JP2005344292A - Stopper member and casement window - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、ストッパー部材および開き窓に関し、特に、開き窓を構成する枠体と障子との間に配置され、枠体に対する障子の開度を規制するストッパー部材および開き窓に関する。 The present invention relates to a stopper member and an opening window, and more particularly, to a stopper member and an opening window that are arranged between a frame body and a shoji that constitute the opening window and restrict the opening degree of the shoji with respect to the frame body.
従来、枠体に対して開閉自在に取り付けられた障子を有する開き窓には、枠体と障子との間に、枠体に対する障子の開度を規制するとともに、必要に応じて、この開度規制を解除して障子を全開させることもできるストッパー部材(ステー)が用いられている。このようなストッパー部材としては、例えば特許文献1に示すものがある。 Conventionally, an opening window having a shoji that can be opened and closed with respect to the frame body regulates the opening degree of the shoji with respect to the frame body between the frame body and the shoji, and if necessary, this opening degree. A stopper member (stay) that can release the restriction and fully open the shoji is used. An example of such a stopper member is shown in Patent Document 1.
図14は、右開き窓に取り付けられた従来のストッパー部材を示す側面図である。図14に示すように、従来のストッパー部材100は、基端部が障子102の小口部分に揺動自在に取り付けられ、かつ、先端部に係合ピン112が設けられたアーム110と、枠体101の内側に取り付けられたガイド枠120とを備えている。ガイド枠120には、係合ピン112と係合し、この係合した係合ピン112をスライド移動させるためのガイド溝122が上下方向に延びるように形成されている。ガイド溝122の下端部分における室外側(図中の右側)には、障子102を閉じた際に係合ピン112の出入りを可能にする開口部122Aが形成されている。また、ガイド枠120には、ガイド溝122に沿ってスライドして開口部122Aを開閉するシャッター部130が設けられている。
FIG. 14 is a side view showing a conventional stopper member attached to the right opening window. As shown in FIG. 14, the
上記したストッパー部材100の構成によれば、シャッター部130を操作して開口部122Aを閉じた状態で障子102を開くと、アーム110が基端部を支点として揺動しながら、その先端部に設けられた係合ピン112がガイド溝122内を上方へとスライドする。スライドした係合ピン112は、最終的にはガイド溝122の上端部分に当接し、それ以上スライドできなくなる。このように、障子102の開度は、係合ピン112のスライド範囲、つまりアーム110の揺動範囲に規制される。
According to the configuration of the
また、シャッター部130を操作して開口部122Aを開いた状態で障子102を開くと、係合ピン112が開口部122Aからガイド溝122の外部に出る。この場合は、係合ピン112とガイド溝122とが係合しないので、障子102は、アーム110による開度の規制を受けることなく大きく開くことができる。
このようなストッパー部材100によれば、シャッター部130を操作することにより、障子102の開度が規制された状態と、、障子102の開度が規制されない状態とのいずれかの状態を選択して、障子102の開閉を行うことができる。
According to such a
しかしながら、上述したストッパー部材100では、アーム110の先端部を枠体2側へ特に付勢していないため、アーム110の先端部がガイド枠120側に開いてしまうことがある。このため、障子102を閉じた際に、アーム110の先端部が枠体101などにぶつかって、障子3がスムーズに開閉できないという問題がある。
本発明の目的は、障子の開閉をスムーズに行うことができるストッパー部材および開き窓を提供することにある。
However, in the
The objective of this invention is providing the stopper member and opening window which can perform opening and closing of a shoji smoothly.
本発明は、枠体と、この枠体に対して開閉自在に取り付けられた障子とを有する開き窓における、前記枠体に対する前記障子の開度を規制するストッパー部材であって、基端部が前記障子に揺動自在に取り付けられ、先端部に係合ピンが設けられたアームと、前記枠体に取り付けられ、前記係合ピンを導入するための開口部が形成されるとともに、前記係合ピンを案内するガイド溝を有するガイド枠とを備え、前記アームは、前記障子に取り付けられるベース板と、基端部が前記ベース板に揺動自在に取り付けられたアーム本体と、前記ベース板との間に隙間を隔てるように取り付けられ、前記障子が閉じられる際に前記アーム本体を前記隙間に導入しながら前記ベース板側へ押え付ける拘束部材とを備えることを特徴とする。 The present invention is a stopper member for restricting the opening degree of the shoji with respect to the frame body in an open window having a frame body and a shoji that is attached to the frame body so as to be openable and closable. An arm swingably attached to the shoji and provided with an engagement pin at the tip, an opening attached to the frame for introducing the engagement pin is formed, and the engagement A guide frame having a guide groove for guiding a pin, and the arm includes a base plate attached to the shoji, an arm body whose base end is swingably attached to the base plate, and the base plate. And a restraining member that presses against the base plate while introducing the arm body into the gap when the shoji is closed.
本発明によれば、障子が閉じられる際に、拘束部材がアーム本体をベース板との間の隙間へ導入しながらベース板側へ押え付けるため、アーム本体がベース板側すなわち障子側に確実に押え付けられる。このため、アーム本体の先端側が開いて枠体などにぶつかることがないから、障子の開閉操作をスムーズに行うことができる。 According to the present invention, when the shoji is closed, the restraining member presses the arm main body toward the base plate while introducing the arm main body into the gap between the base plate. Pressed down. For this reason, since the front end side of an arm main body does not open and collide with a frame etc., the opening / closing operation | movement of a shoji can be performed smoothly.
ここで、前記拘束部材は、前記アーム本体を前記ベース板側へ押え込みながら、前記係合ピンが前記開口部から脱け出すような前記アーム本体の揺動を規制する規制部を有する構成を採用できる。このような構成によれば、規制部によってアーム本体をガイド枠に対して正対する位置に保持することができ、障子の操作性がより一層高まる。 Here, the restraining member employs a configuration having a restricting portion that restricts the swinging of the arm main body so that the engagement pin escapes from the opening while pressing the arm main body toward the base plate. it can. According to such a configuration, the arm main body can be held at the position facing the guide frame by the restricting portion, and the operability of the shoji is further enhanced.
本発明の開き窓は、前記ストッパー部材を備えたことを特徴とする。 The casement window of the present invention includes the stopper member.
本発明のストッパー部材および開き窓によれば、障子の開閉をスムーズに行うことができるという効果がある。 According to the stopper member and the opening window of the present invention, there is an effect that the shoji can be opened and closed smoothly.
本発明の一実施形態に係るストッパー部材について図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係るストッパー部材4が取り付けられた開き窓1を示す横断面図である。開き窓1は、図中左方に位置する図示しないヒンジを中心として、矢印Aの方向に開閉する左開き窓として構成されている。図1に示すように、開き窓1は、建物の開口部に取り付けられる枠体2と、枠体2に対してヒンジ(図示略)により開閉自在に取り付けられ、断熱材5や複層ガラス6等がはめ込まれた障子3とを備えている。本実施形態のストッパー部材4は、枠体2と障子3との間に配置され、枠体2に対する障子3の開度を規制する機能を有している。
A stopper member according to an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 is a cross-sectional view showing an open window 1 to which a
図2は、図1における開き窓1を左側から眺めた図である。
図1,図2に示すように、ストッパー部材4は、上端部が障子3の小口部分に揺動自在に取り付けられたアーム10と、枠体2の内側部分に取り付けられたガイド枠30と、ガイド枠30に対して上下方向にスライド自在に取り付けられたスライド部材としてのスライダ40と、スライダ40を上下にスライドさせるための操作つまみ50とを備えている。
FIG. 2 is a view of the casement window 1 in FIG. 1 as viewed from the left side.
As shown in FIGS. 1 and 2, the
図2に示すように、アーム10は、アーム本体12を有している。アーム本体12の上端部は、ベース板11を介して障子3に対して揺動自在に取り付けられている。アーム本体12の下端部には、係合ピン17が設けられている。
一方、ガイド枠30には、上下方向に延びるとともに下端が開放した開放部Pを有するガイド溝33Aが形成されている。ガイド溝33Aには、開放部Pから導入した係合ピン17が係合し、この係合ピン17を上下方向にスライドさせることができる。スライダ40は、操作つまみ50を上下に操作することにより、開放部Pを開閉するものである。
As shown in FIG. 2, the
On the other hand, the
従って、図2に示すように、スライダ40により開放部Pを閉じた状態で障子3を開くと、アーム本体12が基端部を支点として揺動しながら、その先端部に設けられた係合ピン17がガイド溝33A内を上方へとスライドする。スライドした係合ピン17は、最終的にはガイド溝33Aの上端部に当接し、それ以上スライドできなくなる。このように、障子3の開度は、係合ピン17のスライド範囲、つまりアーム本体12の揺動範囲に規制される。
また、スライダ40を下方に移動させて開放部Pを開いた状態で障子3を開くと、係合ピン17が開放部Pからガイド溝33Aの外部に出る。この場合は、係合ピン17とガイド溝33Aとが係合しないので、障子3はアーム本体12による開度の規制を受けることなく大きく開くことができる。
Therefore, as shown in FIG. 2, when the
Further, when the
図3は、ストッパー部材4を示す分解斜視図である。図3に示すように、アーム10と、スライダ40が取り付けられたガイド枠30とは互いに向い合うように位置している。なお、図3では、便宜上、アーム10およびガイド枠30の互いに向かい合う側の面を表面と称し、その反対側の面を裏面と称する。
図3に示すように、アーム10は、基材14を介して障子3(図2)に取り付けられた金属製のベース板11と、ベース板11の表面の上端部にピン16により揺動自在に取り付けられた例えば金属製のアーム本体12と、ベース板11の表面の下端部に固定された例えば樹脂製の拘束部材13とを備えている。ベース板11とピン16との間には、ばね15が介挿されている。このばね15は、アーム本体12の上端部をベース板11側に付勢している。なお、基材14およびベース板11が請求項のベース部材に対応する。
FIG. 3 is an exploded perspective view showing the
As shown in FIG. 3, the
アーム本体12は、ベース板11に比べて上下方向に長く、かつ幅の小さな板状に形成されている。アーム本体12の、ベース板11の下端部よりも下側となる部分には、段差12Aが形成され、ベース板11の裏面とアーム本体12の段差12Aよりも下側の部分の裏面とが、ほぼ面一となっている。アーム本体12の段差12Aよりも上側の部分には、係合孔12Xが形成されている。また、上述のようにアーム本体12の下端部には、ガイド枠30側へ突出する係合ピン17が取り付けられている。
The
拘束部材13は、ベース板11に取り付けられる規制部18と、ベース板11と隙間を隔てて対向するように規制部18から延びる押え板19と、押え板19の裏面からベース板11側へ突出する係合爪20とにより構成されている。ベース板11と押え板19との隙間にアーム本体12が導入されて収容され、アーム本体12の係合孔12Xに係合爪20が係合する。
The
ガイド枠30は、上板31と、下板32と、上板31および下板32の間をアーム10側へ膨出させてなる膨出部33とにより構成されている。上板31および下板32は、枠体2(図2)に取り付けられる。上板31の上側の両隅角部には、取付台31A,31Bがそれぞれ形成されている。図中の右側の取付台31Aには、アーム10側に突出する突起34が着脱自在に取り付けられている。なお、突起34の役割については後述する。
The
膨出部33には、上下方向に延びるとともに、下板32と膨出部33との間の段差部で下端が開放してなる開放部Pを有するガイド溝33Aが形成されている。ガイド溝33Aには、開放部Pからアーム本体12に取り付けられた係合ピン17が導入される。ガイド溝33Aに導入された係合ピン17は、ガイド溝33Aと係合し、この状態でガイド溝33Aによって案内され上下方向にスライド可能である。
The bulging
また、膨出部33の裏面には、樹脂性のばね部材36が取り付けられている。ばね部材36は、ピン37により膨出部33の裏面に取り付けるための規制部38と、規制部38から下方へ突出し、先端が二又状で両側に弾性変形可能な突出片39とにより構成されている。ガイド溝33Aの上端部へとスライドした係合ピン17から、ばね部材36に対して上向きの力が掛かかると、突出片39が弾性変形して係合ピン17と係合し、この係合ピン17をガイド溝33Aの上端部で軸支する。また、係合ピン17とばね部材36とが係合した状態で、係合ピン17に対して下向きの大きな力が加わると、突出片39が弾性変形して、係合ピン17とばね部材36との係合が解除され、係合ピン17は、ガイド溝33Aに沿って上下にスライド可能な状態に戻る。
A
下板32の表面には、スライダ40が取り付けられている。スライダ40は、ガイド溝33Aの開放部Pを開閉するための開閉部41と、開閉部41の下側に位置するガイド部43と、開閉部41およびガイド部43を接続する接続部42とにより一体的に構成されている。
A
開閉部41の上部には、アーム本体12に取り付けられた係合ピン17を収納可能な切欠き45が形成されている。また、開閉部41には、厚み方向に貫通し、上下方向に延びる長孔46が形成されている。長孔46には座金47Aを介してピン47が挿通され、ピン47は下板32に取り付けられている。開閉部41には、下板32に形成された上下2つの係合孔32A,32Bのいずれかに係合可能な係合爪48が形成されている。
ガイド部43には、上下方向に延びる溝部49が形成されている。溝部49には、枠体2に取り付けられたピン(図示略)が係合する。
A
The
このように、開閉部41に形成され上下方向に延びる長孔46にピン47が挿通され、また、ガイド部43に形成された上下方向に延びる溝部49に前記ピンが係合することにより、スライダ40は、ピン47および前記ピンによって、ガイド枠30の下板32に対して上下方向にスライド可能に取り付けられる。スライダ40を上下にスライドさせると、係合孔32A,32Bのいずれかに係合爪48が係合するため、スライダ40を、開放部Pを開放させた位置(以下、開位置という)、または、開放部Pを閉じた位置(以下、閉位置という)に保持することができる。
As described above, the
図4,図5は、ストッパー部材4を正面から見た図であり、図4は、スライダ40が閉位置にある場合を示し、図5は、スライダ40が開位置にある場合を示している。図4に示すように、スライダ40が閉位置にある場合には、ガイド枠30の下端部とスライダ40の上端部とが当接して、開放部Pがスライダ40によって塞がれる。この場合には、係合ピン17がガイド溝33A内に拘束される。
一方、図5に示すように、スライダ40が開位置にある場合には、ガイド枠30の下端部とスライダ40の上端部とが離間するため、ガイド枠30とスライダ40との間には、左右(枠体2の室内側および室外側)の略対称な位置に開口部Q1,Q2がそれぞれ形成される。このように、開口部Q1,Q2を介して開放部Pが外部と連通するため、開口部Q1,Q2を介して開放部P側に係合ピン17を出し入れすることができる。
4 and 5 are views of the
On the other hand, as shown in FIG. 5, when the
図6,図7は、操作つまみ50を示す側面図である。図6,図7に示すように、操作つまみ50は、気密材54を介して枠体2の室内側面Xに取り付けられる例えば樹脂製のつまみ本体51と、つまみ本体51の図中左面51Aにおける略中央位置に設けられた取付板52と、つまみ本体51および取付板52の上下方向への摺動を規制するピン状部材53とを備えている。
6 and 7 are side views showing the
取付板52は、枠体2に形成された上下方向に延びるスリットSを介して、スライダ40の接続部42(図3)に取り付けられている。このように、スリットS内を取付板52が上下に摺動できるため、つまみ本体51を枠体2の室内側面Xに沿って上下に摺動させると、それに伴ってスライダ40が上下にスライドする。
The
ピン状部材53は、つまみ本体51の取付板52よりも下側の位置に設けられている。図6に示す状態で、ピン状部材53の頭部53Aを操作者の指先やドライバー等の工具、専用の鍵などによって図中の左方向へと付勢しつつ回動させると、図7に示すように、ピン状部材53がつまみ本体51に係止され、これにより、ピン状部材53の先端部53Bがつまみ本体51の図中左面から突出する。この突出した先端部53BがスリットSに挿通してスリットSに係合することで、つまみ本体51の下方への摺動が規制され、これにより、スライダ40が閉位置に固定される。
The pin-shaped
また、図7に示す状態で、頭部53Aを前述とは逆の方向に回動させると、ピン状部材53とつまみ本体51との係止が解除され、図6に示すように、ピン状部材53の先端部53Bがつまみ本体51内に引っ込んで、先端部53BとスリットSとの係合が解除され、つまみ本体51の下方への摺動が可能となる。このため、操作つまみ50を上下に操作することにより、スライダ40の位置を閉位置と開位置との間で切り替えることができる。
In the state shown in FIG. 7, when the
このように、操作つまみ50とスライダ40とを連結させるためのスリットSを利用して、操作つまみ50の摺動を規制するロック機構を構成している。従って、ロック機構に用いる専用のスリットや孔などを別途形成する必要がないため、枠体2の気密性や水密性を確保できる。
また、本実施形態では、つまみ本体51の摺動を規制するピン状部材53をロック機構として設けたので、例えば、子供がいたずらで操作つまみ50を操作して障子3を全開の状態とするのを防止でき、安全性が高まる。
また、本実施形態では、ピン状部材53の進退操作を建物の外部から死角となる位置で工具や専用の鍵等を適用して行う構成を採用しているため、例えば、枠体2と障子3との隙間から手を伸ばして、外部からロック機構を解除するのを防止でき、防犯上有利である。
In this manner, a lock mechanism that restricts the sliding of the
Further, in this embodiment, the pin-
Further, in the present embodiment, a configuration is adopted in which the forward / backward operation of the pin-shaped
次に、本実施形態のストッパー部材4の作用について説明する。
図8は、障子3の開度が規制されていない状態において、障子3を開いた際のストッパー部材4を示す正面図であり、図9は、図8の側面図である。また、図10は、障子3を閉じた際のストッパー部材4を示す正面図であり、図11は、図10の側面図である。
まず、障子3の開度が規制されていない状態において、図8の矢印Bに示すように、障子3を閉じていく場合について説明する。なお、スライダ40は開位置にしておくものとする。上述のように、アーム本体12の上端部は、ばね15(図3)によってベース板11側に付勢されるものの、アーム本体12は上下に長いため、係合ピン17がガイド溝33Aに係合しない状態(障子3の開度を規制していない状態)では、図9に示すように、アーム本体12の下端部がガイド枠30側(図中右側)へと開く場合がある。この場合に、障子3を閉じていくと、図8に示すように、ガイド枠30側へ開いたアーム本体12の下端部が枠体2の室外側面Yに当接することにより、障子3の回動に伴ってアーム本体12が拘束部材13側へ矢印Cの方向へと揺動する。この揺動してきたアーム本体12は、押え板19によって、押え板19とベース板11との間の隙間に案内され、また、アーム本体12の下端部に設けられた係合ピン17は、開口部Q2から開放部P側へ入ってくる。
Next, the operation of the
FIG. 8 is a front view showing the
First, the case where the
障子3を完全に閉じると、図10に示すように、アーム本体12の図中右端部12Rが突起34に当接することで、アーム本体12の、開口部Q1側(図中の右側)への揺動が規制される。また、アーム本体12の左端部12Lが拘束部材13の規制部18に当接することで、アーム本体12の、開口部Q2側(図中の左側)への揺動が規制される。また、図11に示すように、アーム本体12の下端部は押え板19によって、押え板19とベース板11との間の隙間に導入されながらベース板11側に押え込まれる。こうして、図10に示すように、アーム本体12とガイド枠30とが正対し、係合ピン17が開放部Pの下側に位置して、係合ピン17をガイド溝33Aに導入できる状態となる。
When the
この状態で操作つまみ50を上方に摺動させると、図4に示すように、スライダ40が閉位置となって開放部Pがスライダ40によって塞がれ、係合ピン17がガイド溝33A内に拘束される。この状態で障子3を開くと、係合ピン17がガイド溝33Aに導入され、上記したように、障子3の開度はアーム本体12によって規制されることとなる。このように障子3の開度を規制した状態で、障子3を開き切ると、図4に示すように、係合ピン17は、弾性変形可能なばね部材36によってガイド溝33Aの上端部で軸支される。これにより、障子3は開状態に保持され、風等によって障子3が閉じることはない。
When the
また、障子3の開度の規制を解除したい場合には、障子3を閉じた状態で、図6に示すように、操作つまみ50のロック機構を解除した後、操作つまみ50を下方に摺動させてスライダ40を開位置とする。この状態で障子3を開くと、アーム本体12が拘束部材13に収納された状態のまま、図8に示すように、その下端部の係合ピン17が開口部Q1からガイド溝33Aの外へと出るため、アーム本体12による規制を受けることなく、障子3を大きく開放することができる。
Further, when it is desired to cancel the restriction of the opening degree of the
本実施形態のストッパー部材4によれば、ばね15によってアーム本体12の上端部をベース板11側に付勢するとともに、障子3を閉じていった際に、押え板19によってアーム本体12の下端部をベース板11側に押え付けて、ベース板11と押え板19との間の隙間に導入する構成としたので、アーム本体12の下端部がガイド枠30側へと開いていた場合であっても、障子3を閉じた際に押え板19によってアーム本体12をベース板11に確実に沿わせることができ、障子3の開閉操作をスムーズに行うことができる。
According to the
また、障子3を閉じた際に、アーム本体12の左端部12Lが拘束部材13の規制部18に当接するとともに、アーム本体12の右端部12Rが突起34に当接する構成としたので、アーム本体12をガイド枠30に正対する位置に規制することができ、係合ピン17とガイド溝33Aとの係合を確実に行うことができ、ひいては、障子3の開閉操作がより一層スムーズになる。
In addition, when the
また、ガイド枠30の両側の略対称な位置に開口部Q1,Q2を形成するとともに、係合ピン17を導入する開口部Q2とは反対側の開口部Q1から係合ピン17が脱け出すのを禁止する突起34を着脱自在に設ける構成を採用したので、例えば、本実施形態のストッパー部材4を右開き窓に取り付ける際に、突起34を左側の取付台31Bに付けかえ、かつ前記実施形態とはベース板11の表裏面を逆にして、アーム本体12や、拘束部材13、基材14を付けかえることなどにより、ストッパー部材4を開き勝手の異なる開き窓にも簡単に対応できる。このため、一つのストッパー部材4で左右あるいは上下の開き勝手に対応でき、ストッパー部材4に掛かるコストの上昇を抑えることができる。
In addition, openings Q1 and Q2 are formed at substantially symmetrical positions on both sides of the
なお、本発明は、前記実施形態には限定されない。前記実施形態では、ストッパー部材4を左開き窓1に取り付けたが、上開き窓や、下開き窓、右開き窓に取り付けてもよく、開き窓の種類は限定されない。なお、この場合には、適宜、各部材の位置を変更することにより簡単に対応できる。
In addition, this invention is not limited to the said embodiment. In the said embodiment, although the
次に、本発明の変形例について説明する。
図12は、本発明の第1変形例に係るストッパー部材200を示す正面図である。ストッパー部材200は、前記実施形態のストッパー部材4とは、スライダ40のガイド43の構成が相違している。以下、この相違点を中心に説明する。
図12に示すように、第1変形例に係るスライダ240を構成するガイド243には、上下方向に延びる溝部249が形成されている。溝部249には、枠体2(図2)に取り付けられたピン244が係合する。また、ガイド243には、溝部249の図中左側の中程の位置に開口部243Aが形成されている。開口部243Aには、枠体2に軸支された回動ピン250が挿通される。回動ピン250は、開口部243Aに挿通されるピン本体251と、ピン本体251から突出した突出片252とにより構成されている。回動ピン250は、突出片252が図中の右向きに位置する施錠位置と、突出片252が図中の下向きに位置する解錠位置との間で、図12中の矢印Dの方向に回動自在である。また、突出片252には、上下に縦長で、かつ紙面に直交する方向に貫通する貫通孔252Aが形成されている。
Next, a modified example of the present invention will be described.
FIG. 12 is a front view showing a
As shown in FIG. 12, a
このようなスライダ240において、図12に示すように回動ピン250を施錠位置にすると、回動ピン250の突出片252が溝部249側に突出するため、スライダ240を下方へスライドさせようとしても、突出片252がピン244に当接して、スライダ40の下方へのスライドが規制される。従って、スライダ240のスライドがロックされた状態となる。
一方、貫通孔252Aに棒状の工具等を差し込んで回動ピン250を解錠位置まで回転させると、突出片252が溝部249側に突出しない状態となるため、スライダ40は、回動ピン250に当接することなく、下方へのスライドすることが可能となる。従って、スライダ240のスライドのロックが解除された状態となる。
以上説明したように、第1変形例によれば、障子3を開いた状態で回動ピン250を回動させることにより、操作つまみ50を枠体2の室内側面Xに設けることなく、スライダ240すスライドがロックされた状態と、スライダ240のスライダのロックが解除された状態との切り替えを簡単に行うことができる。
In such a
On the other hand, when a rod-shaped tool or the like is inserted into the through
As described above, according to the first modification, the
図13は、本発明の第2変形例に係るストッパー部材300の操作つまみ350を示す側面図である。ストッパー部材300は、前記実施形態のストッパー部材4とは、操作つまみ350の構成が相違している。以下、この相違点を中心に説明する。
図13に示すように、第2変形例に係る操作つまみ350は、気密材356を介して枠体2の室内側面Xにビス止めされた例えば樹脂製のスペーサ353と、枠体2に対して上下方向にスライド自在に取り付けられたつまみ本体351と、つまみ本体351の図中左面に設けられた取付板52とを備えている。
FIG. 13 is a side view showing the
As shown in FIG. 13, the
つまみ本体351には、図中の左右方向に貫通する貫通孔351Aが形成されている。また、つまみ本体351の図中左面における、貫通孔351Aの上部には、スペーサ353側に突出する突起351Bが形成されている。
スペーサ353は、図中左面が枠体2に取り付けられ、かつ図中右面がつまみ本体351に当接するスペーサ本体354と、スペーサ本体354の上端から上方へ突出した突出部355とにより構成されている。突出部355には、つまみ本体351側へ、突起351Bの先端位置を超えて突出する爪部355Aが形成され、この爪部355Aの下部には、テーパ面355Bが形成されている。
The
The
従って、図13に示す状態で、つまみ本体351を下方へとスライドさせようとしても、突起351Bが突出部355の上面に当接して、操作つまみ350の下方へのスライドが規制される。従って、操作つまみ350のスライドがロックされた状態となる。
一方、貫通孔351Aに棒状の工具等を差し込んで、突出部355を枠体2側へと弾性変形させることにより、爪部355Aを突起351Bの先端部よりも図中左側まで移動させると、突起351Bと爪部355Aとが当接することなく、つまみ本体351を下方へとスライドさせることができる。従って、操作つまみ350のスライドのロックが解除された状態となる。また、このようにして下方へスライドさせたつまみ本体351を上方へスライドさせると、突起351Bが突出部355のテーパ面355Bに当接しながらスライドすることにより、突出部355が枠体2側へと弾性変形することで、突起351Bが突出部355の上側に位置するまで、つまみ本体351を操作することができる。このようにして、操作つまみ350のスライドがロックされた状態に戻ることになる。
従って、このような第2変形例によれば、操作つまみ350のスライドがロックされた状態と、スライダ240のスライドのロックが解除された状態との切り替えを簡単に行うことができる。
Therefore, even if the knob
On the other hand, by inserting a rod-shaped tool or the like into the through-
Therefore, according to the second modification, it is possible to easily switch between the state in which the slide of the
1 開き窓
2,101 枠体
3,102 障子
4,100,200,300 ストッパー部材
10,110 アーム
11 ベース板
12 アーム本体
13 拘束部材
14 基材
17,112 係合ピン
18 規制部
19 押え板
30,120 ガイド枠
P 開放部
Q1,Q2 開口部
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Opening window 2,101 Frame body 3,102 Shoji 4,100,200,300 Stopper member 10,110
Claims (3)
基端部が前記障子に揺動自在に取り付けられ、先端部に係合ピンが設けられたアームと、
前記枠体に取り付けられ、前記係合ピンを導入するための開口部が形成されるとともに、前記係合ピンを案内するガイド溝を有するガイド枠とを備え、
前記アームは、
前記障子に取り付けられるベース板と、
基端部が前記ベース板に揺動自在に取り付けられたアーム本体と、
前記ベース板との間に隙間を隔てるように取り付けられ、前記障子が閉じられる際に前記アーム本体を前記隙間に導入しながら前記ベース板側へ押え付ける拘束部材とを備えることを特徴とするストッパー部材。 A stopper member for regulating an opening degree of the shoji with respect to the frame in an open window having a frame and a shoji attached to the frame so as to be freely opened and closed,
An arm with a proximal end pivotably attached to the shoji and an engagement pin provided at the distal end;
A guide frame attached to the frame body and having an opening for introducing the engagement pin, and having a guide groove for guiding the engagement pin;
The arm is
A base plate attached to the shoji,
An arm body whose base end is swingably attached to the base plate;
A stopper provided with a gap between the base plate and a restraining member that presses the arm body toward the base plate while introducing the arm body into the gap when the shoji is closed. Element.
A casement window comprising the stopper member according to claim 1.
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