JP2005348376A - 画像読取装置 - Google Patents

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一明 海
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Abstract

【課題】副走査方向に長い長尺原稿を、少ない操作の負担で読取制限無しで読み取ることができる簡易な構成の画像読取装置を提供する。
【解決手段】画像読取装置400は、原稿100を搬送する原稿搬送手段8と、原稿100を検出する原稿検出センサ7と、原稿100が検出された場合に搬送中の原稿100から画像データを読み取る読取手段1と、画像データの読取量をカウントする読取量カウンタ5と、カウント値が読取量設定値に達する毎に原稿搬送手段8を停止させる搬送停止手段(制御手段4)と、原稿搬送手段8が停止させられた場合において原稿検出センサ7が原稿100を検出した状態である場合、原稿搬送手段8に原稿100の搬送を再開させる搬送再開手段(制御手段4)とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像読取装置に関し、特に、副走査方向に長い長尺原稿をその読取制限無しで簡易に読み取ることができる画像読取装置に関する。
地質調査や心電図等の記録のための原稿としては、数10メートルもある記録原稿(以下、長尺原稿)が使われている。しかし、スキャナは、通常、いわゆるA3版やA4版等の定型サイズの原稿を基準に設計されている。このため、通常のスキャナでは長尺原稿に連続的に描かれた心電図等の画像を読み取ることができない。
そこで、例えば、このような長尺原稿の画像を読み取るために、原稿読取装置において、長尺原稿の流し読み(原稿を搬送しつつ読み取ること)を行ないつつ記憶手段の記憶容量の不足を検出し、不足の場合には流し読みを中断し、中断したページについてその先頭から静止読み(原稿を静止させた状態で読み取ること)を行い、当該静止読みでも読取が終了しないなら、当該不足が解消した後に流し読みを再開する技術が提案されている(特許文献1参照)。
なお、実際のページとは関係なく、予め原稿に付与したマークを検出した場合に、当該マークをページの区切りであるものと判断することにより、1枚の原稿を複数のページに分割する技術も提案されている(特許文献2参照)。
特開昭62−35771号公報 特開平5−300336号公報
スキャナにおいて、読取可能な(読み取りの方向即ち副走査方向の)長さの限界は、基本的には、読取時の解像度と原稿の大きさから算出される1ページ分の画像データのサイズと、スキャナの画像メモリの容量とで決定される。そのため、読取時の解像度と原稿の大きさが制限される。1ページ分の画像データを格納する容量の画像メモリがない場合、読取中に画像メモリの空きがなくなる可能性がある。この場合、その時点で読取処理を中断する必要がある。
しかし、画像読取中に画像メモリの(未使用分の)容量を監視することは、処理が非常に複雑である。静止読みと流し読みとを併用することも、処理が非常に複雑である。更に、長尺原稿にその先頭から最後まで1ページ分に相当する位置にマークを書き込むことは煩わしい。
本発明は、副走査方向に長い長尺原稿を、少ない操作の負担で読取制限無しで読み取ることができる簡易な構成の画像読取装置を提供することを目的とする。
本発明の画像読取装置は、原稿を搬送する原稿搬送手段と、前記原稿搬送手段により搬送される原稿を検出する原稿検出手段と、前記原稿検出手段により原稿が検出された場合に前記原稿搬送手段により搬送中の原稿から画像データを読み取る読取手段と、前記読取手段による画像データの読取量をカウントする読取量カウント手段と、前記読取量カウント手段におけるカウント値が読取量設定値に達する毎に前記原稿搬送手段を停止させる搬送停止手段と、前記搬送停止手段により前記原稿搬送手段が停止させられた場合において、前記原稿検出手段が原稿を検出した状態である場合、前記原稿搬送手段に原稿の搬送を再開させる搬送再開手段とを備える。
本発明の画像読取装置によれば、読取量が読取量設定値に達した場合、原稿搬送手段を停止させる。これにより、画像データの読み取りも停止するので、読み取った画像データを画像メモリからホストコンピュータに転送するための時間的な余裕を得ることができる。一方、原稿搬送手段が停止させられた場合において原稿検出手段が原稿を検出した場合、原稿に切れ目が無い長尺原稿であると判断できるので、原稿搬送手段に原稿の搬送を再開させる。これにより、読み取った画像データの転送を十分に行なった後、読み取りを再開することができる。以上のように、原稿搬送手段の停止のためには、画像読取中に画像メモリの(未使用分の)容量を監視する必要がないので、複雑な構成が必要なく、また、副走査方向に長い長尺原稿にページを区切るマークを書き込む必要がないので、操作の負担が少ない。一方、読取可能な(読み取りの方向即ち副走査方向の)長さが、読取時の解像度、原稿の大きさ、画像メモリの容量等に制限されることがない。このため、長尺原稿の読取中に画像メモリの空きがなくなることを防止することができる。従って、本発明によれば、原稿搬送手段の停止と搬送の再開とを繰り返すことにより、長尺原稿を特に制限なく読み取ることができる。
図1は、画像読取装置構成図であり、本発明の画像読取装置を備える画像処理システムの構成を示す。画像処理システムは、パーソナルコンピュータのようなホストコンピュータ(以下、ホスト)300と、スキャナのような画像読取装置400とからなる。画像読取装置400は、原稿(又は、用紙)100に描かれた画像(画像データ)を読み取って、ホスト300に送信(転送)する。ホスト300は、画像読取装置400で読み取られた画像データを受信して、ファイル(図示せず)に格納し、必要に応じて処理する。即ち、ホスト300は画像処理装置である。ホスト300は、例えばキーボードのような入力装置200を備える。
画像読取装置400は、読取手段1、格納手段である画像メモリ2、転送手段3、制御手段4、読取量カウント手段である読取量カウンタ5、転送量カウント手段である転送量カウンタ6、原稿検出手段である原稿検出センサ7、給紙装置からなる原稿搬送手段8、画像解析手段9を備える。制御手段4は、画像読取装置400の全体を制御すると共に、原稿搬送手段8を停止させる搬送停止手段、停止した原稿搬送手段8に搬送を再開させる搬送再開手段、警告信号出力手段、モード指定手段、サイズ指定手段として動作する。
画像読取装置400は、図2及び図3に示すように、原稿100を搬送する原稿搬送手段8と一体に設けられる。原稿搬送手段8は、例えばADF(Automatic Document Feeder )のような給紙装置からなる。画像読取装置400は、ホスト300からの読取リクエストに応じて、原稿搬送手段8により搬送中の原稿100から、読取手段1により画像データを読み取る。従って、読取手段1も原稿搬送手段(給紙装置)8と一体に形成され、また、原稿検出センサ7も原稿搬送手段8と一体に形成される。なお、図2は画像読取装置400の外観の斜視図であり、図3は画像読取装置400の概略の断面図である。
原稿搬送手段8は、図3に示すように、原稿載置台(シュータ)81、ピックローラ82、ピックアーム83、分離パッド84、フィードローラ85、86、排出ローラ87、88を備える。原稿載置台81は2個の可動ガイド811を備える。2点鎖線は原稿100の搬送路を示す。前記搬送路に沿って、原稿100が搬送される。
読取手段1は、原稿100の画像を読み取るために、各々、周知のCCD(電荷結合素子)からなるラインセンサ10を備える。原稿検出センサ7は、前記搬送路において距離dだけ、ラインセンサ10の位置の上流側に設けられる。従って、実際の原稿100の読み取りの開始は、原稿検出センサ7が原稿搬送手段8により搬送される原稿100を検出した後、所定の時間を経過してから開始される。図3において、原稿検出センサ7及びラインセンサ10はおよその位置を示す。
原稿載置台81上に載置された原稿100は、ピックアーム83により適切な押圧力を付与された状態で、ピックローラ82によりピックされる。この時、原稿100は、ピックローラ82及び分離パッド84により、下側から順に1枚づつに分離される。ピックされた原稿100は、更に、ピックローラ82によりフィードローラ85、86へ搬送され、フィードローラ85、86により読取位置(ラインセンサ10に対向する位置)に搬送され、排出ローラ87、88により排出される。この搬送の途中で、前記読取位置においてラインセンサ10により原稿100の画像が読み取られる。
原稿100は、図4に示すように、通常のA3版やA4版等の通常原稿100からなるか、又は、地質調査図や心電図等の長尺原稿100からなる。読取手段1の読取可能な原稿100の最大のサイズは例えばA3版であり、図2に示すように、その幅は所定の値W2である。しかし、この例では、本発明に従って、読取手段1は、長尺原稿100も読み取ることができる。即ち、図4に示すように、長尺原稿100の幅W1はA3版の幅W2以下でなければならないが、その長さはA3版の長さL1よりも長くても良い。
なお、図4は、通常原稿100及び長尺原稿100と、ラインセンサ10との間の位置関係等を示す。図4において、矢印Xはラインセンサ10の長手方向、即ち、主走査方向を示し、矢印Yは原稿100の搬送方向、即ち、副走査方向を示し、矢印Xに直交する。ラインセンサ10の主走査方向の長さは、A3版の幅W2よりも長くされる。ラインセンサ10は、後述する図5等に点線E1で示すように、主走査方向において、1ライン毎、即ち、読取ライン毎に画像データを読み取る。また、実際には、読取開始のタイミングは、原稿検出センサ7のONのタイミングから図3に示す搬送路における距離dに対応するだけ遅れる。
原稿100は、通常原稿100と長尺原稿100との区別なく、図3及び図4に示すように、X方向においてセンタリングされてセットされているものとする。このセンタリングは、A3版の読取可能なスキャナにおいて、その原稿載置台81上にA4版の原稿100をセットする場合と同様に、周知の原稿センタリング機能により行われる。
即ち、原稿100は、原稿載置台81の備える原稿センタリング機能により、X方向においてセンタリングされる(中央に載置される)。このために、図2に示すように、原稿載置台81に、原稿幅の両端を定める2枚の可動ガイド811が設けられる。2枚の可動ガイド811は、センタ線CL(図2参照)を中心として線対称に、X方向に移動可能とされる。この移動において、2枚の可動ガイド811は、一方をある方向にある距離だけ移動させると、これに連動して他方が正反対の方向に等しい距離だけ移動するようにされる。オペレータは、2枚の可動ガイド811をX方向に手動で動かして、その間隔が当該(長尺)原稿100の幅となるようにすることにより、(長尺)原稿100をセンタリングする。従って、X方向において、(長尺)原稿100のおよその位置を定められる。
原稿100が通常原稿100か長尺原稿100かは、オペレータにより読み取りに先立って設定される。オペレータは、入力装置200から、例えば画像読取装置400のモード指示及びサイズ指示を入力する。入力装置200は当該モード指示及びサイズ指示をホスト300に入力する。ホスト300は、読取のリクエストと共に、当該モード指示及びサイズ指示を、各々、画像読取装置400の制御手段4に入力する。従って、制御手段4はモード指定手段及びサイズ指定手段として働く。
当該モード指定の入力に応じて、制御手段4は、読取対象の原稿100が長尺原稿100であることを指示する長尺原稿モードか、又は、通常原稿100であることを指示する通常原稿モードのいずれかを設定する。また、当該サイズ指定の入力に応じて、制御手段4は、読取対象の原稿100のサイズを設定する。
このサイズ指定は、入力装置200においては、通常原稿モードの場合には例えば版の大きさ(A3版等)により入力され、長尺原稿モードの場合には例えば具体的な長さ(W1及びL1等)により入力される。制御手段4は、指定されたサイズを用いて、主走査方向については当該サイズ(例えばW1)を読み取るべきピクセルの位置に変換し、副走査方向については当該サイズ(例えばL1)を読み取るべきラインの数に変換する。これにより、主走査方向については読取有効範囲Eが求まり、副走査方向については読取量設定値(例えばR3)が求まる。この読取有効範囲E及び読取量設定値はホスト300が求めても良い。
このサイズ指定により、図5(A)に示すように、制御手段4により長尺原稿モードが設定された場合、制御手段4は、読み取った画像データにおける読取有効範囲E1を指定する。これに応じて、読取手段1は、制御手段4により指定された読取有効範囲E1について、原稿搬送手段8により搬送中の原稿100から画像データを得る。これにより、1個の読取ラインごとに、画像データD1が得られ、画像メモリ2に書き込まれる。このために、制御手段4は、ラインセンサ10から出力された画像データを有効とする信号S1を、ラインセンサ10からの出力に同期して、図5(A)のタイミングで読取手段1に出力する。なお、図5において、点線でA3版の原稿100を参考のために示す(図6、図7、図9において同じ)。
一方、図5(B)に示すように、制御手段4により通常原稿モードが設定された場合、制御手段4は、主走査方向において読み取った画像データにおける読取有効範囲E2について、読取手段1は、原稿搬送手段8により搬送中の原稿100から読取ラインごとの画像データD2を得て、画像メモリ2に書き込む。制御手段4は、ラインセンサ10から出力された画像データを有効とする信号S2を、ラインセンサ10からの出力に同期して、図5(B)のタイミングで読取手段1に出力する。なお、図5(B)は、A3版が指定された場合、即ち、主走査方向において読み取った画像データの全域が読取有効範囲E2とされる場合を示す。
制御手段4は、長尺原稿モードが指定された場合、指定された副走査方向のサイズに基づいて、前述のように定まる読取量設定値と、転送量設定値とを設定する。両者は等しい値とされる。従って、読取量設定値及び転送量設定値は、原稿100の副走査方向のサイズを指定することにより設定され、各々、当該サイズを変換して得た読取ライン数(及び転送ライン数)とされる。
読取手段1は、原稿検出センサ7により原稿100が検出された場合、原稿搬送手段8により搬送中の原稿100から画像を読み取って、周知のシェーディング処理やガンマ補正処理等の所定の処理を行い、その結果を画像データとして画像メモリ2に書き込む。画像メモリ2は読取手段1により読み取った画像データを格納する。長尺原稿100がセットされ、長尺原稿モードが指定された場合、図5(A)を参照して説明したように、1個の読取ライン毎に、当該読取有効範囲Eの画像データが得られ、これについて所定の処理が行われ、画像メモリ2に格納される。これにより、画像データが、図6(A)に示すように、読み取られた(書き込まれた)順に、画像メモリ2に各々の読取ライン毎に格納される。
この時、読取量カウンタ5は、画像メモリ2を監視し、読取手段1による画像データの読取量をカウントし、カウント値R1を求め、これを制御手段4に送る。カウント値R1の算出には、画像メモリ2の使用量を監視する必要はない。前述のように、読取手段1は読取ライン毎に画像データを読み取り、画像メモリ2は読取ライン毎に画像データを格納する。即ち、画像データの読取及び書込が読取ライン単位で行われるので、画像メモリ2への書込の回数をカウントすればよい。制御手段4は、読取量カウンタ5のカウント値R1と読取量設定値とを比較する。
長尺原稿100の搬送が進み画像データの読取が進行すると、図6(B)の状態となる。即ち、読取量カウンタ5のカウント値がR2に達すると、転送手段3が、画像メモリ2に格納された画像データを、その先頭から順に画像メモリ2から読み出して、ホスト300に転送する。従って、この転送は当該画像データの画像メモリ2への格納から所定の時間(カウント値がR1からR2になる時間)だけ遅れて行われる。なお、この所定の時間は、ホスト300の性能に依存して定まる転送速度を考慮して、転送量Tが読取量Rを追い越さないような値とされる。このように読取処理の途中で転送処理を開始することにより、画像メモリ2の容量を大きくしなくとも済む。
この時、転送量カウンタ6は、画像メモリ2を監視し、転送手段3による画像メモリ2に格納された画像データの転送量をカウントし、カウント値T1を求め、これを制御手段4に送る。転送手段3は読取ライン毎に画像データを転送する。従って、カウント値T1の算出のために画像メモリ2を監視する必要はない。即ち、画像データの書込及び転送が読取ライン単位で行われるので、画像メモリ2からの読出の回数をカウントすればよい。制御手段4は、転送量カウンタ6のカウント値T1と転送量設定値とを比較する。
更に、長尺原稿100の搬送が進み画像データの読取が進行し、画像データの転送も進行すると、図7(A)の状態となる。即ち、読取量カウンタ5のカウント値がR3に達し、転送量カウンタ6のカウント値がT2となる。ここで、カウント値R3は読取量設定値と等しいとする。即ち、カウント値R3は例えば長さL1に相当する読取ライン数であるとする。この場合、制御手段4は、読取量カウンタ5のカウント値R3が読取量設定値に達したので、図7(A)に示すように、原稿搬送手段8を停止させる。即ち、搬送停止手段として働く。これにより、長尺原稿100の搬送は停止される。この場合でも、画像データの読取終了及び原稿搬送手段8の停止とは無関係に、転送手段3による画像データの転送は続けられる。
この後、長尺原稿100の搬送が停止した状態で画像データの転送が進行すると、図7(B)の状態となる。即ち、転送量カウンタ6のカウント値がT3となる。ここで、カウント値T3は転送量設定値と等しいとする。即ち、T3=R3であるとする。転送量カウンタ6は、原稿搬送手段8が停止させられる前及び停止させられた後において、転送手段3による画像データの転送量(カウント値T)を通算してカウントする。
制御手段4は、転送量カウンタ6のカウント値T3が転送量設定値に達したので、これを転送手段3に通知する。これに応じて、転送手段3は転送終了をホスト300に通知する。これを受信したホスト300は、必要に応じて、再び読取のリクエストを画像読取装置400の制御手段4に送信する。
制御手段4は、転送量カウンタ6のカウント値T3が転送量設定値に達したので、原稿検出センサ7が長尺原稿100を検出した状態(ONの状態)であるかどうかを調べる。カウント値R3が読取量設定値に達しているのであるから、長尺原稿モードが指定されている場合、原稿検出センサ7がONであれば、図4に示すように、通常原稿100よりも長い原稿、即ち、長尺原稿100が原稿搬送路の上にまだ存在していると考えて良い。これは、異常発生ではなく、正常な状態である。一方、通常原稿モードが指定されている場合、当該時点では、本来、図4に点線で示すように、原稿検出センサ7が原稿100を検出しない状態(OFFの状態)となるべきである。それにもかかわらず、原稿検出センサ7がONであれば、異常発生と考えて良い。例えば、紙詰まり(紙ジャム)や原稿100の二重搬送(ダブルフィード)である。
そこで、制御手段4は、長尺原稿モードにおいて、図4に示すように、原稿搬送手段8が停止させられた場合において、原稿検出センサ7がONである場合、原稿搬送手段8に原稿100の搬送を再開させる。即ち、搬送再開手段として働く。この搬送再開は、前述のように、転送手段3が画像メモリ2に格納され読み出されていない画像データを読み出してホスト300に転送した後に行われる。
このように、制御手段4は、長尺原稿モードにおいて、所定の量の画像データを読み取ったら長尺原稿100の搬送を停止させ、この後、原稿検出センサ7がONであるなら長尺原稿100の搬送を再開させる。この搬送再開時、制御手段4により、読取量カウンタ5のカウント値R及び転送量カウンタ6のカウント値Tがリセットされる。制御手段4は、長尺原稿モードにおいて、読取量カウンタ5のカウント値Rが読取量設定値に達する毎に、原稿搬送手段8に長尺原稿100の搬送を停止させる。また、この停止後、制御手段4は、長尺原稿モードにおいて、転送量カウンタ6のカウント値Tが転送量設定値に達する毎に、原稿検出センサ7がONならば、原稿搬送手段8が長尺原稿100の搬送を再開させる。
一方、制御手段4は、通常原稿モードにおいて、読取量カウンタ5のカウント値Rが読取量設定値に達した場合において、原稿検出センサ7がONである場合、異常処理を行う。例えば、制御手段4はホスト300に異常発生を通知し、また、転送手段3は、画像メモリ2に格納され読み出されていない画像データが存在する場合、これを読み出してホスト300に転送する。
以上により、画像読取装置400は、図8(A)に示すように、長尺原稿100を副走査方向において例えばA3版の長さに区切って、見かけ上の複数のページ(即ち、複数の通常原稿100)#1〜#Nの画像データを続けて読み取って、ホスト300に送信する。従って、長尺原稿100の読取処理における(副走査方向における)読取長さの制限をなくすことができる。当該画像データを受信したホスト300は、図8(B)に示すように、そのメモリ301内に各々のページ#1〜#Nの画像データを格納する。この時、ホスト300は、各々のページ#1〜#Nの画像データの間における相互の関係を意識することはないが、この一方、長尺原稿100読取のための専用のドライバソフトウェアを必要としない。この後、ホスト300は、必要に応じて、図8(C)に示すように、周知の画像処理ソフトウェアにより各々のページ#1〜#Nの画像データを連結して、画像ファイル302を得ることができる。
ところで、前述のように、長尺原稿モードが指定された場合、原稿検出センサ7がONであっても、正常な状態であるとして読取処理が続行される。従って、通常原稿モードにおける原稿検出センサ7を利用した搬送中の原稿100の紙詰まり等と同様の方法では、当該紙詰まり等を検出することができない。しかし、オペレータが目視で長尺原稿100の搬送を監視するのでは煩わしい。
そこで、本発明の画像読取装置400は、制御手段4からの依頼に応じて画像データを解析する画像解析手段9を備える。画像解析手段9は、読取手段1により読み取った画像データを解析することにより、原稿100、特に長尺原稿100の左端及び右端を検出し、これに基づいて原稿100、特に長尺原稿100が前述の読取有効範囲E(図5参照)内に存在するかを判定する。なお、読取有効範囲Eは、前述のように、指定されたサイズに基づいて、主走査方向について読み取るべきピクセルの位置により定められる。この例では、長尺原稿100の読取位置の判定処理は、長尺原稿モードが指定された場合において、制御手段4により原稿搬送手段8が停止させられた場合に行われる。なお、長尺原稿100について、原稿搬送手段8による長尺原稿100の搬送中に、その読取位置の判定処理を行っても良い。また、通常原稿100について、以下と同様にして、その読取位置の判定処理を行っても良い。
具体的には、読取手段1は、制御手段4からの指示に従って、制御手段4により原稿搬送手段8が停止させられた場合、主走査方向の全範囲(A3版の幅の全域)について、停止した長尺原稿100から画像データを読み取る。この時、ラインセンサ10は長尺原稿100の搬送を停止した時のままの位置、即ち、最後の読取ライン上に存在する。従って、当該停止した位置に対応する最後の読取ラインは、長尺原稿100の搬送中に図7(A)の状態で当該読取有効範囲Eについての画像データを得るために読み取られ、長尺原稿100の搬送停止後に図9の状態で主走査方向の全範囲についての画像データを得るために読み取られる。
読取手段1は、図9の状態での最後の読取ラインについての読取は複数回(例えば3回)行ない、図9に示すように、その各々の画像データを画像メモリ2に書き込む。この後、制御手段4は、当該画像データと共に、画像解析手段9に長尺原稿100の読取位置の判定処理を依頼する。
この依頼に応じて、画像解析手段9は、主走査方向の全範囲についての画像データに基づいて、長尺原稿100が読取有効範囲E内に存在するかを判定し、その結果を制御手段4に返す。即ち、画像解析手段9は、制御手段4から与えられた画像データの平均値を求め、当該平均値が読取有効範囲E内に存在するかを調べる。平均を求めることにより、長尺原稿100が斜行していても(図10参照)、より正確に当該判定を行なうことができる。
ここで、制御手段4から与えられた画像データの階調について考えると、図9に示すように、高階調の部分と低階調の部分とが存在するはずである。即ち、長尺原稿100に対応する位置では、当該長尺原稿100での読取光の反射によりラインセンサ10に入射する反射光が多いので高階調となり、長尺原稿100に対応しない位置では、反射光が少ないので低階調となる。これにより、閾値Sより高階調の部分が長尺原稿100の存在する部分であり、これに応じて、その左端(の変化点)及び右端(の変化点)が定まる。左端及び右端は対応するピクセルの位置として定まる。閾値Sは経験的に適切に定めることができる。
図4を参照して前述したように、長尺原稿100は、原稿載置台81の備える原稿センタリング機能により、X方向においてセンタリングされる。しかし、この原稿センタリング機能は、図2に示す2枚の可動ガイド811をその間隔が当該長尺原稿100の幅となるように動かしてセンタリングするものであり、長尺原稿100のおよその位置を定めるに過ぎない。そこで、図9に示すように、読取有効範囲Eの両端において、各々、誤差Δを考慮する。誤差Δは、原稿センタリング機能の精度を考慮して、経験的に定められ、例えば数ミリ(に相当するピクセル数)とすれば良い。
画像解析手段9は、長尺原稿100の左端及び右端(の平均値)が、誤差を考慮した読取有効範囲E+2Δの範囲内に収まっていれば、長尺原稿100が読取有効範囲E内に存在すると判定する。なお、前記2枚の可動ガイド811は、周知のように、原稿載置台81の原稿載置面に垂直に設けられ、X方向に可動とされ、一方をある方向にある距離だけ動かすと、これに連動して他方も当該移動量だけ反対方向に動く(中心線につき対称に動く)。
例えば、図10において、長尺原稿100は、本来実線で示すように、搬送方向に沿って平行に搬送されなければならない。しかし、何らかの原因で、点線で示すように、斜行してしまう場合がある。この場合、長尺原稿100は搬送方向に対して斜めに搬送されるので、次第にそのずれの量が大きくなる。このため、長さL1だけ搬送して停止することを繰り返すうちに、図10に示すように、長尺原稿100の左端及び右端は一方に偏り(上段のグラフ)、その平均値は誤差を考慮した読取有効範囲E+2Δの範囲内に収まらなくなる(下段のグラフ)。図10から判るように、当該ずれの量は大きくなる一方であり、オペレータが修正しない限り、小さくなることは無い。従って、長尺原稿100の左端及び右端が読取有効範囲E+2Δの範囲内に収まらなくなって以後、最初に搬送を停止した時点でこれを検出することができる。
制御手段4は、画像解析手段9による判定の結果、長尺原稿100が読取有効範囲E内に存在しない場合、警告信号をホスト300に出力する。即ち、警告信号を出力する警告信号出力手段として働く。警告信号を受信したホスト300は、当該警告を例えばその画面上に優先的に表示出力する。これを見たオペレータは、例えば当該長尺原稿100の紙詰まりや斜行を直して、読取再開の指示を入力装置200から入力する。これに応じて、ホスト300は読取再開のリクエストを画像読取装置400の制御手段4に送信する。このホスト300からの再開リクエストに応じて、制御手段4が、原稿搬送手段8に長尺原稿100の搬送を再開させる。読取再開の指示に代えて、読取終了の指示を入力するようにしていても良い。
なお、読取有効範囲Eは、制御手段4の指定に基づいて定めた主走査方向について読み取るべきピクセルの位置に代えて、他の方法により定めても良い。例えば、制御手段4による原稿搬送手段8の停止を繰り返す場合において、前回の原稿搬送手段8の停止時において画像解析手段9により検出された長尺原稿100の左端及び右端(の位置)に基づいて定めた値としても良い。これにより、読み取った結果に影響が出るほど極端に長尺原稿100が斜行しない限り、満足できる程度の精度で読取を継続することができる。
図11は、画像読取処理フローであり、本発明の図1に示す画像読取装置400における長尺原稿100の読取処理を示す。
制御手段4が、ホスト300からの読取のリクエストを受信したか否かを調べ(ステップS11)、当該リクエストを受信したら、その内容に基づいて、読取モードの設定(ステップS12)とライン数(読取量設定値)等の設定(ステップS13)を行う。この時、制御手段4は、読取モードとして長尺原稿100の読取を設定し、読取サイズとして副走査方向のサイズ(例えば、L1又はA3版)及び主走査方向のサイズ(例えば、実際の原稿幅W1、15cm等)を設定する。この後、原稿搬送手段8が長尺原稿100の搬送(給紙)を開始し(ステップS14)、原稿検出センサ7が長尺原稿100を検出してONとなったら(ステップS15)、これから所定のタイミングの後に、読取手段1が画像データの読取を開始し(ステップS16)、読み取った画像データを画像メモリ2に書き込む。
この後、読取手段1が画像データを読み取り画像メモリ2に書き込みつつ(ステップS17)、転送手段3が、所定の時間の経過後に、読み取った画像データを画像メモリ2からホスト300へ転送する(ステップS18)。これらと並行して、転送量カウンタ6が転送ライン数Tをカウントし(ステップS19)、読取量カウンタ5が読取ライン数Rをカウントし(ステップS110)、これらに基づいて、制御手段4が、読取ライン数Rが読取設定量に達したか否かを調べる(ステップS111)。読取設定量に達しない場合、ステップS17以下を繰り返す。
読取ライン数Rが読取設定量に達した場合、制御手段4からの指示に従って、原稿搬送手段8が原稿100の搬送を中止し(ステップS112)、転送量カウンタ6が転送ライン数Tをカウントしつつ、転送手段3が画像メモリ2に残っている画像データをホスト300に転送する(ステップS113)。なお、実際は、長尺原稿100の搬送が中止されても、画像データの転送は停止されない。即ち、ステップS112とステップS113とは並行して実行される。制御手段4は、転送ライン数Tが転送設定量に達したら、原稿検出センサ7がONか否かを調べる(ステップS114)。原稿検出センサ7がONでない場合、長尺原稿100が終了しているので、制御手段4は読取処理を終了する。原稿検出センサ7がONである場合、制御手段4は原稿100の読取位置の判定処理を行う(ステップS115)。この判定処理については、図13を参照して後述する。この後、制御手段4は、ホスト300からの読取のリクエストを受信したか否かを調べ(ステップS116)、当該リクエストを受信したら、読取量カウンタ5のカウント値R及び転送量カウンタ6のカウント値Tをリセットした上で、ステップS16以下を繰り返す。即ち、原稿100の搬送を再開して、画像データの読取を再開する。
図12は、画像読取処理フローであり、本発明の図1に示す画像読取装置400における通常の原稿100の読取処理を示す。
ステップS21〜S211を、図11のステップS11〜S111と同様に実行する。この時、ステップS22において読取モードとして通常の原稿100の読取を設定し、ステップS23において読取サイズとして例えばA3版を設定する。
ステップS211の後、制御手段4は、通常原稿100の搬送を中止することなく、原稿検出センサ7がONか否かを調べる(ステップS212)。原稿検出センサ7がONでない場合、正常に通常原稿100が搬送されているので、転送量カウンタ6が転送ライン数Tをカウントしつつ、転送手段3が画像メモリ2に残っている画像データをホスト300に転送する(ステップS213)。制御手段4は転送ライン数Tが転送設定量に達したら処理を終了する。なお、実際は、ステップS212の実行の間も、画像データの転送は停止されない。即ち、ステップS212とステップS213とは並行して実行される。原稿検出センサ7がONである場合、制御手段4が所定の異常処理を行った後(ステップS214)、ステップS213を実行する。例えば、異常処理として、制御手段4はホスト300に紙詰まり等が発生したことを通知する。これを受信したホスト300は、紙詰まり等が発生したことをその表示装置に優先的に表示出力する。この後、制御手段4は、図示はしないが、例えばホスト300からの読取のリクエストを受信したか否かを調べる。即ち、ステップS21以下を繰り返す。即ち、2枚目の通常原稿100の読取を行う。
図13は、画像読取処理フローであり、図11のステップS115における原稿100の読取位置の判定処理を示す。
制御手段4からの指示に従って、読取手段1が1ライン分の画像データを図9に示すように複数回読み込んで、画像メモリ2に書き込む(ステップS31)。この画像データを制御手段4が取得して、これと共に画像解析手段9に画像解析を依頼する。画像解析手段9は、当該画像データの階調データを2値化しこれらの平均値を求めた上で(ステップS32)、この平均した2値化データを検索することにより、長尺原稿100の左端の変化点を検出し(ステップS33)、長尺原稿100の右端の変化点を検出し(ステップS34)、この左端及び右端により定まる長尺原稿100の位置を例えばホスト300により指定された有効読取範囲Eと比較し(ステップS35)、当該長尺原稿100の位置がホスト300により指定された有効読取範囲Eから外れているか否かを調べ(ステップS36)、その結果を制御手段4に通知する。
制御手段4は、当該原稿100の位置が有効読取範囲Eから外れている場合、ホスト300へ警告信号を送信し(ステップS37)、ホスト300から終了指示を受信したか否かを調べ(ステップS38)、当該終了指示を受信したら処理を終了する。
ステップS36において、当該原稿100の位置が有効読取範囲Eから外れていない場合、制御手段4は読取処理を再開する(ステップS39)。ステップS38において、ホスト300から終了指示を受信しない場合も、制御手段4はステップS39を実行する。
以上、本発明をその実施の形態に従って説明したが、本発明は、その主旨の範囲内で種々の変形が可能である。例えば、図11においてステップS115(図13の処理)を省略するようにしても良い。また、画像メモリ2から読み出した画像データを、ホスト300に転送する前に、バッファメモリ(図示せず)に格納し、当該画像データについて2値化処理等の種々の画像処理を行って,その後にホスト300に転送するようにしても良い。更に、画像データを画像メモリ2から全て読み出した時点で、ホスト300に転送する前に、長尺原稿100の搬送を再開しても良い。また、本発明は、スキャナのような画像読取装置400やスキャナ(400)を備える画像処理装置に限らず、コピー機、ファクシミリ等の画像処理装置に適用することができる。更に、本発明は、ADF型スキャナ(画像読取装置400)がフラッドベッド型スキャナと一体に構成された複合型のスキャナにも適用することができる。
以上説明したように、本発明によれば、画像読取装置において、読取量が読取量設定値に達した場合、原稿搬送及び画像データの読み取りを停止させることにより、画像データをホストコンピュータに転送することができ、一方、原稿搬送が停止させられ、かつ、原稿が検出された場合、原稿の搬送を再開させることにより、画像データの転送後に読み取りを再開することができる。従って、複雑な構成や少ない操作の負担で、長尺原稿の読取中に画像メモリの空きがなくなることを防止することができる。これにより、原稿搬送の停止と再開とを繰り返すことにより、長尺原稿を読み取ることができる。
画像読取装置構成図である。 画像読取装置構成図である。 画像読取装置構成図である。 画像読取処理説明図である。 画像読取処理説明図である。 画像読取処理説明図である。 画像読取処理説明図である。 画像読取処理説明図である。 画像読取処理説明図である。 画像読取処理説明図である。 画像読取処理フローである。 画像読取処理フローである。 画像読取処理フローである。
符号の説明
1 読取手段
2 格納手段(画像メモリ)
3 転送手段
4 制御手段
5 読取量カウント手段(読取量カウンタ)
6 転送量カウント手段(転送量カウンタ)
7 原稿検出手段(原稿検出センサ)
8 原稿搬送手段
9 画像解析手段
100 原稿
200 入力装置
300 ホストコンピュータ(ホスト)
400 画像読取装置

Claims (13)

  1. 原稿を搬送する原稿搬送手段と、
    前記原稿搬送手段により搬送される原稿を検出する原稿検出手段と、
    前記原稿検出手段により原稿が検出された場合に前記原稿搬送手段により搬送中の原稿から画像データを読み取る読取手段と、
    前記読取手段による画像データの読取量をカウントする読取量カウント手段と、
    前記読取量カウント手段におけるカウント値が読取量設定値に達する毎に前記原稿搬送手段を停止させる搬送停止手段と、
    前記搬送停止手段により前記原稿搬送手段が停止させられた場合において、前記原稿検出手段が原稿を検出した状態である場合、前記原稿搬送手段に原稿の搬送を再開させる搬送再開手段とを備える
    ことを特徴とする画像読取装置。
  2. 当該画像読取装置が、更に、
    前記読取手段により読み取った画像データを格納する格納手段と、
    前記格納手段に格納された画像データを、当該格納から所定の時間だけ遅れて前記格納手段から読み出して転送する転送手段とを備え、
    前記搬送停止手段により前記原稿搬送手段が停止させられた後、前記転送手段が前記格納手段に格納され読み出されていない画像データを読み出して転送した後、前記搬送再開手段が前記原稿搬送手段に原稿の搬送を再開させる
    ことを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
  3. 当該画像読取装置が、更に、
    前記転送手段による前記格納手段に格納された画像データの転送量をカウントする転送量カウント手段を備え、
    前記転送量カウント手段が、前記原稿搬送手段が停止させられる前及び停止させられた後における前記転送手段による画像データの転送量を通算してカウントし、
    前記搬送再開手段が、前記原稿搬送手段が停止させられた場合、前記原稿検出手段が原稿を検出した状態であり、かつ、前記転送量カウント手段におけるカウント値が前記読取量設定値に等しく設定された転送量設定値に達する毎に、前記原稿搬送手段に原稿の搬送を再開させる
    ことを特徴とする請求項2記載の画像読取装置。
  4. 前記読取手段はラインセンサを備え、前記ラインセンサにより読取ライン毎に画像データを読み取り、
    前記格納手段は前記読取ライン毎に画像データを格納し、
    前記転送手段は前記読取ライン毎に画像データを転送し、
    前記読取量設定値は、原稿の副走査方向のサイズを指定することにより設定される読取ラインの数である
    ことを特徴とする請求項2記載の画像読取装置。
  5. 当該画像読取装置が、更に、
    読取対象の原稿が通常の原稿であるか長尺原稿であるかを指示するモード指定手段を備える
    ことを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
  6. 前記モード指定手段により前記長尺原稿を指示するモードが指定された場合において、前記原稿搬送手段の停止後に前記原稿検出手段が原稿を検出した状態である場合、前記搬送再開手段が前記原稿搬送手段に原稿の搬送を再開させる
    ことを特徴とする請求項5記載の画像読取装置。
  7. 当該画像読取装置が、更に、
    読取対象の原稿のサイズを指示するサイズ指定手段を備え、
    前記モード指定手段により前記長尺原稿を指示するモードが指定された場合、前記サイズ指定手段が、読み取った画像データにおける読取有効範囲を指定し、
    前記読取手段は、前記サイズ指定手段により指定された前記読取有効範囲について、前記原稿搬送手段により搬送中の原稿から画像データを読み取る
    ことを特徴とする請求項5記載の画像読取装置。
  8. 当該画像読取装置が、更に、
    前記読取手段により読み取った画像データを解析することにより、読取対象の原稿の左端及び右端を検出し、これに基づいて読取対象の原稿が読取有効範囲内に存在するかを判定する画像解析手段を備える
    ことを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
  9. 前記搬送停止手段により前記原稿搬送手段が停止させられた場合に、前記画像解析手段が、読取対象の原稿が前記読取有効範囲内に存在するかを判定する
    ことを特徴とする請求項8記載の画像読取装置。
  10. 当該画像読取装置が、更に、
    警告信号を出力する警告信号出力手段を備え、
    前記画像解析手段による判定の結果、読取対象の原稿が読取有効範囲内に存在しない場合、前記警告信号出力手段が前記警告信号を出力する
    ことを特徴とする請求項9記載の画像読取装置。
  11. 前記警告信号出力手段による前記警告信号の出力の後、前記搬送再開手段が前記原稿搬送手段に原稿の搬送を再開させる
    ことを特徴とする請求項10記載の画像読取装置。
  12. 当該画像読取装置が、更に、
    読取対象の原稿のサイズを指示するサイズ指定手段を備え、
    前記モード指定手段により前記長尺原稿を指示するモードが指定された場合、前記サイズ指定手段が、読み取った画像データにおける前記読取有効範囲を指定し、
    前記読取手段は、前記サイズ指定手段により指定された前記読取有効範囲について前記原稿搬送手段により搬送中の原稿から画像データを読み取り、前記搬送停止手段により前記原稿搬送手段が停止させられた場合に、主走査方向の全範囲について停止した原稿から画像データを読み取り、
    前記画像解析手段は、前記主走査方向の全範囲についての画像データに基づいて、読取対象の原稿が読取有効範囲内に存在するかを判定する
    ことを特徴とする請求項9記載の画像読取装置。
  13. 前記読取有効範囲は、前記搬送停止手段により前記原稿搬送手段が停止させられた場合において、前回の停止の際に前記画像解析手段により検出された読取対象の原稿の左端及び右端である
    ことを特徴とする請求項9記載の画像読取装置。
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