形態における光半導体素子モジュールの断面図の一例である。 距離aに対する結合効率の変化の一例を示したものである。 結合効率と頻度との関係の一例を示したものである。 半導体レーザダイオードに対する球レンズの位置ずれ量と結合効率との関係の一例を示したものである。 本実施の形態における光半導体素子モジュールについて、球レンズの部分を拡大した断面図の一例である。 本実施の形態における光半導体素子モジュールについて、球レンズの部分を拡大した断面図の一例である。 本実施の形態における結合効率の分布の一例を示したものである。 本実施の形態における焦点距離Dfの分布の一例を示したものである。 本実施の形態における結合効率の分布を示す計算結果の一例である。 本実施の形態における結合効率の測定結果の一例である。 本実施の形態における焦点距離Dfの測定結果の一例である。 本発明による球レンズを双方向モジュールに適用した一例である。
符号の説明
1,101,201,301 半導体レーザダイオード
2 第1のマウント
3 ヒートシンク
4,304 半導体フォトダイオード
5 第2のマウント
6,106,206 ステム
7,107,207,307,3018 球レンズ
8,108 キャップ
9 第1の筐体
10,3010 光ファイバー
11 フェルール
12 ネジ
13 第2の筐体
14 光線軌跡
16 低融点ガラス
3017 波長回折フィルタ

Claims (4)

  1. 光ファイバーに光結合する光半導体素子と、
    前記光半導体素子を搭載するステムと、
    前記光ファイバーと前記光半導体素子との間に光透過穴部を有し、前記ステムに固定されるキャップと、
    前記光透過穴部に取り付けられる球レンズとを備えた光半導体素子モジュールであって、
    前記球レンズは、屈折率が1.9以上であり、直径が1.5mm以上2.5mm以下であることを特徴とする光半導体素子モジュール。
  2. 前記球レンズは、前記光ファイバーに対して式(1)〜式(5)の関係を満たすようにして配置される請求項1に記載の光半導体素子モジュール。

    Figure 2005352075
    (但し、fは球レンズの焦点距離(mm)、nは球レンズの屈折率、Rは球レンズの半径(mm)、aは球レンズの端面から光半導体素子の端面までの距離(mm)、bは球レンズの端面から光ファイバーの端面までの距離(mm)、αは0.85〜1.0の範囲の係数である。)
  3. 前記光半導体素子は半導体レーザダイオードである請求項1または2に記載の光半導体素子モジュール。
  4. 前記光半導体素子モジュールは双方向モジュールであって、
    前記光ファイバーの端面が、該光ファイバーの中心軸に対して4度以上20度以下の角度をなしている請求項1〜3に記載の光半導体素子モジュール。
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