JP2005348929A - 吸入式投薬器 - Google Patents

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Kazunori Ishizeki
一則 石関
Hisatomo Oki
久朝 大木
Shigemi Nakamura
茂巳 中村
Akira Yanagawa
明 柳川
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Hitachi Ltd
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Dott Co Ltd
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Abstract

【課題】 薬粉の凝集塊など吸入の障害となる粒子の塊を粉砕して患者の肺の最深部まで薬粉を到達させることのできる吸入式投薬器を提供する。
【解決手段】 カプセル11を薬粉収容室3の保持部材8に設置し、摺動部材4を動かして薬粉収容室3を加圧して穴開け部材7でカプセルに穴を開ける構成とし、加圧された外側空間Sの空気がカプセル内に流れ込み、薬粉の凝集塊など吸入の障害となる粒子の塊を粉砕しながら蓋体6の通路を通して薬粉が外部に開放され、吸入口6Aから薬粉を吸入できるようにした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、カプセルに充填された粉末製剤を患者に吸入させるための吸入式投薬器に関する。
従来からカプセルに充填された粉末薬剤を口または鼻から患者の肺気管支又は鼻粘膜に投与するための投薬器があった。
このような投薬器に関する従来例として、特許文献1に開示されたものがある。この公報で開示されている投薬器は、投薬器本体と、この投薬器本体の外周に摺動自在で、且つ回転自在に配置されたハウジングとから構成されている。
投薬器本体内には薬粉収容室が形成されており、この薬粉収容室は多数の小孔を有する隔壁で仕切られ、前室と後室とに分けられている。
投薬器本体の前端には薬粉収容室の前室が開口する吸入口が形成され、投薬器本体の後端には薬粉収容室の後室の開口部が形成されている。また、後室内にはリブが突出して形成されている。
ハウジングは投薬器本体の開口部を覆い、この開口部を覆った位置にカプセル投入口が形成されている。
上述した構成において、従来の投薬器では、カプセル投入口より薬粉の収容されたカプセルを挿入し、挿入されたカプセルは前キャップが薬粉収容室に突出した状態で保持されている。
次に、投薬器本体に対しハウジングを回転させると、カプセルの前キャップにリブが衝突して前キャップが後キャップより離脱してカプセル内の薬粉が薬粉収容室に開放される。
そして、患者が投薬器本体の前端にある吸入口を銜えて吸引すると、薬粉収容室内が減圧され、この減圧により薬粉が患者の口から吸入されて肺の粘膜などに付着するようになっている。
特公平1−27750号公報
しかしながら、上述した特許文献1に開示された従来例は、ハウジングを投薬器本体に対して回転させることによって、リブがカプセルの前キャップを外し、カプセルに充填された薬粉を開放するように構成されていた。
ところが、このようにカプセルの前キャップを外して薬粉を開放するだけでは、開放された薬粉を凝集もしくは造粒された二次粒子から予定した一次粒子(微粒子)へ還元することができないので、薬粉の投与対象である肺の最深部まで薬粉を到達させることができないという問題点があった。
この発明は、このような従来の課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、薬粉収容室を加圧し、その圧力を利用して粉末薬剤の凝集塊など吸入の障害となる粒子の塊を粉砕して吸入の効率を向上させることのできる吸入式投薬器を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、摺動部材により薬粉収容室を加圧し、この圧力を利用して薬粉の凝集塊など吸入の障害となる粒子の塊を粉砕するので、患者が薬粉を吸入する効率を向上させることができる。これによって、患者の肺の最深部まで薬粉を到達させることが可能となる。
また、請求項2に記載の発明は、摺動部材の一端側に摺動部材の穴開け部材挿通孔と連通するカプセルに穴を開ける穴開け部材を気密に嵌合するキャップを設けたことにより、摺動部材の穴開け部材挿通孔と穴開け部材との隙間を埋めることができるので、薬粉収容室をより効果的に加圧することができ、これによって患者の肺の最深部までより確実に薬粉を到達させることが可能となる。
本発明に係る吸入式投薬器では、薬粉収容室を加圧し、カプセルの内側と外側に圧力差を作り出し、その後にカプセルの内側と外側とを連通することにより、その圧力を利用して粉末薬剤の凝集塊など吸入の障害となる粒子の塊を粉砕して吸入の効率を向上させ、これによって患者の肺の最深部まで薬粉を到達させることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明に係る吸入式投薬器の一実施形態の構成を示す断面図である。同図に示すように、吸入式投薬器1は、筒状のハウジング2と、ハウジング2の軸方向の略中央部に設けられた薬粉収容室3と、ハウジング2の一端に摺動可能に設けられた略円筒状の摺動部材4と、摺動部材4の外周に設けられ、薬粉収容室3を密閉するシール部材5と、ハウジング2の他端に設けられ、薬粉収容室3と外部とを連通する通路を有する蓋体6と、薬粉収容室3に設置されたカプセル11(図中、一点鎖線で示す)に穴を開けるための穴開け部材7とを備えている。
ここで、薬粉収容室3の断面図として図1におけるA−A断面図を図2に示す。図2に示すように、薬粉収容室3には、患者に投薬する薬粉が充填されたカプセル11を保持するための複数の保持部材8がリブ状に形成されており、カプセル11を保持部材8同士の間にセットすると、カプセル11の周りには外側空間Sができるようになっている。
摺動部材4は、外周に周回して装着されたリング状のシール部材5によって薬粉収容室3を密閉し、ハウジング2内を軸方向に摺動可能に設置されている。そして、摺動部材4の中心軸には穴開け部材7の針部7Aを通すための穴開け部材挿通孔孔としての通路9が設けられており、この通路9を通して穴開け部材7の針部7Aが挿入され、カプセルに穴が開けられるようになっている。また、摺動部材4の薬粉収容室3側の先端には穴開け部材7を収納、挿通するためのキャップ10が設けられている。このキャップ10内には、摺動部材4の通路9と穴開け部材7との隙間を埋めており、これによって薬粉収容室3を加圧するときにより効果的に圧力をかけることができるようになっている。
また、蓋体6は薬粉収容室3に設置されたカプセル11に密着するような形状に形成されている。これにより薬粉収容室3を加圧することが可能になる。なお、蓋体6は、ハウジング2の他端に螺合するようなっている。そして、蓋体6の中央には、穴開け部材7の針部7Aが通過できる吸入口6Aが貫通するように形成されている。
次に、本実施形態の吸入式投薬器1の使用方法を説明する。まず、薬粉収容室3の保持部材8に、患者に投薬するための薬粉が充填されたカプセル11を薬粉収容室3に設置する。そして、蓋体6をセットすると、蓋体6はカプセルと密着するように形成されているので、薬粉収容室3は密閉されることになる。
ここで、摺動部材4を図1の矢印B方向に動かして図3に示す状態にまで移動させると、シール部材5によって密閉されているので、薬粉収容室3は加圧状態となり、外側空間Sとカプセル内の空間との間には圧力差が生じることになる。
そして、この状態で穴開け部材7を図3に示すように、矢印B方向に動かして図4に示す状態にまで移動させると、カプセル11には穴開け部材7の針部7Aによって穴が開けられる。このとき、カプセルの内側と外側空間Sとの圧力差により、外側空間Sからカプセル内に空気が流れ込み、その空気の流れによってカプセル11内の薬粉は分散されて微粒子化される。そして、図5に示すように、穴開部材7を引き抜いた後、患者は蓋体6の吸入口6Aに口を当て薬粉を吸引すればよい。
このように、本実施の形態に係る吸入式投薬器1では、図2に示すような薬粉収容室3に外側空間Sを設け、摺動部材4を押し込むことで薬粉収容室3を加圧し、穴開け部材7でカプセルに穴を開けて空気を急激にカプセル内に流し込み、薬粉の凝集塊など吸入の障害となる粒子の塊を微細な粒子に分散させることにより、患者が薬粉を吸入する効率を向上させることができる。これにより、本実施形態の吸入式投薬器1では例えば患者の肺の最深部まで薬粉を到達させることが可能となる。
また、本実施の形態に係る吸入式投薬器1では、摺動部材4の薬粉収容室3側の先端に穴開け部材7を収納するキャップ10を設けたことによって、摺動部材4の通路9と穴開け部材7との隙間を埋めることができるので、薬粉収容室3をより効果的に加圧することができる。
さらに、本実施の形態に係る吸入式投薬器1では、蓋体6をカプセルが密着するような形状に形成したことをより、薬粉収容室3を加圧するときにより効果的に圧力をかけることが可能となる。
また、本実施の形態に係る吸入式投薬器1では、薬粉収容室3に保持部材8を設けてカプセルを固定するようにしたので、穴開け部材7でカプセルに穴を開けるときにカプセルが安定し、確実にカプセルに穴を開けてカプセルから薬粉を開放することが可能になる。
以上、本発明の吸入式投薬器を図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は同様の機能を有する任意の構成のものに置き換えることができる。
例えば、上述した実施形態では、ハウジング2を円筒状に形成した例について図示しているが、筒状のものであればハウジング2の断面形状は四角形などその他の形状のものでもよい。
また、本実施形態では、穴開け部材7は摺動部材4の通路9を通してカプセルに穴を開けるように構成されているが、蓋体6側の通路から穴開け部材を挿入してカプセルに穴を開けるように構成してもよい。この場合には、摺動部材4に通路9を設ける必要がなくなるので、薬粉収容室3を容易に密閉することができ、これにより確実に薬粉収容室3を加圧することが可能になる。
カプセルに充填された粉末製剤を患者に吸入させるための吸入式投薬器において、薬粉の凝集塊など吸入の障害となる粒子の塊を粉砕して患者の肺の最深部まで薬粉を到達させるための技術として極めて有用である。
本発明の実施の形態に係る吸入式投薬器の構成を示す断面図である。 図1のA−A断面図である。 本発明の実施の形態に係る吸入式投薬器における摺動部材を動かして薬粉収容室を加圧した状態を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係る吸入式投薬器における穴開け部材を動かしてカプセルに穴を開けた状態を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係る吸入式投薬器において穴開け部材を取り除いた状態を示す断面図である。
符号の説明
1 吸入式投薬器
2 ハウジング
3 薬粉収容室
4 摺動部材
5 シール部材
6 蓋体
6A 吸入口
7 穴開け部材
8 保持部材
9 通路
10 キャップ
S 外側空間

Claims (2)

  1. 筒状のハウジングと、
    前記ハウジングの内部に形成された薬粉収容室と、
    前記ハウジングの一端側に対して前記薬粉収容室へ向けて前後に摺動可能且つ気密に嵌合すると共に、嵌合方向に沿って穴開け部材を挿通させる穴開け部材挿通孔が形成された摺動部材と、
    前記ハウジング内の他端側に設けられ前記薬粉収容室と大気とを連通する通路を有する蓋体と、
    を備えることを特徴とする吸入式投薬器。
  2. 前記摺動部材の一端側には前記摺動部材の穴開け部材挿通孔と連通するカプセルに穴を開ける穴開け部材に気密に嵌合するキャップを設けたことを特徴とする請求項1に記載の吸入式投薬器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011212252A (ja) * 2010-03-31 2011-10-27 Yoshino Kogyosho Co Ltd 粉体吸入デバイス
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